【まどか☆マギカ】Black Rose Garden【安価とコンマ】

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/07/08(土) 18:43:05.40 ID:MC80kjvqO

新編より1年後を舞台に新主人公をぶちこむスレです
セーブは出来ますけど必ず同じ運命辿れるとは限りません
コンマ判定ありますんで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499506985

2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/07/08(土) 18:45:36.63 ID:zOj+oPc00

主人公は男で頼む

3 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 18:48:33.95 ID:MC80kjvqO

鳥つけます

>>2
なるほど
ではまず性別から

1.女
2.男

>>5

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/08(土) 18:50:01.25 ID:ynpws52Go

１

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/08(土) 18:50:08.18 ID:AcN8Cv1DO

１

6 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 18:51:18.60 ID:MC80kjvqO

ですよねー
じゃあいきます

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/07/08(土) 18:51:26.57 ID:zOj+oPc00

２

8 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 18:55:39.46 ID:MC80kjvqO

「――っ――うぅ――ん」

ぼやける瞳に差し込まれる真っ白な光。

――あぁ、朝か。
それも、心底晴れやかな。

と言うのも、今日は始業式。
私も晴れてめでたく中3！
しかも長い長い入院生活を終えた転校生と言う訳だ。

「……！」ｸﾞｩｩｩ...

「うぅ……」

お腹空いた。
朝は得てして食欲が無いものだと言うのに。
まるで食い意地を張ってるみたい。
気恥かしい……。

9 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 18:57:43.39 ID:MC80kjvqO

＊＊＊＊＊

おとうさん「さぁ、召し上がれ」

「いっただっきまーす」

食い意地を張ってると言ったか。
実際張ってしまう。
おとうさんのごはんがおいしいのが悪いんだ。

「っん……おいひ……」

おとうさん「はははっ、がっつかなくても逃げないよ」

何と表現しようか。
味、量、栄養共に完璧な味と評する他ない。
おとうさん曰く、僕が全て計算している……んだとか。

10 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 19:00:00.00 ID:MC80kjvqO

「ごちそーさまー！」

おとうさん「はい、お粗末様だよ」

完食。
ここまで美味しいと体重大丈夫なのかな……と心配になってくるけど、おとうさんが言うには問題ないらしい。
さっすが！

――でも……。

『>>下2レス/名前』

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/08(土) 19:02:14.00 ID:AcN8Cv1DO

黒野 真白 (くろのましろ)

12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/08(土) 19:02:17.39 ID:lJv3Y3O9o

黒江 純花(くろえ すみか)

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/08(土) 19:03:15.44 ID:lJv3Y3O9o

>>10
良く見たら時間が凄い事になってる…！

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2017/07/08(土) 19:04:21.02 ID:zOj+oPc00

時間すごいな

15 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 19:07:57.10 ID:MC80kjvqO

おとうさん「――純花」

――黒江 純花（くろえ すみか）。
それが私の名前。

おとうさん「純花、今日の夜も――」

純花「――わかってる」

純花「しょうがないよね……、うん……」

おとうさん。
大事な大事なお仕事があるんだって事で、また家に帰ってこれないんだ。

16 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 19:09:03.90 ID:MC80kjvqO

――でも、嫌いになんてならないよ。絶対に。

おとうさんだって辛かったはずなのに、ここまで私を育ててくれたんだもん。
むしろ――

純花「――ありがと」

おとうさん「……どう言う意味だい？」

純花「ここまで育ててくれたもん」

おとうさん「……」

純花「……だからお仕事っ。頑張ってね」

おとうさん「……あぁ」

17 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 19:11:53.53 ID:MC80kjvqO

＊＊＊＊＊

今日から中学三年生な私は、今年で15になる。
けど、実年齢は1歳なんじゃないかなって思ってる。

――昨年よりも前の記憶が無いんだ。

おとうさんが言ってた。
おとうさんと私、ふたりとも交通事故に遭っちゃったんだって。
その時に頭を打ったのか、どうやら私の記憶が消し飛ばされたみたい。

18 ： ◆e7R5LHKOZY [sage saga]：2017/07/08(土) 19:14:35.33 ID:MC80kjvqO

――辛かった。

あの時目に入って来た光景は、おとうさんのお顔。
それも、怨讐に満ちていた――と形容しようか、鬼の様だった。
だから、しばらくおとうさんが怖かったけど、今は怖くなんて全然無いよ。
だって――

『――こんなにしたのを、許せるはずないじゃないか――！』

私の為に怒ってくれてたんだから。
こんなにされた私の為に怒ってくれたんだから。
私の為に、泣いてくれたんだから。

だから、おとうさんは鬼なんかじゃない。
私のせいで辛かっただろうに、おとうさんたった一人で、ここまで育ててくれた。

だから、ありがとう。
がんばって。

――私もがんばるから。