モバP「夜食を食べようとするとアイドルとエンカウントする」

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1 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 00:41:11.51 ID:mlUI2ek70
モバP(以降P表記ダ!スシ食べるカ?)「……よし、この調子で…」

ガチャッ

凛「あれ、プロデューサーまだ残ってたんだ」

P「凛こそ、もうこんな時間なんだから早く帰らないと駄目だぞ?」

凛「収録がちょっと長引いちゃってさ。…あのさ、今、暇?」

P「見ての通りなんだが」

凛「何してるの」

P「何してるように見える?」

凛「卵をひたすら縦に重ねてるように見えるけど」

P「正解。よし、次7個目行くか」

凛「うん、壮絶に暇そうだね。ちょっといい?」




P「ご飯?こんな時間に?」

凛「うん。夕飯ちゃんと取れなくてさ。何か無い?」

P「お前ね、俺がいつでもどこでも食べ物常備してるとか思ってない?」

凛「え、無いの?」

P「オレオとハッピーターンとハイチュウしかねぇよ」

凛「常備してるじゃん」

P「…待ってなさい。さすがに年ごろの娘がオヤツを夕飯代わりにするのは捨て置けん」

P「確か給湯室の炊飯器に……お、あったあった。結構あるわ」

凛「わぁ…」クキュル〜

P「随分可愛いお腹の虫やね」

凛「う、うるさいな。お腹空いてるんだってば」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498664471
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 00:51:03.28 ID:eAXhMgXqo
待ちに待った埼玉の飯モノじゃないか!
3 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 00:58:25.68 ID:mlUI2ek70
P「んでもって、何かオカズになりそうなものは、っと…」ガチャッ

P「…」

凛「うわ、卵で埋め尽くされてる」

P「そうだった、さっきドン引きするぐらい卵貰ってきたんだったわ」

凛「ああ、だから変な遊びしてたんだ?」

P「時々こうして仕事先から色んなもの貰えるのは有難いんだけどさ、みんな何故か量を手加減してくれないのな」

凛「どうする?オムレツ?オムライス?」

P「何で当たり前のように俺がお前のご飯を作る流れになってるん?」

凛「え、違うの?」

P「…フライパン出すの面倒だから卵かけご飯な」イソイソ

凛「ふーん…まあ、悪くないかな」

P「調味料はしこたまあるんだけどなぁ…あ、茶碗と箸持ってってくれ」

凛「うん」

P「醤油と、ポン酢と…お、こんなのもあったっけ。よし、これも持っていくとして…」

まゆ「お茶淹れますねぇ」

P「あ、うん」

凛「私コーヒーがいいなぁ」

まゆ「はぁい」

P「テーブル拭いといてくれー」

凛「もう拭いたよ」

P「よし、んじゃそっち持っていくぞー」

まゆ「お茶も行きますよぉ」

まゆ「…」

まゆ「あの、そろそろ突っ込んで貰えませんか?」

凛「わあ、いつのまに」

まゆ「棒読み!」

P「おーい蒼いのと紅いの。とりあえずコレ置かせてくれぇ」
4 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 01:14:02.23 ID:mlUI2ek70
P「てか、まゆもこんな遅くまで残ってたのか。駄目だぞ年ごろの娘さんが」

まゆ「ごめんなさい、収録がちょっと遅れてしまって晩御飯食べてなくて…。Pさんなら何か持っているかと思ったので」

P「オヤツしか無いよ。てか凛と同じかよ」

凛「さっきまで一緒の仕事だったし」

P「じゃあさっきの茶番は何だよ」

凛「ノリ?」

まゆ「ノリですねぇ」

P「お前さん達って仲良いの?悪いの?」

凛「あ、私コーヒーって言ったのに」

まゆ「卵かけご飯にコーピは合いませんよ?お茶で我慢してください」

凛「むぅ…」

P「あ、やっぱ仲悪いのか」

凛「…ぬる目?」

まゆ「Pさんでも飲めるぐらいには」

凛「ありがと」

まゆ「いえいえ」

P「仲良しなの?」

凛「ふふ、ようやくちゃんとしたご飯が食べられるよ。…ああ、いいなぁ、この艶々の白いご飯」ジュルリ

まゆ「そこにシンプルに生卵が1つ。この無骨とも言える取り合わせが何とも言えませんよねぇ」

P「丁度俺も夜食食べたかったところだしタイミング良かったな。それじゃ、早速頂こうか」

凛「うん」

まゆ「それじゃあ」

P凛まゆ「「「いただきまーす」」」
5 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 01:28:50.64 ID:mlUI2ek70
凛「あれ、まゆって混ぜないでかける派なんだ?」カチャカチャ

