勇者「モンスターマスター?」

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1 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:09:31.92 ID:iP78mcmy0
王様からの伝令で勇者は城に呼ばれた

勇者「何事でしょうか」

王様「うむ、分かり易く言うなれば災厄じゃの」

勇者「さ、災厄...」

王様「ここの城下町を少し出た所に森があるじゃろ?」

王様「そこに強大で未だかつて無い、魔王をも凌駕するような魔力が現れた」

王様「と賢者が報告したのじゃ」

勇者「成る程」

賢者は勇者の仲間で、魔王を倒した後は城で働いている

つまり、仲間であり戦友

その賢者が言ったのであれば間違い無いだろうと勇者は思った

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497762571
2 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:14:17.11 ID:iP78mcmy0
王様「という訳で、じゃ」

王様「勇者には魔力の正体の調査をして貰う」

王様「危険なようであれば討伐してくれ。それと...」

王様「一人で行かせるのもリスクが高い。兵士長と共に行ってくれ」

兵士長「そういう訳だ。宜しく頼む」スッ

勇者「ああ、分かった」グッ

勇者と兵士長は握手を交わす
3 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:20:08.54 ID:iP78mcmy0
〜森〜

兵士長「報告によると大体ここら辺ですね」

勇者「そうだな...ん?」

そこには、一人の青年が居た

勇者「こんな所で、何をしているんですか?」

青年「君達を待っていた...僕は災厄と呼ばれているようだけど」

兵士長「何!?」

勇者「...貴様、何者だ?」

青年「モンスターマスター。魔物使いだね」

勇者「成る程な。確かに、貴様単体から強いオーラは感じない」
4 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:28:21.63 ID:iP78mcmy0
勇者「しかし驚いたぞ。まさか魔物強い風情が災厄とはな」

マスター「正直、この世界の魔物使いは粗末な物だね」

勇者「『この世界』?どういう事だ」

マスター「別の世界から来たってだけだよ」

マスターは最初からずっと薄笑いだ

兵士長「やはり危険な存在!今すぐにでも...」

勇者「待て」

マスター「来いよ!お前の力を見せてみてくれ!!」カッ
5 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:38:38.59 ID:iP78mcmy0
兵士長「調子に乗るなよ!!」ダッ

兵士長はマスターに向かって走り出す

マスター「スライム!」

スライム「ピキー」

兵士長「ふん!同族を捨て駒とは笑わせる!」ブン!!

兵士長が剣を降り下ろす。しかし___

ゴオオッ!!

兵士長は灰になってしまった!

勇者「くっ...なんて強大な威力!まさか...」

マスター「今のはメラゾーマではない…メラだ…」

勇者「なっ...スライムのメラであの威力だと!?」
6 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:44:42.36 ID:iP78mcmy0
勇者(馬鹿な!スライムにメラを習得させるだけでなくあのような威力)

マスター「やはり人の子ですか」サラサラ

マスターは灰を掬う

マスター「予め言っておきますけど僕は人間です」

マスター「君達勇者ご一行は人間を超越した強さと聞きました」

勇者(ここは一旦___)

勇者は逃げの姿勢を取る

マスター「ダメだ。君には僕の魔物と闘って貰う」

勇者「...何故だ」

マスター「この世界を守る為さ」
7 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/18(日) 14:54:22.24 ID:iP78mcmy0
勇者「世界を守る為?人を殺しておいてよく言えるな」

マスター「まぁ、不要だからね。それに君も戦いは好きだろう?」

勇者「貴様...」

マスター「でも最初から本気だと君が死んじゃうし」

マスター「ランク式で分けよう」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/18(日) 17:52:25.73 ID:/+LAMdvF0
期待
9 : ◆A95oCT.s2k [sage saga]:2017/06/18(日) 17:57:22.33 ID:/+LAMdvF0
期待
10 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/19(月) 19:15:11.06 ID:hhWAoUW00
マスター「んじゃ、最初はランクEからね」

勇者「ナメてるのか?」

マスター「まぁこれは試作品の運用だし、大目に見てくれ」

マスター「そいっ!」ズウウウウッ...

地面に大きな黒い渦巻きが現れる

マスター「来いっ!」

勇者「...!何というパワー...」

ズゴゴゴゴゴゴゴ...

