魔女家の奴隷

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55 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/07/23(日) 21:14:37.40 ID:hYt/SqTP0
おうふ、「ベッド」だった……呼び方「奴隷くん」じゃなくて「奴隷さん」だし
指摘感謝、脳内補完をお願いします
56 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/23(日) 21:36:04.88 ID:hYt/SqTP0
助手「そうと決まればさっさと寝間着に着替えて寝ましょ」

助手「あたしの寝間着は持ってきてあるのでご心配なく」

助手「奴隷さんの寝間着はー…やっぱり女物しか無さそうっすね」

助手「柄がちょいと可愛らしいっすけど新しいの買うのも面倒なので我慢してくださいな」

助手「……どうぞ?あたしは気にせず着替えていいんすよ?」

助手「別に素っ裸になれと言ってるわけじゃないですし、最初の奴隷商の服もほぼ布切れだったじゃないっすか」

助手「そんなにイヤ?ふぅむそうっすか…仕方ないっすね、今回は見逃してあげましょう」

助手「そのうちそんな細かいこと気にならなくしてあげるっすよ」

助手「んー?さてどういう意味でしょうねぇ?」

助手「ほら、後ろ向いてるからさっさと着替えるっすよ。その間にあたしも着替えるんで」

助手「いいじゃないっすかお互い後ろ向いてりゃ見れないんだし…交互に部屋を出るのも馬鹿らしいっすよ」

助手「はいはい却下却下、脱ぐんで後ろ向いてくださーい」
57 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/23(日) 22:21:42.02 ID:hYt/SqTP0
助手「ん、もうこっち向いていいっすよ」

助手「しかし本当に一度も振り向かなかったすね、誠実というかヘタレというか」

助手「あと背中きれいでびっくりしたっす。肩からうなじにかけてとか超そそる」

助手「え?そりゃわかりますよ奴隷さんのことガン見してましたし」

助手「別に減るものでもないんだし男が細かいこと気にしちゃだめっすよー」

助手「奴隷さんだってこっち見てもよかったんすよ?そしたらあたしがお仕置きの名目でいろいろできたのに」

助手「ん〜初々しいっすねぇ…やっぱり最初はまっさらのほうがいいっすよね」

助手「んではもう寝ましょうか、お先にベッドへ失礼〜」

助手「ほら奴隷さんも早く入るっすよ」

助手「なぁにぼさっとしてるっすか?拒否権なんてあるわけ無いんだからさっさとするっす」
58 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/23(日) 23:27:16.39 ID:hYt/SqTP0
助手「ほほう…向き合って寝ようとするとは予想外」

助手「んふふ、正解っす。背中向けたら抱きついてやろうと思ってましたよ」

助手「基本抜けてるけどいざというところで危機感知できるのは優秀っすね」

助手「では命令です、動くな」

助手「今日はこれで終わりとでも思いました?残念もう少し付き合ってもらうっすよ」

助手「ボタンはずしてもいいんすけど、あえて裾から手を失礼」

助手「んー…薄い、かと思いきやうっすらと筋肉のある胸板」

助手「一応傭兵やってたというだけあるっすね」

助手「心臓の鼓動が早いですけど、興奮してるっすか?まぁ顔見れば聞くまでもないっすけど」

助手「やっぱり手っ取り早く親交を深めるならスキンシップすよねぇ」

助手「そうそう、さっきから奴隷さんが聞きたがっているだろう質問にお答えしましょう」

助手「なぜあたしが奴隷さんと仲良しになりたいか」
59 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/07/23(日) 23:28:41.97 ID:hYt/SqTP0
今日はこんなもんで
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 23:54:46.89 ID:aQfXLa0go
おつー
ドキドキするわあー
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 23:56:30.60 ID:4WOrnw4Do
はよ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 05:58:26.15 ID:QHPEFbZMO
すごくいい
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/25(火) 21:12:58.22 ID:4eL2EHeBo
話の切り方も上手いね
64 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/29(土) 22:01:26.76 ID:FMh+R2ol0
助手「まぁ簡単な理由っすよ、ギャップがあった方がグッと来るでしょ?」

