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北上「我輩は猫である」
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718 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:16:57.28 ID:1YbTad+m0
北上「まあ最初はやっぱ球磨姉だよね」
球磨姉の机に向かう。
仕事用というよりは勉強机と言った感じの木製の机。ほかも似たり寄ったりだ。
北上「さてと」
あまり躊躇せず上から棚を開いていく。
左棚右棚、横についてるタンスの上からひいふうみい最後に大きめの棚。
内容は釣り雑誌情報誌、何かの作戦の書類、誰かからもらったのか封の空いてない手鏡etc
北上「これは…」
様々な種類の熊のボタン。
集めてるのかな?それとも駆逐艦から貰ったとか。
しかしまあやはりこれといったものは何も無い。
719 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:17:38.92 ID:1YbTad+m0
球磨姉は、はっきり言って何も無い。
いやこの表現は少し違うな。
表裏がない。
360度どこからみても球磨姉ちゃんであり微分しようが積分しようが球磨姉ちゃんなのだ。
私達の頼れるお姉ちゃんなのだ。
北上「ん?」
これは、料理本!?料理なんてしないはずだが…
唯一付箋が貼ってあるページを開いてみる。
北上「そんなに片手で卵割れるようになりたいのか…」
なんとも球磨姉らしい。
720 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:18:19.27 ID:1YbTad+m0
2番手、木曾。
なのだが、正直躊躇するものがある。
木曾はまず、絶対に何かある。その上でなんというか、見るのが怖い。
こう、痛々しいというか、見てるこっちが恥ずかしくなるようなものがありそうで。
具体的にいえば黒歴史的なにかである。
偏見かもしれないが。
まあ見るけど。
721 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:19:23.37 ID:1YbTad+m0
まず出てきたのは剣道の本。
これはまあ普通。やってるし。
上から初級中級上級。
おや最後のこれは普通の本だ。
北上「どれどれ」
パラパラと流し見してみる。
うん。所謂ラノベ、勧善懲悪ものだ。
主に刀を持った主人公が活躍するやつ。
722 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:20:24.30 ID:1YbTad+m0
いやいやこれくらいは普通だよ憧れるよ。
やってんだもん剣道。
私だって猫ってだけで猫の本読みたくなるもん。
さて二段目の棚に。
また剣道の本と雑誌。
そして最後に、刀雑誌。
北上「ワンパターン過ぎでしょ!!」
思わず声が出た。
それほど隠す気がないながらもなんとな〜く見られたくない的な気持ちが漂う配置。
なんだろうこのこっちまで心の隅っこ当たりをくすぐられる感じ。
世の母親は息子のエロ本を見つけるたびにこんな感じになってたりするのだろうか。
723 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:21:09.37 ID:1YbTad+m0
いやいやいやでもね、剣道やってるしさ、本人も元から刀、軍刀?刃物さしてるしさ。
趣味がこうじてこういったものに興味を示すのも自然な流れだようん。
さあラスト行ってみよう。
北上「お」
ファッション誌?これは意外な。
そういえば皆で街に行く時はお洒落してくーなんて大井っちが言ってたっけ。
木曾も乙女なんだなあ。
その下もファッション誌ファッション誌ファッション誌ファ
北上「じゃなーい!」
一番下のファッション誌(表紙)を取り出し不自然に凹んでるカバーをつまんではずす。
タイトル:イケてる眼帯
北上「…」
そっちか
724 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/03(日) 04:22:19.93 ID:1YbTad+m0
ようやく色々と再開
E3輸送が辛すぎる
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 07:32:18.97 ID:9DGYIKoy0
ワロタwwwwwwwwww
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 09:59:29.90 ID:WLu5Nne/o
そっちか……しかしイケてる眼帯ってどんなのだ
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 12:15:52.88 ID:RcCbv53L0
今から輸送ですか
間に合うのかE4(丙ならラクラク?)
更新乙です
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 14:25:51.58 ID:ODEmDp8c0
輸送が辛い
道中が辛い→青葉鬼怒浦波を混ぜれば伊勢型1+大鷹を入れても最短コース
まだ辛い→道中支援を入れましょう
Sが取れない→Aでいいのでいらん
729 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:52:27.43 ID:RF25deVt0
大井っちの机は他のみんなとは違って色々なものが置いてある。
そもそも私も含めて机を使う事が皆少ないのだ。
何かを書くための最低限の文房具と小物を除けばあとは雑誌や本が仕舞ってあるだけ。
基本的に外か海にいるし今は大抵の事がスマホで出来るのが原因だろう。
球磨型には机を使うような趣味を持つ人がいないし。
そんな中大井っちの机には、例えば裁縫道具やアクセサリー、色々な色のペンやヘアピン櫛髪留め。
雑誌や本も裁縫料理ファッションなどなど沢山ある。
マヂ女子力ちょぉ高い。球磨型の女子力は全て大井っちに集約されていると言っても過言ではない。
730 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:53:16.20 ID:RF25deVt0
私の髪を梳いてくれるのも、結んでくれるのも大井っちだ。
今使っている髪留めも大井っちの自作だとか。
改めて考えると大井っちに色々やってもらい過ぎである。
向こうが好きでやってくれているとはいえ。
北上「ありがとね」
流石になにか覗くようなものもないし、本命に行くとしよう。
731 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:53:52.54 ID:RF25deVt0
北上「ゴクリ」
と口に出してみる。
いよいよ大本命。
あるかどうかは分からないけど。
さて中身は、
まずは猫関係の本。
いちいち反応してたらキリがないな。
次だ次。
732 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:55:31.96 ID:RF25deVt0
北上「あ」
トランプゲーム攻略本だと?この前からやたらとトランプゲームを推してくると思ったら…これか。
しかも戦績は特に良くはない。
これは、CDか。随分古いものだ。
タイトルは『カレーライス』。なんで?
んー他も大したものはないなあ。
これは、メモ帳かな?
〇月〇日、皆で海に行った。
北上「うおっ!」
つい手を離してしまう。
まさか日記帳かこれ!
