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ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」
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39 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:27:32.19 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「黒澤9姉妹の日常」ダイヤ「次女ですわ!」
――
ダイヤ「ん、サファイアおはようございます」
善子「っ! お、おお、おはようお姉さま!」
善子「サファイアちょっと急いでるからっ!」
ダイヤ「……なんですのあの子」
ダイヤ「あ、ガーネット――」
梨子「っ! お、おお、お姉ちゃんおはよう!」
梨子「私急いでるから!」
ダイヤ「……ガーネットも様子がおかしいですわ」
40 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:28:08.19 ID:dcuYNjbg0
――
果南「あ、ダイヤ、おはよう。ちょっとランニング行ってくるね」
曜「よ、ヨーソロー! ちょっと用事あるから!」
千歌「ダイヤねえ! あ、えっとえっと……。アンバー急いでるからっ!」
ルビィ「ぴぎぃ!? る、ルビィ勉強するからっ!」
花丸「トパーズちょっと読みたい本が溜まってるから部屋に戻るね」
ダイヤ「なんなんですのっ! みんなして用事がある急いでいると!」
鞠莉「シャイニー☆ どうしたのダイヤ?」
ダイヤ「お姉さま……」
41 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:28:36.86 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「実は妹たちに避けられているみたいで」
鞠莉「避けられてる?」
ダイヤ「わたくしが声をかけるとあわててどこかに行ってしまって」
鞠莉「んー、ダイヤ大好きなあの子たちがダイヤを避けるとは思わないけど」
ダイヤ「きっとわたくしが厳しくしすぎたんですわ……」
ダイヤ「あの子たちもためになれば嫌われてもいいと思っていましたが、こうもつらいなんて……!」ウルウル
鞠莉「いやいや、そこのところはみんなわかってるって!」
42 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:29:20.08 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「じゃあなぜあの子たちはわたくしを避けますの!?」
鞠莉「それは、わからないけど……」
ダイヤ「やっぱり嫌われたんですわ!」グスン
鞠莉「ほんとにみんな用事があっただけかもでしょ?」
ダイヤ「そう、でしょうか……」
鞠莉「うん、きっとそうだよ!」
ダイヤ「そ、そうですわよね! 嫌いになるにしても急すぎますわ!」
鞠莉「うんうん!」
43 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:30:13.28 ID:dcuYNjbg0
ルビィ「あ、ラピスラズリお姉ちゃんいた――あっ」
鞠莉「ん? ルビィどうしたの?」
ルビィ「あ、あのえっと……」
ルビィ「お勉強! お勉強教えて欲しいの!」
ダイヤ「っ!」
鞠莉「ルビィが私に聞きに来るなんて珍しいね」
ダイヤ(いつもはわたくしに聞きにくるのに何故……?)
44 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:31:00.63 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「あのルビィ?」
ルビィ「ぴぎぃっ!?」
ダイヤ「わたくしでよろしければ教えますわよ?」
ルビィ「い、いいの! ラピスラズリお姉ちゃんにきくから!」
ダイヤ「っ!」ガーン
ルビィ「だから、その……。ダイヤお姉ちゃんはゆっくり休んでて?」
ダイヤ「そ、そうさせてもらいますわ……」フラフラ
鞠莉「Oh...」
45 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:31:26.23 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤルーム
ダイヤ「ふふ、サファイアはかわいいですわね」ナデナデ
ダイヤ「アンバーももちろんかわいいですわよ」ナデナデ
ダイヤ「あぁもう順番! 一気に来られてもわたくしは1人ですわ!」
ダイヤ「みんなわたくしのかわいい妹ですわよ」ナデナデ
ダイヤ「ふふ、ふふふ……」ポロポロ
ダイヤ「寝そべりぬいぐるみもかわいいですけど、やはり本物の温もりが恋しいですわ……」ズーン
46 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:32:01.51 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「サファイアがわたくしにベタベタとくっついてくるあの温もりが」
ダイヤ「ガーネットを膝枕したときの温もりが」
ダイヤ「アンバーをなでたときの温もりが」
ダイヤ「アクアマリンにハグされたときの温もりが」
ダイヤ「オブシディアンと添い寝したときの温もりが」
ダイヤ「トパーズとルビィに両手を握られた時の温もりが――」
ダイヤ「恋しいですわ!」
47 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:32:42.73 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「今やわたくしに普通に接してくれるのはラピスラズリお姉さまだけ」
ダイヤ「どうしてこうなってしまいましたの……?」
ダイヤ「サファイア」ナデナデ
善子「お姉さまっ!」バァン
ダイヤ「さ、サファイア!?」
善子「やっぱりサファイア無理!」ダキッ
千歌「あーっ、サファイアちゃん反則ー!」ピピーッ
曜「もう! サファイアちゃんがそうするなら私だって!」ギューッ
梨子「あ、ずるい! オブシディアンちゃんレッドカード!」
48 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:33:10.04 ID:dcuYNjbg0
善子「お姉さまぁ……」ギューッ
曜「おねえちゃぁん……」スリスリ
ルビィ「あ! サファイアちゃんとオブシディアンお姉ちゃん抜け駆けしてる!」
花丸「ずるいずら! 離れて!」
果南「あー、もう……。半日も耐えられないの?」
ダイヤ「……どういうことですの?」
49 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:33:40.45 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「なんでもね、いつもダイヤには迷惑かけてるからダイヤに迷惑かけないように甘えるの禁止にしてたみたい」
鞠莉「で、みんながみんなダイヤと一緒にいると甘えちゃうからって避けちゃってたんだって」
ダイヤ「はあ?」
善子「でもサファイア、お姉さまがいないとむりぃ……」ギューッ
果南「姉離れ的な意味も含めてたんだけどね」
ダイヤ「なんですのそれ……」ヘナヘナ
50 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:34:33.02 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「わたくしみんなに嫌われたとばかり」
千歌「アンバーたちがダイヤねえを嫌う……?」キョトン
花丸「そんなこと天地がひっくり返ってもありえないよね?」
梨子「いつも私たちに構ってくれるからお姉ちゃん自分の時間取れないだろうなって思って」
善子「お姉さまぁ……」スリスリ
曜「くんくん、お姉ちゃんの匂い嗅がないと……」
