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姉「やばいもうダメ」ゾンビ「アアアアアア」【安価】
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296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 02:46:33.52 ID:RGlZXEXn0
近くに暴力弾の事務所がある、そこで銃を手にれよう
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 12:01:57.07 ID:TplDCxGh0
弟友「マジですか…」
魚屋「学校の近くに暴力団の事務所って…どうなってんだこの町…」
ホームレス「……」
学校 学食裏口
父「…よし、誰もいない」キョロキョロ
母「あなた、弟、気をつけて」
弟「うん」
学校 裏手
父「ここからどう行くべきか…」
旧帝国軍人「掃討が目的なら必然的に後に索敵の範囲が広がる。とりあえずもうしばらく行った場所に安全な休憩所のような場所を確保かのう」
父「成る程…流石は元軍人ですね」
旧帝国軍人「昔の話じゃて」フェッフェッフェッ
弟「なあ、あんた女だろ?何で居るんだ?」
フード女「…………問題ある?」
弟「いや問題とかはねえけどよ、てっきり全員男なのかと思って」
フード女「.........…」
弟「…まあ、いいけどさ」
弟(話ずらいなぁ…姉ちゃん達は自分から話してくるタイプだったけどこの人は正反対かよ…)
父「よし、とりあえず
>>299
に行きましょう」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 12:31:08.11 ID:3Es5wp6uo
近場のホームセンター
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 12:32:45.68 ID:D2fJhhkfO
大図書館
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 22:36:02.62 ID:TplDCxGh0
弟「成る程、図書館なら広いし遮蔽物も多いし、ソファ見たいな休めるものもある」
旧帝国軍人「しかし、広いと言うことは少人数では制圧しにくいし守りにくい、遮蔽物が多いと言うことは相手も不意打ちをかけられやすい。そしてその両方があることで制圧したと思った瞬間に伏兵に攻撃されるなんて事もありうるぞ」
父「…」
旧帝国軍人「フェッフェッ、何、お前さんのその判断は間違っとらん。坊ちゃんが言ったように休める場所は重要、それにそこを使うのが儂等だけとは限らんしの」
弟「どう言う事だ?」
旧帝国軍人「例えば図書館に生き残りが立て籠もっとるかもしれん。そうじゃなくても途中で生き残りを拾うかもしれんし、学校にいる何人かを確保した場所に移す必要が出てくるかもしれん。場所ってのは大が小を兼ねる事が多いんじゃよ」
父「では、行きましょう」
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 22:56:43.48 ID:TplDCxGh0
校門
二宮金次郎像(これはまずいな…)
トイレの花子「で、また私達に白羽の矢?」ハァ
二宮金次郎像「ああ。あの姉妹、なら本当に人類を、全滅させかね、ない」
音楽室の幽霊「(金次郎像ちゃん、気のせいか物凄く疲れてるわねぇ…)」ヒソヒソ
花子「(ええ。銅像なのにやつれて見えるわ…)」ヒソヒソ
二宮金次郎像「出来れば2人ともに、付いて行って、もらいたい。テリトリー外故に、力が半減してしまう、から少しでも、人数が居た、方がいいだろう」
花子「まあ確かに…でも私は嫌よ」キッ
音楽室「あらぁ、花子ちゃんつれないわねぇ…でもぉ、私はそもそもぉ、学校から出たら殆ど無力よぉ?」
花子「う、そんなの、私だって!」
音楽室「花子ちゃんは、『トイレの花子さん』なんだからぁ、トイレがあればぁ、なんとかなるんじゃなぁい?」クネクネ
二宮金次郎像「花子さん、是非お願い、したい。この通りだ」
花子「殆ど頭下げれてないわよ…」ハァ
花子「分かったわよ、私が弟について行けばいいんでしょ?」
二宮金次郎像「すまない、感謝する。これを、渡しておく」
花子「薪?」
二宮金次郎像「もし危なく、なったらその薪を、割れ。そうすれば、姉くんたちに、弟くんの危険が、伝わる」
花子「割れって…いつも通り念じればいいのね?」
二宮金次郎像「その通り、だ」
花子「じゃあ見失っちゃまずいし、早速行ってくるわ」スゥ
音楽室「…大丈夫かしらぁ」
二宮金次郎像「大丈夫だと、祈ろう」
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 23:09:24.52 ID:TplDCxGh0
暴力団事務所
体育教師「確かにここのはずだ」ガチャッ
暴力団ゾンビ「ガアアアアアアアア!」ガバァッ
体育教師「おっと!」ゴシャッ
暴力団ゾンビ「」ピクピク
体育教師「よし、もう居ないな」
弟友「先生、だんだん慣れてきてねえか?」
魚屋「それより銃とか探そうや」
ホームレス「…」ガチャッ
ホームレス「…ほら、ここだ。弾もある」
弟友「お、本当だ!」
ホームレス「いくつか減ってるから使ったんだろう。気をつけろ、銃を持ったゾンビもいるかもしれない」
魚屋「…あんた、やけに詳しいな」
ホームレス「…俺は元々、ここの組員だったからな」
体育教師「やっぱり、そうでしたか」
ホームレス「気づいてたのか」
体育教師「昨夜、見張りをしてた貴方の背中に一瞬刺青が見えましてね。賭けでしたが、勝てて良かったです」
ホームレス「それでどうする?悪者はここで始末するか?」
体育教師「とんでもない。この状況で戦える人を減らすのは愚策ですよ。むしろその力、存分に振るってほしいくらいです」
ホームレス「…ちっ、分かったよ」
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 23:27:48.88 ID:WQ56IgGXO
ホームレス「いいか、銃を持ったからって無駄弾撃つんじゃねえぞ。坊主、お前はこのハジキ使え」
弟友「え、でもこれデカいし重いよ」
ホームレス「それでもそんなに重い方じゃねえ。それに少しでも重い方が反動は小さいからな」
