モバP「ぴにゃハザードじゃとぉ―――ッッッ!!??」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:21:38.02 ID:GcRqvriS0


P「現在、我が346プロはグランブルーファンタジーと絶賛コラボ中!!」

P「というわけなので、一部のアイドル達がお空に出張してるのだけれど」

P「あいつら大丈夫かな………美波は平気だと思うけど、志希の奴が問題起こしてなければいいのだが」


ガチャリ

文香「ただいま戻りました」

茜「レッスン終わりましたよ―――ッッ!!!」


P「おう、二人共お疲れ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497187297
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:23:45.33 ID:GcRqvriS0

茜「いやぁ〜〜今日もハードなレッスンでしたね文香ちゃん!!」

文香「は、はい……おかげで凄く疲れてしまいました……ふぅ……」

P「ご苦労だったな二人共。ほら、喉乾いたろう? アイスティーでもいかがかな?」

文香「アイスティー…ですか?」

P「ああ、俺の自家製だ」

茜「プロデューサーさんの手作りですか!?」

P「はははっ、最近紅茶にハマっててな。味には自信があるつもりだ。どうだ一杯?」


茜「はい! ではいただきます!!」

文香「これは…ダージリンですね……いい匂いです………」

茜「おおっ、凄く美味しいですっ! おかわりはありますか!?」

P「はははっ、まったくもっと味わって飲めよなー」


ハハハハハハハハッ



ガチャリ


穂乃香「………」

P「おや、穂乃香?」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:24:47.52 ID:GcRqvriS0

茜「穂乃香ちゃんお疲れ様です! 仕事帰りですか?」

P「お疲れ様穂乃香。お前も俺のアイスティーどうだ?」

穂乃香「………」

文香「………穂乃香さん?」



穂乃香「………」


穂乃香「ぴ、ぴにゃ………」


P「ん?」


穂乃香「ぴにゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」



三人『!?』

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:27:59.08 ID:GcRqvriS0

穂乃香「ぴにゃああああああああああ」

P「ほ、穂乃香!? 一体どうし――」

茜「プロデューサーさん、危ないッッ!!」


穂乃香「ぴにゃッ!!!」ドゴッ

P「ぐぶほ!」

ドンガラガッシャーン!!


文香「ぷ、プロデューサーさん!」

茜「何してるんですか穂乃香ちゃん!? プロデューサーさんを殴り飛ばすだなんて!」

穂乃香「ぴにゃああっっっ!!!!」ぶおん

茜「うわっと!」

文香「あ、茜さん! 大丈夫ですか!?」

茜「………どうやら話が通じる状態じゃないみたいですね」


穂乃香「ぴにゃああああああああああ!!!!!!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:28:51.43 ID:GcRqvriS0

茜「こうなれば仕方ありません。ごめんなさい、穂乃香ちゃん!」


茜「当身ッ!!」ドゴッ

穂乃香「ぐふ!?」

穂乃香「」ガクリ


茜「ふぅ、早苗さん直伝の技ですが、上手くいきましたね……」


P「いててて………お前たち、大丈夫か!!」


文香「は、はい……」

茜「私達は大丈夫ですッ!! 穂乃香ちゃんも気絶させましたが………」チラッ

穂乃香「ぴ、ぴにゃ………」グッタリ

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:29:52.66 ID:GcRqvriS0

P「一体どうしたんだ穂乃香のやつ………?」

文香「まるで…何かに取り憑かれたかのような感じでしたが………」

茜「【ぴにゃぴにゃ】と叫んでましたね」


「ぴにゃ! ぴにゃ!」


茜「そうそう! こんな感じで………ってえっ?」


社員「ぴにゃ――――ッッ!!!!」


P「何ぃぃぃぃぃ!!!???」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:30:42.05 ID:GcRqvriS0

文香「この方は確か、346の社員の方―――」

茜「そんな! 穂乃香ちゃんだけでなくこの人までっ!?」


社員「ぴにゃー!」

受付「ぴにゃー!」

警備員「ぴにゃー!」

今西部長「ぴにゃー!」


P「何かいっぱい出て来た!?」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:32:07.58 ID:GcRqvriS0

『ぴにゃあああああああああ!!!!!!』

ドドドドドドドドド


文香「こ、これは………まさか私達以外全ての方々が………!?」

茜「ひっ! こちらに向かってきます!?」


P「文香、茜! こっちだ!! 逃げるぞ―――ッッ!!」




『ぴにゃああああああああああ!!!!』


ドドドドドドドドド!!