ダイヤ「か、嗅がないでくださる!?」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 21:34:59.17 ID:276h1lxw0
>>38
俺が気に入らないスレが存在することは許さない
とかいうキチガイが居着いててターゲットにされると容量オーバーになるよう埋め立てられるのよ
これもそのターゲットにされてスレを立てる度に埋め立てられてきたわけ
ちなみにそいつ速報まで追いかけてこっちでも同じように荒らすことがある真性だから
同じ理由でこっちに移動してきたダイハードパロは粘着されてたし
52 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:35:36.80 ID:dcuYNjbg0
ルビィ「ごめんなさい、本当は1日お姉ちゃんに時間つくってあげようとしてたんだけどね」
ダイヤ「ぶっぶー、ですわ!」
ルビィ「ぴぎぃ!?」
果南「な、何がぶっぶーなの?」
ダイヤ「あなたたちはわたくしに気を遣ってくれたみたいですけど、逆ですわ!」
梨子「逆?」
ダイヤ「……わたくしも寂しかったの」
花丸「え?」
53 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:36:10.53 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「わたくしもあなたたちと一緒にいれないのが寂しかったの!」
ダイヤ「折角の休日なんだからあなたたちといっぱい遊ぼうと思っていたのに!」
ダイヤ「おかげで寝そべりぬいぐるみと戯れてしまいましたわ!」
果南「あー、だからダイヤの周りに寝そべりぬいぐるみ並んでたんだ……」
ダイヤ「あなたたちは気を遣う必要なんてないんですのよ」
ダイヤ「あなたたちが甘えてくれることが、わたくしの幸せですわ」ニコッ
千歌「ダイヤねえ!」
54 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:36:44.69 ID:dcuYNjbg0
善子「えへへ、お姉さまサファイアが入ってきたときサファイアのぬいぐるみ撫でてたでしょ?」
ダイヤ「なっ……!」カアアアアアアア
善子「本物のサファイア撫でていいのよ?」ニコニコ
ダイヤ「サファイア……!」ナデナデ
善子「えへへー」ニヘラ
曜「はいサファイアちゃん交代」グイッ
善子「ちょっと!?」
曜「お姉ちゃん、私も♡」
ダイヤ「ふふ、オブシディアンも甘えん坊ですわね」ナデナデ
55 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:37:29.37 ID:dcuYNjbg0
千歌「あーずるいアンバーも!」
梨子「わ、私も!」
ルビィ「次はルビィだもん!」
果南「私がハグするの!」
花丸「トパーズが一番なでやすいサイズなの!」
ダイヤ「あー、もう! 順番ですわ!」
鞠莉「ふふ、よかったね、ダイヤ」
ダイヤ「よかったですけどやはりいっせいにくると大変ですわ……」
56 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:38:00.23 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「さっきまで死んだような目で『妹に嫌われましたわ』なんて言ってたのに」
ダイヤ「う、うう、うるっさいですわ!」
善子「そんなにサファイアのこと考えててくれたんだ」パアアアアアアア
ダイヤ「……あなただけではありませんわよ」
ダイヤ「かわいい妹全員のことを考えていたんですわ……」
鞠莉「ふふ、じゃあ私も加わっちゃおうかな☆」
ダイヤ「ちょ、お姉さまもですの!?」
鞠莉「ダイヤが妹大好きなみたいに私もダイヤが好きなの☆」
ダイヤ「わ、わたくしもお姉さまのこと大好きですわっ!」カアアアアアアアア
おわり
57 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:39:04.09 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」果南「三女かなん?」
――
果南「あ、アンバー――」
千歌「それでね、ねえダイヤねえ聞いてるー?」
ダイヤ「聞いてますわよ。それでオブシディアンがどうしたの?」
千歌「オブシディアンちゃんったらね、海に飛び込んじゃって」クスクス
ダイヤ「ふふ、あの子らしいですわね」クスクス
ダイヤ「あ、アクアマリンどうかしました?」
果南「ふんっ!」プイッ
ダイヤ「アクアマリン……?」
58 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:39:40.57 ID:dcuYNjbg0
――
果南「あ、オブシディ――」
曜「でねでね! ガーネットちゃんったら」
ダイヤ「ふふ、そうでしたの」クスクス
果南「……」
ダイヤ「あぁ、アクアマリ――」
果南「ふんっ!!」スタスタ
ダイヤ「え……?」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 21:40:16.96 ID:VmQZE4wuO
おお、立てたのか
頑張れ
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 21:40:25.67 ID:9bYzKe/x0
ラブライブSSは荒らしを引き付ける厄介なのばっかだな
ライバー自体が厄介だから仕方ないか
61 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:41:09.69 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤ「なんでかわかりませんがアクアマリンが怒っていますわ」
ダイヤ「わたくし何かしてしまいましたっけ……」
鞠莉「ダーイヤっ!」モミモミ
ダイヤ「ぴぎゃっ!?」
ダイヤ「ですからいつもいつもどうして胸を揉むんですの!?」
鞠莉「いつも言ってるけど妹の成長を確かめてるの! 長女の務め!」
ダイヤ「そんな務めはありませんわ!」
62 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:41:36.62 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「それで? 何か悩んでたみたいだったけど?」
ダイヤ「実はアクアマリンを怒らせてしまったようで」
鞠莉「怒らせた? Why? なんで?」
ダイヤ「それが分かりませんの。急に機嫌が悪くなって」
鞠莉「その時ダイヤはなにかしてた?」
ダイヤ「2回あったんですけど、アンバーやオブシディアンと話しているときでしたわ」
鞠莉「あー……」
ダイヤ「何かわかりましたの!?」
63 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:42:14.52 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「ジェラシーだよ」
ダイヤ「ジェラシー、ですの?」
鞠莉「うん。アクアマリン、ダイヤに対して嫉妬ファイヤーが燃え上がっちゃったんだよ」
ダイヤ「アクアマリンがわたくしに?」
鞠莉「アクアマリンってさ、小さい頃アンバーとオブシディアンをかわいがってたでしょ?」
ダイヤ「えぇ、それは仲睦まじく見ていて微笑ましかったものですわ」ホワホワ
鞠莉「なのに最近あの2人ダイヤにべったりだったから」
ダイヤ「あー、なるほど……」
64 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:42:45.22 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「きっとアクアマリンも戸惑ってると思うよ」
鞠莉「アクアマリンもダイヤのことは大好きだし、なのに嫉妬しちゃって」
鞠莉「もんもんとしてるアクアマリンからかいにいこっかな」クスクス
ダイヤ「……お姉さまはじっとしていてくださる?」