ホームレス「全員、銃にこれ付けとけ」ヒュッ
魚屋「なんだこりゃ」パシッ
ホームレス「サイレンサーだ、発射音を軽減できる。発射音で余計にゾンビ達が来たんじゃ意味ねえからな」
ホームレス「いいか、ドラマや映画みたいに撃ったあとの反動を銃口を上げて逃がそうとするな。ジャムって撃てなくなる。撃った後はちゃんとスライドしろ、装填出来ねえからな」
ホームレス「銃、弾倉、予備弾倉は俺が整備しといた、とりあえずは使えるはずだ。だが弾切れやジャムなんかですぐに使い物にならなくなるだろう。銃で撃つ事に拘るなよ」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 23:32:09.04 ID:WQ56IgGXO
体育教師「さて、ではみなさん準備は大丈夫ですか?」
弟友「おう!」
魚屋「ああ」
ホームレス「大丈夫だ」
体育教師「では
>>306
に行きましょう」
【装備と持ち物が増えました】
・4人 装備:拳銃 持ち物:予備弾倉
・ホームレス 装備:ドス
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 23:34:46.60 ID:e+FX0/W/0
安価↓
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 23:36:23.60 ID:l9rZn5ono
大型ホームセンター
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/26(水) 23:54:49.28 ID:WQ56IgGXO
ホームセンター
弟友「なんというか、王道だな」
体育教師「武器になるものが多いしパンや飲み物も置いてある。それにここはかなりの規模だからな、家具も扱ってるから休憩もできる」
魚屋「…つっても、ガラス破られてるな…」
ホームレス「ああ、気をつけろ」カチャッ
ホームセンター内部
ゾンビ「アアアアア」フラフラ
弟友「くらえっ!」パァンッ
ゾンビ「アアアアア」フラフラ
弟友「…やっぱり頭に当てねえとダメか。狙いにくいなぁ」
魚屋「オラッ!…俺もだな、経験が足りねえ」パァンッ
ホームレス「割と本気で俺だけが撃った方が良いんじゃないかって思って来た」パンッ
体育教師「昔ハワイで体験したのが役立って良かった」パンッ
ホームレス「先生は合格だな」パンッ
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 00:05:34.04 ID:S0f6cah8O
ホームレス「こいつで最後だな」パンッ
ゾンビ「」ドサッ
魚屋「坊主と木材やら棚やらで簡易的だがバリゲード作っといたがあれでいいか?」
ホームレス「…そうだな、外側はもっと垂直に、とっかかりがないようにしてくれ。登ってこられたんじゃ意味がない」
弟友「うへ、分かったよ」
体育教師「暴力団ってのは意外と色んなことやってるんですね」
ホームレス「毎日が戦いみたいなの時期があったからな。そん時の教訓だ」
体育教師「宜しければ、何故あなたがホームレスになったのかを聞かせてもらっても?」
ホームレス「宜しくねえよ。ゆっくりと話すような時間なんかねえだろ」
体育教師「ははは、それもそうですね。さて、何か使えるものがあればいいんですが…」
ホームレス「
>>309
なんてどうだ?」
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 00:14:07.47 ID:26tYvszno
有刺鉄線
防犯ブザー
鉈
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 00:21:10.76 ID:26tYvszno
追加いい?
防具として
紙バンド
綿の作業服
皮手袋
安全長靴
ヘルメット
あと槍として枝切りばさみ一本
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 01:05:16.72 ID:S0f6cah8O
体育教師「成る程、有刺鉄線なら強度もあるし知能の無い奴らなら床に張ってても気付かない。防犯ブザーは注意を逸らすのに使えるし鉈はドスよりも使い易いから私たちでも使える」
体育教師「紙バンドは全身とはいかないが小手代りに腕に巻いて、その上で作業服と皮手袋を数枚重ねれば噛み付きとかには十分に対処できる」
体育教師「作業用の長靴も落ちてる瓦礫やガラス片に靴よりも安全な上に普通の長靴より歩き易いし脱げにくいから色々な状況に対応できる。ヘルメットで頭もカバー可能と」
ホームレス「ああ。奴らにバケモンみたいな仲間でも居ない限りこれで大丈夫だ」
弟友「おっさん、これでどうだ?」
ホームレス「ん?…あと太めのパイプを隙間なく並べて長めに突き出して固定しとけ。ねずみ返しになる」
魚屋「そういう事は先に言っといてくれよ…」
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 01:26:51.04 ID:S0f6cah8O
弟友「ふう、これで…ん?」
魚屋「どうした?」
弟友「いや、何かデカイやつが…」
研究所 副所長室
姉「お、USB見っけ」サシコミ
姉「…データコピーしばらくかかるな…ほかのファイルも見てみよう」カタカタ
姉「…『例外事例?』」
姉「『ウイルスの研究において、様々な実験をした。その際にできた副産物をリスト化しておく』…」
姉「『サクション』…うわ、何これ、青鬼のあの小山型のやつみたい…何かを捕食する事でその体積分大きくなる?イエローテンパランスかよ」
ホームセンター
サクション「」ズリュ...ズリュ...
魚屋「…ありゃあ、一言で言ってヤバイな」
弟友「茶色で至る所に目やら口やらある…あ、さっき潰したゾンビの死体に被さった」
サクション「」ググ...
弟友「更にデカくなりやがった!?」
魚屋「俺が見張っとく。急いであの2人呼んでこい」
弟友「わかった!」
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 01:34:55.22 ID:S0f6cah8O
ホームレス「こいつは驚いた…完全にバケモンじゃないか」
体育教師「…フンッ」枝切り鋏投げ
サクション「」グサッ
サクション「」ズリュ...ズリュ...
