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海未「小料理屋の園田海未です」
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72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:03:29.64 ID:4KwUzWKN0
花陽「凛ちゃん優しいなあ・・・」
にこ「まあ追いかけられただけだしね」
海未「それでもあれは優しい方ですよ」
希「(色々付いてけんわあ・・・)」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:04:05.01 ID:4KwUzWKN0
凛「へえー、希ちゃんと絵里ちゃんってにこちゃんの友達なんだね」
絵里「そうよ」
希「ちょっと前からやけどな」
凛「ふうん。あの寒いにこちゃんがねー」
にこ「だぁれが寒いって!?」
凛「だっていっつもTVで『にっこにっこに〜♡』って」
花陽「可愛いよね!」
海未「確かに愛らしいです」
にこ「当然でしょお?」
凛「やっぱり寒いにゃ」
にこ「何ですって!」グリグリ
凛「痛いにゃー!」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:04:46.50 ID:4KwUzWKN0
絵里「ふふっ♡凛とにこは仲が良いのね」
凛「凛がにこちゃんに付き合ってあげてるだけだよー」
にこ「ふうん?じゃあもう凛にはラーメン奢ってやんないわよ」
凛「にこちゃん大好きだにゃー!」
にこ「くっ付くな!」グイグイ
希「仲ええやん♪」
花陽「凛ちゃんにこちゃんだけにああやって甘えるの♪」
のぞえり『ほぉ〜』
海未「2人とも何ニヤニヤしてるんですか・・・」
にこ「まったく・・・海未、凛にラーメン作ってあげて」
海未「もう調理し始めてますよ」
にこ「はやっ」
凛「凛と海未ちゃんは以心伝心なんだにゃ!」
花陽「凛ちゃん難しい事知ってるねえ♡」ナデナデ
凛「にゃあ〜^」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:05:19.69 ID:4KwUzWKN0
絵里「あ、海未私にも何か作ってちょうだい」
海未「良いですよ何にします?」
絵里「ペリメニが良いわね」
海未「はて、ロシアの料理ですか?」
にこ「餃子みたいなものよね」
絵里「ええ」
海未「それなら得意分野です!すぐに作りますからね」
店全体に中華の良い香りが漂う。
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:06:10.61 ID:4KwUzWKN0
希「ここって小料理屋やろ?」
凛「海未ちゃんはああ見えて中華料理が得意なんだにゃ」
花陽「ご飯が進むんだよねぇ♪」
にこ「食べ過ぎんじゃないわよ」むに
花陽「ぴゃあっ!お腹つままないでぇ・・」
凛「凛にも触らせて!」
希「うちも!」
花陽「ダレカタスケテー!」
かよちんのお腹は触り心地が良かった。
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:07:04.61 ID:4KwUzWKN0
にこ「しかしあの物の怪は何だったのかしらね」
絵里「確かに気になるわね」
凛「物の怪?」
にこ「そう。さっきにこが倒したんだけど」
凛「嘘だよー、にこちゃん弱いじゃん」
花陽「本当だよ凛ちゃん。ねえ海未ちゃん」
海未「はい、花陽の言う事は本当ですよ」
凛「じゃあにこちゃん、凛と勝負してよ!」
にこ「はぁ!?何でそうなるのよ!」
凛「あー、物の怪は倒せるのに凛は倒せないんだ!」
にこ「・・・分かったわよ!そのかわり容赦しないわよ!」
凛「勿論だにゃ!(ちょろいにゃー)」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:07:46.38 ID:4KwUzWKN0
希「あれ大丈夫なん?」
花陽「大丈夫だよぉ。にこちゃんと凛ちゃんはたまにああやってお互いを鍛えてるの」
海未「私もたまに2人を扱きますよ」
絵里「ハラショー・・・凛はともかくにこはアイドルよね?」
花陽「にこちゃん曰く、過激なファンに襲われても大丈夫な様にって」
希「にこっちなりに考えてるんやなあ」
海未「そうですね、体を鍛えるのは良い事です」
絵里「でも店の中は危ないわよ?」
凛「にこちゃん外出るにゃ!」
にこ「分かってるわよ!」
そう言って2人は店を出た。
絵里「止めなくて良いの?」
海未「あれも立派な特訓ですから」
花陽「海未ちゃんご飯お代わり!」
希「海未ちゃんこっちもお肉追加な」
海未「はい分かりました」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:08:23.44 ID:4KwUzWKN0
凛「じゃあにこちゃんいっくにゃー!」
にこ「後悔するんじゃないわよ!」
凛「凛の速さに付いて来れるかにゃ!」
凛は得意のスピードでにこの周囲を走り回る。
にこの視界は凛の残像しか見えていない状態だった。
にこ(やっぱ速いわね・・・)
凛「これでも喰らえー!」
にこ「っ!」
にこに近づく凛。
その一瞬の隙を縫いにこは攻撃する。
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:09:03.44 ID:4KwUzWKN0
にこ「喰らいなさい!」
凛「痛っ!」
にっこにっこにーの手で凛の額を弾いた。
しかし凛の足が脇腹に直撃、にこの身体は上空へと蹴り上げられる。
にこ「ぐっ!?」
凛「かかと落としー!」
そのまま凛は高く飛び上がりにこの頭を蹴り落とす。
強い衝撃を伴い、にこの身体は地面に叩き付けられた。
にこ「う・・・痛いわね!」
よろめきながら立ち上がるにこの身体はたった2回の攻撃でボロボロになっていた。
凛「やっぱりにこちゃん弱いにゃー」
にこ「・・・ふん、油断してんじゃないわよ」
凛「だってもうふらふらしてるじゃん!」
凛「後1発で倒せそうだにゃ」
そう言う凛の頭に異常が起こる。
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:09:40.36 ID:4KwUzWKN0
凛「っ!何・・これ・・・!」
まるで割れる様に凛の頭は痛み出した。
凛「いたたたた!!」
凛(にこちゃんいつ攻撃したの・・・!?)
さっきまでで反撃に移るタイミングは何処にも無かった筈だった。
だが凛は膝を付き仰向けに倒れる。
ズキズキと痛む頭を抑えにこの顔を仰いだ。
凛「痛いよ――――!!」
痛みにのた打ち回る凛に、にこは口を開く。
にこ「アンタがにこを蹴り上げる瞬間」
にこ「額にデコピンしたでしょ」
凛「あっ・・・!?」
確かに凛にもその覚えがあった。
だが人間がデコピンしたぐらいではこうはならない。
しかし凛は現に割れるような痛みを覚えていた。
凛「何でデコピンしただけでこんなに痛いの・・・?」
にこ「それは知らないわよ。でもこの勝負はにこの勝ちね」
凛「えぇーーーっ!?おかしいよもっかい勝負してよ!」
にこ「嫌よ!アンタに2回も蹴られてこっちはボロボロなの!」
凛「あ、にこちゃん待ってよ!」
凛にとって消化不良な勝負が終わった。
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:10:11.09 ID:4KwUzWKN0
海未「あ、二人とも終わりましたか」
凛「まだ痛むにゃー・・・」
にこ「あーあ、脇腹と背中がちょっと血出てるわ」
希「にこっち包帯あるで」
花陽「凛ちゃんも絆創膏貼るよ」
絵里「ハラショー・・2人とも大丈夫?」
にこ「平気よこれくらい」
凛「凛との勝負途中で辞めたじゃん!」
海未「にこ、勝負は決着を付けるまで終われませんよ」
にこ「鬼か!あんた等みたいに無限に体力あるわけじゃないわよ」
凛「凛だって好きで体力が付いたわけじゃないもん!」
希「どういう事なん?」
海未「何、ちょっと登山に付き合わせているだけですよ」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:11:34.50 ID:4KwUzWKN0
凛「凛は全然登山なんか好きじゃないの!」シャー
花陽「まあまあ凛ちゃん落ち着いて」
にこ「気持ちは分かるけどね」
絵里「そんなに登山って大変なの?」
希「少なくとも旅行気分とかで行ける様なもんじゃないなあ」
凛「そうだ!今度希ちゃんも一緒に行こうよ!」
海未「それは先程私が誘いましたので」
希「いやー・・・やっぱりうち止めとこうかな?」
凛「ダメー!一緒に登山するの!!」
希「にこっちでええやん」
凛「にこちゃんは途中で体力無くなって凛が背負わなきゃいけなくなるからやだ!」
にこ「だからにこは体力無いって言ってるでしょ!」
凛「じゃあかよちんか絵里ちゃん」
絵里「面白そうだけど・・・登山自体あんまり好きじゃないからパスだわ」
花陽「話聞くと大変そうだから・・・花陽もパスで」
凛「ええー!また2人で登るの!?」
海未「皆さんそんなに私と登るの嫌ですか・・・」シュン
この後小一時間しょぼくれる海未ちゃんであった。
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 04:15:31.68 ID:4KwUzWKN0
今日はこれで終わりです
人物紹介
星空凛:インストラクター
足の速さと身体能力の高さが自慢。
オリンピックにおいては金メダルを総なめしている。
にこを弄り、花陽に甘え、海未に扱かれるという見事なポジション。
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/06(火) 22:45:34.14 ID:Bmm74/Fyo
つまらない
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:35:18.73 ID:S9sn84Dz0
にこ『にっこにっこに〜♡』
