【食戟のソーマ】もも「ラビットハウス?」

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1 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/10(月) 23:09:02.47 ID:gO3xooyGO
食戟のソーマとごちうさのクロスです
たまに安価出します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499695742
2 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/10(月) 23:21:08.60 ID:gO3xooyGO
私の名前は茜ヶ久保もも

天下の料理学校"遠月学園"の三年生だよ

今日は食材の買い出しで相棒のブッチーと一緒に少し遠くまで来ている

もも「なかなかいい食材が手に入ったね?わざわざ遠出した甲斐があったよ」スタスタ

ブッチー「そうだねももちゃん」

もも「………歩くのつかれた…奴隷(久我)にでも迎えにこさせようかな…」

もも「!」

もも「ラビットハウス…喫茶店?」

もも「………こんなとこに喫茶店があったんだ」

もも「……………」ウズウズ

もも「もものスイーツ職人魂がうずく…」

もも「……入ってみよう…」


カランカランカラン
3 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/10(月) 23:26:39.30 ID:gO3xooyGO
ティッピー「チノ、客じゃよ」

チノ「わかってます、おじいちゃん!いらっしゃいませー!」

もも「……………」

チノ「………………」

もも、チノ「(子供が一人で…)」

もも、チノ「(てゆーか)」

もも「(なにあのウサギ…ここ喫茶店だよね?)」

チノ「(あのでっかいぬいぐるみはいったいなんなんでしょう…)」

チノ「あ、あの……」

もも「>>4
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:32:37.56 ID:4Bdx7Vgk0
迷子?保護者の方は?
5 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/10(月) 23:42:34.50 ID:gO3xooyGO
チノ「(私と同じくらいの歳でしょうか……?ひょっとして迷子……?)」

もも「ねぇ、保護者の方は?」

チノ「え?」

もも「あなた、子供でしょ?ここのマスターは?」

チノ「えと……」

ティッピー「マスターはワシじゃが?」

チノ「おじいちゃん!」

もも「!」

もも「(ウサギが喋った?腹話術…?)」

ブッチー「なめんなよ」

チノ「!」

チノ「(ぬいぐるみが喋った?腹話術でしょうか……)」

もも「……もういい、それよりもも、歩いて疲れたの」

もも「席に案内して」

チノ「は、はい……」



チノ「で、では…こちらの席で…」

もも「………………」プイッ

チノ「(目を反らされました…)」

チノ「あ、あの…ご注文は…」

もも「カプチーノ。早く淹れて」

チノ「……畏まりました…」

チノ「(ワガママな子ですね…ココアさん、早く帰って来て下さい!)」
6 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/10(月) 23:48:36.80 ID:gO3xooyGO
もも「………………」

もも「(お店自体はアンティークな感じで人も入ってない……)」キョロキョロ

もも「(もも的には落ち着くけど……)」

チノ「…………」カチャカチャ

もも「(カプチーノを淹れてるのもあの子供だし…あまり期待はできそうにないね)」

もも「ウサギの毛一つでも入ってたら文句つけてあげようね?ブッチー」

ブッチー「そうだねももちゃん」

チノ「?」



チノ「お待たせしました」コト

チノ「カプチーノです」

もも「…………………」スッ

もも「………………」ゴクゴク



もものチノが淹れたカプチーノの評価
安価下
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:49:51.91 ID:lRtINtoPO
苦味が少なく、甘みが強い
8 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 00:00:52.68 ID:gWqvaYTYO
もも「……………」ピクッ