体育教師「どうやら無機物は吸収できないみたいですね」
魚屋「なあ、もしかしてあいつに対してこのバリケードって意味無いか?」
ホームレス「どうだろうな…やつがここに来るまでにある俺たちがやった死体やちらほらいるゾンビ達を吸収しながら来たらバリケードよりデカくはなりそうだな」
体育教師「ざっと見ても既に縦2m横3mはありますからね」
魚屋「くそ、折角作ったのに壊されてたまるかってんだ!」
ホームレス「ま、何にせよ迎撃はしねえとな。
>>316
だ」
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 01:36:05.70 ID:S0f6cah8O
寝ます、おやすみ。
前も言ったけど雑談歓迎です。というかやってくれた方がモチベ上がります
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 01:43:29.40 ID:26tYvszno
焼いてみよう
スプレーとバーナー持ってくる
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 11:02:06.65 ID:Xq17q0Ox0
フードの女の職業は霊媒師、大姉の霊を憑依させてその力で死体のバリケードを炎の魔法で焼き尽くす
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 11:23:46.53 ID:u6ZVXA6Fo
フードの女別行動だし、死体のバリケードなんかないし、そうじゃなくてもバリケードつくったのは自分たちだし
突っ込みどころ多すぎる
ちゃんと読もうぜ
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 11:44:15.49 ID:S0f6cah8O
流石にちょっと再安価で
>>319
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 12:09:57.96 ID:xerOKCmQO
表面に釘を貼り付けたペットボトルにドライアイスと水を入れて蓋をしたペットボトル爆弾を投げ込む
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 15:37:27.49 ID:S0f6cah8O
ホームレス「坊主、デカめのペットボトルと糸持ってこい」
弟友「わかった!」ダッ
ホームレス「先生はドライアイスを頼む」
体育教師「任せて!」ダッ
魚屋「俺は?」
ホームレス「牽制で撃ってくれ。弱点も分からんしあれだけ的がデカけりゃ当たるだろ」
魚屋「言いやがるな畜生!」チャキッ
弟友「どれがいいか分からないから適当に見繕って来た!」ドサッ
体育教師「持って来ました!」ドンッ
ホームレス「よし、じゃあその炭酸のボトルの中身を半分くらいに減らしてくれ。先生はそこの釘缶取ってくれ」
ホームレス「まずドライアイスをバットで砕く」ゴシャッ
弟友「減らしたぞ!」ゲップ
ホームレス「中身捨てたんで良かったんだが…ペットボトルに釘を糸で固定して、そして中に砕いたドライアイスを数個放り込む。そしてしっかりと蓋を閉める」ギュッ
ホームレス「先生、こいつを直ぐにやつの足元に投げ入れてやれ。おっさんは撃つの一旦やめて下がれ」
魚屋「わかった」バッ
体育教師「セイッ!」ヒュッ
ペットボトル「」ボヨンッ
ホームレス「バリケードから身体を出すなよ!」サッ
サクション「」ズリュ...ガバァ
ペットボトル「」パンパン
ズドォンッ!!
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 15:52:55.03 ID:S0f6cah8O
弟友「うおっ!?」
魚屋「飛んできた釘がと鉄の壁に深々と刺さってやがる…」
体育教師「噂には聞いてたが、これほどの威力とは…」
ホームレス「多めにドライアイス入れたしな。コンクリードブロックを軽々と粉砕できる程度の威力はある」
ホームレス「さて、これでくたばってればいいが…」スッ
サクションの肉片1「」グチャ
サクションの肉片2「」グチャ
サクションの肉片3「」グチャ
弟友「よっしゃ!バラバラになってやがる!」
魚屋「待て、あいつら動いてるぞ」
サクションの肉片1「」ズ..ズ...
サクションの肉片2「」ズズ...
サクションの肉片3「」ズズズ...
体育教師「互いに重なり合った…?」
サクション「」ズオオオオ
ホームレス「ちっ、元通りってか」
魚屋「いや、少しばかり小さくなってはいるな」
弟友「ある程度デカイ肉塊じゃねえと動かないみたいだ…さっきのやつをもう何度かぶつければ」
ホームレス「いや、それで倒せるとは限らねえ。それに、あれは音がデカすぎる。ほら、ゾンビ達が少しずつ増えだした」
体育教師「ゾンビがこっちに来ればそれだけ奴が吸収して大きくなって、それを爆破して小さくしてもその音でまたゾンビが集まって…いたちごっこですか」
魚屋「じゃあよ、
>>323
ならどうだ?」
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 15:54:54.26 ID:u6ZVXA6Fo
どこかの部屋に閉じ込める
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 18:05:25.29 ID:iVv/VjeqO
俺達が焼いて食べる
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 19:27:54.35 ID:GsoyrpAD0
果たしてウマイのか、、、
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 20:02:22.03 ID:wAC6PXCl0
ま、まあ蛇の毒は飲んでも平気って言うしゾンビは食べて…大丈夫なのだろうか(震え声)
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 20:24:03.49 ID:c7yWuuvcO
体液感染なんだしろくなことにはなるまい
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 20:37:42.02 ID:hHRG7jGCo
単純に焼くだけでも良くね?
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 22:43:10.49 ID:Nh2XIQdP0
ホームレス「…誰だこいつの頭に弾撃ち込んだの」
弟友「おっさん、この極限の状態でついに可笑しくなっちまったのか?」
魚屋「いや俺は正気だよ」
体育教師「正気なら何でもゾンビの塊を食べようなんて発想が出るんですか」
魚屋「シュールストレミングっつー物もあるだろ?意外と美味いかもしれないだろ?」
体育教師「あれ、強烈過ぎて現地の人すらかなり好き嫌い別れるって話ですけどね」
弟友「腹減ってんならパン食お?あったから。何なら俺が持ってくるから」
ホームレス「そもそも、奴らが何でもゾンビになってるかってもの不明なんだぞ?」
魚屋「だから火を通すんだろうが」
ホームレス「通せばいいってもんじゃねえだろ!」
体育教師「実際、加熱処理が意味をなさない細菌もいますよ」
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/27(木) 22:55:00.97 ID:Nh2XIQdP0
ホームレス「あー、もう分かった。坊主、軍手数枚重ねてさっき飛び散った小さめの肉片取ってこい。おっさん、あんたはバーベキューセットでも取ってこい」
体育教師「正気ですか!?」
ホームレス「先生、あんたはペットコーナーから小型犬か小さめの猫連れてきてくれ」
体育教師「…動物実験、ですか」
ホームレス「しゃーねえだろ」
肉片「」ジュウウウ
弟友「肉焼いてるのに、全然旨そうじゃない」ミドリダ...
