タプリス「天真先輩を更生させるんですっ!」ガヴリール「いやいや無駄だから」

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76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:26:29.09 ID:9+RUOKgI0
【郊外の公園】


先輩たちから走って逃げ出してきたわたしは、そのまま、学校からも抜け出し、郊外にある公園のブランコに腰掛けていました。


タプリス「はあ…」


どこまでもサイテーなわたし。


天使にあるまじき、身勝手な行動で天真先輩にご迷惑をかけておいて…、


そのうえ、まともな謝罪もせず、あのタイミングで逃げてしまっては、ホントにもう、天真先輩に合わす顔がありません。

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:27:34.43 ID:9+RUOKgI0
タプリス「きっと今頃、怒ってるでしょうね…天真先輩」


ブランコの鎖を両手でつかみ、うつむき加減でキコキコしながら、そんなことをつぶやきました。


すると…


ぽつ、ぽつ…


ざあーーー…


…………

雨が降ってきました。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:29:14.43 ID:9+RUOKgI0
タプリス「………」


ああ、そういえば今日の天気予報は雨でしたね…。


いえ、忘れていたわけではありません。自分の傘は学校にちゃんと持ってきてはいるんです。


ですが…



タプリス「傘は教室にあるわたしの鞄の中。とっさに飛び出してきたので、傘を学校に忘れてきちゃいました…」


ほんと、愚かです。何やってるんでしょう。わたし…。


79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:30:27.95 ID:9+RUOKgI0
ざあーーーーーー…


ぽつぽつと降り始めた雨は、少しずつ、その雨足を強くしていきました。


ブランコでうつむく私の背中や頭に、雨粒が降り注ぎ、少しずつ少しづつ、私の体をひんやりと冷たくしていきます。


頭を冷やせ、と誰かがそう言っているように思えました。


下界の方たちは、天候をつかさどる存在を畏敬の念を込めて“おてんとさま”と、可愛らしいネーミングで呼ぶそうですが。


きっとその“おてんとさま”、が、空から私の愚かな行動をみて、そう言っているのかもしれませんね。


そう。


わたしは、この雨を謹んで受け入れながら、本日の一件を、深く深く反省しなければならないのでした。

80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:32:07.91 ID:9+RUOKgI0
そのはずなんですけど……、


ざあーーーー…


タプリス「……、」




…………

ああ…私はどこまでも、ダメな天使です。


雨粒を身に受けながら、私が思いをめぐらしたのは、反省すべき本日の愚行…ではありませんでした。


性懲りもなく、あの、天真先輩と出会ったころの思い出。


思い出に残るあの日と同じように……、しとしとと降り続ける静かな雨音が、今までよりも、
もっともっと鮮明に、あの雨の日の情景を私に思い起こさせたのです。


脳裏に移るのは、あの雨の日、相合傘をしながら、帰ったあの丘道の情景。


あのときの天真先輩のやさしさ。その優しさに包まれ、心も体もぽかぽか暖かくなるような感覚。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:34:55.47 ID:9+RUOKgI0
そしてそれを口火に、次々と天真先輩との思い出の数々が、まるで走馬燈のように沸き上がってきます。


まじめで、聡明で、気高く、心優しかった天真先輩と共に過ごした天界での日々。


天真先輩とは、たくさんの素敵な思い出があるのです。




『寂しかったらいつでも遊びにきてくださいね』




タプリス「……」


天真先輩との卒業式。思えばあれが、天界での天真先輩との最後の会話となりました。


あのときの天真先輩に、もう一度会いたい。


わたしは…。わたしは…
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:36:20.43 ID:9+RUOKgI0
ざあーーーー…


タプリス「先輩…、天真先輩…」


タプリス「もういちど…あいたい…です…」


雨でじわじわと冷えていく体とは対照的に、目のあたりがジンワリ熱くなってくるのを感じました。


頭を垂らしながら、雨が直接降り注ぐのを避けていた顔にも、そろそろ雨粒とは別の雫が頬を伝わんとしたとき――――




「もしかして、傘を忘れたのですか?」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:38:10.29 ID:9+RUOKgI0
タプリス「……っ、えっ?」