スライム「ピキー」デェーン
11 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/19(月) 19:17:57.61 ID:hhWAoUW00
そこに現れたのは、山の様に大きなスライムだった

勇者「てめぇ...」

マスター「まあまあ、この子と闘ってから文句を言ってよ」

勇者「チッ...」

スライム「ピキー!!ピキー!!」
12 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/19(月) 19:26:46.46 ID:hhWAoUW00
勇者「よし、早速...」

スライムのジゴデイン!!

勇者「速!?」

ジュイイイイイイイン!

勇者「...ぐっ」ビリビリ

マスター「魔法耐性付きですか...しかし」

スライムのドルマドン!!

勇者「嘘だろ!?」

ヴィィィィンン!

勇者「ごふっ!!」

勇者「今度こそ俺の番だ...!」

マスター「しぶといなぁ」
13 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/19(月) 19:33:51.92 ID:hhWAoUW00
勇者「つぇい!!」

勇者の森羅万象斬!

スライム「ピキキキ!」ズビィ...ン

勇者のマホカンタ!

マスター「ほう?」
14 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/19(月) 19:38:41.32 ID:hhWAoUW00
マスター「甘い!」

スライムのテンションは5上がった!

スライムのマダンテ!!

ズゴオオオオオオン!!

勇者「う...うぐぁあああっ!!」ジュイイ

マスター「あ、やべ。死んだかな」

しかし、マスターの予想は外れる

勇者「絶対...勝つ...!」ヨロッ

[ラストスタンド]

勇者は立ち上がる

マスター「ば、馬鹿な!?さっきの二回行動といい、本当に人間か!?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 09:22:54.84 ID:n0xr6MRC0
これでEランクって、Sランクになったらどうなるのかと
タメトラ攻撃ギガボディドラゴンとかになればCくらいにはなるのかね
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 10:18:10.89 ID:S0ls1YbYO
攻撃が絶対に当たらなくてえげつないスリップダメージ与えてくるとかじゃね
17 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/22(木) 05:56:33.54 ID:YgEQmfDx0
勇者のベホイム!

勇者は回復した!

勇者「はっ!!」

勇者の森羅万象斬!

スライム「ピキッ!?」ズビィ...ン
18 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/22(木) 06:11:03.16 ID:YgEQmfDx0
16>>骨かな?

マスター「降参」

勇者「ふう...」シャキン

勇者は剣を納める

マスター「やっぱり君は凄いね...おや?」

マスターが向いた方向には

賢者「あ、勇者!...ってどうしたのそんなボロボロになって」

勇者「賢者こそなんでそんな服がボロボロなんだ?」

賢者の服はどちらかといえば、汚れているような状態だ

賢者「あー、さっきここへ来る際にでかいクレーターがありましてね」

賢者「気付かずに転んじゃった☆」テヘ

勇者「やっぱアホだろ...本当に賢者だっけこいつ...」
19 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/22(木) 13:04:15.21 ID:YgEQmfDx0
賢者「取り敢えず回復してやろう」サーッ

勇者「あ"り"か"と"」ポワポワポワ

マスター「おのれリア充め...」

賢者「ところでここで何してんの?アレも手出してこないし」

マスター「おま...アレって酷いな」

勇者「では説明してしんぜよう」

〜このSSの勇者による渾身の説明は絶対にマネしないでください。ケガをする恐れがあります。〜

勇者「まぁ説明は省略するがな」
20 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/24(土) 06:00:35.22 ID:rA3PXnYX0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

勇者「という訳だが...」グググ...

勇者は滅茶苦茶なポーズをしている

賢者「その癖はいつになったら治るんですか?」

賢者「あともう一つ!世界を守るとは何ですか!」

マスター「...あ、僕?」

マスター「宜しい。では教えてあげよう」
21 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/24(土) 06:12:01.77 ID:rA3PXnYX0
マスター「ちょいと先にな...」

マスター「もう面倒だから素の喋りでいい?」

勇者「いいが」

マスター「ま、ちょっと未来に僕の弟が来るのよ」

賢者「...まさか」

マスター「あいつもマスターだよー。でもあいつは極悪非道な奴だぞ」

マスター「僕はそこらの世界に行ってちょっとモンスターくすねて帰って行く...」

マスター「あいつは立ち寄った世界を荒らして行く」

マスター「いつもは僕が止めてるんだけどね」

マスター「この世界には強い勇者もいる事だし、自己防衛力を授けようと思ったのさ」
22 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/24(土) 06:19:29.26 ID:rA3PXnYX0
勇者「糞が!それで兵士長を殺して良いことにはならないだろうが!!」