チノ「!」

もも「ねぇ」

チノ「な、なんでしょうか…」

もも「このカプチーノ、あなたのオリジナルブレンドだよね?」

チノ「そうですが…」

もも「………ふーん」ゴクゴク

もも「(このカプチーノ、苦味が少なく、甘味が強い……)」

もも「(正直…技術や美味さという点ではまだまだ未熟だけど……)」チラッ

チノ「!」ビクッ

チノ「(こ、この子なんなんですか!謎の威圧感が……)」

もも「(飲みやすさなども配慮されて淹れられてる…この歳でこのカプチーノ…)」

もも「………………」コト

チノ「…………」ビクビク

もも「ま、ギリギリ飲めるレベルかな?」

チノ「は、はぁ…(本当になんなんですかこの子!)」

ティッピー「………………」

ティッピー「(この少女の制服…もしや………)」


カランカランカラン

「チノちゃーん!」

もも、チノ「!」
9 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 00:10:22.33 ID:gWqvaYTYO
ココア「たっだいま〜♪」

チノ「ココアさん!」

もも「!」

ココア「んー?」

ココア「あっれー?チノちゃんのお友達〜?」

もも「………………」

ココア「かっわいい〜♪」

もも「……………」プイッ

ココア「ありゃりゃ…」

チノ「ココアさん!」

ココア「なーに?」

チノ「この子、お客様です!」

ココア「え?そうなの!?」

ココア「ご、ごめんなさい!」

もも「………………」

ココア「……それにしても可愛いね♪中学生くらいかな?」

ココア「私の名前はココア!ココアお姉ちゃんって呼んでいいよ?」

もも「…………」

チノ「ココアさん!相手はお客様ですよ!」

ココア「チノちゃん嫉妬〜?」

チノ「ち、違います!」

もも「……………ムカつく」ボソッ

チノ、ココア「………え?」

もも「もも、こう見えても高校三年生なんだけど?」

チノ「………え?」

ココア「と、歳上……?こんなに可愛いのに?」

もも「もも、こう見えてもあなた達よりずっと大人だよ」

もも「子供扱いしないで」キッ

チノ「あ、ごめんなさ……」

ココア「>>10
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 00:16:28.03 ID:38IhA9aDo
ももちゃんってさー、どこの学校に通ってるの?
11 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 00:27:30.41 ID:gWqvaYTYO
ココア「ももちゃんってさー?どこの学校通ってるの?」

チノ「ココアさん!」

ココア「だ、だって見たことない制服だから……」

もも「…………」プイッ

ココア「ありゃ…」

もも「!」

もも「それ」スッ

ココア「これ?チノちゃんに頼まれたパン作りの材料だよ?」

もも「…………ふーん…」

もも「ねぇ」

ココア「え?」

もも「ちょっと厨房貸してくれる?」

ココア、チノ「?」


厨房

チノ「……いったい何が始まるんでしょうか……」

ココア「あの子がパンを作るのかな?」

ティッピー「……………」

もも「……………」スッ

もも「見せてあげる、本物の"パン"を」

チノ、ココア「?」

もも「いくよブッチー!」

もも「ももの料理を助けてね!」スッ

ブッチー「うん!ももちゃん!」
12 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 00:37:37.44 ID:gWqvaYTYO
もも「………………」シャカシャカ


チノ「! な、何ですかあの速さ!」

ココア「うぁ………」


もも「……………」ペチン ペチン


ココア「て、手際も作業順序も完璧…」


もも「………………」ネリネリ

もも「ブッチー!」ブチッ

ブッチー「いてっ」


チノ「ぬ、ぬいぐるみの腕を引きちぎった!」

ココア「ぬいぐるみさんいたそー…」ヒエッ

ティッピー「(異様な作業光景じゃ…)」

ティッピー「やはりあの少女…遠月学園の…」

ココア「………え?」

チノ「遠月学園……?」


もも「……………」

チーン

もも「……うん、いい焼き加減……!」


ココア「い、いい匂いが…」ハワーン

チノ「!」ビクン

ココア「ど、どうしたのチノちゃん!?」

チノ「い、いえ…////」

チノ「(に、匂いだけでイキかけました////)」


もも「できたよ、もも特製のクロワッサン」

もも「さぁ」

もも「御上がりよ」コト

チノ、ココア、ティッピー「……………」ゴクリ
13 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 00:45:33.43 ID:gWqvaYTYO
チノ「(な、なんですかこのクロワッサン……)」モグモグ

