提督「艦娘に告白していく」

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 00:05:37.16 ID:630dSm350

提督「艦娘は可愛い」

提督「彼女達の幸せを願わずにはいられない」

提督「ところで彼女達は提督に想いを寄せている」

提督「つまり」

提督「彼女達に告白していくのは合理的」

提督「いくか」

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2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 00:10:22.53 ID:C8SZ8a3/0

迷わず行けよ、行けばわかるさ

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 00:13:55.47 ID:630dSm350

磯波「あ、あの失礼します」

提督「おお、磯波。丁度良かった。話したいことがあったんだ」

磯波「？　はい、何ですか？」

提督「お前のことが好きだ」

磯波「……え、えっと、ありがとうございます」

提督「？」

磯波「……？」

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 00:24:45.44 ID:630dSm350

提督「それだけ？」

磯波「え」

提督「……あー、女として好きって意味だったんだけど」

磯波「ええと」

提督「やばい。想像と違って反応悪いぞ。どうなってんの」

磯波「わ、私も提督のこと男の人として好きです」

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 00:35:37.90 ID:630dSm350

提督「それは付き合ってくれるということか？」

磯波「どういう」

提督「男女交際」

磯波「？」

提督「マジか。ピンと来てない顔だ」

磯波「いえ、分かります。恋人同士になるということですよね？」

提督「あ、ああ。それでどうだ？」

磯波「私は別に問題ありませんが……。はい。では、お付き合い、今後よろしくお願いします」

提督「お、おう」

6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 00:39:25.02 ID:630dSm350

提督「一応あれって告白成功したんだよな？」

提督「全く気持ちが通じ合った気がしなかった」

提督「……あれだな。告白の仕方が悪かったんだ」

提督「余りに唐突過ぎて磯波も何が何だか分からなかったのかもしれない」

提督「次はもう少し導入に気をつける」

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 00:48:44.36 ID:HhQEQ4Qf0

期待

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 00:54:18.43 ID:inTzonY4O

淡白な反応だが実際何の前触れもなく好きだと言われたらまずキョトンとする

9 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 01:33:30.55 ID:U0vfc5pr0

乙期待はよ

10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 07:35:03.07 ID:630dSm350

提督「あそこに陸奥がいる」

提督「……磯波は駆逐艦だったから上手くいかなかったのかもしれない」

提督「陸奥みたいな奴ならさっきみたいなことにはならないはず」

提督「でも、さっきの反省を活かし、いきなり告白する愚は犯さない」

提督「……適当に落ち込んでいる感じでいくか」

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 07:43:14.10 ID:630dSm350

提督「どよーん」

陸奥「……あら、提督？　珍しいわね、こんな時間に」

提督「どよーん」

陸奥「……随分と分かりやすく落ち込んでいるわね」

提督「悩みがある」

陸奥「でしょうね」

提督「話を聞いてくれるか陸奥？」

陸奥「提督にはいつも助けられているし、それぐらいお安いご用よ」

提督「ここではなんだ。移動しよう」

12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 08:24:32.65 ID:YnS8i6NcO

落ち込んでる感がどよーんって笑うやんwwww

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]：2017/07/05(水) 15:19:11.53 ID:iQXhoctP0

陸奥の母性をくすぐる作戦か

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/05(水) 17:56:48.60 ID:630dSm350

ラブホ

陸奥「それでどんな悩み？　私が期待に応えられるものならいいのだけど」

提督「言うのも気恥ずかしいが、つまるところ恋の悩みだ」

陸奥「あらあら、それはまた」

陸奥「それで？　どちらの悩みかしら？」

提督「どちら？」

陸奥「付き合いたい人を好きになれたのか、それとも付き合いたくない人を好きになってしまったのかよ」

提督「いや、普通に付き合いたいと思っている。そもそも好きになったのに付き合いたくないとかないだろう？」

陸奥「そう？」

15 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/05(水) 18:24:45.52 ID:LwFD0o2wO

ラブホで草

16 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/06(木) 00:20:39.88 ID:sm13Tv6H0

当然のように大和ホテルに移動するのはやめろ

17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/06(木) 03:43:49.43 ID:KmfIKQKL0

提督「まぁいい。でだ……付き合うためにはどうすればいいかって話だ」

陸奥「……そういう切り出しをするってことは提督と相手とは面識があるってことから？」

陸奥「例えば道ですれ違っただけの人が相手なら、ほとんど『どうすれば付き合えるか』なんて悩み方はしないもの」

提督「……そうだな、少なくとも互いを知らぬ間柄ではない」

陸奥「相談者は相談相手を選ぶ時点でその悩みの解決法も決めていると言うけれど、あなたの場合もそれだったのかしら？」

提督「どういうことだ」

陸奥「だって私から言えるのはさっさと告白しちゃいなさいってことだけだもの」

提督「断られたら……」

陸奥「大丈夫よ。人は愛の告白をされたらその人を好きになるものだから」

提督「そんな訳ない。ならどうしてフラレるなんてことがある」

陸奥「それは相手にとって告白してきた人が好きだけど付き合いたくない人だったからよ。その人と肩を並べる未来風景がその人にとって容認し難いものだったのよ」

陸奥「プライドやなんやらがその原因だけど、提督の容貌や肩書きなら基本的に何も問題ないはずよ」

18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/06(木) 03:58:16.42 ID:KmfIKQKL0

提督「そうか」

陸奥「ええ」

提督「もうひとつ聞いてくれるか？」

陸奥「なぁに？」

提督「陸奥、お前のことが好きだ。付き合ってくれ」

陸奥「いいわよ」

提督「あっさり」

陸奥「そうよ」

提督「……陸奥に相談して正解だったのかもな」

陸奥「でしょ？　もっと色々と相談してくれていいわよ」

提督「そうするよ」

19 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/06(木) 04:06:23.80 ID:KmfIKQKL0

提督「陸奥とも付き合えることになった」

提督「今回は前回よりも興味深い成果を得られた」

提督「しかし、時間コストが大きい」

提督「こんなことでは多くの艦娘を幸せには出来ない」

提督「反省」

提督「次は淡白にならずかつスムーズな進行を目指す」

提督「いくか」

20 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/07/06(木) 07:46:05.32 ID:VdWXD71+0

一夫多妻なんて許さんぞ、血みどろの正妻戦争をしろ

21 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/06(木) 09:48:54.49 ID:KmfIKQKL0

提督「時雨がいる」

提督「告るか」

提督「おーい、時雨」

時雨「あ、提督」

提督「時雨好きだ」

時雨「僕も提督のこと好きだよ」

提督「両想いだな。付き合おう」

時雨「そうだね」

提督「よし。じゃあな」

22 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2017/07/06(木) 09:54:26.73 ID:KmfIKQKL0

時雨「あ、待って提督」

提督「なんだ」

時雨「可愛い彼女の頼みだと思って、ここに名前を書いてくれないかな？」

提督「お安いご用」

時雨「あとここに印鑑ね」

提督「はいよ」

時雨「ちょっとデートしようか」

提督「ダメ。忙しい」

時雨「大丈夫そんな時間かからないから」