シアター交換日記【ミリマス】

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46 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:23:53.12 ID:YGx2z1ew0
「『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』です、自己同一性を他の方に訪ねるのは如何なものかと思いますが、教えていただけませんか?」

「うーん…… わたしの思うエミリーちゃんらしいところは……」

「難しい言葉を使いながら話していることだと思います」

「難しい言葉?」

「はい、今言った『じこどういつせい』? って言葉もそうですし、普段からとっても難しい言葉を使って」

「しかも英語まで話せるなんてとっても凄いです! わたしはまだ知らないことばっかりだから、エミリーちゃんの言うことがたまにわからなくて もっと沢山勉強しなくちゃって思います」

「そ、そうでしょうか……」
47 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:24:30.75 ID:YGx2z1ew0
「後は、エミリーちゃんは着物がとっても似合います」

「わたしは普段着物なんて着ないし、しっかり着こなせてるエミリーちゃんはとっても綺麗ですよ」

「わたしは何をしても『可愛い』しか言われなくて…… だからたまにエミリーちゃんのことが羨ましいって思います!」

「え、えっと…… その……」

「どうしたんですか?」

「せ、星梨花さんがあんまり誉めてくれるから…… 少し恥ずかしくて……」

「星梨花さんは凄いです、人の良いところを沢山見つけられて…… 」

「清楚で、淑やかで、星梨花さんはとても大和撫子らしいです……」

少し…… 嫉妬してしまいます…… そんなもの大和撫子らしくないのに……
48 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:25:14.83 ID:YGx2z1ew0
「そう言えば、結局エミリーちゃんはどうして悩んでいたんですか?」

「えっと……」

交換日記のことを話してしまうのは行儀違反だと思いますが、ここまで話を聞いてくれた星梨花さんに何も教えないのも悪いですし……

「他の方には内緒にしていただきたいのですが……」
49 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:25:50.67 ID:YGx2z1ew0
「交換日記、ですか……」

「はい、それで書くことに悩んで…… 書けないのはわたしが魅力の無い人間だからだと思って……」

「うーん…… 確かに、交換日記っていざ書くとなると、書くことに悩んじゃいますよね」

「…… そうだ、未来さんの作ったこの特製飲料を飲めば何か思い付くかもしれません!」

「えっ! そ、それは飲んじゃダメだって静香さんが!」

「えいっ……」

「え、エミリーちゃん……?」

「うぅ……」

「き、きっとこの味は大和撫子になるための試練で……」

「う〜ん…… エミリーちゃんの言う『大和撫子』ってよくわからないです……」
50 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:26:21.66 ID:YGx2z1ew0
「そうだ、エミリーちゃんの目指している理想の『大和撫子』を書いたらどうですか?」

「理想の?」

「はい、エミリーちゃんがどうなりたいか それを知ってもらえたらきっと皆さんともっと仲良くなれるって思いますよ!」

「確かに…… わたしの理想とする『大和撫子』を今一度見つめなおす というのもいいかもしれません……」

「ありがとうございます星梨花さん、星梨花さんのお陰で書くことが決まりました」

「大丈夫です、書き終わったら エミリーちゃんの思う『大和撫子』 わたしにも教えてくださいね」

「はい!」
51 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:27:18.28 ID:YGx2z1ew0
6月4日 エミリー スチュアート


皆さまこんばんは、エミリー スチュアートです

今日は皆さまにわたしがここ日本で学んだ、わたしの思う『大和撫子』について伝えたいと思います

わたしと『大和撫子』の出会いは2歳の頃、映像媒体で見たとある大和撫子の舞踊でした

幼いわたしはその舞に見せられ、お父様とお母様に日本舞踊を習わせてもらうようお願いしたのです

初めたばかりの頃は楽しくて、あの素敵な舞を思い浮かべながらとにかく修練を続けていました

しかし、すぐに気付いてしまったのです、わたしは『大和撫子』にはなれないということを

舞いながら揺れる金色の髪、鏡に映る灰色の瞳、どちらもわたしの思う『大和撫子』からかけ離れたものでした

わたしがどれだけ美しい舞をしたところで、わたしが日本人ではないという事実は変えられません

それに気付いた時、わたしは大和撫子を諦めてしまいました 大和撫子はわたしには遠い、眺めるだけのものとなったのです
52 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:27:49.38 ID:YGx2z1ew0
それから少しして、お父様のお仕事の都合で日本へ移り住むことになりました

