仮面の名探偵

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 19:47:11.36 ID:O86ndzOX0
仮面ライダーエグゼイド×名探偵コナン
これは阿笠「出来たぞ新一!安価スイッチじゃ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498644353/と
コナン「中の人スイッチ?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499082112/の続編となります
なお今回から一層クロスオーバー色が強くオリジナル設定も出てきたりするので苦手な方はバック推奨です
エグゼイドの時系列はタドルレガシー及びハイパームテキ登場以前です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1501498031
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/07/31(月) 19:48:38.58 ID:O86ndzOX0
最近彼女はある夢を見る

決して悪い夢ではないが不思議な夢

どの夢にも共通してるのは毎回ある仮面の戦士が現れる事

そして

灰原「貴方は……誰?」
答えは帰ってくる事なく彼女は夢から醒めるのであった
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/07/31(月) 19:52:21.46 ID:O86ndzOX0
灰原(また……あの夢)

灰原(一体何なのかしら)
そう思うと彼女は時計に目をやった
針はまだ午前4時を指している
灰原哀は工藤新一が誘拐されて以来同じ夢を何度も見る
それが自分でも何なのかはわからないものの嫌な気分はしなかった
あの夢の戦士が身近にいる人物である気がしたからだ

灰原「……だとしたら、誰なのかしら」

そんな事を考えてると再び眠気が襲う
彼女は再び眠りに落ちる
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/07/31(月) 20:00:59.55 ID:O86ndzOX0
キロ.....オキロハイバラ....

コナン「起きろって灰原!」

灰原「どうやら二度寝してしまったみたいね」

コナン「そろそろ先生が来るぜ」

宝生永夢「おはようコナン君、哀ちゃん」

コナン「おはよう宝生先生!」

永夢「ちゃんとした食事を食べされられないで悪いけど……どれでも好きな物食べて」

コナン「ありがとう先生。ほら灰原も」

灰原「…………」

コナン「ご、ごめんね先生。最近こいつ元気なくてさ」

永夢「無理もないよ……あんな事があったからさ……けど新一君も哀ちゃんの笑顔も僕が取り戻すから」

永夢「取り敢えず僕は診察があるからまた昼頃に来るよ」

コナン「うん!いってらっしゃい先生」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:08:09.86 ID:O86ndzOX0
俺達は新一が連れ去られたあの日から花家先生達に連れられて
CRという施設に泊めさせてもらっている
宝生先生は良い人だし、ポッピーピポパポとかいう変だけど元気な女の人にもよく面倒を見てもらってありがたいとは思ってる……けど

コナン「新一の奴……無事でいてくれよな」

何も出来ない自分の無力さがもどかしかった
灰原はあの日以来から俺以外の他人に心を開かなくなった
それどころが今は俺とも話す機会も減った
結局俺は何も出来ないタダの推理オタクなのか
そう思うと檀正宗という男や自分に対する怒りが湧いて来る

コナン「力が……力が欲しい」

灰原「…………」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:11:48.11 ID:O86ndzOX0
幻夢コーポレーション

正宗「来たか」

財前美智彦「久しぶりだな……檀正宗」

正宗「それにしても君も懲りずに蘇るものだな」

財前「君こそ……刑務所から出所して何やら壮大なプロジェクトを進めてるみたいじゃないか」

正宗「そんな話をしに来たわけじゃないだろ……受け取れ」

正宗は新一のデータが入ったガシャコンバグヴァイザーを差し出した

正宗「君の研究に協力しよう……ただしそれに見合った報酬を戴く」

財前「いいだろう」

二人は固い握手を交わす
それは事件の幕開けにして新たな闘いの合図であった
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:22:47.18 ID:O86ndzOX0
警視庁

高木「まさかあの新一君が……」
ちょうど警察では工藤新一の誘拐事件について捜査会議が開かれていた
東の高校生探偵という呼び名もあって新一の名は有名でありそれだけに衝撃的な事件である

「被害者は夜の○時頃、子供2人と帰宅中……」

会議は行えど中々進展しない……そんな中

「この事件、自分が担当します!」

男が起立して言った

「君が担当してくれるか泊君」

「泊君なら安心だ」

高木「えっ?えっ?」

その発言者は元特状課にして今は捜査一課のエース
泊進ノ助その人であった
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:26:53.51 ID:O86ndzOX0
会議終了後

