仮面ライダーゴースト「化物語?」

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290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/24(土) 23:35:13.74 ID:NBE883ib0
マコト「カノン!無事だったか!」

カノン「え?あ・・・うん」

アラン「何かあったのか?」

タケル「そっちも何か・・・ってあなたは!」

晴人「よっ、久しぶり、仮面ライダーゴースト」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/24(土) 23:37:03.16 ID:NBE883ib0
そこにいたのは、仮面ライダーウィザード・・・操真晴人さんだった

タケル「お、お久しぶりです・・・」

アラン「タケル、知り合いだったのか?」

タケル「うん、この間のパックマンの事件でちょっとね・・・それで、どうしてここに・・・」

晴人「ちょっと野暮用でな、その前にまずこの子だ」スッ

撫子「ZZZ・・・」

晴人さんは背負っていた女の子に目をやった
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/24(土) 23:37:46.81 ID:NBE883ib0
タケル「この子は・・・」

晴人「ここに来る途中で怪人に襲われていてな、すまないが休ませてやってくれないか?」

タケル「あ、はいわかりました」スッ

なぜか俺は彼女を見て懐かしい気持ちになった

そして彼女に触れると・・・

パアアアアアア・・・

俺の目に、ある光景が映った
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:03:26.33 ID:+GVVIqut0
そこは山の中だった、女の子が1人、道に迷っていた

幼撫子「ふええ・・・ここ・・・どこ・・・」グスグス

??「君、どうしたの?」

幼撫子「え?」

そこに彼女より少し上くらいの少年が現れた、あれは・・・




タケル「昔の・・・俺?」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:04:46.24 ID:+GVVIqut0
幼タケル「もしかして迷子か?」

幼撫子「う、うん・・・」

幼タケル「そっか・・・よし!俺に任せろ!」

幼撫子「え?」

幼タケル「この山は俺の庭みたいなもんだからな!ついてきな!」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:07:14.37 ID:+GVVIqut0
ほどなくしてふもとに着いた

幼タケル「よーし着いたー!」

幼撫子「あ、あの・・・」

幼タケル「ん?」

幼撫子「あ、ありがとう・・・」

幼タケル「へへっ、いいっていいって」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:09:24.14 ID:+GVVIqut0
幼マコト「おーいタケルー!」

幼タケル「あ!マコト兄ちゃん達だ!じゃあ後は帰れるだろ?」

幼撫子「う、うん・・・えっと・・・」

幼タケル「タケルだよ、君は?」

幼撫子「・・・なでこ」

幼タケル「なでこちゃんか・・・じゃあな!!!」

タタタ・・・







幼撫子「タケルお兄ちゃん・・・また、会いたいな・・・」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:12:01.88 ID:+GVVIqut0
ここで景色は途切れた

晴人「おい、どうした?」

タケル「あ、すみません、こちらへ・・・」

晴人「わかった」

俺達は彼女を寝かせる為に寺へ向かった
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:13:18.57 ID:+GVVIqut0
そして部屋に彼女は寝かしつけると俺達は居間に集まった

晴人「あの子は?」

タケル「ぐっすり眠ってますよ」

マコト「今はカノンが一緒にいる、まさかあの時タケルと一緒にいた子だったとはな」

アカリ「私もうっすらとだけど覚えてるわ・・・」

タケル「そんな彼女が今になって・・・何があったんだろう?」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:15:26.71 ID:+GVVIqut0
晴人「あの子の事も気になるが、まずは俺がここに来た理由を話しておきたいんだが」

タケル「あ、はい、お願いします」

晴人「この寺の境内に見慣れない植物が生えていただろ?」

御成「あれがどうかしましたかな?」

晴人「あれを処分しに来たんだ、神様に頼まれてな」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:16:56.41 ID:+GVVIqut0
アラン「神様?」

タケル(ああ、あの人か・・・)

晴人「まぁその辺の説明あとでするとして、あの植物はヘルヘイムの果実っていってな、とても危険なものなんだ」

マコト「危険?」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 00:59:16.58 ID:+GVVIqut0
晴人「数年前に謎の植物が世界中を侵食する事件があったろ?」

タケル「あったっけ・・・?」

アカリ「あったようななかったような・・・」

晴人「まぁあの時は他にグローバルフリーズとか重大な事件が立て続けに起こってたからな、情報がごっちゃになっても無理はない」

晴人「とにかく、その未曽有の危機はある男の身を挺した行動で防がれた」

タケル(それが神様・・・仮面ライダー鎧武・・・)
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:02:44.72 ID:+GVVIqut0
晴人「だがその際にわずかな種を見逃がしていてな・・・それがこの寺に生えてきたってわけだ」