多摩姉がこんなもの付けてるとは…
733 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:56:13.05 ID:RF25deVt0
日記帳の下には同じ日記帳がビッシリ詰まっていた。これだけの量。着任当時からつけていたに違いない。
大当たりを引いてしまった。
恐る恐る一番下の日記帳を取り出して、開く。
北上「って、ありゃ。やぶけてら」
前半のページがごっそり無くなってる。
残ってるのは…四年前の日付か。
〇月〇日、全部回収された。今日からここが最初のページになる。でも忘れるわけにはいかない。他の娘もきっとそうだ。
734 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:57:01.02 ID:RF25deVt0
四年前?
というと、提督がここに着任した時期か?
でも回収ってなんだ回収って。
あれ、というか
北上「多摩姉っていつからここにいるんだ」
ここの艦娘は基本的に提督が来たあとに、つまりここ4年の間に着任している。
後は提督着任前からここにいるという吹雪、谷風。
でもだとしたら着任前からここにいるのは吹雪だけじゃないのか?
多摩姉も、それにあの口ぶりからして日向さんも。
他にもいるのか?
だとしたら何故。
735 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:57:35.41 ID:RF25deVt0
日向さん言ってたよね。提督が居なくなった鎮守府がどうなるか。そしてそれを知っているとも。
どうなったんだ?そもそもなんで前任者はいなくなった。
北上「…」
可能な限り綺麗に日記帳を元の状態に戻し引き出しを戻す。
さて面倒くさくなってきたぞお…
736 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:58:34.91 ID:RF25deVt0
阿武隈「北上さ〜ん。いますうわっ!?」
北上「」
阿武隈「あの、何やってるんですか…」
北上「」
阿武隈「そのままうつ伏せてると鼻潰れますよ…」
北上「頭痛い」
阿武隈「エッ!?な、何か病気とかですか!」
北上「そうじゃないけど」
阿武隈「私に出来ることありますか?」
北上「ん〜」
阿武隈「?」
北上「あぶぅの膝枕あんまり気持ちよくないしなあ」
阿武隈「おりゃ」ゲシッ
北上「ぐえ」
737 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 02:59:25.79 ID:RF25deVt0
阿武隈「もう!変な心配させないでください」
北上「ごめんごめん。ちょっと疲れただけ」
阿武隈「…でも、顔色はあんまり良くなさそうですよ」
北上「そう、かな」
阿武隈「そうですよ」
流石にきつくなって仰向けになった私の横に座る阿武隈が、シュンと頭を下げる。
力になれない事を気にしているのだろうか?
そういえば
北上「おりゃ」ワシャ
阿武隈「ヒャァッ!ななななんですか急に!」
北上「いやさ、提督が阿武隈の前髪ワシャワシャやってたの思い出して。嫌だった?」
阿武隈「いや、じゃあないです、けど」
あれ、提督の時と反応が違う。もっとプンプンと怒るのを想像してたんだけど。
なんだか複雑そうな顔をされた。
738 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 03:02:34.21 ID:RF25deVt0
ちょいとばかり顔を赤くしてコチラを睨みつけてくるその表情は、しかし残念ながら余計に弄りたくさせるものでしかない。
北上「いやじゃないならないいよねー」ワシャワシャ
阿武隈「エェッ!続けちゃうんですかあ!やーめーてー」
北上「あ、じゃあやめる」
阿武隈「え」
北上「ほらそうやって物欲しそうな顔をする〜」ワシャワシャ
阿武隈「キャー!!」
739 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 03:03:09.81 ID:RF25deVt0
ガラッ
北上「ん?」
阿武隈「?」
大井「この泥棒猫」
阿武隈「大井さん!?」
またこれか
ちなみにこの場合の泥棒猫は英語でhome wreckerとなる。
直接的な表現だよね。
阿武隈「北上さん現実逃避してないで何か言ってくださいよ!!」
北上「私ファンタならグレープがいいかなあ」
阿武隈「きーたーかーみーさーん!」
740 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/11(月) 03:07:47.22 ID:RF25deVt0
惜しみ無いキラ付けとフル支援は裏切らない。
もうすぐイベントも終わりですね。
私は最後の手段と拾った扶桑を必死にレベリングしているところです、
丙のラスダンなんで大丈夫です…
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 08:33:22.90 ID:0B1FC0Jq0
あっ、あっ、あぁ・・・・
色々お疲れ様です
攻略出来たのだろうか・・・
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 08:57:25.20 ID:C7FDj1CiO
乙
がんばれちょうがんばれ
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 11:40:57.54 ID:yZQByB420
開始半年の友人提督は扶桑は行けるが山城満潮ちょっと苦手で50レベルまで急いで育てました状態で丙問題無く行けてたよ
だからきっとなんとかいけてると信じたい
というか聞いてくれればみんな知恵を貸してくれるんだから早く聞こうよw
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 01:03:42.96 ID:xZtK72FO0
続きが気になるぜ
特に吹雪の現提督への感情とか
745 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:41:57.45 ID:NNSlpbDu0
45匹目:猫と友人
一言で友人と言っても様々な種類がある、なんて言い方だとややもすればなんだか嫌な意味に取られるかもしれない。
親友とか友達とか腐れ縁とか、
立場上仕方なく付き合ってるとか便利だから友達やってるとか、
別にそんな友人にランクがあるなんて話じゃない。
例えば私も同じ球磨型姉妹でも一対一で話す時はそれぞれ違う対応をする。
他の艦娘や提督でも、それぞれ違った接し方になる。
ランクとかじゃなく、つまり距離感なのだろう。
近ければいいわけでも遠ければ悪いわけでもない。
その相手との最も適した距離が違うのだ。
746 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:43:03.37 ID:NNSlpbDu0
だからつまりこういった少し気分が落ち込んだ、
なんだかパァっと気晴らしをしたい時に適した、
ちょっと不思議な距離感の二人の友人を訪ねて