にこ『にっこにっこに〜♡』
海未「・・・しかしにこも大変ですね」
絵里「さっきから隙あらばあれやってるわね」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:36:02.20 ID:S9sn84Dz0
リポーター『という事で矢澤にこさんにお料理を作って貰いましょう!』
にこ『え〜!にこに出来るかな〜?』
凛「料理なんて何時でも作ってるにゃ」
花陽「にこちゃんの料理美味しいよねえ!」
にこ『出来ましたー!でも美味しいかどうか分かんな〜い♡』
リポーター『どれどれ・・・・・・ん!凄く美味しいですよ!!』
にこ『ありがとうございます〜♡』
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:36:41.88 ID:S9sn84Dz0
凛「やっぱりテレビのにこちゃん寒いにゃー!」
希「そう言いながらずっと噛り付いてるよ?」
凛「これしか見る番組無いもん」
花陽「うんうん♪凛ちゃんはにこちゃん大好きだもんね♪」
凛「ち、違うにゃ!」
絵里「あらあら、顔が真っ赤よ?」
海未「そうですよ。認めた方が楽になります」
凛「違うにゃ違うにゃー!!」
アハハハ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:38:24.08 ID:S9sn84Dz0
にこ「ふー、今日も疲れたー」ノビー
後輩「矢澤先輩お疲れ様です!」
にこ「ん、アンタもお疲れ」
後輩「今日は料理の番組だったんですよね?」
にこ「そうそう。急に作れって言われて吃驚したわよ」
後輩「でも先輩って料理上手ですよね?」
にこ「まあリポーターの様子を見る限りは大丈夫そうね」
後輩「凄いなあ・・・私も先輩みたいに色んな番組に出てみたいです」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:41:59.23 ID:S9sn84Dz0
にこ「アイドルなんだからそれで勝負しなさいよ」ジトー
後輩「あ、そうなんですけど・・・やっぱり業界に居る以上はテレビに出てナンボみたいな所あるじゃないですか」
にこ「まあね。でも実力が無いうちに色々手を出すのは危険よ」
にこ「アンタは十分アイドルの素質があるんだからもっと腕を磨きなさい」
後輩「先輩・・・ありがとう御座います!」
後輩「私もいつか先輩と同じぐらい活躍できる様に頑張ります!」グッ
にこ「ん、頑張りなさい」ポンポン
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:45:48.49 ID:S9sn84Dz0
にこ「ふー、後輩のケアも中々楽じゃあないわね・・・」ガチャ
にこママ「あ、にこお疲れ様」
にこ「・・・ママ〜!今日も疲れたー!」ギュー
にこママ「おっと!・・・もうトップアイドルになっても甘えん坊ね」ナデナデ
にこ「だってママしか甘えられる人居ないもん」
にこママ「一応私社長なんだけどね・・・まあ今は二人だけだから良いけど」
にこ「ごめんねママ。お仕事お疲れ様」
にこママ「んー、でも社長って思ったより暇ね」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:49:45.06 ID:S9sn84Dz0
にこ「うちの事務所少ないもんね」
にこママ「にこと後輩の子が何人かね」
にこママ「でもにこに社長やってくれって頼まれた時は吃驚したけど」
にこママ「意外と楽で経済的にも安定してるから助かったわ♪」
にこ「もうママ!・・・でも急に前の会社やめる事になってごめん」
にこママ「良いのよ別に。もし路頭に迷う事があっても可愛いにこと後輩の子達は私がしっかり守るから!」
にこ「ママ・・・・有難う!」ギュッ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 20:54:30.24 ID:S9sn84Dz0
小料理屋
海未「・・・しかし貴方達仕事とか大丈夫なんですか?」
絵里「問題ないわ。組織から長期の休み貰ったから」
希「barは週1しか開いてないし最近は探偵の依頼も殆ど無いんよ」
凛「インストラクターする様な人が居ないんだにゃー」
海未「はぁ・・・花陽やにこは真面目に仕事に取組んでいるというのに」
希「ええやん。海未ちゃんもたまには休んだら?」
絵里「そうよ。肩の力を抜かないと」
海未「その場合にはまず貴方達を出禁にしますが」
『すいませんでした』
カランコロン
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:01:51.87 ID:S9sn84Dz0
にこ「海未ーお酒頂戴」
花陽「ご飯定食お願いしますっ!」
海未「にこ、花陽。いらっしゃいませ」
絵里「ハラショー♡トップアイドルさんがいらっしゃったわね」
にこ「はあ?」
花陽「あ、花陽達にこちゃんが出てたテレビ番組見たんですっ」
希「花陽ちゃんは終わってすぐに田んぼ見にいったんよね」
凛「2人とも忙しいにゃー」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:04:47.29 ID:S9sn84Dz0
にこ「ふーん、にこの調理姿はぷりちーだったでしょ?」
凛「凛はご飯食べてて分かんなかったにゃ」
にこ「ぬわんでよ!しっかり目に焼き付ける所でしょ!」
海未「にこ、凛も最初から釘付けでしたよ」
希「そうそう、にこっちの発言に丁寧に突っ込んでたなあ」
凛「ちょ、希ちゃん!海未ちゃん!何言ってるにゃ!?」
にこ「へえー・・・可愛い所あるじゃなーい♪」ナデナデ
凛「やめるにゃー!」グイグイ
花陽「やっぱり仲良いねえ」
絵里「ハラショーね♡」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:16:14.97 ID:S9sn84Dz0
ガチャ
佐藤「園田姉さん!」
高橋「ボスから電話ですよー」
海未「は、はい!」
海未「すみません皆さんちょっと席を外します」
絵里「ああ、良いわよ・・・・!?」
希「ん、誰やろあの2人」
『さあ?』
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:21:17.44 ID:S9sn84Dz0
ガチャ
海未「申し訳御座いません・・・急用が出来ましたので今日はお帰り頂けませんか?」
にこ「えーにこと花陽来たばっかりなんですけどー」
海未「こちらの日本酒お土産にして良いですから」
にこ「よし帰るわよあんた等」
絵里「ハラショー・・・」
希「めっちゃ現金やん」
凛「情けないにゃー」
花陽「でもしょうがないよ。にこちゃんのマンション行こう?」
『OK!』
にこ「ちょっ!?・・・・・・仕方無いわねー!」
にこ「じゃあまたね海未」
海未「はい」
カランカラン・・・
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:28:37.15 ID:S9sn84Dz0
海未「・・・もしかして本当にこうなるとは・・・」
海未「いえ、覚悟を決めなければなりませんね」
海未「・・・・・・・・・・・・・・・・・・絵里、本当に貴方が“裏”の人間だったとは・・・」
凛「よーし!今日は朝まで飲み明かすにゃー!!」
花陽「良いねえ!にこちゃんの手作り料理が久々に食べれるよ♪」
にこ「にこ作るって言ってないわよ!?しかももう夜の10時だし!!」
希「ええやん♪ウチもにこっちの料理食べたいし」
絵里「ふふっ楽しみね♡」
絵里(でもあの2人って私の・・・・・・まさか・・・ね)
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 21:30:35.62 ID:S9sn84Dz0
今日はここまで
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/09(金) 21:39:27.05 ID:5rZP5ZvSO
>>100
get
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 06:10:26.27 ID:B0CNBIJuO
続き楽しみ
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:07:47.62 ID:kMYSPvjb0
海未「その話は本当なのですか!?」
にこ達が帰る前、佐藤と高橋に呼ばれた海未は小部屋でボスと会話をしていた。
ボス『ああ・・・あの絢瀬絵里という女には気を付けろ』
海未「何故です・・・!?私が見た限りではとてもそんな人物には・・・」
ボス『そういう人間に限って裏があるのだ。ましてやあいつは直接的な繋がりがあるのだからな』
海未「そ・・・そんな・・・・・!!」
ボス『とにかく矢澤くんや小泉くんを守りたいなら何か手を考えておけ・・・じゃあな』
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:09:55.56 ID:kMYSPvjb0
そう言いボスは電話を切る。
受話器を置いた海未は暫くの間茫然と立ち尽くしていた。
海未「絵里が・・・にわかに信じがたい事です・・・」
海未「とにかく皆さんを帰らせなければ・・・」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:13:15.02 ID:kMYSPvjb0
そしてにこ達を帰らせた海未はとりあえず店仕舞いの準備をする。
そんな海未の元に来客が訪れた。
「まだやってる?」
海未「ああすいません、もう店仕舞いなんです・・・んっ!?」
「何よ?」
目の前の赤毛の女性が首を傾げた。
そんな彼女に海未は見覚えがあった。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:17:02.90 ID:kMYSPvjb0
海未「・・・もしかして西木野真姫さんですか?」
