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しんのすけ「オラのパトローナスだゾ」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/03(月) 22:08:20.07 ID:neAq5lN50
アズカバン
コーネリウス・ファッジはアズカバンの視察に来ていた。
とは言っても所詮お役所仕事、ファッジは右手に持った預言者新聞以外にはまるで注意を向けていない。
ファッジ「アーサーの一家がガリオンくじ当選でエジプト旅行ねぇ いいご身分だ!」
そんな呑気なファッジに囚人から声がかかる。
???「その新聞、こっちによこしてくれ・・・」
男の目は殆ど生気を失っているように見えた。
ファッジ「ディメンターの影響下で新聞に興味を持つとは・・・まぁ良いだろう」ポイ
男は投げ入れられた新聞を確認する。すると、男の目に憎悪の炎が燃え上がる。
???「見つけたぞ この裏切り者!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1499087299
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/03(月) 22:30:28.96 ID:neAq5lN50
夏休みのとある日 夕食前 野原家
その日の野原家は、ごちそうだった。
みさえ「しんちゃんも居ることだし、ステーキ肉、奮発しちゃった!」
しんのすけ「母ちゃんふともも〜〜」
ひろし「それをいうなら、太っ腹だろ! 去年は俺に何も言わず、行っちまいやがって」ジョリジョリ
しんのすけ「父ちゃん、おヒゲが痛いゾ!」
ひまわり「お兄ちゃん、何か呪文使ってみせてよ・・・」
しんのすけ「もう、ひまったら学校の外では呪文使えないって言ってるでしょ!」
ひまわり「流石、妖怪ケチケチオババの息子」
しんのすけ「なんだと〜〜 そっちこそズンドーウーマンの娘の癖に!」
ゴチン! ゴチン!
みさえ「あんたらは、私に触れなきゃ悪口が言えんのかい!」
しんのすけ「懐かしいゾ この痛み・・・」
ひろし「何バカな事言ってんだよ・・・さ、食おうぜ!」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 22:34:54.40 ID:W6um6iLSO
げ ん
こ つ
期待
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 22:36:52.29 ID:q+vVS0qg0
しんのすけのパトローナスと表現すると卑猥な意味にしか聞こえない
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 23:14:16.89 ID:eYxOZmuuO
パトローナスはブリブリ座衛門かな?
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 23:16:58.05 ID:Y5WvDd2D0
ゾウさんでしょ
下半身と一体化した
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 00:39:04.79 ID:EppGzLjDO
アクション仮面やカンタムロボもありだね
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 09:40:58.53 ID:1+ynQOno0
臼井先生の可能性もあるのでは?
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 12:19:01.51 ID:WfIEFRcy0
空港
しんのすけ「今年は風間くんと一緒に行くし、見送りはここまででいいゾ」
風間くん「おばさん、僕がついてますから大丈夫ですよ。」
みさえ「ありがとう、風間くん。」
ひろし「汽車まで見送りさせてくれてもいいじゃないか。水臭い」
しんのすけ「父ちゃんの足の方が臭いゾ」
ひろし「全く、元気でやれよ」
ひまわり「お兄ちゃん、風間くんまたね!」
こうして、しんのすけと風間くんは飛行機に乗り込んでいった。
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 12:30:14.43 ID:wMgoCoXZ0
機内
アナウンス「イギリスに滞在されるお客様にお知らせいたします。」
アナウンス「現在、イギリスでは大量殺人犯シリウス・ブラックが刑務所を脱獄し、逃亡しております。」
アナウンス「みなさまの、安全のため十分な警戒をお願いします。」
風間くん「なんだか、物騒だね・・・」
しんのすけ「ま、オラ達は学校に居るんだし安全でしょ!」
風間くん「この二年、殺人犯よりもっと危険な目にあっといて、よく言うよ・・・」
しんのすけ「それより、二人で海外なんて、新婚旅行みたいだね///」
しんのすけ「風間くん、着いたらどうする? 漏れ鍋で、休憩でもする?」
近くの乗客「最近のガキは進んでるなぁ」
風間くん「誤解です!!」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 14:07:24.89 ID:wMgoCoXZ0
ロンドン市内 夜
風間くん「全く、お前のせいで、おかしな目で見られちゃったじゃないか!」
しんのすけ「オラのせいで、オカシクなっちゃったなんて// オラの魅力にもこまったものですなぁ//」
風間くん「困ったものなのは、お前の頭だよ!」
風間くん「それで、漏れ鍋までどうやって行く?」
しんのすけ「ヘイ、タクシー。自分は私」
バーン!
しんのすけが手を挙げると、目の前に3階だてのバスが現れた。
風間くん「お前なにしたんだよーー!」
しんのすけ「別にオラは、何も・・・」
その時バスから一人の青年が顔を見せる
スタン「こちらは、魔法使い・魔女専用のお助けバス 夜の騎士(ナイト)バス お二人さん乗るの?乗らないの?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 14:38:02.04 ID:wMgoCoXZ0
バス車内 大勢の魔法使い達が眠って目的地への到着を待っている
スタン「それにしても、こんな夜中に子供だけで出歩くなんて、今ロンドンを殺人鬼がうろついてるの知らね〜か?」
風間くん「それって、マグルの殺人犯ですよね・・・?」
すると、スタンは腹を抱えて笑い出した。ついでにしんのすけも・・・
スタン「聞いたか!? アニー? シリウス・ブラックがマグルだって・・・」ゼイゼイ
しんのすけ「風間くんったら、冗談キツイゾ!」ゲラゲラ
風間くん「なんで、お前まで笑ってるんだよ・・・ってことはそのブラックって・・・」
スタンが風間くんに新聞を手渡す
スタン「ほれ、見てみろ・・・12人のマグルと一人の魔法使いピーター・ぺティグリュー そいつらを纏めて一つの呪文でやっちまいやがったのよ!」
風間くん「それに、アズカバンを脱獄って・・・どうやって?」
スタン「それが問題なんじゃねえか。それにやつはあの人のもっとも忠実な配下の一人だった・・・」
しんのすけ「あの人?」
スタン「お前、あの人まで知らないって言うんじゃねえだろうな!?」
風間くん「例のあの人だよ!」
しんのすけ「ああ! ヴォルデモートね!」
熟睡していた魔法使い達は飛び起きた!