夕飯や風呂を終え少しずつ眠っていく鎮守府の中で昼間と変わらない明るさを漏らす工房の扉を開けて中へ入る
747 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:44:16.08 ID:NNSlpbDu0
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「イヤァァァァ!!」
夕張「っていうネタ」
明石「あるじゃん?」
北上「ネタという言い方はアレだけど、まああるね」
夕張「こう、愛し合う二人がさ」
明石「色々なんやかんやすったもんだあって」
夕張「最終的にキスをするシーンとかで」
明石「エンダァァァァァァ!!!」
夕張「イヤァァァァ!!」
明石「ってコメントがつくノリ」
夕張「あるじゃん?」
北上「あるね」
748 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:45:13.87 ID:NNSlpbDu0
明石「アレのね」
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「イヤァァァァ!!」
夕張「の元ネタ」
明石「実は見たことがない」
北上「そだね」
北上「えそりだけ?」
明夕「「ソリダケ」
北上「ふz「エンダァァァァァァ!!!」「イヤァァァァ!!」誤魔化すなっ!!」
749 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:46:33.71 ID:NNSlpbDu0
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「イヤァァァァ!!」
夕張「ってほら、あの有名な」
明石「船沈むやつの主題歌」
北上「え?」
夕張「タイトル何だっけ」
明石「タイタニック!」
夕張「それだ」
北上「ボディーガードだよ」
夕張「え」
明石「え」
北上「え」
750 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:47:04.88 ID:NNSlpbDu0
北上「いやタイタニックはほら、We'll stay forever this way〜♪って」
夕張「え、何それ」
明石「知らない」
北上「うっそでしょ。My Heart Will Go Onて曲」
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「イヤァァァァ!!」
夕張「じゃないの?」
北上「じゃないよ…」
751 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:47:40.64 ID:NNSlpbDu0
夕張「イメージって怖いなって」
北上「ホントだよ…」
明石「タイタニックって船の先端でのあのシーンと」
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「イヤァ…ァ…ヴッ」
夕張「だけで出来てると思ってた」
北上「ファンに刺されても知らないよ…というか明石もう限界じゃん」
明石「水水…」
夕張「はいはい」
明石「んっ…ッハー!夕張よく喉持つね」
夕張「えっへん」
北上「いやそんじゃなくてさ」
752 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:49:10.61 ID:NNSlpbDu0
明石「よく考えるとタイタニックって私達にとっては中々えぐい話よねー」
夕張「流石に氷山を見る機会は無かったけど、ああいった事故でいつ沈むかわからないものね」
北上「あ、もうその話題で行くんだ。タイタニック路線なんだ」
明石「砲弾とか魚雷で穴あけられるのもいやだけど、浅瀬とか氷山とかで底をえぐられるのも怖いわよね」
夕張「今で言ったらお腹を岩でえぐられるみたいな感じでしょ?ゾッとするわね」
北上「…船の底ってお腹なの?」
明石「お腹、でしょ?」
夕張「艦首が顔で」
北上「つまり腹ばいになって進んでいると」
明石「うーん…」
夕張「なんかそう言われると」
明石「キモい」
北上「だよね」
753 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:50:12.50 ID:NNSlpbDu0
夕張「そこへいくと今の私達みたいに立って進むって1番しっくりくるわよね」
明石「確かに。となるとタイタニックは画鋲を踏んでスっ転んだイメージか」
北上「イメージかな…」
夕張「それで沈むってのも、ねえ」
明石「でも元来船ってちょっとバランス崩したら海の藻屑だものね」
北上「私達がそこら辺異常なだけだもんね。水上で逆立ちする奴もいるし」
夕張「画鋲ってのも言い得て妙かもね」
明石「本当に些細なことでも沈むものね」
北上「どんな感覚なんだろうね」
754 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:50:57.22 ID:NNSlpbDu0
夕張「…」
明石「…」
北上「…ん?」
夕張「」スッ
画鋲「ヨロシクニキー」
明石「」スッ
北上「待て待て靴を脱ぐな裸足になるな」
夕張「そこは誰かを実験体にせずまずは自分達で試す私達を褒めて欲しい」
北上「それは当たり前の事であって褒められることではない」
明石「押さないでよ!絶対押さn「そおい!」プスッ ギャァァァァァ!!!」
北上「楽しそうだね…」
755 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:51:35.16 ID:NNSlpbDu0
明石「条件反射的に叫んではみたけど意外と痛くはなかった」
夕張「はいバンソーコー」
明石「サンキュ」
北上「足の裏ってそんなに神経通ってるわけでもないのかな」
夕張「かもねー。そこら辺は人間と一緒なのかも」
明石「指しどころが悪かったか」
夕張「増やす?」
明石「おっきくする?」
北上「そこじゃないでしょおよ」
756 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:52:10.21 ID:NNSlpbDu0
明石「バケツかぶりゃ治るしさ」
夕張「戦艦の砲撃でワンパン大破されるよかマシよマシ」
北上「そーだけどさ。いやそうじゃなくてね」
明石「まあここら辺はまた次の機会にやろっか」
夕張「そうね」
北上「持ち越したまま墓まで持ってって欲しい…」
757 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:53:05.31 ID:NNSlpbDu0
明石「あれ、なんの話してたんだっけ」
夕張「装備改修における確実化はどの段階からやるのが最も効率的かみたいな話だった気がする」
北上「そんな難しくて答えのでにくい上にまともな会話をした覚えはない」
明石「何故ピンクは淫乱扱いされるのか」
夕張「おうおうおう。そんなスケベなスカート穿いて牛丼から瑞雲まで仕事を選ばない姿勢、さらには夏にドエロエプロンまで着ておいて淫ピを否定とはヤりますなあ」
北上「言い方言い方」
明石「夏のアレはもう触れないで…」