当時の、いえ今でもですが わたしにとって日本は憧れの国でした

わたしが思い描いていた日本とは、皆が黒髪で和装を好み四季の営みを大切にする人々の暮らす国

しかし、実際にわたしが見た日本は想像と違って、勝手な話ですが少しだけ裏切られた気持ちになりました

日本にすら本物の大和撫子が居ないのなら、本物の大和撫子とは一体どこに居るのか、そう思った時

わたしは見つけたのです、映像板の中で舞う大和撫子の姿を

その方は黒髪ではありませんでしたし、派手な衣装を纏っていましたが、その方の佇まいは正しく『大和撫子』と言う他ありませんでした

そうしてわたしは気付いたのです 大和撫子とは姿形、外見ではなく『心』こそが本質なのだと

それに気付いたわたしは、再び大和撫子を目指すために、あの日見た大和撫子を追いかけこの事務所の扉を叩いたのです
53 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/04(日) 21:28:41.08 ID:YGx2z1ew0
日本生まれでないわたしが日本の美しさの象徴である大和撫子になるなんて無理だと、そう思う方も居るかもしれません

ですがわたしが憧れたあの大和撫子のように、外身ではなく中身で大和撫子を表現できたなら、金髪灰眼の大和撫子だって成り立つはずです

そうなるために、わたしは日々舞の修練を重ねています


「『舞は心の移ろいを表すもの、わたしが和の心を真に』…… てあれっ」

そこまで書いたところで気付きました…… 交換日記を1頁間違えて書いていたことに……

ここは本来明日の海美さんが書く予定の場所です……

本物の筆ではありませんが、雰囲気を出すために筆筆で書いてしまったから消せませんし……

「あわわ…… ど、どうしましょう〜……」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 23:38:25.42 ID:wt1aB7/Ko
おっつん
55 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/06/05(月) 02:16:25.82 ID:wZySPjoi0
ズレるか、5日目6日目どうなるんだろ
一旦乙です

エミリー(13) Da
http://i.imgur.com/J79yJ2G.jpg
http://i.imgur.com/MsbuzJq.jpg

>>45
箱崎星梨花(13) Vo
http://i.imgur.com/v3I5f0C.jpg
http://i.imgur.com/69rv1uS.jpg
56 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:03:18.48 ID:M6NDY10OO
6月5日 こうさかうみ

今日は私の番だっ!

だからさっそく書くぞー!って思って私のページを開いてみたら、エミリーの字が書かれてあって驚いちゃった〜

それでエミリーの書いた分を読んだら、ページを間違えちゃったって言ってたから私がエミリーのページに書くことにするよ!

まだ始めたばっかだし大丈夫だよね?

だからそうすることにしたよ!

あ、あと桃子は私の書く内容は必見かも!楽しみにしててねっ!
57 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:04:25.03 ID:M6NDY10OO
今日ね!っていってももうみんな知ってるよね!

うんっ!プロデューサーから私の次の曲、新曲を聞かせてもらったんだ〜!

それでね!最初メロディだけ聞いたときはね、なんか疾走感があってカッコいい!!!って感じの曲だな〜って思ったの!

けど歌そのあとに歌詞をもらって驚いちゃった!だって歌詞を見たら恋愛ソングだったんだもん!

私はみんなと違って可愛くもないし、精神年齢も低いから今まで恋愛もしたことないし……

それでどうやって歌えばいいのかわからなくなっちゃて……
58 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:07:16.32 ID:M6NDY10OO
私の中だと、最初聞いたときのココロ☆エクササイズみたいな曲なのかな〜、っていうイメージが頭から離れなくなっちゃてたから

だからまずはプロデューサーにどんな感じで歌えばいいの?って聞いてみたんだ〜

そしたらプロデューサーはなんて言ったと思う?