突然、声をかけられ、思わず顔をあげました。


………

ざああーーーーーー…


ガヴ「…ったく、あいからずだな」


駄天真先輩でした。


タプリス「え…いえ、…違っ…、天真せんぱ…って、あ、あれ?」


先輩は、ブランコに腰掛ける私の頭上に傘を差しながら、いつものぶっきらぼうな口調でこう続けました。


ガヴ「まったくホント世話が焼けるな、このポンコツ天使」

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:39:42.84 ID:9+RUOKgI0
タプリス「え、……あ、あの…天真先輩…、なんで…」


ガヴ「はあ?なんでって…、これでも一応、天使学校主席だったんだぞ。お前がいる場所を把握するくらい、今の私だって、わけないし」


タプリス「え、いや…あの…そういうことではなく…あれ」


ガヴ「うわ、お前…制服も髪もびちょびちょじゃねーか…雨降ってんのに、何やってんだよ、バカなの?」


タプリス「先輩…、あの…」


ガヴ「あ、ああもう!いいから、とっとと立てよほら!いつまで、こんなとこでずぶ濡れになってんだよ!」


タプリス「わ、あ、あの、ちょ、せ、先輩!」


先輩は、無理やり私の腕をつかんでブランコから立たせると、こう続けました。


ガヴ「ほら、とっとと帰るぞ、バカタプリス!」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:42:22.07 ID:9+RUOKgI0
そのあとのこと。


しとしとと降り続ける雨の中。わたしは郊外を歩いていました。


わざわざ迎えに来てくれた天真先輩の傘に入れてもらいながら。


ガヴ「……」


タプリス「……」


相合傘をしながらの下校は人生2度目の体験でした。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:44:20.59 ID:9+RUOKgI0
シチュエーションが、あの”雨の日の思い出”と重なりました。


……いえ。とはいえ、あの時とは大きく違う点もあるんですけど。


違う点。それは、まず相手が違います。


だって、今の相合傘の相手は、天真先輩は天真先輩でも、


下界で堕落した生活を送り、駄天してしまった駄天真先輩なのであって…


かつての天真先輩とは…、


………。


あれ、なんでしょう…自分でいってて、なにか違和感を感じました。

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:45:33.68 ID:9+RUOKgI0
そういえばさっき、ブランコで最初に声をかけられたとき…その声は、天界にいたころの天真先輩だった気がしました。


けど、今、横にいるのは間違いなく、ぶっきらぼうでやさぐれてる駄天真先輩…ですよね?


自販機であった時、ハンマーで先輩を退行させた影響は、もうないはずです。


けど…あれ?…、あれ?


この感覚は…一体…なんなのでしょうか…わたし、何か大切なことを見落としていやしないでしょうか…
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:46:29.07 ID:9+RUOKgI0
そんなことを考えながら歩いていると、確かに、大切なことを忘れていることに気づきました。


大切なこと。何よりもまず、先輩にいうべきことがありました。


…………

タプリス「あ、あの…先輩…」


ガヴ「あん?」


タプリス「その…、あ、ありがとうございます…今日は、迎えに来てくれて…
それとあの……、今日のこと…、ほんとに…、ほんとに、すみませんでした!!」


ガヴ「あ?なんのこと」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:48:19.14 ID:9+RUOKgI0
タプリス「あ、いえ…ですから…、今日、先輩を突然、ハンマーでたたいてしまって…ご迷惑をかけてしまって…」


ガヴ「ああ…」


先輩は、いつものやさぐれた顔でつまんなそうにいいました。


ガヴ「まあ、あんなのサターニャのばかと絡んでたら日常茶飯事だし。
まあけど、サターニャっぽい行動をしたってことで、今日からお前のこと”タプーニャ”って呼んだほうがいいのかな」


タプリス「え、いや、や、やめてくださいっ!!ひどく侮辱された気分になりますのでっっ!」


天真先輩「けどお前ら結構仲いいよな、なんかおバカなところがキャラ似てるし」


タプリス「え!?に、似てませんよ!!似てません!!な、仲もよくありません!だ、だれがあんな悪魔なんかと!!
ぶ、侮辱ですよ天真先輩!!私への侮辱行為です!ゆ、許されませんよ!」