助手「こうして積極的に絡んでくる魅力的で可愛い先輩のあたしが」

助手「ある時一変して奴隷さんの腕折り折りながらキチガイじみた笑顔してたら」

助手「奴隷さんいい顔で怖がってくれるんじゃないかなって思うんすよ」

助手「その顔だと何でこんな回りくどいことするのかって奴隷さんは言いたいんでしょうけど」

助手「常日頃から怖がらせるだけじゃ単調だし恐怖の質が低いと思いません?」

助手「そういうのは前の奴隷で何度かやってマンネリ気味ですし」

助手「普段頼りがいのある優しい相手がいつ豹変するかビクビクしながら過ごす奴隷さんも興味あるっす」

助手「だから、まずは奴隷さんと仲良くなろうと思いまして」
65 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/29(土) 22:22:45.90 ID:FMh+R2ol0
助手「こうして理由を話してるのもギャップでビビる奴隷さんを見るためっす」

助手「今までのイチャコラ展開からこんな話が出るとは思わなかったでしょう?」

助手「その なんで?どうして? って顔が見たいがためです」

助手「予想通りの可愛い反応で満足ですわ」

助手「心拍数上がってるっすよ?さっきのとは違う理由でドキドキしてるんでしょうねぇ」

助手「ホントわかりやすくて愛らしいんですから」

助手「もう今すぐ軽い拷問にかけちゃいたいくらい」

助手「スタンダードに爪剥がしたりするだけでもいい声出してくれそうですけど」

助手「魔族式にじっくりいたぶるほうが奴隷さんには似合いそう、酸性スライムにゆっくり足を溶かされるなんてどうでしょ?」

助手「あれ怖いっすよ〜皮膚からじわじわ溶かされて、徐々に血が滲んで青いスライムが紫に変色してくんです」

助手「その内神経が露出して激痛にもだえ苦しんで最後には自分の足の骨を見ることになるんです」

助手「どんな声で、どんな顔で泣いてくれんすかね……やば、よだれ垂れちゃいそう」
66 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/29(土) 22:40:44.86 ID:FMh+R2ol0
助手「でも今は我慢です。ご主人にも釘刺されちゃいましたし」

助手「奴隷さんが一人前になるまでは直接手出しは無し、我慢できないので言葉責めはしますが」

助手「それにそんな心配しなくても大丈夫っすよ?」

助手「昼にも言いましたけどあたしは奴隷さんを壊したりしません」

助手「怪我させてもちゃんと治せる範囲に限定するっす」

助手「あくまでいじめた時の反応が見たいだけですからね、壊しちゃったら遊べなくなるでしょ?」

助手「だからその時が来たら安心していっぱい泣き叫んでください」

助手「……今泣くほど怖いっすか?」

助手「そうですよね怖いですよね」

助手「でも逃げられないっすよ?」

助手「そこは諦めてください、下手な反抗してもご主人の不評を買うだけなんで」
67 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/29(土) 22:58:53.82 ID:FMh+R2ol0
助手「あーちょっとやりすぎましたかね」

助手「ガチ泣きさせる気はなかったんですけど……嗚咽可愛い」

助手「しょうがないっすね、あたしの胸貸してあげるから機嫌治すっすよ」

助手「ほらぎゅーっと…どうです?ご主人と違ってあたしは結構ありますからね」

助手「よしよし……大丈夫、大丈夫」

助手「あたしは奴隷さんの味方ですから」

助手「ホントですよ?」

助手「あたし奴隷さんの事大好きですもん」

助手「奴隷さんに意地悪するのも愛ゆえにってやつです」

助手「ご主人以外の生き物では一番だって言っていいくらい好き」

助手「だから頼ってください、ご主人に気に入ってもらえるようにあたしもいっぱい頑張りますから」

助手「守ってあげますから、信じて」

助手「奴隷さんに死なれたら悲しいです」
68 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/07/29(土) 23:29:11.02 ID:FMh+R2ol0
助手「あたしが奴隷さんに優しくするのも意地悪するのも」