チノ「(は、歯ごたえのあるサクサクの衣…それに……)」モグモグ

ココア「(こ、このモチモチの食感はお姉ちゃんやお母さん以上のパンだよ!)」モグモグ

ティッピー「う、生まれてこの方…こんな美味いパンは初めてじゃ!」モグモグ

もも「………………」

ココア「あ…ぁ………」モグモグ

チノ「ま、まずいです!このままじゃ!」モグモグ

ティッピー「ぬ、ぬおぉぉー!!」


パァァ


ビリビリビリ


チノ「きゃ、キャァァァ!!服が破けてー!!////」

ティッピー「毛がー!!」

ココア「チノちゃんの裸…」タラー

チノ「こ、ココアさんの変態!///」

チノ「てゆーか、前隠して下さいココアさん!////」

ココア「きゃっ////」サッ


ギャー ギャー

もも「……………」

もも「お粗末!!」キリッ
14 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 00:56:30.71 ID:gWqvaYTYO
翌日 遠月学園

もも「昨日は楽しかったねー?ブッチー!」

ブッチー「うん!」

もも「ん?」

久我「!」

久我「(げっ、もも先輩…)」コソコソ

もも「ねえ」

久我「あっ…」

久我「ど、どもー!もも先輩!相変わらずちっちゃくて可愛いースねー?」アセアセ

もも「………ふんっ!」プイッ

もも「昨日電話したのに何で無視したの」

久我「あっ、ちょっと携帯の調子悪くって……」

久我「(どーせロクな用事じゃないっしょ?)」

もも「……後輩の癖に先輩の電話を無視するなんて生意気」

久我「……スンマセン…」

もも「ま、いいや!それよりさ」

久我「な、なんスかー?」

もも「昨日面白い場所見つけたんだよね?ちょっと放課後付き合ってよ?」

久我「(げっ…)」

久我「い、いやー?もも先輩からのデートのお誘い?うれしいなー?」

もも「そ、そんなんじゃない!」プイッ

久我「で、でもー?ほらっ、行きたいのはやまやまなんだけどねー?ちょっと今日は都合がぁー?」

もも「は?」

久我「いや、そのね?」

もも「先輩が付き合えって言ったら付き合いなよ久我。後輩でしょ?」

久我「>>15
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 00:58:34.49 ID:KoKNMT1pO
ハイ、ワカリマシタ…
16 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 09:29:02.80 ID:7Khkflik0
久我「ハイハイワカリマシタヨ」

久我「(あんたはジャイアンかよ)」

もも「じゃ、放課後ね」


放課後 木組みの町

久我「ねー、もも先輩ここどこー?つーかどこいくのー?」

もも「久我、うるさい」

久我「(本当になんなのこの人)」

もも「ついた」ピタッ

久我「!」

久我「ラビットハウス?」


ガチャ

カランカランカラン

もも「……」

久我「(ふーん?喫茶店かな?にしてもボロっちい…)」

「いらっしゃいませー!」

久我「!」

ココア「ラビットハウスにようこそ!」ニコッ
17 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 12:14:53.60 ID:7Khkflik0
久我「(なにこの子…!?めっちゃ可愛い!タイプなんだけど!)」

ココア「あーっ!ももちゃん!また来てくれたんだー!」キラキラ

もも「うん」

ココア「一緒に来た人はももちゃんの彼氏さん?」

もも「そ、そんなんじゃ…」

久我「ね、ね!」

ココア「?」

久我「ボクちんさぁ、久我照紀って言うんだよね?遠月学園の二年生やってまーす♪」

ココア「あ…えと…保登心愛だよ…?高校二年生です…」

久我「へぇー?心愛ちゃんかぁ?可愛い名前だね?」

久我「タメかぁ?何か運命感じちゃうね?」

ココア「は、はぁ……」

もも「>>18
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/11(火) 13:08:58.67 ID:+KyKRESPO
(無言の腹パン)
19 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 14:35:50.32 ID:3s1wgJO6O
もも「…………」ポコッ