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 15:17:43.16 ID:FmEWh7xJ0
誰かと思えばⅯステに何時も居る池沼のしんのすけかよ逮捕死亡期待
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 15:39:19.97 ID:wMgoCoXZ0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498117073/
賢者の石
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498631510/
秘密の部屋 の続きだゾ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 19:20:39.76 ID:tT3mw/6aO
>>13
咲荒らしガイジはさっさと死んでどうぞ
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 19:29:18.39 ID:EppGzLjDO
そういえばシリウスのCVヘンダーランドに出てきたクレイ G マッドと同じ辻親八さんだっけ。
声と変身以外共通点ないけど
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 19:59:04.51 ID:M0luNNx50
そして、バスは漏れ鍋に到着した。
スタン「またのご利用お待ちしてま〜す!」
しんのすけ「じゃ!」
二人が漏れ鍋に入ると、懐かしい声だ聞こえてきた。
ロン「その猫をスキャバーズに近づけるな!」
ハーマイオニー「別にクルックシャンクスは、そんな溝鼠食べたりしないわよ!」
ロン「溝鼠!? そっちこそ毛の生えた豚じゃないか!」
しんのすけ「いや〜 相変わらず仲がよろしいですなぁ〜」
風間くん「これのどこが仲良く見えるんだよ。 やあ、二人とも久しぶり!」
ハーマイオニー「二人とも聞いてロンったら!」
ロン「いや、僕の話を聞いて!」
こうして、しんのすけと風間くんは、到着するや否や二人のペット論争の仲裁をする羽目になってしまった。
風間くん「まぁ、ペットの事で熱くなって、喧嘩するのは良くないよ。」
しんのすけ「風間くんは、ペットを飼ってないから、そんな適当な事が言えるんだゾ」
こうして仲裁は難航を極めたが、ウィーズリー夫妻の登場で一段落を迎えた。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 20:18:09.19 ID:7GtxCT9R0
アーサー「やぁ、しんのすけくん。それに君は・・・風間くんだね。ロンから話は聞いてるよ。」
風間くん「初めまして、風間トオルです。」
しんのすけ「ロンがいつもお世話になってます。」
アーサー「それは私のセリフなんだがね・・・二人ともジニーを救ってくれてありがとう!」
モリー「なんてお礼を言ったらいいか!」
しんのすけ「どいたまして!」
アーサー「あぁ、丁度いい、ハーマイオニーも・・・実は君達に警告しておきたいことがあってね。」
モリー「アーサー! 怖がらせるだけですよ!」
アーサー「いや、この子達は森に勝手に入ったりしているんだ。今年だけはそんな事が無い様にしなくては・・・」
アーサーは人気の無いところに、しんのすけ達を誘導する。
しんのすけ「こんな所に連れ込んで・・・オラになにを///」
アーサー「相変わらず愉快な子だ。・・・いいかい? 今世間を騒がせてる脱獄犯の事は知っているね。」
風間くん「シリウス・ブラック!」
アーサー「ああ、そうだ。奴が何故脱獄したか分かるかね?」
しんのすけ「ムショのごはんに飽きたから?」
アーサー「そんな理由だったら、どれだけ良かったか・・・アズカバンの看守が言うには・・・」
アーサー「脱獄前のブラックは『あいつはホグワーツにいる!』とうわ言を言っていたらしい。」
ハーマイオニー「それって・・・」
ロン「ホグワーツにいる、誰かを狙ってるって事?」
アーサー「そういう事だ。お願いだ、今年一年は校則を守り、自分たちの安全を最優先してくれ!」
しんのすけ「今年だけだよ?」
ハーマイオニー「先が思いやられるわね・・・」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/04(火) 21:23:48.80 ID:7GtxCT9R0
ホグワーツ特急内
風間くん「どこのコンパートメントも一杯だね・・・」
ハーマイオニー「あそこ、一人しか居ないわ、入れてもらいましょう」
ロン「まだ出発したばかりなのに、もう寝ちゃってるよ」
しんのすけ「この人、誰だろ?もしかしてブラック?」
風間くん「おまえ、ブラックの顔写真みたことあるだろ・・・」
しんのすけ「去年オラ達がしたみたいに、ジュースで変身してるかも知れないゾ!」
ハーマイオニー「それはありえなくはないわね!あと、ジュースじゃなくて、ポリジュース薬よ!」
風間くん「でも、このカバンにR・J・ルーピンって書いてあるよ・・・」
ロン「この人がもし、ブラックなら汽車の中で寝たりしないはずさ」
しんのすけ「じゃ、そゆことで〜」
結局4人は、このコンパートメントに座ることにした。
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/04(火) 22:09:06.06 ID:rzHdvZZSO
シリアツさん
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 00:02:20.92 ID:gKX9b+WA0
風間くん「それにしても、シリウス・ブラックが脱獄するまでは、脱獄者0だなんて凄いね、アズカバンって・・」
ハーマイオニー「当然よ! あのディメンターが守っているんですもの!」
しんのすけ「痔メンター?」
ロン「ディメンターさ。おっかない連中だよ。パパが一度アズカバンに行った時は、帰ってきた時にはボロボロになってたよ。」
しんのすけ「ロンのお父さん、何したの!?」
ロン「捕まったわけじゃないよ!」
風間くん「それで、そのディメンターって一体なんなのさ?」
ガコン! その時、汽車が大きく揺れる。
風間くん「どうしたんだろ? 故障かな?」
ガコン!