天真先輩「ああ、はいはいタプーニャ」


タプリス「はがああ!?いや、やめてくださいっていいましたよね!!
こ、これ以上、わたしのことをいじめるなら、例え天真先輩でも許しませんよ!!」



…………

…あれ?誤って許しを乞うはず立場だったんですけど、逆にわたしが、むきーっ、と怒る羽目になりました。


なんででしょう…?先輩に、もっともっと、怒られると思ってたのに…。


なんだか、軽くいなされてしまった気分です。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:50:47.98 ID:9+RUOKgI0
今度は先輩から、別の話題を振ってきました。


ガヴ「それにしても、ホント成長しないなタプリスは…今日みたいな天気の悪い日に、
傘も持たないで外にいるだなんて…傘くらい携帯しとけって、まえに忠告したはずだけどな」


タプリス「あ、いえそれは、面目ないです…、


タプリス「けど、今日はつい突発的に外に飛び出しちゃっただけで、ちゃんと傘は学校に持ってきてたんです。
あれ以来、先輩に言われたとおり、ちゃんと鞄に携帯するようにしてますので」


ガヴ「雨が降るときになきゃ意味ないだろ…、それに今日は、雨宿りすらせずに、子供みたいにブランコに座って…、
なんか成長してないどころか、ますますドジになってない、タプリス?」


タプリス「べ、別にさっきのあれは、ドジで雨に当たってたわけじゃありませんよっ!

あの時とは違って、今日は、雨にあたって、深く反省を……」

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:52:22.29 ID:9+RUOKgI0
タプリス「……、あれ…」


ガヴ「…ん、おい…何立ち止まってんだよ…!濡れちゃうだろ」


タプリス「……、天真先輩……、もしかして覚えてるんです…か?あの日のこと…?」


ガヴ「はあ?あの日のこと…って?いや、だからなんのことだよ」


タプリス「わ、私と初めて会った日のことですよ!!あの雨の日の!…」


ガヴ「え?いや、べつに覚えてるけど?ちょうど、今日みたいに一緒に雨宿りして帰った…」


タプリス「う、うそ!だ、だって今日、覚えてない、って言ったじゃないですか!」


ガヴ「はあ?なんだよそれ…?……って、ああ…そういや自販機であった時にお前、そんな感じのこと言ってたっけ…?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:54:29.98 ID:9+RUOKgI0
ガヴ「いやいや…けど、あんな言いかたで急に言われても分かるわけないじゃん。
『あの日のこと』、だの、『助けてくれたじゃないですか』…だの…抽象的なこと言われても…」


ガヴ「言っとくけど、天界時代にお前を助けたことなんて1回や2回じゃないんだから、そんなこと言われたくらいじゃ、
どのこと言ってるのかわかんないだろ…ホント、世話が焼ける後輩だったよ…いや今もだけど」


タプリス「天真先輩……、それじゃあ、天界時代の記憶がなくなったんじゃあ…」


ガヴ「あ?なんでそんな話になってんの?いや、別に全部覚えてるけど…」


タプリス「じゃ、じゃあ!あの時のこと!い、一緒に図書館でお勉強したときのこと!私が先輩に勉強をみてもらった話は覚えてますか!?」


ガヴ「ああ、何回かあったな。お前、成績、中の下くらいだったし…教えるのほんと苦労したわ」


タプリス「学校生活のことを相談に乗ってもらったことは!?」


ガヴ「しょっちゅうだったな。しかも全部くだらないことばっか」


タプリス「それじゃ、2人で、湖に遊びに言った時のことは!?」


ガヴ「ああ、…お前がおぼれて大騒ぎになったやつな…あれはヤバかった」

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:03:05.50 ID:9+RUOKgI0
タプリス「校内マラソン大会で先輩が最下位で走っているのを私が、一緒に走りながら応援し続けた話は!?」


ガヴ「…、お、覚えてない」


タプリス「うそですよ!ここまで来たら、もう覚えてるはずです!」


ガヴ「う、うっせーなバーカ!!バーカ!そんなつまんないこと覚えてんじゃねーよ!」


………

間違いありません。


今の天真先輩は、駄天したからといって、天界時代の記憶までなくなっていたわけではありませんでした。


駄天した先輩が記憶をなくしている、だなんてそもそも誰がそんなことを言い出したんでしたっけ?