久我「うっ……」ドサッ

久我「な、なにすんのさー?もも先輩ー!」

もも「うるさいから少し黙って」

久我「………サーセン」

チノ「ココアさん?少しうるさいですよ?」ヒョコッ

ココア「あ、チノちゃん!」

久我「!」

チノ「ももさん?また来てくれたんですか?」

もも「うん」

久我「あららー?また可愛いチビッ子だねー?」

チノ「!」ビクッ

久我「え?そのウサギなに?てゆーかココアちんの妹?お名前は?いくつ?なんかすっごくヒィヒィ言わせたくなる顔してんね?お近づきのしるしに俺の激辛麻婆豆腐食べる?」ペラペラ

チノ「ひぃ……」ビクッ

チノ「(な、なんですかこの人!苦手です!)」

ココア「照紀くん!チノちゃんをイジメないでよ!」プンプン

久我「あっ、ごめーんココアちん!」

久我「それよかさ?LINE交換しよーよココアちーん?」スッ

ココア「うーん……」

チノ「だ、ダメですココアさん!男は皆野獣です!」

久我「アハハ!口の悪いチビッ子ちゃんんねぇ?」

チノ「うぅ…」

久我「ココアちん食べちゃうぞー?ガオー」

ココア「キャー」

もも「ねえ」

久我、ココア「?」

もも「久我、携帯壊れたとか言ってなかった?」

久我「あっ、いや…その……」

もも「なに?」ジトー

久我「い、いや……」

久我「こ、壊れたと思ったけど、電池が切れてただけだったみたいなんスよー?」

久我「もう!照紀くんのドジっ子!」テヘペロ

もも「>>20
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 14:39:19.41 ID:cRGGN0Yr0
(無言でアッパー)
21 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 14:48:22.43 ID:3s1wgJO6O
もも「ふんっ!」ブンッ

久我「ぐえっ…」

ココア「おお…見事なアッパー…」

チノ「(いい気味ですね)」

もも「次電話無視したら[ピーーー]から」

久我「サ、サーセン………」

チノ「(いったいこの二人はどんな関係なんでしょう……)」



チノ「ご注文は何になさいますか?」

もも「カプチーノ」

久我「あ、ボクちんホットココアで」

久我「できればココアちんに淹れてほしーなぁ?」ニコニコ

ココア「えー?私よりチノちゃんの方が淹れるの上手だよ?」

久我「わかってないなー?ココアちんは?やっぱこうゆーのはさぁ?」

もも「お前もう帰れ」

久我「はぁ!?」

久我「自分から付き合わせといてそれはないっしょもも先輩!」

もも「うるさい、ムカつく」

久我「てゆーかさ、もも先輩は何で今日ここにきたの?なんか用でもあんのー?」

もも「>>22
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 15:38:10.03 ID:h5K7OmQEO
飲めばわかる
23 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 16:30:45.89 ID:7Khkflik0
もも「飲めばわかるよ」

久我「ほーん…」

久我「(へぇ、あのワガママプリンセスのもも先輩が褒めるとはねー)」

久我「よろしい、この久我照紀が審査してしんぜよう!」ドヤッ

チノ「(何故この人達はこんなに偉そうなんだろう…)」



チノ「お待たせしました。カプチーノとホットココアです」コト

もも「うん」

久我「うむうむ、苦しゅうない」

久我「チノちんが淹れたの?なかなかいい匂いしてんね!」

チノ「い、一応プロのバリスタ目指してますから!(チノちん?)」

久我「へぇ?プロのバリスタかぁ?可愛いね?」

チノ「ば、馬鹿にしないでください!」

久我「してないよぉ?俺、チノちんの事応援してるよん♪」

もも「久我」

久我「ん?」

もも「うるさい」

久我「はい」

ココア「照紀くんって面白いね?」

チノ「ウザいだけですよ」

久我「さてさてお味は…と」スッ

久我「……………」ゴクゴク

もも「どう?」

久我「>>24
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 16:34:26.09 ID:Mgi4wVryO
…なるほどねぇ。中々にいいと思いますよ。
25 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 16:43:18.20 ID:7Khkflik0
久我「ふむふむ、なるほどねー?」