御成「何と!?それは一大事ですな!!!」

晴人「幸いにこの寺も不思議な力が働いてるみたいで、これ以上の浸食は防がれてるみたいだけどな」

タケル(おっちゃんのせいかな・・・・)

晴人「だがいつ大事になるかわからないからその前に俺が来たってわけだ」

アカリ「処分しちゃうの?」

晴人「いや、俺の友人にそれがないと困るやつがいてな、そいつに渡す」

アカリ「どんな友達なのよ・・・」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:03:41.62 ID:+GVVIqut0
〜世界のどっか〜

仁藤「ぶえっくしょい!」

ビーストキマイラ「どうした?風邪か」

仁藤「へっ、ファントムまで心配されるとはな・・・」

仁藤「こんなんマヨネーズご飯食えば治る」

キマイラ「そんなものか・・・」
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:04:40.46 ID:+GVVIqut0
〜大天空寺〜

晴人「つー訳で早速・・・」

カノン「あの、ちょっといいですか?」

マコト「どうしたカノン?」

カノン「撫子ちゃんが目を覚ましたんですけど・・・」

タケル「ホント?良かった・・・」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:07:22.25 ID:+GVVIqut0
カノン「それでタケル君に話があるって・・・」

タケル「え?俺に?」

晴人「こっちは俺達でやっとくから行ってきていいぞ」

アラン「折角お前を頼ってきてるんだ、無下にするなよ」

タケル「みんな・・・わかった、行ってくる」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:09:06.74 ID:+GVVIqut0
そして、俺は彼女がいる部屋の前に来た

タケル「もしもーし」

撫子「ひゃっ!ど、どなたですか?」

タケル「俺だよ、天空寺タケル」

撫子「た、タケルお兄ちゃん・・・?」

タケル「ああ、久しぶり・・・って言っていいのかな・・・忘れてたし」

撫子「ううん、会えて嬉しいよ、とにかく入ってきて」

タケル「ああ、わかった」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:10:27.25 ID:+GVVIqut0
部屋に入ってみると、俺の目に飛び込んできたのは・・・

タケル「な・・・」

撫子「・・・///」

一糸纏わぬ姿で両手で申し訳程度に胸を隠している撫子ちゃんの姿だった・・・

タケル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:13:08.18 ID:+GVVIqut0
タケル「ちょちょちょ何してんの!?」

撫子「大丈夫だよ、前髪で顔は隠れてるから」

タケル「いやそういう問題でなく・・・」

撫子「それに、信じてるから」

タケル「何を?」

撫子「タケルお兄ちゃんは大人だから撫子の裸見てもやましい気持ちにならないよねって」

タケル「・・・・・(むしろやましい気持ちになりそうだけど)」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:14:39.98 ID:+GVVIqut0
タケル(正直、やましい気持ちがないわけではない)

タケル(よく考えたら死んでる間は機能してなかったからな・・・物凄く溜まっていた)

タケル(戦場ヶ原さんの時はびっくりしただけでおわったけど・・・)

タケル(神原さんのエロトークに合わせてたら意識しちゃうなぁ・・・)

撫子「タケルお兄ちゃん?」

タケル「ああ・・・うん、何?」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:17:37.92 ID:+GVVIqut0
撫子「撫子の体・・・もっとよく見て・・・」ズイッ

彼女は俺にじりじりと近寄ってきた

タケル「ちょ・・・今はそういう場合じゃ・・・ん?」

俺は彼女のからだに違和感を感じて

タケル「クモランタン!ちょっとごめんよ」ペカー

俺はクモランタンで彼女を照らした、すると・・・

撫子「眩しい・・・」

彼女の体には、所々に蛇の鱗のようなものが刻まれていた
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:18:52.98 ID:+GVVIqut0
タケル「これは一体・・・」

撫子「えへへ・・・撫子、頑張りすぎちゃったんだ」

タケル「頑張る・・・何を?」

撫子「それはね・・・」









撫子「タケルお兄ちゃんを生き返らせるためだよ」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:20:20.18 ID:+GVVIqut0
俺はそれを聞いて驚愕した

タケル「ど、どうしてそれを・・・」

撫子「・・・あれからまたタケルお兄ちゃんに会いたくなって・・・あのあたりを探してたら・・・」

撫子「見ちゃったんだ、お兄ちゃんが倒れる所を」

タケル「まさか・・・」

あそこに他の目撃者がいたなんて・・・
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:21:37.20 ID:+GVVIqut0
撫子「最初はショックで毎日泣いてたんだけど・・・」