まゆ「凛ちゃんは混ぜるてからかけるんですねぇ」

凛「普通そうでしょ。じゃないと白身がダマになったままだったりして気持ち悪いよ」

まゆ「それは混ぜ方が雑なだけですよ。ご飯の上に卵を落としてからでも、こうやってちゃあんとお箸で白身を切って…」

凛「面倒くさくない?それに味が均一にならないよ?」

まゆ「それがいいんですよ。ずっと同じ味より混ざってる部分混ざってない部分の変化があるほうがより深く卵の味を感じられるんですよ?」

凛「要するに一口一口に当たり外れがあるって事だよね、それ。ねぇ、プロデューサーは?当然先混ぜ派だよね?」

まゆ「後混ぜ派ですよねぇ?」

P「その日の気分派」マゼマゼマゼマゼ

凛「あ、見なよほら。プロデューサーも先に混ぜてる」フフンッ

まゆ「…よく見てください凛ちゃん」

P「よし、出来た」

凛「…あ、白身と黄身に分けて混ぜてる」

P「こうすると白身はフワフワになって口当たりよくなるし黄身の味も濃く味わえるんよ」

凛「まさかの分け混ぜ派なんてね…」

まゆ「先混ぜ、後混ぜに続くまさかの第3勢力の到来ですね」

P「そのワード流行らせようとしてる?」

P「さてと、じゃあ味付けするか」

凛「プロデューサー知ってる?ポン酢も結構美味しいんだよ?」

まゆ「めんつゆの方が美味しいですよぉ?」

P「すき焼きのタレ派なんで」タラーッ

凛「…卵かけご飯、奥が深いね」

まゆ「凛ちゃん凛ちゃん、そっち一口頂けませんか?」

凛「あ、じゃあそっちも頂戴?めんつゆ味興味あってさ」

P「あ゛〜…夜中に食べる卵かけって何て言うかこう…罪な味だよなぁ」モグモグ

凛「…あ、めんつゆ合うね。今度やろっと」モキュモキュ

まゆ「ポン酢の酸味が良いですねぇ。ちょっとクセになりそうです」モシャモシャ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 01:40:24.07 ID:4qOMbryhO
手軽に出来る卵かけご飯なあたりほんと憎い
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 01:44:07.97 ID:PmlLc0QBO
こんな時間に開くんじゃなかった
ちなみに俺は塩胡椒派です
8 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 01:45:26.39 ID:mlUI2ek70
P「…ふぅ」

凛「卵かけご飯にするとお茶碗一膳なんてあっという間に食べちゃうね」

まゆ「美味しかったです。…あらPさん?置いておいて下っていいんですよ?まゆが洗いますから」

P「え、2杯目にいくんだけど」

凛「卵かけご飯2杯?」

まゆ「コレステロール大丈夫なんですかぁ?」

P「ああ、それ俗説らしいぞ。むしろ沢山食べたほうが体に良いらしい」

凛「え、そうなの?テレビっていまいち信用できないよね」

まゆ「テレビでお仕事しているアイドルが言っちゃいます?」

P「2人もおかわりするならよそうけど、どうする?」

凛「んっ」スッ

まゆ「お願いします」スッ

P「そりゃ夕飯抜きで卵かけ1杯じゃ足りないよなぁ」

P「ほれご飯。あと追加の卵」

凛「うん、ありがと」

まゆ「ありがとうございます」

凛「…」パリッ ペチャッ

まゆ「…」マゼマゼマゼマゼ

凛「あれ、まゆって後混ぜ派じゃなかった?」

まゆ「凛ちゃんこそ、先混ぜ派だった筈ですよねぇ?」

P(ほんと仲悪いのか良いのか分からないなぁ…この超竜神コンビ)

P「さてと、2杯目は変化球で…バター醤油でいくか」

凛「え、そんなのアリ?」

P「オリーブオイルとブラックペッパーとか、食べるラー油とゴマ油とか、シンプルにマヨネーズとか色々あるぞ?」

まゆ「あっ、まゆラー油で食べてみたいです」

凛「マヨネーズ…卵と卵になるよね、それ…。美味しそうだけど」

P「塩昆布、という手もあるんだがなぁ」スッ

凛「あ、私それやる!塩昆布!」

まゆ「あわわ…ま、まゆはどうすれば…ラー油でピリッと、でも塩昆布の効いた卵かけご飯…あわあわあわ」

P「迷うなら3杯目いけば?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 01:50:14.15 ID:d14lzAf5o
ポン酢柚子胡椒か生姜醤油
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 01:52:29.65 ID:xiblELpmO
なんで毎回毎回こんな時間に飯ネタ書くんだ!!
米炊いちゃったじゃないか
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 02:16:35.11 ID:eQJAjIgQ0
あ、そう言えば飯テロライダーも書いてたっけ
12 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 02:24:47.20 ID:mlUI2ek70