高木「佐藤さん、あの人誰です?」

佐藤「知らないの!?高木君」

高木「えっ」

佐藤「泊刑事はあのロイミュード事件を解決して出世したエリート中のエリートよ」

高木「はぇ〜」

佐藤「それに仮面ライダーだったのよ」

高木「佐藤さん〜仮面ライダーなんて都市伝説じゃないですか〜いるわけn」

佐藤「泊刑事の場合は新聞やテレビで正体を世間にバラしてたわよ」

高木「えっ」

佐藤「もう少し世間を知りなさい、高木君」

高木「…………」ションボリ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:36:32.96 ID:O86ndzOX0
泊進ノ助「さて、どうするかな」

進ノ助「この事件に奴らが関わってるのはほぼ間違い無い」

進ノ助「だとしたら、俺1人じゃ足りないな」

進ノ助「恐らくただの警察じゃ手に負えない事件だ」

「ただの警察じゃなきゃいいのか」

進ノ助「誰だ!?」

振り返ると警察の制服を着ている男が居た
だが只者じゃないオーラが出ている
まるで別世界の人間のような……

門矢士「可愛い後輩達から頼まれててな」

士「力を貸すぜ、仮面ライダードライブ……泊進ノ助」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 20:42:22.65 ID:O86ndzOX0
某所

火野映司「どこだ?米花町って」

映司「左さん達はもう着いてるみたいだし」

「おい、あれ仮面ライダーじゃないか?」

映司「君達、ちょっといいかな」

ライドプレイヤー1「レアキャラがいたぞー!」

ライドプレイヤー2「俺が倒してやる!」

ライドプレイヤー3「いや、私が!」

映司「ちょっとちょっと!落ち着いて!」

ライドプレイヤー4「問答無用!」

映司「仕方ない……ここは」チャキ

映司「変身!」タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ! タトバ! タ・ト・バ!

オーズ「ハッ!」
現れた三色の戦士ーー仮面ライダーオーズーーは自分の手に届く命を救う為に戦う
二度とあの少女のような悲劇を繰り返さない為に

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/07/31(月) 20:49:49.86 ID:O86ndzOX0
昼 CR
永夢「コナン君、お昼持って来たよ」

コナン「あっ、先生お帰り」

永夢「ふぅ〜疲れた。あれ、哀ちゃんは?」

コナン「あいつなら引きこもってるよ」

永夢「そっか……一刻も早く新一君を連れ戻さないとな」

ポッピーピポパポ「永夢〜!緊急通報だよ〜!」

永夢「休憩時間だけど……急がなきゃ」

コナン「行くんだね先生」

永夢「うん。コナン君と哀ちゃんはここで大人しくしててね」

コナン「いってらっしゃい」

永夢「行こう!ポッピー」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 21:03:47.34 ID:O86ndzOX0
コナン「宝生先生はああ言ってたけど、ここでじっとしてらんねぇ」

コナン「新一の奴もいるかもしれないし、俺も行くか……灰原?」

灰原「…………行ってはダメ」

コナン「!」
灰原はコナンの手を掴んでいた

灰原「貴方殺されるかもしれないのよ」

コナン「手を離してくれ灰原」

灰原「私を……一人にしないで……」

コナン(俺はまた灰原に言わせてしまうのか)

コナン(一人にしないで……って)

コナン(それでも……それでも……俺は!)

灰原「なーんてね」

コナン「へ?」

灰原「危なっかしい事ばっかりする名探偵さんに釘を刺す為に今みたいな演技をしたのよ。少しは自分の身を省みると思ってね」

コナン「ったく、オメーはよ……」

灰原「繰り返し言っておくけど、無茶だけはしないでね江戸川君」

コナン「バーロ、わかってるさ」

コナン「行って来る」

灰原「いってらっしゃい」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 21:15:45.50 ID:O86ndzOX0
現場

パラド「待ってたぜ、永夢」

永夢「パラド……!」

グラファイト「仲間が大分減ってしまったんでな」

グラファイト「ここで貴様を倒す」

永夢「それはこっちの台詞だ!」マキシマムマイティx!