助手「どちらも等しく大好きだからです」

助手「奴隷さんは愛されているんです」

助手「受け入れろとは言いませんから、それは覚えておいてくださいな」

助手「……もう大丈夫です?」

助手「お気になさらず、泣かしたのはあたしですから」

助手「さて、あたしも満足したしそろそろ寝ましょうか」

助手「んん?抱きしめられながらはイヤっすか?」

助手「そうそう正直が一番っすよ」

助手「初日限定サービスですからしっかり堪能するといいです」

助手「ではおやすみなさい、良い夢を」
69 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/07/29(土) 23:30:10.40 ID:FMh+R2ol0
今日はこんなもんで
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 02:07:04.69 ID:/D7E4lbY0
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 04:23:38.41 ID:qhwGQFZdo
助手さん可愛すぎますううう
72 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/07(月) 19:07:09.09 ID:OJU8TcgS0
助手「んっふふ〜ふふふ〜ん♪」

魔女「随分とご機嫌だな」

助手「ひょわぁい!!?」

魔女「煩い、奴隷が起きるぞ」

助手「な、なんでご主人がこんな朝早くに起きてるっすか?普段はまだ寝てる時間でしょ?」

魔女「寝てないだけだよ、昨日は研究しながらそっちの様子を監視してたから」

助手「うげ…盗み見とは趣味悪いっすよ」

魔女「音声だけだったから盗み聞きだな」

助手「あんま変わって無いっす」

魔女「お前が監視が必要だと判断せざるを得ないほど浮かれてたのが悪い」

助手「んむぅ……浮かれてたのは認めるっすけどぉ」

魔女「まぁちゃんと我慢したのは褒めてあげるよ」

助手「そりゃご主人に言われましたし」

魔女「でもそれだけじゃないだろう」

魔女「一応聞くけど、あれどこまで本気だった?」
73 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/07(月) 19:42:44.08 ID:OJU8TcgS0
助手「………ほぼ全部」

魔女「……にわかには信じがたいけど、その照れ具合を見るに本当らしいね」

助手「いや、だって反応がいちいちツボなんすよ!可愛い上に反応初心だし表情コロコロ変わるし肌もきれい!」

魔女「力説しないでよろしい」

助手「すんません」

魔女「は〜…あのネズミをいたぶる猫のように奴隷をいじり倒してた君がねぇ」

魔女「あの奴隷も幸運なんだか不運なんだか」

助手「そりゃ幸運でしょう、死ぬ確率が減るんすから」

魔女「その代わり生き地獄が待ってそうだがね」

助手「大丈夫っす、最終的にはそれも幸福に感じられるようにしてあげるっす!」

魔女「それは大丈夫ではないと思う」

助手「今までの奴隷は加減がわからなくてちょいちょい壊しかけてましたからね、今回はゆっくりじっくり行くっす」

助手「まずは精神から攻めて、たっぷり反応を堪能した後少しづつ痛みを伴うものに」

助手「いややっぱりいきなりハードに行って泣き叫ぶの見るもの捨てがたい」

助手「でもでも今までの奴隷の反応を考えると加減しとかないとマズイっすよね」

助手「あの奴隷さんの代わりなんて滅多にいないだろうし大事にしないと」

助手「これまでの経験を活かして末永くお付き合いしたいっすねぇ」
74 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/07(月) 19:52:35.84 ID:OJU8TcgS0
魔女(うーんこれまで助手のストレス発散も兼ねて奴隷にちょっかい出すのは黙認してたけど、やっぱりまずかったかな)

魔女(簡単な治癒魔法で治る傷しかなかったし大したことしてないと思ってたんだが……やはり人間は予想以上に脆いのか)

魔女(助手の趣味による精神攻撃は人間にとっては思ったより深刻なのかも?今後は留意するか)