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:35:35.02 ID:GcRqvriS0
――――――――――

―――――――

―――――

☆346プロ・応接室内☆


P「よし! この部屋は安全みたいだ。二人共、入っていいぞ!」


文香「ハァ……ハァ………」

茜「何とか逃げきれましたね………!」

P「この部屋は応接室だが、来賓者のため防犯設備が豊富なんだ。扉も頑丈に作られている」

P「ここにいればとりあえずは安全なはずだ。しばらくは籠城するとしよう」

文香「そ、それにしても、一体何が起きているのでしょう……?」

茜「事務所中の人達がみんなぴにゃぴにゃ言いいながら襲って来ましたよね………」

文香「まるで…ホラー映画に登場するゾンビのようでしたが…」


P「ゾンビ………」


P「まさかこれは、ぴにゃハザード!?」

文香「えっ?」

茜「ぴにゃハザード?」キョトン

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:41:22.95 ID:GcRqvriS0

P「今絶賛グラブルで行われているモバマスコラボのシナリオ。それが【ぴにゃハザード】というタイトルなのだが」

P「今起きてる現象が これに酷似している!」

茜「ど、どういうことですかっ!?」

P「今グラブルの世界では謎のウイルスが蔓延し、人々が、【ぴにゃビ】と呼ばれる物に変貌してしまうという事件が発生している」

文香「【ぴにゃビ】?」

P「ウイルスに感染した人のことだ。自我を失い、ぴにゃぴにゃと呟きながらゾンビのように徘徊し人を襲う行動をとってしまうんだ」

茜「それって穂乃香ちゃん達の症状と同じじゃないですかっ!!」


P「その異変を解決するため、美波と志希が団長さん達と協力しあう―――それがいま絶賛開催中のモバマスコラボの大まかなストーリーだが………」

茜「同じです………正しく346プロで起きてるのと同じ状況ですっ!」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:42:52.75 ID:GcRqvriS0

文香「つまり……グランブルーファンタジーの世界で起きてる現象が…こちらの世界でも起きていると?」

P「恐らくそうだ」

茜「そ、そんな! 一体どうすればみんなは元に戻るんです!?」

P「ストーリーでは志希が解毒薬を作って事件を解決してめでたしめでたしとなっている―――が」


P「肝心の志希達はお空の世界に行っちまっている……」

文香「つまり、解毒薬を作れる人がいない……?」

茜「それじゃ打つ手なしですかっ!?」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:45:29.47 ID:GcRqvriS0

P「志希達が帰って来るのを待つしかないな………」

文香「そんな……それまで、ずっとここにいろということですか……」

茜「大丈夫ですよ文香ちゃんっ! みんなで力を合わせればなんとかなりますッッ!!」

P「そうだ。幸いにもこの応接室には非常食等も完備してある。当分の間は持ち堪えられるはずだ」

P「志希達が帰って来さえすればどうとでもなる。だからそれまで辛抱して――」


バンバンバン!!


