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【安価】ダンガンロンパ・アビス【オリロンパ】
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11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:23:56.31 ID:FPoiZwliO
あ、
>>10
は年腕じゃなくて年上で
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:25:31.93 ID:6d8EaAkP0
名前:千歳烏山 朔 (チトセカラスヤマ ツイタチ)
性別:女
性格:目立たず地味で物静か
容姿:目元を隠す蓬髪、眼鏡、ロングスカートのセーラー服にカーディガン
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:25:53.06 ID:TXIJP1aNO
高橋 銀次(たかはし ぎんじ)
男
終末思想的な思考を持っている突っ込みキャラ
右目の回りにタトゥーシールを貼っている、黒髪の短髪で緑のベストを白いブレザーの下に着てる
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:26:43.97 ID:QSdFgE5LO
名前 久我 奈央 くが なお
性別 女
性格 クールで冷静な人。だが頭は良くない
容姿 金髪ロングで帽子を被っている。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:26:58.30 ID:70NTGcxDO
名前 壬生 詩乃 (みぶうたの)
性別 女性
性格 無口無表情無感情
容姿 黒髪のボブカット 黒い和服を着用
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:27:25.50 ID:+kXnxfCJ0
名:加糖 甘多(かとう かんた)
性:男
性格:誰にでも優しい、純情少年
容姿:栗色のおかっぱ、背が低く、細い体
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:28:02.54 ID:n5fh+e0d0
黒政 弾(クロマサ ダン)
男
刹那的パリピ気質ではあるが基本的には常識人
ちょっとだけ筋肉質ではだけた赤いYシャツがトレードマーク
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:28:52.64 ID:J014TXDd0
名前:水城 蒼葉(みずき あおば)
性別:女
性格:ぼんやりしたマイペース女子
容姿:茶色いセミロングで、白がベースのセーラー服を着ている
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:31:02.86 ID:CaQrlWJo0
これって募集は男女比半々ですか?
とりあえず今のところは男6 女5ですね
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:49:45.31 ID:+D9zwG4gO
名前:シャルル・ローランサン
性別:男
性格:神経質で怒りっぽい(実はいい人)
容姿:長身・黒髪碧目
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 16:57:32.16 ID:giXPpxKP0
名前:京橋 ジョニー(きょうばし ー)
性別:男
性格:陽気でお調子者
容姿:筋肉モリモリ、スキンヘッド、褐色肌
22 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/21(金) 17:08:51.13 ID:PIgV6uwFO
男子は埋まりましたので、残り3人は女子となります。
のこり3人なので連投もアリにします。新しい人の方を優先しますが。
↓のこり3人
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:09:47.39 ID:6QCeyCnH0
天原 木綿(アマハラ ユウ)
女
しっかり者で度胸もある。自分が超高校級であることに対して対して自信を持てずにいる。
胸の上までの長さの髪。女子の中では真ん中くらいの身長。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:10:12.51 ID:LfAKqlzto
名前:機坂 塗絵 (きさか ぬりえ)
性別:女
性格:自称ロボット、合理性を何より追求するがうっかりもの
容姿:緑髪のお団子、ボタンのやたら着いたジャケットを着ている
25 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:10:19.95 ID:wTyUB7Y+0
名前 駒村白黒《コマムラ ハクロ》
性別 男性
性格 狂言回し、面白ければなんでもする楽観家
容姿 白い髪を一房に纏め、白色の学生服を着込んでいる。
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:11:36.67 ID:CLoVILFoO
比嘉 遊里(ひが ゆうり)
女
楽天的だが影がある
眼鏡っ子
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:17:00.38 ID:LfAKqlzto
ところで主人公は誰ですか?
28 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/21(金) 17:17:46.66 ID:PIgV6uwFO
《生徒名簿:男子》
・鷹野加威炎(タカノ カイエン)
【超高校級の家庭科部】
性格:寡黙。必要以上の馴れ合いや触れあいに忌避感を持つ
容姿:銀髪で緋眼と碧目のオッドアイ、紺のブレザーを着崩している感じで着ている
特記:主人公
・高橋一(タカハシ アイン)
【超高校級の猛獣使い】
性格:軽薄飄々とした切れ者
容姿:腰まで伸ばした黒髪を項辺りで束ねた、容姿の整った優男
・有賀無月(アリガ ムゲツ)
【超高校級の記憶力】
性格:陽気且つ豪胆
容姿:筋骨隆々、燻し銀でよく年上に間違えられる
・高橋銀次(タカハシ ギンジ)
【超高校級のエリート】
性格:終末思想的な思考を持っている突っ込みキャラ
容姿:右目の回りにタトゥーシールを貼っている。黒髪の短髪で緑のベストを白いブレザーの下に着ている
・加藤甘多(カトウ カンタ)
【超高校級のサッカー選手】
性格:誰にでも優しい、純情少年
容姿:栗色のおかっぱ、背が低く、細い体
・黒政弾(クロマサ ダン)
【超高校級の宗教家】
性格:刹那的パリピ気質ではあるが、基本的には常識人
容姿:ちょっとだけ筋肉質で、はだけた赤いYシャツがトレードマーク
・シャルル=ローランサン
【超高校級の気象予報士】
性格:神経質で怒りっぽいが、根は良い人
容姿:長身・黒髪碧目
29 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/21(金) 17:18:21.11 ID:PIgV6uwFO
>>28
に追加
・京橋ジョニー(キョウバシ ーー)
【超高校級の相続人】
性格:陽気でお調子者
容姿:筋肉モリモリ、スキンヘッド、褐色肌
30 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/21(金) 17:19:05.84 ID:PIgV6uwFO
《生徒名簿:女子》
・比嘉遊里(ヒガ ユウリ)
【超高校級の???】
性格:楽天的だが影がある
容姿:眼鏡っ子
・九十九弥生(ツクモ ヤヨイ)
【超高校級の女将】
性格:大人しく引っ込み思案
容姿:ロングストレートの髪、小柄な体格、地味目の服装
・千歳烏山朔(チトセカラスヤマ ツイタチ)
【超高校級の便利屋】
性格:目立たず地味で物静か
容姿:目元を隠す蓬髪、眼鏡、ロングスカートのセーラー服にカーディガン
・久我奈央(クガ ナオ)
【超高校級の天文学者】
性格:クールで冷静な人。だが頭は良くない
容姿:金髪ロングで帽子を被っている
・壬生詩乃(ミブ ウタノ)
【超高校級の花火職人】
性格:無口無表情無感情
容姿:黒髪のボブカット、黒い和服を着用
・水城青葉(ミズキ アオバ)
【超高校級の勝負師】
性格:ぼんやりしたマイペース女子
容姿:茶色いセミロングで、白がベースのセーラー服を着ている
・天原木綿(アマハラ ユウ)
【超高校級のサイボーグ】
性格:しっかり者で度胸もある。自分が超高校級であることに自信を持てずにいる
容姿:胸の上までの長さの髪。女子の中では真ん中くらいの身長
・機坂塗絵(キサカ ヌリエ)
【超高校級の検事】
性格:自称ロボット、合理性を何より追求するがうっかりもの
容姿:緑髪のお団子、ボタンのやたら着いたジャケットを着ている
31 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/21(金) 17:20:50.64 ID:PIgV6uwFO
安価ありがとうございました! コンマで決定した割にピッタリの才能になったキャラが多い気がする。
主人公はコンマにより【超高校級の家庭科部】鷹野君に決まりました。
少ししたら始めますので、よろしくお願いします。
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:22:52.78 ID:n5fh+e0d0
筋肉組が軒並み筋肉使わない才能で笑う
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:23:25.08 ID:LfAKqlzto
>>31
すいません書いてましたね…
期待してます
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:24:48.84 ID:CaQrlWJo0
地味に天原と機坂の相性よさそうな気がする、あと高橋が二人いる
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 17:26:06.99 ID:CLoVILFoO
慌てて書き込んだせいで容姿の情報少なくて申し訳ない
適当に補完していただいて大丈夫ですので!