助手「あれ、どうかしました?またなんか考えてる顔してるっすけど」

魔女「いや、やはり人間は脆いんだな、とね」

助手「そっすねー腕の一本もがれたくらいで死にかけるのは流石に脆すぎだと思いますわ」

魔女「全くだ。その辺のゴブリンでもその程度で死にはしないというのに」

助手「でもその儚さがいいんすよ、弱いのにいじらしく生にしがみつこうとするの様子を眺めるのたまんないっす」

魔女「私にはやはりその辺の感性はわからんね…」

助手「勿体無い。そうやって無関心だから愛着わかないんすよ」

魔女「別方向で関心を持てるように頑張ってみるよ」

助手「こっちは何時でもウェルカムっすからね!」

魔女「はいはい」
75 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/07(月) 20:36:01.71 ID:OJU8TcgS0
魔女「しかし、あれだけ愛を囁きつつやりたいことが泣き顔見たいと公言するのはありなのか?」

助手「あーそこまで聞かれてたんすねー…恥ずかし」

魔女「見た目恋する乙女なのに中身が猟奇的なのだから奴隷の恐怖も相当なものだろうなぁ」

助手「大丈夫っすよ、奴隷さんはあたしを拒絶出来ません」

魔女「やたら自信満々だが根拠はあるんだろうね」

助手「単純な話っす、生き残る為にあたしの教えを請う必要があるから嫌でも接触しますので」

魔女「うん」

助手「そこに漬け込んでガッツリイチャイチャします!」

魔女「うん?」

助手「昨日の夜で確信しました、奴隷さんは異性関係に耐性が全く無いっす」

魔女「本当か?確かに若くは見えるが何も知らない少年というほどの歳でもないだろう」

助手「ですね、でも事実っす。あの心拍数の上昇は少年のそれです」

魔女「元傭兵だが箱入りで教養もあるか…以前はそれなりに位の高い人種だったのかもね」

助手「だとしたら肌が綺麗なのとかも納得いくっす」

助手「とまぁ話を戻すと、ミス=死のこの状況を利用して手取り足取り教育して、その過程で親睦を深めるんすよ」

魔女「いつ豹変するかもわからない相手でも心を開くと?」

助手「開かせます。その辺のテクは自信あるっすよ」

魔女「そういや交渉術とかやたら上手かったな」

助手「ご主人に拾って貰う前の名残っす」

助手「足がかりは昨日しっかり作ったんで後は落とすだけっすよ、余裕余裕」

魔女「まるで経験の少ない若者狙いのサキュバスみたいだな」

助手「大体合ってますねー」
76 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/07(月) 22:10:45.26 ID:OJU8TcgS0
魔女「ま、精々頑張れ。色々支障の出ない範囲でね」

助手「言われなくてもっすよ」

魔女「あとそっちにかまけて研究をほっぽりだすなよ」

助手「わかってますったら」

魔女「なら、いいけど」

魔女「……そろそろ朝食を準備してくれ。お腹が空いた」

助手「ハイハイ、では奴隷さん起こしてきますかね」

助手「あとご主人?」

魔女「なんだい」

助手「心配しなくてもあたしの一番はご主人っすからね?」

魔女「心配はしていないけど、ありがとう」

助手「んふ、それくらい素直に奴隷さんにも接してください」

魔女「無茶を言う…」

助手「出来ますよ、勘ですけど奴隷さんとご主人は割と相性いいと思うっす」

魔女「勘ねぇ」

助手「ずっとご主人と一緒にいるあたしが言うんだから信用できるっすよ」

魔女「そっか、わかったよ」
77 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/08/07(月) 22:15:47.62 ID:OJU8TcgS0
今日はこんなもんで

これから先も適当に即興していくけど何かネタがあったらスレしてくれるとうれしい(拾えるかは別)
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 22:34:45.13 ID:NewlzaMmo
助手の食事風景がもっと見たいなー
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 09:55:16.07 ID:My/XG3RZo
おつおつ

奴隷くんが仕事でミス(する様仕組んである)してあれだけ執着してくれた助手さんから雑に扱われる精神虐待とか、普通に談笑してる途中で脈絡無く暴力振るわれたり、とにかく奴隷くんを愛でる助手さんがもっと見たいです
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 15:02:00.21 ID:MzrAgbgyo
助手さん株が上がり過ぎて家主の影が薄いからそっちの話も見たいな〜
歩み寄ろうとする魔女さんとか加減分からなくて距離を詰めすぎちゃう魔女さんとか
81 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/16(水) 19:53:20.12 ID:Wg/x6Wsr0
魔女「頂くよ」

