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喪黒「なるほど。勤め先がブラック企業ですか」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 19:43:32.45 ID:a/qbeV9/o
私の名前は喪黒福造
人呼んで笑うセールスマン
ただのセールスマンじゃございません
私の扱う商品は『心』
人間の心でございます
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1496918612
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 19:44:36.03 ID:a/qbeV9/o
この世は老いも若きも男も女も心の寂しい人ばかり
そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします
いいえお金は一銭もいただきません
お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 19:45:07.39 ID:a/qbeV9/o
さて、本日のお客様は……
黒木「……」カタカタカタ…
黒木「……」カタカタカタ…
『黒木 恭太郎(くろき きょうたろう)男24』
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 19:45:49.27 ID:a/qbeV9/o
「ブラック企業」
ホーッホッホッホッホ……
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 19:47:20.10 ID:a/qbeV9/o
黒木「……」カタカタカタ…
黒木「……」カタカタカタ…
黒木「はぁ〜〜……」カタカタカタ…
課長「おーい、黒木くん」
黒木「は、はい?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:48:12.74 ID:a/qbeV9/o
課長「あと、これも頼むよ」
ドサッ
黒木「ええっ!?こ、これもですか?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:50:39.82 ID:a/qbeV9/o
課長「いやー、すまないと思うがうちも人手不足でな」
黒木「それにしたって、これ全部だと終わるのが1時回っちゃいますよ?」
課長「いいじゃないか。それに君、明日休みだろう?」
黒木「え、ええ、確かにそうですけど」
黒木「でも僕、もう4日も家に帰ってないんですよ?」
課長「何だ、たった4日くらい」
黒木「けど……」
課長「嫌ならいいんだよ?君の代わりなんていくらでも居るんだからね」
黒木「……」
課長「このご時世、再就職は大変らしいなあ。田舎のお母さんも、さぞかし心配して…」
黒木「……わかりました。やりますから」
課長「おお、やってくれるかね。さすがは黒木君」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:52:18.10 ID:a/qbeV9/o
―街中、深夜1時半―
黒木「ふぅ、や、やっと家に帰れる……」フラフラ
黒木「くそう、入社前は残業のないホワイトな企業なんて言ってたのに」
黒木「実際はサービス残業だらけじゃないか!」
黒木「確かに残業代が発生しないから、会社的には残業はないだろうけどさ!」
黒木「何がホワイトだ。典型的なブラック企業じゃないか」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:53:03.35 ID:a/qbeV9/o
黒木「まあ、とにかく家にかえったら一眠りしよう、それから」
黒木「コンビニのパンやカップラーメンばかりだったからな、ちゃんと栄養のある物を食おう」
黒木「じゃないと体が持たないぞ、それから……」
黒木「う……」フラ
ドン
喪黒「おっと」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:55:14.73 ID:a/qbeV9/o
黒木「あ、す、すいません」
喪黒「どうしたんですか?何だか顔色がよろしくないようですが」
黒木「あ、いえちょっと仕事が忙しくて……」
喪黒「どうやら、あなたはずい分とお疲れのようですね」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 19:56:47.32 ID:a/qbeV9/o
黒木「え、ええまあ」
喪黒「なら、ちょいとそこで一休みしていきませんか?」
喪黒「何か悩んでる事がおありでしたら、私で良ければ話を聞きますよ」
黒木「はあ……」
喪黒「あ、申し遅れましたが私こういう者です」
黒木「心のスキマをお埋めします?喪黒……福造?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:01:59.07 ID:a/qbeV9/o
―バー・魔の巣―
喪黒「……なるほど」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:02:29.96 ID:a/qbeV9/o
喪黒「勤め先がブラック企業ですか」
黒木「ええ。僕の勤めてる会社は、いわゆるそのブラック企業ってやつでして」
喪黒「ああ、この頃よく耳にしますなぁ」
黒木「残業代の出ない、長時間のサービス残業を社員に強要するような会社なんです」
喪黒「それは、さぞお辛いでしょう」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:06:58.11 ID:a/qbeV9/o
黒木「ええ、残業代が出ないのはもうしょうがないと諦めてるんですけれど」
黒木「やっぱり、睡眠時間が削られたりするのが一番辛いですね」
黒木「僕も、この所毎日3時間の仮眠ぐらいしか取ってなくて……。ふぁ〜」
喪黒「毎日大変ですなぁ」
黒木「そもそも、こんなに残業しなきゃ回らないような会社なら」
黒木「経営が下手くそって事なんです」
