にこ「μ'sユニット決め」花陽「ドラフト会議です!」

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1 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:21:15.17 ID:whfUQ9yRO

穂乃果「ど、どういうことなのにこちゃん…」


真姫「急にみんなを集めて何を言い出すのよ?」


にこ「なにって? 言葉の通りじゃない」


にこ「μ'sサブユニットのメンバー編成会議をするわよ!」


凛「……?」


海未「はあ……」


絵里「ハラショー、さすがにこね」


絵里「で、どういうことなの? にこ」


希(えりちもわかってないやん…)

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 10:23:00.28 ID:whfUQ9yRO

にこ「私たちμ'sは9人になって、順調に曲を出し、ライブやイベントも積み重ねてきたわ」


にこ「けれど、一流のアイドルとしては、まだ足りないものがあるのよ!」


ことり「そうかなぁ?」


にこ「そうよ、……それは、サブユニットよ!」


穂乃果「サブユニット?」


にこ「そう、9人のμ'sを、さらに、小メンバーからなるいくつかのグループに分けて、」


にこ「今度からは、小グループでもアイドルとして活動するのよ」


真姫「なにそれ、意味わかんな――」花陽「な、なななな……」


花陽「なるほど!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 10:23:33.41 ID:whfUQ9yRO

花陽「さすが、アイドルを知り尽くしたにこちゃん!」


花陽「……いえ、どうして今まで気づかなかったんでしょう。そっちの方が不思議です」


花陽「ある程度のメンバーを抱えるアイドルに、サブユニットは必須!」


花陽「お米を炊く時には、加熱の前に十分な給水時間が必須なのと同じくらい必須です!!」


凛「かよちん、目の色が変わったにゃー…」


海未「これまでのやり方で、μ'sはうまくいっていますし、本当にそんなものが必要なのでしょうか?」


希「うちも、μ'sは9人そろってμ'sやと思うけど…」


花陽「甘い甘い甘い、……酵素の働きででんぷんが糖に変わった炊き立てのお米より甘いです!」
4 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:24:54.92 ID:whfUQ9yRO

花陽「いいですか、アイドルグループにとってサブユニットの役割とは!」


花陽「ざっくりと、マンネリズムの防止新たな組み合わせによるメンバーの魅力の再確認競争の活性化…」


花陽「…グループにあった今までにない雰囲気の曲ができるし、それに、CDリリース枚数が稼げます!」


花陽「まさに、アイドルにとってもお客さんにとってもいいことづくめなんです!」


絵里「ハラショー…」


ことり「すごい気迫…」


凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」


にこ「花陽、よく言ったわ」


にこ「穂乃果、…今日は練習に取りかかるまえに、ユニットのメンバー編成会議をするわよ!」
5 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:25:38.64 ID:whfUQ9yRO

〜〜部室〜〜


花陽「というわけで、……第一回、μ'sユニット決めドラフト会議を開会します!」


穂乃果凛「いえーい!」


真姫「……早く済ませちゃいましょ」


絵里「ドラフト会議……?」


希「メンバー決めの方法やね。プロ野球で、新入団選手を振り分けるときとかに使う方法なんよ」


海未「くじで決めれば早いと思うのですが、……なぜそんな面倒な方法を?」


花陽「甘いです、海未ちゃん!」


花陽「メンバー編成はユニットの命!」
6 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:26:26.13 ID:whfUQ9yRO

花陽「あまり共通点がないメンバーが出来上がってしまっては、ユニットの魅力を打ち出すことは難しい」


花陽「かと言って、お馴染みのメンバーが集まるようでも、目新しさに欠けて困ります」


花陽「それに、グループ間で大きな戦力差がついてしまうのもまずいです」


穂乃果「考えることが多すぎてパンクしちゃうよ〜」


花陽「そこで、ドラフト会議方式です!」


花陽「μ'sの9人という人数を考えると、ユニットの規模は3人×3グループが最適です」


花陽「なので、まずはくじ引きで9人の中から、グループのオーナー役の3名を選出します」


希「ほおー」
7 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:27:30.35 ID:whfUQ9yRO

