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凛「なんだろう……?この『星形』のエンブレム…………」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:40:28.65 ID:zA8ojbvRo
・モバマス?ジョジョ
・初投稿
・6番煎じくらい
・オリジナルスタンド
ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出が楽しみすぎる!
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1499791228
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:41:31.76 ID:zA8ojbvRo
凛「…………………」
――――――人には、乗り越えなければならない『壁』がある
凛「アンタは………この私が直々にブチのめす………」
――――――たとえ、その『壁』が
凛「………………プロデューサー」
――――――どんなに『大切なもの』であったとしても。
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:42:40.31 ID:zA8ojbvRo
第一話「その『星』に手を伸ばせ 〜Reaching for the Stars〜」
----------------5月16日 14:12 某スタジオ
凛「お疲れ様でしたー」
この物語は、既に初夏の日差しが降りそそぐ5月の半ばから始まるッ!
凛「さて……そろそろ事務所に戻らないと」
渋谷凛、15歳。誕生日は8月10日、趣味は愛犬ハナコの散歩。
凛「(事務所に戻ったらちひろさんに今日の報告をして……借りてたマンガも奈緒に返して……それから……)」
そして、彼女の職業――
ドンッ
凛「いたっ!?」
P「うおっ!?」
ドサーッ!!
P「す、すまん凛!怪我はないか!?」
凛「うん、大丈夫だよ……こっちこそごめん、考え事してた」
P「それなら良かったけど……ほら、台本やら何やら、カバンの中身が出ちゃったな」
サッサッ
凛「あ、ありがとう」
P「さっきの収録で疲れてるんだろう。事務所戻って報告終わったらすぐ帰るんだぞ」
凛「分かってるって。明日もあるし、ゆっくり休むよ」
――彼女は、類まれな才能を持ったアイドルである。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:44:06.84 ID:zA8ojbvRo
----------------5月16日 16:33 CGプロダクション事務所 事務室
ガチャ
凛「ただいま」
ちひろ「お帰りなさい、今日もお疲れ様でした♪」
奈緒「お帰りィ〜」
凛「ちひろさんもお疲れ様です……これ、今日の報告書」
ちひろ「はい、確かに受け取りました。それじゃあ私は奥で仕事してますね〜」
凛「分かった。それから奈緒、これ借りてたマンガ」
奈緒「おっ、昨日貸したばっかりなのにもう読んだのかい?その『デッドマンズQ』!私これ大好きでさァ〜〜!なァなァどうだった!?面白かったろ!?」
凛「うん。絵はキモ……独特でちょっと敬遠してたけど、一度読み始めたら引き込まれるっていうか」
奈緒「だろ!?だろ!?『死刑執行中脱獄進行中』ってのもあるけど……」
凛「う……そのタイトルは……ちょっと遠慮したいな……」
奈緒「そっか……」シュン
凛「私はそろそろ帰らないとだから、ごめん……また今度ね」
奈緒「面白いのにナァ……」 ブツブツ…
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:45:14.51 ID:zA8ojbvRo
菜々「あっ、凛ちゃーん!」ピョンピョン
凛「菜々さん。今日はロケじゃなかったんですか?」
菜々「だから、ナナでいいですって……実は急に先方の都合が変わったみたいで、今日は一日事務所でレッスンだったんですよ」
凛「だからそんなジャージ姿だったんですね」
菜々「えへへ、ちょっと恥ずかしいですけどね。凛ちゃんこそ、最近お仕事が忙しいみたいですけど、大丈夫ですか?」
凛「うん。もっともっと頑張らないと……」
菜々「……それじゃあ、ナナから頑張る凛ちゃんへアドバイス!乗り越えなければならない『壁』の話をしましょう!」ピコーン
凛「……『壁』?」
菜々「えっと、これはとある番組のとある共演者さんのとあるご親戚のとあるご友人が仰っていた話なんですけどね――」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:47:12.04 ID:zA8ojbvRo
菜々「凛ちゃんは、『黄金の精神』という言葉を知っていますか?」
凛「いや……聞いたこともない」
菜々「これはどこかの街で殺人鬼をやっつけた高校生たちの、どんな困難にも屈しない強い精神力のことを指すそうです」
菜々「他にも、恐怖に屈しない『勇気』や大切な人を思う『優しさ』、『覚悟』とか『潔さ』……」
菜々「それらは全て、どうしようもない絶望という荒野に、進むべき道を切り開くことなんです」
菜々「きっと凛ちゃんも、今は苦しいけど……困難に立ち向かう『黄金の精神』が芽生え始めているのかもしれません」
凛「『黄金の精神』……か」
菜々「だから、今日はこのウサミン星特製スムージーをあげちゃいます!これ飲んで元気出してください!」バーン!
