他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
海未「なんだかお腹が空いてきました……」
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:03:42.22 ID:Q3SI3x0R0
【はじめに】
このスレに投稿するSSは、作品番号1〜10までそれぞれ違う作者さんのSSです。
一つ一つで完結だと思って読み進めてください。
それでは↓
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1497895421
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:05:12.94 ID:Q3SI3x0R0
1
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:06:28.13 ID:Q3SI3x0R0
海未「今日は両親も外出していませんし…かといって自分で作るのも面倒ですね…」
海未「せっかくですし何か食べに行きましょう…」
海未「といっても何を食べましょうか…ん?」
凛「にゃあ…」グデー
海未「…凛?」
凛「あっ、海未ちゃん…」
海未「どうしたんですかこの世の終わりみたいな表情して」
凛「そんな顔してた…?」
海未「えぇ、とっても」
凛「そっかぁ…」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:07:05.42 ID:Q3SI3x0R0
凛「凛ね…最後にラーメン食べてからもう1ヶ月経つの」
海未「それでそんなやつれた顔してたんですか…」
凛「このままだと凛は干からびてしまうにゃ…」
海未「まあ最近確かに忙しかったですしね」
海未「…よかったら一緒に食べに行きます?」
凛「えっ、ほんと!?」ガバッ
海未「ちょうどわたしも何か食べに行こうとしてたところですし」
凛「やったぁ〜!いこいこ!」
海未「急に元気になりましたね…」クスッ
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:07:55.15 ID:Q3SI3x0R0
………
凛「それにしても珍しいね、海未ちゃんが外食なんて」
海未「そうですか?今日は両親もいませんし、たまにはと思って…」
凛「海未ちゃんっておうちでご飯食べてるイメージあるにゃ」
海未「まあそうですね、あまり外食はしないかもしれないです」
凛「じゃあ今日はその数少ない外食を凛と食べに行くってことだね!」
海未「ふふっ、そうですね」
海未「いつもは花陽とかと行ってるんですか?」
凛「うん、最近は真姫ちゃんとも行くことが多いかな」
海未「真姫もですか…」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:08:46.87 ID:Q3SI3x0R0
凛「なんだかんだ言って真姫ちゃんは付き合ってくれるから好きにゃ」
海未「きっと真姫も楽しんでると思いますよ」
凛「だよね〜、クールぶってるけどニヤケてるの隠しきれてないもん」
海未「なんだか今日の凛もいつもより楽しそうですね」
凛「そうかな?やっぱり海未ちゃんと一緒にラーメンに食べに行くからかも」
凛「ラーメンそれ自体も美味しいけど、誰かと食べるともっと美味しいにゃ!」
海未「そうですね、わたしもそう思います」
海未「食事で楽しむのは食べることそのものだけでもないですしね…」
凛「お話ししてたらもっとお腹すいてきたにゃ!」
凛「早くいこ!海未ちゃん!」グイッ
海未「もう…そんな急いでもラーメンは逃げませんよ」クスッ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:09:39.66 ID:Q3SI3x0R0
2
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:10:28.00 ID:Q3SI3x0R0
少し前のこと。
海未「…ふあぁ〜」
海未(眠いです…)
海未(部室に私だけ早く着いてしまったのですが、ちょっとだけ仮眠を取りましょうか)
―――――
ことり「こんにちは〜」
穂乃果「あれ、誰もいないの?」
海未(少し悪い気もしますが、寝させてください…)
穂乃果「あ、海未ちゃん!寝てるのかな?」
ことり「しぃ〜っ!穂乃果ちゃん、起こしちゃダメだよっ」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:11:57.49 ID:Q3SI3x0R0
穂乃果「そうだね、でもこれどうしよっか?」
ことり「う〜ん…とりあえず海未ちゃんが起きてからにしようよ」
海未(何のことでしょう…?)
穂乃果「せっかくだから最初は海未ちゃんがよかったんだけどなぁ〜」
ことり「でも、時間もあるからねぇ」
穂乃果「みんなの反応も聞かないとだからね、仕方ないか」
穂乃果「うちの新作、『プレミアムほむまん』」
海未(……それは本当ですか!?)