喪黒「ほう?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:11:19.22 ID:a/qbeV9/o
黒木「下っ端社員の犠牲の上に経営が成り立ってるんですから」
黒木「経営者が社員を使い潰してるのと一緒ですよ」
喪黒「ええ、そうかも知れませんねぇ」
黒木「仕事のスケジュールを調整するなりして時間の余裕を作れば」
黒木「新しい知識や技術なんかも学ぶ時間が出来て、能率も上がると思うんです」
黒木「社員の成長は、会社にとって絶対プラスになるはずなんです」
喪黒「ええ確かに。あなたの仰る通り」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:13:16.20 ID:a/qbeV9/o
黒木「今の環境じゃ、家に帰っても寝る時間を確保するのが精一杯で……」
黒木「何か新しい事をしよう、なんて気にはとてもなれませんね」
喪黒「それじゃ、モチベーションも上がりませんなぁ」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:14:13.32 ID:a/qbeV9/o
黒木「はぁ……。もし僕が経営者なら、絶対ブラック企業にしないのにな」
黒木「社員が成長していけるような、余裕のある環境の会社にするのに」
喪黒「えらい!素晴らしい心意気です」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:15:50.85 ID:a/qbeV9/o
黒木「え?いやぁ、そんな」
喪黒「自分の事しか考えてない人間の多い昨今、あなたのような方はとても貴重です」
喪黒「私、あなたのその心意気に感心しました」
喪黒「ですので、あなたにいい所を紹介してあげましょう」
黒木「いい所?」
喪黒「これです。この名刺をあなたに差し上げます」
黒木「黒木商事…?僕と一緒の名前だ」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 20:18:35.83 ID:a/qbeV9/o
喪黒「あなたがもし、どーしても今の環境に耐えられなくなったら」
喪黒「そこを尋ねてごらんなさい」
喪黒「あなたのその心のスキマが、埋まる事をお約束致しますよ」
黒木「はぁ……」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:52:00.37 ID:a/qbeV9/o
―アパート―
ガチャ…バタン
黒木「ふぅ、4日ぶりに帰ってこれた……」
黒木「久しぶりにゆっくり寝れる」ゴロン
黒木「よーし、午後までゆっくり寝て、あとは……」
黒木「zzz……」
・
・
・
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:52:32.14 ID:a/qbeV9/o
・
・
・
PiPiPiPi!
黒木「うわっ!」
黒木「な、何だ、会社から着信?まだ朝の8時だぞ……」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:53:15.53 ID:a/qbeV9/o
ピッ
黒木「……はい」
課長「黒木くぅーん。お休みの所悪いんだがねぇ」
課長「今日、これから出勤できないかな?」
黒木「は?」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:54:26.90 ID:a/qbeV9/o
課長「いやねぇ、ちょっとトラブルがあってさ。手が回んないんだよ」
黒木「え?いやしかし2週間ぶりの休みですから」
課長「もちろん、代休はつけるよ?」
黒木「この前もそう言って、結局まだ貰ってないんですけど」
課長「いいから、今すぐ来なさい。これは命令だ」
課長「全く。普通は休みなんて遠慮して取らないもんだろう。近頃の若い者は…」ブツッ
黒木「……」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:55:43.12 ID:a/qbeV9/o
―街中―
黒木「何なんだよ、折角の休みなのに」
黒木「全然、疲れが取れた気がしない」
黒木「はぁ〜、行きたくないなぁ」
黒木「どうせ、行ったら行ったでそのまま明日の1時2時まで……」カサ
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:56:44.03 ID:a/qbeV9/o
黒木(ん?ポケットの中に名刺?これは……)
・
・
・
喪黒「あなたがもし、どーしても今の環境に耐えられなくなったら」
喪黒「そこを尋ねてごらんなさい」
喪黒「あなたのその心のスキマが、埋まる事をお約束致しますよ」
・
・
・
黒木(……)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:58:46.72 ID:a/qbeV9/o
―雑居ビル3階―
黒木「ここか。名刺にあった黒木商事は。何だか誰もいないみたいだけど」
黒木「ここに、一体何が……?」
黒木「……とりあえず、入ってみよう」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:08:32.60 ID:a/qbeV9/o
ガチャ
黒木「お邪魔しまーす……」
社員1「あ、おはようございます黒木社長!」
社員2「社長、この件なんですけど……」
社員3「社長、例の契約、本決まりになりました!」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:11:03.32 ID:a/qbeV9/o
黒木「え?え?なにこれどういう事?」
社員1「どうしたんですか社長?」
社員2「どうかされましたか?」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:23:55.96 ID:a/qbeV9/o
黒木「僕が、社長……?」
社員1「ええ、そうですよ?黒木社長」
社員3「社長は冗談がお好きだなぁ」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:24:46.84 ID:a/qbeV9/o
黒木(そ、そうか……。喪黒さんが昨日言ってたのは、こういう事だったのか!)