真姫「ヴェェ!?何で知ってんのよ?」
海未「医療の番組に出演していたのを見た事あるんですよ」
真姫「あっそう・・・」クルクル
赤髪をクルクルしながらそっけなく返事をする彼女は何処かあどけなさを感じた。
真姫「ていうか店仕舞いなのよね?帰って良い?」
海未「あ、すいません呼び止めてしまって」
真姫「良いわよ別に、また宜しくね」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:21:35.35 ID:kMYSPvjb0
そう言いながら帰ろうとする真姫は足を止めた。
真姫「あ、そうそうこの辺にある大きなマンション知ってる?」
海未「はい、東の方向ですよ」
真姫「・・・ありがと」
素っ気無いが少々顔を赤らめて返事をする彼女に海未は微笑ましさを感じた。
海未「・・・まるでにこの様ですね」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:28:16.96 ID:kMYSPvjb0
所変わってにこのマンション
にこ「うぇ〜い!!あんたらもぉ〜っと飲みなさいよ〜!!」
凛「うにゃあー・・・・頭痛いにゃ〜・・・」
花陽「えへへ・・・やっぱりお握りと日本酒の相性最高だよぉ・・・」
アゲアゲのにこ、沈む凛、myワールドな花陽
そして
絵里「のぞみぃ・・・♡」
希「えりちぃ・・・♡」
今にも花園の音楽が聞こえてきそうなのぞえり
酔っ払い特有のカオスワールドが繰り広げられていた。
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:34:38.78 ID:kMYSPvjb0
ピンポーン
?「入るわよ」ガチャ
凛「うにゃあ・・?にこちゃん誰か来たよぉ〜・・・」
にこ「ああー!!やぁっとアイツ来たわねぇ〜!!」
最早謎テンションなにこ
真姫「にこちゃんうるさい」
クールな真姫
にこ「真姫ちゃん冷た〜い♡」
もたれかかろうとするにこ
真姫「はいはい酔っ払いは大人しくしなさい」
座らせる真姫
花陽「あー・・・真姫ちゃんこんばんは〜・・・えへへぇ」
目が妖しい花陽
凛「こんばんはだにゃあ・・・うぇぇ・・・」
吐きかける凛
希「ん・・・だれぇ?」
絵里「さぁー・・?」
花園から帰ったのぞえり
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:37:54.50 ID:kMYSPvjb0
よりカオスワールドになった元凶は希と絵里に目を向けた。
真姫「・・・誰この2人?」
にこ「あぁ〜ちゃんと説明するわよぉ〜」
にこ「とにかくアンタも飲みなさいってえ〜」
真姫「ちょちょにこちゃん・・・きゃあー!!」
訳が分からないまま焼酎の一気飲みさせられた真姫。
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:44:17.81 ID:kMYSPvjb0
で、すっかり真姫も出来あがった。
絵里「へぇ〜・・・有名人の真姫ちゃんだったのねぇ〜♪」
希「もっと飲み〜♪」
真姫「うぇぇ・・・飲んでるわよぉ〜・・・」
にこ「こらこら2人ともお医者さん潰したらダメでしょ」
すっかり酔いの覚めたにこ。
ちなみにりんぱなは隣の部屋で眠っている。
希「だってにこっちの酔いが覚めてつまんないも〜ん」
にこ「希と絵里だってお酒強いでしょ・・・」
絵里「良いじゃないの別に、こういうのは気分と雰囲気よ」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:48:21.11 ID:kMYSPvjb0
真姫「意味わかんなぁ〜い・・・」
にこ「ほら、真姫も隣で眠ってなさい」
真姫「んえ〜・・・」
そのまま引き摺られる様にりんぱなの隣で眠らされた真姫。
既に眠っている2人を起こさない様に、にこは扉をそっと閉めた。
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:52:42.63 ID:kMYSPvjb0
にこ「ふうー・・・結局あんたらと飲むのね」
希「いいやん、最近3人で飲めなかったし」
絵里「そうよ。大人の時間と行きましょう?」
にこ「ふん、にこに比べたら皆子供よ」
希「んん〜?そんな事言うていいんかな〜?」ワキワキ
絵里「ふふっ♡大人なにこちゃんにパフパフさせて欲しいなぁ〜?」
にこ「・・・悪かったわね」
2人の巨峰には適わないにこだった。
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 00:53:03.02 ID:jdRIlo7Xo
だれだこれ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 01:00:20.39 ID:kMYSPvjb0
絵里「でもにこが凄腕のお医者さんと仲良かったなんてね」
希「人生って不思議やんな〜」
にこ「一応にこもトップアイドルなんですけど?」
絵里「えぇ〜♪こぉんなに可愛いのにー」スリスリ
にこ「スリスリすな!」
希「ほおー・・・あんまり大きく無いなあ」ワシワシ
にこ「胸揉むなっ!!」
にこ「もう気が済んだ?」
のぞえり『うん』
にこ「まあアンタらには経緯ぐらい教えてやろうかしらね」
希「おお!気になるなあ」
絵里「きっと凄い物語なんでしょうね・・・!」
にこ「別にそんなんじゃないわよ」
にこ「あれは6年前の事だったわ・・・」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 01:07:26.36 ID:kMYSPvjb0
回想
にこ「ふうー・・・アイドルになって二年・・・」
にこ「それなりにテレビ出演もあって絶好調ね!」
にこ「でも無駄遣いは出来ないわ・・・コンビ二行こうかしら」
コンビ二前
真姫「まったくパパには腹が立つわ」
凛「真姫ちゃんまた喧嘩したにゃー?」
花陽「仲良くしなきゃ駄目だよぉ・・・」
真姫「何言ってんのよ、ちょっとテストの点が悪かっただけじゃないの」
凛「確か90点だったんだよね?凛の家ならご馳走が出てくるにゃー」
真姫「ふーん・・・でもうちは厳しいの。100点じゃなかったらパパが怒るわ」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 01:20:02.86 ID:kMYSPvjb0
花陽「真姫ちゃん頭良いもんね・・・」
真姫「そんな事無いわよ・・・あ、凛タバコ頂戴」
凛「はい!でも真姫ちゃんの家ってお医者さんでしょ?」
真姫「別に良いわよ・・・・私人の血とか見るの嫌だし」
花陽「でもお父さんは真姫ちゃんに受け継いで欲しいんじゃないかなあ・・・」
真姫「だとしてもこんなタバコ吸ってる様な娘なんか向こうから願い下げでしょ」シュボ
凛「まあまあかよちんも吸うにゃー」スパッ
花陽「ええっ・・花陽は良いよ・・」
真姫「アンタ何時も吸わないわよね」
花陽「うん・・煙とかでごほごほってなっちゃうから・・・」
凛「かよちんの体は大事だにゃ、凛と真姫ちゃんで吸っちゃお」
真姫「そうね・・・あーあー、何で医者の娘に生まれたのかしらねえ・・・」
にこ「ちょっとアンタ達」
まきりんぱな『え?』
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 09:36:20.61 ID:QR3Ra0CSO
風呂敷広げすぎた感
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 15:34:33.33 ID:zcpyquyx0
にこ「コンビ二前で屯られると邪魔なんだけど」
真姫「チッ・・・悪かったわね」
凛「あんた誰だにゃ?」
にこ「誰でも良いでしょ・・・じゃあね」
花陽「あ・・・ちょっと待って下さい!!」
にこ「何?」
花陽「あの、アイドルの矢澤にこさんですよね!?」
にこ「そうだけど・・・あんたドルオタ?」
花陽「そ、そうです!」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 15:41:42.89 ID:zcpyquyx0
にこ「へー!それは嬉しいわね!!」
花陽「ま、まさかにこさんも・・?」
にこ「そうよ、アイドルだけどね」
花陽「うわあ!!そんな人に会えるなんて奇跡ですっ!!」
花陽「あのっ、良かったらLINE交換しませんか・・・?」
にこ「良いわよ、にこのファンなんでしょー?」
にこ「それに昔からアイドルトークで盛り上がる友達が欲しかったのよ」
花陽「と、友達・・・///」
にこ「はい、アンタのLINEに入れといたからね」スッ
花陽「あ、ありがとうございます!!家宝にしますっ!!」ペコペコ
にこ「大袈裟ね」クスッ
真姫「花陽のやつってあんなにテンション高かったかしら・・・?」スパッ
凛「凛はこっちのかよちんも好きだにゃー」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 15:54:02.53 ID:zcpyquyx0
にこ「・・・しっかし煙たいわねアンタ」
真姫「はあ?タバコ吸ってたら煙くらい出るわよ」
にこ「ていうかアンタってあの西木野総合病院のやつよね?」
真姫「それがどうしたのよ?」
にこ「煙草なんて吸ってて良いのかしらね」
真姫「・・・何かムカつくわね貴方」
にこ「親の七光りで不良気取りなんて正直情けないんだけど」
真姫「はあ・・・!?打ん殴るわよ!?」
にこ「何よかかって来なさいよ」
挑発をするにこに真姫はグーにした左手を思いっきり振り下ろす
しかしすんでの所で交わされた
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 16:05:08.26 ID:zcpyquyx0
にこ「おっそいわねー。喧嘩慣れしてない証拠だわ」
真姫「うっさい!!その顔腫れさせてやるわよ!」
ブンブンと拳を振り回す真姫だが、にこには一度も当たらない
真姫「何で当たらないのよ!」
にこ「・・・もう良いわ」
ドゴッ!!