「いつも通りの元気な海美をぶつけてくれればいい」だって〜!

あんまり参考にならなかったんだよね〜

あっ、こんなことをここに書いたらプロデューサーに後で怒られちゃうかも……許してねプロデューサー!

いつも通りの私っていってもねぇ〜私は恋愛なんて知らないし……

だからそのあとにね、事務所のみんなに恋ってどんなものなのかな?って聞いみることにしたんだ!

えっとね、莉緒ねぇとこのみちゃんと琴葉と─────
59 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:08:41.60 ID:M6NDY10OO
一度に書こうとしたんだけど、頭の中がごっちゃごっちゃになりそうだから聞いたことを一人ずつ書いていくことにするねっ!

まず最初は莉緒ねぇに聞いたんだっ!
 
莉緒ねぇは大人だし、莉緒ねぇのソロ曲ってどちらもラブソングだから頼りになりそうかな〜って

えっとね、莉緒ねぇに恋ってどんなものかな?って聞いたら確かこう言ってたな〜

「ふふん、このお姉さんに任せなさい♪……うーーんそうねぇ……相手のことしか考えられなくなる。そういう感じかしらね。私はそういうものだと思ってるかな」

相手のことしか考えられなくなる……?それっていったいどんなこと……?

例えばどんな感じになるんだろ?
60 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:11:11.46 ID:M6NDY10OO
うーん……?それで私はうんうんって言ってたんだ〜〜

そしたらね、莉緒ねぇはこんな感じ説明してくれたの

「そうね。もし、好きな人ができたら海美ちゃんはどうしたい?私なら、ね──」

「その人にもっと近づきたいし、だからもっと好きな人に私のことを気にかけてもらいたいかな」

それなら自分から会いに行けばいいんじゃないのかな〜〜、ならなんで会いに行かないんだろ?

「ふふふっ、恋した乙女はね。いつもの乙女とは違う生き物なのよ。今までなら普通に話かけられてたのにどうしてかメッセージを送るだけでもドキドキしたり、その返信を待つだけでとっても切なくなったりね」

「だから気にかけもらうために自分を磨くのよ♪」

それもエクササイズだねっ!!

「そうよ〜、けど海美ちゃんはちゃんと頑張ってるから大丈夫よ♪そうねぇ……私も頑張らないとなぁ……」

よくわからないけど莉緒ねぇに褒めてもらっちゃった!
61 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:12:40.61 ID:M6NDY10OO
そしたらね、このみさんが通りかかって私達に話かけてきてくれたから今度はこのみさんにも聞いてたのっ

「あら莉緒に海美ちゃんなに話してるのかしら?」

「おはようこのみ姉さん。いま海美ちゃんとね─────」

改めてこのみちゃんにも莉緒ねえと同じことを聞いてみたんだ〜

ねえ、このみちゃんは恋ってどんなものだと思う?
62 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:13:30.86 ID:M6NDY10OO
「莉緒ちゃんがさっき海美ちゃんと恋について話してるのよ、って言ってきたときもどうしてそんなこと話してるのかしら……って思ったけど海美ちゃんからの質もんだったのね」

「そうよ、海美ちゃんの新曲が恋についてだからそれについて話してたのよ」

「それでついさっきまでは何について話してたの?」

どうやって好きな人に気をかけてもらえばいいのかなってことだったよ!

「あら、それなら答えは決まってるじゃない」

なんなんだろ?いろいろ考えてた見たけど思い浮かばなかったな〜
63 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:18:02.96 ID:M6NDY10OO
それってどんなことなのこのみちゃん!