撫子「撫子もお兄ちゃんに何かしてあげたくて・・・」

撫子「それで、呪術とか色々やってたらこんな体になっちゃった」

タケル「そんな・・・」

撫子「でもよかった、お陰でタケルお兄ちゃんは生き返れたんだよね」

タケル「・・・・・」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:26:49.78 ID:+GVVIqut0
俺の答えは決まっていた

タケル「ありがとう、だから今度は俺の番だ」

撫子「え?」

タケル「君の体は俺がどうにかしてやる!」

撫子「タケルお兄ちゃん・・・」

タケル「安心しろ、ここは不可思議現象研究所だからな」

撫子「ありがとう・・・」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:28:50.18 ID:+GVVIqut0
その時、襖が開いた

アカリ「タケルー、クモそっち行ったんだけど何か・・・」

タケル「あ」

撫子「あ」

アカリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

この後、晴人さんとアラン以外全員から殴られたのは言うまでもない
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:30:52.02 ID:+GVVIqut0
その後、改めて皆に撫子ちゃんの話をした

アカリ「・・・そう、あの子も大変な事に巻き込まれてるのね」

アラン「では、あの植物図鑑は・・・」

タケル「何でも頭の中に声が響いてきて、この果実を食べれば治るって吹き込まれて、調べていたらしいよ、結局なんの実かはわからなかったけどね」

晴人「それが、ヘルヘイムの果実か・・・」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:32:53.25 ID:+GVVIqut0
晴人「それはちょっとマズイな・・・ゲートかもしれないことも含めて」

マコト「ゲート?」

晴人「高い魔翌力を持つ人間の事だ、そいつが絶望するとファントムって化け物になっちまうんだ」

晴人「あまりゆっくりしてもいられなそうだな」

タケル「そうですね・・・早くなんとかしないと」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:34:11.34 ID:+GVVIqut0
御成「ふああ・・・それでも今日はもう休みませぬか?拙僧はもう眠くて眠くて」

アカリ「もう・・・だらしないわね」

カノン「でも、休むのも必要ですよ」

マコト「そうだな・・・この話はまた明日にしよう」

晴人「おれも泊っていっていいのか?」

タケル「ええ、部屋用意しますね」

晴人「すまないな」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:34:58.09 ID:+GVVIqut0
〜その夜〜

撫子「ZZZ・・・」

??「おい!起きろ!」

撫子「ふえ!?」

??「久しぶりだな」

撫子「あ!あの時の声!」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:36:00.06 ID:+GVVIqut0
??「助かりたければ俺の言うとおりにしろ」

撫子「え、でもタケルお兄ちゃんが・・・」

??「黙れ!」

ギュウウウウウウ・・・・

撫子「きゃっ!」

??「言う通りにしなければもっと締め上げるぞ」

撫子「わ、わかりました・・・」





??「フフフ・・・」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:37:12.27 ID:+GVVIqut0
〜翌朝〜

タケル「ZZZ・・・」

御成「タケル殿おおおおおお!!!」

タケル「!?」ビクッ

俺は思わず飛び起きた

タケル「ど、どうしたの?」

御成「撫子殿がいなくなってしまいました!」

タケル「!?」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:38:05.68 ID:+GVVIqut0
行ってみると、部屋はもぬけの殻だった

晴人「油断したな・・・」

タケル「すぐ探しに行きましょう!」

アラン「そうだな」

マコト「カノン達はここで待っていろ」

カノン「うん、気を付けてね」

アカリ「タケル、絶対見つけるのよ!」

タケル「ああ!」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:51:40.06 ID:+GVVIqut0
探しに出ると、彼女はすぐに見つかった

撫子「・・・・・」

タケル「撫子・・・ちゃん?」

だが、その目は虚ろだった

撫子?「ククク・・・・」

タケル「!?」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:52:44.35 ID:+GVVIqut0
撫子?「まさかこのガキがお前の知り合いだったとはなぁ、天空寺タケル」

撫子ちゃんはまるで別人のように喋っていた

タケル「誰だ・・・お前は」

撫子?「おいおい、つれないじゃないか」

撫子?「一度は一緒に戦った仲だというのに」

マコト「まさか・・・お前」

タケル「地獄大使・・・」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:53:24.94 ID:+GVVIqut0
地獄大使・・・悪の組織ショッカーの大幹部だ

マコト「お前・・・死んだんじゃなかったのか」

撫子(地獄大使)「我が魂は永遠に不滅だ、ショッカーがある限りな」

撫子(地獄大使)「俺は魂を眼魂に移し、たまたま近くにいたこのガキに乗り移ったって訳だ」

晴人「なんて奴だ・・・」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:54:58.51 ID:+GVVIqut0
マコト「ならもう一度倒す!」