文香「ひっ! と、扉が叩かれてます!?」

茜「まさかぴにゃビがここを察知して―――」


「おい、誰かいるか!? 入れてくれ!!」


P「この声は―――」


美城「生存者がいるのか!? 私だ!」

P「専務!?」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:46:36.25 ID:GcRqvriS0

美城「ふぅ、助かった………」

P「ご無事だったでのすね専務!」

美城「ああ、なんとかな。君達も感染してないようで何よりだ」

P「専務、このぴにゃハザードは………」

美城「ああ。間違いなくグランブルーファンタジーで起きてるのと同様の事象だ」

文香「やはりそうなのですね………」

茜「でも、どうしてそれがこの世界にも起きてるのですかッ!?」

美城「わからない。だが、ウィルスの性質は同じようだ」

美城「空気感染をしてしまうから、感染者と一定時間傍にいてしまうだけで二次感染を引き起こしてしまう。感染速度が速いのもそのためだ」


美城「恐らく、もうこの事務所内で正常なのは我々だけだろう………」

文香「そ、そんな………!」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:48:38.68 ID:GcRqvriS0


P「くっ! 何故こんな事になってしまったんだ!?」

美城「原因及び感染源は不明だ。だが、間違いなくこれは人為的によるものだろう」

文香「つまり…何者かが悪意を持って引き起こしたものだと?」

美城「こんな事が自然発生で起きるなんてこと自体あり得ない。間違いなく黒幕がいるはずだ」

茜「ならその黒幕とやらを探し出して倒せば、解決するってことですかッッ!?」

P「そう単純な事じゃないだろう。黒幕を倒したところで感染者のみんなを治す手段がない」


P「ひとまず志希達の帰りを待とう。全てはそれからだ」

茜「ぐぬぬ、そうですか………」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:49:35.42 ID:GcRqvriS0

美城「とりあえず今後の方針だが、彼の言う通り一ノ瀬さんが帰ってくるまで、この部屋で籠城するぴにゃ」

美城「下手に行動するよりもこっちの方が安全なはずぴにゃ」

美城「だからみんなも、狭い部屋に閉じ込められて窮屈だろうけど、どうか耐えて欲しいぴにゃ」


P「えっ、ちょ、専務!?」

文香「語尾にぴにゃが………」

美城「えっ……ハッ!?」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:50:27.93 ID:GcRqvriS0

美城「こ、これはどういうことぴにゃ!?」

美城「まさか私もすでに―――ぴ、ぴにゃ!?」


美城「ぴ、ぴ、ぴ、ぴにゃ……ぴにゃ。ぴにゃ! ぴにゃ!」



美城「ぴにゃ―――――――――ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」


文香「キャ―――!!」

P「専務が感染した―――ッッッ!!!!???」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:51:49.80 ID:GcRqvriS0

美城「ぴにゃ―――ッッ!!!」ブオンッ

文香「キャアッ!?」

茜「文香ちゃん、危ないッッ!!」ガバッ


美城「ぴにゃー! ぴにゃー! ぴにゃー!」ドンガラガッシャーン


P「くっ、完全に理性を失って暴れている………病むを得ん!!」

P「申し訳ございません専務、お許しください!」


P「ウエスタンラリアット!!」ドゴッ

美城「ぐぶほぉ!?」


美城「」ガクッ


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:52:58.15 ID:GcRqvriS0

茜「おおっ、プロデューサーさん流石です!! 一撃で専務を気絶させましたね!」

文香「いえ、駄目です!」


文香「専務が感染したという事は…空気感染でこの部屋もすでに……」

茜「そ、そうでした………!」


P「急いでこの部屋から出ないと俺達も感染してしまうという事か! クソッタレ!!」


P「文香、茜! この部屋から出るぞ! 俺の後に続け!!」


ガチャリ



社員s『ぴにゃ――――!!!!』


P「ダニィ!?」


文香「そ、そんな………部屋の外はもうぴにゃビ達で溢れてて………」


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:54:27.21 ID:GcRqvriS0

P「ドアから出たらやられてしまう!? これじゃもう脱出手段がない!?」


茜「窓です! 窓から飛び降りましょう!!」

茜「ここは事務所の二階です!! これぐらいの高さなら気合と根性で何とかなります!!」

文香「と、飛び降りるのですか……!?」

P「四の五の言ってられん! 茜の言う通りにするしかない!」

P「飛び降りるぞ文香!」

文香「ちょ、ちょっと………」


P「シュワット!」シュタッ

茜「I Can Fly――――ッッッ!!!!!!!!!」

文香「キャアアアアアアア!!??」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:55:27.44 ID:GcRqvriS0
――――――――

―――

――


茜「着地!」シュタッ

P「ぐふっ! あ、足が痺れて………」

文香「キャア!?」グギッ!


