【安価】勇者「姫様が魔王に拉致されたって?」

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306 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/08/14(月) 16:40:18.70 ID:P7jAlVgW0
ぷにぷに君「ここから『心優しき川』に沿って数キロ北上した先に『アルティメット森』があるわ。初心者のレベル上げにうってつけの森よ」

吟遊詩人「アルティメット森……なんだか人の名前みたいな森だね。僕、まだレベル1なんだけど太刀打ちできるかな?」

ぷにぷに君「アンタは後方でハープ支援がメインになるでしょうね。アタシとアルビノ侍がアタッカー、アンタがサポーター、そして怪しい音楽家が……」

ベートーベン「オブザーバーデスネ!」

ぷにぷに君「アンタにはヒーラーを担当してもらうわ。街で買い占めた薬草やら軟膏があるでしょ」

ベートーベン「戦闘ニ参加シナケレバナラナイトハ……トホホ……」

こうして4人の役割分担は済んだ。
馬車に乗り込み、北の大森林帯『アルティメット森』を目指すこととなる。

御者「ひ、ひいい! 枝豆が歩いてるッ!!!」

光り輝く巨大な枝豆を見て、馬車の御者は腰を抜かした。小便で濡れた股間に、運賃の札を押し付ける。御者はおそるおそる札を手に取って、ニへラニへラと引きつった笑みを浮かべた。

御者「な、なんだぁ……お客さんなら早く言ってくださいよ。殺されるかと思いやしたぜ……」

ぷにぷに君「アルティメット森まで飛ばしな」

御者「アルティメット森? あんなおっそろしい魔族の巣窟に何しに行くんで」

吟遊詩人「レベルを上げに行くんです。初心者の狩場としては最適だと聞いたのですが」

御者「馬鹿言っちゃいけねぇな。>>307が来てから、アルティメット森は変わった。あの場所はアルティメットハードモードとも言われる、熟練者殺しの地獄だぜ? それでも良いなら、お連れするがよ」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 16:41:49.42 ID:ZW7mk+ZY0
仮面ライダー
308 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/08/14(月) 17:00:55.91 ID:P7jAlVgW0
乳白色の朝靄に包まれた草原を、一台の馬車が風に乗って駆け抜ける。

御者「仮面ライダーが来てから、アルティメット森の魔族に変化が現れたんでさ。姿を隠すようになったというか、ゲリラ戦法を好むようになったんでがす」

底野「仮面ライダー、とは何者でござる?」

御者「バッタのような仮面をかぶった超人のことでさ。いや、ひょっとしたら本当に首から上がバッタなのかもしれねぇが」

御者「お客さん達、バッタの仮面を見たら即逃げることをお勧めしますぜ。奴の脚力をいなせた冒険者は、過去に誰一人としていない」

ぷにぷに君「バカバカしい。ただのバッタの妖怪じゃないか。アタシは真っ向勝負を挑むつもりだけどな」

ベートーベン「怖イデスネー。ライダーパンチ! ライダーキック!」ドタドタ

吟遊詩人「ベートーベンさん、馬車の中で暴れないでくれよ! そんなことしたら、うわあああ!」

ドンガラガッシャーン

馬車が壊れて4人は外に放り投げだされた。猛り狂った馬が車体を引きずり崖下へ落ちていく。

底野「やってしまったな……。ここからアルティメット森まで、徒歩で行けというのか」

ぷにぷに君「いいや、その必要はないね。もう、アルティメット森についたようだから」

4人の前にそびえる、クヌギの森。樹々の隙間から、誰かに除かれているような気がする。

ぷにぷに君「侍、剣を構えな。チームを守れるのは、アタシとアンタしかいないんだ」

底野「承知した」

吟遊詩人「その言い方はないんじゃないですか。僕にだって、チームを守る力があります」

ぷにぷに君「ほう? それじゃアンタに何ができるっていうんだ」

吟遊詩人「>>309
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 17:03:26.15 ID:pWiDcBAm0
スクルトの歌(Lv1500)
310 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/08/14(月) 17:13:19.59 ID:P7jAlVgW0
吟遊詩人「僕には土下座で味方の攻撃力を上げるだけでなく、スクルトの歌(Lv1500)で肉体をダイヤモンド並みにカッチンコッチンにできます」

ぷにぷに君「アタシには不要の特技みたいだね。他の2人はどうだい? スクルトの歌、欲しいかい?」

底野「吟遊詩人殿、肉体が硬くなると関節も硬くなってしまうのでござるか?」

吟遊詩人「ええ、硬くなります」

底野「それでは、動けないまま削られるのを待つ運命になってしまうではないか!」

ベートーベン「デデデデ〜ン、鼻カラ牛乳ガ噴キ出シソウナ程、使エナイ能力デース」

吟遊詩人「でも、敵の攻撃を緊急回避で防ぐには……」

ぷにぷに君「魔法の詠唱に何秒かかると思ってんの。やっぱり、アンタを前線で闘わせるわけにはいかないわね」

吟遊詩人「そんな……ひどい、ひどすぎる! お前らなんかきらいだ!」ダッ

ぷにぷに君「あっ、ちょ、待ちなさい!」

底野「詩人殿、単独行動はマズいでござるよーッ!」

ベートーベン「クク……これで一人脱落か……」

吟遊詩人は森の中に突っ走ってしまった。

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 00:17:25.68 ID:b7Kv4RFZ0
飽きたなら適当に完結させちゃえ
312 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/08/23(水) 14:25:39.48 ID:K2RkbOCv0
申し訳ない
明日から再開します
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/26(土) 00:09:59.97 ID:YfCICqavO
やらねーなら依頼出せや
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 18:28:34.38 ID:FX5Rg0orO
( ´∀`)
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