…ええ、すみません、私でした。…どうやらわたしのただの勘違いだったようです…早とちりでした。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:04:34.75 ID:9+RUOKgI0
ただの勘違いではあったんですけど。


わたしは、ちゃんと私との思い出を覚えていてくれている今の先輩に、ほっと安堵してしまい、ついつい力が抜けちゃって…


タプリス「………、しぇ、しぇんぱあい…ぐす…」


ガヴ「って、はあ?お、おま…何急に泣いてるんだよ、おい!」


タプリス「だってだって…わたし…、安心して…、ほんと…ほんとによかったです…先輩が駄天したせいで…
私との思い出を全部忘れてしまってるんじゃあないかって…」


ガヴ「いやなんでそうなるんだよ…ってか、お前みたいな世話が焼ける後輩は他にいなかったからな、忘れたくても忘れられないよ」


タプリス「ぐすっ…、そ、それじゃあ…先輩、いい機会です!これを機に、もっともっと昔の思い出話を語り合いましょう」


ガヴ「はあ、やだよウザい。いいからとっとと歩けよバカタプリス」


タプリス「ひ、ひどっ!何ですかアナタは!や、やっぱやさぐれすぎですよ!」


ガヴ「あーもう、うっせーうっせー、いいからはやく歩けよ。おいてくぞタプリス」


タプリス「あ、ちょ、せ、先輩!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:27:31.11 ID:9+RUOKgI0
天界のころの記憶はあっても、そこはやはり、今の駄天真先輩です。思い出話に花を咲かせようとすると、すぐに毟ってポイしてきました。


ほんと、やさぐれてますね。まともに会話に応じてくれません。


初対面で緊張していた私に、盛んに話しかけてきてくれた”あの雨の日”の天真先輩とは対照的。
そういえば、今日は、逆に私のほうが先輩に多く話しかけてます。


まったくもう。天界にいた頃の先輩だったら、きっと…
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:29:45.81 ID:9+RUOKgI0
そんなことを思って、ふと横にいる先輩のほうにちらりと目を向けると。


気づくことがありました。


視界にはいるのは、傘をさしてくれている駄天真先輩。


そんな先輩の肩に目をやると……。


……


タプリス「……、先輩」


ガヴ「…今度はなんだよ」


タプリス「いえ…なんでもありません」


ガヴ「なんだよ…気持ち悪いやつだな」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:31:00.50 ID:9+RUOKgI0
……心地よい時間でした。


既に雨に打たれていた私でしたが、なんだか、心も体もぽかぽか暖かくなるような…そんな不思議な感覚を感じました。


こんな感覚を体感したのは、今回が人生で2度目のことです。


1度目がいつだったかは、もう言うまでもありません。


そして、今回は、心地よい時間とともに、私にある”ひらめき”をもたらしました。


ひらめいたこと。それは、私がずっと、つまらない勘違いをしていた、ということ。

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:39:13.22 ID:9+RUOKgI0
タプリス「そっか、そういうことだったんですね…」ぽつり


ガヴ「あ?また、なんかいった?」


タプリス「……、ふふ、なんでもありませんよ」


ガヴ「なんだよさっきから…、ったく…」


人生2度目の相合傘。


わたしと先輩との間で、これ以降、あまり会話はありませんでした。


欲を言えば、いい機会に、先輩と天界にいたころの思い出なんかを語り合いたい気分もあったんですが…


ぶっきらぼうでやさぐれた今の先輩は、思い出話どころか、まともに会話に応じてくれません。


まあ、別にそれはそれで、もういいんですけどね。


とにかく。天真先輩と思い出話に花を咲かせるのは、また、次の機会の楽しみにとっておくこととし、


しとしとと降り続ける雨の中、そのまま2人で帰り道を歩き続けたのでした。

99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:40:25.96 ID:9+RUOKgI0
………

………

そして、その後の話。


【ガブリールの家】


タプリス「すみません先輩…、部屋で制服を干させてもらうだけじゃなく、お風呂まで借りてしまって…」


ガヴ「ああ、別にいいよ。お前ん家、あそこからじゃ結構遠いもんな。制服も乾かさなきゃだし、今日は私の家に泊って行けよ」


タプリス「は、はいですっ!!」


タプリス「あ、ありがとうございます先輩…。先輩、なんだか今日は優しいですね…えへへ…」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:41:46.79 ID:9+RUOKgI0
ガヴ「ん、まあな。だって、地獄のカーニバルの開催はこれからだもんな」


