【FGOちょい安価】崩壊した人理を修復する旅

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71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 20:35:24.75 ID:u4Ovzh1jo
>>70
どちらかといえば天敵はギャグ時空な気もする(突然ボッシュートされる的な意味で)
72 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/23(金) 22:06:04.67 ID:Kso5I1/I0
流石に死因がギャグ時空っていうのはねぇ(
はい、今日はセイバーオルタを下して特異点Fをクリア出来るのか!
本投下は、フェルドウスィーの提供でお送りします。



来る!

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 」

「宝具、展開します!」

「約束されし勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)!」

セイバーが放った膨大な魔力が俺たちを襲う。
全員がマシュの後ろに回り、マシュがそれを宝具で受け止める。
数秒の後、魔力が収まると、マシュが膝を着いた。
どうやら、今ので一度魔力を使い切ったらしい……立香の魔力を供給しないと、再度の宝具展開は無理だろうな。

「……ぐだ子、アレ、止められるか?」

「…………うん、一発だけなら行けるよ。
ただし、その前後は他の援護も令呪も切れない……ライダー、行ける?」

「任せろ、英雄ロスタムは伊達じゃねぇ。」

「うん……それじゃあ前衛はよろしく!」

「おう!」

ぐだ子の合図でセイバーに向かって飛び出す。
流石に宝具をぶっぱなした直後じゃ、もう一発なんて器用な真似は出来ねぇだろ!
剣を使おうとして、やめる。
流石に俺の剣じゃ、聖剣とやらとどれだけ打ち合えるかわかったもんじゃねぇ。
だったら最初から拳一本だ!

「何……!」

一気に懐まで飛び込んで拳を振るうが、剣の腹で受けられる。
なるほど、直感か、それとも見えていたのか。
まぁ両方だろうが、それでも攻め手はこちらが上だ!
73 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/23(金) 22:27:38.15 ID:Kso5I1/I0
殴る!殴る!殴る!殴る!
相手と同等以上の筋力耐久敏捷に任せて、ひたすらに攻め立てる。
セイバーは剣で受けたり拳を躱したりとしているが、三回殴れば一発は当たる状態だ。
更に、俺が隙を見せてやれば切り込んできて、その隙をメディアが攻撃魔術で狙う。
即席で事前確認も無い割には、相当よくやっているだろう。

「この……エクス…「オラァ!」チィ!」

魔力の充填が終わり、再び宝具を放とうとしたところを、腕を殴り飛ばす事によって軌道を逸らし、狙いを付けさせない。
直感スキルでも持ってるのだろう、当たらない事がほぼ確定した瞬間には宝具に集中した魔力は拡散されている。

「この、大男がチョコマカと!」

「悔しかったら当てて見やがれ!」

今のところ、俺が優勢だが……悲しいかな宝具も使えない俺には決定力が圧倒的に足りない。
メディアも攻撃魔術は苦手なようで、威力と言う点では不足している。
拳が当たる度に大きい手応えは感じている分、龍殺しのスキルは間違いなく発動してるんだが……向こうもそれなり以上の耐久はあるようだ。
74 : ◆abNixJDlCk [sage saga]:2017/06/23(金) 22:53:26.09 ID:Kso5I1/I0
「………っ!卑王鉄槌(ヴォーティガーン)!」

来た!
痺れを切らしたセイバーが、宝具の力の一部を解放して剣を振るう。
大きな魔力の込められた最初の切り上げを大きく回避することでそのまま距離を取る。

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 」

「ここ……ガンド!」

ぐだ子の放った呪いの塊 フィンの一撃がセイバーの剣を捉える。
呪いは剣に潜り込み、宝具として放つはずだった魔力が機能不全を起こし。
平たく言えば、宝具が暴発した。

「っぐあ!?」

予期しなかった宝具の暴発。
それは、こちらのアタッカーの一人が確実に宝具を当てるだけの時間を稼ぐには十分だった。

「我が魔術は炎の檻、茨の如き緑の巨人。因果応報、人事の厄を清める社───
倒壊するは 『灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)』!」