文香「うっ………あっ……い、痛い………」

茜「大丈夫ですか文香ちゃん!?」

文香「す、すみません……着地に失敗して―――ううっ!!」ズキズキ

P「足を挫いたのか!?」

文香「ご、ごめんなさい………」

P「大丈夫だ。俺が背負って運んでやる。さぁ、掴まって―――」


美城「ぴにゃあ――――ッッ!!!」シュタッ


P「うおぉぁ!? なにぃ!?」

茜「専務が追いかけて来た!?」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:57:06.46 ID:GcRqvriS0

P「クッソ! もう復活しやがったのか!?」

美城「ぴにゃああああ!!!!!!」ダッタタタダッ!!

P「くっ――!」


文香「プロデューサーさん! 逃げて」ドンッ!!

P「ぐおっ!?」

茜「文香ちゃん!?(プロデューサーさんを突きとばした!?)」


文香「お、お二人だけで…逃げてください!」


P「何言ってやがる文香! そんな事できるわけが―――」


美城「ぴにゃああああ」ザシュザシュザシュ!

文香「嫌ぁぁぁぁぁ!!」


P「文香ぁぁぁぁッッッ!!!!???」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:58:50.31 ID:GcRqvriS0

P「やめてください専務!! やめろぉぉぉぉ!!!!!!」

茜「駄目ですプロデューサーさん!」ガシッ


P「離せ!! 文香を助けるんだ!!」

茜「もう駄目ですッ!!! 文香ちゃんは………もう………!」


文香「プロデューサーさん………茜さん………に、逃げて―――」


文香「んにゃぴ………」

P「!?」


文香「ぴにゃー! ぴにゃー!」



P「ああっ、そんな………文香………」ガクッ

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 22:59:42.61 ID:GcRqvriS0

茜「今ここで私達までぴにゃ化したら、文香ちゃんの犠牲が無駄になりますッッ!!!」

茜「だからここは………逃げるんです………文香ちゃんのためにも!!」


P「く、クソォ………!!」


タッタタタタタッ!!


文香「ぴにゃー! ぴにゃー!」


――――――――――――――――

―――――――――――

――――――
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:01:46.37 ID:GcRqvriS0

茜「ハァ………ハァ………なんとか上手く撒けましたね」

茜「ここならしばらくは安全でしょう」


P「く、クッソ………文香が………ううっ……!!!」

P「守ってやれなかった………俺は担当プロデューサーだってのに!」

P「ちくしょう………ちくしょうぅ〜〜!!!!!!!!」


茜「プロデューサーさん………」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:06:35.52 ID:GcRqvriS0

茜「………駄目ですよ。私達に落ち込んでる暇なんてありません!」

P「茜………」

茜「つらいのはわかります。でも、私達は立ち止まってちゃいけないんです!」

茜「振り向くな! 前を向いて走るんですッッ!!!」

茜「そうじゃなきゃ、私達を庇ってくれた文香ちゃんが浮かばれないじゃないですか………!」


P「茜………」



『クククク、今更何しようが無駄なあがきぴにゃね』


茜「!!」

P「だっ、誰だ!?」


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:09:20.17 ID:GcRqvriS0

『もうお前達人間はお終いぴにゃ』

『おとなしく観念して、負けを認めるがいいぴにゃ!』


P「こ、この声は………まさか!

