藤原肇「みんなと交わした言の葉を重ねて」

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1 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:18:23.47 ID:KrzQZMT00

肇ちゃんがみんなとおしゃべりする話

・独自設定多め(一応、数年後設定)
・Pと肇ちゃんはお付き合いしています

よろしくお願い致します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496243903
2 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:19:56.59 ID:KrzQZMT00


【事務所】



ガチャ



肇「おはようございまーす…」


P「ん? 肇?」


肇「あ、Pさん。おはようございます」


P「あれ? 今日オフじゃ…ていうか、早くない? まだ俺以外誰もいないぞ」



肇「早起きですから。それに、たまには朝から事務所で1日のんびりするのもいいかなと思ったので…」


P「まあ、肇がいいならそれでもいいけど…騒がしいと思うぞ?」


肇「ふふ、事務所のみんなの騒がしさ、好きですから」


P「そっか」


肇「ところで、ですね」
3 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:20:31.05 ID:KrzQZMT00

P「うん?」


肇「Pさん、また、徹夜ですか?」


P「えーと…3時間くらい仮眠はしたから徹夜では…」


肇「…」


P「…ごめん」


肇「お身体には気をつけて下さいといつも言っているじゃないですか」


P「ご、ごめん」


肇「もう…Pさんに何かあったら、私…」


P「…気をつけるよ」
4 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:21:13.67 ID:KrzQZMT00

肇「…ダメです。許してあげません」


P「ええー…」


肇「だから、おしおきです……さあ、私の膝に」


P「えっと…もうそろそろ人も来るだろうしそれは恥ずかしいかなーって」


肇「だから、です…ちなみに、私は見られても構いませんから」


P「いや、一応立場ってものが…」


肇「どうせみんなには私たちの関係はバレていますし」


P「え、み、みんな?」


肇「…どうやら、私たちは相当わかりやすいらしいです」


P「ウソだろ…何故だ…」


肇「ほら、さっさと来てください! …じゃないと、みんながいる時にもっと恥ずかしい事しちゃいますよ?」
5 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:22:38.16 ID:KrzQZMT00

P「わ、わかったよ…それじゃ、失礼して…」


肇「はい…」


P「…肇の膝、相変わらず柔らかいな」


肇「ふふ、寝てしまっても構いませんよ」


P「あー…魅力的な提案だけど、これからロケの付き添いに行かなきゃだから…」


肇「楓さんのロケでしたっけ」


P「そうそう。温泉入って酒飲んで飯食べて、実質日帰り旅行みたいなものだけど」


肇「ふふ、でも温泉番組の楓さん、とっても楽しそうです」


P「まあ、本人が希望した仕事だしな。でも、まさか希望まんまで通るとは思わなかった」


肇「今度は加奈ちゃんたちも温泉のロケをするそうですし、私もいつか挑戦してみたいです」
6 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:24:12.36 ID:KrzQZMT00

P「…」


肇「…ダメ、ですか?」


P「ダメじゃないけどさ…」


肇「…これは、Pさんが私の裸を他の方に…という解釈をしても?」


P「だって……俺だってまだ肇の裸、見てないのに…」


肇「!」


P「え? あ…!」


P(寝ボケてとんでもない事を言ってしまった…!)
7 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:24:49.04 ID:KrzQZMT00

肇「…」


P「…」


肇「…見たいですか?」


P「え」


肇「私の…」


P「…肇、前にも話したけど、そういうのは…」


肇「ええ。成人するまで、でしたよね。それとは別に、です」


P「…そりゃ、見たいよ」


肇「…すけべ、ですね」
8 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:25:19.44 ID:KrzQZMT00

P「…まあな」


肇「ふふ…♪」ナデナデ


P「…」


肇「…ちなみに今、想像しました?」


P「…してないよ?」


肇「本当に?」


P「…しました」


肇「くすっ、やっぱりPさんはすけべです」


P「…肇、最近変わったな」


肇「そうでしょうか?」


P「そうだよ。なんか、こう…アクティブになった?」


肇「アクティブ、ですか?」
9 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:26:27.09 ID:KrzQZMT00

