他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
提督呼び大会
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:02:02.36 ID:jrJbFQEco
吹雪「すぅー………………」
吹雪「………司令ー!」
長門「……」
大和「……」
瑞鶴「……」
加賀「……」
提督「ん? どうした? 呼んだか?」ガチャ
長門「タイムは?」
大和「えーっと、19秒83ね」
瑞鶴「うーん、まぁこんなもんかもね」
加賀「今年は20秒切っているし、それなりに良い方ではないかしら」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1496923322
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:04:22.45 ID:jrJbFQEco
吹雪「司令官、お疲れ様です!」
提督「お、おお。……何か用事でもあるのか?」
吹雪「いえ、特には!」
提督「……そうか。じゃあまたな」バタン
翔鶴「……普通でしたね」
赤城「タイムも平凡ならトークも普通。去年と何も変わらなかったですね」
霧島「しかし、この大会は吹雪さんのコールから始まるのがもはや伝統ですから」
蒼龍「ある意味安定感あるよね」
飛龍「アイスで言ったらバニラ味って感じだよね」
長門「可もなく不可もなく……まあ5点といったところか」
大和「これは私も5点かなぁ」
瑞鶴「同じく5点。これ以外につけようがないわよ」
加賀「そうね。私も5点にさせてもらいます」
吹雪 20点
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:06:40.66 ID:jrJbFQEco
吹雪「あ、あはは……。今年も20点かー……」
初雪「落ち込まないで。吹雪、頑張った」
深雪「でも毎年20点だぜ?」
白雪「やっぱり何か捻りを入れるべきかもしれませんね」
吹雪「うう……次回の参考にします……」
磯波「次は叢雲ちゃんの番ですね」
叢雲「ええ。まっ、見てなさい。吹雪の仇をとってきてあげるわ」
浦波「叢雲ちゃん、自信たっぷりですね」
白雪「叢雲ちゃんは優勝候補の強豪ですから」
長門「ふむ、次は叢雲か」
加賀「いきなり猛者が来たわね」
瑞鶴「さーてさて。その実力、拝見させてもらおうじゃないの」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:08:34.58 ID:jrJbFQEco
叢雲「すぅー…………………………」
叢雲「……………あんたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
長門「やはり十八番の女房コールで来たか」
大和「コールも大きい、伸びもいい……やるわね」
加賀「腕を組みながらの仁王立ちも高ポイントだわ。良い仕事です」
ドタドタドタドタ… ガチャ
提督「ど、どうした!?」
大和「10秒07。惜しい!」
瑞鶴「でも10秒の壁にここまでせまる記録って……なかなか見たことないわよ」
長門「古女房叢雲、ここにあり……というわけか」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:11:10.70 ID:jrJbFQEco
提督「なんだ!? 何かあったのか!?」
叢雲「あれ、買って来てくれる? 今見たら切らしちゃってるのよ」
提督「……なんだそんな事か。わかった、仕事帰りに買っておく」
叢雲「そ、頼んだわよ」
提督「ああ。じゃ、俺は戻るからな」バタンッ
翔鶴「……でましたね」
赤城「はい。本人たちの間でしか通用することのない以心伝心トーク。その姿はまさに長年連れ添った夫婦そのもの」
霧島「一見淡白にも見える最低限の会話の奥に、何者にも断ち切れぬ強い絆を感じさせます。このコールセッション、ハイレベルですね」
蒼龍「んー、やっぱり貫禄あるね」
飛龍「あんなにちっちゃいのに」
大和「9点です。彼女のコールはもはや伝統芸能の域にまで昇華されてますね」
長門「ふむ……、私は8点かな。トークタイムに小さじ一つ分ほどのデレがあればまた違ったと思う」
瑞鶴「私も8点。確かに全体的にハイレベルなんだけど、実力はあるんだからエンターテイメントも意識して欲しい所ね」
加賀「6点にします」
瑞鶴「……えっ? それはさすがに低すぎるんじゃない?」
加賀「彼女の成長に期待して、という意味よ。叢雲にはまだまだ伸び代があると、私は信じています」
加賀「だからすでに完成された女房コールだけに胡座をかかず、もっと様々な方向性を模索して欲しいという意味での6点です」
長門「なるほど、更に上を目指し続けて欲しいというわけか。深い6点だな」
叢雲 31点
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:14:47.91 ID:jrJbFQEco
吹雪「叢雲ちゃんすごーい!」
白雪「さすが優勝候補! 私達の誉れです!」
叢雲「……でも思っていたより点数が伸びなかったわね」
磯波「今年はなんか審査が厳しめって感じですねぇ」
夕立「ふふふ、今年の審査員たちは新しい風を求めている……。村雨の読みは当たってたっぽい!」
叢雲「っ……! 白露型……!」
時雨「叢雲、悪いけど今年のベストコールは僕達白露型から排出させてもらうよ!」
夕立「去年の雪辱、今日ここで晴らさせてもらうっぽい!」
叢雲「ふん。やれるもんならやってみなさい」
白雪「凄い自信ですけど、私達の叢雲を抑えられる人材なんてそちらにいましたか?」