タプリス「そうですね!地獄のカーニバルの開催はこれから……、って、…え?」


タプリス「……、先輩…今なんて…?」


ガヴ「…まんまと私の家に来るなんて…ほんとバカだなタプリスぅ…」


…………、突然、邪悪な笑みを浮かべる天真先輩が、鞄から取り出したものをみて私は戦慄を覚えました。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:43:24.94 ID:9+RUOKgI0
タプリス「そ、それ!も、”戻りんハンマー”!?せ、先輩!な、ななななんでそれを!?」


ガヴ「なんでって、お前が自販機前の廊下で落としたのをそのまま持って帰ってきたんだよ…。
ふうん、すごいなこれ…これで相手の頭叩いたら、精神退行できるだな…へえ…、
まあ、身をもって体感したからわかってるんだけどね、誰かさんのせいで」にっこり


タプリス「せ、せ…先輩…?そ、それ…、ど、どうするつもりですか…、ま、まさか…?」


ガヴ「うん、いやだから、このハンマーでタプリス、お前をクソミソブッ叩いて、はなたれのガキンチョにした後に、すっげーイタズラしようと思って。
え?まさか、先輩に歯向かっておいて、なんのリベンジないで済むとおもってたの?」


タプリス「んなあ!?そ、そんな!せ、先輩!わ、わたしのこと許してくれるんじゃあ!?」


ガヴ「うん?許すとか、そんなこと言ったっけ?いや、まあ許すよ?このハンマーを使って、十万倍くらいに、仕返しした後に、なあっ!!」


タプリス「なんですかそれ!さ、ささ最悪です!!!」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:48:35.99 ID:9+RUOKgI0
やばいです。はやく、この家から逃げないと。


わたしの脳内危険度レーダーが危険度SS+の警報を鳴らし始めました。


タプリス「か、帰ります!きょ、今日のところは失礼して…!」


ガヴ「ふうん、わたしの貸してあげたパツパツのTシャツ着た恥ずかしいカッコで帰れるの?
それにまだ、乾かしてる状態の制服や下着、おいて帰れるのかなあ?」にちゃあ…


タプリス「か、確信犯ですね!自宅に招いて、お風呂を貸してくれた裏にこんな思惑があっただなんて!
こ、こうやって私の退路を断つ気だったんですね、最悪です!…って、ひ、ひい!」


ハンマーをもち、邪悪な笑みを浮かべた天真先輩が私にゆっくりとつめよってきます。


ガヴ「おら…いい加減、観念しろよタプちゃんよお…」


タプリス「て、てて天真先輩…、い、言っておきますけど、そ、そのハンマーは、扱い方がすごくデリケートなんです!
い、イフリートの子どものにゃんぱんちがわかってないと無理です!だ、だからやめてください!」


ガヴ「はあ?何わけわかんないこと言ってんの…?
ほら、とっとと観念しろ!おらああ!!逃げんなくそ!!」


タプリス「ちょ、て、てんま先輩、や、ちょ、やめてください!!!」


ガヴ「おりゃあああ!!」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:50:00.88 ID:9+RUOKgI0
ばちこーん!!



…天真先輩の激しいリベンジ。必死の逃亡もむなしく、それをモロに喰らってしまいました。


頭を叩かれた瞬間、現実からものすごい勢いで遠ざかっていくのを感じました。


それから、記憶があいまいになっていって……あ、あれ…いしき…が…


もう…、…たたきすぎ…ですよ…てん、ま先輩…。




………


………
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:52:13.60 ID:9+RUOKgI0
………

【その数十分後】


ヴィーネ「…突然、うちに来いとかいうから来てみたら…何やってんのよ、ガヴ」


ガヴ「あ、…あー…ええっと」


タプリス「ふえ…ふえええええん!ふええええ!!」


【床に寝転がり、大泣きしているタプリス】

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 16:54:30.04 ID:9+RUOKgI0
サターニャ「なによこれ…、それにそこの床に落ちてるハンマー…、ガヴリール…まさかアンタ…」


ラフィ「あらあら〜、タプちゃんも今日のガヴちゃんみたく、”赤タプちゃん”になっちゃった、ってことですかねえ…」


ガヴ「うんまあ、タプリスを初等部くらいの腕っぷしで勝てるくらいの精神年齢にして、
めっちゃイジメようかと思ったのに…、なんか思いっきり叩いたら、年齢戻しすぎたわ…」