36 :
全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる
[sage saga]:2017/07/21(金) 18:16:48.82 ID:R/StAlsI0
うんこを孕んで終了
ダメだったらドキ美人だらけの多聞丸相撲教室
2番目もダメだったら料簡王子須賀京太郎様清澄と阿知賀を滅却師する
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 20:11:59.73 ID:6d8EaAkP0
良く見ると女子陣の方が会話なさそうwwwwww
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 22:13:53.18 ID:JkUxCgb3o
続きまだかな
コンマで決めた割に、委員系がいない以外は推理要員も地位系の才能もメカニック系もいるし
バランスよさそうだから無事始まってほしいね
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 05:40:16.49 ID:uJEXVTRKO
エタったんだろ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 20:26:28.86 ID:C+3Wn+3do
本当に読者を馬鹿にしてるよな
[
ピーーー
]よ
41 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:01:21.96 ID:AwCdXJCiO
少し(3日)。
遅くなって申し訳ありません。プロローグの書き溜めが終わったので、投下します。
なおプロローグにて安価はありませんので、よろしくお願いします。
42 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:03:52.25 ID:AwCdXJCiO
PROLOGUE【Under the 絶望】
43 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:08:12.68 ID:AwCdXJCiO
「…………」
身体が冷たい。エアコン効き過ぎなんじゃないか、この教室…………教室?
僕……教室なんかにいたか?
「……違う」
目を開けた僕は、自分が大きくて白い部屋にいることを理解した。
少し薄暗く、肌寒い。身体が冷たかったのは、この部屋の床で寝ていたからのようだ。
「……参ったな。ここは一体…………」
こんなところに来た記憶はない……というか、さっきまで何もしていたかも覚えていない。
「……僕は鷹野加威炎。【超高校級の家庭科部】として今年から希望ヶ峰学園に入学することになっている」
・鷹野加威炎(タカノ カイエン)
【超高校級の家庭科部】
名前と経歴は覚えているが……それ以外の記憶はまったくないな。
鷹野「……記憶喪失か? 洒落にならないな…」
44 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:12:39.49 ID:AwCdXJCiO
「あっ、目が覚めたんだね」
……どうやら、この部屋には他に人がいたらしい。ツインテールで眼鏡をかけた女だ。
鷹野「……お前は誰だ」
「な、なんか高圧的だなぁ……」
「私は比嘉遊里。よろしくね」
・比嘉遊里(ヒガ ユウリ)
【超高校級の???】
比嘉「もう! 起きるの遅いよ。他の人たちは待ちくたびれて違うとこ行っちゃったよ?」
鷹野「……他にも人がいるのか?」
比嘉「うん。男子が7人、女子が7人」
比嘉「他の人たち皆『超高校級』なんだけど……もしかして君も?」
鷹野「……まぁな」
全員『超高校級』……? 『超高校級』の生徒たちが集められているということか……?
『超高校級』とは、希望ヶ峰学園に通う、とある分野にて超一流の才能を持つ高校生のことだ。
希望ヶ峰学園は『超高校級』をスカウトし、その才能を育成して『世界の希望』を創り出すことを目的にしているらしいが……まぁ、僕には関係ないな。
鷹野「…………」
こいつの反応だと……僕について知っているわけでも無さそうだし、ここがどこなのかも知らないだろうな……
……じゃあ、この部屋に用は無い。さっさと他の場所に行こう。
比嘉「それで、君の名前は?」
鷹野「……鷹野だ」
比嘉「鷹野君、か。うん、覚えた!」
比嘉「君も他の場所に行くの?」
鷹野「…………そうだ。付いて来る必要は無い」
比嘉という女……明るく振舞っているが、どことなく影を感じる。あまり同じ空間に居たくないな……
僕が比嘉から逃げるように、部屋を出た。
45 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:18:22.65 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
白い部屋の外は、細長い通路だった。通路にしては長いか……椅子のようなものも置いてあるし……
鷹野(……病院の廊下みたいだな)
鷹野「……ん? これは……」
僕の視界に入ってきたのは、壁に貼られていた一枚の地図だった。おそらく、この施設の見取り図だろう。
上から見ると……漢字の『王』みたいな形をしているんだな。さっきの部屋は、二つ目の横棒の終わりの部分に当たるのか。
加藤「あ! 目が覚めたんだな!」
どこに行こうか思案していると、一人の子供に話しかけられた。
鷹野(……ここにいるのは全員高校生のはずだよな?)
