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文香「本は食べ物じゃありません!!」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 14:28:20.16 ID:jN12/8aA0
スタッフ「はい、オッケー!以上で撮影は終了となります!」
スタッフ「皆さん、お疲れ様でしたー!!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1498109299
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 14:34:01.65 ID:r3vOiw3Do
文学少女かな?
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga ]:2017/06/22(木) 14:52:36.21 ID:jN12/8aA0
カメラマン「いやー、お疲れ文香ちゃん。なかなかいい写真撮れたよー!」
文香「…お疲れ様です。…長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました」
カメラマン「いやいや、こちらこそ撮影しがいがあってとても楽しかっよ。文香ちゃんが被写体だといつまでも撮ってても飽きないねえ」
文香「…そんな…私なんか全然…」
カメラマン「またまた謙遜しちゃってー。じゃあ、我々はこれから会社に戻って写真のチェックがあるので次に会う機会があったらまたよろしくたのむよ!」
文香「…はい、お疲れ様でした」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:00:48.19 ID:jN12/8aA0
P「文香、お疲れ」
文香「あっ…お疲れ様です、プロデューサーさん…」
P「いい仕事ぶりだったな」
文香「…そうですね。…皆さんの仕事に対する誇り…写真に対する思いや情熱が、あのように形として表れてくるんですね。…本当に素晴らしい方達です」
P「…ん?いや、あの人達じゃくてお前のことなんだが…」
文香「えっ…私ですか?」
P「ああ。撮影時の表情にお前ね仕事に対する情熱が満ち溢れてたぞ。文香のおかげでとても良い写真が出来上がるだろうな」
文香「…そ、そんな…それはカメラマンさんやスタッフさんのお力によるものです。…私は何も…」
P「確かにそれが主な要因だが、あの人達の撮影に対する情熱を引き出したのは文香の魅力によるものだよ。お前の魅力がよりあの人達のポテンシャルを引き出したのだと俺は思っている」
文香「…私の…魅力?」
P「俺の目は間違っていなかった。お前は俺にとって自慢のアイドルだ」
文香「……ありがとうございます。…とても嬉しいです」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:13:45.58 ID:jN12/8aA0
スタッフ「プロデューサーさん、そろそろ始めますよー!」
P「…!はい、すぐに行きます!」
P「すまない文香、これから次回の撮影についてミーティングがあるから行ってくる」
文香「…お時間かかりそうですか?」
P「おそらく…約1時間くらいで終わると思うから少し待っててもらえるか?」
文香「…はい、わかりました」
P「…あ、なんなら近くを散歩してきてもいいぞ。何やらこの付近に本屋があるらしくて…」
文香「本屋!!」キュン
P「…」
文香「…あっ」
P「…」ニヤニヤ
文香「…う、うんっ!///」
文香「…少し興味はあります」
P「決まりだな。じゃ、終わりしだい連絡するからゆっくりしてこい」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:23:29.32 ID:jN12/8aA0
文香「…静かな町ですね。…とても心地よい雰囲気です」
文香「…このような町の本屋…さぞ落ち着いたお店なのでしょうね…」
文香「…あちらにあるのは喫茶店でしょうか?…どうやらお休みみたいですが…」
文香「…あっ…奥にもお店があるみたいですね」
文香「…!ここは…」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:30:06.11 ID:jN12/8aA0
文香「……古本屋、ひととせ」
文香(ここがプロデューサーさんが話してた本屋でしょうか…?どうやら古書店みたいですけど…)
文香(…少し覗いてみましょう)
文香「…」チラッ
「くー…くー…」
文香(…!…女の子がレジで寝ています。…店員さんでしょうか?)
「……はっ!?」
「…い、いけないいけない。店番中にうたた寝してしまうとは…」
文香(…どうやら店員さんみたいですね。…ふふっ、可愛らしいお方です)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:35:56.11 ID:jN12/8aA0
ぐぅー
文香(…!?)
「うっ…ひと眠りした影響かお腹が空きましたね…」
文香(あ、先ほどの音はあの方のお腹が鳴った音でしたか…)
「しかし夕飯までにはまだ時間が…」
「……こうなったら仕方ありませんね」スッ…
文香(…?何をするのつもりなのでしょう…)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:44:13.93 ID:jN12/8aA0
ガサガサ…
「よし、今日はこれにしましょう!」バッ!