ロン「何かが、汽車に乗り込んで・・・」
ハーマイオニー「それになんだか・・・寒くなってきたわ・・」
しんのすけ「なんか、近くにオカマさんが居るみたい・・・」ぞわ・・ぞわ・・
そのとき、コンパートメントのドアがひとりでに開く。
そして姿を見せたのは、フードをすっぽり被った巨大な影だった。
四人は、その生き物が呼吸をするたび周囲の温度が急激にさがるように感じた。
風間くん「さ、さむい・・・」
しんのすけ「オラが暖めてあげようか?」
そのとき、その生き物はしんのすけの方に顔に当たる部分を向けると深く息を吸い込む。
しんのすけ「あれ?・・・オラ・・・」
ハーマイオニー「大変!なんとかしないと・・・」
その時!さっきまで眠っていた筈の男が杖を取り出し、生き物に白い靄のような者を放った!
生き物がその靄を避けて退くのを見ると、しんのすけの意識も闇に包まれるのであった・・・
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 00:11:57.96 ID:FRBWY71X0
猫耳ハーマイオニーか…期待
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 00:21:29.14 ID:gKX9b+WA0
しばらくして、しんのすけが目をさますと、心配そうな顔が4つ、彼を覗き込んでいた
しんのすけ「みんな、いくらオラがイエメンだからって見つめすぎだゾ//」
風間くん「それを言うなら、イケメンだろ・・・」
ハーマイオニー「べっ、別に私は心配なんてしてないんだから!」
ロン「一番取り乱してた癖によく言うよ。」
ハーマイオニー「だまりなさい! ロナルド・ウィーズリー」
ルーピン「大丈夫そうだね。さっ、これでも食べて! 元気が出るよ。」
ルーピンは板チョコを取り出すと5つに割り、しんのすけ達に配った。
ルーピン「私は少し車掌と話をしてくるから、これで失礼するよ」
ロン「服装はあれだけど、カッコいい先生だね!」
風間くん「服装はあれって・・・失礼な事言うなよ・・・」
ハーマイオニー「それにしても、ディメンターってあんなに恐ろしいものだったなんて・・・」
しんのすけ「・・・・」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 01:44:53.67 ID:gKX9b+WA0
汽車を降りてもまだ、しんのすけは黙りこくって居た。
風間くん「しんのすけ・・・具合でも悪いのか?」
ハーマイオニー「まさか、さっきの後遺症?」
ロン「どうしよう、医務室に連れて行く?」
しんのすけ「・・・さっきのチョコとチョコビどっちがおいしいかなぁ?」
ズコー
風間くん「相変わらず、羨ましい位マイペースだな・・・」
その時、奴が現れる!
マルフォイ「汽車で気絶したってのは、フォン当か?野原?」
風間くん「それにしても、人の組み分けをみるのは始めてだから、僕、楽しみだよ。」
マルフォイ「ちょっ! ナチュラルに無視するなフォイ!」
ロン「それに、去年はご馳走も逃したしね!」
ハーマイオニー「3人は去年の分も食べないとね!」
しんのすけ「素敵なステーキキドニーパイ♪」
マルフォイ「ちょ、話はまだ・・・行っちゃったフォイ・・・」
クラップとゴイルが慰めるようにマルフォイの肩に手を乗せる。
マルフォイ「優しくされると、余計ツライ。」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 02:05:52.06 ID:b21m+XLD0
シリウスはお股のおじさん枠になるのかな
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 02:24:06.10 ID:gKX9b+WA0
夕食 大広間
ダンブルドア「ご馳走で皆が眠くなる前に大事な話をしておく。」
しんのすけ「それってご馳走食べるよりも大事?」
風間くん「当たり前だろ! いいから黙ってろよ!」
ダンブルドア「あ〜 続けてもいいかの?ミスター風間?」
風間くん「えっ!? あ〜すいません!(なんでぼくが・・・泣)」
ダンブルドア「まずは汽車で気づいた者も多いと思うが、今年ホグワーツはアズカバンのディメンターを受け入れる」
ダンブルドア「と言っても校内への進入は認めず、ディメンターは学校への出入り口全てを見張る事となる。」
ダンブルドア「みなに忠告しておく、ディメンターには慈悲など存在せん。奴らに許しを請うのは生来不可能な相談じゃ。」
ダンブルドア「奴らにみなを攻撃する口実を与えないで欲しい。ワシからのお願いじゃ。」
ダンブルドア「そして、次に新しい先生方の紹介じゃ! まず闇の魔術に対する防衛術を担当してくださるルーピン先生!」パチパチ
ハーマイオニー「どおりでチョコが効くって知ってた筈だわ!」
ダンブルドア「そして魔法生物飼育学の後任はハグリッドに任せる事になった!」パチパチ
しんのすけ「ついに無職じゃなくなったのか!こりゃめでたいゾ!」
風間くん「森番だし、もとから無職じゃないだろ・・・」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 08:15:52.70 ID:937ssUNSO
イエメンで草
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 08:21:10.82 ID:q6G4MrKY0
やべぇ、透明マントの注意してないから
しんのすけがちゅーされちゃう
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 08:28:10.51 ID:QvcE4TLgo
ディメンターってよくわからないんだよな
結局なんなのあれ。誰がどうやって制御してんの?