加藤「オイラは加藤甘多! 【超高校級のサッカー選手】だぞ!」
・加藤甘多(カトウ カンタ)
【超高校級のサッカー選手】
加藤「おまえ、名前は何て言うんだ?」
鷹野「……鷹野。鷹野加威炎だ」
加藤「ふーん……じゃ、加威炎だな! よろしくな!」
鷹野(……どう見ても小学生にしか見えない)
46 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:21:46.58 ID:AwCdXJCiO
鷹野「加藤。この施設を調べて何か分かったことはあるか?」
加藤「……?」
鷹野(なんで首を傾げるんだ)
加藤「オイラずっと遊んでたから……」
鷹野(使えないな……)
「この施設の情報を求めるか。なら、この機坂に聞くのがベスト」
……緑のお団子頭の女が現れた。後ろにもう一人髪の長い女もいるな。
鷹野「……お前は?」
機坂「機坂塗絵。【超高校級の検事ロボット】」
・機坂塗絵(キサカ ヌリエ)
【超高校級の検事】
検事ロボット……? 遂に裁判もロボットによって行われるようになったのか……?
47 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:23:53.38 ID:AwCdXJCiO
「あっ、この人ロボットとか言ってますけど普通に人間ですよ」
機坂「そんなことはない。機坂はれっきとしたロボット」
「いやいや……私みたいに一部が機械とかですら無いじゃないですか……」
鷹野「……お前はサイボーグか何かか?」
「あっ、はい。そうなんですよね……」
「天原木綿です。【超高校級のサイボーグ】なんて呼ばれてます」
・天原木綿(アマハラ ユウ)
【超高校級のサイボーグ】
鷹野「……希望ヶ峰にはそんな超高校級もいるのか」
天原「いや〜……一応超高校級ですけど、私なんか別にそこまですごくはないので……」
世界中にサイボーグなんて数えるほどしかいないだろうから、もっと誇っても良いと思うがな……
48 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:26:38.90 ID:AwCdXJCiO
機坂「名前を求める」
鷹野「……僕か? 鷹野加威炎だ」
機坂「なるほど……鷹野加威炎、この施設には2つの部屋が存在する。先程機坂たちが居た『ホール』、そして『備品室』だ」
機坂「左に行くと寄宿舎エリアが存在する。各個人の部屋、食堂、ランドリー、大浴場などがあった」
機坂「それと……二階に行くための階段があるが、封鎖されており上に行くことはできない。エレベーターもあるが、同様だ」
鷹野「……説明、感謝する」
天原「部屋の内装とかは自分で見た方が早いかもしれませんね。ついでに他の人たちに挨拶くらいはしておいた方が……」
鷹野「そうだろうな……それでは、失礼する」
加藤「えー加威炎ーサッカーしようぜ!」
鷹野(この状況でか?)
機坂「加藤甘多。鷹野加威炎は忙しい。機坂が相手をしよう」
加藤「ほんと!? じゃ、オイラ、ボール取ってくる!」タッタッタッ……
鷹野(行ってしまった……加藤が向かった方向に寄宿舎があるようだな)
鷹野(そうだな……まずは備品室に向かおう)
49 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:28:58.68 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
鷹野「ここか……」
荒らされたみたいに散らかっているが……埃は被っていない。手入れはされているということか?
……というか、物がありすぎだ。これじゃ必要な物を取り出すのも一苦労だろうな。
「ちょっと、そこのキミ! 動かないでくれたまえ!」
……背の高い外国人に怒られてしまった。何であんなピリピリしているんだ?
「あぁ……すまない。部屋の散らかり具合にイライラしていてな……先程の倒れていた子だね?」
「ワタシはシャルル=ローランサン。【超高校級の気象予報士】だ。よろしく頼むよ」
・シャルル=ローランサン
【超高校級の気象予報士】
シャルル「キミは?」
鷹野「鷹野加威炎だ……」
鷹野(自己紹介にも飽きてしまったな)
50 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:32:10.11 ID:AwCdXJCiO
シャルル「すまないが……片付けを手伝ってくれないかね? ワタシ一人じゃ手が回らなくてな……」
鷹野「……そこに二人いるだろう。そいつらに手伝わせたらどうだ」
シャルル「この二人は使い物にならないのだよ……!!」
「あら、酷い言い草ね。まるで私たちが無能みたいじゃない」
シャルル「この部屋が散らかったのはキミのせいだろう!!」
「……そう言えばそうだったわね」
鷹野(元々散らかってたわけじゃないのか)
「私は久我奈央。【超高校級の天文学者】よ」
・久我奈央(クガ ナオ)
【超高校級の天文学者】
久我「愛用のシルクハットを落としてしまって、拾おうとしたこんなになってしまったの……」
シャルル「それはハンチング帽だ! 断じてシルクハットではない!」
久我「あら……そうだったかしら?」
51 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:34:07.77 ID:AwCdXJCiO
「もーシャルル君ったら。そんなにガミガミしたらダメだよー」
シャルル「だったらキミも手伝いたまえよ……」イライラ
「それは、ほら、私って片付けアレルギーだから」
シャルル「そんなアレルギーは無い!!」
「あー…鷹野君、だっけ? 私は水城青葉。【超高校級の勝負師】でーす」
・水城青葉(ミズキ アオバ)
【超高校級の勝負師】
鷹野「……勝負師?」
水城「うん。簡単に言うと、賭け事でお金を稼いでいる人かなー」
水城「私はお金と言うより、警察から逃げる方が楽しいけどね」
鷹野(ロクな楽しみじゃないな)
シャルル「そうやって誤魔化すんじゃない! 手伝ってくれたまえよ!」
久我「仕方ないわね……あっ」
ガシャーン!
シャルル「キミは手伝わなくていい!!」
……この場に居たら面倒くさそうだ。さっさと移動しよう。
52 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:36:30.52 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
鷹野「ここが寄宿舎エリアか……」
『王』の字で言ったら…最後の横棒の部分だな。扉側に8つ、反対側に8つ、計16の個室があるわけか。
鷹野(まるで僕たちのために用意されているようだな……)
「…………」
鷹野「うわっ!?」
こいつ……いつの間に!? というか……前髪長すぎだろ。眼鏡かけてても髪のせいで見えないんじゃないのか?