P「この前のライブ後にみんなで泊まった旅館でもさ…」


肇「あ、あれは、その…!」


P「あんな汗だくになって、大きな声出すんだもんな。びっくりしたよ」


肇「あんな姿…恥ずかしいです…」


P「可愛かったけどな。でもまさか5回戦もするとは…」


肇「負けっぱなしなのは悔しいんです!」


P「はは、負けず嫌いだなあ…でも、気をつけろよ? 浴衣、相当乱れてたからな。周りに人がいなかったからよかったものの、目のやり場に困って仕方がなかった」


肇「す、すみません…」


楓「えっちな話ですか?」にゅっ


P「うわあっ! 出た!」
10 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:26:59.83 ID:KrzQZMT00

楓「出たってそんな…人をおばけみたいに…」


肇「か、楓さん…いつからそこに…?」


楓「んー、おふたりがえっちな話をはじめた頃からですね。プロデューサー、肇ちゃんが成人するまで手は出さないのでは?」


P「…楓さん、わかってるでしょ。温泉卓球の話だって」


楓「ふふ♪」


肇「楓さん、あの時はご迷惑を…」


楓「いえいえ。でも、熱中し過ぎて少しセクシーな姿になってたかも知れませんね? …ちなみにその時の肇ちゃんの写真がここに」


肇「え!?」


P「下さい、楓さん!」


肇「Pさん!」
11 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:27:36.94 ID:KrzQZMT00

楓「冗談ですよ」


肇「なんだ…」


P「なんだ…」


肇「Pさん?」


P「ごめんなさい…」


楓「ふふ♪ …さて、おふたりには申し訳ありませんが、プロデューサー、そろそろ時間です」


P「え? あ、もうそんな時間か…」


楓「ふふ、肇ちゃんとのふたりの時間を邪魔してしまってごめんなさい」


P「いや、そんな…」
12 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:28:31.92 ID:KrzQZMT00

楓「それじゃあ、肇ちゃん。旦那様を少しお借りしますね」


肇「だ、旦那様って…!」


P「…まだ、婚約はしてませんよ」


楓「まだ?」


P「…ええ、まだ」


肇「Pさん…!」


P「それじゃ、行ってきます、肇」


肇「…はい。 行ってらっしゃい、Pさん!」


楓「…♪」
13 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:29:45.85 ID:KrzQZMT00

P「ほ、ほら、楓さん。行きますよ」


楓「はーい♪」


肇「あ、Pさん!」


P「ん?」


肇「う、浮気しちゃダメですよ!」


P「…するわけないだろ。それじゃ!」


楓「あらあら…見せつけてくれますね?」


P「俺だって、楓さんにからかわれっぱなしじゃないんですよ」
14 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:30:16.65 ID:KrzQZMT00

楓「ふふ、そうですか…それじゃあ、肇ちゃん。行ってきます」フリフリ


肇「は、はい! 行ってらっしゃい!」フリフリ



バタン



肇「…」


肇「…!」


肇「〜!!」ジタバタ
15 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:30:54.21 ID:KrzQZMT00


ガチャ



ちひろ「ふわあ…おはようございまーす…って、肇ちゃん? どうして事務所に…え、肇ちゃん! 顔真っ赤ですよ! 熱ですか!?」


肇「あ…こ、これは、そういうのじゃないです…!」


ちひろ「?」
16 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:31:40.77 ID:KrzQZMT00


ーーーーーーーーーーーーー


ちひろ「…」カタカタ


肇「ちひろさん、お茶いかがですか?」


ちひろ「ありがとうございます、肇ちゃん。オフなのになんだかごめんなさいね」


肇「私が好きでしている事ですから。あ、良かったら肩、揉みましょうか?」


ちひろ「えっ、そんな事まで肇ちゃんに……いいんですか?」


肇「いいのです」コクコク
17 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:32:46.47 ID:KrzQZMT00

ちひろ「それじゃあ…少し、お願いします」


肇「ふふ、かしこまりました」


ちひろ「…」


肇「よっ…」ギュッ


ちひろ「…あー…気持ちいいです…」


肇「おじいちゃんの肩をよく揉んでいましたから…得意なんです」ギュッギュッ


ちひろ「なるほど…」


肇「…」ギュッギュッ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 00:33:22.87 ID:5hIYfkhTo
ちひろおばあちゃんの肩を揉む肇ちゃん
19 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:33:51.60 ID:KrzQZMT00