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 08:28:15.39 ID:Z3I1gWtw0
待望の新作きてたのか
シリウスの名前に反応するのは容易に想像が付くけどw
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 15:38:06.73 ID:AcFggbHq0
翌朝 四人は初めての占い学の授業に臨んでいた。
しんのすけ「占いってどうやってやるのかな? オラ、サンダル忘れてきちゃったゾ!」
風間くん「そんなものは、多分使わないから、安心しろ・・・」
ロン「ハーマイオニー、君この時間にマグル学と、数占いも取ってなかった?」
ハーマイオニー「そんなバカな事、あるわけ無いでしょ! あなたの見間違いよ。」
そんな時彼らの前に、占い学の教授が姿を現す。
トレローニー「みなさん、私が占い学を担当するトレローニーです。みなさんと現世で出会えてとても嬉しく思いますわ!」
しんのすけ「オラもガネメザルが喋る所をみられて嬉しく思いますゾ!」
風間くん「お前初っ端から何言ってるんだよ! それにそれを言うなら、メガネザルだろ・・・」
トレローニー「こう言った、占い学の神秘と言うものは、言葉をいかに尽くしても表現出来ないものです。」
トレローニー「ですから早速、お茶の葉を読み、みなさんの内なる目を開く事に致しましょう。」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 16:17:07.73 ID:AcFggbHq0
しんのすけ「おちゃちゃはしぶ〜い緑茶に限ると思ってましたが、紅茶もなかなかイケますな!」ゴクゴク
ハーマイオニー「あなた、それ何杯目よ?」
風間くん「ざっと10は超えてるよ。」
ロン「次にくる時は、砂糖とミルクも持ってこようよ!」
しんのすけ「ほうほう、それは名案ですなぁ!」
ハーマイオニー「いい加減真面目にやりなさい! 先生がそろそろ回ってくるわよ」
トレローニー「さぁ、みなさん。カップをみせて・・・」パリン!
トレローニーはしんのすけのカップを取るや否や取り落とした。
トレローニー「貴方には取り憑いていますわ、・・・あの死神犬のグリムが!」
しんのすけ「ねえ聞いた!? オラ、ツイてるって!」
風間くん「喜ぶところじゃないぞ・・・それで、そのグリムって・・・?」
ロン「死の前兆と言われる呪いの犬さ・・・」
しんのすけ「それで、ぜん長ってどこのリーダーなの?」
風間くん「前触れって意味さ。園長、組長、校長とはまるで別物!」
ハーマイオニー「黒猫が不吉だとかと同じレベルの迷信よ。」
結局しんのすけ達のこの日の授業は、ただお茶を飲んだだけで、終わったのであった。
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 17:16:38.41 ID:b21m+XLD0
>>29
おおざっぱに言えば人間の幸福感を糧とする闇の生物で時々その魂すら奪う闇の生物
昔の闇の魔法使いがマグル拷問用に魔法で秘匿した要塞がそいつの死後に魔法省に発見されたんだけど
その一角が吸魂鬼の住処になってて報復を恐れた魔法省はそいつらに手出しできなかった
だったら「定期的に囚人の生気をやるから獄卒やって」って条件で吸魂鬼雇って要塞自体を監獄にしたって感じだったと思う
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 17:48:33.08 ID:QvcE4TLgo
>>33
おお、そうなんだ。サンクス
つまりディメンターは知能があって意志疎通が可能ってこと?
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 20:44:42.70 ID:ZzJt/ZLL0
翌日 大広間
風間くん「いよいよ、ハグリッドの最初の授業だね!」
しんのすけ「やっぱり、ハグリッドだから、ドラゴンとか飼育するのかな?」
ハーマイオニー「だから、ドラゴンの飼育は違法なんだって。」
しんのすけ「ほうほう。なのに、一昨年ハグリッドは飼おうとしてたの?」
ロン「だから僕達があれだけ苦労したんじゃないか。」
しんのすけ「ようやく納豆いきましたな!」
風間くん「それをいうなら納得だろ・・・」
ハーマイオニー「でもスリザリンと合同授業なんて不安だわ・・・」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 20:59:24.94 ID:937ssUNSO
ハリー・ポッターは正直プリンスでわけがわからなくなってやめた
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 21:03:08.23 ID:b21m+XLD0
>>34
作中の巨人族などと同じく魔法使いと意思疎通可能なぐらいな知能もある種族
ただその食性が食性だけに魔法使いからは忌避されてるし本人らも特段自制する気もない
お辞儀派が反旗を翻した際に魔法省よりいい条件(手下になれば好きに人襲っていいゾ)出されたから
喜んで配下に憑き、同時にアズカバンに収監されてた死喰い人も解放された
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 21:06:37.87 ID:ZzJt/ZLL0
校庭
ハグリッド「や、よう来たな。3年生のみんな! この授業では、美しい魔法生物との関わり方を学んでいく!」
マルフォイ「あの、ウドの大木が教える事が出来るのか、甚だ疑問だフォイ!」
ハグリッド「俺は先生だぞ! 俺の事を呼ぶならハグリッド先生と呼ばんかい!」
しんのすけ「分かりました。ハグリッドせんせ〜!」
ハグリッド「しんのすけ、俺とおまえさん達の仲で今更、そんな呼び方水臭い。いつも通りハグリッドでええ」
ハーマイオニー「中々の贔屓っぷりね・・・」
風間くん「いいじゃないか。マクゴナガル先生は僕らにも厳しいし、少しくらい贔屓されたって!」
ハグリッド「そんじゃ、前置きはこの辺にして、本題にとりかかろう?」
しんのすけ「どんなほんだい?」
ハグリッド「今に分かる。 タッタララ〜〜」
しんのすけ「スワッタララ〜〜」
ハグリッドの呼びかけに応えて前半身が鷲、後ろ半身が馬の大柄な生き物が姿を現す。
ハグリッド「ヒッポグリフのバックビークだ。美しかろう!?」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/05(水) 22:22:25.34 ID:ZzJt/ZLL0
ハグリッド「こいつらは、えらく誇り高い。だが、礼儀を持って接すれば友好的な関係を築く事も出来る。」
ハグリッド「さぁ、だれか、バックビークに挨拶してみたいもんは居るか?」
しんのすけ「オラがやる! オラがやる!」
ハグリッド「しんのすけ、お前さんならそう言うと思っちょった。まずお辞儀をして、」
しんのすけ「角度は?」
ハグリッド「45度くらいでええじゃろう。そしてそのまま目を逸らさずじっとバックビークを見つめればええ。」
ハグリッド「お辞儀が返ってきたら、触ってもええっちゅう合図だ。」
しんのすけは、前に進み出て頭を下げた。
しんのすけ「よろしくお願いシマウマは英語でゼブラ。」ペコ
挨拶が気に入らなかったのか、バックビークは前足を振り上げる!