『そう。僕ぴにゃ………』


ぴにゃ「346プロのマスコット、ぴにゃこら太ぴにゃ!!」


P「!?」

茜「ぴ、ぴにゃこら太!?」


27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:10:03.31 ID:GcRqvriS0

茜「ぴ、ぴにゃこら太!? どうしてここに………!?」

ぴにゃ「ぴにゃぴにゃ♪ まだわからないのかぴにゃ?」


P「まさか、この一連の騒動はお前が引き起こしたのか!?」

ぴにゃ「やっと能天気なお前達でも飲み込めたようぴにゃね」

ぴにゃ「その通り。このぴにゃウイルスをバラまいたのはこの僕ぴにゃ!」

茜「そ、そんな………」


茜「何故ですか!? 何故こんな事を!!」

ぴにゃ「何故………だと?」ギロリ

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:11:34.49 ID:GcRqvriS0

ぴにゃ「自分の胸に手を当てて考えてみろぴにゃ!! 貴様ら人間が我々にした事を!!」

P「俺達がした事………!?」

ぴにゃ「そうぴにゃ!! お前達がグラブルの世界で我々にした数々の悪行!!」

ぴにゃ「決して許されることではないぴにゃ!!」

茜「どういうことでしょうか? グランブルーファンタジーの世界では、ぴにゃこら太達はどんな扱いなんです?」

P「どうって、そりゃ敵キャラ………―――――ハッ!?」


ぴにゃ「そうぴにゃ! 我々はグラブルの世界では敵キャラ扱い!」

ぴにゃ「騎空士共に蹂躙されるだけの存在ぴにゃ!!」


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:15:14.89 ID:GcRqvriS0

ぴにゃ「貴様ら人間共にはわかるまい! トレジャー狙いにと一方的に殴られる我らの絶望が!」

ぴにゃ「みんなボコボコにされたぴにゃ! 何も悪いことしてない奴もいたのに!」


ぴにゃ「掴まって! 素材を剥ぎ取られて、しかも騎空士達は救援も呼んで大勢で囲んで来るぴにゃ!」

ぴにゃ「終わることのないリンチという名の生き地獄………貴様らに我らの絶望が理解できるはずがないぴにゃ!」

茜「そ、そうなんですか? グラブルでのぴにゃこら太達って………」

P「だ、だってトレジャーにあるSSRぴにゃ武器はどれも優秀だから………(震え声)」


ぴにゃ「だからこれは復讐ぴにゃ!! 空で散った同胞たちの無念を晴らすのだぴにゃ!!」


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:16:00.50 ID:GcRqvriS0

茜「それでこの世界の人々をぴにゃビにしたというわけですか」

ぴにゃ「フッ、そういうことぴにゃ」

P「お前の言い分はわかるが、こんな事馬鹿げてる!!」


P「いますぐウィルスを散布するのをやめるんだ!!」

ぴにゃ「ハッ、ほざくな人間! 貴様らもぴにゃビにしてやるぴにゃ!」


ぴにゃ「来い! 我が僕よ!」指パッチン


文香「ぴ〜にゃ〜〜!!!」


茜「文香ちゃん!?」

P「ふ、文香………」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:17:13.76 ID:GcRqvriS0

ぴにゃ「ぴにゃにゃにゃにゃ! ウィルスに感染したぴにゃビ達は全て我の思うがままに操れるのだぴにゃ!」

ぴにゃ「さぁ、ぴにゃビよ! そこの人間達も感染させるぴにゃ!!」

文香「ぴにゃ!」


茜「ふ、文香ちゃん! 正気に戻ってください!!」

文香「ぴにゃあああ!!!」

茜「!!」


P「茜、下がってろ!!」



文香「ぴにゃー!!」ドゴォ!!

P「ぐぶほぉ!?」

茜「プロデューサーさん!?」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:18:20.67 ID:GcRqvriS0

文香「ぴにゃ! ぴにゃ! ぴにゃ!」ボコッ! ボコッ! ボコッ!

P「ぐふっ! がはっ! ぎゃふ!?」


茜「ひっ、プロデューサーさんをボコボコにしてる!?」

ぴにゃ「ぴにゃぴにゃぴにゃ♪ ぴにゃビと化した人間は身体能力も大幅に上昇するぴにゃ」

ぴにゃ「殴られたら相当痛いだろうぴにゃねぇ」ニヤリ

茜「そ、そんな………」


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:19:55.64 ID:GcRqvriS0
茜「やめてください文香ちゃん!! 正気に戻ってくださいッッ!!」


文香「ぴにゃあ!」ドゴォ!