夕張「あゴメン。マジごめん。まって、ちょっまち、いやほら似合ってたから、ね。ああいかないでいかないで待って待てえ!」
北上「えぇ…」
758 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:53:49.38 ID:NNSlpbDu0
明石「見た目はともかくこのスカートは実は気に入ってる」
夕張「工房熱いもんねぇ」
北上「立ち直り早い」
明石「まあ結局普段はタンクトップとツナギなんだけどね」
夕張「軽い洗いやすい脱ぎやすい、比較的涼しい汚れやすいけど気にならない。臭いは、うん…」
北上「ブラも付けないってどうなのよ」
明石「むしろ食らったら破ける戦闘時にブラ付けてく方がおかしいと思う」
北上「いやそっちも十分おかしいのは重々承知だけどだからと言ってこっちがおかしくない訳では無い」
夕張「たまにパンツも履いてない時がある」
北上「え」
明石「え」
夕張「え」
759 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:54:38.06 ID:NNSlpbDu0
北上「それは引くよ流石に引くよ」
明石「え、いや、嘘でしょ?ねえ」
夕張「いや違、というかえ?明石?明石も?言ってなかったっけ?」
明石「言ってないって聞いてないって聞いてたらその時点でドン引きしてるって」
夕張「ほら!だってツナギなら透けないし!スカートと違って見られることないじゃん!いらないじゃん!」
北上「叫ばなくても」
明石「バリちゃん」
夕張「な、何よ。あか、あかしん?あかー、あかちん…赤チン?赤チン!ブフッww」
北上「自分で言って自分で笑ってどうするよ」
明石「オラァ」スパナ
夕張「ヴェアァァッ!?」
760 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:55:21.32 ID:NNSlpbDu0
明石「夕張」
夕張「な、何よ。あか、しw」プルプル
北上「肩で笑うな肩で」
明石「私達女の子なのよ」
夕張「う、うん」
明石「ノーブラはまあいいわ」
北上「いいのだろうか」
明石「ノーパンはダメよ」
夕張「ゴメン…私が間違ってた」
明石「分かればいいのよ、分かれば」
夕張「明石!」
明石「夕張!」
夕明「「グワシッ」」
北上「口で言いよった…」
761 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:55:55.09 ID:NNSlpbDu0
北上「というか今こそアレじゃないの」
夕張「え?何が」
明石「アレ?」
北上「いや、ほら。ってまあ忘れたならその方がいいんだけどさ」
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
明石「わっビックリした」
夕張「え」
北上「え」
明石「え」
明石「いやぁぁぁぁダメダメいたたたたおさげはダメェェ!!」
夕張「ええいこの肝心な時に淫ピめこれでもか!これでもか!」
北上「元気だねえー」
762 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:56:38.18 ID:NNSlpbDu0
明石「で、何の゛話ずる゛」
夕張「そうねえ」
北上「まず涙拭きなよ。というかもう話戻す気はないんだね」
明石「じゃ服装の話で」
北上「戻ってるし」
夕張「ハイ!」
明石「はい夕張さん」
夕張「お腹が寒い」
北上「あー」
明石「私も結構ギリギリだけど、夕張はモロよね」
夕張「別に人間みたくヤワじゃないから寒さでお腹壊すってことはないんだけど、たまにヒヤッとくるのはなんともいただけない」
763 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:57:29.82 ID:NNSlpbDu0
北上「私もさ、今はいいんだけどね。雷巡になるとアレだよアレ」
明石「色はまあいいけどね」
夕張「何故ヘソ出しだしって感じよね」
北上「大井っちもだいぶ応えてるみたいでさ」
明石「そうなの?」
北上「ちょっと元気ないというか、テンションが低い」
夕張「大丈夫?修理する?」
北上「そんなおっぱい揉むみたいな感覚で人体改造申し出られても」
明石「安くしとくわよ」
北上「金を取る気だったかこのマッドサイエンティストズ」
夕張「ハッ、ハッ、ハッ!」
明石「フーーン!!」
北上「何故よりによって逆再生の方を」
764 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:58:08.10 ID:NNSlpbDu0
夕張「服装自由なら良かったのにね」
明石「着なきゃいけない機会が多いもんね〜」
北上「二人は比較的楽なんじゃない?ツナギとかで」
夕張「いやいや、私は意外と出撃あったりで制服着なきゃだし」
北上「あー対潜番長か」
夕張「あと兵装実験で」
北上「なるなる」
明石「私は出撃はほぼないんだけど」
夕張「ほぼ?」
北上「ほぼ…」
明石Lv37「私の練度を聞きたいかね、え?」
765 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:58:41.31 ID:NNSlpbDu0
明石「売店あるでしょ?」
夕張「あー制服か」
北上「そこは別に服装自由なんじゃないの?艤装使うわけじゃないし」
明石「上の意向なので…」
夕張「あー…」
北上「別にバレないじゃん」
明石「あとやっぱ工房以外もツナギってのは流石に女子力が…」
夕張「そんなんの気にしてどーするの」
明石「ノーパンにはわからないでしょーね」
夕張「ぐっ…」
766 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 02:59:43.37 ID:NNSlpbDu0
北上「でも殆ど周りは女性だしいいんじゃない?ノーパンはともかく」
明石「そりゃまあそういう気持ちもあるけど、ノーパンはともかく」
夕張「あれよ、私はもう泣く一歩手前よ」
北上「やっぱ提督か」
明石「え、いや〜別にそんな///」
夕張「エンダァァァァァァ!!!」
北上「イヤ〜ウィルオ〜ルウェイズラ〜ヴュ〜ウ〜〜ウ〜」
明石「お〜」パチパチ
夕張「さっすがぁ」パチパチ
北上「ツッコんでよ」
767 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:00:15.92 ID:NNSlpbDu0
明石「逆になんで夕張は提督の目が気にならないの」
夕張「普段工房でのだらしなさをあれ程見せつけておいて今更外面よくしてもよ」
北上「忘れかけてたけどツナギタンクトップノーブラも相当だからね」
明石「流石に店員の時くらいはしっかりしたいじゃない」
夕張「今更でしょ」
北上「今更だよ、二人とも」
768 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:00:42.44 ID:NNSlpbDu0
明石「正直ツナギは癖になる」
夕張「分かりあじがある」
北上「ないないありません」
明石「というわけで用意した洗いたてのツナギ」
夕張「私のならサイズ的に履ける」
北上「よし、私が履こう」