花陽「その選ばれた三名が、責任をもって、」


花陽「自分のグループに必要だと思われるメンバー、一緒に活動したいメンバーを、」


花陽「第一希望、第二希望…、と順々に挙げていくんです」


真姫「ちょっと待った! ……希望がかぶった場合はどうするのよ?」


ことり「残りのメンバーは6人しかいないし…」


にこ「人気のあるメンバーは争奪戦になっちゃうかも、……たとえば、にこにーとか☆」


真姫「それはないわね」


にこ「こら!」
8 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:28:30.14 ID:whfUQ9yRO

花陽「希望順が同じで、メンバーが被った場合は、……恨みっこなしです」


花陽「じゃんけんで勝ったほうがそのメンバーを獲得します」


海未「なるほど、……少し厳しいですが、仕方がないルールですね」


花陽「頑張って考えました! ……これで、いいユニットができるといいんだけど」


凛「きっと大丈夫だよ、かよちん」


真姫「で? 時間の無駄だし、さっさと始めちゃいましょうよ」


穂乃果「これがくじ引き? ……先ひいちゃうね!」


絵里「誰がオーナーになるか、……それも大事な要素ね」


希「うちのラッキーパワー見せたるよ!」
9 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:29:24.90 ID:whfUQ9yRO

花陽「くじ引きの結果、オーナーは、右から順に……、」


花陽「穂乃果ちゃん、絵里ちゃん、凛ちゃんということになりました!」


花陽「そして、司会進行は私小泉花陽が務めさせていただきます! せいいっぱい頑張ります!」


ことり「かよちゃん頑張れー!」


花陽「そして、解説は……、」


真姫「……」


花陽「真姫ちゃん、自己紹介自己紹介」


真姫「なんで私が解説役なのよ!」


花陽「くじ引きで決まっちゃったから仕方ないよ」


真姫「……っっ//」
10 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:29:52.82 ID:whfUQ9yRO

真姫「…解説役の西木野真姫よ」


ことり「真姫ちゃんかわいいー!」


真姫「……何よ!」


花陽「それでは、オーナーの皆さんに、開始前のインタビューです!」


花陽「スタジオリポーターの園田さん!」


海未「はい……、」


凛「緊張するにゃー…」


絵里「凛、落ち着きなさい」


穂乃果「私、何も考えられないよー!」


海未「皆さん、とても緊張しているみたいです。……スタジオは張りつめた空気です」
11 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:30:23.93 ID:whfUQ9yRO


ことり「みんながんばってー!」


穂乃果「ありがとうことりちゃん!」


穂乃果「って、ちょっと、アップで撮らないでよ希ちゃん」


希「ふふっ、穂乃果ちゃんのスマイル、きっちり収めましたー」


海未「あのー……」


花陽「どうしました? リポーターの海未ちゃん」


海未「この役目、必要ですか?」


花陽「……」


花陽「どう思われます? 解説の西木野さん」


真姫「私にフらないでよ!」
12 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:30:52.20 ID:whfUQ9yRO

にこ「あんたたちは役割があるだけいいじゃない!」


にこ「にこだけ、くじに何も書いてなかったんだけど!?」


海未「メンバーの数だけ仕事がある、というものでもありませんから……」


にこ「合わせようと思えばできたでしょ!」


花陽「そろそろ時間も押してきましたので、ドラフト会議、開会とさせていただきますっ!」


ことり「きゃー」


花陽「オーナーの皆さん、フリップボードの準備はいいですか?」


ことり「たーのーしーみー!」


ことり(……)


ことり(くじにに書いてあったことりの役目は「ガヤ担当」でした…)
13 : ◆SD63rUZ1l95T [sage]:2017/07/22(土) 10:31:45.62 ID:whfUQ9yRO

〜〜第一順〜〜


花陽「それでは、第一順ですっ」


花陽「みんな、どんなメンバーを選んでくるのでしょうか」


真姫「……そうね」


真姫「ユニット編成という趣旨に立ち戻って考えると、」


真姫「オーナーである自分と相性がよく、……かと言って『いつメン』すぎない選択が大事」


ことり「ふむふむ」


真姫「そういうドンピシャのメンバーを選ぶのは、簡単に見えて、意外と難しいわ」


真姫「言っちゃ悪いけど、それを考えると……」


花陽「オーナーの面子には不安がのこると……?」


真姫「そうね」
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