雄山「この料理を作ったのは誰だあっ!」カワサキ「えぇ〜」

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1 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 20:08:56.04 ID:EnLxA2lZ0

味描写は全然です


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498561735
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 20:14:33.63 ID:1cm+4jWNO
カービィかな
3 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 20:23:23.64 ID:EnLxA2lZ0

デデデ「不味い!不味いぞZOY!!」

デデデ「まともな料理は出せんのかっーー!!」ポーイッ!!

エスカルゴン「しかし陛下、この城に美味い料理を作れるコックはいないでゲス!」

デデデ「ここは本当に城かZOY!?もういい!ホーリーナイトメアに頼むZOY!」

エスカルゴン「ホーリーナイトメアに?」



カスタマー『ほっほっほ、それで私めに』

デデデ「美味い料理を作れる魔獣はいないのかZOY!?」

カスタマー『お値段ははりますが、ぴったりなのがございます』

デデデ「それを頼むZOY!」


ビビビビビ…チュドーーン!!!


カスタマー『これぞ料理の天才魔獣、「海原雄山」でございます』

雄山「…」ドーン!

デデデ「何だか気味の悪いおっさんが来たZOY…」ボソボソ

エスカルゴ「あんたも人のこと言えないでしょうが…」ボソボソ

雄山「食ってみろ…!」スッ…

エスカルゴ「これは…雑炊のようでゲスな」

デデデ「ふん!こんな味が薄そうな物でこのデデデ大王様が…」ズズズ…

デデデ「う、美味いゾーーーーーーーーーーーイ!!!!」

デデデ「雑炊の旨さが骨身に染み渡るZOY!!」

エスカルゴ「え!?陛下!私にも一口!!」

デデデ「お前は自分を食っているがよいZOY!!」ガッハッハ!!

4 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 20:34:34.72 ID:EnLxA2lZ0

エスカルゴ「陛下、こいつを使えば…」ボソボソ

デデデ「!!、それは名案ZOY!!」


「「あっはっはっはっはっはっはっは!!!!!」」



レストランカワサキ

デデデ「今日は料理の専門家を連れてきたZOY!!」

エスカルゴン「海原先生の怒りを買わないように気をつけるんでゲス!!」

カワサキ「ほへぇ〜ご注文は?」

雄山「適当に」

カワサキ「ただいま〜!」タッタッタ


ブン「料理の専門家…?」ボソボソ

フーム「怪しいわね…」ボソボソ

カービィ「?」


カワサキ「お待ち〜『カワサキ特製 苺と辛子の味噌汁』だよ〜!」

雄山「ふむ…」ズズッ…

雄山「!?」ペッ!

ブン「ティッシュに吐き出した…」

雄山「これは何だ!?言ってみろ!!」

カワサキ「え、だから苺と…」

雄山「違う!!これは廃棄ゴミだ!!」

カワサキ「ええっ〜〜!!!???」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 20:45:13.66 ID:1HcBX/ejO
残当
6 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 20:49:47.44 ID:EnLxA2lZ0

雄山「組み合わせも駄目だがまず食材だ!!」

雄山「貴様は酸味の強い苺を使っている!!」

雄山「それが味噌汁の味を悪くしているのだ!!」

フーム「それ以前の問題じゃ…」

雄山「貴様はゴミ製造機だ!!料理人として恥じろ!!」

カワサキ「そんなぁ〜!」

フーム「さっきから聞いていれば偉そうに!!」バッ!!

フーム「何なら貴方が作ってみなさいよ!!」ビシッ!!

雄山「良いだろう小娘…いつの日か私の店に来るがよい!!」

ブン「私の店?」

エスカルゴン「その通〜り!!海原先生は明日から『美食倶楽部』を設立するでゲ〜ス!」

「「美食倶楽部〜!?」」

エスカルゴン「貴様ら貧乏人には味わえない極上の味…!天下一品の料理が待っているんでゲス!!」

デデデ「そういうわけZOY!!カワサキ、店の片付けをしとくがいいZOY!!」

「「なっはっはっはっは!!!」

フーム「…変なことになっちゃった」

ブン「面白ぇや!!明日行こうぜカービィ!!」

カービィ「ポヨ♪」ピョンピョン


翌日…

タゴ「部楽倶食美…?」

ガス「バーカ!左から読むんだよ!」

レン村長「とりあえず入ってみますかな」

ハナ「ええ、あなた」

7 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 21:00:22.93 ID:EnLxA2lZ0
ガスの台詞の「左」は「右」の間違いです

エスカルゴン「いらっしゃいでゲース!」

ハナ「まぁ!随分と和風な店ですこと!」

エスカルゴン「和の文化を入れた最高級の店でゲス!」


ガス「出て来たぞ!」

タゴ「どうだった?」

レン村長「それが…感動する程の美味しさなんじゃ〜!!」

ハナ「文化の深みがある味…それがたったの5デデンなんです!」

「「「5デデン!?」」」

ボルン署長「私も入るぞ!」

メーベル「私も!」

オレモ ワタシモ!!