「そりゃもうあれよ、このセクシーボディに決まってるじゃない!」

「はいはいセクシーセクシーね」

「むきー!雑に扱うな〜!!」

「あっ、私はそろそろ時間だからこのあとは姉さん任せるけどいいかしら?」

「あぁ、はいはいお姉さんに任せなさい。行ってらっしゃいな莉緒ちゃん」

「ありがとう姉さん。あと海美ちゃんも頑張ってね」

そんな感じで莉緒ねえとは別れたんだ〜
64 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:18:29.39 ID:M6NDY10OO
それで改めて恋ってどんなものなんだろうってこのみちゃんにも聞いてみたの!

「そうねぇ……莉緒ちゃんはどんなことを言ってたのかしら──────」

「ふぅん……莉緒ちゃんは恋焦れることもあるってことを言ったのね、ならそれについて私の思ってることをいうわね」

「私はね、恋焦れてる時っていうのはすごく素敵なんだと思うのよね」

今まで莉緒ねえが恋焦れてる時はつらいって言ってたのに、このみちゃんはそれが素敵なことっていったからますますわからなくなっちゃた
65 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:20:23.75 ID:M6NDY10OO
「好きな人のことを思って胸がチクチク痛むなんて素敵じゃない?」

だってそれってつらいんじゃないの?

う〜〜ん……私にはちょっとわからなかったな〜……

「そうね、たしかにつらいけど変な言い方になっちゃうけどラブソングのような恋は恋をしてる時にしかできないからね」

「だから恋してるときのそういう、恋の痛みも大切なものだと思うのよ」

なんだかわかるような、わかるような気がしたけどう〜〜ん……

「海美ちゃんも恋をしたらいいずれわかるようになると思うわ。その時になったらその気持ちを大切にしてちょうだい♪」

そうなのかなぁ……そんな気持ちになるのは怖いような気もしたけど……

それでそのあとにね!莉緒ねえとこのみちゃんから話を聞いてたうちに気になったことがあったからこのみちゃんに聞いてみたんだ!

「ふふっ、それはどうかしらね。レディーっはいくつもの秘密を抱えてるものなのよ♪」
66 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:20:52.99 ID:M6NDY10OO
う〜〜〜ん…………う〜〜ん……

「────みちゃん?」

「海美ちゃん危ないっ!!」

え?

どごんっ!!

痛いっ!!考えながら歩いてたら壁に頭ぶつけちゃったんだ〜〜……やっぱり私は頭使うのは苦手だから……パンクしちゃったんだよね〜

「……海美ちゃん大丈夫?」

えへへ〜心配されちゃった〜〜!

「大丈夫ならよかったわ。ちゃんと前を見て気を付けながら歩かないとだめよ。考え事でもしてたのかしら?」

琴葉にも聞いてみることにしたんだっ
67 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:22:31.64 ID:M6NDY10OO
「え?……恋について……?」

「ごめんなさい……私にもよくわからないの……」

琴葉は可愛いし、経験もあると思ったんだけど意外だったな〜

「そうね……ありのままの私、そう、ホントウノワタシを受け入れてくれ人に会えたらいいなって思うかな」

「それまでに立派なワタシに────」

「ごめんなさい海美ちゃん、こんなことしか言えないけど参考になったかしら?」

私もそういう人になりたいかも!ってその時そう思ったんだ!

それでね、このみちゃんと莉緒ねえと琴葉に聞いたことで、恋についてはまだ詳しくはよくわからないけどなんとなくどういうものかつかめた気がしたの!
68 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/05(月) 22:25:23.24 ID:M6NDY10OO
この曲、なんとなく恋愛ロードランナーをどうやって歌えばいいのか分かった気がするっ!

今のありのままの私のこの気持ちを大切にして歌に込めて歌ってみようと思ったんだ!

アイドルロードランナー高坂海美頑張りますっ!!!!