久我「なかなかいいと思いますよ?」フムフム

チノ「あ、ありがとうございます!」

久我「チノちん見処あんね?遠月にこない?」

チノ「えと…」

ココア「チノちゃんを取ったらダメー!」

チノ「ココアさん…」

久我「ちょ、取るなんて人聞きが悪いよココアちーん?」

ココア「う〜!」

久我「(可愛い)」

久我「んで?もも先輩はこの子をスカウトしにきたってこと?」

もも「え?」

もも「いや、カプチーノ美味しいし、中々いい雰囲気で気に入ったから誘っただけだけど?」

久我「あ、そーなんすか」
26 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 18:39:49.21 ID:HsLC5EbnO
…………

……

チノ「日本最高峰の料理学校遠月学園…」ゴクリ

チノ「そしてその学園のトップに立つ10人遠月十傑ですか……」

ココア「えと…ももちゃんが4番目で照紀くんが8番目なんだ?」

久我「どぉ?すごいっしょ?」ドヤッ

もも「ももの方がすごいけどね?」

久我「うっさいよ!来年には俺が一席になる予定だから!」

もも「ハンッ」

チノ「フンッ」

久我「おいコラチビ共?今笑ったか?あ?」

チノ「レディに向かってチビとは失礼な方ですね?」

もも「許してあげて?久我は子供だから」

久我「うっわ、マジでムカつくわこいつら」

ココア「こらっ!ももちゃん!チノちゃん!他人の夢を笑っちゃダメだよ!」

久我「ココアちん…」ウルウル

チノ「すみませんココアさん……」

もも「ケッ」

久我「いやぁ?ココアちんは優しいなー?ココアちんマジ天使♪」

ココア「>>27
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 19:08:15.23 ID:cRGGN0Yr0
あ、ありがとうございます(赤面)
28 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 19:53:00.86 ID:HsLC5EbnO
ココア「あ、ありがとう////」テレッ

久我「(あれ?これひょっとしていい感じ?)」

久我「(もう一息!押せばいけそう!)」

久我「いやぁ、その反応可愛いなぁココアちんは?」ニコニコ

ココア「そ、そっかな?」

久我「マジマジ!俺、嘘とか大っ嫌いだからさー!」

ココア「えへへ////」テレッ

チノ「こ、ココアさん!騙されてはいけません!」

ココア「チノちゃん……」

チノ「男は皆獣です!油断したらガブリですよ!」

久我「そ、そんな事ー…」

もも「久我」

久我「!」

もも「黙れ」

久我「はい」シュン

ココア「ち、チノちゃん焼きもち?」

チノ「そんなんじゃ……」

ココア「…………」ギュッ

チノ「!」

ココア「大丈夫だよ?私の一番はチノちゃんだから?」

チノ「ココアさん……」ギュッ

久我「え?ナニコレ?ナニコレ?」ガーン

もも「久我」ポンッ

久我「!」

もも「ださっ」

久我「………もう帰っていい?」
29 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 20:03:20.79 ID:HsLC5EbnO
もも「いやー、いいお店だったね?」