真姫「ヴぇっ!?」
にこのパンチが真姫の腹部に命中する。
そのまま真姫は地面にうつ伏せになった。
凛「真姫ちゃん!!」
真姫「はぁっ・・・はぁっ・・・痛いわね・・・!」
にこ「殴られるのも慣れてないのね」
真姫は顔を仰いだ。
倒れた真姫を見るにこの目は氷の様に冷たかった。
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 16:17:42.31 ID:zcpyquyx0
にこ「ヤカラを飛ばすだけで碌に鍛えてない」
にこ「そんなんで良く不良やれるわ」
真姫「・・・うっさいわね、いつもは凛に任せてんのよ」
真姫「確かにアンタは強いけど・・・凛には勝てるかしらね?」
凛「にゃっ!真姫ちゃんの敵討ちー!!」
ブオン!!
にこ「うおっ!?」
凛「おー、不意打ちのパンチを避けるなんてやるにゃー」
凛「でも凛のスピードに付いて来れるかにゃ?」
そう言うと凛はにこの周りを高速で走る。
にこ「・・・っ!?何この動き!?」
花陽(凛ちゃん・・・あまり傷付けないでね?)
凛(分かってるにゃー!)
アイコンタクトで意思を疎通するりんぱな。
そして凛は右足でにこの身体を蹴り上げた。
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 16:34:44.99 ID:zcpyquyx0
にこ「ぐっ!?」
凛「かかと落としだにゃー!」
上空に蹴り上げられるにこ。
その頭上まで飛び上がった凛は、にこの頭目掛けてかかとを落とす。
強い衝撃を伴い、にこの身体は地面に叩き付けられた。
にこ「うっ・・・げほっげほっ!!」
凛「やったにゃー!!」
真姫「・・ふん、口ほどにも無かったわね」
花陽「凛ちゃん!やりすぎだよぉ!!」ブンブン
凛「うええ・・・ごめんだにゃかよちん〜・・・」グワングワン
真姫「まあ良いわ、さっさと帰るわよ」
そう言った真姫は凛と花陽を連れて帰ろうとする。
にこ「ま、待ちなさいよ!」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 16:42:43.55 ID:zcpyquyx0
真姫「何?勝負に負けた人が何の用よ?」
にこ「でもアンタには勝ったわよ!」
真姫「凛に負けたでしょ、じゃあね」
にこ「・・・何よ大して苦労してない癖に」
真姫「はあ?」
にこ「にこはアンタみたいなやつは嫌いって言ってんのよ!!」
真姫「な、何よ・・・!!私だってアンタなんか嫌いよ!!」
にこ「親の七光りの癖に!」
真姫「うるさい!!アイドルなんてチャラチャラしたやつの癖に!!」
にこ「何ですって・・・!!!」
怒りに身体を震わせるにこ。
しかしそれ以上に怒りを露にした者が居た。
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 16:47:51.45 ID:zcpyquyx0
花陽「真姫ちゃん!!!」
真姫「っ!?花陽・・・?」
普段の彼女からは想像も付かない程の大きい声に真姫は身体を強張らせた。
花陽「今の言葉無しにしてよっ!!」
真姫「えっ・・何が?」
花陽「アイドルはチャラチャラなんてしてないよ!!」ドン!
真姫「きゃっ!」
怒りの余り真姫を突き飛ばす花陽。
そんな幼馴染の豹変振りに凛は顔を伏せる。
凛(かよちんの前でアイドルを馬鹿にしたら駄目だにゃ・・・)
幼少時代に同じ事を言ったクラスの男子の結末を目の前の出来事に重ねるのだった。
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 17:04:53.04 ID:zcpyquyx0
真姫「痛たたた・・・ごめん花陽」
にこ「にこにも謝りなさいよ」
真姫「・・・フン、悪かったわね」
花陽「ごめんねにこさん・・・」
にこ「良いわよ、そんな事よりアンタ」
真姫「何?」
にこ「というよりあんた等3人・・・・・・今からにこの舎弟になりなさい!」
そう言って3人にビシッと指を向けるにこ。
真姫「はあ!?」
凛「絶対嫌だにゃー!!」
花陽「やったあ!」
凛「かよちん!?」
真姫「大体何でそんな事急に言うのよ!」
にこ「うっさいわね〜!特に釣り目のアンタはにこが絶対不良から足を洗わせてやるんだからね!!」
真姫「余計なお世話よ!」
にこ「橙髪のアンタもついでに不良から更生させてやるわ」
凛「凛に勝ってないのに何で上からなの!?」
にこ「ドルオタのアンタは・・・まあ可愛がってやろうかしらね」
花陽「あ、ありがとうございます!」
凛「何でかよちんだけそんなに贔屓してるの!」
にこ「悔しかったらにこを崇めなさい!」
凛「それだけは絶対ヤダにゃー!!」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 17:12:11.97 ID:zcpyquyx0
にこ「・・・・・・そんな事があってあの3人と今日までやって来たのよ」
希「えっ、もう終わり?」
にこ「そうよ」
絵里「色々無茶苦茶な気がするんだけど・・・」
にこ「まあ細かい話はまたの機会にするわ」
希「何でやーん、もっと色々聞きたいわー」
にこ「もう夜の1時よ?流石に寝ないと」
絵里「ええ〜?まだ夜は始まったばかりよ?」
にこ「どこの恋人よ・・・いいからさっさと寝る!」パンパン
希「しゃあないなー」
絵里「じゃあにこを挟んで川の字で寝ましょうか」
にこ「にこは子供かっ!!」
希「よ〜しよ〜し、のんたんと寝ましょうね〜♡」
絵里「あー、希ずる〜い!」
にこ「やめなさいよぉ!」
結局川の字で寝た3人であった。
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 17:26:41.23 ID:zcpyquyx0
朝
にこ「ふわあ〜・・・」
真姫「にこちゃんおはよう」
にこ「あ、早いわねアンタ」
真姫「頭痛で目が覚めたのよ・・・」
にこ「ああ〜・・・アンタビール凄い飲んでたもんね」
にこ「はい水、医者の不摂生も程ほどにね」
真姫「ありがとにこちゃん」コクッ
凛「うーん・・・気持ち良い朝だにゃー!」
にこ「おはよー」
凛「おやおや、朝っぱらからお熱ですかにゃー?」
真姫「ヴぇ!?違うわよ!」
にこ「まあにこは〜真姫ちゃんと熱々したいけど〜?」キャピ
真姫「ヴぇえ・・・///」
凛「真姫ちゃんトマトみたいだにゃー」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 17:50:53.39 ID:zcpyquyx0
にこ「しっかしアンタらも昔と変わったわね」
真姫「フン、不良時代の事まだ根に持ってるの?」
にこ「べっつにー?まあ真姫ちゃんはにこに負けた事は忘れてるけど?」
真姫「覚えてるじゃないのよ!」
凛「その後凛にぼこぼこにされたんだにゃー」
にこ「そうそうあれは無様だったわね」
にこ「って誰が無様よっ!」
凛「セルフツッコミだにゃー」
真姫「キモチワルイ」クルクル
にこ「でもあの時何でアンタ等を舎弟にしたのかしらね」
真姫「それはこっちのセリフよ」
凛「急に言われたよね」
にこ「まあ可愛いアンタ等を放って置けなかったのかしらね〜♡」
凛「真姫ちゃん暖房付けてにゃー」
真姫「26度で良い?」
にこ「聞きなさいよ!ていうか思いっきり暑いわよ!」
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 17:55:55.95 ID:zcpyquyx0
ガラッ
絵里「おはよ〜」
希「おはよー」
花陽「おはようございますぅ・・・」
にこ「アンタ等寝ぼけ過ぎ」
真姫「顔洗って来なさいよ」
凛「かよちんご飯食べるにゃー」
花陽「すぐ洗ってきますっ!」
希「花陽ちゃん早いなあ・・・」
絵里「うぅ〜ん・・・くー」
にこ「寝るな」パコン
絵里「あぁ〜ん痛い〜」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 18:13:59.72 ID:zcpyquyx0
花陽「ご馳走様でした!」
真姫「ご馳走様」
絵里「ハラショー・・・朝は和食よねえ・・・」
にこ「おばちゃんみたいね」ププッ
希「さてと、BARの開店準備しないとなあ」
にこ「あ、今日は開店日?」
希「そうやー常連さんも待っとるしもう行くわ」