社員1「あ、銀行から融資の案内が届いてますよ」
社員2「この件、こうした方がコストカットに……」
社員3「はい、黒木商事です。あ、お世話になっております」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:36:02.46 ID:a/qbeV9/o
社員1「社長?」
黒木「あ、ああ大丈夫。何でもない」
黒木「それより、仕事上で何かトラブルや困ってる事はないかな?」
社員1「いえ、順調です社長」
社員2「ええ、業績も延びてますし」
社員3「今のところ、特に何もありませんよ」
黒木「それならよろしい。……ん?」
PiPiPiPi……
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 22:36:40.01 ID:a/qbeV9/o
ピッ
黒木「はい」
課長「黒木君!君は一体何をやっとるんだね」
課長「もう9時を過ぎて……」
黒木「……チッ、うるさいな」
課長「なに?」
黒木「ええ、わかりました。今すぐ行きますんで」
課長「おい、黒」
ピッ
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 00:03:54.84 ID:yS7//ZYno
期待
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 00:15:04.81 ID:U9aDvNLYo
元が不幸なのにここから更に突き落とされるなんて可哀想過ぎる
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 10:18:07.38 ID:84qGmY+DO
>>34
ま、稀にハッピーエンドになることもあるから…
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 16:52:27.80 ID:tkvxoFy0o
>>34
黒木がどうするかで結果変わるから待とう
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 16:58:59.36 ID:GgSzeoPLo
―会社―
黒木「どうも、遅くなりました」
課長「全く、何をやっていたんだね黒木君」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 16:59:38.78 ID:GgSzeoPLo
課長「まあいい、早速業務に……」
黒木「課長、これを」スゥ
課長「ん?何だねこれは」
課長「え?じ、辞表?黒木君、これは一体どういう事だね?」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:00:29.33 ID:GgSzeoPLo
黒木「今日かぎりでここを辞めさせて頂きます」
課長「何だって?そんな、急に!」
黒木「こんな、人を使い潰す事しか考えてない会社なんてもうウンザリです!」
課長「す、少し落ち着きたまえ黒木君」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:01:26.66 ID:GgSzeoPLo
黒木「僕は、もっと人が人らしく扱われる環境で」
黒木「あなた方を超える結果を出したいと思ってます」
課長「何を夢みたいな事を言ってるんだね」
黒木「それでは。これで失礼します」
課長「あ、黒木君、ちょっと待ちたまえ、黒木君!」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:03:02.74 ID:GgSzeoPLo
―黒木商事―
バタン
黒木「ふぅ……」
社員1「あ、お帰りなさい社長」
社員2「何か用事があるんでしたら、私達に仰ってくれればいいのに」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:04:51.21 ID:GgSzeoPLo
黒木「あ、いやいいんだ」
黒木「さぁ、それより働くぞー!」
社員1「ええ、頑張りましょう!」
社員2「よーし、やるぞ!」
社員3「さぁ、張り切るぞー!」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:07:23.69 ID:GgSzeoPLo
黒木(業務は、前の会社でやっていた事とほぼ一緒)カタカタ…
黒木(だから戸惑わずにやれる。けど……)カタカタ
黒木(た、楽しい……。自分のために働くのが、こんなにやりがいがあるなんて!)
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:08:55.33 ID:GgSzeoPLo
―夕方5時―
黒木「……ん?もうこんな時間か」
社員1「ええ、そうですね」
社員2「えーと、ここがこうで」カタカタ
社員3「さーて、この書類を郵送して……」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:09:49.22 ID:GgSzeoPLo
黒木「みんな、もう帰る時間だぞ」
社員1「ええ。これが片付いたら帰ります」カタカタ
社員2「はい、もう少しで終わりますよ」カタカタ
社員3「お、もうそんな時間ですか」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:11:12.42 ID:GgSzeoPLo
黒木「業務時間は5時までと決まっている」
黒木「決められた時間内に、仕事は終わらせるようにな?」
社員1「あ、ハイ!すいません!」カタカタ
社員2「ひえっ、怒られちゃった」カタカタ
社員3「スケジュールの管理も仕事の内ですからね!」カタカタ
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:12:28.03 ID:GgSzeoPLo
―1ヵ月後―
社員1「社長、今月の決済です」
黒木「おう、ごくろうさん」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:13:25.01 ID:GgSzeoPLo
黒木「うん、順調だな」
社員1「ええ、仕事は忙しいですが時間内で終わらせるよう工夫してますから」
社員2「能率的に仕事をやるノウハウも蓄積して来てますし」
社員3「疲れもないですから全力で働けます」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:14:51.14 ID:GgSzeoPLo
黒木「無理はするな。ただし、常に工夫は考えろ」
社員1「社長の口癖ですね」
社員2「ええ、そのお陰で仕事の効率がだいぶ上がりました」
社員3「仕事が早いっていうんでわが社の評判も上々です」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:17:22.25 ID:GgSzeoPLo
黒木「みんな、良く働頑張ってくれた。これはボーナスを弾まなきゃな」
黒木「さて、みんな明日は休みだな?」
黒木「じゃあ、今日は俺のおごりで飲みにいくぞー!」
社員1「はい!」
社員2「いやー、社長の会社は素晴らしい!」
社員3「こんなホワイト企業、めったにありませんよ」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:20:00.94 ID:GgSzeoPLo
―夜半、街中―
黒木「うぃ〜、ヒック」
黒木「この上なく順調、順調……」
黒木「どうだ、社員に無茶苦茶な残業なんかさせなくたって」
黒木「ちゃんとやれば、結果なんか出せるんだ……ヒック」
喪黒「どうやら、うまく行ってるようですなぁ黒木さん」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/10(土) 17:21:17.59 ID:GgSzeoPLo
黒木「あ、喪黒さん!お久しぶりです!」
喪黒「私の紹介した会社はいかがですか?」
黒木「ええ、もう最高です!急に社長になったんで、最初はびっくりしましたが……」
喪黒「ホッホッホ、まあそうでしょうなぁ」
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