「……鷹野さん?」
鷹野「……僕のことを知っているのか?」
「いえ、寄宿舎の鍵を預かっているから。鷹野さんのだけ残っているの」
鷹野「なるほどな……誰から預かったんだ?」
「誰からというより……食堂においてあったから、配っているだけ。私は便利屋だから」
「千歳烏山朔よ。長いだろうから千歳で良いわ」
・千歳烏山朔(チトセカラスヤマ ツイタチ)
【超高校級の便利屋】
鷹野(【超高校級の便利屋】……というわけか)
千歳「部屋は……綺麗なビジネスホテル程度のレベルかしらね。あと、他の人の話からすると、才能に関係した道具や愛用の所持品などが置いてあるみたいよ」
鷹野(所持品か……後で見てみるとしよう。何か思い出すかもしれない)
53 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:40:32.94 ID:AwCdXJCiO
「あれ? さっきの子じゃないか、目が覚めたんだね」
「おっ、ほんとだな。どうだ、調子は?」
長い髪を結んだ男と、赤いワイシャツを着た男が部屋から出てきた。
鷹野「………誰だ、お前らは」
「ボクのこと知らないの? 見た目からして同業者だと思ってたんだけどな……」
「ボクは高橋一。【超高校級の猛獣使い】だよ」
「実はもう一人ここには『高橋』がいるから……ボクのことは『アイン』って呼んでね」
・高橋一(タカハシ アイン)
【超高校級の猛獣使い】
猛獣使い……なるほど、サーカス団員か。
……僕はサーカスに所属してそうな見た目なのか?
「俺は黒政弾だ! 【超高校級の宗教家】としてスカウトされている」
「お前も俺の宗教に入信しないか?」
・黒政弾(クロマサ ダン)
【超高校級の宗教家】
鷹野「…………遠慮する」
黒政「そんな警戒すんなって。サークルみたいなもんだぞ?」
サークルやら習い事やら……そう言ったことで釣っておいて、そこからズルズルと抜けられないようにする……それが宗教だ。僕は騙されないぞ。
アイン「あーあ、怪しまれてるよ黒政ちゃん。出直した方がいい」
黒政「そうか……? まぁ、気が向いたらいつでも入信してくれよな!」
鷹野(そんな日は来ない)
54 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:42:55.45 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
3人と別れた僕は、ランドリーに向かった……が、大量の洗濯機を見つけただけだった。こんなにたくさんいるのか?
横には大浴場なるところがあった。千歳の話だと、部屋に湯船は無いらしいからな……ここに入ることになるんだろう。
鷹野「……いや、何で僕はここで生活するのを前提にしているんだ」
鷹野「どんな場所からも分からないのに入浴するなんて……あり得ないな」
「……………」
鷹野「うおっ!?」
鷹野(……ここには気配を消す女が多いな! 黒い和服姿の女か…髪が濡れている……)
鷹野「……風呂に入ったのか?」
「…………」コクッ
鷹野(マジか)
「……名前は?」
「………………………………」
「壬生詩乃。【超高校級の花火職人】」
・壬生詩乃(ミブ ウタノ)
【超高校級の花火職人】
「…………」ゴクゴク…
フルーツ牛乳を飲んでいる……呑気すぎるだろ……
というよりは……この状況に対して何も感じていないのか……?
55 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:44:57.86 ID:AwCdXJCiO
「いやー、サッパリしたな! ハッハッハッ!」
鷹野(……まさかもう一人いるとは)
鷹野(ボクサーが履いているような半ズボン……上半身裸……運動系の才能か?)
「ん? どうした?」
「あー、やっぱり私服でサウナに入るのはマズかったか?」
サウナに入っていたのか。結局呑気には違いないが。
というか……それが私服? その格好で出歩いたら不審者だぞ?
鷹野「……自己紹介してくれ。僕は鷹野加威炎。【超高校級の家庭科部】だ」
「ほう、自己紹介か!」
「俺は京橋ジョニー! 【超高校級の相続人】だ!」
・京橋ジョニー(キョウバシ ーー)
【超高校級の相続人】
鷹野「超高校級の……なんだって?」
京橋「相続人だ、相続人。遺産相続人」
鷹野「………………そうか」
希望ヶ峰学園……どういう基準でスカウトしているんだ。
壬生「…………」ゴクゴク
56 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:46:15.69 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
最後は……食堂か。かなり広いな。厨房もついているらしい……僕は料理が得意、だったはずだから利用してみるか。
「く、くううううううううう………!!」
「噴ッ……我に勝とうなど百万年早いわ!」
……白いブレザーの男と筋肉隆々の男が腕相撲をしている。何故だ。
「あ、あの……宜しければ、お茶など如何でしょうか」
鷹野「……頂こう。お前、名前は?」
「つ、九十九弥生と申します。【超高校級の女将】をやらせていただいております…」
・九十九弥生(ツクモ ヤヨイ)
【超高校級の女将】
鷹野「…………」ズズッ…
鷹野(……美味い茶だ)
57 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:49:06.91 ID:AwCdXJCiO
鷹野「……そこの二人は何をやっているんだ?」
九十九「暇だから力試しをしているそうです…」
……超高校級の生徒には呑気なヤツが多いのか? いや、肝が座っていると言うべき、か?
「無ッ……? 新たな人間であるな」
「我は【超高校級の記憶力】、有賀無月。よろしく頼むぞ!」
・有賀無月(アリガ ムゲツ)
【超高校級の記憶力】
鷹野「記憶力……?」
「コイツは見たもの全てを正確に記憶する能力を持ってるんだと。まー便利な才能だよな」
それはかなりすごいな……僕もそんな才能を持っていれば記憶喪失にならずに済んだかもしれないな。
58 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:50:21.18 ID:AwCdXJCiO
「オレは高橋銀次。【超高校級のエリート】だ」
「ここにゃもう一人『高橋』がいるからな、オレのことは『銀次』って呼んでくれや」
・高橋銀次(タカハシ ギンジ)
【超高校級のエリート】
銀次「ちなみにオレの才能は、能力が優秀すぎて既に人生の成功者って意味のエリートだ」
鷹野(何を言っているんだ)
銀次「別にわざわざ希望ヶ峰に入らなくても良かったんだけど……やっぱり超高校級ブランドってのはすごいからな、貰ってやることにした」
嫌味な感じは無いが……かなりの自信家だな。
有賀「不無ッ……しかし、我に腕相撲で勝つことはできんようだな!」
銀次「あたりめーだろうが! ボディービルダーみたいなヤツに勝ててたまるか!」
鷹野(…………結局、ここがどこなのか分からなかったな)
鷹野(僕の情報も無いし……これからどうするか……)
59 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:51:18.53 ID:AwCdXJCiO
ピンポンパンポーン
『あー、あー。マイクテスティング、マイクテスティング』
『えー、オマエラ! 聞こえる? 聞こえてるよね、どうせ』
『ギャルゲーの導入みたいなことしてるの邪魔して悪いんだけどさ、説明会やるから』
『さっき居たホールにすぐさま集まってね! 40秒ぐらいで来いよな!』
ブツン!