夕明「「どうぞどうぞ」」
北上「ノれよ」
769 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:03:10.54 ID:NNSlpbDu0
北上「意外とぶかぶかじゃないんだね」ゴソゴソ
明石「ゴムできゅっとするタイプなの」
夕張「艦娘は熱とか衝撃には強いから役割としては破片や汚れがつかないようにってのが主なんだ」
北上「へ〜、このまま着てファスナー?」ゴソゴソ
明石「そうそう。耐熱とかあるともっと太くてゴワゴワしてたりするのよ」
夕張「おーいい感じ〜」
北上「うん。だいぶ暑さも引いたこの時期のこの時間帯でもわかるこの暑さ」
明石「不思議なものでね、1度中で汗まみれになると逆にどうでもよくなるのよ」
夕張「どれくらい汗貯められるかな〜とか考え出すくらい」
北上「怖っ
770 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:03:43.30 ID:NNSlpbDu0
北上「やっぱこれブラはともかく下着は必須でしょ。汗伝ってくのすっごい気持ち悪そう」
明石「そうだそうだー」
夕張「えー逆に何も無い方がいいってならない?」
北上「いやならんでしょ。今私パンツとシャツだけどもう1枚汗吸収用になにか着たいなって思ってるもん」
明石「…オムツ?」
夕張「ハッ!?」
北上「ハッ!じゃないでしょ。はぁ?でしょそこは」
771 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:04:27.46 ID:NNSlpbDu0
明石「こうも変わった服装の多い環境だと感覚が麻痺っちゃうじゃん?」
北上「麻痺というか神経死んでるレベルだよね」
夕張「島風ちゃんを見て何も思わなくなってからが本番」
明石「確かに」
北上「同意せざるを得ない」
夕張「脱げるという性質上ただ露出が多いだけなのはあまり気にならなくなる」
明石「他人事だからだけどね」
北上「着てる本人はどう思ってるのかな」
夕張「慣れだって」
北上「慣れかー」
明石「慣れよねー」
夕張「慣れなのよね」
北上「いやノーパンはない」
明石「慣れない、成れない」
夕張「それはもういいでしょ」
772 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:05:11.80 ID:NNSlpbDu0
明石「第3回チキチキマシン猛レース。最強の服装は誰か!選手権」
夕張「k~hッhッhッhッhッhッ」
北上「ケンケンの声真似の完成度の高さが怖い」
夕張「喉にきつい」
北上「というか私もうツナギ脱いでいい?」
夕張「残念ながら制服はこちらが預かっている」
明石「そしてツナギを脱いだら下着のみ。つまり、分かるね?」
北上「分からん。分かりたくない」
夕張「ところでチキチキってどういう意味?」
明石「さあ?元ネタあるのかな。チキチキマシンが最初だと思ってたけど」
北上「どうだろ。なんか海外に元ネタあるんじゃない?」
夕張「あれだ!チキンレースのような命の駆け引きからとってチキチキだ!」
明石「レースならカツカツじゃないの?」
773 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:05:41.09 ID:NNSlpbDu0
北上「で、私の制服なんだけどさ」
夕張「さあ始まりましたチキチキなんとか選手権!」
北上「記憶力」
明石「はい!一番明石!」
北上「主催者から挑んでいくスタイル」
明石「武蔵さん」
北上「あー」
夕張「あー」
774 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:06:22.94 ID:NNSlpbDu0
北上「アレは、服なのだろうか」
明石「もう布よね。下着ですらない」
夕張「本人が脳筋よりで色気とかないからなんとなく誤魔化されてるけどほぼ裸よね」
北上「武人的なキャラや褐色肌、ゴッツイ艤装で誤魔化されてる感は否めない」
明石「艤装で偽装ってね」
明石「艤装でg「エンダァァァァァァ!!!」「イヤ〜」ゴメンナサイ」
夕張「次!私!アイオワ!」
北上「あー」
明石「あー」
775 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:06:55.19 ID:NNSlpbDu0
北上「サラ姉にあんな呼ばわりされるという」
明石「服装自体は割と長門型よりというか、私達基準ではそれほど変でもないのよね」
夕張「配色も、まああっちの文化という事で納得はできるわね」
北上「胸だよね胸」
明石「長門さんも陸奥さんもそこはしっかり守ってるというのに」
夕張「零れ落ちそうな胸という表現が最も似合う艦娘」
明石「激しく同意」
776 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:07:40.95 ID:NNSlpbDu0
北上「武蔵さんのあとだとアレだけど祥鳳さん」
明石「服を着ると誰かわからない人」
夕張「今思ったんだけどさ」
北上「ん?」
夕張「祥鳳って一応弓の邪魔だから副半脱ぎでサラシもキッと巻いてるわけじゃん?」
明石「まあそうよね。一応」
北上「一応」
夕張「逆に武蔵さんって一応隠しておこうみたいな感じで普通に巻いてるわけだよね」
明石「多分ね。一応」
北上「一応」
夕張「つまり祥鳳は意外と胸が大きい説」
明石「ある」
北上「あ、そっちに話がいくのか」
777 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:08:11.69 ID:NNSlpbDu0
明石「私が一番でかい」ドヤァ
夕張「モゲればいいのに」チッ
明石「似非メロンw」
夕張「お?やる?やっちゃう?私は最後まで抵抗するわよ」
明石「もちろん?」
夕明「「拳で」」ガシッ
北上「仲良しか」
夕張「GGかストファーどっちがいー?」
明石「ストファー」
北上「うわしかもスーファミ版」
778 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:08:43.06 ID:NNSlpbDu0
夕張「ザンギ禁止ね」
明石「投げハメ禁止が許されるのは小学生まで」
夕張「核抑止論みたいな事になるけどよろしいか」
明石「禁止で」
夕張「うい」
北上「…」
こうなるともう周りは見えちゃいないだろう。
こちらから押しかけたとはいえ勝手に対戦始めるとは相変わらず自由だ。
779 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:09:19.74 ID:NNSlpbDu0
北上「今のうちに服探そう」
さっきツナギを持ってきた時に置いてきたのだろう。なら向こうにあるはずだ。
提督「おーい穀潰しどもー」ガチャ
北上「ありゃ、提督?どったの」
提督「お前こそ、というかなんだその格好」
北上「色々ありましてな〜。提督はどったの?」
提督「作業してるわけでもないのに工房の明かり全部つけっぱにしてるアホ共に一言言いに」
北上「ご苦労さまで〜す」
提督「お前からも言ってやってくれよ…」
北上「言ってもねえ…」