凛「行ってらっしゃいにゃー」
にこ「気をつけなさいよー」
BAR
希「さ、今日も頑張ろーっと」
?「すいませーんもう開いてます?」
希「もうちょっと待っててなー・・・あっ!」
希「久しぶりやなあ!」
佐藤「はい!2週間ぶりですよね」
高橋「え、お前先週行ってねえの?」
佐藤「この前用があったんだよ!」
希「まあまあまだ早いけど中入り」
『お邪魔しまーす』
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 18:23:52.51 ID:zcpyquyx0
佐藤「マスター、ビール!」
高橋「あ、俺もビールで」
希「りょうかーい、ちょっと待っててなー」
希が経営するBARにはアルコールなら何でも置いてある。
一番度数の高い“スピリチュアル”は未だ注文した者は居ないとか。
佐藤「あ、マスターいつものやって!」
希「はいはーい、高橋君もやな?」
高橋「あ、お願いしまーす」
希「アルコールパワー、た〜っぷり注入!」
希「はーいプシュッ!」
『いただきましたー!』
ちなみに無料サービスでやっている。
佐藤「いやー、やっぱりこれやって貰うともっと美味しくなるわー」ゴクゴク
高橋「めっちゃ分かる」ゴクゴク
希「あ、ウチもちょっと貰って良い?」
佐藤「あ、良いっすよ」
しばしの間店内は盛り上がった。
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 18:40:42.35 ID:zcpyquyx0
しかし盛り上がる店内の空気は高橋の一言で打ち破られた。
高橋「そういや園田姉さん大丈夫かな?」
佐藤「あー、ボスから電話あったもんな」
希「・・・ん?」
聞きなれた名前が耳に入った希。
希「高橋君ちょっとええ?」
高橋「何すか?」
希「園田姉さんって・・・海未ちゃんの事?」
高橋「え、マスター知ってるんすか?」
希「知ってるっていうか、まあ友達やな」
佐藤「へえー・・・姉さん他にも友達が居たんだな」
高橋「確かにびっくりだよな」
希「どういう事?」
高橋「いやあー、ここだけの話だけど姉さんってヤクザだから」
希「え・・・!?海未ちゃんがヤクザ・・・!?」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 18:51:15.01 ID:zcpyquyx0
佐藤「そうなんすよー、まあ一応ボスが居るんすけどね」
希「ボスって誰なん?」
高橋「親父さんすよ、園田姉さんのね」
希「海未ちゃんのお父さん・・・!?」
佐藤「まあヤクザとは言っても別に悪い事やるような集団ではないんすけど」
高橋「むしろ世間の困ってる人達を手助けする感じだよな」
希「へえー・・・もしかして2人も?」
そう言う希に同時に頷く2人。
佐藤「まあ下っ端ですけどね」
高橋「給料も安いしな」
自嘲気味に笑う2人を尻目に希は顔を伏せた。
希「そんな・・・海未ちゃんが・・・」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 18:57:25.00 ID:zcpyquyx0
海未「へっくち!」
海未「ずずっ・・・誰か私の噂してますかね?」
凛「そんな訳無いにゃ」
海未「何故凛だけ来てるのですか?」
凛「にこちゃん、かよちん、真姫ちゃんは仕事、絵里ちゃんは何か用事があるって」
海未「希はBARの開店日でしたよね」
凛「そうだにゃー皆忙しいにゃ」
海未「・・・そういえば凛は何故インストラクターを?」
凛「特に理由は無いよ、ただオリンピックも金メダル取りまくって飽きちゃったからかな」
海未「凛は身体能力は人間離れしてますからね」
凛「山登りだけは絶対にしたくないけどにゃ」
海未「今度富士山の登頂を計画してますけど」
凛「オコトワリシマス」
海未「それ誰の真似ですか?」
凛「絵里ちゃんと真姫ちゃんを足してみただけにゃ」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:01:54.05 ID:zcpyquyx0
警察署
絵里「すみませーん」
署長「おお、絢瀬君じゃないか!」
絵里「お久しぶりです署長」
署長「何だ何だ、君の休暇はまだ期間がある筈だが?」
絵里「いえ、少し顔を見せに来ただけです」
署長「そうか!是非ともあの3人に会っていくと良いぞ」
絵里「有難う御座います!」
絵里「こんにちは」
ヒデコ「あ、絢瀬先輩!」
絵里「久しぶりねヒデコちゃん」
ヒデコ「フミコとミカは今居ないですよ」
絵里「あら残念ね」
絵里「まあ2人に会ったら宜しく言っておいて」
ヒデコ「了解しました!」ビシッ
絵里「じゃあそろそろ戻ろうかしら・・・」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:12:54.08 ID:zcpyquyx0
ヒデコ「あ!先輩もうちょっとだけ良いですか?」
絵里「別に良いわよ?」
ヒデコ「ありがとうございます」
絵里「で、何かお話して欲しいのかしら」
ヒデコ「はい・・・先輩っていつこちらに戻りますか?」
絵里「あら」
ヒデコ「先輩が長期の休みを取るって言う事で私達はこの署に来ました」
ヒデコ「でも・・・先輩と1度で良いから仕事したいです」
絵里「・・・・・・」
ヒデコ「署長は先輩が戻り次第私達をまた別の場所に異動させるらしいですが・・・」
絵里「それは寂しい事になるわね」
ヒデコ「私はフミコとミカと3人でいつも仕事は頑張ってます」
ヒデコ「でも凄腕の警官と言われている先輩と大きな仕事をしたい」
ヒデコ「私はずっとその事を考えてるんです」
絵里「凄腕なんて照れるわね」
ヒデコ「そして私の夢である日本の平和を守る事」
ヒデコ「その夢を先輩と一緒に叶えたいんです」
絵里「警官の鏡じゃないの」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:23:04.78 ID:zcpyquyx0
ヒデコ「でも先輩が戻るとその夢は叶えられなくなるんです」
絵里「確かにそうなるわ」
ヒデコ「新米の私達では署長へ意見する事は出来ません」
絵里「成る程ね。大体分かったわ」
絵里「署長には私から話を付けておくから安心しなさい」ナデナデ
ずっと不安から顔を伏せたヒデコの頭を撫でる絵里。
ヒデコ「先輩・・・!」
絵里「可愛い後輩の頼みは断れないわあ」
あえておどけてみせる絵里。
だがヒデコの顔は嬉しさから綻ぶ。
ヒデコ「有難う御座います!」バッ
絵里「良いわよ、私が戻ったら一緒に仕事しましょう?」
ヒデコ「はい!」
絵里「じゃあまた今度ね」フリフリ
未だ頭を下げるヒデコに優しく手を振りながら絵里は署長室に戻った。
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:38:09.95 ID:zcpyquyx0
署長「おや、もう帰るのか」
絵里「はい・・・署長少しお時間良いですか?」
署長「何だね」
今までの経緯を話す絵里。
署長「そうか・・・しかしあの3人は君の後釜だからな」
署長「結論から言うとその意見を通すのは難しいというのが現状だ」
絵里「そうですか・・・」
署長「只でさえ教育者が少ない上、君が戻ってくる以上あの3人をここに留まらせる理由も無いからな」
絵里「私情を挟みこんでしまってすみませんでした・・・」
署長「いやいや、君が責任を感じる必要は無いのだよ」
署長「私も本音を言えば良く働いてくれてるあの3人を異動させるのは胸が痛むからな」
絵里「・・・」
署長「まあ君の帰りはいつでも待っているからな、ゆっくり休暇を取っておきなさい」
絵里「はい、失礼しました」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:46:16.69 ID:zcpyquyx0
小料理屋
海未「ふわぁ・・・」
凛「おっきなあくびだにゃー」
海未「しかし今日は暇ですね」
凛「お客さんあんまり来てないもんね」
海未「凛、しりとりしませんか?」
凛「ええ〜?別にいいけど」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 20:55:49.58 ID:zcpyquyx0
海未「では『り』から」