ホームレス「俺も今朝数年間ぶりにまともな食事をしたばかりだけどよ、これは要らないわ」
体育教師「…じゃあ食べさせますか」コトッ
チワワ「」プルプルプルプル
弟友「昨日から何も食べてない筈なのに全然近づかねえ…」
ホームレス「おっさん、分かったろ?こんなん食えたもんじゃ」
魚屋「いや、ただの食わず嫌いなだけかもしんえねぞ?」
ホームレス「…先生、そいつ抑えててくれ」
体育教師「…はい。弟友君はできれば後ろ向いててくれると助かる」
弟友「…あいつ見張ってくる」ダッ
ホームレス「…いくぞ」
ゾンビチワワ「」ピクピク
ホームレス「…分かったか」ハッポウシタ
魚屋「…おう…俺、どうにかしてたわ」
体育教師「分かったなら大丈夫です」
ホームレス「だが、次寝ぼけた事言ったら殺すからな」
魚屋「はい…」
体育教師「じゃあ、次は
>>331
を試しましょう」
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 23:04:05.75 ID:wAC6PXClo
安価↓
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/28(金) 00:01:27.84 ID:+shwc2YOo
むしろ氷漬けにしよう
液体窒素ガス放射
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/28(金) 00:04:34.36 ID:tOC96kTn0
動くサイズの肉塊を地道にシャベルやスコップで削って無力化された適度なサイズを探る
動かない肉片はビニール袋などで小分けに密封して中身の詳細を書いたラベルを貼っておく
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/28(金) 22:59:08.61 ID:TSjrQRN80
明日早いので今日は更新しません。
花子さんにswitchの転売ヤーのところへ行くように頼んだけど面倒だといって学校のトイレに戻ってしまった
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 18:49:24.06 ID:1+RZHJJQ0
魚屋「凍らせるか…」
ホームレス「凍らせりゃ砕くことができるし、最低でも鈍化させるとこが出来るってわけか」
魚屋「液体窒素ならさっき見たぜ。持ってくる」ダッ
体育教師「ただしこの作戦、一つ問題があってですね…」
魚屋「持ってきたぜ!」ゴロゴロゴロ
ホームレス(プロパンガスの容れ物サイズってこのホームセンターなんでもありすぎだろ)
魚屋「なあ、ところでこれ、どうやってあの肉塊野郎に攻撃するんた?」
ホームレス「どうやってって、冷却ガスを……」
ホームレス「…射程ってどれぐらいなんだ?」
体育教師「それなんですよね。多分最長1m位が限度じゃないでしょうか?」
体育教師「幸いにもやつの動きはかなり遅いですが、攻撃する為にはバリケードの外に出て、ゾンビ達がいるところまで行かなければなりません」
ホームレス「かなりの危険が伴うが…」
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 19:12:30.61 ID:1+RZHJJQ0
魚屋「…俺が行こう」
ホームレス「いいのか?」
魚屋「仕事柄、重い物を運ぶのは慣れてるんでね。こいつを背負えさえすれば問題ねぇ」
体育教師「分かりました、多分その手の道具もあるはずですから、私が探してきます」ダッ
ホームレス「…死ぬかもしれないぞ?」
魚屋「だが、誰かがやらねえとダメだろ?坊主は子供だし、あんたは戦いの知識が豊富だ。先生は先導できる力がある。なら俺しかねえだろ」
ホームレス「言っておくが、死んでも構わないなんて思うな。諦めた瞬間、死ってのは一気に襲いかかってくるもんだ」
魚屋「はいよ」
弟友「で、魚屋のおっさんが今あそこにいるって事ね」
ホームレス「思ったより軽快に動くな」パンッ
魚屋「おっとぉ!そんな攻撃貰うかってんだ!」
体育教師「ゾンビ達の攻撃も、私達が援護してるとはいえ、いい感じに往なしてますね」パンッ
ホームレス「どうだあ?効いてるかあ?」パンッ
魚屋「わかんねえ!そっちから見てどうだあ?」
弟友「うーん、若干動きが遅くなった…?」
弟友「なあ、俺途中から思ってたんだけどさ、冷却ガス、足りるのか?」
体育教師「それなんだよなぁ… ガスを最初に当ててからもう5分は経つけど、あいつの表面積が広過ぎてあまり効果が無いような…」
ホームレス「観察した感じ、あいつは全身が筋肉みたいな物のような動きしてるんだよな。と言うことは表面積じゃなくて、体積で考えた方がいいような…」
3人「…」
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 19:15:42.03 ID:f/ht0ueHo
あれ、てっきり爆弾でミンチ小分けにした後ガスかけてるもんだと思ってた
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 19:22:04.08 ID:1+RZHJJQ0
弟友「おっさん戻ってこい!」
体育教師「絶対にガスが足りません!早く!」
魚屋「俺もそんな気がしてた!今行く!」
デブゾンビ「アアアアアアア!」ガバッ
魚屋「うおっ!いつの間に!?」
ホームレス「」パンッ
デブゾンビ「」ビチャッ
ホームレス「早く来い!」
サンクション「」ズリュ...ノソ....
サンクション「」プルプルプル
弟友「何だ?動きが…」
サンクション「」ズボォッ
体育教師「な、何だあれ!?触手!?」
ホームレス「おっさん、早くこっちに!」
サンクション「」ヒュッ
魚屋「ガッ!?」グサッ
弟友「おっさん!」
体育教師「触手が、槍みたいに…」
ホームレス「バケモンが…」
魚屋「ゴボッ、ガッ」ダラダラダラ
魚屋(何だこれ、腹に穴が空いちまった…俺、死ぬのか?)
魚屋(こんな所で?嫌だ…)
魚屋(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)
魚屋(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)
魚屋「イヤだっ、まだ、死に」
サンクション「」ヒュッ
魚屋「」グサッ
弟友「!?」
体育教師「頭に…」
ホームレス「…吸収してやがる」
サンクション「」ズリュ...ズリュ...
ガスボンベ「」ボコ ボコボコ
ガスボンベ「」ドォン!