ちひろ「…いやー…いつも羨ましかったんですよ。肇ちゃんの肩揉み」


肇「え?」ギュッ


ちひろ「Pさんによく肩揉みしてるでしょう? いいなーって」


肇「あ…すみません」ギュッギュッ


ちひろ「別に怒ってはいませんよ。ただ、ラブラブだなあって。微笑ましいです」


肇「…ラブラブ、ですか」ギュッ


ちひろ「ええ」


肇「…私たち、そんなに…いちゃいちゃ、してますか?」ギュッ


ちひろ「いつも甘い空気がふたりの間に流れてますね。見せつけられる方も大変です」
20 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:35:07.82 ID:KrzQZMT00

肇「それは、その、ご迷惑を…」ギュッ


ちひろ「ふふ、怒ってはいませんってば。ふたりとも可愛いなあって」


肇「…ありがとうございます」ギュッギュッ


ちひろ「いえいえ…ところで、前から気になっていたんですけど」


肇「は、はい」ギュッ


ちひろ「肇ちゃんは、Pさんのどこが好きなんですか?」


肇「え…?」


ちひろ「この前飲み会でPさんにも同じ質問をしたので」


肇「Pさんは何と…?」


ちひろ「肇ちゃんが答えてくれたら、教えてあげます」


肇「そ、そんな…」
21 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:35:38.42 ID:KrzQZMT00

ちひろ「ふふ、答えなくてもいいんですよ?」


肇「そ、それは………えっと、ですね」


ちひろ「はい」


肇「……ぜ、全部、です」


ちひろ「全部?」


肇「はい、Pさんの、全部……具体的なところを挙げた方がいいでしょうか…?」


ちひろ「…ふふ、やっぱりお似合いですねえ…」


肇「え?」


ちひろ「Pさんも、同じ答えでしたよ。「藤原肇の全部が好きなんです」だそうです。ちょうど今の肇ちゃんみたいに、顔を真っ赤にして答えてました」
22 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:36:08.45 ID:KrzQZMT00

肇「…」


ちひろ「いいなー、私もそんな事言ってくれる恋人が欲しいです」


肇「そ、そんな…」


ちひろ「お幸せに、ね?」


肇「…ありがとうございます。ちひろさん」


ちひろ「でも、いちゃいちゃは程々に」


肇「き、気をつけます…」
23 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:37:38.17 ID:KrzQZMT00


ーーーーーーーーーーーーー


文香「…」ペラッ


肇「あ、文香さん。おはようございます」


文香「…おはようございます…はじはじさん。いい天気ですね」


肇「え?」


文香「…」


肇「あれ? 聞き間違いかな…すみません、文香さん、今、何と?」


文香「おはようございます…」


肇「そのあと」
24 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:38:11.05 ID:KrzQZMT00

文香「いい天気ですね…」


肇「その前」


文香「…はじはじさん」


肇「それです。えっと…「はじはじさん」というのは、恐らく私の事ですよね?」


文香「はい…はじはじさん」


肇「えーと…私の記憶が正しければ、つい先日まで文香さんは私を「肇さん」と…」


文香「そうですね…はじはじさん」


肇「凄い推してきますね」


文香「私は…ファンの方から「ふみふみ」という愛称で呼ばれています」


肇「? …はい」
25 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:39:59.63 ID:KrzQZMT00

文香「ですから、私は肇さんを「はじはじさん」と…」


肇「話が飛びましたね」


文香「…?」


肇「首を傾げたいのはこちらです…」


文香「…はじはじさん」


肇「な、何でしょう」


文香「…月下氷姫、覚えていますか」


肇「え? ええ、勿論」
26 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:41:15.38 ID:KrzQZMT00

文香「私も…はじはじさんも…まだアイドルになりたての頃で…私に本当にアイドルが務まるのかもわからなくて…それでも…確固たる想いでアイドルに打ち込むはじはじさんの姿に…心動かされました」


肇「文香さん…」


文香「私の事は、「ふみふみ」と…」


肇「ふ、ふみふみ…さん?」


文香「…はい、ふみふみです…それで…私が今でもアイドルを楽しんでいられるのは…あなたのお陰でもあるんです…はじはじさんの」


肇「私の…」


文香「そんなはじはじさんと…もっと仲良くなりたいと思っていたのですが…あれから長らく…はじはじさんとはユニットを組む機会に恵まれず…」
27 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:43:34.22 ID:KrzQZMT00

