P「彼女がほしい……」まゆ「え?」

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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 14:57:36.82 ID:EeHqttEj0
激辛カレー(1kg)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 15:31:57.91 ID:saKtDczA0
>>36
マイナーなもんで悪いけどデザート寿司だよ
餅米を使って酸味と温度を抑えたシャリにして握る
その上からかき氷を降らせてきなこと黒蜜で食べる
豪華になるとクレープ生地で軍艦にしてあんこやところてん乗せてから氷だったりする
罰ゲームに見えて実は新境地、みたいな
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 16:53:59.12 ID:B1nrKADPo
ありす「……(そわそわ)」
40 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 18:17:27.42 ID:4ruTUmcx0


P「フラッペ寿司だ!」

幸子「ふ……フラッペ?」

幸子「ボクには赤いかき氷にしか見えませんけど……」

P「とりあえず一口!」

幸子「え?食べられるんですか?」

P「それは、僕も分かりません」

幸子「ええええええ!?」

P「大丈夫!死にはしないから!」

幸子「大抵のものは食べても死にませんよ!?」

P「はい幸子。あーん」

幸子「むぅ。仕方ないですねぇ」

パクッ

幸子「ぶっ」

P「!?」

バッ

幸子「んんんんんー!!」

P「出しちゃだめだから!飲み込んで!!」

幸子「んんんんんんんんっ!!!」

ゴクリ

幸子「まぁぁぁ↑ずぅぅぅ↑いいいい!!」

P「どうだった?」

幸子「まずいって言ってるじゃないですか!!」

41 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 18:19:43.79 ID:4ruTUmcx0


P「いやまずいことは分かってるよ?どうまずかったの?」

幸子「生臭過ぎます!吐き気がするほど!」

梅原「マグロの赤身と酢飯を凍らせてかき氷機にぶちこんだだけだしなぁ」

幸子「なにやってんですか!?>>38みたいないい感じのやつじゃないんですか!フラッペ寿司って!」

P「東寿司はセンセーショナルなんだよ」

幸子「ふざけてるだけですよね!?」

P「まぁまぁ。ちゃんとしたフラッペ寿司を用意してあるんだよな?」

梅原「ったりめぇよぅ!」

ジャン!

幸子「最初からそっちにしてください!」

42 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 18:23:09.72 ID:4ruTUmcx0


未央「おおこれまたずいぶん。美しいお寿司ですなぁ」

まゆ「可愛らしいですねぇ」

幸子「そーですよ!これです!可愛い僕には、こういうお寿司が似合ってるんですっ!」

パクッ

幸子「いやシンプルに不味いですぅ!!」

梅原「好きな人は好きなんだぜ?」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 19:14:06.22 ID:IIabB5UZO
ボクカワイイ な?
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 20:09:24.24 ID:L7z9x8I60
765プロバージョンの橘さんもあったけど、これはどうなるかな
45 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 22:04:36.30 ID:4ruTUmcx0


幸子「ホントなんですかぁ?」ブツブツ

未央「ねーねー七咲選手!」

七咲「ん?どうしたの?」

未央「プロデューサーとはどうやって出会ったの?」

凛「あっちょっと気になるかも」

まゆ「ちゃんと取り調べなきゃあ……」

みく「取り調べ?」

七咲「初めて会ったときは先輩にスカートの中を覗かれたんだ。ですよね?先輩」

凛 「!?」
未央「!?」
まゆ「……」
みく「!?」
幸子「!?」
P  「!?」

凛「最低」

まゆ「言ってくれれば、まゆだってスカートの中身くらい……」

幸子「うすうす勘づいてましたけどプロデューサーさんって変態なんですね」

P「待って!待って!」

P「あれは誤解だって何度言えば……。それに!スカートの中は水着だったからセーフだもんね!僕の中の紳士は死んでないもんね!」

46 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 22:09:09.85 ID:4ruTUmcx0


凛「水着って分かるくらい凝視したの」

P「いやそれは七咲が教えてくれたんだよ!」

七咲「え?」

P「えええええ!!知らないフリしないで!」

七咲「あはは。すみません。そうでしたね。確か後日スカートを捲り上げて見せてあげたんですよね」

未央「ええ!七咲選手大胆……!」

P「いや結局は水着見ただけなんだから。驚くことじゃないでしょ」

七咲「そんなこと言って顔まっ赤にしてたのはどこの誰だったんです?」

P「あの頃は僕も若かったんだ……」

47 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/14(水) 22:17:56.81 ID:4ruTUmcx0


みく「スカートの中、覗かれて仲良くなれるものなの?」

七咲「ふふ。先輩からかいがいがあったから」

凛「あ、分かるかも」

P「分からないで」

七咲「それにちょっとだけ頼もしいところもあったし……」

七咲「……」/////

P「七咲……」/////


まゆ「……」ゴゴゴゴ

凛「落ち着こう。うん。まずは落ち着こう」

未央「我慢だよ……!さくまゆ!」

48 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 01:08:19.38 ID:sVQZYe+L0