鞠莉「えー、もんもんとしてるアクアマリンみたいのにー」
ダイヤ「わたくしが様子を見てきますから」
鞠莉「……ん。行ってらっしゃい☆」
ダイヤ「えぇ、行ってきますわ」
65 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:43:20.72 ID:dcuYNjbg0
――
果南「あああああああああ!」ゴロゴロ
果南「私のバカ!」
果南「なんでダイヤにあんな態度取っちゃったんだろう……」
果南「確かにさ、アンバーとオブシディアンは大事な妹だけど、ダイヤだって大好きな姉なのに」
果南「あんな態度取って嫌われちゃったかな……」
果南「よし、謝りに行こう!」ガチャッ
ダイヤ「あっ」
果南「あっ」
66 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:43:54.35 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「アクアマリン、どこかいきますの?」
果南「あ、えっと……。ダイヤこそ私の部屋の前でどうしたの?」
ダイヤ「少しアクアマリンとお話がしたくて」
ダイヤ「ですが、どこかにいくなら後でもいいですわよ?」
果南「ううん! どこか行こうってわけじゃなかったから!」
ダイヤ「? そうですの?」
果南「うん、だからその。入って?」
ダイヤ「えぇ。ではお邪魔しますわ」
67 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:44:26.39 ID:dcuYNjbg0
果南「……」
ダイヤ「………あの」
果南「んー?」
ダイヤ「アクアマリンは、アンバーとオブシディアンが大切ですのね」
果南「うん、初めてできた妹たちだったから」
果南「もちろん他のみんなも好きだけど、あの2人はちょっと特別かな」
ダイヤ「そうですわよね」
68 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:45:01.77 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「ごめんなさいアクアマリン」
果南「え?」
ダイヤ「別に独り占めしようとかそういうつもりはなかったんですの」
ダイヤ「ただ、妹がかわいくて」
果南「ちがっ! ダイヤは悪くない!」
果南「謝るのは私の方だよ。一人で勝手に嫉妬して、きつく当たっちゃって」
果南「大好きな姉に取る態度じゃなかったよ……」
果南「姉に嫉妬するなんて私、すごく嫌な子だ……。嫌いになったよね……?」
69 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:45:55.11 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「……アクアマリン」
果南「なに?」
ダイヤ「はぐっ! ですわ!」
果南「えぇっ!?」ドキッ
ダイヤ「嫉妬くらいしますわよ」
ダイヤ「わたくしだってもし仮にサファイアやオブシディアンやルビィがラピスラズリお姉さまにべったりしてたりしたら胸がざわざわしますわ」
果南「……へー、なんか意外」
70 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:46:26.42 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「人間ですもの、嫌な気持ちくらい出て当然ですわ」
ダイヤ「わたくしは、そんなアクアマリンのことが大好きですわよ!」ギュッ
果南「ダイヤ……!」
果南「私も、大好きっ!」
果南「お、お姉ちゃん……!」カアアアアアアア
ダイヤ「……っ!」
ダイヤ「ふふ、ハラショーですわ」
71 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:47:09.74 ID:dcuYNjbg0
――
善子「あ、いたいた。お姉さま! きいてきいて!」
ルビィ「お姉ちゃん、勉強教えて!」
花丸「お姉ちゃんのお部屋で一緒に本読んでもいい?」
梨子「ダイヤお姉ちゃん、絵のモデルになってもらいたいんだけど……」
果南「ダーメ」
善子「なんでよ、ケチ」
果南「今はダイヤは私のなの」
果南「ねー? お姉ちゃん?」
ダイヤ「え、えぇまあ」
72 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:47:55.28 ID:dcuYNjbg0
曜「アクアマリンお姉ちゃんがダイヤお姉ちゃんをお姉ちゃんって呼んでるの初めてみたかも」
千歌「ね、いつもダイヤって呼び捨てだったのに」
果南「だって、お姉ちゃんだもん」
果南「いくらアンバーとオブシディアンでも今はダメだからね!」
鞠莉「ふふ、雨降って地固まるってやつかな」クスクス
果南「ほら、買い物いこ? お姉ちゃん!」ギュッ
ダイヤ「えぇ、いきましょう。アクアマリン」ニコニコ
おわり
73 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:48:30.97 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」曜「四女!」
――
曜「ふんふふーん♪ あ、ダイヤお姉ちゃん!」
ダイヤ「ん、オブシディアン。どうしました?」
曜「んーん、ただお姉ちゃんがいたから!」
ダイヤ「ふふ、オブシディアンはかわいいですわね」ナデナデ
曜「えへへー」
ダイヤ「ん、オブシディアン?」
曜「んー?」
ダイヤ「髪のケアはしてます?」
曜「してないけど?」
74 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:49:05.48 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「道理で、髪が傷んでいると思いましたわ」
ダイヤ「少なくともトリートメントくらいはなさい」
曜「えー? でも私トリートメントとか持ってないし」
ダイヤ「わたくしのを使っていいですから」
曜「えぇっ!? お姉ちゃんの!?」
ダイヤ「まあ、わたくし以外に借りてもいいですが」
曜「ううん、お姉ちゃんの借りる!」
75 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:49:54.70 ID:dcuYNjbg0
――
曜「えへへ、お姉ちゃんのトリートメント使っちゃった……♡」
曜「くんくん、お姉ちゃんの匂いだ……」
善子「くんくん、あれ?」
曜「あ、サファイアちゃん」
善子「あれ? オブシディアンじゃない。こっちからお姉さまの匂いがしたと思うんだけど」
曜「匂いでわかるんだ」
善子「サファイアほどのお姉さま好きになれば余裕よ!」
曜「サファイアちゃんもほんとダイヤお姉ちゃん大好きだなあ……」
76 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:50:33.77 ID:dcuYNjbg0
善子「……あれ? オブシディアンから匂いがする」クンクン
曜「ふふ、ばれちゃったかー」
善子「ど、どういうこと!?」
曜「実はダイヤお姉ちゃんにトリートメントを借りたの」
善子「っ! と、トリートメントを!?」
曜「うん、髪が傷んでるからって貸してくれたんだ」
善子「サファイアも借りる!」
77 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:51:15.37 ID:dcuYNjbg0
曜「いやいや、サファイアちゃんは髪綺麗だし」
善子「やだ、サファイアも借りるの!」
ダイヤ「……なんの騒ぎですの?」
曜「あ、ダイヤお姉ちゃん。サファイアちゃんがね」
善子「サファイアもお姉さまのトリートメント使いたい!」
ダイヤ「いや、あなたは自分のがあるでしょう?」
善子「でも、オブシディアンばっかりずるい!」
78 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:51:49.33 ID:dcuYNjbg0