サンクション「!」バラバラ
体育教師「!、肉塊の中でボンベが壊れた!?」
ホームレス「またバラバラに…だが今回は肉片が凍りついて動けなくなってる!今しかねぇ!」
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 19:31:24.25 ID:1+RZHJJQ0
弟友「分かった!」
体育教師「待て!そんな危険な」
弟友「先生達なら銃で援護できるだろ!俺は出来ない!」
ホームレス「確かにそうだ」ヌギッ
ホームレス「メットをカバン代わりに使え。肉片同士は絶対に合わせるなよ」ヒョイッ
弟友「おう!」パシッ
体育教師「弟友君!」ヒュッ
弟友「サンキュー!」パシッ
ホームレス「…先生、あいつは生きて戻って来させるぞ!」カチャッ
体育教師「ええ」カチャッ
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 20:31:46.08 ID:1+RZHJJQ0
弟友「取ってきたぜ!」バッ
ホームレス「よくやった!そのままこのクーラーボックス達にぶち込んどけ!」
弟友「おらっ!」スパァン
肉片達「」ドサッ
体育教師「そしてこれらをポリバケツや冷蔵庫に入れる!」
弟友「せいっ!」ボスッ
ホームレス「そのまま縄やテープで巻いて!」
弟友「うおおっ!」グルグル
体育教師「離れた位置に放置する!」
弟友「どっせい!」ドンッ
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 20:46:18.85 ID:1+RZHJJQ0
ホームレス「…終わったか」
弟友「」
体育教師「どうした!?」
弟友「すみません、何か今になって色々…」
ホームレス「そっちに家具コーナーがある。ベッドで横になっとけ」
弟友「でも」
体育教師「うん、少し休んでおくように」
弟友「…分かりました」
弟友「スウ...スウ...」
ホームレス「中学生にゃ、重すぎるな。確か親父さんもやられたんだろ?」
体育教師「ええ。でも彼のお父さんや、弟のためにも頑張ると来てくれたんです」
ホームレス「とやかく言うつもりはねえが、あまり無理させるなよ。もし壊れちまったら治せねえ」
体育教師「分かってます」
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 20:53:16.79 ID:1+RZHJJQ0
図書館
父「扉に鍵が掛かってるな…」
弟「誰か居るって事か?」
旧帝国軍人「とりあえず周ってみようかの」
フード女「………」
父「どこも開いてなかったな」
旧帝国軍人「ならば、
>>342
すればよい」
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 20:54:12.01 ID:f/ht0ueHo
ピッキング
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 22:50:54.13 ID:1+RZHJJQ0
父「ピッキングってそんな簡単に」
旧帝国軍人「出来たぞ」
弟「…軍人ってすげぇ…」
館内 受付
父「人が居ないって事以外は変なところは無いな…」
弟「鍵が掛かってた以上、誰かは居るんだろうが…」
旧帝国軍人「探すかの」
父「ええ。では2手に別れましょう。合流地点はこの受付で」
>>345
ペアにする2人を書いてください。残りのペアは自動的に編成されます。
現在メンバー
・父
・弟
・旧帝国軍人
・フード女
もし探索場所を指定したい場合は書いてもらっても大丈夫です
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 22:52:06.74 ID:hTBkaDCro
安価↓
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 22:59:43.92 ID:f/ht0ueHo
父
軍人
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 23:25:09.00 ID:1+RZHJJQ0
図書館 南館
父「しかしどこに居るんでしょうね」
旧帝国軍人「隠れるには食料や水が確保できる場所、水回りがある場所などが選ばれやすい。館内にゾンビの影も無いからパニックになって慌てて隠れた訳でも無さそうじゃしの」
父「…休憩室とか、用務員室とかですかね?」
旧帝国軍人「そうじゃな。では近い休憩室の方から行くとするかの」
図書館 北館
弟(よりによってこの無口な姉ちゃんかよ…)
フード女「………」
弟「えーっと、どこを探す?」
フード女「………」
弟「近いのは閲覧室、だよね?そこから行く?」
フード女「………」コクッ
弟(なんか喋れぇ!)
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 23:32:01.90 ID:1+RZHJJQ0
図書館 南館 休憩室
父「外れ、ですかね」キョロキョロ
旧帝国軍人「いや、これを見ろ」
父「ゴミ箱…?そこの自販機の紙コップが入ってるだけですが…」
旧帝国軍人「このコップ、若干じゃが熱を帯びとる」
父「確かに」
旧帝国軍人「つまりこれをさっき使った奴がいるという事じゃ」
父「じゃあ、まだ近くに?」
旧帝国軍人「その可能性は高いのう」
父「急ぎましょう!」ダッ
旧帝国軍人「年寄りにはキツイのう」ダッ
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 23:42:23.84 ID:1+RZHJJQ0
父「誰か居ませんかー!」
旧帝国軍人「あまり大声を出さん方がいいぞ。外のゾンビ達に気づかれたら面倒じゃ」
父「確かにそうですが…」
旧帝国軍人「ところで前からになっとったんじゃが、お前さんデスクワークをやっとると言よったが、やけに身体能力が高く無ないか?」
父「ああ、よく言われるんです。何故かは私自身も分からないんですけどね。特に運動している訳でもないんですが」
旧帝国軍人「そうじゃな…例えば、そう言う遺伝子とかかの?」
父「そんな遺伝子、あるんですかね?」アハハ
旧帝国軍人「」ヒュッ
父「えっ?」ガッ
コキッ
父「」ドサ...
旧帝国軍人「造られたものにならあるんじゃよ」
旧帝国軍人「目標を確保した、すぐにそちらに向かう」ピッ
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 23:49:23.80 ID:1+RZHJJQ0
図書館 南館 閲覧室
弟「誰か居ませんかー!」
弟「…反応は無いな…」
フード女「………」
弟「何だ?…館内の見取り図?これならさっき受付に…」
フード女「……よく見て」
弟「!(いきなり喋るなよ…)…あれ、若干違う?」
フード女「…多分、これ災害時の避難場所用のやつ」
弟「これ、どこにあったんだ?」
フード女「………」
弟(カウンターにあったんだ…)
弟「よし、じゃあ>>
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/30(日) 23:51:09.36 ID:1+RZHJJQ0
途中投下すみません
図書館 南館 閲覧室
弟「誰か居ませんかー!」
弟「…反応は無いな…」
フード女「………」 クイクイ
弟「何だ?…館内の見取り図?これならさっき受付に案内板が…」
フード女「……よく見て」
弟「!(いきなり喋るなよ…)…あれ、若干違う?」
フード女「…多分、これ災害時の避難場所用のやつ」
弟「これ、どこにあったんだ?」
フード女「………」 スッ
弟(カウンターにあったんだ…)
弟「よし、じゃあ
>>352
に行ってみよう」
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 23:58:07.77 ID:hTBkaDCro
ふみぃ、安価↓
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 00:00:23.27 ID:8aAE8WWno
地下書庫
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 00:42:06.47 ID:S5sjlTxuo
中二
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 00:44:32.53 ID:S5sjlTxuo
すみません、誤爆
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 01:01:28.80 ID:Q4tm9MZE0
>>350
にミス。2人がいるのは南館じゃなくて北館です
図書館 北館 地下書庫
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 01:15:20.23 ID:Q4tm9MZE0
そしてまさかの途中投下すみません
図書館 北館 地下書庫
弟「この地図によると、この横には非常食の貯蔵庫がある。ここの扉はかなり頑丈になってたし、俺が隠れるならここにするな」
フード女「………」
弟「…ここならあまり広くないし、手分けして人がいないか探さないか?」
フード女「…だめ。万が一ゾンビでも居たら、危ない」
弟「…そうだな」
弟(一緒にいるのが辛い)
弟「誰か居ませんかー!」
弟「………」シ-ン
弟「誰も居ない、か…」
フード女「………!」
フード女「待って」クイッ
弟「何だ?」
フード女「…向こうから、何か聞こえる」
弟「ん?」
ドンドン ドンドン
弟「本当だ!よく聞こえたな」
フード女「……聴覚は、いい方」
扉前
弟「この先は…別の書庫か」
>>357
「すみません、誰か居るんですか!?」ドンドン
弟「!誰か居るんですか!」
>>357
「あの、そっちの鍵開けてもらえませんか!扉の鍵を無くしてしまって!」
弟「分かりました!開けます!」ガチャッ
>>357
「ふう…ありがとうございます」
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 01:22:11.47 ID:8aAE8WWno
司書さん
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 01:47:55.85 ID:Q4tm9MZE0
司書さん「すみません、助かりました」
弟「何で向こうの書庫に?」
司書さん「トイレに…あっちの書庫にしかトイレがないんですよ」
弟「あ、なんか、すみません」
司書さん「でも、持ってた鍵をトイレの中で無くしちゃって…本当にありがとうございます」
弟「いえ。他に人は居ますか?」
司書さん「え、ここに居ませんでした?」
弟「え、居ませんでしたが…」
司書さん「おかしいな…ここに10人弱は居たんですが…」
弟「司書さんがトイレに行ってる間に何かあったのか…気をつけた方がいいな」
弟「他のところを探すか。
>>360
に行こう」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 01:49:05.38 ID:8aAE8WWno
中央ホール
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 01:53:54.90 ID:S5sjlTxuo
安価↑
イッチは他の作品も投稿したことあるのでしょうか?