撫子(地獄大使)「おっと、この手のお約束を忘れるなよ」

撫子(地獄大使)「その時は一緒にこのガキも死ぬぞ」

アラン「何と卑劣な・・・」

撫子(地獄大使)「卑怯、狡猾、それこそがショッカーの本質だ!」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:56:54.96 ID:+GVVIqut0
タケル「それなら簡単だ!アカリを呼んで不知火でお前を追い出して・・・」

撫子(地獄大使)「おっと、それには及ばんぞ、来い!」

ショッカー戦闘員「イー!」

タケル・マコト・アラン「!」

アカリ「タケル!」

御成「申し訳ありません・・・捕まってしまいました・・・」

カノン「お兄ちゃん!」

マコト「貴様ら・・・」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 01:59:34.80 ID:+GVVIqut0
撫子(地獄大使)「わかったら大人しくしてろ、いいな」

タケル「くっ・・・」

撫子(地獄大使)「さて、最後にお話しさせてやるか」フッ

撫子「・・・あれ?タケルお兄ちゃん?」

タケル「撫子ちゃん!」ダッ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:00:30.01 ID:+GVVIqut0
地獄大使「おっと、近づくなよ」

ギュウウウウウ・・・

撫子「きゃあああああああ!!!!!」

タケル「まさか、その痣は・・・」

地獄大使「そうだ、ショッカーが開発した拘束用の透明ロープだ」

地獄大使「このガキは呪いの副作用なんてバカな勘違いをしていたようだがな」

タケル「そうだったのか・・・」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:01:45.73 ID:+GVVIqut0
地獄大使「さて、最後にいいことを教えてやろう」

撫子「え?」

地獄大使「天空寺タケルはお前が生き返らせたと思っているようだがそれは違うぞ」

タケル「やめろ!」

地獄大使「あいつが生き返ったのは自分自身の努力と周りの仲間の尽力のおかげだ」

地獄大使「つまりお前のやってきたことは全部無駄ってわけだ!」

撫子「う、嘘・・・」

ピシッ・・・
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:32:36.32 ID:+GVVIqut0
彼女の顔にヒビのようなものが現れはじめた

晴人「まずい!ファントムが・・・」

撫子「あ、ああ・・・」ピシピシピシ

タケル「撫子ちゃん!落ち着くんだ!」

地獄大使「だが、助かる方法はある」

撫子「え?」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:34:15.03 ID:+GVVIqut0
地獄大使「お前の手に例の果実があるだろう」

地獄大使「それを食えば治る」

撫子「こ、これは・・・?」

晴人「あれは・・・ヘルヘイムの果実!」

タケル「え!?」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:35:23.05 ID:+GVVIqut0
地獄大使「お前の手に例の果実があるだろう」

地獄大使「それを食えば治る」

撫子「こ、これを・・・?」

晴人「あれは・・・ヘルヘイムの果実!」

タケル「え!?」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:36:34.82 ID:+GVVIqut0
晴人「あれを食ってもどっちにしろ化け物になっちまう・・・」

タケル「そんな・・・」

地獄大使(ククク・・・どっちにしろ怪物かすればこのガキの意識は消える)

地獄大使(俺は再び強靭な肉体を手に入れるのだ!)

地獄大使「さぁ!選べ!」

撫子「う、うう・・・」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:37:34.38 ID:+GVVIqut0
撫子「ごめんね、タケルお兄ちゃん・・・」

タケル「え?」

撫子「結局撫子は、お兄ちゃんに何もしてあげられなかった・・・」

撫子「ダメダメだな・・・ホントに」

タケル「そんなことないよ」

撫子「え?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:38:46.93 ID:+GVVIqut0
タケル「それでも撫子ちゃんは、俺の為に頑張ってくれた」

タケル「それが本当に嬉しかった」

タケル「そんな君に気付いてあげられなくてゴメン」

タケル「謝らなくちゃいけないのは俺の方だったんだ」

撫子「お兄ちゃん・・・」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:39:29.54 ID:+GVVIqut0
地獄大使「ククク・・・だがこの状況をどうすることもできまい?」

マコト「くっ・・・」

アラン「どうしようも・・・ないのか」

タケル「・・・まだだ」

晴人「ああ、希望を捨てちゃいけない」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:40:13.18 ID:+GVVIqut0
ジイイイイイイイ・・・・



??「ああ、あきらめるのはまだ早いぜ!」



??「ここからが、俺達のステージだ!!!」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:56:09.37 ID:+GVVIqut0
突然空中にチャックが開き、神々しい鎧を着た男が降りてきた