海未「りんご」
凛「ゴムブーツ」
海未「積み木」
凛「キラー」
海未「赤餅」
凛「チーズ」
海未「頭蓋骨」
凛「ツムツム」
海未「虫」
凛「シンセサイザー」
海未「ちょっと待って下さい」
凛「イカリング」
海未「そういう事じゃないです」
凛「これ面白くないにゃ」
海未「にこか希が居れば盛り上がりそうですけどね」
凛「あー、にこちゃんイジリたいにゃー!」ジタバタ
海未「・・・落ち着いて下さい」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 21:08:30.76 ID:zcpyquyx0
カランコロン
絵里「こんにちは海未」
海未「いらっしゃい絵里」
凛「絵里ちゃーん!」モギュ
絵里「きゃっ、もう凛は元気いっぱいね♡」
海未「そういう絵里は少々疲れているようですよ?」
絵里「ちょっと警察署に顔を出しただけよ」
凛「え、絵里ちゃんって警官だったの!?」
絵里「あら言ってなかったかしら?」
凛「初めて聞いたよー!」
凛「じゃあ警察手帳とか持ってるの?」
絵里「ええ、今は署内に置いてるけどね」
凛「今度見せてよー!」
絵里「分かったわ。でも休暇終えてからね」
凛「えー、けちー」ブーブー
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 21:33:19.01 ID:zcpyquyx0
駄弁る3人の所に謎の客が訪れる。
カランコロン
?「海未ちゃ〜ん」
海未「ああいらっしゃいませ・・・・ことり!?」
ことり「久しぶり♡」
頭にとさかと輪っかのある銀髪の女性は柔らかい笑みを浮かべる。
絵里「あら、可愛らしいお客さんね」
凛「誰だにゃー?」
ことり「やーん♡この子可愛いー!」スリスリ
凛「にゃあああああ!?///」
ことりと呼ばれた女性は凛の顔に頬擦りする。
海未「ことり、凛が困っておりますよ」
ことり「凛ちゃんって言うの?」
凛「は、はいにゃ!」
ことり「私は南ことり、よろしくね♡」ナデナデ
凛「よ、よろしくにゃあ・・・///」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 21:37:28.30 ID:zcpyquyx0
すっかりことりの手のひらに転がされる凛。
それをフォローするかのように絵里が声を掛ける。
絵里「じゃあことりって呼べば良いかしら?」
ことり「うんっ♡貴方の名前は?」
絵里「絢瀬絵里よ」
ことり「じゃあ絵里ちゃんって呼ぶね♡」
絵里「ハラショー♡宜しくねことり」
ことり「こちらこそお願いします♪」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 21:41:30.05 ID:zcpyquyx0
海未「さすがにことりは馴染むのが早いですね」
凛「海未ちゃんの友達なの?」
海未「ええ、幼少時代からの親友です」
凛「あんなに可愛い女の子と友達なんて羨ましいにゃー!」
海未「心配しなくても凛は十分可愛らしいですよ」ニコニコ
凛「にゃにゃっ!?///」
今日の凛は押しに弱いようだ。
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 23:36:00.98 ID:zcpyquyx0
穂むら
穂乃果「あー!店番疲れたー!!」
雪穂「後10分だから頑張りなよ」
穂乃果「むー、冷たいなー!」
雪穂「はいはい・・・麦茶持ってくるから待ってて」
にこ「疲れたー・・・」
真姫「私も疲れたわ」
花陽「2人ともお疲れ様♪」
にこ「あ、あんた等ちょっとにこに付き合える?」
まきぱな『?』
にこ「おーい穂乃果ー」
花陽「こんばんは穂乃果ちゃん」
穂乃果「おお!にこちゃんかよちゃんいらっしゃーい!」
真姫「ここって・・・穂むら?」
穂乃果「あ、真姫ちゃんだ!」
にこ「ん、花陽と真姫も来た事あるの?」
花陽「はいっ!ここのお饅頭美味しいって有名なんだよ!」
真姫「パパがたまに買ってくるのよ」
穂乃果「おー、嬉しいねえ!お父さんも喜ぶよ!」
にこ「ていうか穂乃果、これから暇ある?」
穂乃果「あ、後10分で店閉めるよ」
にこ「そう、じゃあ海未の所行く?」
穂乃果「おおっ行く行くー!」
雪穂「お姉ちゃん麦茶・・・あっ皆さんこんばんは!」
花陽「あ、雪穂ちゃん!」
真姫「こんばんは」ニコッ
にこ「雪穂ちゃんちょっとお姉ちゃん借りて良い?」
雪穂「どうぞどうぞ、家に居てもうるさいんで」
穂乃果「何をー!お姉ちゃん怒ったぞー!」プンプン
雪穂「ね?」
にこ「よし引き摺って行こうかしら」
穂乃果「わー、にこちゃんごめん!」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/01(土) 23:55:23.86 ID:zcpyquyx0
小料理屋
海未「そろそろにこ達が来ますね」
ことり「え、にこちゃん来るの?」
海未「不味いですか?」
ことり「うんうん!久しぶりだから嬉しいなーって!」
絵里「あら、久しぶりってどういう事?」
ことり「うん、お互いに仕事が忙しくなってからあんまり会ってないんだ」
海未「ことりはプロのデザイナーですし、被服の専門店のオーナーでもありますからね」
凛「初めてあったのっていつからなの?」
ことり「んー、6年前かな?」
ことり「まだにこちゃんが駆け出しさんだった頃なの♪」
凛「えっ!?凛も6年前にこちゃんと初めてあったんだよ!」
ことり「ええー!?それって凄い偶然だね!」
凛「ちなみにその頃の凛は高3の不良だったにゃ」ドニャ
ことり「わあー♡凛ちゃんカッコいい♪」
絵里「あらあら♡だから今もやんちゃなのね♪」
海未「私が知り合った頃もそれなりにやんちゃでしたけどね」クスッ
凛「でもどうやって知り合ったにゃ?」
ことり「そうだねー・・・」
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:08:23.62 ID:GBdLDGRe0
6年前、ことりは小規模ながら裁縫の仕事をしていた。
昔から得意な事なので、それなりに順調だったが仕事としてはやはり大変だった。
そんな折、ことりは1人の女性と出会った事で人生に大きい転機が訪れた。
にこ「すいませーん」
ことり「はーい♡何か御用ですか?」
にこ「服が解れたからちょっと直して欲しいのよ」
ことり「かしこまりました!すぐ直しますからそちらでお待ち下さい♪」
にこ「悪いわね・・・よいしょっと」
渡された衣服を直しながらことりは目の前の客に視線を向ける。
只の一般人の様に見えるが、ことりの脳裏にはある日何気なく見たアイドル番組の記憶が思い起こされた。
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:14:27.68 ID:GBdLDGRe0
ことり「・・はい!終わりましたよ」
にこ「ん、ありがと。これ代金ね」
ことり「有難う御座いましたー♪・・・あの、貴方アイドルの人ですか?」
にこ「え、知ってんの?」
ことり「はい!アイドルの番組に出ていたのを少しだけ見たんですよ」
にこ「ふーん、じゃあ名前とか分かる?」
ことり「えーっと・・・ごめんなさい分かりません・・・」
にこ「しょうがないわねー、じゃあそのとさかにしっかり刻み込みなさい!」
そう言うとにこは卓をバン!と叩きながら自信満々に言い放つ。
にこ「矢澤にこ!大銀河宇宙NO.1のアイドルよ!」
ことり「はあ・・・・・・?」
にこ「じゃあね、次はファンとして会いに来なさい!」
すっかり面食らったことりに目もくれずに矢澤にこは店を出た。
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/02(日) 00:15:36.68 ID:ZtRV9M4SO
小料理ヤクザ
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:19:16.59 ID:GBdLDGRe0
ことり「・・・それが始めての出会いだったんだよ♪」
凛「へえー、駆け出しの頃から寒かったんだにゃー」
絵里「何と言うかにこらしいわね」
海未「そんな出会いがあったんですね・・・」
ことり「今はすっかりにこちゃんのファンですっ♪」
凛「えー、急展開過ぎるにゃー!」