善子「だってお姉さまの匂いが常にするようになればいつも一緒にいるのと同じ!」
ダイヤ「それはどうでしょうか……」
善子「寝てるときでさえ添い寝してもらってるような気分に!」
ダイヤ「うーん……?」
曜「た、確かに!」ハッ
ダイヤ「そこ共感するところですの!?」
79 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:52:19.24 ID:dcuYNjbg0
善子「あっ! いいこと思いついた!」
曜「ん?」
善子「オブシディアンと一緒に寝ればいいのよ!」
曜「へ?」
善子「そうすればお姉さまと一緒に寝てる気分になれる!」
善子「サファイアったら天才!」
ダイヤ「……えっと」
80 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:53:08.00 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「それってわたくしと一緒に寝ればいいのではなくて?」
善子「あっ!」
善子「じゃあ一緒に寝てくれるの?」キラキラ
ダイヤ「まあ、かわいい妹の頼みでしたら」
善子「じゃあサファイア今日お姉さまと寝る!」
曜「えー、私もお姉ちゃんと寝たいんだけど」
善子「オブシディアンは匂いがあるからいいじゃない」
曜「えー……」
81 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:53:42.20 ID:dcuYNjbg0
――
オブシディアンルーム
曜「はー、お姉ちゃんの匂いだ……」クンクン
曜「こうして寝ると、お姉ちゃんに添い寝してもらったときのこと思い出すなぁ」エヘヘ
曜「……でもあの時はお姉ちゃんが優しく抱きしめてくれて」
曜「……」
曜「………あれ?」
曜「サファイアちゃんずるくない?」
曜「今ダイヤお姉ちゃん独占してるんだよね!?」
82 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:54:21.81 ID:dcuYNjbg0
曜「ベッドもお姉ちゃんの香りで、全身お姉ちゃんの香りに包まれてて」
曜「お姉さまぁ、サファイア眠れないーとか言って頭なでてもらったりして!」
曜「……よく考えなくてもずるい」
曜「これは抗議にいかないと!」
曜「くそ、あの堕天使めっ!」
83 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:55:11.99 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤルーム
善子「お姉さまぁ、眠れないぃ……」
ダイヤ「はいはい、目を閉じて心を落ち着けて」ナデナデ
曜「タノモーソロー!」バァン
ダイヤ「な、何事ですの!?」
善子「なによオブシディアン。せっかくお姉さまに寝かしつけてもらってたのに」
曜「サファイアちゃん、よくよく考えるとずるいよ、匂いと本物じゃ全然つりあってない!」
善子「気付くのが遅いのよ! 今夜はお姉さまはサファイアのものなんだから!」
84 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:55:41.72 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「え、えっと?」
曜「そもそもお姉ちゃんのベッドで寝る時点で条件が違う!」
善子「オブシディアンにも匂いがあるからいいじゃない!」
曜「温もりはないし匂いも頭だけだもん!」
ダイヤ「あ、あの2人とも……?」
善子「お姉さまはどっちと寝るの!?」
ダイヤ「いや、どっちといわれても――」
85 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:56:18.91 ID:dcuYNjbg0
ルビィ「あ、あの、ダイヤお姉ちゃん」コンコンコン
ダイヤ「……ん? ルビィですの?」
ルビィ「あ、あのね。怖い夢見ちゃって……」
ダイヤ「あらそうでしたの」
ルビィ「だから、一緒に寝てほしいなって」
ダイヤ「ふふ、ルビィはいつまで経っても子供ですわね」ナデナデ
ダイヤ「いいですわよ、来なさい」
ルビィ「わぁい♡」
86 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:56:45.40 ID:dcuYNjbg0
曜「あ、あのお姉ちゃん……?」
善子「サファイアたちは?」
ダイヤ「あぁ、ごめんなさい。今回はルビィが優先ですわ」
ダイヤ「あっ、そうですわ!」
ダイヤ「さっきサファイアが言っていたように2人で寝たら?」
曜「え?」
ルビィ「うゅゅ……」ウルウル
ダイヤ「ほら、怖くないですわよ」ナデナデ
ダイヤ「おやすみなさい、サファイア、オブシディアン」パタン
曜「え……?」
87 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:57:19.31 ID:dcuYNjbg0
――
オブシディアンルーム
善子「確かにお姉さまのにおいはするけど……」
曜「あ、暗い中で見るとサファイアちゃんお姉ちゃんっぽい」
曜「匂いもあって温もりもあっていいかも」
善子「……オブシディアンばっかりずるい」
善子「お姉さまみたいになでてよ」
曜「ん、仕方ないなあ」ナデナデ
善子「えへへ♡ お姉さまぁ♡」
88 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:57:50.13 ID:dcuYNjbg0
善子「すぅ、すぅ……」
曜「あ、もう寝ちゃったんだ」ナデナデ
曜「そういえばサファイアちゃんと寝るのも久しぶりかも」
曜「昔はよく一緒に寝たのにね」ナデナデ
曜「……まあ、大抵ダイヤお姉ちゃんも一緒だったけど」
曜「昔からサファイアちゃんとはお姉ちゃん取り合ってたっけ」クスクス
曜「おやすみ、サファイアちゃん」ナデナデ
89 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:58:31.33 ID:dcuYNjbg0
――
翌朝
花丸「あ、サファイアちゃんいた!」
千歌「えぇ? オブシディアンちゃんの部屋にいたの!?」
果南「なんでまたオブシディアンの部屋に……」
梨子「サファイアちゃんを起こしに行ったらいないから何事かと思ったよ……」ホッ
鞠莉「ふふ、この2人仲いいんだね」クスクス
千歌「ね、結構ダイヤねえの取り合いしてるイメージだったのに」
果南「ケンカするほど仲がいいってやつじゃないの?」
90 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:59:00.39 ID:dcuYNjbg0
曜「お姉ちゃん、サファイアちゃん……」ムニャムニャ
善子「おねえさまぁ、オブシディアン……」ギューッ
曜「んん……」パチッ
千歌「あ、起きた」
曜「うええっ!? なんでみんないるの!?」
梨子「サファイアちゃんが部屋にいなかったから探してたらここにいたから」クスクス
鞠莉「こんなに姉妹で仲良くてお姉ちゃん嬉しいなー」クスクス
曜「ち、ちがっ! これはちがくて!」
91 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 21:59:45.45 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「ご飯冷めてしまいますわよー」
果南「あ、ダイヤが呼んでる」
花丸「じゃあオブシディアンお姉ちゃん。サファイアちゃん起こしてきてね」
千歌「よろしくね」フリフリ
梨子「えっと、ごゆっくり」ニコッ
鞠莉「ご飯冷めないうちにね」
曜「だからこれには事情があるの!」
善子「むにゃむにゃ」
曜「サファイアちゃんはさっさと起きてよ!」
おわり
92 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:00:32.97 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」千歌「五女なのだ!」
――
千歌(アンバーは今日ダイヤねえに恩返しをします!)