久我「そっすね(全額払わせたよこの人……)」

もも「次、どこ行く?」

久我「え?もう解散っしょ?」

もも「は?なんで?」

久我「ァ…イヤ……」

もも「ももとしてはあの甘兎庵ってお店が気になるんだよねー?」

久我「そ、そっスか…んじゃあもも先輩一人で……」

もも「よし!甘兎庵に決まり!行こう!」

久我「(ボクちんの意見は無視なんですね?)」


甘兎庵

もも「………………」ジーッ

久我「もも先輩なにやってんのー?さっさと入ろーよ?」

もも「久我、先に入って!」

久我「な、なんで?」

もも「いいから!先輩めーれー!」

久我「(ここに来て人見知り炸裂っすか)」

久我「はいはい」ガラッ

「いらっしゃいませー!」

久我「!」

千夜「甘兎庵にようこそ!」ニコッ

久我「>>30
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:03:54.34 ID:JOXNumu40
で、でけぇ・・・
31 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 20:15:49.11 ID:HsLC5EbnO
久我「で、でかい…」ゴクリ

千夜「?」

もも「もう!何やってるの?久我!」

久我「……ちっせー」

もも「え?」

久我「あ、や……もも先輩かわいーなぁーって!」アセアセ

もも「ばかっ」プイッ



久我「うっわー、何このメニュー表…全然意味不なんですけどー?」

もも「久我!決めた?」

久我「いや、決めるもなにも、メニューの意味が理解できねーんだけど」

もも「ふーん、ももは決めたから店員さん呼んで」

久我「いや、だから俺まだ……」

もも「呼んで」

久我「ハイ……」

チリンチリーン


千夜「はーい」ニコニコ

久我「えーと…もも先輩…」

もも「………………」プイッ

もも「久我、頼んで」

久我「……………(人見知り炸裂か)」

もも「ウミニウツルホシボシトツキフタツ」ボソボソ

久我「え?んーと……」

久我「んじゃー、この海になんちゃら2つお願いしまーす!」

千夜「>>32
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:24:12.03 ID:7d0Rersyo
そんなメニューありません
ちゃんと読んで下さいまし
33 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 20:32:21.51 ID:HsLC5EbnO
千夜「そんなメニューうちにはありません!ちゃんと全部読んで下さい」ニコッ

久我「え?だから海と月と星がなんちゃらって言ってるっしょ!」

千夜「略さないでください。私、うちのメニュー名に誇りを持ってるの!」

久我「はぁーーー?」

もも「久我、ちゃんと最後まで読みなよ?久我も料理人ならメニュー名くらい読んでほしいでしょ?」

久我「じゃー自分で頼みなよ!」

千夜「よーめ!よーめ!」パンパン

もも「よーめ!よーめ!」ボソボソ

久我「>>34
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:33:30.18 ID:JOXNumu40
(電話取り出し)「あ、幸平ちん?ちょーっときてくれない?」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:33:52.57 ID:WMGkSEmpO
白玉ぜんざいふたつ
36 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 20:41:47.42 ID:HsLC5EbnO
久我「……ちょっとトイレ」

千夜「はぁ?」

もも「逃げるの?久我!」

久我「うっさいよ!」


〜トイレ〜

プルル

ソーマ『はい』

久我「あー?幸平ちーん?」

ソーマ『久我先輩っスか?どうしたんスか?』

久我「いやねー?ちょーっと、甘兎庵ってとこに来てくんないかなー?」

ソーマ『甘兎庵?』

久我「そー、そー!アマーイお菓子がいっぱいあるよー?」

ソーマ『あー、興味ありますねー…でも…』

ソーマ『すんません』

久我「え!?なんで!?」

ソーマ『今ちょっと手が離せなくて…』

久我「そ、そんな!可愛い先輩を性悪女から助けると思って……」

ソーマ『なんスか?それ?悪いけど切りますよ?』

久我「え?ちょっと待っ………」

ブチッ

ツーツー

久我「…………………」
37 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 20:47:41.87 ID:HsLC5EbnO
久我「(幸平ちんも可愛くないなー!)」ブツブツ