凛「もっと細かく聞かせてよー!」
ことり「でももっとお話長くなっちゃうよ?」
海未「もうにこたちも来ますし直接にこに聞いてみては?」
凛「じゃあそうするにゃ!」
絵里「ふふっ楽しみね♡」
カランコロン
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:27:52.90 ID:GBdLDGRe0
希「海未ちゃーん焼肉定食ちょうだい!」
海未「いらっしゃいませ希」
凛「あ、希ちゃーん!」
絵里「お疲れ様、希」
ことり「え、誰?」
希「おおっと?可愛い子が紛れてるなー」
絵里「ことりって言うのよ」
海未「私の親友なんです」
希「よろしくなーことりちゃん!ウチの事は希って呼んでな♪」
ことり「よろしくね希ちゃん!」
カランコロン
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:38:02.75 ID:GBdLDGRe0
にこ「海未ー!穂乃果連れてきたわよー!」
穂乃果「海未ちゃんこんばんはー!」
海未「皆さんこんばんは」
ことり「穂乃果ちゃーん!」ダキッ
穂乃果「おおっ!ことりちゃん大胆!」
真姫「はいはい、お熱いわね」
花陽「ことりちゃんこんばんは♪」
ことり「あ、かよちゃんと真姫ちゃんも来たんだね!」
ことり「そしてにこちゃんも♡」
にこ「ん、久しぶりことり」
凛「おおー!お店が賑やかだにゃー!」
絵里「ハラショーね♡」
希「よーし!という事でにこっち!」
にこ「何?」
希「今日はにこっちの奢りって事で良いかー!」
『異議なーし!』
にこ「ぬわんでよぉ!」
海未「あ、会計してくれるんですか?」
にこ「するかっ!」
希「ええ〜!トップアイドルさんはお金持っとるやーん!」
凛「そうだそうだー!」
穂乃果「異議なーし!」
にこ「よし、あんたら3人をまずボコるわ」ピキピキ
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:51:32.76 ID:GBdLDGRe0
にこ「はぁ〜・・結局にこが持つのね」
希「ええやんここ安いしー」
海未「安さと安心が売りですからね」
にこ「まあ美味しいから良いけどね」
にこの奢りで9人は思いっきり食事を楽しむ。
その中で凛はこっそりとにこを呼んだ。
凛「ねえねえ、にこちゃん」
にこ「何よ?」
凛「ことりちゃんと昔何かあったんでしょ?」
にこ「ああ、出会いの話?」
凛「そうだよー、ことりちゃんちょっとしか教えてくれなかったんだよ!」
にこ「大して面白い話じゃないわよ?」
凛「良いよ。凛がちょっとだけ気になるだけにゃ」
にこ「しょうがないわねー。じゃあ教えてやるわ」
――――――――――――――
にこ「・・・・・・ていう事があったのよ」
凛「後半ほとんど自慢話だったにゃー」
にこ「事実だからしょうがないでしょぉ〜?」
凛「とりあえずくすぐって良い?」
にこ「・・・・・・何故?」
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 00:59:28.41 ID:GBdLDGRe0
凛「まあかよちんと真姫ちゃんには言わないから安心するにゃ」
にこ「何で上からなのよ・・・」
ことり「にこちゃあ〜ん♡」
にこ「うわっ、コイツ酔ってる・・・ちょっと凛!」
凛「お幸せに〜」スタコラ
にこ「ちょお!?」
ことり「えへへ〜♡」
にこ「もたれないでよ・・・」
ことり「だって海未ちゃんも穂乃果ちゃんも寝ちゃったもーん」
にこ「絵里んとこ行けば?」
ことり「むう、ことりの事嫌いなの?」
にこ「そういう面倒な所は嫌い」
ことり「はっきり言われた〜」グズグズ
にこ「嘘泣きするなっ」ポコン
ことり「ちゅん!」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 01:35:47.71 ID:GBdLDGRe0
凛「あー、にこちゃんがことりちゃん虐めてるにゃー!」
にこ「ち、違うわよ!」
絵里「にこ?女の子には優しくしなきゃ駄目よ?」
にこ「にこも女なんですけど?」
希「へえー」ワシワシ
にこ「東條さーん、胸は関係ないでーす」
ことり「にこちゃんひどぉ〜い」グスグス
にこ「やめんか」ペチ
ことり「やんっ♡」
海未「・・・・・・ん、寝てしまいましたか」
にこ「ぐっすりだったわよ・・・」
海未「にこ、そんなに疲労してどうしました?」
にこ「アンタの幼馴染が絡み酒しただけよ・・・」
海未「申し訳御座いません、酒癖が悪くって」
海未「あ、真姫と花陽はどうしました?」
にこ「飲みすぎて気持ち悪くなってからトイレに篭りっぱなしよ」
海未「他の皆さんは・・・眠っていますね」
にこ「とりあえず大部屋に布団敷くわよ」
海未「このまま雑魚寝と言う訳にもいきませんしね」
そしてにこと海未は布団敷きや人の運搬疲れで眠った。
その途中に真姫と花陽がトイレから帰ってきたが嘔吐物臭かったので風呂に入らせてから布団に入れた。
嘔吐物以上に酒臭い大部屋だったが、久し振りに大人数で眠った事は海未にとって忘れられない夜になったらしい。
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 01:37:07.53 ID:GBdLDGRe0
今日はここまで
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/02(日) 01:37:54.01 ID:GBdLDGRe0
今日はここまで
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 22:57:55.02 ID:H7k/n5qP0
今日は7/22
矢澤にこの誕生日である
いつもは古風な小料理屋も、毎年この日になると綺麗な飾り付けで彩られる
更に今年は9人揃っての祝いなので例年より豪華なパーティーとなった
にこ「皆グラスは持ったわね〜?」
にこ「じゃあ、にこのこれからをいわt」
穂乃果「かんぱーい!」
『かんぱーい!!』
にこ「ぬわんでよ!」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 23:11:26.11 ID:H7k/n5qP0
にこ「主役なんだから最後まで言わせなさいよぉ!」
凛「一年中出しゃばってる人が何か言ってるにゃ」
にこ「り〜ん?」グリグリ
凛「痛いにゃー!」
海未「はいはい、2人とも今日くらい仲良くして下さい」
絵里「ふふっ♡あの2人は相変わらずね」
花陽「ケーキ美味しいよぉ♪」
ことり「おにぎりもあるよかよちゃん♪」
花陽「ふわぁ・・・花陽幸せですぅ・・・」
絵里「やれやれ、ここも相変わらずね」
ことり「絵里ちゃんもボルシチどうぞ♡」
絵里「ハラショー!」
希「えりちも人の事言えんなあ」モグモグ
真姫「そんなに食べて大丈夫なの?」
希「今日はめでたい日やし少しくらいええやん♡」
真姫「貴方も人の事言えないじゃない・・・」
穂乃果「まあ真姫ちゃん!ほらほら美味しい物いっぱいあるよ!」ドサドサ
真姫「うえぇ!そんなに食べられないわよ!」
にこ「なーに?にこの手料理はお気に召さないかしら?」
真姫「そ、そんな事言ってないでしょ!」
穂乃果「あー!真姫ちゃん照れてるー!」
真姫「照れてないわよっ!」ピシッ
穂乃果「いたーい!うわーにこちゃーん!!」ダキッ
にこ「あらあら乱暴なパンサーちゃんねー♪」
真姫「イミワカンナイ!」
希「うんうん皆仲良しさんやね♡」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 23:24:30.84 ID:H7k/n5qP0
穂乃果「よーし!じゃあ皆でにこちゃんにプレゼント渡そうよ!」
にこ「あら、その割にはそれっぽいのが見当たらないけど?」
穂乃果「ふっふっふ・・・穂乃果からはこれをプレゼントします!」ジャーン
にこ「……ほむまん1年分?」
穂乃果「その券でうちにきてくれたら好きなだけほむまんあげるよっ!」
にこ「嬉しいけど…あんたのお父さんとか大丈夫なの?」
穂乃果「大丈夫だよ!これでも儲かってるから」ニシシ
にこ「割とリアルな理由ね・・・」
海未(ほ、欲しいです…!!!)ギラギラ
ことり(にこちゃん半分くれないかなあ…)キラキラ