私の日記はここまでっ!よしバトンは預けたよっ!!
69 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/06/06(火) 02:27:23.70 ID:489f48SV0
それぞれの歌にそってるかんじ好き
一旦乙です

高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/ijPWeFt.jpg
http://i.imgur.com/dxOaZ2R.jpg

>>59
百瀬莉緒(23) Da
http://i.imgur.com/lA2hT5h.jpg
http://i.imgur.com/m5rlZUJ.jpg

>>61
馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/KYx0vEp.jpg
http://i.imgur.com/MYMlnKS.jpg

>>67
田中琴葉(18) Vo
http://i.imgur.com/BwZOzJW.jpg
http://i.imgur.com/gYRWgFk.jpg

>>58
ココロ☆エクササイズ
http://www.youtube.com/watch?v=quOVhisZtbQ

>>68
恋愛ロードランナー
http://youtu.be/6XsfV2JHp2w?t=103
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 10:41:58.68 ID:rOSlMkpDO
Be My Boy,dear……,ホントウノワタシから見た感じだね
でも莉緒姉多分想像で話してそう
71 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:44:01.64 ID:lC0Qw7ymO
『6月6日 横山奈緒

「あかん!書かれへん!」

とと、あかんあかん。みんな振り向いてしもた。事務所ではお静かに。

「何でもないから気にせんといてー。それにしても交換日記なあ……」

ちょびっとは書いた、ちょびっとはな!日記なんか普段書かへんし……。

書くことがなんもないわけじゃないんやで?ダンスレッスンして、ご飯食べに行って……、』
72 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:44:51.37 ID:ihubl/ksO
P「よし、ちょっと待て」

奈緒「なんで!?」

P「いきなり「書かれへん」って!さっき叫んでたのはそれか!」

奈緒「いや、思ったとおりに書けばいいってプロデューサーさんも言うてましたやん?それに書かれへん、って思ったから相談したわけで……」

P「言った。確かに言ったけど!」

奈緒「せやろ?それにこういうのってインパクトが大切やと思うんです。」

P「インパクト……」

奈緒「こう、頭からガツーンと」

P「それにしては幸先が不安すぎるぞ」

奈緒「あーそれなあ……でもちゃんと続きもあるからな!読んで読んで!」
73 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:45:35.82 ID:ihubl/ksO
『せや、東京の人ってなんでお好み焼きと白ごはん一緒に食べへんのやろ?

こっち来てからみんな変やって言うし、あの美奈子ですら「それはないと思う」とか言うんやで?あんだけ食べさせたがりな美奈子が白ごはん食べることを否定するんやで?

はい!と言うわけ今度お好み焼きパーティー開催しまーす!私が大阪のお好み焼きを食べさせたるさかいな♪』
74 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:46:11.33 ID:ihubl/ksO
P「え、奈緒お前お好み焼きでご飯食うの?」

奈緒「プロデューサーさんもそれ言います!?いや、ほんまに美味しいんですって」

P「炭水化物に炭水化物はちょっと……太るぞ?」

奈緒「な!乙女にそんなこと言います!?」

P「怒るな怒るな」

奈緒「もーいいですー美奈子にプロデューサーさんがお好み焼きと白ごはん一緒に食べたいって言ってたって伝えときますー」

P「マジですか」

奈緒「マジです。私らのお好み焼きも付きます」

P「スミマセン」

奈緒「……冗談やって冗談!はい次、次!ちゃんと交換日記っぽい使い方もしてるんですよ?」
75 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:46:41.42 ID:ihubl/ksO
『そうそう、実家からタコ焼きプレート持ってきてん。せっかくやしタコパもしたい!なんといっても関西人のソウルフードやからな!ちなみに実家にはあと2枚あるから心配無用!へ?心配してへん?ひどいなー、とそんなことはどうでもええな。

日は来週の休みとかでええかな?またこれに書いてまわしてなー!