文香(……本を手に取りました…)
文香(あ、そうか…。読書で気を紛らわすつもりなのですね…。なかなか効果的な方法だと思います…)
文香(確かに物語の中に入り込んでしまうと現実の事が疎かになりますからね…。私も食事を取らずに本に集中しすぎてプロデューサーさんによく叱られてますし…)
文香(一体どのような本をご覧に…)
「…」ムシャムシャ…
文香「」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:47:55.40 ID:jN12/8aA0
「んー…なかなかマイルドです」
文香「なっ…なっ…」
バンッ
文香「本は食べ物じゃありません!!」
くいな「!?」
文香「はぁ…はぁ…」
文香「……はっ!」
くいな「…い、いらっしゃいませー」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 15:56:24.87 ID:jN12/8aA0
というわけで「デレマス」×「ひなこのーと」クロスSSです。
登場キャラは文香(とP)とひなこのーと主要メンバー5人を出す予定です。
時間が空いた時にちまちま書いていきます。
誤字脱字、キャラの違和感等あるかもしれませんが遅筆なりに頑張るのでよろしくお願いします。
とりあえず一度休憩に入ります。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 17:11:14.68 ID:NYY5s/yg0
期待
一瞬文学少女かと思った
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 17:36:51.33 ID:2WPMgQ9RO
文学少女じゃなかったけど期待
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/22(木) 20:32:39.08 ID:jN12/8aA0
再開します。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 20:43:36.89 ID:jN12/8aA0
文香「…す、すみません。…いきなり怒鳴るように入ってしまい…」
くいな「いえ…こちらこそお見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありません。ははは…」
文香「…」シーン
くいな「…」シーン
文香「……あの」
くいな「は、はい!なんでしょうか!?」ビクッ
文香「…ここは…本屋でよろしかったでしょうか?」
くいな「あ、はい。主に古本を取り扱っています」
文香「…」ハァ…
文香(店の中に古書の香りが立ち込めてます…。なんとも心地よいですね…)
文香「…いいお店だと思います」
くいな「…!ありがとうございます!」
文香「…少し手に取ってもよろしいでしょうか?」
くいな「どうぞ、好きなだけ読んでいって下さい」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 20:49:50.76 ID:jN12/8aA0
文香「…」スッ
文香「…」ペラッ…
くいな「…」ムシャムシャ…
文香「…」スッ
文香「…」ペラッ…
くいな「…」ムシャムシャ…
文香「…」スッ
文香「…」ペラッ…
くいな「…」ムシャムシャ…
文香「…」
文香「…あの」
くいな「はい、何か気になる物でも?」
文香「…先ほどからその…本を食されているのは、何なのでしょうか?」
くいな「えっ、これですか?」
文香「…」コクッ
くいな「これは…」
くいな「食事です!!」
文香「…食事」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 20:54:45.46 ID:jN12/8aA0
文香「……すみません、そちらの本を見せてもらってもよろしいですか?」
くいな「えっ、私が持ってる本をですか?」
文香「…はい」
くいな「食べかけですけどよろしいんですか!?」
文香「…知ってます」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 20:58:37.07 ID:jN12/8aA0
文香「………」ペラッ…
文香(この店の本…何か特殊な素材で出来ているのかと思い何冊か手に取りましたが、いたって普通の本でした…)
文香(そしてこのかじられた本…この本にも特に目立った所はありません…。つまりこれは…!)
文香「……店員さんは手品師か何かでしょうか?」
くいな「いえ、普通の女子高生ですけど…」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:04:09.64 ID:jN12/8aA0
文香「えっ…!…じゃあ本当に本を食べてらしたのですか?」
くいな「はい、大変美味でした」
文香(味があるのですか…?)
文香「…な、なぜそのような事を?」
くいな「そうですね…。お腹が空いていたのもありますが…」
くいな「この本がとても良い作品だからです!」
文香(全然分かりません…)
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:11:57.24 ID:jN12/8aA0
くいな「実は私、昔から本を読むのが大好きで、本を読んでいると夢中になってしまい…」
くいな「その内に段々と本が自分の子供みたいに思えてきちゃって、可愛くて目が離せなくなるといいますか…」
文香(本が可愛い…。少し、分かる気がします…)
くいな「もう本当に食べてしまうくらい可愛く思ってしまって…」
文香(でもその気持ちは全く分かりません…)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:15:51.57 ID:jN12/8aA0
文香「…つまりあれは、本の愛おしさ故におこなった愛情表現だったと…」