グラファイト「培養」

パラド「マックス大変身」パ-フェクトノックア-ウト!

永夢「マックス大変身!」マキシマムパワ-x!
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 21:39:19.11 ID:O86ndzOX0
レベル99同士の激しい戦いが繰り広げられる
だが2vs1ということもあり次第に追い詰められていくエグゼイド

エグゼイド「やっぱりこっちが不利か……」

パラドクス「終わりだ永夢」ウラワザ!

グラファイト「さらばだエグゼイド!ドドドトド紅蓮爆竜剣!」

スナイプLv50「させるか!」バンバンクリティカルファイヤ-!

ゲンムx0「ここで永夢を失うわけにはいかない……来いパラドォ!」

エグゼイド「大我さん!黎斗さん!」

パラドクス「俺の邪魔をすんなよ。白けるぜ」

「諸君、そのゲームは無効だ……」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 21:42:48.60 ID:O86ndzOX0
コナン「着いた……ここが現場だよな」

コナン「あいつは!」

クロノス「君達商品同士で勝手されては困るのだよ」

パラドクス「知るかよ、邪魔すんな!」

グラファイト「どうやらレーザーはいないみたいだな……喰らえ!」ピシュン!

クロノス「またゲムデウスウイルスか……そう焦るな今日はスペシャルゲストも呼んである」

ゲノムス「久しぶりだな……仮面ライダー共よ」

エグゼイド「お前はあの時……」

パラドクス「俺たちで倒したはずじゃ……」

ゲンム「貴様もコンテニューしたというのか、財前美智彦!」

ゲノムス「ああ、その通りだ。貴様等仮面ライダーに復讐する為に私は蘇った……より強化されてな!」

スナイプ「てめぇ……もう一回あの世に送ってやる!」キメワザ!

ゲノムス「無駄な事を」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 21:56:17.17 ID:O86ndzOX0
その瞬間ゲノムスは高速で移動しスナイプとゲンムのゲーマドライバーに触れた

大我「変身が解けただと!?」エラ-

黎斗「貴様何をしたぁ!」エラ-

ゲノムス「ゲーマドライバーに変身解除用のウイルスプログラムを流し込んだ……これでもう変身できまい」

大我「くっ……!」

エグゼイド「ならばお前を倒すまでだ!」

クロノス「おおっと、マキシマムマイティX……この少年がどうなってもいいのか?」

ゲノムスはバグヴァイザーから新一のデータを解放した
既に一部は怪人化しかけている
新一「くっそ……こんなの!」

コナン「新一!」

クロノス「ん?あの少年は」

エグゼイド「コナン君!どうして……」

コナン(しまった!)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/07/31(月) 23:13:48.23 ID:O86ndzOX0
クロノス「これはこれは……もう一人の方にも価値はある。回収させてもらおう」

大我「逃げろ!坊主!」

クロノスはコナンに向かって歩き出す
恐怖の余りその場から動き出せないコナン
その時

コナン(悪い灰原、最後まで守れなくて)フリ-ズ!

コナン「何だこれ!うわーっ!」
コナンは現れた魔法陣に吸い込まれって行った

エグゼイド「今のは……まさか」

クロノス「逃したか……興が冷めた。退くぞ財前」

ゲノムス「ああ」




操真晴人「どうやら間に合ったみたいだが……まだ本格的に行動する時じゃないか」

晴人「それまで頑張れよ、後輩」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 20:33:17.07 ID:MhG/z9ZL0
再開致します
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 20:34:47.85 ID:MhG/z9ZL0
CR

コナン「うわぁぁぁぁぁぁっ!」ボ-ン!