肇「…」


文香「そこでどうしたらいいか調べていたら…「あだ名で呼んで親密度を上げる」という方法に辿り着き…」


肇「な、なるほど…だから急に私の事をあだ名で…」


文香「はい…お嫌、でしたか?」


肇「…いいえ。嬉しいです。ちょっと、びっくりしちゃいましたけど。そういう事でしたか」


文香「…良かったです」


肇「…確かに、ふみ…ふみさんとは、なかなかご一緒する機会が無かったですね」


文香「はい…」


肇「…私で良かったら喜んで。もっと仲良くなりましょう、ふみふみさん」


文香「…はじはじさん」


肇「…「はじはじさん」は、もう少し考える余地がありそうですが、それはともかく…ふみふみさん」


文香「…はい」
28 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:44:07.83 ID:KrzQZMT00

肇「今度、おすすめの本を貸していただけませんか?」


文香「本…ですか?」


肇「はい。ふみふみさんの事、もっと知りたいです。ふみふみさんの好きな本、読んでみたいです」


文香「…わかりました。喜んで」


肇「はいっ」


文香「…その代わり、と言っては何ですが…」


肇「はい?」


文香「はじはじさんに…陶芸を教わってみたいです…」


肇「! …ええ、喜んで!」
29 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:44:38.46 ID:KrzQZMT00


ーーーーーーーーーーーーー


肇「…」


肇(事務所でお留守番…ちょっと暇になっちゃった)


肇(あれ、これ…シン選組ガールズで使った衣装と小道具…?)


肇(…)


肇(…誰も、見てないよね…?)
30 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:45:09.11 ID:KrzQZMT00

肇(…わ、羽織の生地、しっかりしてる…本格的だなあ…)モゾモゾ


肇(刀…! 格好いい…!)シャキン


肇(鏡の前で…子どもの頃から1回やってみたかったアレを…!)トテトテ


肇「…」


肇「…牙突!」



ガチャ



肇「あ」


久美子「あ」


美優「え…?」
31 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:46:28.00 ID:KrzQZMT00

肇「…」


久美子「…」


美優「…」


肇「…見ました?」


久美子「…肇ちゃん、カッコいい!」


肇「や、やっぱり! わ、忘れて! 久美子ちゃん、忘れて!」


久美子「やーだー! 肇ちゃん、ね! もっかいやって! あと、写真撮るわね!」パシャパシャ


肇「と、撮らないで! み、美優さん、助けて下さい…!」


美優「…あ、斎藤一と藤原肇で、「ハジメ」繋がりだから牙突、なのね」


肇「解説しないで下さい! 余計に恥ずかしいです!」
32 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:47:14.24 ID:KrzQZMT00

久美子「あら、美優さんよく知ってるわね」


美優「映画を見て…珠美ちゃんに漫画を貸してもらって…」


久美子「へー、少年マンガとかも読むんだ」ギュウウウ


肇「く、久美子ちゃん…! 離してえ…!」


久美子「ふふ、肇ちゃんがカワイイから無理でーす♪」


肇「ううぅ…」


久美子「あ、写真、Pさんにも送っておこうか?」


肇「だ、ダメ! 絶対ダメ!」
33 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:47:48.29 ID:KrzQZMT00

久美子「えー、喜ぶと思うけど?」


肇「こ、こんな姿、恥ずかしいから!」


久美子「そんな事ないわよー、ね、美優さん?」


美優「肇ちゃん…格好良かったですよ。でも私的には、肇ちゃんには操ちゃんのコスプレを…」


肇「そういう問題ではなく…!」


久美子「ね、ね、もう一回牙突やって!」


肇「うわーん!」
34 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:48:55.21 ID:KrzQZMT00


【とある温泉街】


ティロン♪


P「ん? 久美子さんからLINEが…珍しいな」


楓「どーしましたか」ハムハム


P「…楓さん、温泉まんじゅう美味しい? 頬っぺたにあんこ付いてますよ」


楓「ひとつ食べますか?」


P「…いただきます。ほら、久美子さんから画像が送信されて…何の画像だろう……あ」


楓「あ」
35 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:49:27.49 ID:KrzQZMT00