賢者「...ん?」

賢者「兵士長さんは城に居ましたよ?」

勇者「へ?」

マスター「あ、やべ。バレたか」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 20:37:11.86 ID:OL8JE6YZo
もしかして僕っ娘?
24 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 07:18:52.43 ID:O3t9Dlsw0
勇者「どういう事なんだ?」

マスター「いやぁ、賢者さんは幻覚でも見たんじゃないかなぁ」ハッハッハ

賢者「私は賢者ですよ?幻覚を見るようなヤワな精神ではありません!」

勇者「穴ボコに嵌まるけどね」

マスター「...OK。分かったよ。真実を伝えよう」
25 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 07:25:26.60 ID:O3t9Dlsw0
マスター「まず結論から言えば兵士長は生きてるんだよねぇ...」

マスター「最初にメラを撃った時にその爆音に紛れて遠くでドロザラーにメガンテさせた」

マスター「あのクレーターはそれによるものだね」

マスター「そして兵士長をバシルーラして、ドロザラーの破片...灰って言うか砂だねあれ」

マスター「まぁそれを他の子に煙が晴れるまでに持ってきて貰ったよ」

勇者「しかし、煙の中に影は無かったぞ?」

マスター「ステルスアタックという技の応用だよ」
26 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 07:38:42.56 ID:O3t9Dlsw0
マスター「出来れば激昂して本気の君とやりたかったけどね」

マスター「あぁ、僕はなんて隠し事が下手なんだろう」

マスターは横顔でこちらを見つめたまま手で顔を押さえる

勇者「俺にはこの世界を守る使命がある!!」

勇者「さぁ来いっ!!」

マスター「分かった。じゃあ行くよ!」
27 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 07:59:14.55 ID:O3t9Dlsw0
ワイトキングがあらわれた!!

勇者「ほう」

賢者「とりあえず様子見ですかね」

賢者のアストロン!!

勇者「...」

賢者「...」

ワイトキング「(;};=(=+(!=$=@@+~!!」

ワイトキングのインテ!

ワイトキング「ハッ!!」カッ

ワイトキングのメドローア!!

勇者「...」

賢者「...」
28 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 08:07:54.96 ID:O3t9Dlsw0
賢者「よし。大体分かりました」ゴゴゴゴ...

賢者のギガジャティス!!

ワイトキングの賢さは元に戻った!

ワイトキングのメドローア!!

...出ない

ワイトキングのインテ!!

...出ない

勇者「うおおおおっ!!」
29 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/25(日) 14:47:00.10 ID:O3t9Dlsw0
勇者のギガブレイク!!

ビリィィン!!

ワイトキング「ヴグ...」

勇者のギガブレイク!!

ビリリリィィン!!

ワイトキング「オオオ...」

マスター「降参」
30 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/28(水) 16:50:37.81 ID:N2zvmiw20
マスター「何その呪文」

賢者「変な神官みたいな人から教えて貰いました」

勇者「前から思ってたがそれは『ギガジャスティス』じゃないのか?」

賢者「八文字以上の名前は付けない主義なんですよ。きっと」

勇者「きっと...?」
31 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/28(水) 16:57:39.97 ID:N2zvmiw20
マスター「そろそろ疲れたでしょう。これでも飲んでくれ」ポイッ

勇者「ほっ」パシ

賢者「あ、これ」パシ

マスター「エルフの飲み薬だよ」

勇者・賢者「...」ゴクゴク

勇者・賢者「まっず!!」

マスター「モンスター用のしか持って来なかったんだよね...」

勇者「恐ろしいぞ...」

賢者「でも力が沸いてきますよ」
32 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/06/28(水) 17:47:49.37 ID:N2zvmiw20
マスター「では行こうぞ!」

メタルキングが現れた!!

勇者「何!?」

賢者「また同じ戦法で...!」

マスター「そう言うと思っていたよ」

メタルキングの攻撃!!

勇者「ぐっ...!?」ドンガラガッシャーン

賢者「...へ?」
33 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/07/01(土) 10:06:09.05 ID:t2QfLyNT0
マスター「攻撃力なんて簡単に底上げ出来る!」

賢者「そんな事が...」

マスター「あります」

メタルキングの攻撃!!

賢者「っぐ!」ズザーッ

???「情けないな...」

勇者「誰だお前...!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/16(月) 23:42:25.35 ID:Rd4YM+Bh0
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35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/31(火) 13:15:07.96 ID:C0hslQ/C0
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