灰原「おかえりなさい……って貴方どこから出て来たのよ?」

コナン「突然目の前に魔法みたいなのが出てきてよ……それで……」

灰原「寝不足なんじゃないの?私も言えたことじゃないけど……ふぁーあ」
ウィ-ン
永夢「コナン君!勝手にここから動いちゃダメじゃないか!」

コナン「ごめんね、宝生先生……もしかしたら新一兄ちゃんがいるんじゃないかなって思って」

永夢「気持ちはわかるけど……」

コナン「ねぇ先生、ちょっといいかな?話があるんだけど……場所を変えてくれない?」

永夢「わかった、屋上に行こう」

コナン「あ、灰原はここにいてくれよな」

灰原「なによ、相棒に隠し事かしら?」

コナン「そんなんじゃねえから待っててくれよ……」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 20:43:04.52 ID:MhG/z9ZL0
屋上

永夢「話って何かな、コナン君?」

コナン君「適合手術ってどうやったら受けられる?」

永夢「……!何を言ってるんだ!」

コナン「知ってるよ僕、先生達は皆仮面ライダーになる為に適合手術を受けてるって」

永夢「わかってるのか!どんなに危険な事なのか!」

コナン「わかってるさ!」

永夢「!」

永夢(この子……本当に小学生なのか?)

コナン「先生……実は俺たちさ……」

コナンは自分と灰原の身の上を語った
元々自分が高校生であり、ある組織によって薬を飲まされ小さくなった事
その薬はある組織によって作られ、灰原はその組織の一員だった事
自分と新一は元々一つの存在であった事
そして自分達が親のように慕っていた阿笠博士に裏切られた事を……
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/08/01(火) 20:58:34.13 ID:MhG/z9ZL0
灰原(話っていうから気になるじゃない)

灰原(何を話してるのかしら……)

コナン「俺はアイツを守るって約束したんだ」

コナン「けど俺はあの夜の日、灰原を泣かせてしまった……そして今日も言わせてしまったんだ」

コナン「一人にしないで……と」

コナン「けどその後いつもみたいに誤魔化したんだ……なーんてねって」

灰原(……!)

コナン「今の生活以前にも灰原には色んな苦労や迷惑をかけてきた」

コナン「アイツだって元々俺と変わらない普通の人間なのに……優しい奴だから全部背負いこんで生きてたんだ」

コナン「なーんてねって言って……きっといつも本当の気持ちをしまい込んでいたんだ」

灰原(そんな……全部わかってたっていうの?)

コナン「同じ秘密を共有し合う仲間だったからかもしれない……俺は薄々灰原の事が気になっていた」

コナン「そして、新一と分裂した時に気づいたんだ」

コナン「俺は……灰原の事が好きなんだろうなって」

灰原(えっ……///)

灰原(そ、そんなの直接言いなさいよ!///)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:06:13.78 ID:MhG/z9ZL0
コナン「だから俺は力が欲しい」

コナン「大切な人達を守り抜く力が!」

永夢はコナンの言うことを一通り聞き考えた
大切な人達を守る為の力……それを手に入れるという事の意味を教えておかなければと

永夢「コナン君、僕達仮面ライダーの殆どは決して望んで力を手に入れたわけじゃないんだ」
そう言うと永夢は色々な戦士の話をし始めた

指輪の魔法で人々の希望を守る魔法使い

人類を信じ全てを背負って遠くの星へと旅立ち神となった鎧武者

事件をトップギアで解決する熱き刑事

偉人達と共に戦い心を通わせた一度死んで蘇った英雄

他にも色々な戦士の話を聞かせた……
何かを手に入れる事は何かを捨てる事
最悪の場合命を捨てる事になる
それでも君に覚悟があり最後まで戦い抜けるなら
君は力を手に入れていい
それが永夢の答えだった

コナン「俺は…………」

灰原(ドアから盗み聞きしてて……まさか彼の本当の気持ちを知る事になるなんて)

灰原(私は江戸川君の力になりたい……!その為に出来ることは……)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:09:15.31 ID:MhG/z9ZL0
幻夢コーポレーション

新一「頼む……もう殺してくれぇぇぇ!」

新一の怪人化は進む一方で止まりそうになかった

財前「ダメだ、君は私の研究の成果なのだから」

新一「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

正宗「財前、その辺にしておけ……これからのディナーが不味くなるだろう……」

正宗「この少年の監視を頼んだぞ……爆走バイク」

九条貴利矢「了解」
正宗と財前は会食へと向かった
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:13:12.34 ID:MhG/z9ZL0