千歌(厳しいけど、とっても優しいダイヤねえ――)
千歌(小さい頃からいつか大きくなったら恩返しするんだ、って思ってたの)
千歌(だから、今日はアンバーが今までしてもらったことを恩返しするね!)
千歌「待っててね、ダイヤねえ!」
ダイヤ「呼びました?」
千歌「うわっ……!?」
93 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:01:02.67 ID:dcuYNjbg0
千歌「え、えっとダイヤねえはなんでここに?」
ダイヤ「お風呂をいただこうと思いまして」
千歌「っ!」
千歌(これはグッドタイミングだよ! まずはお風呂で恩返ししよう!)
ダイヤ「では、わたくしはお風呂をいただきますわね」
千歌「うん、ごゆっくり!」
94 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:01:54.51 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「ふんふーん♪」ヌギヌギ
千歌(鼻歌歌いながら脱衣するダイヤねえかわいい)
ダイヤ「」ガチャッ
千歌「お、ダイヤねえ入ったかな?」
千歌「じゃあアンバーも――」ヌギヌギ
ダイヤ「……誰かいますの?」
千歌「アンバーでーす」
ダイヤ「あぁ、アンバーですの」
ダイヤ「……なんでいますの?」
95 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:03:11.62 ID:dcuYNjbg0
千歌「じゃあ失礼しまーす」
ダイヤ「っ!? な、なぜ入ってきますの!?」
千歌「まあまあ、背中流すからあっち向いてて」
ダイヤ「な、なんですの、急に――」
千歌「今日のアンバーはダイヤねえに恩返しするのだ!」
千歌「まずはダイヤねえの身体を洗ってあげるね」
ダイヤ「自分で洗えますわよ!」
96 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:03:46.61 ID:dcuYNjbg0
千歌「でもダイヤねえ昔アンバーの身体洗ってくれたでしょ?」
ダイヤ「まあ、アンバーが小さい頃には」
千歌「だからその恩返しなの!」
千歌「ほら、あっち向いてて」
ダイヤ「で、ですから!」
千歌「えいっ」セナカツーッ
ダイヤ「ぴぎゃあっ!?」ビクッ
千歌「恩返しするんだからじっとしてて!」
97 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:04:37.96 ID:dcuYNjbg0
千歌「うわぁ、ダイヤねえ肌白い」
ダイヤ「あ、あまりじろじろ見ないでくださる?」
千歌「えー、いいじゃん姉妹なんだしー!」
ダイヤ「姉妹でも恥ずかしいものは恥ずかしいですわ!」
千歌「あ、ダイヤねえの白い肌を傷つけないように手で洗うね」
ダイヤ「へ?」
千歌「うりゃー」ヌチャァ
ダイヤ「ぴぎゃっ!?」
98 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:05:07.40 ID:dcuYNjbg0
千歌「どう? ダイヤねえ」
ダイヤ「くすぐったいですわ……!」プルプル
千歌「ダイヤねえの肌すべすべで気持ちいい」
ダイヤ「んぅっ。本当にくすぐったいですわ……」
千歌「あ、ダイヤねえ色っぽい声出してる」クスクス
ダイヤ「だって、声が勝手にぃ、あぁっ♡」
千歌「前の方も洗ってあげるね」
ダイヤ「ま、前は結構ですから! んんぅっ♡」
99 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:05:56.97 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤ「はあ、ひどい目にあいましたわ……」
千歌「えー、アンバー頑張ったのに」
ダイヤ「いえ、気持ちは嬉しかったんだけれど――」ガチャッ
ダイヤ「ふふっ」ペリッ
千歌「あ、ダイヤねえプリン食べるの?」
ダイヤ「えぇ、お風呂上りに食べようと取っておきましたの」パクッ
ダイヤ「んんぅ♡ おいしいですわ♡」
100 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:06:24.06 ID:dcuYNjbg0
千歌(こ、これはダイヤねえにあーんできるチャンス……!)