P「うごぉぁ!?」

茜「ぷ、プロデューサーさん!!」


P「こ、こっちに来るな茜………お、俺は大丈夫だ………」

茜「で、でも!!」

P「ぐふっ………ふ、文香の細腕のパンチなんか、いくら食らったところで………」


34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:20:52.32 ID:GcRqvriS0

ぴにゃ「どうした人間? 抵抗しないぴにゃ?」

P「ぷ、プロデューサーである俺が………アイドルを殴れるはずないだろ………ッ!」

ぴにゃ「いい台詞ぴにゃ。感動的だぴにゃ」

ぴにゃ「だが無意味ぴにゃ! このままアイドルに撲殺されるがいいぴにゃ!」


文香「ぴにゃ! ぴにゃ!」ボコッ! ボコッ! ボコッ!

P「ぐふっ! がはっ!」


茜「プロデューサーさ――んッッッ!!!!!!!!」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:21:57.12 ID:GcRqvriS0

茜「プロデューサーさん! 逃げてください!! このままじゃ文香ちゃんに殴り殺されちゃいます!!」

P「こ、断る………!」

茜「えっ!?」


P「俺はもう、大切な担当アイドルを見捨てて、逃げたりなんかしたくない!!」

茜「プロデューサーさん………っ!」ウルッ


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:23:00.39 ID:GcRqvriS0

P「へっ、それに………」


P「文香に殺されるのなら………それも悪くないかなって………」


ぴにゃ「理解不能ぴにゃ。狂れてやがるぴにゃ」


ぴにゃ「何故、たかがアイドル一人にそんな思いを抱けるぴにゃ!」

P「ハッ、何故だとぉ?」


P「そんなの勿論―――」


37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:24:12.28 ID:GcRqvriS0



P「俺が文香の事を愛してるからに決まってるからだろぉ―――ッッ!!!!!」




文香「」ピタッ!


ぴにゃ「な、なにぃ………!?」

茜「は、はわわわ!///」


38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:27:23.49 ID:GcRqvriS0

P「もうこれが最後になるかもしれないから言っておくぜ………」

P「文香、愛してる! もうお前を一人になんかさせないぞ!!」


P「お前がぴにゃビになってるのなら、俺も一緒になってやる!」


文香「………ぴ。ぴにゃ………」

ぴにゃ「ええい、よくもこんなこっ恥ずかしい事言えるぴにゃね!」

ぴにゃ「もういいぴにゃ! さぁ、ぴにゃビよ。この人間をやっておしまいぴにゃ!!」

文香「ぴ、ぴ、ぷ、プロデューサー……さん………」

ぴにゃ「な、なに! まさか―――」


文香「ぴ、ぴにゃ………ぴにゃああ!」

文香「ぴにゃあああああああああああ!!!!!」


文香「………………」



文香「あ、あれ? 私は…何を……?」

茜「ふ、文香ちゃん!!」

ぴにゃ「ば、バカな………!?」


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:28:19.60 ID:GcRqvriS0

P「ふ、文香………お前、元に戻ったのか!?」

文香「プロデューサーさん? これは…一体……?」

P「うおぉぉぉぉ! 良かったぁ〜〜!」抱きっ

文香「えっ、あっ/// あ、あの……///」



ぴにゃ「な、何故ぴにゃ!? 何故その人間は元に戻ったぴにゃ!?」


茜「これぞ愛の力ですッッ!!」

ぴにゃ「愛!?」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:29:09.04 ID:GcRqvriS0