地獄大使「な、何だ!?」

アカリ「な、何あれ・・・」

御成「おお、輝いておられる・・・」

晴人「何だよ、結局来たのかよ、葛葉紘汰」

紘汰(始まりの男)「当然だ、仮面ライダーは全ての人間の自由を守る戦士の名だ、助けを求める声があれば、必ず助ける、だろ?」

晴人「覚えててくれたのか、あの言葉を」

紘汰(始まりの男)「ああ、それにあんたもこう言ってた、俺と一緒だって、『必ず助ける』そう答えた、だから俺はここに来たんだ、なぜなら俺は、仮面ライダー鎧武だからな!」

タケル「え・・・あの人が・・・鎧武?」

晴人「ああ、彼が仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰だ」

タケル「葛葉・・・紘汰・・・」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 02:58:44.76 ID:+GVVIqut0
紘汰(始まりの男)「ハッ!」カッ

地獄大使「うわっ!」

撫子「キャッ!」

紘汰が手をかざすと光が放たれ、地獄大使と撫子ちゃんを分離させた

タケル「すごい・・・」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:03:38.87 ID:+GVVIqut0
紘汰(始まりの男)「久しぶりだな、ゴースト、あの時は素顔見せられなくてゴメンな」

タケル「あ、いえ・・・」

地獄大使「おのれ・・・だがこっちには人質が・・・」

ショッカー戦闘員「・・・(気絶)」

地獄大使「ど、どういうことだ!?」

紘汰(始まりの男)「こいつらなら俺が降りた瞬間に気絶したぞ?」

地獄大使「なにぃ――――――――――――――!?」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:04:49.45 ID:+GVVIqut0
カノン「お兄ちゃーん!」

マコト「カノン!貴様・・・覚悟しろよ?」

アラン「せっかくのたこ焼きパーティも先延ばしになってしまったしな」

晴人「さて、反撃開始といくか」

タケル「はい!」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:06:51.76 ID:+GVVIqut0
紘汰(始まりの男)「よっしゃ!気合い入れて行くぜ!

フルーツバスケットォ!

ギロットミロー!

スタンバーイ!

シャバドゥビタッチヘンシーン!

ガッチリミーナ!コッチニキナー!

全員「変身!!!!!」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:07:38.58 ID:+GVVIqut0
ロックオープン!極アームズ!大・大・大・大・大将軍!!!

カイガン!ディープスペクター! ゲットゴー!覚悟!ギ・ザ・ギ・ザ!ゴースト!

テンガン!ネクロム!メガウルオウド!

インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー!ボージャバビュードゴーン!!!

カイガン!グレイトフル!剣豪発見巨匠に王様侍坊主にスナイパー!大変化〜!!!
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:09:00.95 ID:+GVVIqut0
仮面ライダー鎧武(極アームズ)「お前ら・・・」

ウィザード(インフィニティー)「絶対に・・・」

ネクロム・ディープスペクター・ゴースト(グレイトフル魂)「許さない!!!!!」

地獄大使「おのれ・・・怪人達よ!集合せよ!」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:11:49.41 ID:+GVVIqut0
コブラ男「・・・・・」

海蛇男「・・・・・」

カナリコブラ「・・・・・」

マシンガンスネーク「・・・・・」

メドウサ「・・・・・」

ヘビ獣人「・・・・・」

ヘビ女「・・・・・」

コブラ型ロイミュード達「・・・・・」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:14:31.75 ID:+GVVIqut0
ゴースト「ゾロゾロと・・・英雄の皆さん!お願いします!」ラッシャイ!

英雄ゴースト達「任せろ!」

鎧武「おお・・・体から人が大量に出るとかすげぇな」

ウィザード「お前も人の事言えねぇだろ・・・」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:17:09.75 ID:+GVVIqut0
地獄大使「おのれ・・・ならば!」ムシャ

ゴースト「あ・・・」

奴は手に取ったヘルヘイムの果実を食べた

地獄大使「う、うう・・・うおおおおおおお!!!」

カッ






スーパーガラガランダ「待たせたな・・・」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:18:27.52 ID:+GVVIqut0
奴は凶悪そうなヘビの怪物に姿を変えた

ゴースト「だけど俺達は決して負けない!命!燃やすぜ!」

スペクター・ネクロム「ああ!」

ウィザード「さぁ、ショータイムだ!」

鎧武「輪切りにしてやるぜ!」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:19:33.89 ID:+GVVIqut0
ウィザード「あの子は俺に任せろ」

撫子「え・・・?」

ウィザード「安心しろ、俺が最後の希望になってやる」スチャ

撫子「あ・・・」

エンゲージ!プリーズ!