千歌(もう少し機を伺おう)ジーッ
ダイヤ「……ん?」
千歌「……」ジーッ
ダイヤ「はぁ、仕方ないですわね」スッ
千歌「え?」
ダイヤ「あーん」
千歌「あ、あーん、ぱくっ」
101 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:06:50.64 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「おいしい?」
千歌「うんっ!」
ダイヤ「それはよかったですわ」
千歌「……って、ちがうよ!」
ダイヤ「何が違うんですの?」
千歌「逆だよ逆!」
ダイヤ「逆って? スプーンは逆じゃありませんけど?」
102 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:07:44.27 ID:dcuYNjbg0
千歌「じゃなくて逆なの!」
ダイヤ「ですから何が!?」
千歌「アンバーがダイヤねえにあーんするの!」
ダイヤ「……はあ?」
千歌「スプーン貸して」
ダイヤ「いや、自分で食べられますわよ?」
千歌「いいからっ!」
103 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:08:14.66 ID:dcuYNjbg0
千歌「ダイヤねえ、あーん」スッ
ダイヤ「いえ、ですから」
千歌「ダイヤねえが食べないんだったらアンバーが全部食べちゃうよ?」
ダイヤ「なっ! プリンを人質に取るなんて……!」
千歌「だから、あーん」
ダイヤ「あ、あーん」パクッ
千歌「ダイヤねえ、おいしい?」
ダイヤ「えぇ、まあ」
104 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:08:40.72 ID:dcuYNjbg0
千歌「じゃあもう一口、あーん」
ダイヤ「まだやりますの!?」
千歌「全部食べ終わるまでやるけど?」キョトン
ダイヤ「恥ずかしいんですけど」
千歌「えー、アンバーはダイヤねえに食べさせてもらうといつもよりおいしく感じるのに」
ダイヤ「ま、まあ、それはありますけど……」
千歌「ふふ、じゃああーん」
ダイヤ「あ、あーんですわ」パクッ
105 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:09:20.60 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤルーム
ダイヤ「恩返ししてくださるのは嬉しいけど、なんというか恥ずかしいですわ……」
ダイヤ「今日はと言っていましたしもう終わりですわよね」
ダイヤ「さて、そろそろ眠りましょう」
コンコンコン
ダイヤ「? はーい?」
ダイヤ「この時間に尋ねてくるとするとルビィかサファイアかオブシディアンでしょうか……」
千歌「ダイヤねえ! 一緒に寝よう!」ガチャッ
ダイヤ「あ、アンバー!?」
106 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:10:00.62 ID:dcuYNjbg0
千歌「えへへ、一緒のベッドで寝るのなんて久しぶりだね、ダイヤねえ?」
ダイヤ「アンバーが小学校入る少し前以来?」
千歌「んーん、最後に寝たのは小学3年生の時」
千歌「アンバーがオブシディアンちゃんと喧嘩したときにダイヤねえがおいでって」
ダイヤ「……そんなこともありましたわね」
千歌「あの時ね、すっごくダイヤねえが温かかったんだ」
千歌「アンバーの話を聞いてくれて、一生懸命考えてくれて」
千歌「おかげで次の日には仲直りできて」エヘヘ
107 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:10:39.16 ID:dcuYNjbg0
千歌「あの時のダイヤねえ、こうしてアンバーの頭なでてくれたんだ」ナデナデ
ダイヤ「……よく覚えていますわね」
千歌「だって、すっごく嬉しかったから」
千歌「小学校に入ってからいつもアンバーのこと叱ってダイヤねえはアンバーのこと嫌いになったんだ、って思ってたの」
千歌「けど、本当はアンバーのことすごく思ってくれてるっていうのがわかって」
千歌「ダイヤねえのこともっと大好きになったんだよ」ニコッ
ダイヤ「わたくし、アンバーのことを一度も嫌いだなんて思ったことありませんわよ?」ナデナデ
千歌「うん、ありがとう」
108 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:11:05.04 ID:dcuYNjbg0
千歌「ダイヤねえ」
ダイヤ「なんですの?」
千歌「あのね」
ダイヤ「?」
千歌「だいすきっ!」モギュッ
ダイヤ「っ!」
ダイヤ「わたくしも大好きですわよ、アンバー」ナデナデ
109 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:11:43.68 ID:dcuYNjbg0
千歌「えへへ、すぅ、すぅ……」
ダイヤ「もう、寝てますの!?」
ダイヤ「寝つきがいいのは昔から変わっていませんわね」クスクス
ダイヤ「少し恥ずかしかったけれど、恩返し嬉しかったですわよ」ナデナデ
ダイヤ「あんなに小さかったアンバーがこんなに大きくなりましたのね」ナデナデ
ダイヤ「おやすみなさい、アンバー」
110 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:12:33.67 ID:dcuYNjbg0
――
翌日
千歌「待てー! アクアマリンちゃん!」ドタドタ
ダイヤ「……なんの騒ぎですの?」
果南「あ、ダイヤ! アンバーが一緒にお風呂に入ろうとしてきて!」
ダイヤ「一緒にお風呂に――あぁ……」
千歌「今日はアクアマリンちゃんに恩返しするのっ!」
ダイヤ「って言ってますわよ?」
果南「でもこの歳で一緒にお風呂は恥ずかしいって!」
千歌「待てー! アクアマリンちゃん!」ドタドタ
ダイヤ「ふふ、あまり家の中で暴れてはいけませんわよー」クスクス
おわり
111 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:13:12.08 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」梨子「六女です!」
――
ダイヤ「……今なんと?」
梨子「弟子にしてください!」
梨子「ダイヤお姉ちゃ――いえ、師匠!」
ダイヤ「………はい?」
梨子「師匠!」
ダイヤ「わたくしは師匠ではありませんわ!」
ダイヤ「大体なんの師匠なんですの!?」
112 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:13:49.77 ID:dcuYNjbg0
梨子「私って六女でしょ?」
ダイヤ「えぇ、そうですわね」
梨子「上に5人のお姉ちゃんがいるけど下にサファイアちゃんとルビィちゃんとトパーズちゃんがいるの」
ダイヤ「えぇ」
梨子「そこで私は考えました、私は姉として誇れる姉なのかと」
ダイヤ「……誇れる姉?」
梨子「そういえばあの3人からあんまり甘えられたことがない、と」
ダイヤ「そうでしたの?」
113 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:14:21.67 ID:dcuYNjbg0
梨子「だってみんなダイヤお姉ちゃんにベッタリだし、特にサファイアちゃん」
梨子「それってダイヤおねえちゃんが理想のお姉ちゃんだからだと思うの!」
