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ガヴ「ヴィーネのアホ〜!バーカ!」
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1 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/01(木) 23:20:40.09 ID:5n/aLeSK0
ヴィーネ「はいはい、後でね」センタクセッセ
ガヴ「…」
ガヴ「やーい、アホ悪魔!」
ヴィーネ「はいはい、ちょっと足あげて〜」ソウジキセッセ
ガヴ「…駄悪魔」アシアゲ
ヴィーネ「」サラアライセッセ
ガヴ「むぅ…」
ガヴ「ヴィーネのバカっ!アホっ!まぬけっ!世話焼きダメ悪魔!」ギャーギャー
ヴィーネ「もう!なんなのよ!!?」イラッ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1496326839
2 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/01(木) 23:27:49.33 ID:5n/aLeSK0
ガヴ「っ」ビクッ
ヴィーネ「…」イライラ
ガヴ「ヴぃ、ヴィーネのばーか…!」
ヴィーネ「っ…!」ブチッ
ヴィーネ「もういいわよ!帰る!」ダッダッダ
ガヴ「あっ…!」ガタッ
<バタン
ガヴ「…」ポツーン
ガヴ「なに、やってんだ…っ」グスッ
ガヴ「私だって…こんなこと、したく…ないんだぞ…っ」ポロポロ
3 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/01(木) 23:36:19.55 ID:5n/aLeSK0
―――――
ヴィーネ「もう、なんなのよ…」
ヴィーネ「せっかく私が色々世話してあげてるって言うのに…」
ヴィーネ「悪魔としては放っておいた方が良いんだろうけど…」
ヴィーネ「…放って、おけないじゃない・・・」
ヴィーネ「明日からどうやって顔合わせようかな…はぁ…」ガチャ
ヴィーネ「ただいま〜…まあだれもいないんだけどね…ん?」
ヴィーネ「鞄から手紙が…」
ヴィーネ「差出人は…魔界だわ…」
ヴィーネ「いつのまに受け取ってたのかしら…中身は…っ!?」
ヴィーネ「う、嘘…っ」
ヴィーネ「『処分命令』…って、私追放されたの…!?」
ヴィーネ「まさか!?だって今までだってペットボトルのふたを付けたまま捨てたり」
ヴィーネ「ガヴのペン先を出しっぱなしにしたりしてたじゃない!」
ヴィーネ「それなのに…そんなぁ」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 18:04:04.79 ID:1c0WvbwXo
かわいい予感
5 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/03(土) 13:55:32.13 ID:y/obv0Dp0
ヴィーネ「…」
ヴィーネ(あの本、どこだったかしら)ガサゴソ
ヴィーネ(私が魔界の学校に居た頃、支給された魔界での法律がかかれた本)
ヴィーネ「…これ、ね」ペラッ
ヴィーネ「えぇと…あ、このページだわ」
▼処分命令
処分命令とは、悪魔として失格とみなされた場合に
出される命令である。
処分命令を言い渡された悪魔は、魔界から言い渡され
た『課題』に取り組み、見事な成果を収められれば、
取り消し命令を出しても良いものとする。
また、処分命令による課題は原則として―――
ヴィーネ「…ね」
ヴィーネ「…悪魔として失格になったらどうなるのかしら…」ペラッ
ヴィーネ「あら、「原則として―――」のところで終わってる…」
ヴィーネ「よく見たら次のページが切られてるわね…」
6 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/03(土) 14:22:51.23 ID:y/obv0Dp0
ヴィーネ「気になるけど…まあいいわ」
ヴィーネ「課題を提出すれば免除されるかも…ってことよね?」
ヴィーネ「あ、これが課題ね…」
ヴィーネ「…え?」
月乃瀬・ヴィネット・エイプリルへの課題
『天真・ガヴリール・ホワイトの殺害を要する』
ヴィーネ「…う、嘘よね?」
ヴィーネ「だ、だっておかしいわよ!」
ヴィーネ「私が人を殺すなんてそんな悪魔みたいな…!」
ヴィーネ「あく…ま…?」
ヴィーネ「そうだ…私、悪魔なんだ…」
ヴィーネ「…期限は、一週間」
ヴィーネ「すこし、考えさせて…」ギュッ
ヴィーネ(私…最低だなぁ…っ)グスッ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:23:36.66 ID:nOyDpb9Po
えらいことになりましたなぁ
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 23:36:49.89 ID:nOyDpb9Po
俺だったら悪魔辞めるわ
天使になる
9 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/04(日) 20:08:26.41 ID:uS13NFUz0
ガヴ「はぁ…」
ガヴ(最近のヴィーネが悪魔としてやばいっていうから、ラフィに相談してたんだけどなぁ…)
10 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/04(日) 20:13:04.12 ID:uS13NFUz0
――1週間前
サターニャ「勝負よガヴリール!さっそくだけど「ピザ」って10回いいなさい!」
ガヴ「ピザ×10」
サターニャ「省略しないでよ!口で「かける10」っていわないでよっ!」
ガヴ「いやだめんどくさい」
サターニャ「むぅ…!」
ヴィーネ「委員長、掃除手伝うわよ」
まち子「え?いいの?」
ヴィーネ「もちろんよ!」ニッコリ
ガヴ(いいなぁ…なんて)ムスッ