780 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:09:58.71 ID:NNSlpbDu0
あったあった。
制服は驚くほど綺麗に畳まれていた。変なところキッチリしてるんだから…
北上「んしょっと」
提督「だぁっちょ!なんで脱いでんの!」
北上「いやいつまでもこれはイヤだし。下はシャツだから大丈夫大丈夫」
提督「そうか、そうか?」
北上「私はシャツ1枚で事足りるスタイルだしさ。ところでさっき話してたんだけど武蔵さんの服装どう思う?」
提督「武蔵?あー、大和と逆だったらめちゃくちゃエロかったと思う」
北上「おー…おー!流石に男の意見は違うねえ」
提督「褒められてんのか俺」
北上「褒めてる褒めてる。ほっ」
提督「ブッ!?」
おっと、下はパンツだけだった。
781 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:10:40.97 ID:NNSlpbDu0
提督「恥じらい持てよお前らは…」
北上「破けるし脱げるししょうがない」
提督「そりゃまあ、そうだな。俺も見慣れてるところあるし…」
北上「ありがたみ薄れる?」
提督「ほんとそれ」
北上「ならなんで私の見て驚いたのさ」
提督「北上は見慣れてない」
北上「あんまり露出多くないもんねこれ」
提督「一応そのスカートは一般的には短い部類だと言っておこう」
北上「そうかあ。提督には見慣れたパンツと見慣れないパンツがあるのかあ」
提督「やめてマジやめてホントやめて」
782 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:11:09.66 ID:NNSlpbDu0
北上「見たいなら見せてもいいんだよ?」
提督「ばっかおめえこういうのは見えちゃうからいいんだよ!」
北上「力説されてもよ」
提督「大事なとこだから」
北上「そんな私でも重雷装艦になると露出が一気に」
提督「確かに、な」
北上「肌見せるのはあまりいいとは言えないけど、提督を誘惑するのは面白そうだねぇ」
提督「物騒な事考えるな」
783 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:11:44.52 ID:NNSlpbDu0
とはいえやはりあれは恥ずかしそうだ。
大井っちが落ち込むのもまあ分かる。
北上「服だけこのままならなあ」
提督「…お、俺はその服が一番似合うと思うぞ!」
北上「そう?そかなぁ。そっかー」
提督「そうそう」
北上「ほらほら、どう?可愛い?」
提督「可愛い可愛い」
北上「胸はないんだけどねえ」
提督「男が胸だけ見てると思うなよ。目に付くだけだ」
北上「訂正されたのにむしろ酷くなった気がする」
784 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:13:01.87 ID:NNSlpbDu0
北上「胸チラー」
提督「シャツしか見えない」
北上「悲しいね」
提督「現実だよ」
北上「萌え袖、はできないね。セーターでも買うかな」
提督「じきに寒くなるからな」
北上「ヘソ出し〜」
提督「改造したらそんな感じだな」
北上「スースーしてやな感じ。摩耶さんとかよくあんなので動けるよね」
提督「へそどころか下乳だぞ下乳」
785 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:13:39.14 ID:NNSlpbDu0
北上「パンチラ〜」
提督「やめろたくしあげるなおっさんが女子中学生にパンツ晒さしてるみたいな感じで罪悪感がやばい」
北上「おっさんじゃないでしょ」
提督「世の中30超えたらおっさんだよ」
北上「それに常日頃女性の下着見てるくせに今更でしょ」
提督「不可抗力!不可抗力ですぅ」
北上「可能でしょ」
提督「男には無理です」
786 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:14:06.76 ID:NNSlpbDu0
北上「お尻、も私はあんまりなあ」
提督「そだなぁ」
北上「あ、うなじとか?」
提督「なあ北上」
北上「ん?」
提督「どうしんだよさっきから。何か変なテンションっつーかさ」
北上「…へ?」
テンション?テンションが何か変だろうか。
私は何か変だろうか。
私?
787 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:14:52.80 ID:NNSlpbDu0
北上「ムグゥ」
提督「き、北上さん?」
何かに吸い寄せられるように、提督の体に泣きつくような形で顔をうずめた。
北上「提督」
提督「はい」
北上「私変だ」
提督「…みたいだな」
北上「どうしよう」
提督「どうしよって言われてもな」
北上「提督は提督なんだからなんとかしてよ」
提督「提督は提督だけどなんともできません」
788 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:15:32.29 ID:NNSlpbDu0
北上「なんかもう頭ん中ぐちゃぐちゃなんだ」
提督「いつからだよ」
北上「…さっきから?でも気づかなかっただけで前からずっとぐちゃぐちゃだった気がする」
提督「ぐちゃぐちゃってどんな感じだよ」
北上「んー。灰色の画用紙に黒い筆で書き殴ったみたいな」
提督「なんか悪夢みたいな話だな」
北上「悪いかどうかは分からないけど、なんだか夢みたいなのは確かだよ」
提督「そっか」ポン
北上「」ビクッ
提督「うおっ、わりぃわりぃ。いやだったか?」
北上「いや、別に」
提督は、あの何だか懐かしい手でそのまま私を撫でてくれた。
789 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:16:12.75 ID:NNSlpbDu0
提督「今もぐちゃぐちゃか?」
北上「ぐちゃぐちゃー、だね」
提督「同じ感じ?」
北上「んーちょっと違う。だいぶ違う」
提督「違うのか」
北上「うん。なんだろ。沸騰したお湯みたいな」
提督「なんだそりゃ」
北上「分かんない。暖かいんだけど熱くて、でも悪い感じはしないかも」
提督「ふーん。よくわからんな」ナデナデ
北上「私もー」
790 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:16:57.12 ID:NNSlpbDu0
提督「こうしてるとさ」ナデナデ
北上「ん?」スリスリ
提督「やっぱお前猫だなって」ナデナデ
北上「そう?そうかな」
提督「そうだ」
北上「ふふふ、実は私前世が猫なのだよ」
提督「船はどこいった船は」
北上「船の前が猫だったのさ。真っ黒な黒猫〜」
提督「船の付喪神なのに船の前があるのかよ」
北上「じゃあ船のあとに猫になったんだ。兄弟もいたんだよ。アレ?姉妹かも」
提督「球磨猫に多摩猫に大井猫、木曾猫か」
北上「球磨姉ちゃんは熊だよ熊」
791 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:17:24.92 ID:NNSlpbDu0
北上「ていとーグエッ」
提督「上向くの禁止」ギュッ
北上「なんでさー」