ハグリッド「しんのすけ、マズイ後退しろ!」バッ
しんのすけ「分かったゾ! じゃ、後はよろしく、風間くん!」ホイ
ロン&ハー&風間君「その交代じゃない!!」
ハグリッド「まぁ、成り行きだ。風間くん、お辞儀してくれるか?」
風間くん「こうですか?」ペコリ
ハグリッド「あぁ、えぇぞ! 実に美しいお辞儀じゃ!」
ロン「おっどろきー、あんな完璧なお辞儀初めてみたよ!」
ハーマイオニー「指先までキチンと揃っているわ!」
これには、気難しいヒッポグリフもお辞儀を返す。
グリフィンドール生から拍手が巻き起こった!パチパチ
ハグリッド「よおやった、風間くん。よおやった! グリフィンドールに20点!」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 00:29:37.88 ID:C6R99CcSO
しいぞう先生は出ませんか?
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 14:25:11.88 ID:TKK13nLX0
>>40
今のところ出す予定ないです 今年はウッドの出番増えるのでそれで我慢してくれたら・・・
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 17:10:35.98 ID:W5J5bHui0
風間くんの成功にクラスが沸き立つなか、バックビークに無造作に近づく姿があった。
マルフォイ「お前ぜんぜん危険じゃないな。こんなもんでいいだろ」フォイ
マルフォイは適当に頭を下げる。すると、バックビークの鈎爪が光る! ザシュッ
ハグリッドが慌てて間に割ってはいる
ハグリッド「どうどう、バックビークそんなことしちゃいかん!」
クラスはパニックに陥った。
ハーマイオニー「すぐに病院に連れて行くべきよ!」
しんのすけ「爪から悪いバイキンでも入ってたら大変だゾ!」
ハグリッド「そうだ、さっバックビーク、爪を消毒しに行こう!」
クラス「マルフォイを連れて行けよ!」
ハグリッド「そりゃ、思いつかなんだ。よっこらせ!」
ハグリッドはマルフォイの首根っこを掴むと城のほうへ駆け出していった!
しんのすけ「中々エキサイティングな授業でしたなぁ!」
ロン「そんな事言ってる場合じゃないよ!」
風間くん「最悪クビかも知れないよ。ハグリッド・・・」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 17:18:57.22 ID:FWh4G0gdo
原作は酷い侮辱して怒らせたけど今回程度でケガさせたらクビになっても仕方ないな…
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 17:27:49.74 ID:W5J5bHui0
その週の魔法薬の授業
遅れてマルフォイがクラスに入ってくる。怪我をした右腕に大げさに包帯を巻いている。
しんのすけ「そんな包帯してどうしたの? ドラゴンとでも戦ってたの!?」
風間くん「まさか! 多分怪我を大げさに見せたくてやってるだけさ!」
ロン「自分はこんな痛みに耐えてます!」
ハーマイオニー「同情して下さいってね!」
4人のこの発言により、ドラコに同情するのはごく僅かのスリザリン生のみとなってしまった。
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 17:44:11.29 ID:W5J5bHui0
次の日
風間くん「やっと新しい先生の防衛術だね!」
しんのすけ「汽車でチョコくれたあの!」
ハーマイオニー「ディメンターを追い払ったし、実力もたしかみたいだから楽しみだわ!」
ロン「前任のロックハートとは違ってね!」
そうしてお喋りしていると、
ルーピン「やあ、みんな、今日は早速実技演習をしようかな。杖だけ持ってついてきてくれるかな?」
しんのすけ「世界の果てまで?」
ルーピン「いいや、職員室まででいいよ」クスクス
一行が職員室に入ると、仲にはスネイプ先生しかいなかった。全員を職員室に入れてからルーピン先生がドアを閉めようとすると、
スネイプ「そのままでかまわん。我輩はみたくないのでね。」
しんのすけ「・・・オラも出来れば見られたくないゾ」
スネイプがしんのすけを睨みつける。
スネイプ「あぁ、そういえば君に忠告しておこう、ルーピン。ロングボトムにはあまり難しい課題を与えないようにしたまえ。」
スネイプ「それと、野原しんのすけにも、注意する事をすすめる。何をしでかすか分かったものじゃないからな・・」
ルーピン「それはご親切にありがとう、セブルス。でもネビルもしんのすけの事も私は、何も心配してないよ。」
ネビル「僕は心配です・・・」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 18:00:45.79 ID:W5J5bHui0
スネイプが部屋を出ると、ルーピン先生は部屋の置くの箪笥を指ししめした。
箪笥はひとりでにガタガタと揺れている。
ルーピン「中になにが入ってるか、分かる子はいるかな?」
しんのすけ「校長先生のヘソクリ!」
ルーピン「それも探せば入ってるかもしれないね・・・ほかには?」
ハーマイオニー「まね妖怪ボガートです!」
ルーピン「大正解!グリフィンドールに10点 しんのすけ君のユニークな答えにも5点あげよう!」
しんのすけ「先生ふともも〜〜!!」
ルーピン「それでは、まね妖怪とは何か分かる人は? ああ、ハーマイオニー君は二回目だから、隣の彼にお願いしよう!」
風間くん「形態模写妖怪です! 僕達の一番怖いと感じるものに姿を変えることが出来ます!」
しんのすけ「ケータイモシャモシャ妖怪?」
ルーピン「しっかり予習してきているみたいで関心だね。君にも10点あげよう。」
ルーピン「まね妖怪をやっつけるには、まね妖怪に滑稽な姿を取らせる必要がある!」
しんのすけ「烏骨鶏!?」
風間くん「う、は余計だよ。滑稽つまりバカバカしいってことさ。」
ルーピン「そのための呪文はこれさ!リディクラス!ばかばかしい」
ルーピン「さぁ声に出して練習してみよう!」
クラス「リディクラス!」
しんのすけ「ばかばかしい!」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 18:21:04.32 ID:W5J5bHui0
ルーピン「よし、それじゃあ実際に呪文を使って退治してみよう!」
ルーピン「ネビル、君が世界一怖いものはなんだい?」
ネビル「・・・・」ボソボソ
ルーピン「余程怖いみたいだね・・・勇気を出してもう少し大きな声で頼めるかい?」
ネビル「・・・スネイプ先生」
クラスの殆どが思わず笑う。
ルーピン「スネイプ先生か・・・良〜く分かるよ。じゃあ、ネビル、君が一緒に暮らしてるおばあさんの服装を思い浮かべて・・・」
あとはネビルにしか、聞こえない声でルーピン先生は囁いた。
ルーピン「さぁ、じゃあやってみよう。」
ルーピン先生が杖を振ると箪笥が開き、中からスネイプ先生が現れた!