茜「文香ちゃんを想うプロデューサーさんの熱いハートが奇跡を起こしたんです!!」

茜「まさにラブボンバー!! ハートは真っ赤なファイヤー!! バァァァニングラ――ブです!!!」


??「そうだよー!! 愛の力だよ―――っっ!!」

ぴにゃ「お前は誰ぴにゃ!?」



41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:31:08.25 ID:GcRqvriS0

ぴにゃ「ええい、何が愛の力ぴにゃ! くだらない!」


ぴにゃ「こうなりゃ空気感染で、まとめてぴにゃビ化させてやるぴにゃ!」


???「おっと、そうはさせませんよ?」

ぴにゃ「!? お、お前は―――」



ちひろ「DIE SET DOWN!!」ズバッ

ぴにゃ「ぴにゃあぁぁぁ!!??」ジョバァァァ


P「ちひろさん!?」




42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:32:37.51 ID:GcRqvriS0

ちひろ「ふふふっ、よくぞここまで耐えてくれましたねプロデューサーさん。お見事です」

P「無事だったんですね!」


ぴにゃ「ば、バカな………何故感染していない!?」

ちひろ「生憎、私は抗体を持っていましてね」

ぴにゃ「にゃん………だと!?」

ちひろ「だから隙が出来るまでずっと隠れて様子を見てたんですよ」

ぴにゃ「お、おのれ………!」


43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:34:04.09 ID:GcRqvriS0

ブオオオオオオオオオッ!!!


茜「プロデューサーさん、見てください!! 空に大きな船が!!」

P「あれはグランサイファー!! という事は、志希達が戻って来たんだ!!」


ちひろ「これで終わりですね。貴方の野望も何もかも」

ぴにゃ「く、クソが………」



ぴにゃ「む、無念………ぴにゃ」ガクリ


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44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:35:20.33 ID:GcRqvriS0

こうしてちひろさんの活躍により、元凶であるぴにゃこら太は倒された。

その後、グラブルの世界から帰還した志希により解毒剤が作られ、感染者達は皆無事に元に戻る事ができた


こうして悪夢のようなぴにゃハザードは幕を閉じたのである


45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:36:55.76 ID:GcRqvriS0
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凛「私達がいない間にそんなことがあったんだ………」

卯月「大変だったんですね………プロデューサーさん達」

未央「ある意味、ファーダグランテにいた私達よりも凄い目にあっていたのかも」


P「いや、本当、周りがぴにゃぴにゃ言ってて正に地獄絵図で―――」

美城「生きた心地がしなかったな」

P「ですよねーうん」


穂乃香「でも、ぴにゃこら太になれたのは少し嬉しかったかも……です///」

美城「えぇ………」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:38:11.33 ID:GcRqvriS0

ちひろ「まぁ何はともあれ、これにて一件コンプリート! メガロポリスは日本晴れという事で♪」

P「何でデカレンジャーなんですか。あはははっ―――って痛たたッ!」ズキズキッ

凛「どうしたのプロデューサー?」

P「い、いや、ちょっとな………いててて!」ズキズキッ!

未央「よく見たらプロデューサーの顔、パンパンに腫れまくってるじゃん!?」

ちひろ「ぴにゃビ化した文香ちゃんにボコボコ殴られてましたからね」



47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 23:38:17.88 ID:0Zqh8WbIO
穂乃香ちゃんを巻き込む恩知らずぶさいくはないかなー
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 23:38:34.21 ID:N5hB44UfO
そういやパラガス晴ちんメダル確保したんけ?
後、ヴィーラ引けたか
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/11(日) 23:39:21.11 ID:GcRqvriS0

文香「ご、ごめんなさい! 私のせいで…」

P「お前のせいなんかじゃないさ。それに、お前如きのパンチなんて俺は屁でも――あたたたっ!?」ズキズキッズキッ

凛「もう、やせ我慢しないでよ」

茜「でも名誉の負傷です!! あの時のプロデューサーさんはとってもカッコよかったですから!!」


茜「しかもあの文香ちゃんに対しての告白――――思わず私もキュンっとしちゃいました……///」

凛「」ピクッ!

未央「えっ、告白!?」

卯月「は?」


文香「!?///」ドキッ!

P「ちょ!」


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 23:40:04.19 ID:D8LxXzKB0
やっべ、本家来ちゃった…
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