ヴィーネ「いやホント、何しようとしてんだお前っ!?」


ガヴ「それで、全然泣き止まなくなってうるさいから、ヴィーネママにあやしてもらおうと思って!」


ヴィーネ「いやだから、それ誰のことなのよっ!!なんかすっごいむかつくんだけどっ!」

106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 17:06:22.72 ID:7wabC/Jk0
………

………

タプリス「すう…すう…」


ガヴ「いやあ、ようやく静かになった。やっぱ偉大だねヴィーネママは。ったく、世話がやける後輩だわ」


ヴィーネ「いや、アンタ、その言いかたなんかむかつくからいい加減にしなさいよ…
それに、アンタも、タプちゃんにイタズラしようとしといてその言い方はないでしょうが。まったく…」


ラフィ「うふふ…すやすや眠っています。タプちゃん、かわいいですね」


サターニャ「いや、流石に高校生の外見であそこまで大泣きされると違和感ありありだったけどね…ん?」


【頭から煙がではじめるタプリス】


ガヴ「…?なんだ?」


ヴィーネ「今日の学校でのガヴリールと同じ現象だわ。きっと、ハンマーの効果が切れて、精神が戻りはじめているんだわ」


ガヴ「………ああ」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 17:12:58.68 ID:7wabC/Jk0
ガヴ「…………」


【煙を出しながら眠っているタプリスのあたまに、優しく右手を当てるガヴ】


サターニャ「……?ガヴリール、何やってんのよ?」


ガヴ「……、ん、ハンマーの影響からもとに戻ろうとしてる今は、ちょうど一番記憶がごっちゃになっちゃってて、
どうせ目が覚めたらほとんど記憶には残らないだろうし。………まあ、どらくさにまぎれて、今ならいいかなって」


ヴィーネ「……??なんのこと?」


ガヴ「…まあ、少しくらい願いをかなえてやらないとな」ぼそ


ガヴ「……」


【そのまま静かに目をつむるガヴリール】


ヴィーネ「ねえ、ラフィ…ガヴ、何やってるの?」


ラフィ「さあ…?天使の術のようですけど…わたしも知らない術みたいで、よくわかりませんね…」


ヴィーネ「…どうしたのかしら…?これ以上、タプちゃんに変なイタズラしてないといいけど……」

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:22:43.29 ID:7wabC/Jk0
…………


…………


…………


ざあーーーーー…



タプリス「…あれ?ここは…」


わたしはある小屋の前に立っていました。


空を見上げると、うす暗い空からは、降り続ける無数の雨粒が降り注いでいます。


ドヨドヨ空模様。気づけば、私は小屋の前に立ち、雨宿りをしているところでした。
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:24:08.08 ID:7wabC/Jk0
タプリス「………」


この静かに降り続く雨、この小屋。この光景には覚えがあります。


そう、天真先輩と初めて会った日の、過去の記憶…その光景、そのものでした。


タプリス「…なんで、わたしこんなとこにいるんでしょう…、あ、そうです、確か、天真先輩に、
思いっきりハンマーでたたかれて…記憶があいまいになって…」


ということは…私が今、この過去の場所にいるのはハンマーで精神年齢が退行した影響なのでしょうか。


……いえ、あのハンマー自体は、叩いた相手の精神を退行させるのであって、時間そのものを戻すわけではありません。


下界にいた私が、今、この天界の思い出の場所にいるのはやっぱり、変ですよね。


…それに、今の私は、ちゃんと下界での記憶を保持していますし…
ハンマーで精神が退行しているわけでもない。


いえ…しかし、ふと自分の恰好をみてみると、昔の天使学校の制服を身にまとっている…?


やっぱり過去に戻ってる…?  いえ…しかし…記憶は今のまんま?