撫子「うう・・・左手薬指に・・・」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:20:26.36 ID:+GVVIqut0
鎧武「みんな!受け取れ!」ガシャンガシャンガシャン

マンゴーパニッシャー!キウイ撃翌輪!ソニックアロー!

すると突然武器が出現し、俺達の手に渡った

ゴースト「ハアッ!」バシュッ

スペクター「オラァ!」ドカッ

ネクロム「せいっ!」ズバン!
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:21:40.82 ID:+GVVIqut0
アカリ「ちょ、ちょっとおおおおお!!!」

御成「拙僧達にも武器をおおおおお!!!」

鎧武「ええ・・・しゃーねーな、無茶すんなよ!」ガシャンガシャンガシャン

ブドウ龍砲!メロンディフェンダー!ドリノコ!
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:22:47.48 ID:+GVVIqut0
アカリ「えい!」バキュン!

カノン「この盾の後ろに隠れてればいいのかな・・・」

御成「さぁ!行くわよぉ〜!!!」

御成「ハッ!なぜかこの武器を持つとこのような口調に!?」

鎧武(シャルモンのおっさんの呪いでもかかってんのかな・・・)




〜シャルモン〜

凰蓮「ぶえっくしょーい!!!」

城之内「風邪ですか?」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:24:31.71 ID:+GVVIqut0
〜撫子のアンダーワールド〜

ウロボロス「シャアアアアアア!!!」

ウィザード「悪いけど一気に決めさせてもらうぜ!」

ハイターッチ!シャイニングストライク!

ウィザード「セヤアアアアアアア!!!」

ズバアアアアアアアアン!!!

ウロボロス「ギャアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

ウィザード「ふぃ〜」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:25:26.30 ID:+GVVIqut0
スペクター「行くぞアラン!」ガコン

ダイカイガン!ディープスペクター!オメガドライブ!!!

ネクロム「ああ!」ポチッ

ダイテンガン!ネクロム!デストロイ!!!

スペクター・ネクロム「でやああああああああ!!!!!」

怪人達「ぎゃああああああ!!!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:27:21.65 ID:+GVVIqut0
ガラガランダ「オラオラオラ!!!」ブンブン

奴は両腕のムチを振り回して迫ってくる

ゴースト「くっ・・・」

鎧武「怯むな、一気に行くぞ!」ガシャンガシャン

火縄大橙DJ銃!無双セイバー!
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:30:26.33 ID:+GVVIqut0
一・・・十・・・百・・・千・・・万・・・億・・・兆!フルーツバスケットォ!!!

鎧武「セイハアアアアアア!!!!!」

ズバン!!!

ガラガランダ「ギャアア!!!」

鎧武の一閃で、ムチは切断された
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:31:52.63 ID:+GVVIqut0
鎧武「今だ!」

ゴースト「よし!皆行くぞ!」

英雄ゴースト達「おお!!!!!」

ゼンカイガン! 全員集合! オメガフォーメーション!!!

ゴースト達「うおりゃあああああああ!!!!!」

ズガガガガガガガガ!!!

ガラガランダ「ギャアアアアア!!!」

俺と英雄たちの跳び蹴りが全て奴に決まった
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:36:28.60 ID:+GVVIqut0
ガラガランダ「う、うう・・・」

ガラガランダ「ショッカーに・・・栄光あれええええええええ!!!!!」

バタッ

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ゴースト「ふぅ・・・」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:37:18.02 ID:+GVVIqut0
撫子「う、う〜ん・・・」

タケル「あ、撫子ちゃん、目が覚めたね」

撫子「撫子は・・・ってタケルお兄ちゃんにお姫様抱っこされてる!!?」

タケル「あ、ゴメン、嫌だった?」

撫子「ううん・・・」

撫子「もうちょっとこのまま・・・」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:39:29.10 ID:+GVVIqut0
御成「まさか本物の神様にお会いできるとは・・・感無量ですぞおおおおお!!!」ドゲザ

紘汰「ああいやいや、そんなにかしこまられても・・・」

アカリ「ってか、何か普通の服装になってるし・・・」

紘汰「これが地球での服装だからな」

カノン「お兄ちゃんもカッコよかったよ!」

マコト「そ、そうか///」

アラン「早くたこ焼き食べたい・・・」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:40:33.24 ID:+GVVIqut0
撫子「もう全部終わったの?」

タケル「ああ」

晴人「君の中のファントムも倒したしね」

撫子「よかった・・・あ、ああーっ!!!」

晴人「!?」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:43:40.77 ID:+GVVIqut0
撫子「撫子、この人に汚されちゃった・・・」