ネビル「リ、り、リディクラス!」パチン
スネイプはレースのついたドレスをきて、ハゲタカをつけた帽子を被った姿になった。
ルーピン「さぁ、みんなもやってみよう。自分が怖いと思うものを面白おかしく変身させるんだ!」
ロンが前に出ると、アラゴグのような蜘蛛が現れる。
ロン「リディクラス!」
蜘蛛が足が無くなり床をすべりだす。
しんのすけは自分の番が来るまで考えていた。最初はみさえを、思い浮かべるが汽車で出会ったあの巨大な影を思い出す・・・
しんのすけの番が来た。すると、ルーピン先生が突如目の前に出てきた!
ルーピン「こっちだ!」
まね妖怪は銀白色の玉に姿を変える
ルーピン「・・・リディクラス」
玉は破裂した風船となり箪笥に戻っていった。
ルーピン「みんな今日はとっても良かった。月曜にボガートのレポートをだしてくれ。おつかれさん」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 18:43:05.80 ID:+Ey2OKq50
映画だとダンブルドア役の俳優さんが亡くなったからアズカバンから違う人になったんだよな
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 18:56:49.55 ID:FWh4G0gdo
スネイプの人はハリポタ終わるまではもってくれたけど早死にしちゃったよな…
勿体ない人を亡くした
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 19:03:30.59 ID:W5J5bHui0
しんのすけ達が、新しい授業になじんだ頃、あのシーズンがやってくる。
過酷な練習を課すキャプテン、過度な期待をする寮監、グリフィンドールチームのメンバーは心身ともに擦り切れる寸前だった。
ウッド「みんな聞いてくれ! 元気爆発薬や元気の出る呪文を使えば、もっと全力で練習が出来るんじゃないか!?」メラメラ
フレッド「ウッド、君は知らないかも知れないが、副作用ってものがあってだな・・・」
ジョージ「俺達の体力にも限界があるんだ。そして今まさに、それを迎えている・・・」
ウッド「今年こそは何としてでも優勝杯を掴まねばならんのだ!」
しんのすけ「オラ、良い練習法思いついたゾ!」
ウッド「しんのすけ、言ってみろ!」
しんのすけ「お昼寝練習法って言って、夢の中で練習するんだゾ!」
アンジェリーナ「なんでそんな、すばらしい事思いつくの!?」
ジョージ「こりゃ、たまげたね!」
ウッド「それなら、夜中と授業中にやればいいだろう。我々には、残された時間は少ない! さぁ今から5時間みっちり頑張ろう!」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 19:25:19.88 ID:W5J5bHui0
決戦の朝 大広間
風間くん「しんのすけ、お前大丈夫か?」
しんのすけ「・・・」ポケー
ハーマイオニー「返事をする気力もない見たいだわ・・・リナベイト!(蘇生せよ)」
ロン「失神してると勘違いしちゃうよね・・・ウッド、いくら何でも練習させ過ぎじゃ・・・」
しかし、ロンの抗議は振り返ったウッドの気迫に気圧されて尻すぼみになってしまった。
ウッド「この前みたいに、しんのすけが眠らないようにコーヒーでも飲ませておけ!」
この命令に三人は、しぶしぶ従うしかなかった。
風間くん「今日の相手はハッフルパフだけど、僕、全然メンバーを知らないや・・・」
ハーマイオニー「きっと実況が紹介してくれるわよ!」
フレッド「さぁ、どうだろうね。 なんせ、去年は俺達の紹介まではしょった奴だ」
ジョージ「ま、シーカー兼キャプテンの、セドリック・ディゴリー位は知っとくと良いんじゃないか? ホグワーツきっての優等生だぜ。」
ロン「ま、学業はどうあれ、しんのすけの素早さには勝てっこないさ!」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 20:00:16.79 ID:W5J5bHui0
クイディッチ競技場 試合が始まる頃には、早朝から降り出した雨が強まり、ウッド曰く火照った心と体に丁度良い雨になっていた。
風間くん「すごい大荒れの天気だね。」
ロン「こりゃ試合がちゃんと見えるか、心配だね!」
ハーマイオニー「試合がちゃんと見えるか心配ですって!?」
ハーマイオニー「今から友達がこの雨の中飛ぶのよ! 心配するならそっちでしょう!?」
ロン「ああ、しんのすけが羨ましいぜ。チクショー」
ジョーダン「え〜 いよいよ今年もシーズン開幕。今年はスリザリンのシーカーが自身の不注意による怪我を負った為・・・」
ジョーダン「例年のスリザリン対グリフィンドールではなく、ハッフルパフ対グリフィンドールにスケジュールが変更されました!」
ジョーダン「では選手紹介に入りましょう! グリフィンドール!・・・去年と同じで」
マクゴナガル「ジョーダン!! いい加減にしないと、マイクを取り上げますよ!!」
風間くん「こんな雨の中で、よく声が通るなぁ・・・」
ジョーダン「失礼しました。ではおさらいと行きましょう! キーパー兼キャプテンのオリバー・ウッド!」
ジョーダン「そして、そんなキャプテンに振り回される憐れなメンバー達!」
マクゴナガル「そのメンバーよりも憐れな状態にしてあげましょうか!?」
ジョーダン「ほんの冗談ですよ。先生 では気を取り直してチェイサーはアシリア・スピネット、ケイティ・ベル、アンジェリーナ・ジョンソンの3人です!」
ジョーダン「そしてビーターは悪戯とブラッジャーならお任せ!双子のフレッド&ジョージ・ウィーズリーです!」
ジョーダン「最後にシーカーは数々のスーパーキャッチで我々を魅了する、野原しんのすけ!」
ジョーダン「続いてハッフルパフですが、キャプテンのセドリックディゴリーを筆頭に、フェアプレーを重んじる選手が集まっています」
ハッフルパフ生 チャントショウカイシロー