過去に戻っているようで、現在にいるような。なんでしょう…時間軸があいまいで…


……つじつまがあいません。


それってつまり…。
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:25:10.41 ID:7wabC/Jk0
タプリス「夢…ですか…」


思い立った結論をポツリとつぶやいたとき、声をかけられました。


「もしかして、傘を忘れたのですか?」


タプリス「…、」


声のした方を振り向くと、そこには、シトシトと降り続く雨のなか、傘を差した一人の女の子が立っていました。
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:27:40.38 ID:7wabC/Jk0
もったいぶらなくても、それが誰なのか、お分かりですよね。


………、今回は夢とはいえ、同じセリフで声をかけられたのはこれで”3度目”の話。


さすがに、ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありましたが、初対面の方ではありませんから、人見知りすることはありません。


なので今回は素直に返事をしました。


タプリス「ええ…実は…忘れてしまいました、何度もすみません…天真先輩」


そう答えると、傘を片手にもつ声をかけてくれた少女が優しく微笑み、やっぱり、こう返してくれました。


ガヴ「よかったら、私の傘にはいりませんか?」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:30:14.13 ID:7wabC/Jk0
ざあーーーー…


しとしと静かな鳴らしながら降り続ける雨の音。


そんな中、相合傘をしながら天真先輩と帰る、なだらかな丘に続く帰り道。


何もかも、記憶する思い出の情景そのままでした。


ただ、私と先輩が織りなす会話は、過去の記憶のそれとは違うものでした。


…………

タプリス「わたしったら……、今日もさっきまで傘にいれてもらっていたというのに……、何度も迷惑をかけてすみません…天真先輩…。

けど今度は、こうして、思い出のこの道をまた一緒に帰ることができて、うれしいです」


ガヴ「迷惑だなんて…、可愛い後輩のためですから。傘をさして一緒に帰ることくらい、何回だってかまいません。
それにわたしこそ、タプリスとこうしてまた、この帰り道をおしゃべりしながら歩くことができてうれしいです」


タプリス「そう言ってもらえてホントにうれしいです…天真先輩…
ですが、今日のことは、ホントにすみませんでした…、魔界の通販で買ったハンマーで先輩をたたくだなんて…」


ガヴ「もういいんですよタプリス。わたしも、あのあと、アナタに同じハンマーで仕返しをしてしまったのですから。おあいこです」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:32:57.55 ID:7wabC/Jk0
過去も現在もまぜこぜになっちゃって…、時間軸があいまいとなっている空間の中。


私と天真先輩の会話も、かつての思い出の会話をなぞらえたものではなく…時間軸がマッチしてません。


思い出の1シーンの中で天真先輩と今日あった出来事の話をしている。そんな奇妙な会話。


つじつまがあわない。そう、だからこれは夢です。


きっと、この天真先輩も、わたしの記憶が作り上げた、勝手なイメージなのでしょう。
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:33:58.01 ID:7wabC/Jk0
そんなことを考えていると、ふと、天真先輩がこんなことをわたしに言いました。


ガヴ「…本当に謝らなきゃいけないのは私のほうですね、タプリス…下界での今のダメダメなぐーたらな私をみて、
ひどく失望しているようでしたから」


タプリス「え?」


ガヴ「タプリスは…現実で私と会うことができないで…やはり悲しいでしょうか…」


天真先輩が少し寂しそうな表情でそう問いかけます。


タプリス「……先輩」

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:35:18.43 ID:7wabC/Jk0
そんな天真先輩に私は、あまり間をおかず、笑顔でこう返しました。


タプリス「…いいえ、天真先輩、悲しくなんてありませんよ」


ガヴ「え?」


タプリス「…わたし、ようやく今日、気づいちゃいましたから。
天界のころのまじめで優等生だった先輩も…、下界で駄天してぶっきらぼうな今の先輩も…

別人なんかじゃなく…全部、ホントの天真先輩ってことが…」


ガヴ「タプリス…?」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:41:00.95 ID:7wabC/Jk0
そう。


未熟者のわたしは、駄天した天真先輩のことを、ずっと、言葉使いやふるまいだけをみて、天界での天真先輩と比較し、
どこか別人のような目でみてきました。


けど、それが間違っていることに今日、やっと気づいたのです。


タプリス「……確かに外面がちょっぴり変わってやさぐれて、ぶっきらぼうになっちゃいましたけど…、それ以外は何も変わっていません。

今の天真先輩の中にも、ちゃんと私との大事な思い出の数々を覚えていてくれています…!
そして、わたしが一番、尊敬してやまない天真先輩の優しい心…、そう、人をぽかぽか温かくさせる先輩の優しさは、今も昔も変わらないままです」


タプリス「だから天真先輩…もう悲しくなんてありません…今も昔も、天真先輩は1人だけです!
下界に来た今も、私がずっと慕っている天真先輩は私のそばにいるんだってことがわかりましたから!」