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 01:59:55.63 ID:Q4tm9MZE0
>>360
これが初めての作品です
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 02:02:33.04 ID:S5sjlTxuo
そうでしたか、かなり文がよく出来ていたので何度か投稿している方かと思いました
お返事、ありがとうございます
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 02:16:44.91 ID:Q4tm9MZE0
図書館 中央ホール
弟「ここなら広いし色んな場所に繋がってるから何かしらのヒントがあるかと思ったけど…」
司書さん「何もないですね…」
弟「司書さん、悲鳴を聞いたとか、何かないですか?」
司書さん「すみません、私は何も…」
弟「そうですか…」
弟(何だ?何か違和感が…)
司書さん「そうだ、
>>366
に行ってみましょう」
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 02:17:17.74 ID:Q4tm9MZE0
>>362
お褒めいただきありがとうございます!
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 02:32:17.39 ID:8aAE8WWno
そもそも何で鍵かけられてたんだこいつのいた書庫、感染者かなんかじゃねこいつ?
まあいいや、食堂
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 06:34:13.10 ID:UcygcNI20
安価↑
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/31(月) 23:44:16.22 ID:Q4tm9MZE0
図書館 北館 食堂
弟「図書館に食堂があるんだ…」
司書さん「うちはかなりの規模ですからね。もちろんここでの本の閲覧は御法度です」
弟「ここにも人影は無しか」
司書さん「どうですか?ここなら見通しもいいですし、3人で手分けして探すというのは?」
弟(俺もそうしたいんだが…)
フード女「だめ」
弟(だよなぁ…)
フード女「離れるのは危ない。それにここは机や椅子が大量にある。もしその下に潜んでいたら気付かないうちに人数が減ってるかもしれない」
司書さん「そんな、B級のホラー映画じゃないんですから」
フード女「今のこの状況、まさしくB級のホラー映画」
弟(確かに…)
司書さん「…わかりました」
弟「結局収穫なし、と」
司書さん「すみません…」
弟「いえ、気にしないでください」
フード女「………」
司書さん「じゃあ、
>>369
はどうですか?」
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 23:51:42.71 ID:eEDga3YB0
安価↓
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 23:55:51.19 ID:RXEUUz0w0
この図書館に居るゾンビは幼い子ばかりでしたね、そう言えば今日は幼稚園児が図書館で本を借りにここに来る予定と聞いた事があります
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 00:02:39.51 ID:s7bdfTOH0
無理やりねじ込んだのには草が生えるわ
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 01:19:50.09 ID:e0S/lqhh0
司書さん「この図書館に居るゾンビは幼い子ばかりでしたね、そう言えば今日は幼稚園児が図書館で本を借りにここに来る予定と聞いた事があります」
弟「…えっ」
フード女「………」
司書さん「まさかとは思いますが、幼稚園児達が…」
弟「司書さん、俺たち」
フード女「」ガバッ
弟「モガッ!?」クチフサガレタ
フード女「…ちょっと待ってて」
司書さん「?はい」
弟「プハッ、何すんだよ!?」
フード女「(声を落として)」ヒソヒソ
弟「何で?」
フード女「(いいから)」ヒソヒソ
弟「(…何だよ)」ヒソヒソ
フード女「(彼女、幻覚が見えてる)」
弟「(幻覚?)」
フード女「(私も、そしてあなたも図書館に入ってからゾンビを見てない、合ってるわよね)」
弟「(ああ)」
フード女「(なのに彼女は小さい子供のゾンビを沢山見ていると言った)」
弟「(それで幻覚か…てっきり俺たちをからかってるのかと)」
フード女「(からかうにしてもブラックジョーク過ぎる)」
弟「(そうか、だからやけにしがみついてきたりした訳か…)」
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 01:25:43.69 ID:C8XILumx0
ほうほう、だから閉じ込められてたのか?