ジョーダン「残念ながら、お時間です。さぁ試合開始!」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 21:26:09.48 ID:gQkfYNaW0
>>48
>>49
最近知ったが、バーノン役の人も亡くなってるのね
ハリポタ俳優死にすぎぃ
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 21:33:41.30 ID:W5J5bHui0
それからしばらくして
風間くん「まるで、試合が見えないね・・・」
ロン「今、何点差かも分からないよ!」
ハーマイオニー「見て! 選手達がグラウンドに集まってるわ!」
ロン「きっとどちらかのチームがタイムアウトを取ったんだ!」
風間くん「しんのすけの様子も気になるし、僕らも行ってみよう!」
ウッド「今、こっちが50点差でリードしてる。どうだ、しんのすけ・・・スニッチは取れそうか?」
しんのすけ「この雨じゃオラ、スニッチなんて見えないゾ!」
そのとき、風間くんたちがグラウンドに現れる。
ハーマイオニー「私に良い考えがあるわ。」
ハーマイオニーがしんのすけの顔に杖を向ける。
しんのすけ「オラに呪いをかけないで〜〜」
ハーマイオニー「そんな事しないわよ! インパービアス、防水せよ!」
しんのすけ「おお! オラの顔が防水加工だゾ!」
風間くん「しんのすけ、頑張れよ!」
ウッド「よし、しまっていこう!」
チーム「オー!」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 21:46:29.47 ID:W5J5bHui0
しんのすけは、雨に打たれながらも、良くなった視界でスニッチを探していた
しんのすけ「キンタマさん、食べたりしないから出ておいで〜〜 ん?あれは・・」
しんのすけの視野の端では、敵シーカーが猛加速していた。
しんのすけ「こりゃ変態だぁ! おならターボ!」
必死に加速し、追いつかんとするしんのすけを、突如汽車で体験した、あの寒気が襲う。
しんのすけ「あの、シーカーってオカマさんだったのか・・・」
そして・・・しんのすけは、気を失ってしまった。
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 22:12:06.76 ID:W5J5bHui0
「コイツが石頭で良かったよ・・・」
「わたし、もうだめかと・・・」
「ほんと、ラッキーだった・・・」
パチリ
しんのすけ「そんなに見つめて・・・オラの美貌にも、困ったものですなぁ///」
風間くん「どうやら、問題なさそうだな・・・」
しんのすけ「それで、オラどうしてベッドの上に居るの?」
ロン「君、箒から落ちたんだよ」
アシリア「みんな、しんちゃんが死んだと思ったわ・・・」
しんのすけ「それで試合は?」
フレッド「負けたよ。100点差かな? でも気にする事は無いさ!」
ハーマイオニー「そうよ、命に比べたら、クイディッチなんて何でもないわ!」
しんのすけ「ま、試合の事はオラ気にして無いゾ! ただオラ何で落っこちたのか・・・」
風間くん「ディメンターが競技場に入ってきたからさ! 校長先生はカンカンに怒って奴等を追い払ってたよ!」
しんのすけ「ほうほう、それでオラの箒は?」
ジョージ「マクゴナガルが、呼び寄せ呪文で回収してたぜ」
しんのすけ「な〜んだ。もし壊れてたら、チームを辞める口実が出来たと思ったのに・・・」
ズコー
風間くん「お前みんなが心配してるって時に・・・」
ハーマイオニー「べっ、別に・・・私は心配してなんか・・・」
ロン「しんのすけらしいって言えば、らしいけどね!」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 22:20:52.07 ID:s6a4fJLt0
クディッチのチームのノリとしんのすけのボケの親和性よ
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 22:40:46.16 ID:W5J5bHui0
その週末、しんのすけも無事退院し、3年生にとっては初めてのホグズミード行きの日がやってきた。
しんのすけ「ホグすミート? そのお肉おいしいの?」
風間くん「ホグズミードだよ!」
ロン「ホグワーツに一番近い村さ。許可証が夏に届いただろ?」
しんのすけ「そんなのあったっけ?」
風間くん「まぁ、マクゴナガル先生に行ってもいいか、お願いしてみろよ・・・」
そして、
マクゴナガル「保護者からの許可が無いと外出を認めるわけには行きません!」
しんのすけ「そんなぁ」
風間くん「しんのすけ、何かお土産でも買ってきてやるから、こればっかりは我慢しろ」
こうして3人は村に行ってしまった。
しんのすけ「あ〜ぁ お暇だし、競争あいてのいない徒競走でもやるか!」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 22:52:53.38 ID:C6R99CcSO
ムササビはよ
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 22:59:09.88 ID:W5J5bHui0
しんのすけが廊下を走っていると、呼び止める声があった
ルーピン「しんのすけ、どうして走っているんだい?」
しんのすけ「鬼のいない鬼ごっこをしてまして!」
ルーピン「それは、面白そうだが・・・どうだい? 少し私と話さないかね?」
しんのすけ「それは・・・オラを口説こうと?」
ルーピン「いいや、私は同性愛者ではないから、安心したまえ。」
ルーピン「こないだの試合は残念だったね。」
しんのすけ「いやぁ、それほどでも」
ルーピン「終わった事にクヨクヨしないのはいい事だ。」
しんのすけ「でも、何でオラだけ箒から落ちちゃったの?」