もも「遅かったね?」

久我「あー、ちょっと……」

もも「怪しい…」ジトー

久我「……別にいいっしょ?つーか、ものきてんじゃん」

もも「うん、自分で頼んだからね?」

もも「ね?千夜っち?」

千夜「そうね?ももちゃん!」

久我「(何があったの?)」

千夜「それにしても…女の子をおいてトイレとか最低ね?」

久我「(あーもう帰りたい)」

千夜「ももちゃんもそう思うでしょ?」

もも「>>38
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:51:04.68 ID:WMGkSEmpO
そうよね!
トイレは一人で行っトイレってね!
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 20:52:31.75 ID:cRGGN0Yr0
確かにデリカシー無しの最低末っ子。でもそれなりにいい所もある。
40 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 20:59:04.25 ID:HsLC5EbnO
もも「そうだね!トイレは一人でいっトイレっと」

千夜「うふふ、ももちゃんおもしろーい!」クスッ

久我「あー、そーねそーねおもしろーい」

「あれー?久我とももじゃん!」

もも、久我「!」

竜胆「おー!奇遇だなー?」

久我「げっ…りんどー先輩…」

竜胆「げっとはなんだー?くがー!」

久我「うっ…」

もも「竜胆、なんでいるの?」

竜胆「あー、ちょっとなー?」

千夜「竜胆さんにはご贔屓にしてもらってるの」ニコッ

もも「ふーん」

司「………………」

久我「あれ?司っさんもきてんの?」

竜胆「おう!」

久我「おーっす司っさーん!」

司「……………」

久我「なんか元気ないね?」

司「>>41
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 21:00:15.03 ID:JOXNumu40
彼女にワニ料理をたくさんご馳走になってね
42 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 21:10:01.12 ID:HsLC5EbnO
司「ちょっと彼女らのワニ料理の実験台になって……」ゲッソリ

久我「え?」

竜胆「いやー?千夜とちょっとワニを使った和菓子に挑戦してみよーって話になってなー?」

千夜「司さんには試食係になってもらったの!」ニコニコ

久我「うっわー…」

司「もうしにたい…」

もも「ワニを使った和菓子………」ドキドキ

もも「久我!」キラキラ

久我「勘弁してちょ」

竜胆「こんな事もあろうかと残しておいたぜー?」ドンッ

ドヨーン

久我「(うっわー…ワニの中におしるこ?みたいなの詰めてる…グロテスクだわー)」オエー

もも「ウエッ」

竜胆「ほらっ、もも!」

もも「!?」

竜胆「遠慮しないで食べろよー?」ニコニコ

もも「>>44
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 21:13:35.06 ID:S7RaR9Y40
見た目はともかく・・・竜胆が作ったのなら多分大丈夫
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 21:14:21.15 ID:e+Ay08dmO
…大丈夫…竜胆の腕は信用できる。
…久我…私になにかあったらブッチーをよろしく…。
45 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 21:49:24.82 ID:HsLC5EbnO
もも「(だ、大丈夫……!見た目はともかく、竜胆がつくったものなら……)」ダラダラ

久我「もも先輩ー?それどうみてもゲテモノだよー?」

もも「で、でもスイーツ職人として…」

司「ヤメトケアカネガクボ…」オエッ

竜胆「さぁももー?」

千夜「ももちゃん?」

竜胆、千夜「御上がりよ?」ニコッ

もも「………久我…」

久我「?」

もも「……ももに何かあったらブッチーをよろしく…!」

久我「あーはいはい(棒)」

………………

………



もも「」チーン

久我「なーにがももに何かあったらブッチーをお願ーいよ」オンブ

久我「もも先輩ー?重いっすねー?ひょっとして太ったしょ?」

もも「クガコロス……」

久我「(うげっ…聞こえてた…)」

【フルール・ド・ラパン】

久我「ん?」

久我「(今知り合いのオサゲメガネがウサギの格好していたようなー…)」

もも「ハヤクアルイテヨキモチワルインダカラ」ゲシッ

久我「いてっ!」
46 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 21:59:16.22 ID:HsLC5EbnO
翌日 遠月学園