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 01:38:26.53 ID:e0S/lqhh0
フード女「(問題になるのは、これから彼女をどうするか)」
弟「(どういう事だ?)」
フード女「(居もしないゾンビ達に怯えている彼女が、もし本物のゾンビと会ったらどうなる?)」
弟「(……もっと錯乱する?)」
フード女「(…大方そんな感じになると思う)」
フード女「(今はまだいい。ゾンビ達は実際に居ないし、一緒にいるのも私達2人だけ。だけど、もし彼女を学校に連れ帰ったら、彼女の持つ恐怖が皆んなに伝染する)」
弟「(伝染って)」
フード女「(これは本当。彼女にしか見えないものが周りにも見えだす。集団催眠とも言われ、実際に起こった事例もある)」
弟「(…つまり?)」
フード女「(今の彼女を、このまま連れるのは余りにも危険すぎる)」
弟「(…それはどうかと思うぜ。それに司書さんはゾンビを見たと言っても、襲われた、とは言ってない。そこまで怖がってはないだろ?)」
フード女「(それもおかしい。ゾンビがいるのに襲って来ないということに疑問を持たない、口にしない、悲鳴すら出さない。彼女はもう壊れている可能性もある)」
弟「(じゃあここに捨てでもするか?壊れて、一緒にいるとこっちまでおかしくなるから?ふざけんじゃねえ)」
フード女「(気持ちは分かる。でも今は感情を優先している場合ではない)」
弟「(お前が何と言おうと、俺は司書さんを見捨てねえ)」
フード女「(……勝手にするといい)」
司書さん「あのー?」
弟「何でもないです、じゃあ
>>375
にでも行きましょうか」
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 01:48:17.92 ID:C8XILumx0
3階広場
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 01:57:56.60 ID:s7bdfTOH0
4階図書室
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 02:04:00.60 ID:e0S/lqhh0
図書館 北館 4階 図書室
弟「ゾンビは居ないな」キョロキョロ
フード女「…ええ」
司書さん「この部屋は主に歴史や文化などの本が多いですから、園児達も来てなかったでしょうしね…」
フード女「………」
弟「と、とりあえず生存者が居ないかを確かめましょう」
>>377
「あの…もしかして人?」チラッ
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 02:07:12.13 ID:s7bdfTOH0
子供のような真黒な影
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 02:28:02.88 ID:e0S/lqhh0
司書さん「!」ビクッ
弟「まさかっ!」バットカマエ
黒い影「」ビクッ
フード女「…待って、ゾンビなら話せるはずはない」
弟「あ…確かに」スッ
フード女「…驚かせてごめんなさい。ちゃんと姿を見せてくれる?」
黒い影「……うん」
男の子「…これでだいじょうぶ?」チョコン
フード女「ありがとう」
弟「ごめんな…見た所幼稚園くらいか?」
男の子「うん」
弟「何でこんな所に?」
男の子「ようちえんのえんそくできたの。そしたらそとがうるさくなって、それでこわくなって、ここにきて…う、グス」
男の子「うわああああああああああああん!」
弟「うおっ!?」
司書さん「ごめんね、怖かったね。でももう大丈夫よ」ギュッ
男の子「うわあああああああん!うわああああああああん!」
弟「こうなると暫くは泣き止まないか」
フード女「………」
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 02:38:17.41 ID:e0S/lqhh0
男の子「」
弟「寝ちゃったか」
司書さん「極限の状態の中、大人も居なくなって1人だったんです。無理もありません」
フード女「」
フード女「…ほぼ1日中何も口に入れないはず。持ってきた水とカロリーメイト、起きたら食べさせないと」
弟「そうだな…でも司書さんとこの子以外、本当に誰もいねぇ…」
フード女「…南館の方に居るのかも」
弟「かもな。父ちゃん達が見つけてるかな?」
司書さん「お二人以外にもいらっしゃるんですか?」
弟「ああ。俺の父ちゃんと、元軍人の爺さんが南館を探してる」
司書さん「では、もう少し探索してから合流したほうがいいかもしれませんね」
弟「もう少し探索してから?」
司書さん「出来れば今すぐにでも合流した方がいいとは思うんですが、もしまだ生存者がいた場合を考えると…」
弟「確かに…じゃああと1箇所だけ調べたら合流地点のエントランスに行きましょう。その子は俺が背負います」
司書さん「分かりました。じゃあ
>>381
に行きましょう」
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 02:42:55.77 ID:Lch6fgD+o
屋上
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 02:43:57.18 ID:s7bdfTOH0
会議室
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 20:36:18.38 ID:e0S/lqhh0
図書室 北館 2F 会議室
司書さん「ここなら広いから誰か居るかとは思ったんですが…」
弟「……居ねえな」
司書さん「すみません…」
弟「謝る事無いですよ。じゃあ予定通り、エントランスに行きましょう」
フード女「………」ガチャッ
フード女「!」
フード女「待って」
弟「何だ?…棚の中に何かあったのか?」
司書さん「!」
弟「大量の毛布…?これがどうかしたのか?」
フード女「…普通、会議室に毛布があると思う?」
弟「よく知らねえけど…なさそうだな」
フード女「多分、ここに避難してた人が寝袋代わりにしてたんだと思う」
弟「ここに?寝られそうな場所なんて他にいくらでもあるのに?」
フード女「そう。各階にある閲覧室にはソファがあった。寝るなら地べたに毛布を敷くよりソファの方が理にかなう」
フード女「でもここの人はそう出来なかった」
弟「出来なかった?」
フード女「ソファが埋まっていた、という事になる」
弟「!」
フード女「つまり、それだけの人数がここには居たはず」
弟「確かにそう考えればこの毛布はありえるか…」
フード女「でもおかしい」
弟「『でも』?何がだ?」
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 20:48:41.14 ID:e0S/lqhh0
フード女「ここで寝ていた人が、毛布を、しかもこんな無造作に詰め込むとは思えない」
弟「どういう事だ?」
フード女「まず、毛布を仕舞う必要性がない。この緊急時、寝られるときに無理矢理でも寝るなどする必要がある。学校でもそうしていた」
弟「ああ」
フード女「つまり常に寝る場所を確保しておく必要がある。その状態で寝具を仕舞うのは愚の骨頂。それにここはいずれは捨てる事になるのは分かってたはず。ならここを片付ける労力を別の事に当てた方がいい」
弟「確かに…」
フード女「そして、仮に片付けるなら、ちゃんと畳んで片付けるはず。無造作に詰め込むのはおかしい。急いでるならそもそも片付けない」
弟「……」
司書さん「そうですね、確かにおかしいです。でも今は生きる事を考えましょう。予定通り、エントランスに行きましょう」
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 21:04:56.38 ID:e0S/lqhh0
図書館 エントランス
弟「…帰って来ないな…」
フード女「………」
司書さん「私達が来てからもう10分は経ってます」