タプリス「だから、天真先輩…!これからもよろしくお願いしますねっ!」


ガヴ「タプリス…、………ありがとう…」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:43:03.32 ID:7wabC/Jk0
天真先輩は、少し潤んだ瞳を向けて、いつもの優しい笑顔で微笑むと、こう続けました。


ガヴ「わたしこそ、これからもよろしくお願いします。わたしにとっても、……、タプリスは、一番の後輩です」


タプリス「先輩…!そ、そんな…、あ、ありがとうございます、おお、世辞でもうれしいですっ」


ガヴ「いえいえ、ほんとのことですよ」


これは…きっと、お世辞でしょうね…。まあ、夢の中ですからね。けど天真先輩にそういわれると、たとえ夢の中でも顔が赤くなってしまいます。


118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:45:04.14 ID:7wabC/Jk0
タプリス「…下界に来てからの話といえば…、先輩、わたしのほうはどうですか?わたし…、天界にいたころより、少しは成長しましたかね」


ガヴ「そうですね…ずいぶん成長したと思いますよ。はじめてこうして一緒に会った時は、
なんだかビクビクしてて、あまりキチンと話してくれなかったというのに、今ではこうしておしゃべりも長く続けてくれますし…」


タプリス「だあ、そ、そんなところですか!?」


ガヴ「あの時、正直、嫌われてるのかと…」


タプリス「い、いえ違います!あ、あの時はその…ちょっと緊張してて…、け、けど、
今日の帰り道では、私より先輩のほうがキチンと話してくれなかったじゃないですか、せっかく先輩と思い出話をしたかったのに…」


ガヴ「ふふ…そういえばそうですね。ごめんなさい、けど、思い出話をするだなんて、今の駄天した姿だと、なんだか照れくさくて…」


タプリス「じゃ、じゃあ、今だったらどうですか先輩、わたし、ずっと先輩に聞きたかったことがありまして、
ほら、あの2人で湖に遊びに行ったときの話なんですけど、あのとき…」


ガヴ「ああ、そういえばありましたね…あのときは楽しかったですね…あのときは…」


………


………
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:50:09.36 ID:7wabC/Jk0
……いつしか、私と天真先輩との語らいは、天界での昔話に話題が移り始めました。


しとしとと降り続ける雨の中。


私と天真先輩は、素敵な思い出話に花を咲かせました。


初めて会った時の思い出の1場面を拝借した、天真先輩との思い出話の語らい。


今度は、どちらか片方が緊張してうまく会話しなかったり、照れくさがって会話に応じてくれないこともありません。


わたしの願望を具現化したような、どこまでも都合のいい夢の中の出来事でした。


けど、なんででしょう。


ともに語り合う天真先輩は、とても夢の存在とも思えないほど心の温かさを感じられ、
私にとっては現実での体験と、そう遜色がない感覚すらあったのです。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:54:41.26 ID:7wabC/Jk0
…こうして先輩と楽しい語らいをつづけるうち、少しずつ、雨足が弱まり、目の前が明るくなっていくのに気づきました。


それとともに、天真先輩の声が、なんだか聞こえづらくなっていきます。


雨が完全に止めば、きっとそれは夢の終わりの合図。夢から目が覚めるときが近づいているのだと、そんなふうに思いました。


夢の内容って、たいがいよく覚えてなくて、すぐ忘れちゃうものですよね。


だから、わたしは今日一日の出来事を、この夢の中の不思議な体験も含めて、新しい思い出の1ページとして、しっかりと記憶に書き記すことに決めました。


忘れないようにしっかりと。いまのうちにきっちり加筆しておきます。


わたしと天真先輩の新しい思い出の1ページ…。




この日も、雨でした。







おしまい

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:56:53.89 ID:7wabC/Jk0
タプリスを主役したSSでした。タプリスのちょっと、子供っぽいっ感じの語り口調を表現できてたらうれしい

見てくれてる人少なそうだけど感想お待ちしてます。
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 18:57:44.56 ID:g8h4g7tA0
おつ!
素晴らし過ぎる
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 19:49:13.10 ID:eeCbF75xo
めっちゃ雰囲気いいSSだった
読みやすいしすごく好きだわ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/09(日) 08:11:44.27 ID:/kQBX9h5O
乙乙
きれいでいい話だ
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/09(日) 20:35:06.59 ID:s1SbxmeMo
良かった
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