キャスターの召喚した炎の巨人が、その拳を振るう。
宝具の暴発により怯んでいるセイバーに、それを避ける手段は無く………
巨大な拳を叩きつけられ、辺りに砂煙が舞った。
75 : ◆abNixJDlCk [sage saga]:2017/06/23(金) 23:54:22.56 ID:Kso5I1/I0
砂煙が収まり、そこにセイバーは立っていた。
しかし、全身はボロボロで、鎧はあちこちがひしゃげ、明らかに致命傷を負っている。
英霊の座に帰るのも時間の問題だろう。

「―――フ。知らず、私も力が緩んでいたらしい。最後の最後で、宝具の暴発などで手を止めるとはな。
聖杯を守り通す気でいたが……結局、どう運命が変わろうと、私一人では同じ末路を迎えるということか。」

「あ?どういう意味だそりゃあ。テメエ、何を知っていやがる?」

セイバーの言葉に、キャスターが反応する。

「いずれ貴方も知る、アイルランドの光の御子よ。
グランドオーダー―――聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだという事をな。」

「オイ待て、それはどういう……おぉお!? やべぇ、ここで強制帰還かよ!?
チッ、納得いかねえが仕方ねえ。ボウズ、嬢ちゃん、あとは任せたぜ!
次があるんなら、そん時はランサーとして喚んでくれ!」

そう言ってセイバーとキャスターは光の粒子となって姿を消し……いや、キャスターはギリギリで杖を立香に投げ渡した。
あの杖は、改造すれば礼装にもなるだろうし、召喚の触媒にも使えるだろうな。

「セイバー、キャスター、共に消滅を確認しました。……私達の勝利、なのでしょうか?」

『あぁ、よくやってくれたマシュ、立香君、ぐだ子ちゃん!』

終わり………か、本当にそうか?
さっきから立香の表情が険しい……まるで、今から何か悪いことがが起こることがわかっているような感じだ。

「ひとまず、聖杯を回収しましょう―――な!?」

「いや、まさか君たちがここまでやるとはね。計画の想定外にして、私の寛容さの許容外だ。」

マシュが聖杯を回収しようとした瞬間、男の声が響いた。
76 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/23(金) 23:56:20.43 ID:Kso5I1/I0
特異点Fのクライマックス直前ですが、本日の投下を終了します。
これなら明日にはカルデアに帰還できそうですね。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 23:58:18.28 ID:eejHlCye0
乙。メディアがいて聖杯があるものの、所長の運命や如何に
78 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/24(土) 22:01:49.96 ID:4Vw7a5n30
今日は休日ですが、なんか一日ずっと寝てました。
それえは本日の投下を始めます。



「48人目のマスター適正者、ろくに魔力回路を持たない魔術師。 まず見込みは無いだろうと、善意で見逃してあげた私の失態だよ。
あぁいや、その魔術師はただの幸運で生き残ったのだったか?」

「レフ教授!?」

現れたのは、緑色の服を身にまとった胡散臭い男だ。
マシュが驚き叫んだと言うことは、知り合いなのだろうか。
まぁ、このタイミングでこの言い草だ、間違いなく黒幕か、黒幕側の人間だろう。

『レフ―――!? レフ教授だって!?彼がそこに居るのか!?』

「うん? その声はロマニ君かな? 君も生き残ってしまったのか。
すぐに管制室に来て欲しいと言ったんだがね。 私の指示を聞かなかったんだね。まったく―――
どいつもこいつも統率のとれていないクズばかりで、吐き気が止まらないな。
人間というものはどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」

