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青島「どうして署内でうんこが漏れるんだ!」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 22:00:04.42 ID:k4J2UGZx0
実はこの時点で、青島の痛は限界寸前だった。
そして、すみれも青い顔をしている。
恐らく彼女もそうなのだろう。
留置所に向かう前に、刑事課の備品の一つをさり気なく懐に忍ばせた。これで準備完了だ。
青島は考察する。
もしすみれが犯人ならば、自ら下剤入りのコーヒーを口にするとは思えない。
もちろん捜査を撹乱する為に敢えて自分も漏らす作戦である可能性も捨てきれないが、青島は最初からすみれを疑うつもりなどなかった。
これに関しては感情論だ。
確かにすみれは普段からいたずら好きで、人が困っている様子を楽しげに眺めているが、今回のようなやり口は彼女らしくない。
青島が知っているすみれならば、青島だけのコーヒーに下剤を混ぜ、トイレに向かう彼を妨害したとしても漏らすまで邪魔はしないだろう。
彼女のいたずらはそこまで陰湿ではない。
不特定多数が漏らすようなやり方はしない。
必ず、ごめんねで許される、そんないたずら。
それが、彼女の愛嬌である。
今回の事件にはその愛嬌が欠如していた。
だから、すみれは犯人ではない。
そう確信して、留置所へと向かう……その間際。
和久「青島、逮捕の時には……」
青島「気をつけろ、でしょ?」
和久に呼び止められて、いつものやり取り。
もうすっかり合言葉のようなものだ。
にやっと笑うと、和久も笑い返して来た。
そしておもむろに手を伸ばし、自分のデスクの足元をゴソゴソして、何かを手渡してきた。
和久「ふんっ。それと、これを持ってけ」
青島「これって、もしかして……?」
和久「年の功だよ」
和久から手渡されたそれは、思ったより軽く、ふかふかだ。青島をそれをしっかり受け取って、すみれと共に留置所へと向かった。
そんな彼らの背に、和久は独りごちる。
和久「人の希望になってやれ……なんて、な」
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