60 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:53:38.92 ID:AwCdXJCiO
鷹野「…………」
なんだ、今のは。
明るく、コミカルな語り口調だが……その奥に、悪意というか敵意というか……とにかく何とも言えない恐怖を感じさせる声だった。
説明会って……一体どういう意味だ?
…………しかし、今のところ全く手がかりがない。
鷹野「……行くしか、ないか」
61 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:54:57.08 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
「遅いよ! 3分待ったよ!」
ホールに向かうと、そこに居たのは……
鷹野「…………ぬいぐるみ?」
黒と白で構成されたクマのぬいぐるみが、ちょこまかと動いていた。何だか間抜けだな……
シャルル「な、何だね、キミは!」
「えっ、知らないの!? ハリウッドスターより有名なボクのことを!?」
有賀「我が知らないのだから無名だろう」
「ショボーン…………」
水城「どことなく口元が数字の3を90°傾けた形になってるね」
京橋「ハッハッハッ! まっ、そんなに気を落とすなよ! これから知ってもらえばいいだろ?」
「うるさいうるさい! まったく……ボクも自己紹介すればいいんでしょ!」
鷹野(なんでキレてるんだ)
62 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:57:09.37 ID:AwCdXJCiO
「ボクはモノクマ。この『希望ヶ峰学園分校』の責任者だよ!」
「この場所ではボクは学園長だからね、敬って媚びへつらえよな!」
・モノクマ
【希望ヶ峰学園分校の責任者】
希望ヶ丘分校? ぬいぐるみが責任者? 一体どうなっているんだ?
黒政「ロボットが学園長って……そんなことあるのか!?」
機坂「可能性はゼロではない。機坂もロボットの身でありながら検事をしている」
モノクマ「失礼な! ボクはロボットじゃなくてクマなんだクマー!」
加藤「うーん……モノクマはロボットなの? クマなの? どっち?」
久我「そうね…………おそらくクマよ。それも新種」
銀次「いや騙されんなよ! どう考えてもロボットだろうが!」
アイン「…………それで? キミはどうやら希望ヶ峰学園側の人間らしいけど、ボクらをここに閉じ込めてどうするつもりなんだい?」
天原「それに、ここはどこなんですか? きちんと説明してくれないと困ります」
モノクマ「やれやれ……これだからゆとりは……自分で考えることはできないの?」
壬生「…………」ゴクゴク
京橋「ハッハッハッ! 壬生はフルーツ牛乳が好きなんだな!」
モノクマ「…………」
鷹野「……さっさと説明しろ」
モノクマ「ハァ……分かったよ。しょうがないなぁ……」
63 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:59:16.89 ID:AwCdXJCiO
モノクマ「オマエラは希望ヶ峰学園に通う超高校級……『世界の希望』なワケ」
モノクマ「だから……希望ヶ峰学園はオマエラをここに隔離し、世界中の脅威から守ることにしたんだ」
…………は?
アイン「それは……ボクらを誘拐して監禁しているってことかな?」
モノクマ「それは違うよ! オマエラにはここで永遠に共同生活を送ってもらうだけだよ!」
…………こいつ……何を言っている……?
モノクマ「衣食住の心配は無いからそんなに不安がらなくても……」
黒政「い、いやいや! そこじゃないだろう!?」
久我「星が見られないのは困るわ……」
加藤「オイラだって試合があるぞ! ここから出せ!」
モノクマ「もうっ……クレームが多いなぁ……オマエラは【超高校級のクレーマー】かなんかなの?」
モノクマ「まぁ……どうして出たいなら方法はあるよ」
比嘉「それは……何?」
64 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 17:59:55.42 ID:AwCdXJCiO
モノクマ「……コロシアイだよ」
モノクマ「殴殺絞殺刺殺銃殺撃殺毒殺自殺呪殺……殺すのなら何でもあり」
モノクマ「誰かを殺すことで、オマエラはここから出る権利を獲得できるんだよ」
65 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:01:53.11 ID:AwCdXJCiO
…………沈黙が、部屋を支配した。
コロシアイ……コロシアイだって? まったく意味が分からない。
理解できない……理解できないが、モノクマが本気で言っていることは分かった。僕たちに向けられた明確な殺意…………それを感じているから、僕たちは黙っているんだろう。
モノクマ「……一応言っておくけど、コロシアイ以外でここから出る方法はないからね」
そう言うと、モノクマはどこかからかボタンを取り出し、押した。
ゴゴゴ……という音と共に、ホールの壁が開いていく。
……壁、というか、外壁が開いているらしい。目の前に大きな窓が生まれ…………そこから見えるのは……
鷹野「…………?」
砂浜。そして遠くは真っ暗で何も見えない……
銀次「……おい。まさか、ここって…………」
モノクマ「お察しの通りさ」
モノクマ「ここはとある海溝の底の底……海底にある施設だよ」
鷹野「…………ッ!?!」
海底って…………そんな、馬鹿な……!?
モノクマ「分かったでしょ? オマエラは、コロシアイをするしかないんだよ」
……希望ヶ峰学園には『希望』という言葉がどうしても付いて回る。だが……今の僕は……僕たちは……
…………絶望しか感じていない。
66 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:02:56.08 ID:AwCdXJCiO
PROLOGUE【Under the 絶望】END
生存メンバー:16人
67 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:03:53.96 ID:AwCdXJCiO
CHAPTER1【絶望二万マイル】
68 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:06:21.68 ID:AwCdXJCiO
モノクマが去った後……口火を切ったのは比嘉だった。
比嘉「コロシアイなんて……ダメだよ」
有賀「……当然だろう」
九十九「で、でも……これからどうすれば……」
機坂「何もしない。それが最善」
鷹野「……何故だ?」
機坂「モノクマが本当に希望ヶ峰学園の人間だった場合。希望ヶ峰学園は政府のバックアップもあるから、機坂たち一高校生が逆らうのは得策ではない」
機坂「モノクマが希望ヶ峰学園の人間で無かった場合。本当の希望ヶ峰学園の関係者が黙っていない。機坂たちをすぐさま救助する」
機坂「よって、どの場合であっても機坂たちはジタバタしないことが一番にやるべきこと。脱出の兆しは自ずと表れる」
機坂「……コロシアイなんてくだらないことする必要は無い」
千歳「何もしない……ここで共同生活をするということ?」
機坂「そう。他に手はない」
アイン「まっ……その通りではあるね」
天原「じゃあ……朝ご飯と夜ご飯は一緒に食べません? 全員で情報共有というか、気持ちを確かめ合う場は必要だと思います」
水城「うん、悪くないんじゃないかな?」
京橋「飯は一体誰が作るんだ?」
機坂「鷹野加威炎だ。【超高校級の家庭科部】は適任だろう」
鷹野「えっ」
…………非常に面倒だ。だが……その会に参加しないわけにもいかないよな……僕だけ情報に差があるのは困る。
鷹野「……………………分かった」
銀次「めっちゃ考えたな」
機坂「それでは、解散」
……一人、また一人と部屋に帰っていく。
僕も部屋に戻ろう。
69 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:07:32.51 ID:AwCdXJCiO
−−−−−−−−−−−−−−−
鷹野「はぁ…………」
まったく訳が分からない……
記憶喪失。閉じ込められた海底施設。そして、コロシアイ。
鷹野(………目が覚めたら自分の部屋だったりしないかな)
……その場合、僕は記憶を取り戻しているだろうか?