新一「なぁ、アンタ……頼むよ。俺を殺してくれ」


貴利矢「一つ言っておくぜ、高校生探偵の工藤新一君」

新一「なんで俺の名前を……」

貴利矢「真実を余り追い求めるな……じゃないと自分みたいに死んじまうぜ」

貴利矢「真実はいつも一つでも、結末は一つじゃない」

新一「何言ってんだ……アンタは生きてるじゃないか」

新一「それに俺は将来探偵になって……」

貴利矢「いいのか?また大切な人を待たせちまって?」

新一「それは……!」
思えば自分の悪い癖で関係の無い事件に首を突っ込む余り俺は黒づくめの男達に襲われ蘭の元にしばらく帰ってこれなかった
こうして現にも俺は囚われてまたあいつと離れ離れになってしまっている

貴利矢「だから死ぬな……必ず助けが来る」

新一「……いいのか?そこまで言ってしまって」

貴利矢「自分もそのうち帰る予定なんだ……あいつらの元に」

新一「そうか……」

新一(何としてでも俺は生きる……そして必ず蘭の元に)

新一(蘭……)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:17:25.86 ID:MhG/z9ZL0
毛利探偵事務所

蘭「なんでよ……なんでなのよ……」

蘭「どうしてまた私の前からいなくなっちゃうのよ……」

蘭「新一……会いたいよ……」ポロポロ

蘭「神様……新一を助けて……」

彼女のその悲痛なる願いは
遥か宇宙を越えて
あの星へと届く



葛葉紘汰「今……助けてって聞こえた」

高司舞「また誰かが呼んでるんだよね、紘汰」

紘汰「また誰か苦しんで泣いているんだ……地球へ行く」

舞「気をつけてね」

紘汰「ああ、行ってくる!」ウィ-ン!

その神々しき男は頭上にクラックを作り上げた
かつてこの男は……最大の強敵にして友であった男との決着をつけ自分の故郷である地球を去った
全てを背負って

(ーーお前は……本当に強いーー)

(ーー俺に勝って手に入れた未来だ、意地でも守れ!ーー)

紘汰「ああ、守るさ……絶対にな」

紘汰「ここからは俺のステージだ!」
始まりの男ーー葛葉紘汰ーーはクラックの空間へと飛んだ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:21:17.18 ID:MhG/z9ZL0
夕方
園子「蘭……今日も来なかったね」

世良「仕方ないさ、あんな事があったんだから」

世良(よくも新一君を……許せない!)

園子「ま、こんなしんみりした話はやめてさ……そういえばどっかの高校から来たあの先生強烈だったわね」

園子「元ヤンっぽいというか今でもヤンキーというか」

世良「あ、ああ……名前は確か」

世良「如月弦太朗……」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:34:22.20 ID:MhG/z9ZL0
如月弦太朗「ああ〜疲れた〜」

如月弦太朗は天ノ川学園高校の教師であったが
この度帝丹高校に一時異動という例の無い形で転勤して来た
本人もこの町に呼ばれた気がしたと言っていたが今はそれどころでは無かった

弦太朗「そういえば昼から何も食べてねぇ……」

弦太朗「取り敢えずメシでも食うか」

弦太朗「そうだな……あの寿司屋にしよう」ガラガラ

ケビン「へいらっしゃい」

弦太朗「アンタなんかすげー親しみを感じるぜ」

ケビン「そうか」

ケビン(変わった男だ)

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:38:09.72 ID:MhG/z9ZL0
弦太朗「そうだな……まずは安い奴から……」

キャー!
外から叫び声が聞こえる

ケビン「すまないお客さん、寿司は後だ!」

弦太朗は心の中で空腹から怪人への怒りを募らせるが次に見た物で何もかもが吹き飛んだ

弦太朗「ちょっと!それ貸してくれ!」

ケビン「これの事か?」

弦太朗「なんでフォーゼドライバーがここに……?」

数ヶ月前のスイッチの効力がまだ残っていた為
フォーゼドライバーは消滅していなかった

ケビン「これ店の前に落ちてたんだよな……それフォーゼドライバーって言うのか」

弦太朗は咄嗟にフォーゼドライバーを腰に巻く
レバーと共に自らのテンションも上がってくる

3.2.1

弦太朗「変身!」
レバーを引くと共に弦太朗の体が白い強化服に包まれていく
叫ばれずにはいられない
考えるより先に声が出た

フォーゼ「宇宙キタァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga saga]:2017/08/01(火) 21:40:56.94 ID:MhG/z9ZL0
ケビン「おお、アンタがするとなんかしっくりくるな」