梨子「私から見てもダイヤお姉ちゃんって素敵だし!」
ダイヤ「な、なんだか照れますわね」
梨子「だから、姉としての行動を学ぶために弟子にしてください! ダイヤおね、師匠!」
ダイヤ「……姉なのか師匠なのかはっきりしませんわね」
梨子「師匠お姉ちゃん!」
ダイヤ「さらに変な方向に!?」
114 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:15:02.33 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「というか、わたくし別に理想の姉であるとは思いませんけど」
梨子「でも、9姉妹の中で一番お姉ちゃんしてるのって師匠お姉ちゃんだと思うし」
ダイヤ「あぁ、その呼び方で決定ですのね……」
ダイヤ「というかわたくしの上に1人姉がいますけど?」
梨子「あーラピスラズリお姉ちゃんは、ほら……」
ダイヤ「まあ、言いたいことはわかりますわ」
梨子「だから師匠お姉ちゃん!」
115 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:15:32.29 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「しかし教えられることなんてありませんわよ?」
梨子「それでいいから!」
ダイヤ「いいんですの!?」
梨子「見て学ぶから!」
ダイヤ「……もしかして今日1日?」
梨子「1日といわず免許皆伝するまで!」
ダイヤ「それっていつになりますの……」
梨子「師匠お姉ちゃんはいつも通りにしてていいから」
116 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:16:13.64 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「いつも通りといわれても……」
善子「お姉さま」コンコンコン
梨子「あ、ほら。サファイアちゃんきたよ!」
ダイヤ「……どうぞ」
善子「お姉さま! って、ガーネットも一緒なのね」
梨子「あ、私は気にしないでいいよ」
善子「……お姉さまっ!」ダキッ
ダイヤ「本当に気にしませんのね!?」
善子「だって邪魔しないなら別にいいし」
117 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:17:17.58 ID:dcuYNjbg0
善子「ねえお姉さま、サファイアね、見たい映画があるの」
ダイヤ「……どういう映画?」
善子「恋愛映画なんだけどね」
善子「姉と妹の禁断の愛を描いた映画で――」
ダイヤ「それを姉妹で見に行くのはどうなんですの?」
善子「でもお姉さま映画好きでしょ?」
ダイヤ「まあ、それは」
118 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:17:56.01 ID:dcuYNjbg0
善子「じゃあ約束! 明日みにいきましょ!」
ダイヤ「あぁ、ちょっと勝手に――」
善子「ゆびきりげんまん嘘ついたらキス千回さーせるっ」
ダイヤ「はあ?」
善子「ゆびきったっ!」
ダイヤ「ちょ、ちょっとサファイア!」
善子「約束だからね!」タタタッ
梨子「……師匠お姉ちゃんってなんであんなにサファイアちゃんに懐かれてるの?」
ダイヤ「正直わたくしにも分かりませんわ」
119 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:18:25.74 ID:dcuYNjbg0
梨子「えー!? 分からないんじゃ参考にできないじゃない!」
ダイヤ「だからわたくしは教えられることなどないと」
ルビィ「ダイヤお姉ちゃん!」コンコンコン
ダイヤ「あぁ、ルビィどうしました?」
ルビィ「ガーネットお姉ちゃん一緒だけど今大丈夫?」
ダイヤ「えぇ、ガーネットはわたくしについてきてるだけなので」
梨子「お構いなく」
ルビィ「う、うん」
120 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:19:22.69 ID:dcuYNjbg0
ルビィ「実はね、トパーズちゃんとケンカしちゃって」
ダイヤ「トパーズと? 珍しいですわね」
ルビィ「トパーズちゃんが楽しみにしてたおはぎ食べちゃって」
ダイヤ「あぁ……」
ルビィ「謝っても許してくれないの!」
ダイヤ「ルビィ、あなたはいつも確認しないから」
ダイヤ「何度わたくしのアイスやプリンを食べました?」
ルビィ「ぴぎぃ……」
121 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:20:23.07 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「食べる前に確認するよういつも言っていますわよね?」
ルビィ「うん……」ウルウル
ダイヤ「その確認を怠ったから今回のことにつながったのでしょう?」
ルビィ「うん………」
ダイヤ「次からはどうすればいい?」
ルビィ「ちゃんと確認します……」
ダイヤ「じゃあそのことをトパーズに伝えて。そうすればきっとトパーズも許してくれますわ」
ルビィ「うん……!」
ダイヤ「ちゃんと食べたことも謝るんですのよ!」
122 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:21:19.83 ID:dcuYNjbg0
梨子「……なるほど、叱るところはきちんと叱る」メモメモ
ダイヤ「甘やかしたら大人になってから大変ですから」
梨子「でもルビィちゃんって怒られたら怖がりそうなのになんで師匠お姉ちゃんのところにくるんだろう」
ダイヤ「さあ、正直わたくしのこと嫌いになってもおかしくないと思いますわ」
梨子「でもすごく信頼してるよね」
ルビィ「あ、ダイヤお姉ちゃん! あのね、あのね!」ドタドタ
ダイヤ「仲直りはできまして?」
ルビィ「うんっ!」
123 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:21:52.50 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「きちんと謝れましたのね」ナデナデ
ルビィ「えへへ」ニコニコ
ダイヤ「ほら、せっかく仲直りしたんだからトパーズのところに戻りなさい」
ルビィ「うん、ありがとうお姉ちゃん!」トテトテ
ダイヤ「ふふ」ニコッ
梨子「……なるほど」
ダイヤ「なんですの?」
124 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:22:38.91 ID:dcuYNjbg0
梨子「叱るところは叱る、褒めるところは褒める」メモメモ
梨子「師匠お姉ちゃんって厳しいだけじゃなくてみんなのこと思ってるって言うのがすっごく伝わってくるからみんな大好きなのかな」クスクス
ダイヤ「まあ確かにみんな大好きですけど」
梨子「みんなのことが大好き」メモメモ
ダイヤ「それもメモしますの?」
梨子「うん、まあ一応」
ダイヤ「ガーネットはみんなのこと好きではありませんの?」
梨子「いや、それはまあ、好きだけど」
ダイヤ「じゃあメモする必要もないでしょう?」
梨子「だから一応だって!」
125 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:23:10.91 ID:dcuYNjbg0
――
梨子「じーっ」
ダイヤ「……」カリカリ
梨子「休みの日も勉強はかかさない」メモメモ
