【FGO】ぐだ男「マシュに懐かれるお前らが妬ましい」レオニダス&エミヤ&ベディ「「「え」」」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 11:40:33.24 ID:Mv03MnU10
エミヤ「.....何の相談かと思えば....。気でも違えたかマスター」

ぐだ男「ぬかせ真剣そのものだ」

ベディヴィエール「....話が見えません。マスター、順を追ってご説明頂けませんか?」

ぐだ男「何を!?しらばっくれよるか貴様ァ!!」

ベディヴィエール「えぇ....」

レオニダス「どうどう、マスター。まずは頭脳をクールにするのです」

ぐだ男「とうに頭脳はクールですぅ!!心は嫉妬でヒートだけどね!!!」

レオニダス「えぇ....」

エミヤ(......こんなに面倒くさい男だったか?)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498876833
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 11:43:57.04 ID:Mv03MnU10
『ぐだ男「人理焼却を防いだことだし存分にイチャイチャしよう」マシュ「え?」』というSSの続きのようなもの

第1部終了後に主人公とマシュが恋仲になったという設定です
細かいことは気にせず読んで頂きたい
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 11:45:31.40 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「まず君たち」

ベディヴィエール「私とエミヤ殿ですか?」

ぐだ男「はい」

ぐだ男「....君たち、マシュから何て呼ばれてるか言ってみなさい」

ベディヴィエール「.....ベディヴィエール先輩、と」

エミヤ「エミヤ先輩」

ぐだ男「それだよぉ!!」

ベディヴィエール「!?」

ぐだ男「『先輩』って、『先輩』って....!!!」

ぐだ男「何オレのアイデンティティ奪ってくれてんのぉ!!!」

ベディヴィエール「えぇ.....」

エミヤ「......」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 11:49:59.94 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「いやまぁ、ベディヴィエールは分かるよ?」

ぐだ男「円卓の騎士の先輩だからね。騎士の在り方とか色々教えてるんだよね」

ベディヴィエール「そうですね。逆にレディ・マシュから学ぶことも多いですが」

ぐだ男「うんうん、理想的な先輩後輩関係だ」ウンウン

ぐだ男「妬ましいなコンチクショウ!!!」ゴツン

ベディヴィエール「えぇ....」

エミヤ「マスター、壁に頭突きをするのはやめたまえ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 11:56:08.04 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「やっかましい!!問題はお前だお前!!」

ぐだ男「何お前しれっとマシュから先輩呼ばわりされてんだよ!!何繋がりだコノヤロウ!!」

エミヤ「繋がりと言えば....。そうだな」

エミヤ「彼女にはサーヴァントとしての心の持ち方や聖杯戦争のことなど色々説いてはいるがね」

エミヤ「あるいはそうだな.....。私が無銘の英霊であるが故に気負わず接することができる、ということもあるかもしれないな」

ぐだ男「.....何かそれっぽい理由つけてんなこの女たらしめ」

エミヤ「何だと」

ぐだ男「いやだって!!料理で女性サーヴァントの胃袋掴みにいくはカルデアの女性スタッフを口説くはやりたい放題やってんじゃん!!」

エミヤ「待て待て!前者はともかく後者に関しては全くの誤解だぞ」

ベディヴィエール(無自覚とは恐ろしい)

レオニダス(マスターもあまり他人を責められるとは思いませんがなぁ)
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:00:00.75 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「あぁ怖い!!マシュの先輩というオレの立場が仲間に脅かされつつあるこの現状が!!」

ぐだ男「もっとチヤホヤされたいよぉ!!!!」

レオニダス「マスター、どうか冷静に。ひとまず深呼吸を」ドウドウ

ぐだ男「.......言ってくれるなレオニダス王」

レオニダス「む?」

ぐだ男「....オレが一番脅威を感じてるのはあんただよ」

レオニダス「え」

ぐだ男「だってあんた.....!!」

ぐだ男「あんたどんだけマシュに尊敬されてんだよぉぉぉぉぉ!!!!」

レオニダス「」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 12:01:16.80 ID:oOZEiC2CO
レオニダスに関しては去年辺りから同じこと思ってた
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:06:41.36 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「あれは忘れもしない.....」

ぐだ男「第七の特異点であんたがスパルタについて語ってる時のあの.....」

ぐだ男「マシュの!!!!満面の!!!笑顔!!!!!!」

ぐだ男「オレにだってまだ見せてくれなかったのに....!!」

ぐだ男「初めてを!!!レオニダスに!!!!持ってかれたんだよぉぉぉぉ!!!」

レオニダス「な、なんと....」

ベディヴィエール「マスター、かつてないほどの悔しがりぶりです」

エミヤ「そうだな」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:11:40.19 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「レオニダスと接してるときのマシュの反応がもう、ヒーローを目の前にしてる子供そのものなんだよ」