撫でていた手でやんわりと頭を抑えられた。
提督「いやほら、そのさ。女子中学生程度の身体とはいえ人一人の体重でそう大胆に今以上に寄りかかられるときついので」
北上「提督なんだからそれくらい支えなよ〜」
提督「提督なんだけどそこまでは支えられん」
792 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:18:00.71 ID:NNSlpbDu0
大井「北上さーーん。あら提督?こんな時間に何やってるんですかって、ああいつも通りサボりですか」
うわお。また大井っちだ。
今現在私は提督の体に隠れて見えないはずだがさてどうしようこれ。
提督「間髪をいれずサボりと断定すな弁解させろ」
大井「…その腕は?」
提督「これか?ほれ」クルリ
北上「うわった」
北上「はろー」
大井「もうすぐ寝る時間ですよ北上さん」
北上「あいあいさー」
提督「俺はあれだぞ。夕張と明石に用があってな」
大井「はいはいそうですかー」
提督「ホントだって!」
ありゃ?意外と大井っちの反応が薄い
793 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:18:30.94 ID:NNSlpbDu0
北上「んじゃありがとねてーとく」
提督「おうおう」
大井っちの前でこれ以上くっつくわけにはいかん。
北上「おやすみ〜」
提督「おやすみ〜」
せっかく落ち着いたしこのまま布団に潜っていい夢を見るとしよう。
北上「行こっか大井っち」
大井「ごめんなさい北上さん」
北上「ん?」
大井「私、少し提督とお話があります」
794 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:18:59.73 ID:NNSlpbDu0
いつになく真剣な目だった。
いったい何だというのだろう。
北上「イテッ」ゴン
曲がり角で壁に頭をぶつけてしまった。
いかんいかん。とりあえずは部屋に戻らねば。
思考を中断しようとするけど、考えないようにと思うほどまた深みにハマっていく。
先程の状況。大井っちの目。二人きりで話。
まさかまさか
北上「こ、告白!」
ついにか!ついに言うのかまさか!
795 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:19:52.24 ID:NNSlpbDu0
はっきり言って今更感が凄いのだが。
そうなると私が普段提督と一緒にいたりする時なんかも実は大井っちの背中を押すきっかけになってたりしたのだろう。
北上「これは使えるかもね」
私が提督に近づくことで二人の仲かより親密になる。完璧な作戦じゃないか。
さて具体的に何をすれば効果的だろうか。
あの二人にとって。
796 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:20:31.06 ID:NNSlpbDu0
二人に。
北上「あれ?」ピタ
球磨型の部屋の扉に手をかけたところで思考が止まった。
またぐちゃぐちゃになっている。
元のぐちゃぐちゃに。
先程までの温もりはすっかり冷めきっていた。
むしろ元よりも冷たくて、
少しだけ
寂しい。
797 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:21:05.68 ID:NNSlpbDu0
多摩「何してるにゃ?」ガラ
北上「多摩姉」
多摩「入口で突っ立って何してるにゃ。大井は一緒じゃないにゃ?」
北上「なんか、提督と、話があるって」
多摩「ふーん。ならしょうがないにゃ。とりあえずそんな顔してないで早く入るにゃ」
北上「そんな顔って?どんな顔?」
多摩「どんなって、うーん。捨て猫みたいにゃ?」
北上「捨て猫?」
798 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:21:51.55 ID:NNSlpbDu0
球磨「多摩ー早く戻るクマ。多摩の番クマ」
多摩「急かすにゃ急かすにやあ゛!?誰にゃ赤に変えたのは!?」
木曾「フッ」ドヤァ
多摩「木曾ぉぉぉぉ…」
球磨「ほれ1枚引くクマ」
多摩「己ぇぇ、パスにゃぁぁ…」
木曾「はいUNO」
多摩「にゃぁぁああ!」
球磨「ドロー2」
多摩「にゃ…」パタン
木曾「あ、死んだ」
799 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:22:58.19 ID:NNSlpbDu0
捨て猫か。
いったい誰に捨てられたというのか。
北上「私もいーれてー」
木曾「もうちょい待ってくれ。今多摩姉にとどめ指すから」
球磨「おらさっさとドローしろクマ」
多摩「に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
木曾「うるさい」
多摩「ニャ」
いやいい。
今はいいや。
疲れた。
思考を捨てよう。
800 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2017/12/19(火) 03:26:12.34 ID:NNSlpbDu0
徹夜でイベント突破してそのテンションで書いた
宗教所の理由で西村艦隊が最上んしかいない鎮守府。
いけなくはないのだけどいかんせん時間がなくてですね。
最近のイベントは資源より時間の確保が辛いです。
801 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 09:28:33.02 ID:N5zZs3qz0
しばふのみ鎮守府とかいう宗教?(どんな宗教だww)
更新お疲れ様です
802 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 17:40:34.72 ID:yUFYVfbc0
まー厳しい縛り(勝手に首がしまったともいう)ながら突破おめでとう
久々にキレのある掛け合いが来て楽しかったよ
803 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:57:04.59 ID:V4sVfJuP0
47匹目:猫と朝
私は朝に弱い、なんて言うと本当に朝に弱い人達に怒られる。
阿武隈なんかもそうだけどともかく寝起きの機嫌が最悪だったり朝食を食べる気がしなかったりと生活に支障が出るレベルらしい。
それを言われると私なんかは単に布団の魔力から逃れる意志の強さを持たない軟弱者でしかないわけだ。
でも逆に朝に強い人ってめちゃくちゃレアだよね。
羨ましいとまではいかなくとも、一体どうしたら朝からそんなに元気なのか是非ともコツを教えてほしいものだ。
804 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:57:37.59 ID:V4sVfJuP0
大井「…さん…北上さん、きーたーかーみーさん」ユサユサ
北上「…おはヨ」
大井「はい、おはようございます」ニコ
そういつも通りに100万ドルの笑顔で答えるとタンスの方へ向かう。
いやいつも通りじゃないな。
今日はなんか1億ドルくらいの笑顔に見えた。
北上「ふ…あぁぁぁぁ……ぁ…っ」ノビー
ん?