P「…よし、後はライフル部分を…」

ガチャッ

時子「…チッ、まだ居座っていたの」

P「あれ、こんな時間まで残ってたのか?」

肇「お疲れ様です。私達ついさっきロケから戻ってきたところなんです」

P「ああ、そうなのかお疲れ様」

肇「…あの、今少しお時間宜しいですか?」

P「今ちょっと手が離せないんだけど」

時子「オモチャで遊んでるだけじゃない。叩き壊すわよ」

P「やめろぉ!俺の渾身のヤクト・ドーガを!」

時子「仕事終わってるならさっさと帰りなさい。光熱費の無駄よ」

肇「まぁまぁ。時子さんだって分かってるんですよね?」

時子「アァ?」

P「えっと、それで何か用か?」

肇「…あの、改めてこんなお願いするのも恥ずかしいのですが…」

時子「スタッフがグズで撮影が遅れて夕食すら満足に取れなかったのよ。どこの養豚所に迷い込んだのかと思ったわ」

P「ああ、要するに腹ペコなのね」

肇「あの、もう少しオブラートに…」

時子「どうせ何かエサを持ち歩いてるんでしょう?1つくらい人間様の口に入れられるモノでもあれば出しなさい」

P「お前さん達ね、俺がいつでもどこでも食べ物常備してるとか思ってない?」

肇「え、無いんですか?」

P「エクレアと萩の月と灰汁巻きしかねぇよ」

時子「あるじゃないの」

P「…待ちなさい。流石にこんなので夕飯代わりにさせる訳にはいかん」

P「確か給湯室に…うわ、米ねぇや。中力粉ならあるんだけど…」

P「中力粉かぁ…」

肇「…?」キョトン

P「よし、うどん作るか」

肇「あ、あの。どうして私を見てうどんと思い立ったのですか?」

時子「当然ね」

肇「時子さん!?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 02:26:52.63 ID:c8e21Y6L0
卵かけご飯に豚キムチ突っ込む時子様すき、七味も合うよねって意気投合したい
14 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/06/29(木) 02:43:38.67 ID:mlUI2ek70
P「じゃ、腹ペコ娘ズのためにもササッと作るよ」

時子「頭の悪い名称付けるんじゃないわよ。このオモチャ砕くわよ」

P「やめろぉ!俺の今日1日の集大成!」

時子「仕事しなさいな」

肇(なんて、じゃれながら凄い手さばきで粉に水を入れて混ぜてる…)

P「うどんはもちろん、麺モノはこの水回しっていう工程が一番肝心なのだよ。ダマにならないように素早く、丁寧にな」

時子「散々思っていたけれど、貴方職選び間違えてない?」

P「粉がそぼろ状になってきたら、こうして一まとめにしてだね…」

P「本格的にこねるにはちょっとスペースが足りないな…よし」ポチッ

ウィーン

肇「わっ!か、壁が開きましたよ!?」

P「いやぁ、この事務所の娘らよく食べる子ばっかりだろ?だからこの前晶葉に頼んで調理室作ってもらったんだわ」

時子「思い付きで部屋1つ作るんじゃないわよ」

肇「あの…それ、常務さん怒りませんでしたか?」

P「「時々おやつを作ってくれるのなら許可を出そう」、だってさ」

肇「わぁ、声そっくりです」

時子「この事務所は上も下もポンコツしかいないのかしら」

P「後は力いっぱい生地を捏ねて…んしょ、よいしょ…運営コノヤロ…!」

時子「妙な私怨を混ぜるんじゃないわよ」

肇「……」ウズウズ

P「ふう…こんなもんかな。後は30分ぐらい生地を寝かせて…」

芳乃「ほいさっ」ピロリンッ

P「…」

芳乃「でしてー」ニュルンッ

P「…寝かせたものがこちらになります」

肇「い、今…その調理台の引き出しから…」

時子「突っ込まないわよ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 02:47:08.30 ID:OJ3hxtlDO
?「わぁい、うどんさんのうどんだぁ!千枝、今から行きますね」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 03:15:27.95 ID:+2VL6U6C0
そういやそろそろよしのんも誕生日だな
期待しても良いんですよね?
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