晴人「え!?」

撫子「左手薬指に指輪を・・・」

撫子「もうお嫁にいけないよぉ・・・」グスグス

タケル「ああもうまた面倒な事に・・・」

晴人「俺のせいかよ・・・仕方ないだろ?」

紘汰「まっ、あんたにはもうお嫁さんいるもんな〜」

晴人「おいおい・・・」

タケル「ハハハ・・・」

女の子って難しい、そう思わずにはいられない事件だった・・・
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 03:44:53.28 ID:+GVVIqut0
翼「天空寺君・・・」









??「にゃはは、そろそろ俺の出番かにゃ?」

〜第4章 おわり〜
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:36:36.13 ID:Ih1ual5s0
最終章 つばさキャット


俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも、俺の周りで不可思議現象がなくなることはない

前回も、かつて出会った撫子ちゃんという女の子を助けたばかりだ

まだ、この事件は続くのだろうか・・・
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:37:17.78 ID:Ih1ual5s0
今日は色々あって延期になってしまったたこ焼きパーティの準備をしている

マコト「タケル、このテーブルはこっちでいいのか」

タケル「うん、お願いね」

御成「タケル殿〜お客さんですぞー!!!」

タケル「あれ、誰だろ?」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:37:53.50 ID:Ih1ual5s0
御成に呼ばれて門まで行ってみると、そこには・・・

真宵「どーもー」

駿河「来たぞ!天空寺先輩!」

撫子「こ、こんにちは・・・」

タケル「君達・・・どうして・・・」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:38:57.29 ID:Ih1ual5s0
真宵「手伝いに来ました!」

撫子「タケルお兄ちゃんの役に立ちたくて・・・」

タケル「そっか、ありがとね」

駿河「戦場ヶ原先輩も文化祭の準備が終わってから来るそうだ」

タケル「なんか悪いな・・・」

戦場ヶ原さんは最近になって俺や羽川さんの手伝いをするようになった、これも借りを返す一環・・・だそうだ
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:40:17.22 ID:Ih1ual5s0
タケル「神原さん、あれから腕の調子はどう?」

駿河「ああ、バッチリだ!神様ってすごいんだな!」

真宵「私の事も皆さんだけに見えるようにしてくれましたしね」

撫子「うんうん・・・神様さまさまだよね・・・」

タケル「ハハハ・・・」


神様・・・ちょっと大盤振る舞いしすぎです
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:41:38.55 ID:Ih1ual5s0
タケル「じゃあ神原さんはマコト兄ちゃん達とテーブルとか運んでもらえる?」

駿河「ああ!任せておけ!」

タケル「撫子ちゃん達は台所でアランやカノンちゃん達の仕込みの手伝いを・・・」

撫子「うん、わかった」

真宵「物触れるかどうかわかりませんけど頑張ります!」

タケル「ああそう・・・」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:42:19.88 ID:Ih1ual5s0
タケル「さて、じゃあ俺も・・・」

アカリ「タケルー!」

タケル「あ、アカリどうしたの?」

アカリ「そういえば、あの子は呼んだの?」

タケル「あの子って?」

アカリ「ほら、翼ちゃんよ」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:44:04.52 ID:Ih1ual5s0
タケル「あ、そういえば忘れてたな・・・」

アカリ「やっぱり・・・」

タケル「今からでも大丈夫かな、とりあえず電話してみよう」ピッ

プルルルル・・・

タケル「出ないな・・・」

アカリ「何かあったのかしら?」

タケル「ちょっと探してくる!」

俺はすぐにバイクに乗り、寺を後にした
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/28(水) 04:44:47.40 ID:Ih1ual5s0
俺はバイクを走らせてる間、あの時の事を思い出していた

タケル「羽川さんか・・・」

タケル「あの時も大変だったなぁ・・・」

タケル「まさかまたあの時みたいに・・・」

そう、あれは俺がまだ死んでいた時の事・・・
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 02:07:59.34 ID:Nem0MIXp0
〜数か月前〜

翼「ここが大天空寺・・・天空寺君の家か・・・」

翼「すみませーん!」

タタタ・・・

御成「はいはいどちら様ですかな?」

翼「あ、このお寺の方ですか?」

御成「いかにも」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:02:40.69 ID:Nem0MIXp0
翼「私、天空寺タケル君のクラスメイトの羽川と申しますが、天空寺君はいますか?」

御成「た、タケル殿に御用ですかな?」

翼「はい、最近学校に来てないようなので・・・プリントを届けに来ました」

御成「え、えっと・・・タケル殿は体調が・・・」

タケル「どうしたの?」

翼「!」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:03:23.85 ID:Nem0MIXp0
翼「天空寺君!」