にこ(何か背筋に悪寒が…)ゾワッ
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 23:31:54.86 ID:H7k/n5qP0
海未「おっと、私からはこれを」
にこ「ナイフ?」
海未「ええ、日本製の中でも優れた物を」
にこ「あら、高かったんじゃないの?」
海未「問題ありませんよ。トップアイドルならばこれくらいの物を持つべきです」
にこ「嬉しいけどアイドル関係あるのかしら」
ことり「はい、おめでとうにこちゃん♡」
にこ「可愛いパジャマね!」
ことり「にこちゃんに合うようにピンクで作りました!」
にこ「へえ〜、今日からこれ着て寝ようかしら」
ことり「そうしてくれると作ったかいがあるな♡」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 23:47:14.52 ID:H7k/n5qP0
真姫「おめでとうにこちゃん、これあげるわ」
にこ「ダイヤの宝石!?」
真姫「うん、やっぱり似合うわね」
にこ「…ちなみにいくらしたの?」
真姫「うーん、1億かしらね?」
にこ「いちっ・・・!?」
凛「これあげるにゃ」
にこ「…ストラップ?」
凛「近所の店のやつだにゃ」
花陽「ちなみに2時間悩んだらしいよ♪」
凛「ちょ、かよちん!?」
にこ「もう!可愛い所あるわねー!」モギュッ
凛「にゃにゃ!?やめるにゃー!」グイグイ
花陽「花陽からはこれあげるね♪」
にこ「…権利書?」
花陽「2万坪で良いよね♪」
にこ「農業系アイドルは目指してないわよ!?」
花陽「うーん・・・じゃあお米100tで良いかな?」
にこ「多すぎるわよっ!」
花陽「後で送っておくね♪」
にこ「まあ当分は困らないし・・・ありがと」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/22(土) 23:58:20.95 ID:H7k/n5qP0
絵里「おめでとうにこ、これあげるわ♡」
にこ「あらお洒落なポーチね!」
絵里「ハラショー♪やっぱりにこにぴったりね♡」
にこ「でも水色なのね」
絵里「私とお揃いよ」
にこ「カップルか!」
希「おめでとうなにこっち!」
にこ「あら、お酒!」
希「早速飲んでみてや」トクトク
にこ「ごく・・・ごふっ!?」
希「じゃーん!スピリチュアルでしたー!」
にこ「度数最高のやつじゃないの!!」
希「あとこれあげるわ」
にこ「お守り・・・?」
希「それ持ってたらにこっちを護ってくれるからなー」
にこ「ふーん、ありがと・・・」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:00:43.83 ID:gLutUiWb0
この後もドタバタとしたが、特に大きな問題もなくパーティーはお開きとなった
直後、海未は絵里を小部屋に呼んだ
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:13:29.07 ID:gLutUiWb0
海未「絵里、少々宜しいですか?」
絵里「ん、良いわよ?」
海未「ではこちらに・・・」
小部屋
海未「申し訳御座いません、急に呼び出してしまいまして」
絵里「構わないわ。最近仕事もなくて暇だし」
絵里「で、何か用かしら?」
海未「・・・絵里はあの日の事覚えてます?」
絵里「あの日?」
海未「はい、私がにこに帰宅を促した日です」
絵里「ああ、そんな事あったわね」
海未「その前に2人の男が私を呼びましたよね?」
絵里「ああ…っ!?」
海未「あの時わずかですが絵里が顔を曇らせたのが気になったんです」
海未「その直後私は絵里の話をボスから聞いたのですが・・・」
絵里「・・・」
海未「絵里、単刀直入に聞きます」
海未「貴方は絢瀬組の人間ですか?」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:19:33.30 ID:gLutUiWb0
絵里「何の事かしら?」
海未「誤魔化さないで下さい、私は真剣なんです」
絵里「私は警官よ?本当に組織に関わっていたらそんな仕事出来ないでしょう?」
海未「それはそうなのですが…何か引っ掛かりがあるのですよ」
絵里「ふうん、少し詳しく聞かせて頂戴?」
海未「分かりました」
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:37:51.76 ID:gLutUiWb0
絵里「・・・つまり私は絢瀬組の幹部で」
絵里「今もなお園田組の壊滅を狙って日本にスパイに来てると?」
海未「はい・・・父からはそう聞いてます」
絵里「確かに私は絢瀬組の人間よ」
絵里「でも繋がりなんて一つも無いわ」
海未「どういう事ですか?」
絵里「早い話……私はマフィアなんてやりたくなかったの」
絵里「それに園田組と絢瀬組は昔からの仲でしょ」
絵里「スパイなんてするわけ無いじゃないの」
海未「確かに2つの組は先代からの付き合いがあります」
海未「・・・しかしお父様の言う事も気になるのですよ」
絵里「その気持ちは分かるわ」
絵里「でも私は貴方の組に危害を加える気は無いからね」
海未「絵里……申し訳御座いませんでした!」バッ
絵里「ど、どうしたの海未!?」
海未「絵里を一瞬でも疑った自分が恥ずかしいですよ…」
絵里「そんな事無いわよ・・・お互いこんな立場なら仕方ないわ」スッ
海未「絵里・・・」
絵里「じゃあ仲直りのチュウしましょう?」
海未「し、しませんよ///!!」ズザザ
絵里「あら残念♡」
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:45:27.82 ID:gLutUiWb0
海未「〜〜〜」
絵里「〜〜〜」
バタン
海未と絵里が小部屋へ移動中、希とにこは古風に戻った食事処でダベっていた(他のメンバーは帰宅している)
ちなみにダベっている理由は単純に2人とも明日が休みだからだ
希「ん、2人とも何かあったんかなあ」
にこ「にこの話で盛り上がってるとかあ〜?」
希「それは無いわ」
にこ「即答ね!」
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 00:51:38.38 ID:gLutUiWb0
希(それにしても・・・海未ちゃんってヤクザやんな・・・)
希(えりちがマフィアの家系なんは知ってるけど)
にこ「まあカタギじゃない同士なんか話でもあるんでしょ」
希「そうやなあ・・・ん?」
希「えええええええ!?」
希「何でにこっちがそれ知ってるの!?」
にこ「何でって海未とは古い付き合いだし」
希「そうやけど・・・でもそういうのって普通教えられへんやろ?」
にこ「ふっふっふ・・・これには逸話があるのよ!」
希「な、なんやってー!」
にこ「まあ希だけに教えてやるわ!」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/23(日) 01:11:18.53 ID:gLutUiWb0
8年前、海未がヤクザの若頭に選ばれた事を良く思わない下っ端の一人が一般人を襲う事件が起こった
組の手によって揉み消されたが、この事件は園田組の中で問題となり海未には権利剥奪の危機が迫っていた
そんな中2人の少女が立ち上がった事により事件は意外な方向で収束を向かえる
にこ「海未ー今日も来たわよー」
花陽「ご飯定食お願いしますっ」
海未「ああ・・・にこ、花陽・・・いらっしゃいませ・・・」
にこ「ど、どうしたの!?」
海未「実は・・・」
花陽「ええ!?海未ちゃんヤクザだったのぉ!?」
にこ「・・・マジで?」
海未「申し訳御座いません今まで黙ってしまって・・・」
にこ「それも衝撃だけどそれ以上にアンタの所厳しいわね!」
花陽「そうだよぉ!下っ端の人のせいで海未ちゃんのせいじゃないよね!」
海未「若頭の管理能力が足りないのは裏社会では追放されるのが当然なのですよ・・・」
にこ「でもアンタ・・・納得してるの?」
海未「・・・そんな訳ありません!私は真面目に教育していただけですよ!」
海未「折角お父様に認められたというのに・・・悔しいです・・・!」
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