時雨「もちろんいるよ。宿敵叢雲を刺す秘密兵器がね」
夕立「さぁ山風! 行ってくるっぽい!」
山風「あ……あぅ」
長門「次は……ほぅ。新人選手か」
大和「山風ちゃんかぁ。うーん、データがないわね」
瑞鶴「あの子大丈夫なの? おどおどしてて見てらんないんだけど」
加賀「コールゾーンに入る前から涙目……あがり症かしら」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 21:17:37.00 ID:EyrotXzA0
発想は嫌いじゃないってか好きだけど何度も呼び出される提督はたまったもんじゃないなww
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:18:51.54 ID:jrJbFQEco
山風「……あ、あの……ええと……うぅ……」
山風「ね、ねぇ夕立……? ど、どうすればいいのぉ……?」
山風「やだ……みんな見てる……ック……ヒック……海風ぇ、江風ぇ……」
長門「……おい大丈夫か。泣き始めたぞ」
加賀「追い詰められてるわね」
瑞鶴「なんだか可哀想になってきちゃったわよ……」
山風「……うぁぁ……もうやだ……やだよぅ……」
山風「やだ……助けて……助けてよ……パパッ……パパァァーーーァァァ!!!」
ダダダダダダダッ ガチャ
提督「山風!! 山風ぇぇぇ!! パパはここだ! ここだよー!」
大和「速い! 9秒73!」
長門「なにぃ……パパコールだと!?」
瑞鶴「ふ、ふふ。凄いもん見ちゃったわね私達……。やだ、首筋が粟立ってる……」
加賀「これまでの大会でも五指には入るコール……こんな傑物がまだいたなんて……」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:22:31.53 ID:jrJbFQEco
山風「うあぁぁぁ!! パパ! パパァァー!!」
提督「よしよし。大丈夫、大丈夫だよ山風。パパはここに居るから。落ち着いて、な?」
山風「うぅ……ヒック……グスッ……う゛ん」
提督「落ち着いたか?」
山風「………うん。……パ……提督……あ、ありがとぅ……」
提督「なんだ、もうパパって呼んでくれないのか?」
山風「ッ……あたしそんな事……言ってない……」
提督「ん?」
山風「あ、あたし提督のことパパなんて言ってない……言ってないからねっ!」
提督「……ははは! そうだな山風。よしよし」
翔鶴「〜〜〜〜ッッッ!!」
赤城「化物かこいつは」
霧島「男たるもの誰しもが持つ父性、それを直接殴りつける魂のパパコール。それだけに留まらず、トークタイムでさらに保護欲を刺激する羞恥心と幼児性も見せつけるなんて……底が見えません。正直恐ろしいです」
蒼龍「うーん、こりゃ今年は決まっちゃったかな」
飛龍「この後の人達どうするんだろうね」
大和「……10点です。ごめんなさい、感動で手の震えが止まらないの。スコアカードが上手く掴めないので口頭だけで申告させてもらいます」
長門「同じく10点だ。いやまったく素晴らしい。この長門、彼女のコールに万感胸にせまる思いだ」
瑞鶴「私も10点。山風のパパコールは今までの主流なコールを全て古典に変えてしまう迫力があったわ。新たな時代の幕開けを感じました」
加賀「9点です」
長門「何……?」
加賀「確かに素晴らしいコール、恐ろしい才能です。しかし彼女の力は追い詰められた状況においてこそ無自覚に発揮されたもの。まだ偶然の域を出ていません」
加賀「山風が自らの意志でパパコールを使いこなした時、私は彼女に10点を捧げるつもりです。ですので今はごめんなさい。9点です」
大和「冷静なのね……」
加賀「……彼女の満点を阻止した私を、後世のコーリストたちは捻くれ者と笑うかもしれないわ。でもね、コールを愛する者として偶然に満点は出せないの。ごめんなさい」
瑞鶴「……ふふ。なによ、熱いこと言うじゃないの」
山風 39点
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 21:31:11.09 ID:Bs4YppHto
審査員全員真顔で言ってると思うと……wwww
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:34:40.36 ID:jrJbFQEco
叢雲「嘘でしょ……」
吹雪「そんな……叢雲ちゃんが負けるなんて……」
夕立「やった! やったっぽい! 今年はついに白露型がベストコール取れるっぽーい!」
時雨「おめでとう山風! 素晴らしいパパコールだったよ!」
山風「ちがっ……あたし言っていないっ! パパなんて言ってないから……!」
深雪「ってか39点ってほぼ満点じゃねぇか。こんなの誰も越えられっこねぇよー」
白雪「悔しいけれど、今年はもう山風さんに決まったようなものですね」
磯波「でもまだやる人いるんですよね……」
初雪「私だったら棄権する。この後にやるなんて恥、かくだけ」
金剛「……ヘイ、どうする気デース?」
アイオワ「む、無理しなくてもいいのよ?」
ウォースパイト「い、いえ。Don't worry……いけます……いきます」
アイオワ「足震えてるわよ? やっぱりgive upした方が……」
ウォースパイト「No! それだけはNo way! 絶対に勝ちます……!」
金剛「本当に大丈夫ですかネー……」
長門「むっ、次はウォースパイトか」
大和「珍しい外国人選手だけど……プレッシャーで一杯一杯みたいね」
瑞鶴「意外と負けん気が強い人だからね。引っ込みつかなくなっちゃってるみたい」
加賀「……奮戦を期待しましょう」
45.08 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)