凛「つ、付き合ったりとかはなかったんだよね?」

P「ないない!」

七咲「うん。なかったよ」

まゆ「」ホッ

未央「でも……なんで?仲良かったんでしょー?」

P「なんでってそれは……」

七咲「私、けっこうお酒が好きなんだけどね」

P「?」
未央「?」

49 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 01:10:20.19 ID:sVQZYe+L0


七咲「でももう飲まないんだ」

七咲「何でだと思う?」

未央「次の日とかの競技に影響しちゃうから?」

凛「少量なら問題ないんじゃないかな」

みく「あとそんな連日、競技は続かないんじゃないかな?」

未央「え?じゃあなんで……」

七咲「それはね依存しちゃうからだよ」

七咲「例えば大会でいい結果が出せなかったとするでしょ?」

七咲「普通ならその悔しい思いをバネにして練習する」

七咲「でもお酒に頼ったら、その悔しい思いを練習に費やさなくなっちゃうの。お酒で解消できるようになる」

七咲「そうなったら水泳どころじゃなくなっちゃうでしょ?」

七咲「まぁ、両立できる人もいるんだろうけど……。少なくとも私は……ね?」

50 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 01:12:36.60 ID:sVQZYe+L0


まゆ「七咲さん……」

凛「なるほどね」

七咲「それじゃあ先輩ごちそうさまでした」

P「もう帰るの……ってもう結構いい時間だね」

七咲「はい。オフシーズンでも体調管理……つまり早寝早起きはかかせませんからっ」

P「じゃあまたね。今日はありがとう!」

七咲「どういたしまして。みんなもじゃあね」

凛「うん」

未央「ありがとうございましたぁ!」

まゆ「それでは」

幸子「さよならですー」

みく「またにゃー!」

七咲「ふふ。特番頑張ってね」


51 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 15:44:44.29 ID:sVQZYe+L0


P「それじゃあ僕らもそろそろ……」

P「梅原ー。お会計おねがーい」

梅原「あいよっ」


【車内】

P「みんな乗ったー?」

凛「うん」
未央「はーい」
まゆ「ちゃんといますよぉ」
幸子「ハイです」
みく「いるにゃー」

P「幸子は走って帰らないの?24時間マラソンのオファーくるかもよ?」

幸子「きませんよ!きたとしても走りません!」

P「あはは。ごめんごめん」

P「可愛い幸子を1人おいてくことなんて何人もできないから安心して」

幸子「お!たまにはプロデューサーさんもいいこと言いますねぇ!」

ブーン

52 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 15:47:19.08 ID:sVQZYe+L0


凛「ねぇ。プロデューサー」

P「ん?なに?」

凛「もしかしたらって話で悪いんだけど、七咲さんって昔、プロデューサーさんのこと好きだったんじゃない?」

凛「ひょっとしたら今も……」

P「ええ!?それはないと思うけどなぁ」

未央「でもプロデューサーと話してるときの七咲選手嬉しそうだったよ…!」

まゆ「雰囲気もテレビでみるときとは違ってて……」

幸子「ボクももっと怖い人なのかと思ってました」

みく「Pチャンはどうおもってたの?七咲さんのこと?」


53 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 15:49:09.24 ID:sVQZYe+L0