弟「俺たちが別れてからはもう1時間近く経ってる…いくらなんでも遅すぎる」
司書さん「まさか、どこかから入って来たゾンビに…」
弟「…探してくる」
フード女「待って」
弟「単独行動するなってか?だけどじっとしていられるかよ」
フード女「それでもダメ。私や彼女だけだったらいいけど、今はこの子も居る」
男の子「」スゥスゥ
弟「だったらまた背負って」
フード女「さっきこの子を背負って、かなり疲労しているはず。これ以上の疲労の蓄積は危険すぎる」
弟「じゃあ3人で交代で背負えばいいだろ?」
フード女「それより一度学校に戻ってこの子を置いて来た方がいい。片道10分くらいだし、3人もいれば問題なく着ける」
弟「父ちゃんが危ないかもしれないってのに、そんな事出来るかよ!」
フード女「今は感情より合理性を優先させるべき。それではこの先死んでしまう」
司書さん「…分かりました」
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/01(火) 21:13:30.59 ID:e0S/lqhh0
フード女「何」
司書さん「私と弟さんで別行動しているという御二人を探します。フードさんはここでその子と居てください」
フード女「!」
司書さん「これで探索のバディと、その子の御守役と分けられます」
フード女「………」
司書さん「万が一危険な事になったら書き置きでもすれば大丈夫ですよ。ゾンビ達はそれ程早くないですし」
司書さん「これで問題ないですね?」
フード女「問題ないわけ」
弟「いいぜ。司書さん、行こう」ダッ
司書さん「ええ」タッ
フード女「…………」
>>387
「良かった、生き残りの人が居た!」
フード女「!」
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 21:13:55.55 ID:Lch6fgD+o
警備員
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 21:29:18.14 ID:uzYindBy0
フードの女の旦那さん、職業警察官、正義感熱いの人で愛妻家でもある
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 23:05:49.66 ID:Lch6fgD+o
お、おう
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/02(水) 00:25:42.24 ID:rmoKrmU40
フード女「…あなた!」
旦那「あ、ああ、お前だったか!」
フード女「良かった…とでも言えたら良かったのだけれど」ギロッ
旦那「…お見通しってわけね」スゥ
旦那「」ドサッ
花子「あなたの夫に取り憑いた事は謝るわ。だから今すぐ弟を追いかけて」
フード女「黙れ。私の大切な人に取り憑いたんだ。滅する」タッタッタタッタッタッタタッ
花子「禹歩…やっぱり陰陽師なのね」
フード女「…散れ、腐れ幽霊」ヒュッ
キンッ
フード女「!?」バッ
花子「その程度じゃ、『トイレの花子さん』は消せないわよ」
フード女「…!」
花子「…本当に時間がないの。早く弟のやつを追いかけて。じゃないと、殺される」
花子(そして人類が滅ぶ)
フード女「………」スッ
フード女「今回だけ」
花子「どうせ次なんてないからそれで十分よ。二人は安全な場所に運んでおくから早く」
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/02(水) 00:40:57.35 ID:rmoKrmU40
弟「すみません、ありがとうございます」
司書さん「いえ、私が役に立てるとしたらこれくらいですから」
弟「…父ちゃん、無事だよな」
司書さん「お父さんのこと、大好きなんですね」
弟「尊敬できるってわけじゃないけど、家族の事を大事に思ってくれててる、いい親父ですよ」
司書さん「…ふふ。でもすぐにどうでもよくなりますよ」ギュッ
弟「うおっ!?し、司書さん?何を!?」ムネガセナカニ
司書さん「お姉さんと、イイコトしましょう?」ノシッ
弟「待て、今そんな事している場合じゃ」オシタオサレタ
司書さん「」ヌギッ
弟「え、ちょ、ま」
司書さん「」ズプ
弟「…ズプ?」
弟(司書さんの身体、液体!?)
弟「何だお前!?くそ、吸い込まれる!」
弟(まずい、意識が…)
司書さん「さあ、一つになりましょう」ズプズプ
ヒュッ
右蛇「」シショメカクシ
左蛇「」オトウトツカム
司書さん「!?」
フード女「…!」グイッ
弟「」スポンッ ドチャッ
フード女「……驚いた。化け物」
司書さん「…両手が大蛇の人には言われたくないですね」ジュクジュク
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/02(水) 00:57:42.59 ID:rmoKrmU40
研究所 副所長室
姉「女の人…?」カチカチ
姉「『ミミクライ とある検体の女性が持っていた遺伝子がウイルスに過剰反応。突然変異を起こした結果の産物』」カチカチ
姉「『見た目は普通の女性だが、頭部を除き全て半固体半液体の身体で構成されている。またその表面は人間の本来の皮膚と変わらない手触りや反発性をもつ膜を纏わせられる』」カタカチ
姉「『特徴として体の維持に大量のタンパク質を必要とし、定期的に人間大の肉などを取り込まなくてはならない。取り込む方法は頭部から経口摂取する方法と、スライム状になっている身体にそれを入れる方法がある』」カチカチ
姉「『また、人間を取り込んだ場合はその人間の持つ記憶や人格をコピーできる。更にそれが女性だった場合、なんとその姿もコピーできるという性能を持つ』」カチカチ
姉「『ウイルスは彼女の細胞と親和性が高かったようで、取り込んだ人間を一時的に取り出しても感染はかくにんされなかった』」カチカチ
姉「『なんと検体の女性の自我も残っており、ここまでの内容は数日間彼女が生活し、自分でわかった事を報告してくれた事を纏めたものである』」カチカチ
姉「『しかしあまりにも危険なものであると判断し、凍結処理を行った。棄てるのは色々と手続きが面倒なので後回しとする』」カチカチ
姉「…ゲスね」ペッ
392 :
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[saga]:2017/08/02(水) 01:08:27.74 ID:rmoKrmU40
ミミクライ「蛇女さん、弟君をこちらに渡してくれないかしら?」
フード女「……もっと疑うべきだった。今思い返せばいくら幻覚を見てるとしても、あの行動や言動はおかしかった」
ミミクライ「会話しましょうよ」
フード女「……生憎、化け物と話し合う義理はない」
ミミクライ「蛇女さんも化け物じゃなくて?」
フード女「…これは人が編み出した技の結晶。化け物なんかじゃない」
ミミクライ「だったら私も化学の叡智の結晶よ。化け物なんかじゃないわ」
フード女「…人を食べた時点で、お前は化け物だっ!」
ミミクライ「じゃあ、化け物に殺されなさい」
フード女(一先ず弟君を離れた場所に移さないと…
>>394
に行こう)
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/02(水) 01:13:08.78 ID:qd9E/kuk0
自衛隊基地
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/02(水) 01:15:31.98 ID:VAiFjnabo
屋上
395 :
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[sage]:2017/08/02(水) 01:23:01.29 ID:eGElzE830
安価↑+式神の熊さんを出して弟君を運ばせる、因みに熊さん旦那がフード女性にあげた最初プレゼントのぬいぐるみである
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