別に直接言ってもええんやけど、せっかく交換日記ってやってるからこういう使い方もいいかなーって。』
76 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:47:34.37 ID:ihubl/ksO
P「回覧板か……?」

奈緒「交換日記やで?」

P「ほら、回ってくるじゃん隣から。何月何日の朝から溝掃除します、みたいな」

奈緒「あー、参加にしか丸付けられへんあれな」

P「回覧板じゃん」

奈緒「……プロデューサーさん、たこ焼きも追加な」

P「いや、ほんとスミマセン……」

奈緒「わかったらええんですよー」

P「っと交換日記の話だったな」

奈緒「そうそう交換日記!もー、プロデューサーさんがいらんツッコミ入れてくるからですよ!?」
77 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:48:02.89 ID:ihubl/ksO
P「ツッコミどころ満載なのがいけないだろ……で、この続きは?」

奈緒「それがな、止まってしもてん」

P「ん?そのまま書けばいいんじゃないのか?」

奈緒「百合子はあじさいの見に行きませんか、なんて可愛い話書いてるし、未来は未来やなーって感じで。あ、プロデューサーさんは未来のスペシャルドリンク毎日飲みたいですか?」

P「いや……それは……とと、茶化すな茶化すな」

奈緒「う……それで、桃子はよっぽど頑張ったんやなって。後半はビックリマークいっぱいで。プロデューサーさんも体張ってたんやなあ」

P「桃子は負けず嫌いだからな。誰かを蹴っ飛ばすくらいがいいと思ってな」

奈緒「負けず嫌いといえばエミリーも。4つも年下とは思えへんくらいしっかりしてるし……この交換日記もほんまにいいこと書いてあるです!それから海美は乙女やなあって。海美らしいって感じで……それで」
78 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:48:38.27 ID:ihubl/ksO
P「それで?」

奈緒「私ももっとちゃんとしたこと書かなあかんのかなって。最初は勢いでばーって書いてたんですけど、……ほら、私この6人の中やと一番上やから」

P「それで頭抱えてたのか。似合わないことするもんじゃないぞ?」

奈緒「似合わないとか言わんといてくださいよー」

P「勢いでいいと思うぞ?奈緒が思うように書けば他の子達も書きやすくなるだろうしな。それに相談して書くようなものでもないさ。気軽に書け。ほら、次のやつが早く読ませて欲しそうにこっち見てるから書いてやれ」

奈緒「気軽……よっしゃ!プロデューサーさん消しゴム貸して!」

P「ほい」

奈緒「えーっと……」
79 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:49:27.46 ID:ihubl/ksO
『今度の休みはあじさい見に行ってたこ焼きとお好み焼き食べて、エミリーには大阪の華「新喜劇」見せたげるからな♪勉強になるでー!スペシャルドリンクは……また今度で!逆上がりは案外百合子とか出来ひんかもな、ちょっと試してみよ!最後はガールズトーク♪となるとお泊まり会やな!プロデューサーさんにもお願いしとくから!次の休みがあう日で』

P「お、回覧板か?」

奈緒「違いますー!」

P「わかってるよ。休みも調整してみるから待っててくれ。ほら、渡してこい」

奈緒「はーい!これで一周やな。はい、百合子!やりたいこといっぱい書いたから楽しみにしとってやー!」
80 : ◆drvGSnEVts [saga]:2017/06/06(火) 22:56:01.88 ID:lC0Qw7ymO
終わりです
ありがとうございました
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:10:53.65 ID:cRT9CV/9o
依頼出てるってことはこれで終わりか、おっつー
それぞれ日記に書くこと結構違ってていいね
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/07(水) 00:07:43.06 ID:Zfx3HP2u0
おつおつ!
83 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/06/07(水) 00:29:36.68 ID:xtVRH5PJ0
最後は奈緒だったか、奈緒らしいシメ方いいな
乙です

横山奈緒(17) Da
http://i.imgur.com/tojq7WL.jpg
http://i.imgur.com/43dnkaI.jpg
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 02:04:28.68 ID:diqCDEwXO
メンバーは単なる作者セレクトなだけだったか
85 : ◆drvGSnEVts [saga sage]:2017/06/09(金) 21:47:30.40 ID:PpfCRea2o
>>4訂正
空白行抜きで5行目くらいのところ

【誤】(略)ひいては、この世界で生きることのがよく描かれていて、

【正】(略)ひいては、この世界で生きることの残酷さがよく描かれていて、
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