助手「はいどーぞ」

助手「奴隷さんは特に味わって食べてくださいね、あの調味料でこういう味になるんだってことを頭に叩き込んでください」

魔女「…………」モグモグ

助手「あと生ごみはなるべくこまめに外の指定場所に捨ててほしいっす」

助手「裏庭にある家庭菜園…まぁ育ててるのは食用じゃなくて実験用の薬草やらですが」

助手「その近くに肥料を作るためのスペースがあるっす」

助手「有機物のゴミはそこに放りこんどいてください、溜まったらまとめて分解して肥料にするっす」

魔女「助手よ」

助手「なんすか?」

魔女「手持ち無沙汰だからといって食事中に奴隷への講釈はやめてやれ。そいつの食事が進んでないぞ」

助手「だってあたしだけご飯抜きで暇じゃないっすか!」

助手「奴隷さんと作った朝食をあたしだけのけ者とか!どんな拷問っすか!」
82 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/16(水) 19:55:12.72 ID:Wg/x6Wsr0
魔女「その分昨日食べたんだから自業自得だろう」

助手「ご主人のオーガ!ハイデーモン!魔王!」

魔女「魔王は言うほど邪悪じゃないぞ?見た目はあれだが話せば割と趣味の合う奴だった」

助手「え、なにそれ魔王と知り合いとか初耳なんすけど」

魔女「そりゃ言った覚えは無いし会ったのは助手と暮らし始める前だからね」

助手「ご主人の友好関係ってほんとよくわかんないっすね…」

魔女「伊達に長生きしてないってことさ」

助手「その割には精神年齢低くないっすか」

魔女「魔物で無駄に精神年齢高くてもろくなのいないからいいんだよ。アラクネの長とか性格捻じ曲がってるどころじゃなかったろ?」

助手「そういやそーでしたね」

魔女「……奴隷、お前はさっさと食事を終わらせろ。なんのために私が助手の相手してると思ってる」

助手「…………」

魔女「なんだよその顔は」

助手「いやまさか奴隷さんの為に雑談続けてたとは思わなくて」

魔女「1割くらいはね、残りは普通の雑談だが」

助手「割合少なっ」

魔女「気をかけてやってるだけありがたいと思えよ。お茶お代わり」

助手「はいはーい」

助手「奴隷さんはいかがっすか?あいやそんな無理して急がなくていいっすから…」
83 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/16(水) 20:12:57.40 ID:Wg/x6Wsr0
数日後

助手「んっと…これはこっちで」

助手「奴隷さんはそっちの空いた棚掃除しといてください」

助手「よし、後は棚を綺麗したら備品を元に戻して終わりっすね」

助手「数は多いっすけど二人ならそこまで時間はかからないはずだから頑張りましょ」

助手「しかし奴隷さん、たった数日ですぐ慣れたっすね」

助手「いや掃除だけじゃなくてここでの仕事全般の話っす」

助手「他の男性奴隷はもっと時間かかったのが大半なんすけど」

助手「奴隷さんはやっぱり前にもこういう仕事したことあるでしょ?しかも長期間」

助手「あーまぁ話したくないならいいっすよ別に」

助手「過去どういう境遇だったのかじゃなくて今何ができるかが重要ですから」

助手「……個人的には興味あるっすけどね」

助手「んふ、今はそうやって申し訳なさそうな顔してくれるだけで十分っすよ」

助手「奴隷さんが話したくなったら言ってください。待ってますから」
84 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/16(水) 20:15:51.44 ID:Wg/x6Wsr0
助手「ところで話は変わるっすけどそこの備品は絶対に傷つけちゃダメですからね」