くいな「はい…お恥ずかしながら…///」
文香(そのような感情表現をする方がおられるとは…。世界はまだまだ広いようです…)
文香(ですが…)
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:28:26.61 ID:jN12/8aA0
文香「…あの…個人の感情表現の仕方なのであまり口に出すべき事では無いのですが、言わせていただきます」
くいな「?」
文香「…本は本来食べる物ではありません。…食べた紙の成分で体に影響を及ぼしますし、健康を損なう可能性が大いにあります。…はっきり言ってお勧めはできません」ゴゴゴゴ…
くいな「うっ…」
文香「…それに、本を書いた作者もこのような用途で扱われる為に本を書いたのではありません。…自分の作品を読んで人を楽しませたい、人を笑顔にしたいという思いで作品を作ったはずです。…店員さんの行為は、こういった作者の気持ちを踏みにじることになります。…本が好きな者として、このような行為には怒りを覚えざるをえません」ゴゴゴゴ…
くいな「お、仰る通りです…。でも私…こればかりは自分でもどうにもできなくて…」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:34:32.92 ID:jN12/8aA0
文香「……ですが、店員さんの気持ちを無視することもできません」
くいな「!」
文香「…店員さんの『本が好き』、『本が大切』という思いがあのような形で表れるのなら、それを無理に抑圧する事は良くありません。…感情を抑えつける事で店員さんが本を楽しく読めなくなるかもしれません。…そうなってしまっては、同じ本が好きな者として、とても悲しいですから…」
くいな「お、お姉さん…」
文香「…ですので、今度本を食べくなってしまったら…」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:40:00.92 ID:jN12/8aA0
文香「…その本の作者に直接お許しを得てから召し上がるようにしましょう。…あと、本を食べ終えたあとは病院に行き精密な検査を受けて次回の食事に向けての健康管理を…」
くいな「あの、私が食べてるの主に古本なので作者基本亡くなってます」
文香「へっ…?……あっ!」
くいな「いやー、お姉さん最初すごく清楚で高嶺の花のような御方だと思っていましたが…」
くいな「話してみるとすごく面白い方ですね」
文香「おもっ!?///」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:55:25.11 ID:jN12/8aA0
くいな「分かりました。古本は無理ですけど新しい本で食べたい物があったら作者さんに許可を貰いますね」
文香「…さ、先ほどの発言は忘れて下さい!…お願いします」
ッ
ひな子「くーちゃん、ただいまー」
くいな「あっ、ひなちゃん。おかえりなさいです」
文香「…ひなちゃん?」
ひな子「ひ、ひゃいっ!?お、お客様ぁーっ!?」
文香「!?」
くいな「あっ、ひなちゃんがかかしに!」
くいな「大丈夫ですよーひなちゃん。このお姉さんは怖くないですよー」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 21:57:47.06 ID:jN12/8aA0
↑
すみません。
投稿ミスです。
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/22(木) 22:01:21.11 ID:jN12/8aA0
くいな「分かりました。古本は無理ですけど新しい本で食べたい物があったら作者さんに許可を貰いますね」
文香「…さ、先ほどの発言は忘れて下さい!…お願いします!」
ガチャ
ひな子「くーちゃん、ただいまー」
くいな「あっ、ひなちゃん。おかえりなさいです」
文香「…ひなちゃん?」
ひな子「ひ、ひゃいっ!?お、お客様ぁーっ!?」ピキーン!
文香「!?」
くいな「あっ、ひなちゃんが緊張でかかしに!」
くいな「大丈夫ですよーひなちゃん。このお姉さんは怖くないですよー」
ひな子「あっ……いっ…いらっ…いらっひゃ…」←(いらっしゃいませと言おうとしている)
チュン チュン
鳥太郎(ひな子、落ち着け!)
文香(あっ…小鳥が集まってきました…)
28 :
再投稿
[sage saga]:2017/06/22(木) 22:02:32.30 ID:jN12/8aA0
くいな「分かりました。古本は無理ですけど新しい本で食べたい物があったら作者さんに許可を貰いますね」
文香「…さ、先ほどの発言は忘れて下さい!…お願いします!」
ガチャ
ひな子「くーちゃん、ただいまー」
くいな「あっ、ひなちゃん。おかえりなさいです」
文香「…ひなちゃん?」
ひな子「ひ、ひゃいっ!?お、お客様ぁーっ!?」ピキーン!
文香「!?」
くいな「あっ、ひなちゃんが緊張でかかしに!」
くいな「大丈夫ですよーひなちゃん。このお姉さんは怖くないですよー」
ひな子「あっ……いっ…いらっ…いらっひゃ…」←(いらっしゃいませと言おうとしている)
チュン チュン
鳥太郎(ひな子、落ち着け!)
文香(あっ…小鳥が集まってきました…)
29 :
再投稿
[sage saga]:2017/06/22(木) 22:11:15.55 ID:jN12/8aA0
ひな子「ひゃっ、ひゃじめまひて…!しゃくらぎ(桜木)、ひっ、ひな子でしゅ!」
くいな「すみません、ひなちゃんすごく人見知りなもので…」
文香「…いえ、お気になさらず」
くいな「ほーらひなちゃん。優しいお姉さんでしょ」
ひな子「ふえぇ…」(弱パニック状態)
文香(……なぜでしょう?あの方からは親近感のようなものを感じます…)
文香(…私も昔、人見知りだったからでしょうか?)
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