あぁ、確信した。 コイツとは相容れる事はねぇ。
コイツは人間じゃねぇ、化物の類……英雄が討ち果たすべき敵だ。

「ぐだ子、下がってろよ。」

「レフ……ああ、レフ、レフ、生きていたのねレフ!
良かった、あなたがいなくなったら私、どうやってカルデアを守ればいいか分からなかった!」

「所長……! いけません、その男は……!」

「メディア、所長を魔術で拘束してくれ!」

「はい!」

立香の指示で、メディアが魔術を行使する。
レフとやらに駆け寄るオルガマリーの足元から植物の蔦が飛び出し、オルガマリーの四肢に絡みつく。

「よし、こっからが正念場……! あの男を、フラウロスを撃退する!」

立香の声により、戦闘が開始された。
79 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/24(土) 22:21:25.24 ID:4Vw7a5n30
「俺とぐだ子は所長の傍に、マシュは所長の前に立って攻撃を防いでくれ!
ライダーは前衛、メディアはその援護だ!」

マスター以外からの命令ではあるが、今のこの状況、無視をする理由はない。
素直に従う事にするか。
俺はラクシュに飛び乗り、そのままレフに向かって駆け出す。
ラクシュの足はそこらの馬とは比べ物になるものではなく、瞬く間にレフの目の前に到着、そのままはね飛ばす。

「っぐぅ!」

ラクシュの突進の直撃を受けたレフが、空中で体勢を立て直し、そのまま宙に浮かぶ。

「ふむ、多勢に無勢とまでは言わないが……大した準備も無しに英雄とぶつかり合うのは愚行か。
ならばこうするとしよう……聖杯よ!」

レフが叫ぶと、空間が割れ、そこから赤い球体が覗く。

「な……なによあれ。 カルデアスが真っ赤になってる……?
嘘、よね? あれ、ただの虚像でしょう、レフ?」

「本物だよ。君のために時空を繋げてあげたんだ。」

「っ……体が、宙に―――何かに引っ張られて……!」

メディアの拘束魔術が力尽くで破られ、オルガマリーの体が宙に浮く。
立香が、マシュが、ぐだ子が、オルガマリーの体を捕まえようとするが、その手は届かなかった。

「しまっ……! ライダー!所長を捕まえてくれ! カルデアスに触れさせちゃだめだ!」

何故かはわからないし、聞かない。 ただそれが立香がオルガマリーを助けるために必死になっているのはわかる。
俺はラクシュに命令し、その場から飛び上がり、オルガマリーの体を……紙一重で掴めず。
そこから更にラクシュの背で踏み切って、オルガマリーの体を捕らえる。
80 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/24(土) 23:01:33.10 ID:4Vw7a5n30
「捕らえ………くそっ!」

捕らえたは良いが、俺の体もカルデアスとやらに吸われ始めた。
オルガマリーを投げても無意味、しかしこのままだと二人共吸い込まれちまう。
吸われ続けて、ついにカルデアスと衝突する。
なんとか体勢を整えて、俺の足からぶつかったが………

「くそ……霊基が分解されやがる……!」

俺の足から光が立ち上り、少しずつ消滅していく。
いや、俺の足なら魔力さえあれば回復も出来るが、問題はオルガマリーだ。
サーヴァントの俺でさえこれだ、なら人間のコイツは?
少しずつ俺の足が分解され、ついにオルガマリーの体がカルデアスに接触する。
すると、俺とは比較にならない速さで体が分解されていった。

「い、いや、お願い、誰か助けて……! わた、私、こんな所で死にたくない!
だってまだ褒められてない……! 誰も、私を認めてくれていないじゃない!」

ったく……

「死なせやしねぇさ……メディア! ダメージは気にするな、全力の拘束を俺に掛けろ!」

俺の叫び声に、メディアが反応して拘束魔術を使用する。
それは先ほどオルガマリーに使った蔦の魔術ではあるが、蔦ではなく茨となっており、強度も格段に上昇している。

「ぐだ子、令呪を寄越せ、宝具を使う!」

「……っ!令呪をもって命ず、『所長を助けて!』」

これでラスト……!

