小鳥「もうお嫁にいけません……」

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1 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:38:51.79 ID:+3A9mgp10
小鳥「ふあぁ、おはようございますぅ……」

P「音無さん、おはようございます」

律子「おはようございます。なに、あくびしながら入ってきてるんですか」

小鳥「あはは……ゆうべ、なんだか妙に寝苦しくて……」

P「急に暑くなりましたからねぇ」

律子「仕事は仕事ですよ。しっかりしてください」

律子「……って、え?」

小鳥「?」

律子「小鳥さん!? 頭になにか生えてますよ!?」

P「おいおい、なにが……って、ええ!?」

小鳥「はい?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499949531
2 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:39:50.53 ID:+3A9mgp10
http://imgur.com/d7O62RM.jpg
3 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:41:31.93 ID:+3A9mgp10
P「ツノ……だな」

律子「ですよね、やっぱり」

小鳥「ツノなんて、蘭姉ちゃんじゃないんだから」

P「あれは違う」

小鳥「私より律子さんのほうが、よっぽどツノが生えそうですよ」

律子「は?」

P「確かに……」

律子「……何か言いました?」

P「いいえ、なにも」

律子「私のことはいいんですよ。小鳥さんです小鳥さん」

小鳥「だから私はツノなんて……」

P「いや、ツノ以外の何物でもないかと」

小鳥「二人して私をからかってるんですか? いくら私でも怒りますよ?」

律子「側頭部を触ってみてください」

小鳥「側頭部? ……って、いたっ! なにか刺さりましたよ!?」

律子「それがツノですって」

小鳥「……鏡あります?」

P「どうぞ」

小鳥「……」

P「……」

律子「……」

小鳥「なんで私の頭にこんな立派なツノが生えてるんですか!?」

律子「こっちが聞きたいですよ!」
4 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:43:17.21 ID:+3A9mgp10
P「今まで気が付かなかったんですか?」

小鳥「今朝は寝坊気味で、慌てて出てきたので……」

律子「それにしたって、なにか違和感とかは」

小鳥「あ〜……なんか、寝癖がひどいなぁとは」

P律子「「いや、気づけよ!」」

小鳥「二人がかりでつっこまなくてもいいじゃないですか」

律子「で、いつも通り出勤してきたわけですよね?」

小鳥「ええ、電車で」

P「まわりの反応は?」

小鳥「そういえば、私の周りだけ妙にすいてたような」

P「もし、頭にツノ生やした人が電車にいたらどうします?」

小鳥「あはは、そんな危ない人、近寄らないですよ」

小鳥「……って、あれ?」

P「……」

律子「……」

小鳥「やだっ! 私ってば恥ずかしい!///」

律子「今更なんのアピールですか、鬱陶しい」

P「あはは……」
5 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:45:14.17 ID:+3A9mgp10
小鳥「ん〜……」

小鳥「ツノ系女子……いける?」

律子「鏡見ながらなに言ってるんですか」

小鳥「わりと需要あるかなって!」

律子「なんでそんな無駄にポジティブなんですか……」

小鳥「ん、あれ?」

P「どうしました?」

小鳥「このツノ、どこかで見覚えがありません?」

P「ああ、言われてみると確かに」

律子「?」

小鳥「ん〜……?」

P「んん〜……?」

律子「……」

P小鳥「「あっ!」」

P小鳥「「ギニュー隊長だ!」」

律子「は?」

小鳥「この硬くて黒光りする立派なモノは間違いありません!」

律子「……」

律子「なっ……///」

P「おいこら、堂々とセクハラすんな」

小鳥「なんのことですかぁ?」ニヤニヤ

小鳥「あれぇ? 律子さん、どうかしましたぁ?」ニヤニヤ

律子「うるさいっ!///」

小鳥「でも、どうせ生えるならコルド大王のツノのほうがいいですよね」

小鳥「グレートマジンガーみたいでかっこいいし!」

P「そのポジティブさをいつもの音無さんに見習わせてやりたいですね」
6 : ◆PQxO3wwU7c [saga]:2017/07/13(木) 21:47:50.12 ID:+3A9mgp10
律子「念のため確認ですが、被り物ではないんですよね?」

小鳥「いくら私でも、それだったら気づきますよ」

律子「……どうだか」

P「外せないですかね?」

小鳥「ん〜……」グイッ

P「どうですか?」

小鳥「外れない……っていうか、握られてる感触までありますね」

律子「神経が通ってるってことですか?」

小鳥「ええ、たぶん」

P「思ったより深刻な事態ですね」

律子「本人はそうでもなさそうですが」

小鳥「そんなことないですよ。せっかくUSJまで行って買った承太郎の帽子が被れないじゃないですか」

律子「……」

P「ああ、うん。そうですね」

小鳥「あ、でも!」

P「?」

律子「?」

小鳥「律子さんがペロペロスリスリしてくれたら治りそうな気がします!」

P「……」

律子「……」

小鳥「……」

律子「包丁でいけますかね?」

P「ノコギリのほうがよくないか?」

小鳥「ごめんなさい冗談です許してください」
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