凛「ありがとう。少し元気が出た」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:48:04.97 ID:zA8ojbvRo
凛「じゃ、お先に失礼します」ガチャ
ちひろ「凛ちゃん!ちょっと待って!」タッタッ
凛「ん、どうしたの?」
ちひろ「忘れてたわ……。はいこれ、凛ちゃんの新しいスケジュール表!」ドサッ
凛「こ、この紙束全部!?」
ちひろ「最近トライアドでの出演も多くなってきたからね……負担はかからないはずだから安心して!」
凛「…………」ジッ…
ちひろ「大丈夫?もう少し分散させようか?」
凛「いや、もっともっと頑張りたい」
ちひろ「まあ、それは頼もしいこと!でも今夜はゆっくり休んでね?」
凛「大丈夫だって。現場でプロデューサーにも釘を差されたし」
ちひろ「ふふっ、それなら安心ね。それじゃあ、また明日!」
凛「うん、また明日」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:48:57.20 ID:zA8ojbvRo
----------------5月17日 22:40 渋谷家 凛の部屋
凛「"beyond" 『越える』……と。ふぅ…………」
凛「学校の課題こなすのも大変だなぁ…………それに」
ガサガサ
凛「新しいスケジュール、かなりびっしり」
凛「(ちょっと減らしてもらおうか……いや、もっと頑張らないと)」
……………………ドクン
凛「…………あれ?カバンの奥に、何か……」
…………ドクン…………ドクン…………ドクン…………ドクン
スッ
凛「なんだろう……?この『星形』のエンブレム…………」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:50:01.63 ID:zA8ojbvRo
…ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…ドクンドクンドクンドクンドクン
凛「硬い……それに結構重い……こんなもの持ってなかったはずなのに…………」
ドクンドクンドクドクドクドクドドドドドドドドドドドドドド
クルリ
凛「(裏に何か彫られてる……)」
凛「『What STAND do you have?』…………」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:50:36.69 ID:zA8ojbvRo
凛「スタ……ン…ド……?」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:51:12.58 ID:zA8ojbvRo
ブシュウウウウウゥゥゥッッ!!
凛「…………え?」
ボタッ…ボタッ…
凛「な……何ィィイイイイイッ!?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
凛「指先から血がッ!?切れるような所なんて無かったのにッ!?」
ドクドク…
凛「は、はやく止血しないと…………!タオルはっ…………!」
スゥ…
ダダダダダッ!!
凛「お母さん!タオル無い!?」
母「どうしたの!?そんなに慌てて……」
凛「いいから早くッ!こんなに血が………………ハッ!?」
シーン…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
凛「あれ……血が、止まってる…………?」
母「血?どこか怪我でもしてるの?」
凛「ううん……私の勘違いだったみたい……(おかしい…………確かにさっきは出ていたのに)」
母「そう……収録が終わったから、疲れてるのよきっと。今日は早く寝ちゃいなさい」
凛「うん…………そうする」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/12(水) 01:51:45.96 ID:zA8ojbvRo
ガチャ
凛「(おかしい……あの感覚は確かにキズが出来ていたのに)……あれ?」
凛「あのエンブレム…………どこに行った?」
フラッ
凛「うっ…………今度は頭が痛い…………」
凛「どうしちゃったかな…………ハァハァ…………本当に…………ハァハァ」
ドクン……ドクン……
凛「ダメだ………………立ってられない…………ゼェ……ゼェ……体が熱くなって……………………」
ドサッ
凛「……………………誰かに………………連絡を………………」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
凛「…………プロ……………………デューサー………………………………」
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