「真名開放……!
駆け抜けろ、踏みつぶせ、引き倒せ、食いちぎれ!
汝は英雄、ロスタムの愛馬!
『獅子殺しの竜馬(ラクシュ)』! 全力で引けぇ!」

ラクシュに魔力が宿り、その体躯が一回り以上巨大になる。
ラクシュは俺の指示通りに、拘束の茨に食らいつき、全力で引き始める。
81 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/24(土) 23:23:04.68 ID:4Vw7a5n30
「ちっとどころじゃなく痛いが、死にたくなきゃ我慢しろよ!」

「っあぁぁぁぁぁ!?」

剣を取り出し、オルガマリーの足、膝から下を切り落とす。
すぐに俺の足も同じように切り落とすと、ラクシュがの力もあって一気にカルデアスから距離が出来る。

「く、はぁ、手荒だが、これで文句はねぇな?」

「十分だ、メディア、宝具で所長の治療を!」

「はい!
どうか、誰も傷つけぬ、傷つけられぬ世界でありますように……『修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)』!」

メディアの宝具によって、俺の足が再生していく。………が。

「所長の足が治らない……!?」

「……ダメです、私の宝具は生きてさえいればどんな傷も修復出来ますが………。」

「そ……んな……私は……まだ……生きて……!」

「メディアでもダメ………これじゃあ……どうすれば……!」

「ふむ、この特異点はそろそろ限界か。騎士王も無駄に手間をとらせてくれたな。
では、さらばだ諸君。 こう見えて私は忙しいのでね、君達の末路を愉しむのはここまでとしておこう。
このまま時空の歪みに呑み込まれるといい。」

「地面が揺れて……地下空洞が崩れます……! いえ、それ以前に空間が安定していません!
ドクター!至急レイシフトを……」

「いいや、まだだ。」

このままだと、オルガマリーはどうにもならない。
令呪で助けろと命令されたんだ、ギリギリまであがいてやるさ。
こっちには、さっきカルデアスに一部を呑み込まれた時に、同時に情報を少しだけ押し込まれたんだ。
この方法ならなんとかなるはずだ……!
82 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/24(土) 23:24:32.20 ID:4Vw7a5n30
ここで本日の投下を終了します。
ロスタムの言う方法とは!? 所長は果たして助かるのか!?
明日の投下で明らかになるでしょう(多分)
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 23:28:30.68 ID:iVWATuOx0
これはもしや所長自身がデミサーヴァントになってしまうのかな、
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 23:40:23.51 ID:yidESyjWo
結局やりたい事って強くてニューゲームのぐだ男つえーかよ
だったら変にオリジナルなんてせずに初めからぐだ男だけ使ってろ
85 : ◆abNixJDlCk [saga sage]:2017/06/25(日) 17:44:43.57 ID:bTJZ8eA80
本日及び明日は諸事情により投下休みです
86 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/27(火) 22:03:16.25 ID:x6tkZ2YN0
はい、鬼ヶ島の完走は諦めつつ本日の投下を始めます



「立香、サーヴァントの召喚はまだ出来るか?」

「あ、あぁ、あと石が9個だから、三回だけなら。」

「十分だ、今から俺が挙げるサーヴァントを召喚しろ。
メディアはオルガマリーの治療を続けるんだ。」

「わかりました……!」

「俺は誰を召喚すればいい? ………確実に成功できるとは言えないが。」

「召喚するのはエクストラクラス、ムーンキャンサーだ。」

「ムーン………?」

「詳細はわからん、だがカルデアスがよこした情報だ、何もないとは思えん。」

「………わかった、そのクラスは知らないが、召喚してみよう。」

立香はマシュとともに召喚を始める。
よくわからないが、ムーンキャンサーが鍵になるのは間違いない……ハズなんだ。

「ライダー、私は何をすれば良いの?」

「いざという時のために令呪を切る準備をしておけ、まだ使うかもしれないからな。」

「ん、わかった。」

さぁて、頼むぞ神サマよ、奇跡ってもんを見せてくれよ。
87 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/27(火) 22:17:44.61 ID:x6tkZ2YN0
「世界の壁も何のその、やってきました噂のカルデア!
月の蝶、ムーンキャンサーことBBちゃん、ここに召喚、です!
ま、一時の借宿でしょうけど、よろしくお願いしますね、ちっぽけなマスターさん
…………あら? ここってカルデア……じゃないですね?」