ぐだ男「ずるい!!羨ましい!!!オレもマシュに輝く尊敬の眼差しで見られたい!!!見られたいよぉぉぉぉぉぉ!!!」

レオニダス「......」

ベディヴィエール「......」

エミヤ「.......マスター、一つ良いか」

ぐだ男「何です」

エミヤ「何故今更になってそんなことを?」

ぐだ男「」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:13:56.43 ID:Mv03MnU10
エミヤ「マシュの態度は今に始まったワケではないだろう。我々がカルデアに召喚されて以来そのままの筈だが」

ぐだ男「そ、それは.....」

ぐだ男「..........」

ぐだ男「....マシュがお前らに奪られるんじゃないかと不安になって」

一同「「「は?」」」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:21:39.08 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「.....順を追って説明しよう」

エミヤ「最初からそうしてくれ」

ぐだ男「悪かったよ。....実はみんなには隠してたけど」

ぐだ男「実は先日、オレとマシュは恋人同士になってですね.....」

エミヤ(隠していたつもりだったのか)

ベディヴィエール(傍からは一目瞭然でしたが)

レオニダス(若いですなぁ)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:23:35.55 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「その、マシュの恋人になったことで色々と物の見方が変わったというか.....」

ぐだ男「マシュがオレには見せない態度とか表情を他の男に見せるということに我慢ならなくなったというか.....」

エミヤ「その理論で言うとランスロットもここに居るべきじゃないか?」

ぐだ男「あ、いや別にマシュに手厳しい態度を取られたいとは思ってないから。ランスロットに嫉妬とかは無いよ全然」

ぐだ男「まぁ、強いて言うならマシュにソフトにいじめられたいという願望はあるけどね」

エミヤ「一言余計だマスター」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:33:39.68 ID:Mv03MnU10
ベディヴィエール「成程、つまりマスターお話をまとめると.....」

ベディヴィエール「レディ・マシュは『僕のだゾ!!』と仰りたい訳ですね」

ぐだ男「はい」

エミヤ「何だ今のは」

ベディヴィエール「特に深い意味はありません。お気になさらず」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:34:55.57 ID:Mv03MnU10
レオニダス「して、マスターは我々にどうしてほしいのです?」

エミヤ「よもやマシュと絶縁しろ、などと言うのではないだろうな」

ぐだ男「言うワケないでしょ。みんなとの交流はマシュにとって大切な経験なんだから」

ベディヴィエール「では、一体どうしろと.....」

ぐだ男「オレがマシュに『ヒーローらしく』尊敬される方法を一緒に考えて欲しいです」

ベディヴィエール「何と」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:41:46.20 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「さぁみんなで活発な意見を交わそうじゃないか!ハイ始め!!」パン

エミヤ「.........」

ベディヴィエール「.........」

レオニダス「.........」

ぐだ男「.........」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 12:48:18.61 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「何か無いのかよォ!!!」ゴツン

エミヤ「マスター、壁に頭突きは止めろと言った筈だが」

ぐだ男「ちくしょう!さてはお前らオレのことを内心でほくそ笑んでやがるな!!」

ぐだ男「まさに滑稽なピエロだろ!?哀れで無様だろう!?」

ぐだ男「ちくしょう!!今なら分かるよ黒髭氏!!突然現れたヒロインに主人公を掻っ攫われる幼馴染の気持ちが!!」

ベディヴィエール「.....マスターがよもやここまで追い詰められていようとは」

エミヤ「恋愛とはここまで人を狂わせるものか」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 13:00:48.89 ID:Mv03MnU10
レオニダス「....マスター」

ぐだ男「何です」

レオニダス「マシュ殿が私に尊敬の眼差しを向けてくださる理由、それは.....」

レオニダス「私がスパルタの戦士だからでしょう」

ぐだ男「うん」

レオニダス「つまり、マシュ殿が尊敬の念を向けているのは私ではなくスパルタの教えそのものなのです」

ぐだ男「はい」

レオニダス「マスターもスパルタの戦士となれば、自ずとマシュ殿も『ヒーローらしく』尊敬してくれることでしょう」

ぐだ男「yes」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 13:11:18.90 ID:Mv03MnU10
レオニダス「導き出される結論は一つ。そう」

レオニダス「マスター」


レオニダス「裸 で 豹 と 戦 う の で す」

ベディヴィエール「ええ」

エミヤ「待て待て」

ぐだ男「それだ!!!」

ベディヴィエール「ええええ」

エミヤ「待て待て待て待て」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/01(土) 13:12:19.85 ID:Mv03MnU10
ぐだ男「よし、為すべきことは決まった!!善は急げだ!!」

ぐだ男「早速野生の豹とマッスルしに出かける!!後に続けレオニダス!!!」ダッ

レオニダス「応ッ!!!」

ベディヴィエール「なっ....!?本気ですかマスター!!」

エミヤ「貴方もだレオニダス!!気は確かか!」

レオニダス「えぇ、私は至って冷静。頭脳はクールそのものです」

エミヤ「気をおかしくした奴はみなそう言うのだ!!」

ぐだ男「止めようったってそうはいかないぜ!!オレは豹を倒してマシュの一番になるんだぁぁぁぁ!!!」

ベディヴィエール「そんな事をせずとも既に彼女に一番でしょうに!!」
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