鷹野「………ん? なんだこれは」
それはタブレットだった。裏にモノクマの顔が刻まれている……不愉快だ。
『これはモノパッド! 生徒のプロフィールや施設の地図、ルールなどを見ることができるよ!』
鷹野「うわっ」
急に文字が……使おうとしたら出る仕組みなのだろうか。
鷹野「……比嘉の才能……【超高校級の???】になっている……何故だ?」
意味が分からないことが増えたな……ともかく、この施設のルールとやらを把握しておくか。
70 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:08:56.18 ID:AwCdXJCiO
《学園長とのお約束》
・希望ヶ峰分校での共同生活に期限はありません。いつまでも楽しく暮らしましょう。
・もし施設内で殺人が起きた場合、一定の時間の後、全員参加の学級裁判が行われます。
・学級裁判で正しいクロを指摘できれば、クロだけが『おしおき』され、指摘できなければ、クロ以外の全員が『おしおき』されます。
・クロが勝利した場合は『卒業』となり、希望ヶ峰分校から出る権利を与えられます。
・夜10時から朝8時までは『夜時間』であり、閉鎖される部屋があるので注意してください。
・学園長ことモノクマへの暴力、監視カメラの破壊は固く禁じられています。
・モノパッドは貴重品なので壊さないでください。
・希望ヶ峰分校について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
・以上のルールを破った場合は『おしおき』です。
・なお、学園長の都合によりルールは順次増える可能性があります。
71 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:10:11.48 ID:AwCdXJCiO
鷹野「…………」
全体的にふざけた文面だ……だが、この『おしおき』とやら……おそらく……
鷹野「……処刑、か」
悪趣味な……
……というか、個室の中にも監視カメラがあるのか。実に不愉快だ…………
鷹野(そう言えば……千歳が所持品があると言っていたな)
探してみると……裁縫道具やエプロンが出てきた。明らかに新品だなこれは……
鷹野「……寝るか」
とりあえず、明日は8時までに食堂に行けば問題ないだろう……
72 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:11:55.23 ID:AwCdXJCiO
【コロシアイ共同生活1日目】
−−−−−−−−−−−−−−−
8時に食堂に向かった僕は、一番乗りだったらしい機坂から「食堂が『夜時間』に閉まる部屋であること」「食料庫には毎日食材が追加されること」「壬生がフルーツ牛乳を飲み過ぎていること」を聞いた。
……最後のは非常にどうでもいいが、前二つは重要だな、覚えておこう。
それと、大浴場に入る際は名簿に名前を書くことになったらしい。混浴を防ぐためのようだ。
……まぁ、少人数しかいないこの状況でノゾキなんてしたら、袋叩きにあうだろうから……そんなヤツはいないと思うがな。
73 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/24(月) 18:14:49.61 ID:AwCdXJCiO
以上が書き溜め分です。それでは、自由行動に入ります。
自由行動は、↓3で一人につき二キャラまで選択してもらい、そこで選ばれたキャラとのイベントを発生させるかたちにします。途中で安価もあります。
重複した場合は、そのキャラとより交流するということになります。
ちなみにモノモノマシーンはありません。
↓3 一人二キャラまで。
>>28-30
から選択してください。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 18:16:02.44 ID:iwkwKm4do
壬生 九十九
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 18:16:26.98 ID:z0ZZovTto
機坂 天原
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 18:18:09.58 ID:BTwna9DDO
加藤 千歳山
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 22:43:39.99 ID:RNcHukol0
今更だけどサッカー選手の名前、加藤じゃなくて加糖だよ
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 12:52:54.78 ID:8/iXSfAVO
乙乙、書き溜め型なのかな
女子が物静かなキャラ多いからか、男子は明るいキャラ多めね
主人公のオッドアイって田中的なアレなのか地なのか気になる
79 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:03:55.32 ID:ywOaqM0EO
筆が遅くて申し訳ない。更新はゆっくりですが、完結までお付き合い頂ければ幸いです。
>>77
本当だ、ご指摘ありがとうございます。
>>78
オッドアイ、髪色共に地です。
それでは始めます。
80 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:09:44.09 ID:ywOaqM0EO
【自由行動1】
加糖「なぁ! サッカーやろうぜ!!」
朝食の後片付けをしていた僕は、加糖に昨日と同じ提案をされた。
鷹野「……断る」
お前と楽しくサッカーをしてやる義理はないからな。
機坂「そんな冷たいことを言うものじゃない。機坂からもお願いする」
鷹野(お前またサッカーするのか)
機坂「鷹野加威炎だって本当はサッカーをしたいはずだ」
鷹野(そんなわけあるか)
機坂「鷹野ーサッカーやろうぜー」
鷹野(棒読みやめろ)
天原「鷹野さん……私からもお願いします」
鷹野「……お前もやるのか」
天原「巻き込まれちゃって」
天原「……ちょっとでもやった方が良いと思いますよ。私、機坂さんに脅されて仕方なくやってるんです」ボソッ
鷹野「……何だと?」
天原「サッカーしないと冤罪で終身刑にするぞ、って」
鷹野(職権乱用じゃないか! 最悪だな!)