(タイトルへ)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:12:50.79 ID:Q3SI3x0R0
海未(いえ、しかしここで起きては…きっと笑われてしまいます)
海未(タイミングを見計らって、いい感じに…)
穂乃果「ことりちゃん、先に食べる?」
ことり「えっ、でもみんなが来てからの方がいいかなぁ」
穂乃果「そっか…」
穂乃果「海未ちゃん、うちの新作食べる?」ササヤキ
海未(どうしましょうか…ここはもう一度言われるまで待ちましょう)
ことり「海未ちゃん、すっかり眠ってるみたいだね」
穂乃果「みんなもまだ来ないし、先に食べようよ〜」
ことり「穂乃果ちゃんが言うなら…」
穂乃果「じゃあさっそく…って、この箱3個入りって書いてある!」
ことり「みんなで分ける?」
穂乃果「それじゃダメだよ!こういうのは1個で完成品だから」
ことり「そうだね、なら今日は3人だけかな」
海未(この話からすると、とても大きいほむまんがすぐそこに…)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:13:55.53 ID:Q3SI3x0R0
ことほの「「いただきま〜す」」
穂乃果「おぉ、これは…」
ことり「プレミアム…!」
ことり「あれ、もしかして穂乃果ちゃんも初めて?」
穂乃果「うん、実はそうなんだ」
海未(その反応、気になります…!)
穂乃果「このボリューム…これは人気間違いなしだねっ!」
海未(さて、ことりならそろそろ声をかけるはず…)
ことり「海未ちゃん、まだ眠ってるのかな?」スタスタ
穂乃果「海未ちゃんもたまにはゆっくり休みたいだろうから、今はそっとしておこうよ」
海未(なっ…!穂乃果、今はその優しさが嬉しいのに悲しいです…!)
花陽「遅れてすみませんっ!」
ことり「あ、花陽ちゃん!」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:15:05.21 ID:Q3SI3x0R0
花陽「あれ?まだみんなはいないの?」
穂乃果「うん、ところで花陽ちゃん、お腹空いてない?」
ことり「穂乃果ちゃんのうちの新作があるんだけど…」
花陽「もしかして、食べていいの?」
穂乃果「はい、どうぞ!」
花陽「それでは、いただきま〜…」
海未(あぁ、花陽ぉ……」
花陽「…すっ!」パクッ
ことり「海未ちゃん、起きちゃった?」
花陽「もぐもぐ…美味しいです〜!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:16:01.09 ID:Q3SI3x0R0
穂乃果「海未ちゃん残念だったね、新作食べられなくて」
海未「いいのです、プレミアムほむまんはまたの機会にします…」
花陽「えっ、もしかして花陽、何か悪いことを…?」
ことり「花陽ちゃんは悪くないよ!でも海未ちゃん、どうしてその名前を…?」
穂乃果「ひょっとして起きてたの?」
海未「そ、それは…」
海未(ああ、これぞまさに『児のそら寝』ですね)
今回の教訓はチャンスの前髪をつかむ…離さない…でしょうか?
これは使えます!
こうして『No brand girls』が生まれることとなるのだが、それはまた別のお話。
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:17:29.78 ID:Q3SI3x0R0
3
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:18:04.38 ID:Q3SI3x0R0
ザーザー
海未「うみゅーん……」
海未「すごい雨ですね……遠足の前の日に、穂乃果とことりと、てるてる坊主を量産しましたっけ」
海未「むぅ」グー
海未「何か食べるものありましたかね」ゴソゴソ
海未「マ〇ーがありますが、今は和食の気分なんですよね。和風パスタにするにしても野菜類がないので諦めましょう」
海未「冷蔵庫には牛乳とドレッシングと梅干しと……あんこ?穂むらからいただいたのでしょうか。この組み合わせで出来そうなものは……ないですね」
海未「野菜室にプチトマトがあったので食べておきましょう」パクッ
海未「……すっぱいです」
海未「雨なので出かけるのも億劫です……突然リリホワ食事会になったり、ことりが手料理を持ってきてくれたら万事解決なのですが」
海未「ん……戸棚の奥にホットケーキミックスがありますね。お母様が買われたのでしょうか?珍しい」
海未「ってこれ賞味期限が明後日じゃないですか!」
海未「決めました。これを使いましょう」
海未「ホットケーキ……でもいいのですが、タマゴないんですよね。スマホでレシピを探してみましょう」
海未「意外とありますね。ガレット……ことりが好きそうです。メロンパンは穂乃果が喜びそうですね」
海未「あんぱん……?そういえばあんこがありましたね。卵も使わない。これにしましょう!」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:19:04.37 ID:Q3SI3x0R0
〜材料〜 (4個分)