久我「おーっす!寧々ちん!」ニヤニヤ

寧々「久我…」

寧々「なに?朝っぱらから大声で?存在が不快なんだけど?」

久我「うっわー?ひっでーなー寧々ちーん?ひょっとして生理なのー?」

寧々「しね」

久我「フルール・ド・ラパン」ボソッ

寧々「!」バッ

久我「ウサギ」ボソッ

寧々「………な、なんの話?」ハラハラ

久我「んー?なんだろねー?」ニヤニヤ

寧々「………何か知ってるの?」

久我「もうー?寧々ちんさっきからなんの話ー?」

久我「ボクちん、知り合いのオサゲメガネが恥ずかしいウサギの格好してフルール・ド・ラパンとかいう店でバイトしてるのなんか全然知んないよー」ニヤニヤ

寧々「!!!!?」

寧々「ちょ…久我………」

久我「んー?」

「久我ー!」タッタッタ

久我「あらーもも先輩」

寧々「も、もも先輩……」

もも「あれ?寧々もいる…」

寧々「………………」

久我「おーっすもも先輩ー!」ニヤニヤ

もも「………?」

もも「……にやにやして…寧々と何話してたの?」ブスッ

久我「>>47
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 22:07:24.04 ID:43Gv6kju0
あー、昨日帰るときにあるお店で寧々ちん見かけたもんですからー、今度暇見て自分も行こうと思いまして。でその店のお勧めでも聞こうかと。
48 : ◆/68JWAdLSs [sage]:2017/07/11(火) 22:20:44.70 ID:HsLC5EbnO
久我「あー、たいした事じゃないっすよ?

久我「昨日帰るときにあるお店で寧々ちん見かけたもんですからー?今度暇見て自分も行こうと思いまして。でその店のお勧めでも聞いちゃおっかなっ?と」

寧々「ちょ、ちょっと!」

もも「あるお店?寧々、バイトしてるの?」

寧々「いや…その………」アセアセ

もも「ちょっと興味あるかも…」

もも「行っていい?」

寧々「いや……」

久我「あ!大丈夫っすよもも先輩!ボクちんちゃんと店の名前チェックしておきましたからー!」

寧々「!?」

もも「じゃあさ、今度二人で行こうよ!」

久我「そーっすねー?二人で寧々ちんをからかいにいきますか!」ニヤニヤ

もも「決まりだね!」ニコニコ

寧々「や、やめ………」ガクッ


ワイワイ


竜胆「あいつら仲いいなー?」ニコニコ

司「オエッ…キモチワルチ……」


次の日から寧々のアダ名はウサギになった
49 : ◆/68JWAdLSs :2017/07/11(火) 22:31:14.38 ID:HsLC5EbnO
〜ラビットハウス〜

久我「でさー?その女の先輩二人は可愛い後輩の俺を奴隷の如く扱うしさ?」

久我「どうきゅー生のメガネ女はシネシネ言ってくるしひどいよねー?」

マヤ「な、なんだそれ!ひどいなー!」

メグ「照紀くん可哀想…」

久我「わかってくれるー?マヤちん、メグちん!」ウルウル

マヤ「照紀!何かあったら私たちに言えよ!」

メグ「チマメ隊で照紀くんを守るよー!」オーッ

チノ「巻き込まないで下さい」

久我「マヤちん…メグちん……!」

ココア「マヤちゃんとメグちゃん、すっかり照紀くんと仲良くなったね?」ニコニコ

チノ「うちはキャバクラじゃないんですけどね?」

リゼ「(誰なんだあいつは)」

カランカランカラン

チノ「!」

もも「あっ!久我!」

久我「……げっ、もも先輩……」

マヤ、メグ「?」

もも「なんで携帯出ないの!」

久我「その……ケータイの調子が……」

メグ「照紀くんこの子だれー?」

久我「いや、えーとね?」

もも「…………」プイッ

メグ「(目を反らされた…)」

マヤ「>>51
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/11(火) 22:33:43.38 ID:7d0Rersyo
わかった!
さっき言ってたドレイにする先輩だ
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