ダイヤ「あの、ガーネット?」
梨子「はい?」
ダイヤ「わたくししばらく勉強しますわよ?」
梨子「あ、お構いなく。私も勉強しつつ見守るから」
ダイヤ(……気になりますわね)
126 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:23:43.44 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「……」
梨子「………」
ダイヤ「あの、ガーネット?」
梨子「はい」
ダイヤ「お茶にします?」
梨子「集中力が切れるのは早い」メモメモ
ダイヤ「誰のせいだと思ってますの!?」
127 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:24:34.13 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「人に見られていると集中できませんわ」ハァ
梨子「人に見られてると集中できない」カリカリ
ダイヤ「それは書く必要ないでしょう!?」
梨子「あとで必要なことは抜粋するから」
ダイヤ「……お茶用意しますわね」
梨子「あ、私もいく!」
ダイヤ「じゃあせっかくだしリビングでお茶しましょうか」
ダイヤ「あっちの方が広いですし」
128 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:25:25.08 ID:dcuYNjbg0
梨子「じゃあ行こう!」フラッ
ダイヤ「ガーネット!?」ギュッ
梨子「あれ? どうしたんだろう……」
ダイヤ「それはこっちが――ってあつっ!」
梨子「へ?」
ダイヤ「あなた熱ありますわよ!?」
梨子「あー……。そういえば頭重いかも……」
ダイヤ「妙にテンションが高いから変だと思いましたわ」
129 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:25:57.00 ID:dcuYNjbg0
梨子「私は大丈夫だから、ほらお茶いこ?」フラッ
ダイヤ「お茶は中止。ほらベッドに寝て」
梨子「で、でも」
ダイヤ「でもじゃありませんわ。熱があるときはゆっくり休む」
梨子「うぅ……。はーい……」
ダイヤ「タオルと飲み物持ってきますわね、安静にしてますのよ」
梨子「……優しい」メモメモ
ダイヤ「メモもしない! 没収ですわ!」
梨子「あぁっ!」
130 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:26:51.49 ID:dcuYNjbg0
梨子(ダイヤお姉ちゃんの香りがする……)
梨子(すごく優しくて、落ち着く)
梨子(昔はよくアンバーちゃんとかオブシディアンちゃんと一緒によく寝てたなあ……)
梨子(ダイヤお姉ちゃんって、私が目指してなれるようなものじゃなかったんだ)
梨子(ダイヤお姉ちゃんは昔からずっとお姉ちゃんで、これからもお姉ちゃん)
梨子(やっぱりダイヤお姉ちゃんには敵わないなあ……)アハハ...
131 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:27:28.34 ID:dcuYNjbg0
善子「ガーネット!」バァン
梨子「あれ? サファイアちゃん?」
善子「熱出したって聞いたから!」
梨子「うん、まあそうみたい」
善子「っ! えいっ」ピトッ
梨子「え? な、なに?」
善子「サファイアの手冷たいからひんやりして気持ちいいでしょ?」
梨子「くすっ、ありがとう」ニコッ
132 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:28:06.65 ID:dcuYNjbg0
ルビィ「ガーネットお姉ちゃん!」
花丸「熱出したって本当!?」
梨子「ルビィちゃんにトパーズちゃんも!?」
ルビィ「ガーネットお姉ちゃん死んじゃやだっ!」
花丸「えっ!? ガーネットお姉ちゃん死んじゃうの!?」
梨子「いや、そこまで大事じゃないから!」
ルビィ「え、えっと。じゃあルビィは手を握っててあげるね」ギュッ
花丸「トパーズは子守唄歌ってあげるずら!」
梨子「ふふ、ありがとう」クスクス
133 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:28:38.39 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤ「ガーネット、だいじょ――あら」
梨子「すぅすぅ……」
善子「お姉さま、しーっ」
ルビィ「えへへ、今寝たところなんだ」
花丸「大好きなガーネットお姉ちゃんが倒れたって聞いていてもたってもいられなくて」
ダイヤ「ふふ、師匠とか言うまでもなく、慕われてるじゃありませんの」
134 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:29:15.40 ID:dcuYNjbg0
千歌「ガーネットちゃん!」ドタドタ
曜「大丈夫!?」バタバタ
果南「あ、ちょっと、静かに!」
鞠莉「ガーネットが倒れたって聞いたんだけど!」ドタドタ
ダイヤ「今ガーネット寝てますのよ!? 静かになさい!」
梨子「すぅ、すぅ……」
ダイヤ(姉としても妹としても愛されて、ガーネットは黒澤家の誇れる姉妹ですわよ)ナデナデ
おわり
135 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:30:19.05 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」サファイア「七女よ!」
――
善子「あ、お姉さま!」
ルビィ「その時トパーズちゃんがね」
ダイヤ「ふふ、それはそれは」クスクス
善子「むーっ……」
――
善子「おねえさ――」
花丸「それでサファイアちゃんったらね」
ダイヤ「サファイアもかわいらしいところがありますわね」クスクス
善子「むーーーっ!」プクーッ
136 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:31:05.51 ID:dcuYNjbg0
――
ダイヤ「あぁ、サファイアごきげんよう」
善子「……ダイヤお姉ちゃんごきげん――おはよう」
ダイヤ「? どうかしました?」
善子「何が?」
ダイヤ「なんだかいつもと違うというか……。熱でもあるんですの?」スッ
善子「触らないでっ!」パシッ
ダイヤ「っ!」
善子「っ!」スタスタ
137 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:31:50.75 ID:dcuYNjbg0
鞠莉「あれ? ダイヤどうしたの? 廊下の真ん中で突っ立って」
ダイヤ「……サファイアが」
鞠莉「サファイアが?」
ダイヤ「サファイアが反抗期ですわっ!」
鞠莉「サファイアが? What?」
ダイヤ「サファイアが、サファイアがっ!」アセアセ
鞠莉「とりあえずダイヤ落ち着いて、Be cool!」
138 :
◆ZTPjpycbhE
[saga]:2017/07/05(水) 22:32:53.69 ID:dcuYNjbg0
ダイヤ「だってサファイアが、サファイアが!」
鞠莉「ほら水飲んで落ち着いて!」
ダイヤ「んっ、んっ」
ダイヤ「ありがとうございます……」
鞠莉「それで、何があったの?」
ダイヤ「実はサファイアが反抗期で」
鞠莉「それは分かったから詳しく説明して?」
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