ホットケーキミックス…200g
牛乳……100ml
サラダ油……大さじ1
こしあん……100g
炒りゴマ……適量
〜用意するもの〜
電子レンジ(オーブン機能つき)
天板
クッキングシート
ボウル
ゴムベラ
気合い
海未「まず初めに、ホットケーキミックスと牛乳とサラダ油をゴムベラでかき混ぜます」
海未「粉っぽさがなくなったら、パンの要領でこねていきます」
海未「うーん、水っぽくて全然まとまらないですね……牛乳と油はもう少し少なめでもよさそうです」
海未「こねた生地を八等分してまるめます。あんこも八等分して、オーブンを170℃で予熱しておきます」
海未「最近のオーブンは予熱機能がついていて便利です」
海未「そして生地であんこを包んでいきます」
海未「レシピはこしあんですが、今手元にあるのはつぶあんですね……まあなんとかなるでしょう」
海未「包んだら肉まんのようにキュッと閉じて、そこを下にして、クッキングペーパーをしいた天板に並べていきます」
海未「オーブンの予熱が終わるまで待って……ちょうど終わりましたね!オーブンアタックです!焼いちゃいますよ〜」ガタン
海未「ちなみに170℃で15分です」
海未「この間に洗い物をしますよ〜」ジャー
海未「我が家にも食洗機があればいいのですが。食洗機って本当に落ちるのでしょうか?人間がますます怠惰になっていくような気がします」
海未「それにしてもすごい雨ですね……庭の草木も喜んでいることでしょう」
海未「残り3分くらいで天板の向きを変えると、焼きむらが少なくなります」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:20:09.46 ID:Q3SI3x0R0
電子レンジ「2:55」
海未「」ジー
電子レンジ「2:32」
海未「」ウズウズ
電子レンジ「2:09」
海未「」カミノケクルクル
電子レンジ「1:58」
海未「あー!じれったい!はやく!はやくしなさい!」
海未「お腹すいたー!うみちゃんはお腹すいてるんだぞー!!!」チラ
電子レンジ「1:33」
海未「うみゅ……」
海未「瞑想しながら待ちましょう」
海未「」チラッ
電子レンジ「1:17」
海未「……」
タララ タララ タララララン
海未「!」
海未「できました!出しましょう!」パカッ
海未「ん、あまり焼き色がついていませんね……ホットケーキミックスを使ったからでしょうか?」
海未「でもいい匂いですね!出ておいで〜」ズズズ
海未「見た目は普通のパンですね……あっ」
海未「ゴマをのせわすれました」
海未「……」
海未「後からでも大丈夫でしょう」パラパラ
※本来いりごまは焼く前にのせるものです。
海未「余熱をとります。予熱と発音が同じなのでややこしいですね。粗熱ともまた別ですし」
海未「いいかんじにさめましたね!それでは……」
海未「あんぱんアタックです!」パクッ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:21:14.50 ID:Q3SI3x0R0
http://imgur.com/9b0V5NQ
海未「」モグモグ
海未「……?」
海未「うーん……美味しいことは美味しいですが、味はホットケーキですね」
海未「なんとなく自分で作ったのでものすごく美味しくいただけそうな気がしたのですが」
海未「例えるならば、手塩にかけて育てた息子がキモオタニートになってしまったような」
海未「あんこは普通に美味しいです」
海未「これは……」
海未「うん……」
海未「代用メニューってあまりいいもんじゃないですね」
海未「また一つ学びました」
海未「まあ、空腹は満たすことが出来たのでよしとしましょう」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 03:22:34.83 ID:Q3SI3x0R0
海未「ふぅ……」ガラケースッ
海未「L〇NEがきていますね、どれどれ」
ことり(・8・)『海未ちゃん、肉じゃが作りすぎちゃったし、ことりの家にお昼ご飯食べにこない?』
海未「……」
リリホワ(3)
希『焼肉行く人ー!』
凛『行きたいけど、、、金欠にゃ(´+ω+`)』
希『3人食べ放題無料券あるで』
凛『行くー!!!』
凛『海未ちゃんはー?』
希『おーい』
凛『見てないね』
希『せやね、海未ちゃんに悪いし今度にしよか』
凛『そうだね』
希がスタンプを送信しました
凛がスタンプを送信しました
海未「……」
海未「ははっ。タイミングって大切ですね……」
海未「思い込みに囚われてその他の選択肢を見いだせない。よくあることですよね」
海未「結果としてあまり美味しくないあんぱんが残り3つ。悲しいなぁ」
海未「うみゅーん……」
※作者が参考にしたメニューは10年くらい前の料理本で、実際にネット上にあるメニューとは関係ありません。
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/20(火) 03:23:27.83 ID:Q3SI3x0R0
4
39.38 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)