P「…肇の写真ですね」


楓「…可愛いですね」


P「…可愛いです。とりあえず保存を」


楓「あとで私にもください」


P「はい…それにしても」


楓「?」


P「可愛いなあ…」


楓(流石、肇ちゃんのプロ。言葉の重みが違いますね)
36 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:51:10.00 ID:KrzQZMT00


ーーーーーーーーーーーーー


肇「ひどい目にあった…」


藍子「あ、肇ちゃん。おはよう♪」


肇「藍子ちゃん。おはようございます。いつ事務所に来たの?」


藍子「さっきかな。今日は朝からずっとお散歩をしていたから」


肇「朝からずっと?」


藍子「途中で猫さんを見かけて…ついつい写真を撮るのに夢中になっちゃって」


肇「ふふ、藍子ちゃんらしいね」
37 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:51:56.11 ID:KrzQZMT00

藍子「すっかりお腹ぺこぺこになっちゃいました」


肇「あ、もうお昼時か…」


藍子「実はさっき、ちひろさんに貰ったカップうどんを食べようと思ってるの。今、ちょうどお湯を入れ終わって…」


肇「うどん…」


藍子「あ、うどん職人の血が騒いじゃった?」


肇「もう、うどん職人じゃないってば。確かに作務衣は着てるけど…」
38 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:53:07.11 ID:KrzQZMT00

藍子「ふふ、でもこの前、企画でうどんを作った時に褒められてたよね? スジがいいって」


肇「あれはあれで…面白かったから…」


藍子「職人肌だなあ…」


加奈「何話してるの?」にゅっ


肇「あ、加奈ちゃん」


藍子「肇ちゃんがうどん職人みたいって話♪」


肇「もう、藍子ちゃん!」


藍子「ふふ、ごめんなさい」


加奈「? よくわからないけど楽しそうだね!」
39 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:54:04.59 ID:KrzQZMT00

肇「加奈ちゃんもこれからお昼ご飯?」


加奈「うん! 今日はお弁当作ってみたんだ。ほら!」


肇「わあ…本格的…」


加奈「えへへ♪ 録画した料理番組を見ながら作ったんだ〜これがそのメモ!」


肇「ふふ、流石加奈ちゃん」


藍子「お料理かあ…私、あまり得意じゃないからなあ」


加奈「練習すれば大丈夫だよ! わたしもみんなに教えてもらいながら作ったから!」


肇「あ、それなら今度3人でお料理しない? 私も少しなら教えられるから…」


加奈「いいね!」


藍子「うんっ」
40 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:56:09.63 ID:KrzQZMT00

肇「ふふ、美味しいお料理作ろうね」


加奈「楽しみだな〜久しぶりだもんね、肇ちゃんや藍子ちゃんと遊ぶのも」


藍子「今までお仕事もオフもなかなか被らなかったからね…」


肇「でも、これからまた3人の時間が増えそうで嬉しいです♪」


加奈「そうだね! だって、わたしたちー」


肇・藍子・加奈「「「ビビッドカラーエイジ!」」」


藍子「また3人でユニット組めるとは思わなかったね♪」


加奈「うん! またふたりと一緒にお仕事できて楽しかったよ〜」


肇「今日という日を鮮やかに染め上げるユニット…素敵なライブができて幸せだったなあ…」
41 : ◆OW1CEojZt0DI [saga]:2017/06/01(木) 00:58:01.06 ID:KrzQZMT00

加奈「あ、そういえば、肇ちゃん」


肇「?」


加奈「どうして、ビビッドカラーエイジって名前を付けたの?」


肇「え?」


藍子「あ、私も気になってました。肇ちゃんが付けるユニット名って、漢字のユニット名が多かったから…」


肇「うん。いつもはそうなんだけど…Pさんから今回のユニットのコンセプトを聞いて、ユニット名を考えていたら「鮮やかな色」って言葉が浮かんで…それでビビッドカラーって」


加奈「なるほど…」


藍子「素敵なユニット名だよね。聞いた瞬間に「これだ!」って思っちゃいました」


肇「ふふ、選んだ理由は、びびっと来たからー? なんて♪」
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