サターニャ「…」
ガヴ「どした?」
サターニャ「あ、いや…う〜ん」
ガヴ「なんだよ、じれったいな
11 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/04(日) 20:30:57.66 ID:uS13NFUz0
サターニャ「いや、アンタには関係ないかもしれないんだけど…」
サターニャ「なんていうのかしら、ヴィネットのやつ最近危ないのよ」
ガヴ「は?つまりどういいうことだ」
サターニャ「かみ砕いていうと…もうそろそろ、魔界から追放が来てもおかしくない…ってことよ」
ガヴ「は?」
サターニャ「最近のヴィネットって、通い妻はもちろんだけど公園の掃除したり買い物中のお婆ちゃんを担いで22階のマンションの最上階までは混んであげたり…」
ガヴ「天使でも滅多にしないぞ」
サターニャ「しかもエレベーターが壊れたから階段上ったそうよ」
ガヴ「うわぁ…」
サターニャ「…まあ、そういうことよ。」
サターニャ「悪行どころか、善行しかしてないのだからいつ追放されても…」
ガヴ「…」
サターニャ「…あっ」ゲッ
サターニャ「ま、まあ!今はそうかもってだけで、今からすごい悪魔的行為をすればそんなことにはならないわ!」アセアセ
ガヴ「なんでお前が焦ってるんだよ…」
12 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/04(日) 20:40:01.79 ID:uS13NFUz0
ガヴ「んじゃ、天使会議があるから先行くわ」ガタッ
サターニャ「え?じゃあラフィも?」
ガヴ「おう、すぐ戻るがな。めんどくせー」ガラガラガラ
サターニャ「あ、うん」
ヴィーネ「あれ、ガヴは?」
サターニャ「天使だけの会議がなんたらでラフィと―――」
ガヴ「…聞いてたのか」
ラフィ「えぇ…」
ガヴ「…」
ラフィ「屋上で、いいですか?」ニコッ
13 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/05(月) 14:24:41.43 ID:eSjarJ1O0
ガヴ「…ラフィはさ、どう思う?」
ラフィ「…正直、少し心配しています」
ラフィ「ですが、天使と悪魔である以上…」
ラフィ「こればかりは、私たちは干渉してはいけません…っ」
ラフィ「悔しいですが…私たちでは、どうしようも…っ」ギリッ
ガヴ「…」ギュッ
ガヴ(今のヴィーネが悪魔としておちこぼれで)
ガヴ(もうじき魔界から追放されるかもしれないって事も)
ガヴ(私たちが何をしても…助けてあげられないことだって…)
ガヴ(わかってる…わかってるけど…ッ!)
ラフィ「ガヴちゃん…一つ方法があります」
ガヴ「…なに?」
ラフィ「それは…」
14 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/05(月) 14:33:42.17 ID:eSjarJ1O0
――――
ガヴ「『ヴィーネを煽って悪魔的行為をさせる』…ね」
ガヴ(ためしにやってみたものの、成功どころか大失敗したわ)
ガヴ(どーすっかなぁ…)
ガヴ「げっ、もう11時かよ!緊クエ逃したわ!」
ガヴ「仕方ない…やることもなくなったし今日は寝るか…」モゾモゾ
ガヴ「明日は8時の緊クエに出れるようにしておこう…」
ガヴ「zzz」
15 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/05(月) 21:03:26.67 ID:eSjarJ1O0
―――翌朝
ピンポーン ピーンポーン
ガヴ「ん…んぅ…」スヤスヤ
ピンポンピンポンピンポンピンポンッ
ガヴ「だぁああああ!」ムクッ
ガヴ「こんな朝っぱらから誰だよ!?」ガチャッ
来客者
>>16
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:46:40.48 ID:8Xv5ejg0o
サターニャ
17 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/07(水) 17:27:05.18 ID:t458RJmS0
ガヴ「なんだよ...」
サターニャ「そ、そこまでイライラしなくても良くない!?流石に傷つくわよ!」
ガヴ「あーはいはい...で、なんの用だよ」
サターニャ「勝負よ!」
ガヴ「..なに?」
サターニャ「だから!勝負だってば!」
バタン
サターニャ「あわぁああ!悪かったわよ!」エッググスッ
ガヴ「なんなんだよ...」ガチャ
18 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/07(水) 17:35:37.56 ID:t458RJmS0
ガヴ「で、何しに来たの」
サターニャ「だから勝負...」
ガヴ「いや、こんな朝早くから来るの流石にアホだろ」
サターニャ「な、なによ!...まあいいわ」
サターニャ「私が前に言ったこと...気にしてるかと思って、謝りに来たのよ」ポリポリ
ガヴ「前に言ったこと?」
サターニャ「その、ヴィネットのこと...」
ガヴ「あぁ、別に気にしてねぇよ」
サターニャ「そ、それならいいんだけど...」
19 :
以下、名無しに代わりましてぽいずんがお送りします
◆.6fbLoIP6I
[sage saga]:2017/06/07(水) 17:37:56.87 ID:t458RJmS0
ガヴ「この前もそうだけど潮らしいと物凄くアホっぽさが増すよなお前」
サターニャ「失礼ね?!いいわよ!」ダッダッダ
サターニャ「絶対後で見返してやるんだからね!!べーっ!」ガチャバン
ガヴ「…嵐みたいなやつだな…」ハァ
「―−−」
「―−−」
ガヴ「…ん?誰か外にいるのか?」
ガヴ「声が聞こえるな...」ソ-ッ
「―−−」
「―−−」
ガヴ「サターニャと話してるのは...
>>20
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