ルーピン「それは、君がディメンターに狙われているからだ・・・」
しんのすけ「オシリを?」
ルーピン「違うよ、ディメンターという生き物は相手の喜び、生きる意志、希望といったものを貪って生きている。」
ルーピン「そして、君はそういった感情に満ち満ちている。奴等からみれば極上のご馳走というわけだ・・・」
しんのすけ「それじゃ、オラは如何すればいいの?」
ルーピン「幸いな事にディメンターと戦う方法はある。君が望むのならそれを教える事も出来る。」
しんのすけ「お手数おわりしますが、お願いしたいゾ!」
ルーピン「分かったよ。ただ私は今、体調が少し優れない。週をまたいでから始めよう。」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 23:14:27.27 ID:W5J5bHui0
その週の防衛術の授業
しんのすけ「遅れてごめ〜ん! 夏はそうめ〜ん!」
スネイプ「遅いぞ、野原!座りたまえ・・」
しんのすけ「あれ、ルーピン先生は?」
スネイプ「・・・『病気』で、お休みだ。」
しんのすけ「あっそ、じゃオラもお休みしよっと!」
スネイプ「我輩の授業でこれ以上ふざけるのはやめたまえ」
スネイプ「では今日は394ページ、人狼をやる。」
しんのすけ「じゃあ、13人のグループに分かれないと・・・」
風間くん「その人狼じゃない! いい加減にしとけ!」
・・・・・・
スネイプ「では各自、月曜にレポートを書き我輩に提出したまえ。」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 01:45:47.86 ID:b7gE3tdo0
箒は無事だったのか
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 01:46:30.61 ID:0QClFJis0
ルーピン先生はぶりぶりざえもんになるんだよね
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/07(金) 08:31:44.04 ID:5VMEgzLG0
その日の夕食後、しんのすけ達は寮に入れずに居た
ハーマイオニー「いったい何事かしら?」
風間くん「人がいっぱいで何が起きてるか、全然見えないや」
ロン「どうやら、肖像画が閉まったままみたい。」
しんのすけ「ついに、美人のおねいさんの肖像画に交換するのか・・・待ちわびたゾ!」
風間くん「しんのすけは、のんきでいいよな」
そのとき、パーシーとダンブルドア、マクゴナガルがやってくる。
パーシー「監督生かつ主席の僕に道をあけてくれ!」
しんのすけ「どうして普通に通してくれ、って言わないんだろ?」
風間くん「そんなの主席だって事を、ひけらかしたいからに決まってるじゃないか・・・」
しんのすけ「まるで、風間くんみたいだゾ」
風間くん「一緒にしないでくれよ!」
ロン「ゴホン、一応僕の兄なんだけど・・・」
ハーマイオニー「ねえ、あれ見てよ!」
彼女が指差した先には、刃物でズタズタにされた肖像画があった。
ピーブス「いやぁ、無残な光景でしたよ」ヒョコ
ダンブルドア「なにか、知っておるのかね、ピーブス?」
ピーブス「噂に違わぬ残酷さ。相当なもんだよ、あのシリウス・ブラックは・・・」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 08:53:21.98 ID:eN9JhWKO0
しんのすけならピーブスと相性よさそうだな
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/07(金) 09:24:24.07 ID:Wiqe4ncz0
その夜 大広間
しんのすけ「ほっほ〜い! みんなでお泊り会だゾ!」
風間くん「おまえ、城内にブラックがいるって状況で、良くそこまではしゃげるな・・・」
しんのすけ「いやぁ、それほどでも///」
ロン&ハーマイオニー「褒めてない、褒めてない」
パーシー「もう、灯りを消すぞ。静かに!」
そして皆が寝静まった頃、しんのすけがポツリと呟く・・・
しんのすけ「一度に13人も殺しちゃうなら、こうやって一箇所に集まるのが一番危険だゾ!」
生徒達「眠れなくなるような事、言うなよ!」
そのとき、ダンブルドアとスネイプが大広間にやってくる。
ダンブルドア「なんじゃ、みんなまだ起きておったのかの。ブラックはもう校内にはおらん。朝にそれぞれ寮に戻るがよかろう。」
スネイプ「お言葉ですが、夏の間も申し上げましたが、ブラックの侵入には内部のものの手引きが・・・」
ダンブルドア「セブルス! ワシは校内の誰かがブラックに手を貸したとは思っておらんよ。」
しんのすけ「ねえねえ、手を貸すってどうやって貸すの? 利息はつく?」
風間くん「いいから寝ろ!」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/07(金) 09:55:45.67 ID:Wiqe4ncz0
風間くんのお辞儀褒められ過ぎワロ
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 12:50:18.81 ID:xCcNMlBU0
あ、これシリウスおじさんシロに代わるペット枠になりそう
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 14:25:11.31 ID:CnaDPTUB0
わたあめ習得しないと厳しいゾ(難題)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 14:38:19.34 ID:SPEgDJYL0
読んでくれてありがとう。 シリウスの話題多いきがしますが、出番はまだ先なんで気長にお待ち下さい
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