フォーゼ「兄ちゃん、これ幾らだ?」

ケビン「タダでいいから持って行ってくれ、そして怪人を倒して来てくれ」

フォーゼ「おおー!ありがとう兄ちゃん。ほれ!」

ケビン「おお、なんだ?」

即座にフォーゼとケビンは友情の印を交わす

フォーゼ「じゃあな!」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:44:23.31 ID:MhG/z9ZL0
キャ-!  キャ-!
ライドプレイヤーa「全然歯が立たねえ!」

ライドプレイヤーb「どうすればいいんだ……」

パラドクス「おいおい、その程度かよ白けるぜ」

フォーゼ「うおおおおおおおおりゃ!」
フォーゼがロケットモジュールで飛んで来た

パラドクス「何だお前!?」

フォーゼ「俺は仮面ライダーフォーゼ!全てのライダーとダチになる男だ!」

パラドクス「そうか……心が躍るなぁ!」
パラドクスはフォーゼに襲いかかる

フォーゼ「おい何しやがる!お前も仮面ライダーだろ!?」

パラドクス「何言ってるんだこのゲームは生き残りを賭けたゲームなんだぜ」

パラドクス「お前も楽しめよ」

フォーゼ「こうなったら……割って挿す!」マケネットオン!
フォーゼはマグネットステイツにチェンジし超電磁砲を連射する

パラドクス「この俺を……楽しませてくれよ!」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 21:49:24.70 ID:MhG/z9ZL0
フォーゼは次々とステイツチェンジするが
パラドクスLevel99の力を前に押される

フォーゼ(コズミック)「クソっ……コズミックの力が押されるなんて……」

パラドクス「楽しかったぜ……じゃあな!」
ウラワザ! パ-フェクトクリティカルノックアウトボンバ-!

w(cjx)「ダブルエクストリーム!」
突如現れたwサイクロンジョーカーエクストリームのキックがパラドクスの必殺技を相殺する
w(翔太郎)「大丈夫か、弦太朗?」

フォーゼ「左先輩、お久しぶりっす!」

w(フィリップ)「君も無茶するね……彼は上級バグスターの一人だ。僕らからしたら分が悪い……ここは退こう」

フォーゼ「了解っす!」スモ-クオン!
フォーゼは煙幕を張った

パラドクス「待て!」

パラドクス「ちっ、逃したか……白けるぜ」
パラドもまた何処かへと消えた
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage ]:2017/08/01(火) 22:18:16.13 ID:MhG/z9ZL0
某所
進ノ助「よく来てくれたな、タケル!」

天空寺タケル「お久しぶりです泊さん!」

士「お前が仮面ライダーゴースト……天空寺タケルか」

タケル「あの……この人は?」

進ノ助「仮面ライダーディケイドこと門矢士、世界を廻るライダーだ」

タケル「そうでしたか……よろしくお願いします」

士「ああ、こちらこそよろしく頼む……さて今回の件だが」

士「既にwやオーズ、フォーゼが動き出している」

士「恐らく他のライダーも一緒だろう」

タケル「そんなに先輩方が……」

士「そこで明日、進ノ助が警察の権力を持って仮面ライダークロニクルの販売差し止め及び檀正宗の逮捕に乗り出す」

タケル「ですが僕達は……」

士「俺たちは最終手段だ。檀正宗が抵抗して来た時、集まったライダーで奴を叩き潰す」

進ノ助「証拠は揃ってるし、奴は一度収監された身だ……恐らく奴を確保する事は出来ると思うが、もしもの時のためだ。頼んだぞタケル」

タケル「僕も精一杯協力させていただきます!」

進ノ助「ありがとう……ん?電話か」♪ピロピロ


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