助手「それは周りの二束三文のと違ちょっとした記念品なので」

助手「扱いには十分注意してください、下手すりゃ一発アウトです」

助手「今の奴隷さんみたいに仕事に慣れ始めたときが一番危険なんで気を引き締めて下さいな」

助手「中身?中身は魔法武具の試作品っす」

助手「雑兵+魔法武具のみでどこまで戦果を挙げられるかって課題で作ったんすけど」

助手「試作品のそれは出力高すぎて使用者はおろか周囲一体を破壊しつくじゃじゃ馬になりまして」

助手「結果で言うとゴブリン1体が敵騎士団1個大隊を撃破するという大戦果だったんですが」

助手「同時に自身を含む味方1個大隊も巻き添えで撃破されるというただの自爆魔法と変わらない結末に」

助手「なのでお蔵入りしたいわくつきの代物です」

助手「でも、同時にご主人が初めて作った魔法武具なので記念としてとってあるそうっすよ」

助手「いらないものはすぐ捨てるのにこういう記念品はとっとく乙女さもあるんすよ御主人は」

助手「意外とかわいいところあるでしょ?」

助手「ああ見えて結構隙も多いし第一印象ほど堅物ではないので、あっちから話しかけてきても怖がらずに接してあげてください」

助手「ちなみにここに来てからどれくらいご主人と喋りました?初日を除いて」

助手「あ、もういいっす。両手で数えられるくらいしかないんすね……」

助手「まぁまだ数日しかたってないっすからね、どっかのタイミングで絡んでくる、はず」

助手「そのとき挙動不審でも指摘しないであげてほしいっす」
85 : ◆c1VDSloCOM [saga]:2017/08/16(水) 21:28:58.26 ID:Wg/x6Wsr0
助手「さてと、これで全部きれいになったっすね」

助手「あとは棚に備品類を戻したら終わりっす。ちゃっちゃとやっちゃいましょ」

助手「ではあたしはコッチの軽いの戻すので奴隷さんは重いのお願いするっすよ」

助手「うーん面倒事押し付けられても元気よく返事できる奴隷さんはホントできた奴隷っすねぇ」

助手「いやいやそれで良いんです、どんな命令でも疑わず盲目に実行できるのが正解です」

助手「後は失敗さえしなければ、ね」

助手「こう考えると結構ハードル高いっすよねご主人の理想って」

助手「やっぱある程度の妥協は必要だと思うんすよ。どんな生き物も失敗から学んで改善してくもんです」

助手「あたしもここに来たばっかりの頃は何度も失敗して何度もご主人に殺されかけたもんっすよ」

助手「だから奴隷さんもって言いたいところなんすけどご主人がなぁ」

助手「いや逆に奴隷さんが頑丈になればいいのでは?」

助手「まぁ流石に無理があるっすよねぇ……ってぇ!?」

助手「なんすか今の音!何やらかしたっすか!?」
86 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/08/16(水) 21:57:41.50 ID:Wg/x6Wsr0
今日はこんなもんで
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/16(水) 22:03:16.37 ID:lMJXqRRR0
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 22:07:26.92 ID:6CAoOknM0
おつん
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 22:07:30.68 ID:HURlyYooo
おつ
あー奴隷きゅんついに……(合掌)
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 19:19:22.44 ID:+kkEwZX/o
保守
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/22(金) 18:12:37.83 ID:7JHRZgseO
しえん
92 : ◆c1VDSloCOM [sage saga]:2017/09/27(水) 23:09:15.55 ID:MUYjHqeL0
保守支援に感謝

色々落ち着いたので近日再開予定
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:25:52.42 ID:WqvOxz7Oo
やったぜ。
まってます
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 23:51:14.29 ID:/Gvli3PL0
保守
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 00:24:10.45 ID:eaOOJJ2J0
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 00:04:45.75 ID:cgwuGhMG0
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 23:43:45.36 ID:jlrDjtwu0
続きが読みたいです
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 12:06:08.62 ID:2G6xn1MM0
待ってるぞ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 18:19:26.50 ID:eEw9EQ+I0
はよ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 01:07:46.37 ID:KT+eLX3u0
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:53:40.88 ID:EBzc5ys4o
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