タケル「あ・・・えっと・・・」

翼「羽川だよ!同じクラスの!」

タケル「ああ、委員長の・・・何か用?」

翼「最近学校に来てないじゃない!何か病気なの?」

タケル「ハハハ・・・本当に病気だったらいいんだけどね・・・」
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:04:04.58 ID:Nem0MIXp0
翼「見た感じ健康そうなんだけど・・・」

タケル「今ちょっと厄介なことになってね」

翼「厄介?」

タケル「それは・・・」

御成「タケル殿、それ以上は・・・」

タケル「おっと、そうだった」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:04:41.49 ID:Nem0MIXp0
翼「ねぇ、何があったの?」

タケル「あ、いや何でもないよ?」

翼「言ってくれないと、先生にサボってるって言いつけちゃうよ?」

タケル「うう・・・」

翼「話してくれるよね?」

タケル「ハァ・・・仕方ないな」
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:05:10.74 ID:Nem0MIXp0
タケル「一応言っておくけど、誰にも言わないし驚かないでね」

翼「う、うん・・・」














タケル「実は俺、死んじゃったんだ」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:06:06.58 ID:Nem0MIXp0
翼「・・・は?」

タケル「驚くのも無理はない、でも本当に事なんだ」

翼「だ、だって目の前に・・・」

タケル「ちょっと見てて」

フッ

翼「消えた!?」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:06:49.75 ID:Nem0MIXp0
タケル「ね?」

翼「また出てきた・・・一体どうなってるの?」

タケル「だから言ったでしょ?死んでるって」

翼「一体どうしてこんな事に・・・」

タケル「その辺は長くなるから・・・まぁ色々あってね」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:07:27.02 ID:Nem0MIXp0
翼「つまり今は目に見える幽霊って事?」

タケル「まぁそうなるかな」

翼「つまり者にも触れないって事?」

タケル「いや、そんな事はないよ、ほら」

ムニュッ

俺は彼女に触れてみせた

翼「!?」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:08:02.62 ID:Nem0MIXp0
タケル「この通りちゃんと触れ・・・ん?」

この柔らかい感触は・・・」

翼「///」

タケル「あ・・・」

この後、彼女に一発もらったのは言うまでもない
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:08:53.79 ID:Nem0MIXp0
翼「本当に・・・死んでるんだね」

タケル「うん、だから生き返れるまで学校にはいけないんだ、ゴメンね」

翼「方法はわかってるの?」

タケル「まぁ一応ね、でもまだまだ謎が残されてるからこうして不可思議現象研究所なんてやってるんだ」

翼「不可思議現象・・・確かにここんとこ妙な事件が続いてるけど・・・」

翼「それを密かに解決しているヒーローがいるって噂も流れてる・・・」

翼(まさか、天空寺君が・・・)
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:09:45.44 ID:Nem0MIXp0
翼「ご両親は心配してないの?」

タケル「あ、ウチ両親いなくて・・・」

翼「そうなんだ・・・ゴメンね」

タケル「ううん、それでも皆がいるから寂しくないよ」

御成「タケル殿・・・」

翼「・・・・・」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:10:28.64 ID:Nem0MIXp0
アカリ「タケルー!御成ー!ちょっと手伝ってー!」

御成「おや、アカリ君が呼んでおりますぞ!」

タケル「うん、羽川さん、今日は心配して来てくれてありがとね!」

翼「あ、うん・・・」

タケル「それじゃ!」

タタタ・・・

翼「・・・・・」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:12:04.73 ID:Nem0MIXp0
〜帰り道〜

翼「天空寺君も家族が・・・」

翼「でも、あんなに笑顔だった・・・」

翼「ハァ・・・」




チャラ男「羨ましいのかい?」

翼「!?」ビクッ
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/29(木) 05:12:43.43 ID:Nem0MIXp0
翼「あ、あなた誰ですか・・・」

チャラ男「僕の事より、君は彼が羨ましいんだろう?」

チャラ男「家に他人しかいなくても、あんなに笑っていられる家族が」

翼「そ、そんな事・・・」

チャラ男「我慢しなくていいよ、そういうイライラは・・・」




チャリン・・・






カザリ「吐き出したほうがいいよ、君のためにも、僕のためにもね・・・」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/30(金) 05:18:33.92 ID:mVWdAvmq0
それから数日後、町では謎の通り魔事件が相次いでいた

御成「これはきっと不可思議現象に違いありませんぞ!」

タケル「どうして?」

アカリ「被害者が全員外傷もないのに倒れてたのよ、まるで生気を抜かれたみたいにね」

タケル「そうなんだ・・・」

御成「早速今夜からパトロールを行いましょう!」

タケル「え、今夜から?」
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