「成功したぞライダー!」

上手いこと召喚出来たみたいだな。
さて、次の工程だ。

「ムーンキャンサー、教えてくれ。
英霊の座を誤魔化す事は出来るな?」

「へ? いやまぁ出来ますと言うか私もそんな感じに霊基を得てますけど。
なんのつもりですか?」

「一人、召喚したい奴が居る……が、まず座には登録されてねぇ。
ソイツはあの球体、カルデアスに一部取り込まれちまってるから、その技術があれば召喚も出来る筈だ。」

「方法はわからないけど、俺からも頼むよ、この人を救いたいんだ。」

「むむむ…ちなみに断ったりしたら?」

「ここで特異点の崩壊に巻き込まれて全滅だな。」

「えー、それって私に選択肢無いじゃないですかー
仕方ないですねぇ、完璧で可愛いBBちゃんが、ここは手助けしてあげましょうか。
あぁでも一つ交換条件です、確実に成功するためにも、メルトリリスとパッションリップ……まぁ私の分身ですね。
彼女たちの演算能力も使いたいので、召喚してください。」

「………触媒は。」

「失敗したら元も子もないですからね、私のリボンを使ってください。」

そう言ってリボンを外し、立香に渡すムーンキャンサー・BB。
よし、ここまでは上手くいってるな、あとはサルベージが上手くいくか……
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 22:24:03.22 ID:bznVo2RYO
今度は何故か急にオリキャラ無双になりやがったし
何がしたいのか判らん
89 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/27(火) 22:34:57.96 ID:x6tkZ2YN0
「愛憎のアルターエゴ・パッションリップです。
あの……傷つけてしまったら、ごめんなさい」

「快楽のアルターエゴ・メルトリリス。
心底イヤだけど貴方と契約してあげる。光栄に思いなさい?」

「っ!っ!」

召喚は成功したようだ。
触媒があったとは言え成功率100%とはやるな立香。
今ならガッツポーズもまぁ仕方ないか。

「さぁって、それじゃあムーンキャンサー……月じゃなくてカルデアスだからカルデアスキャンサーですかね?
そのサルベージと召喚に移りましょうか!
メルトもリップも手伝ってもらいますよ!」

「……気乗りはしないのだけど。」

「メルト、ほら、今はマスターさんも助けが必要みたいだし、お母様の手伝いをしよう?」

「仕方ないわね……。」

「それで、ライダーさん、召喚形式はどうするんですか?」

「デミ・サーヴァントとしての召喚だ。
下ろす肉体は、あそこで両足を無くして死にかけている身体だな。
デミ・サーヴァント化した後の回復力に賭ける。」

「それだけで一気に成功難易度が上がる気がするんですけどね!」

色々と言いながらもカルデアスに対して何かを接続し、半透明のキーボード的な何かを叩くBB。
数秒の後、カルデアスからオルガマリーの身体が生み出されるように出現した。
90 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/27(火) 22:53:29.95 ID:x6tkZ2YN0
「召喚成功、融合も始まりました。
ここまで来たら、多少手荒な真似をしても問題はないでしょう。」

カルデアスから生み出されたオルガマリーが両足を無くして既に意識まで失っていたオルガマリーと重なり、
完全に一つになった……ように見える。
メディアの宝具による治療も効果を見せ、足の再生も終わった。

「ドクター、急いでレイシフトを!」

『今やってる! けどごめん間に合わない!
その時は諦めてそっちでなんとかしてほしい!ほら、宇宙空間でも数十秒なら生身でも平気らしいし!』

「無理言わないでくれ!」

「仕方ないですねぇ、BBちゃんにおまかせです!
あ、令呪のサポートはくださいね。」

この状況で、何をする気だ?