両手を伸ばして思い切り伸びをすると何かが手に当たった。
805 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:58:07.73 ID:V4sVfJuP0
北上「…UNOか」
布団の近くに雑に置かれていた。
そういえばあの後半ば寝落ちみたいな感じで終わったんだっけ。
北上「んしょっと」ムクリ
球磨「北上、おはよう」
北上「おはよ。制服?」
多摩「私達これから遠征にゃ」
北上「なる」
球磨「くそねみぃクマ」
多摩「まったくだにゃ」
大井「自業自得ですよ」
806 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:58:35.20 ID:V4sVfJuP0
北上「で、球磨姉その髪は?」
球磨「治まらなかったクマ」ボサッ
膨れ上がった髪のせいで本当に熊見たくなっている。
球磨の髪は特に何もせず自然な状態に見えるが実は朝必死に膨張を抑えているのだ。
多摩「これじゃまた駆逐艦達のぬいぐるみにされるにゃ」
球磨「うげー疲れるクマァ…」
大井「自業自得ですよ」
多摩「自業自得だにゃ」
807 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:59:11.24 ID:V4sVfJuP0
球磨「多摩はずるいクマ。短髪は長髪の苦労を知らないクマ」
多摩「知らんにゃ。知りたくもないにゃ」
北上「髪整える時間を他に使えるのはずるい」
球磨「そうだそうだー」
多摩「そんな事言われてもにゃぁ」
北上「手入れいらず〜」
球磨「淫乱ピンク〜」
多摩「アホ毛ぶち抜くぞ」
球磨「え」
北上「え」
多摩「にゃ」
808 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 02:59:37.53 ID:V4sVfJuP0
球磨「行ってくるクマ」
多摩「にゃ〜」
北上「いってら〜」
大井「行ってらっしゃい」
木曾「ただいま〜」
球磨「おお木曾。おかえり」
木曾「語尾、あと髪はそれなんだ」
球磨「時間なかったクマ」
木曾「早く起きりゃいいだろ」
多摩「早く寝りゃいいにゃ」
球磨「なんで二人はピンピンしてるんだクマ…」
809 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 03:00:27.18 ID:V4sVfJuP0
北上「木曾は朝練?」
木曾「うん。ついでにシャワー」
北上「いいなあ朝強くて。辛くないの?」
木曾「好きでやってるからな」
大井「北上さんもどうですか?早起きは三文の徳と言いますし」
北上「え〜なんで急に。三文程度なら寝ていた方がお得だよ」
大井「朝練でなくとも散歩とか。私も付き合いますし!」
北上「いいっていいって」
810 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 03:00:53.49 ID:V4sVfJuP0
木曾「おい姉は基本早起きだもんな」
北上「凄いよね〜」
大井「それほどでも〜」
そういえば昨晩は結局私達が寝落ちるまで大井っちは帰ってこなかったっけ。
大井「髪結びますから顔洗ってきてください」
北上「あいあい」
今にもスキップしそうな軽い足取りで先に洗面所へ向かう大井っち。
やけに上機嫌だ。
これってやっぱりつまるところそういうアレがアレなんじゃなかろうか?
811 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 03:01:59.61 ID:V4sVfJuP0
一番端の布団でストレッチをしている木曾に目をやる。
木曾「…」
黙々と身体を伸ばしながらもその目はじいっと大井っちを追っていた。
木曾「!」
あ、目が合った。
木曾「」クイックイッ
顎で大井っちを指す。
頷き返してみた。
木曾「…」ス
手を伸ばしながら右手の小指をスっと立てる。
いわゆる愛人のサイン。
北上「」スン
肩を竦めてさあ?と伝える。
ことの真相を大井っちからどうにかして聞き出さなくては。
眠気はすっかり吹き飛んだ。
812 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/03(水) 03:04:44.82 ID:V4sVfJuP0
年が明けて期間も空きましたが飽きずにやっていきたいです。
813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/03(水) 10:03:08.68 ID:6iJ4IAFS0
昨晩はお楽しみでしたね!
更新乙さまです
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/03(水) 18:14:00.16 ID:9zRuZcwj0
ここからどうなるのか……
2スレ目にいってもいいのよ?
815 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/08(月) 02:30:22.00 ID:uJGQU72d0
49匹目:猫と髪型
大井「さてお客様、今日はどうなさいますか?」
北上「ん〜いつも通りで〜」
鏡の前に座る私とその後で私の髪をとく大井っち。
日課である。
大井「どうですかたまには違う髪型とか」
北上「違うってどんな?」
大井「金剛さんみたいなのはどうですか!」
北上「また極端にややっこい方面に行くね」
大井「では浦風で」
北上「あれ、大差なくない?ポンデリングじゃない?」
大井「北上さんの三つ編みというトレードマークを残しつつ最大限に生かそうかと」
北上「トレードマークだっけこれ。というかそんなに色々考慮した上での提案だったんだね」
ちなみにあの髪型。
やろうとすると貞子もビックリの長髪が必要である。
816 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/08(月) 02:30:57.94 ID:uJGQU72d0
大井「安心してください!物理的に無理なものでなければどんな髪型もいけます」
北上「不思議な説得力がある」
大井「北上さんは何か要望はありますか?」
北上「いつも通りはなしの方向か。だったら…バッサリと短髪に」
大井「散髪は却下で」
北上「おぉ…そんなバッサリと…」
大井「どうせバケツかぶるか入渠したら生えるじゃないですか」
北上「でもこれやっぱ邪魔だよ」
大井「オシャレは我慢です」
北上「オシャレのつもりはないんだけどねえ」
817 :
◆rbbm4ODkU.
[saga]:2018/01/08(月) 02:31:30.45 ID:uJGQU72d0
大井「短髪と北上さんはこう、イメージが違います」
北上「言わんとすることは分からなくもないけど」
大井「そういえば提督は長髪の方が好きらしいですよ」
北上「いや聞いてないし」
大井「ポニーテールでうなじを見せるとか!」
北上「あれは座る時とかに邪魔だからやだ」
大井「三つ編みお下げも割とそうなのでは?」
北上「だからバッサリといきたいんだよ…」
大井「すみません…」
北上「大井っちは楽そうでいいなー」
大井「スミマセン」
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