P「いや……。好きだったけど、それが恋愛感情だったのかどうかは……」

P「仲良くなり始めたら、七咲とは一定の距離をおくようになったし」

凛「たぶんそれは……」

未央「?」

P「まぁ例えそうだったとしても、七咲は水泳をとったんだ。そして世界で活躍する選手になった」

P「距離をおいたのは正しい判断だったと思うよ」

P「それに何となくだけど、僕が近寄ると人を不幸にしちゃうんじゃないかって……。そんな気がするんだ」

P「だから本当は彼女なんて作らないほうがいいのかもね」


54 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:03:43.31 ID:sVQZYe+L0


まゆ「そんなことありません!」

P「……!」 

まゆ「まゆは……まゆはプロデューサーさんに出会えて、一緒にいれて幸せです!」

幸子「そうやって落ち込むのはらしくありませんよ!ほらぁ!隣にいるカワイイボクをみてください!」

みく「みくもいるにゃあ!にゃーん!」

未央「見とれて事故らないようにね!」

凛「うん。私たちプロデューサーと一緒にいれて幸せだよ。正しい判断をしたから幸せになれる、間違った判断をしたから不幸になるとは、限らないんじゃないかな」

P「そっか……。そうかもね……」

P「よし!じゃあ頑張って彼女つくるぞ!」

凛 「いやそれはいいよ」
まゆ「それはダメです」
未央「却下だね」
幸子「ボクを見るだけで満足でしょう」
みく「諦めも肝心にゃあ〜」

P「えーっ!?」


55 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:16:39.35 ID:sVQZYe+L0


【数日後】

「はいっ収録終わりでーす!お疲れしたー!」

凛 「お疲れさまでしたー」
未央「お疲れさまでしたっ!」
まゆ「お疲れさまでしたぁ」
幸子「お疲れさまでした」
みく「お疲れさまでしたにゃあ!」

P「お疲れさまー。みんなよく泳げてたよ!」

P「ハイレベルな戦いで、思わず見いっちゃったよ」

凛「ありがとう。それじゃ私たち着替えてくるね」

P「うん」

スタスタスタ


七咲「先輩が見いってたのは水着姿なんじゃないですか?」

P「あっ七咲」


56 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:18:12.06 ID:sVQZYe+L0


七咲「どうも。また会いましたね」

P「まさか七咲が特番のゲストとして現れるなんて思わなかったよ」

七咲「出演者にも内緒のサプライズでしたから」

P「なるほどね」

七咲「……」

七咲「こうしてると高校時代を思い出しますね」

P「え?」

七咲「先輩は制服からスーツになってますけど。私はあいかわらず競泳水着のままです」

P「うん。そうだね」

七咲「先輩がアイドルのプロデューサーになるなんて予想できなかったです。もしかして桜井先輩の影響ですか?」

P「キッカケはそうだったのかもね」

七咲「最近テレビで見かけませんけど……。なにかあったんですかね?」

P「さぁ?事務所違うし……」

七咲「……そうですか」



七咲「高校時代とは色々変わりましたね」



P「僕らは大人……。同じように輝いてるとは限らないよ」




57 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:19:31.32 ID:sVQZYe+L0


P「でもどこかで別の光を放ってるのかも。誰かに光を与えてるのかも」

七咲「先輩は光を与えてるんですか?プロデューサーとして」

P「どうかなぁ。光を探してるだけだとおもうよ」

七咲「きっと先輩に光が集まるんですよ」

七咲「そういう魅力ありますし」

P「んー?嬉しいこと言ってくれるんだね」

七咲「……ふふ」

七咲「水泳選手って打ち上げ花火みたいだと思いませんか?」

P「水泳も花火も夏の風物詩だね」

七咲「それに選手が勢いおく飛び出すところなんかも、花火が打ち上がるときと似ている気がします」

七咲「次のオリンピック……私輝きます。また見に来てくれますか?先輩」

P「うん。見に行くよ絶対」

七咲「それまではさようならですね」

P「うん。バイバイ」


58 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:22:07.94 ID:sVQZYe+L0


コソコソ

幸子「着替え終わったと思ったら……」

凛「なんでこんな風に隠れてるの?」

未央「気になるじゃん!七咲選手とプロデューサーが2人きりになったらどんな話をするのか!」

みく「いい感じの雰囲気にゃ……」

まゆ「あ、でも普通に別れましたね……よかった」

未央「花火がどうとか言ってたけど……」

凛「たぶん。あの2人が恋人同士になることはないんじゃないかな」

未央「え?なんで!?」

凛「花火には手が届かないでしょ」

凛「あくまで観測する人と観測される人なんだよ」

幸子「でももし……七咲さんが水泳じゃなく、プロデューサーさんを選んでたら……」

凛「2人仲良く並んで花火を見てた……。なんて未来もあったかもね」


ーーー


P「頑張れよ。七咲……!」



59 : ◆yCfk8BuRZKUq [saga]:2017/06/15(木) 16:26:12.33 ID:sVQZYe+L0

おわり。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 17:50:55.54 ID:0vOd6xnUO
終わりかよ!?もっとちょうだいщ(゜▽゜щ)
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 18:17:57.85 ID:mnTCHvq60
残りのヒロイン分も書いていいんだよ
62 : ◆yCfk8BuRZKUq [sage saga]:2017/06/15(木) 19:49:44.89 ID:sVQZYe+L0


別のヒロインのは新スレ立てて書こうと思います。それなら全ヒロイン書かずに終わっても大丈夫かななんて。誤字などがあってすみませんでした。意見、感想、指摘、本当にありがたかったです。よければ次のssも見に来てください。てか見ろ☆
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 21:41:14.91 ID:iXYFETmZ0
絶対見るから、書けよ?
絶対だぞ?
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 21:58:28.22 ID:0Zk0hyw6o
おつ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 23:33:34.81 ID:jvePDYGpO

アマガミとクロスは良いものだ…梨穂子編に期待
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/09/02(日) 09:04:49.98 ID:+swz036H0
☀ฺ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 17:28:55.30 ID:ojJxsWBHO
菜々「え?何を今更…」
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