「なんたって、BBちゃんは月のチートキャラなんですから!」

立香の令呪が一画減少し、BBが魔力を纏う。
その魔力は辺り一帯を一気に覆い尽くすほどに広がり―――

『な……特異点の安定度が増した……今なら行ける、レイシフト、開始―――!』

視界が、真っ白に染まった。
91 : ◆abNixJDlCk [saga]:2017/06/27(火) 22:56:30.92 ID:x6tkZ2YN0
正直自分でも何がしたいのかがわかってませんが、ノリと勢いで書いてます
きっと人理は修復されるといいなぁ
まぁ強くてニューゲーム補正もそこまで長続きはしないですし、ロスタムの妙な知識も今回限りです。

というわけで、所長生存ルートに入りつつ立香(男)のサーヴァントにBB、メルトリリス、パッションリップが加わりました。
今日の投下はここで終わり、明日からカルデアでのちょっとした掛け合いをした後キャラ紹介をして行きます。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 00:15:52.90 ID:TQnrWMdr0
ところで1、ロスタムステータス公開まだですか序章が終わっら公開する聞いてたから今日は少し楽しみしてたのですが
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 08:02:49.29 ID:2N2BPwYQo
無理に所長助けようとしたせいで全部ぐちゃぐちゃじゃん
無駄に強くてニューゲームと今後活かされない無駄なメタ知識を出すくらいならストーリー通り進めれば良かったのに
今後どんなピンチが訪れようがどうせロスタムはメタ知識で突破する見てて何も面白くないメタゲーム、メタ知識使わないなら人理救うのに舐めプするクソ英雄になったわ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 08:40:02.35 ID:EoBnQmeb0
少なくとも、ぐだがレフをフラウロスって言いきって叩き潰すのはショウジキナイワー

レフがああいう行動をとったのは、マシュの幸せを願ってのことだって本編終了後のぐだは知ってる訳だし
95 : ◆abNixJDlCk [saga sage]:2017/06/29(木) 10:26:02.56 ID:jvVDDsJH0
すみません、昨夜はFGOの放送が終わると同時かちょい前くらいに寝落ちしてました。
今夜は投下します。

>>92
ステータスに関しては、この後ちょっとだけ話を挟んでから投下します。
一応マスター二人の分も纏めて投下予定です。

>>93
ぐちゃぐちゃになったのはまぁ自覚してますというかやりたい事を詰め込んで突っ走ったらこうなったと言うか。
強くてニューゲーム知識に関しては途中から役に立たなくなるのは決まってますし、
ロスタムのメタ知識も偶然カルデアスから流れてきたもので、ほとんどあって無いようなものです。
具体的には月の聖杯戦争の主要人物に関する情報がちょっとだけ流れてきた感じですね。
なので、第二特異点でネロに少し反応したりするかもしれませんが、その程度です。

>>94
このぐだ男にとっては、レフはオルガマリーを殺した張本人であり、黒幕の側の幹部であるという風にしか映っていません。
その理由に関しては、今夜投下分の話で公開されます。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 10:57:37.94 ID:sb5v4+BQO
駄目だこいつ、何が駄目でこんなレスばかりになってるのか根本から理解してない

作者の思惑を感じさせない努力をせずにやりたい事を詰め込んでるだけ、僕が考えたからすごい事が起こるをやるだけのメアリースーがしたいなら脳内で延々やっててくれ
過程があるから結果があるのに過程を全部キングクリムゾンされて結果だけ見せられて何を楽しめばいいんだよ
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 14:24:13.52 ID:Smf0+bND0
まぁここからでも十分立て直せそうだけんどな。見てる人そこそこいるし
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/29(土) 08:38:21.97 ID:RZVUOdCnO
屑どもに粘着されたせいでエタったか
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 02:25:02.05 ID:IAwcwTbC0
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