鷹野「チッ……分かったよ。少しだけだぞ」
加糖「やったー!!!」
サッカーか……面倒だが、自分の運動能力を知る機会にはなるな。
↓1 コンマ判定。鷹野の運動能力。コンマが高いほど運動できる。
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:11:33.90 ID:MF95aJKMO
あ
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:15:23.64 ID:PuBONoGSO
一桁にしろ二桁にしろ高っ!
83 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:31:14.35 ID:ywOaqM0EO
90:加糖についていけるレベル
−−−−−−−−−−−−−−−
鷹野「ハァ……ハァ……」
加糖「加威炎……おまえなかなかやるな!」
機坂「……驚いた。【超高校級のサッカー選手】についていけるなんて」
天原「鷹野さん……運動できるんですねぇ……」
鷹野「お前ら……僕が運動できないイメージだったのか」
機坂「当然」
鷹野「即答かよ……」
…………まぁ、僕もこんなに運動できるとは思わなかったが。
加糖「またサッカーやろうな! なっ!!」
鷹野「…………考えとく」
身体を動かすのは嫌いじゃないみたいだからな……
【加藤甘多の好感度が大きくあがりました!】
【天原木綿、機坂塗絵の好感度があがりました!】
84 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:37:56.10 ID:ywOaqM0EO
【自由行動2】
……疲れた…………早く部屋に戻ろう……
鷹野「…………?」
あれは……壬生に、千歳か? 備品室で何をしているんだ?
壬生「………!」タッタッタッ
壬生「……」グイッ
鷹野「えっ」
鷹野「おい……壬生……! 引っ張るな……!」
−−−−−−−−−−−−−−−
……備品室に連れ込まれた。
千歳「あら……壬生さん、結構大胆なのね」
壬生「…………」
壬生「鷹野。花火。手伝え」
……そう言うと、壬生は部屋を漁り始めた。シャルルのやつ、片付けるのを諦めたな?
鷹野「…………何故僕がここに」
千歳「……壬生さん、花火を探しているらしいの」
鷹野「花火?」
千歳「えぇ、私にも依頼に来たから。貴方にも手伝ってほしいんじゃない?」
鷹野(一人で探してくれよ……)
千歳「さっさと見つけてしまいましょう?」
壬生「…………」コクコクッ
休みたいんだがな…………
↓2 花火を見つけたのは誰?
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:40:47.80 ID:MF95aJKMO
アイン
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:41:03.81 ID:9c0tCawco
鷹野
87 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:56:19.95 ID:ywOaqM0EO
鷹野「…………あっ」
あった……しかも大量に。
鷹野「……おい。あったーー」
壬生「!!」バシュ!!
鷹野「」
乱暴に奪い取られた。そんな無表情で奪われると怖いんだが。
壬生「感謝」タッタッタッ……
鷹野「…………」
……行ってしまった。
千歳「喜んでくれたみたいね」
鷹野「…………」
どうだか……あいつ、感情がまったく見えないからな……
【壬生詩乃、千歳烏山朔の好感度があがりました!】
88 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 16:58:04.00 ID:ywOaqM0EO
【自由行動3】
鷹野「……はぁ」
結局あまり休めずに夕食の仕込みをすることになってしまった。
鷹野(…………料理の仕方は身体が覚えているようだ。何だか変な感じだな……)
九十九「あ、あの……」
鷹野「……何か用か」
九十九「え、えぇっと……その……」
鷹野「…………要件があるなら早く済ませてくれ。僕は忙しいんだ」
九十九「あっ、は、はい…………」
九十九「りょ、料理を、教えていただきたくて………」
九十九「あ、で、でも、邪魔をしようとかそういうつもりは無くて! 隣で見ていても宜しいでしょうか……?」
鷹野「…………好きにしろ」
九十九「あ、ありがとうございます……!」
九十九「…………今日は何を作るんですか?」
鷹野(料理教室の先生か、僕は)
鷹野「そうだな……」
↓2 鷹野が作っている料理は?
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 17:02:03.84 ID:T3RE4svao
カレイの煮付け
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 17:08:28.17 ID:ojHkC1hDO
上
91 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 17:21:30.91 ID:ywOaqM0EO
鷹野「……カレイの煮付けだ」
九十九「へぇ……美味しそうですね」
九十九「人数分用意されてるんですか……」
鷹野「当たり前だ。それが僕の役割だからな」
九十九「役割…………」
九十九「わ、私も何か手伝いましょうか……?」
鷹野「必要ない。邪魔しないと自分で言ったばかりだろう」
九十九「す、すいません……」
鷹野「…………そこの、もう使わない食器を洗ってくれ」
九十九「! ……は、はい…………!」
鷹野(…………参ったな)
【九十九弥生の好感度があがりました!】
92 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 17:30:55.92 ID:ywOaqM0EO
【加糖甘多 好感度イベント1】
加糖「なぁなぁ、加威炎もサッカーやってたのか?」
鷹野(記憶が無いことを説明するのは面倒だな……)
鷹野「いや、初めてだ」
加糖「えー! こんなに楽しいスポーツやったことないの!?」
鷹野「…………あぁ」
加糖「もったいないぞ! サッカーは最高なんだ!」
鷹野「……本当にサッカーが好きなんだな」
加糖「もちろん!」
加糖「オイラ、サッカーが大好きだから希望ヶ峰に入ったんだ! この学校だったらサッカーばっかりやってても怒られないからな!」
鷹野(サッカーがやりたいから希望ヶ峰学園に入った……簡単に言っているが、ここに入学するのは狭き門なんてレベルじゃない)
鷹野(それだけスゴイ才能ってことか…………)
『サッカーをするために希望ヶ峰学園に入学したと豪語する加糖。
彼の才能は、サッカーを愛しているが故に育ってきたようだ。』
93 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 17:33:07.58 ID:ywOaqM0EO
【イベント】
鷹野「さて、部屋に……」
鷹野「……?」
高橋……いや、アインと比嘉、有賀が話し込んでいるな……
何か重要なことかもしれない……混ざってみるか。
鷹野「………何を話している?」
有賀「おお、鷹野か」
アイン「…これを見てくれ」
アインが見せてきたのは……モノパッドの画面。何かの紋章が書いてある。
アイン「モノパットとやらには写真を撮る機能もあったんだけどね、この写真のマークは廊下の地図の隅に書いてあったものだ」
比嘉「有賀君の話だと、これは希望ヶ峰学園の校章とは違うんだって」
有賀「間違いない。希望ヶ峰の校章は何度か変更されているが……どれとも一致せん」
アイン「つまり……ここは希望ヶ峰の施設じゃない可能性が高いってこと」
アイン「だからこのマークが何のマークなのか分かったら事態が進展するんじゃないかと思ってね……」
アイン「鷹野クン、何か知らないかな?」
…………そう言えば、こいつらに僕が記憶喪失であることを伝えていなかったな。
鷹野「…………済まないが、分からない。僕は記憶喪失なんだ」
有賀「……な、なんだとぉ!?!」
鷹野「……どうしてそんなに驚く」
有賀「いや…………哀れであるなぁ……」
鷹野(そんなに悲しい顔をされても困る)
アイン「……鞭で叩けば思い出すんじゃない?」
鷹野「やめろ」
比嘉「そうなんだ……まぁ、そのうち思い出すよ!」
比嘉「…………きっと、ね」
鷹野「………?」
なんだ、その含みのある言い方は……?