カワサキ「あ〜どんどん客が…!」


デデデ「がっはっは!!愚かな人民共はすぐ流されやすいZOY!」

エスカルゴン「本当でゲス!」

エスカルゴン「海原先生!どんどん頼むでゲス!!」

雄山「ふん…!」
8 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/27(火) 21:14:12.63 ID:EnLxA2lZ0

カワサキ「店に客が来ない…」ドンヨリ

フーム「落ち込まないでカワサキ、貴方の料理の不味さを理解する人は必ずいるわ!」

ブン「姉ちゃん…」

フーム「私も!あの海原って人は気に入らないの!!」

カワサキ「気に入らないのはこっちだよ…」

ブン「めっちゃ美味しかったよな〜カービィ」

カービィ「ぽよ!ぽよ!」ピョンピョン


デデデ「ぐはっはっは!!上手くいったZOY!!」

エスカルゴン「住民共に今までの魔獣の代金を搾取するでゲース!!」

カスタマー『代金を支払って下さるのなら、私めも大いに協力させて貰います。ところで…』

カスタマー『ワープシステムを使って魔獣がそっちに逃げこんだと思うのですが…心当たりは?』

エスカルゴン「魔獣?」

デデデ「そんなの知らんZOY!」

カスタマー『失礼いたしました。これからもご贔屓に…』ウィーン

デデデ「この調子でいくゾーイ!」


???「…」

???「雄山め…!」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 21:20:03.92 ID:2q5VMKgv0
?????「美食倶楽部?…ええい!ここだ、入っちまえ」ガラガラッ
10 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/29(木) 17:54:19.44 ID:kGg/QgoM0

ワイワイガヤガヤ ザワザワ

カワサキ「あ〜どうしよ〜!客が来ないよ〜!」ジタバタ

フーム「もう打つ手はないの…?」

「いや、まだある!」ガタン!!

フーム「貴方は…?」

士郎「俺は山岡士郎、君達に協力する者だ」

ブン「ヤマオカ…?」

フーム「待って、どうして私達に…?」

士郎「あの海原雄山は俺が倒さないといけないんだ!!」ギリッ!!

フーム(あの目つき…あの人と何か関係が…)

カワサキ「所で、打つ手って何〜?」

士郎「ああ、カワサキさんでしか作れない料理を出すんだ」

フーム「カワサキにしか…」

ブン「作れない料理?」

カービィ「ポヨ?」


士郎「ああ…それは…ゲテモノさ!」


フーム「ゲテモノ?」

士郎「ゲテモノは、虫や昆虫など、気持ち悪い物で作る料理、外見の気味悪さが人気なんだ!」

ブン「む、虫〜!?」

士郎「カワサキさんは普通の料理においててんで駄目だけど、その不味さを活用するんだ!」

フーム「例えば?」

士郎「そうだな、カワサキさん、一つ虫を使って料理を出してくれないか」

カワサキ「虫〜?何の〜?」

士郎「何でも良い、味が悪くても食べられればいいんだ」

カワサキ「わかった!やってみるよ〜!」
11 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/06/29(木) 18:07:54.16 ID:kGg/QgoM0

数十分後


カワサキ「できた!!『カワサキ特製 幼虫とコオロギのスープ』だよ〜!!」

フーム「」

ブン「」

フーム「な、何よこれーー!!!」

ブン「うえぇ…気持ち悪い…!」オエッ

士郎「これでいい!これがいいんだ!」

フーム「ど、どこがぁ!?」

士郎「一口頂こう…」ズズッ

ブン「うげぇ…飲みやがったぞ…!」

士郎「君達も飲んだらどうだ?」

フーム「え、遠慮しておきます…!」

士郎「まぁそう言わず」グイッ

フーム「きゃーー!!やめてーー!!」

ブン「姉ちゃん!!」


アムッ


フーム「…美味しい?」

ブン「えぇっ!?」

カワサキ「えぇっ!?」

士郎「そうだ、この料理は外見が気持ち悪い。だから人間は見た目だけで味を想像してしまうんだ」

士郎「カワサキさん、調味料は?」

カワサキ「え、塩だけだよ〜」

フーム「嘘でしょ!?塩以外の味も感じるわ!」

士郎「当然見ただけで味は分からない。だから、口にしてみた時の味と想像していた味に差ができて、舌が大袈裟に感じるんだ」

士郎「塩だけでも美味しいようにね…」ニヤッ

士郎「ブン君も、目を閉じて食べてみると良い」スッ…

ブン「そ、そこまで言うなら…」アムッ

ブン!!、本当だ!!うめぇ〜〜!!」

士郎「これが…『カワサキ流 ゲテモノ料理』さ!!」

カワサキ「わかった!この料理で客を掴んでみるよー!!」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 19:09:52.16 ID:HXzPq8h4o
なるほどわからん
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 21:11:33.81 ID:njxzi8qq0
なんで木に組み合わせを思いついたのか
14 : ◆bfn/Aps7v2 [sage saga]:2017/07/03(月) 20:33:56.27 ID:9GqaTSiV0

数日後

カワサキ「おまたせ〜『カワサキ特製 猿と犬のステーキ盛り』だよ〜!」

ビブリ「おぇええええええ!!!こんな気持ち悪いもん食えるか!」

カワサキ「まぁまぁ」グイッ

ビブリ「アムッ…美味い!」

サモ「こんなに気持ち悪いのに何でこんなに美味いのだろう〜!」

サト「どんどん口に入ります!」

フーム「大繁盛ね!」

士郎「だから言ったろ」ニヤッ

カービィ「ポヨ〜♪」モグモグモグモグモグモグ

士郎「…そこの桃色のボールはよく食うな…」



デデデ「うぬ〜!カワサキめ!せこい手段を使いよって!」

エスカルゴン「海原先生!こっちもゲテモn…」

雄山「馬鹿を言うな!味を誤魔化しているだけの料理を真似しろというのか!」バンッ!!

デデデ「そんな事を言っている場合じゃないZOY!!」ジタバタ

雄山「黙れ!私の調理場から出て行け!デブペンギン!!」

デデデ「な、何を〜〜!!」

エスカルゴン「まま、陛下落ち着いて…」スタコラ

デデデ「どうするZOY!このままでは負けてしまうZOY!!」

エスカルゴン「これを使えばいいんでゲスよ」つ小瓶に入った桃色の液体

デデデ「そうか!その手があったZOY!!」



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