94 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 17:37:23.79 ID:ywOaqM0EO
−−−−−−−−−−−−−−−
鷹野「疲れたな……」
そんなに周りと仲良くするつもりはないんだが……まぁ、ある程度は仕方ないか。この閉鎖空間で孤立しても困るしな。
『夜時間になりました。今から明日の8時まで入れなくなる部屋があるから注意してね〜』
『それでは、明日はきっとコロシアイ! おやすみなさい……』
鷹野「…………」
この声を聞いて寝なければならないのか……安眠は期待できないな。
鷹野「………寝るか」
明日も8時起きか…………
95 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/25(火) 17:39:07.45 ID:ywOaqM0EO
今日はここまで。それでは安価を取って終わりたいと思います。お疲れ様でした。
↓3 一人二キャラまで。
>>28-30
から選択してください。
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 17:40:19.44 ID:9c0tCawco
乙
黒政 水城
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 17:43:52.63 ID:VA8hjXrp0
W高橋
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 17:45:10.15 ID:ojHkC1hDO
シャルル 久我
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 11:06:15.71 ID:5NPO0sIcO
はいエタ
100 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/29(土) 13:52:01.90 ID:jKjM77Hw0
遅くなりました。始めます。
101 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/29(土) 13:52:41.14 ID:jKjM77Hw0
【コロシアイ学園生活2日目】
−−−−−−−−−−−−−−−
『おはようございます! 朝になりました!』
『今日も張り切っていきましょ〜!』
鷹野「…………」
朝か……食堂に行かなくては。
102 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/29(土) 13:54:43.68 ID:jKjM77Hw0
【自由行動1】
黒政「なぁ……入信してくれよ……」
銀次「切実な感じやめろよ……」
朝食後、食堂に残っていた僕たちは黒政に泣きつかれていた。
黒政「頼むよ……誰も入信してくれないんだ……」
シャルル「宗教団体なのだろう? そんな簡単に入団するようなものでもあるまい」
黒政「ポイントカードとかもつけるぞ?」
銀次「いらねぇ! ポイント貯めてどうすんだよ!?」
黒政「100ポイントで壺をプレゼント!」
鷹野「入信する奴がいないわけだ……」
鷹野「……そう言えば、お前が信仰する神は何なんだ?」
銀次「そうだそうだ。そういうのをちゃんと説明しないとダメだろ」
黒政「…………その手があったか!」
銀次「目から鱗の話かこれ!?」
黒政「そうだなぁ……うーん……」
黒政「いっぱい」
銀次「いっぱい!?」
黒政「どんな神を信仰したい? 自由に選べるぞ」
シャルル「し、信仰する神をか!?」
黒政「そうだ。あっ、じゃあ鷹野。お前はどんな神を信仰したい?」
鷹野(何だその質問は)
鷹野「…………」
【選択してください】
1.……家庭科の神とか?
2.記憶を司る神かな……
3.生憎だが僕は神を信じていない
↓2
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 13:57:58.83 ID:hVa6e5Xeo
1
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 13:58:55.04 ID:hlRe+Bw0O
1
105 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/29(土) 14:18:21.35 ID:jKjM77Hw0
鷹野「……家庭科の神とか?」
銀次「ダッサ」
シャルル「センスが感じられないな」
鷹野「お、思いつかなかったんだよ! 他に!!」
黒政「了解了解。用意しておくから」
銀次「用意しておくからって何!?」
黒政「お前たちは?」
銀次「えー…………」
銀次「……滅びの神」
鷹野「お前も大概じゃないか」
銀次「うっせ!」
シャルル「ワタシは……時間の神だろうか。この二人よりはマシだろうしな」
黒政「うっし! んじゃ、お前ら3人入信ってことでいいな?」
銀次「…………えっ?」
シャルル「そんなことは言っていないだろう!?」
黒政「えっ、だって神選んだじゃん」
黒政「えっ、えっ、神様を選んどいて今さらキャンセル? それは罰当たりじゃないか??」
鷹野「悪徳商法じゃないか!!」
……その後、何とか僕たちは入信を回避した。
黒政の話はもう聞き流すことにしよう…………
【高橋銀次、黒政弾、シャルル=ローランサンの好感度があがりました!】
106 :
◆Cwh8QY8yBrJO
[saga]:2017/07/29(土) 14:28:40.19 ID:jKjM77Hw0
【自由行動2】
アイン「助けてくれよ鷹野ちゃん」
昼食の用意をしていると、アインが何やら話しかけてきた。
鷹野「何だ。僕は忙しいんだが」
アイン「そう言わないでさ。助けてくれって」
鷹野「……何を困っているんだ。それが分からなければ、助けられるものも助けられない」
鷹野(助ける気は無いが)
アイン「ここに久我ちゃんがいます」
久我「こんにちは」
アイン「迷子になって自分の部屋に帰れないらしいのです」
久我「困ったわ」
鷹野「う、嘘だろ!? 真っ直ぐ行けば着くのにか!?!」
アイン「お、鷹野ちゃんの大声新鮮だね〜」
久我「ドッキリ成功ね」
アイン「久我ちゃんが迷子なのは本当だけどね」
久我「と、いうわけで。助けて鷹野くん」
【選択してください】
1.モノパッドで地図を表示すればいいだろう
2.…………分かった、送ろう
3.アインが送ればいいだろうが……
↓2
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 14:32:16.06 ID:GRa9oX3DO
2
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 14:39:22.62 ID:9lWvDP4Zo
2
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 07:16:20.83 ID:S8SmkAvro
これは失踪フラグ
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/09(水) 02:09:26.94 ID:nUGZioHB0
あげ
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