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ゆんゆん「え!?私メインの小ネタ集!?」めぐみん「なっ!?」
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1 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:47:37.09 ID:XxZKGPHl0
@めぐみん「その……ついにカズマと……しちゃいました」ゆんゆん「え!!?」
ゆんゆん「そ、そそそそそそうなんだ」
めぐみん「そんなに顔を赤くしないでください!こっちが恥ずかしくなるじゃないですか!」
ゆんゆん「そ、そうだよね」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
ゆんゆん「そ、その……どんな感じだったの?」
めぐみん「それを聞きますか……」
ゆんゆん「だって気になるし……」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1496166456
2 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:48:59.00 ID:XxZKGPHl0
めぐみん「えーと、その意外と堅くて」
ゆんゆん「っ//」カァー
めぐみん「ごつごつしてて大きくて」
ゆんゆん「……//」
めぐみん「なんというかカズマと一緒に繋がっているという安心感が」
ゆんゆん「……//」プシュー
めぐみん「って、私は何を言ってるんですか!やっぱりやめです!もうこの話はやめましょう!」
ゆんゆん「めぐみん先輩!そ、その質問があります!」
めぐみん「……なんでしょう?」
ゆんゆん「そ、その……やっぱり初めては痛いんですか?」
めぐみん「……へ?」
ゆんゆん「え?痛くなかったの?」
3 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:49:32.47 ID:XxZKGPHl0
めぐみん「え?……痛く……?」
ゆんゆん「え?」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「!!!!!!?」
ゆんゆん「ど、どうしたの?急に立ち上がったりして」
めぐみん「ち、違いますよ!私はカズマと初めて『手を繋いだ』だけなんです!!」
ゆんゆん「え!?」
めぐみん「この色ボケ娘が!何と勘違いしているんですか!?」
ゆんゆん「ち、違うの!わかってたから!手を繋いだってわかってたから!」
めぐみん「じゃあ『痛い』って何が痛いと思ったのですか!?
ゆんゆん「え、えーと、それは」
めぐみん「ほらむっつりスケベ娘、言ってみなさい。『何が』『痛い』と勘違いしたんですか?」
ゆんゆん「ち、違うから!私めぐみんみたいに年中発情してないから!」
めぐみん「なんですと!!!?」
ゆんゆん「じゃ、じゃあ、私は友達の友達に呼ばれたから、またねめぐみん」
めぐみん「そんな適当な嘘で行かせはしませんよ!ほら白状するまで絶対に離しませんからね!」
ゆんゆん「い、痛いから髪を引っ張らないで!謝るから!許してめぐみん!」
めぐみん「ふふふふふ。痛い目にあいたくないならナニを想像したのか白状しなさい」
ゆんゆん「いやーーーーっ!お願いだから許してーーーーーーーっ!!!」
@ 終わり
4 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:56:12.13 ID:XxZKGPHl0
Aカズマ「M人英雄伝ダクネス!?」ゆんゆん「まじんえいゆうでん、だくねす?」
ダクネス「友達を作る方法?」
ゆんゆん「クリスさんとダクネスさんは親友だって聞きました。元々接点がないお二人がどうやって友達になったのかなと思いまして」
ダクネス「ああ、すべてはエリス様のお陰だ」
ゆんゆん「エリス様の?」
ダクネス「毎日、こうやってお祈りをしてだな」
ゆんゆん「はい!」
ダクネス「すると、だんだん足がしびれて気持ち良く……//」ハァハァ
ゆんゆん「はい……え?」
クリス「ダクネス!?毎日熱心にお祈りしていると思っていたら、そんな事を考えていたの!?」
A 終わり
ゆんゆん「終わり!?友達を作る方法は!?」
5 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:57:35.31 ID:XxZKGPHl0
B安楽少女「トモダチニ、ナッテ、クレルノ?」ゆんゆん「!?!?!?!?!?!??!!!」
ゆんゆん「でね!でね!そこでめぐみんが」
安楽少女「ウ、ウン」
* * *
ゆんゆん「で、で!私がめぐみんに言ってやったの!」
安楽少女「ヘ、ヘェー」
安楽少女(こいつめぐみんめぐみん、うぜー)
* * *
ゆんゆん「あっ、たくさんお話したらおなか減って来ちゃった」
安楽少女「オナカ、ヘッタノ?」
ゆんゆん「うん、もう夕飯の時間だよね」
安楽少女「ヨカッタラ、コレ、タベテ」
ゆんゆん「!?」
安楽少女「ワタシノ、ミ、オイシイシ、エイヨウ、アルヨ」
安楽少女(私の実を食べれば……くくっ。こいつは高レベルの冒険者で肉付きもいいし、絶対に美味しいぜ)
6 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 02:58:47.61 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「だ、大丈夫!心配しないで!」
安楽少女「エ?」
ゆんゆん「大丈夫、友達がいつ遭難するかわからないから、いつも友達のために非常食を10日分持ち歩いているの。だから大丈夫だから」
安楽少女「ソ、ソウナンダ……」
安楽少女(って事は、こいつの話を10日以上、聞かなきゃダメって事か?)
ゆんゆん「ついでにここに種を植えるね」
安楽少女「ナニソレ?」
ゆんゆん「この種に魔力を注げば約10日後に実がなるの。これは栄養満点だから1つ食べれば3日お腹が持つの。種も沢山あるし、1年は大丈夫だから」
安楽少女「勘弁してください。もう帰ってください」
B 終わり
7 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:00:00.56 ID:XxZKGPHl0
Cめぐみん「それって……」ゆんゆん「めぐみんに紹介するね!新しい友達」
めぐみん「そ、そうですか……よかったですね」
ゆんゆん「うん、これから私の部屋に連れて行くの」
安楽少女「た、助けてくれ!こいつレベル高すぎて!力持ちで!こら私を根っこから運ぶな!」
ゆんゆん「大丈夫だから!私の部屋に親友のサボテンがいるから!きっと仲良くなれると思うから!」
安楽少女「や、やめろ!サボテンが親友とか異常だ!それにこいつ目がイってるって!誰か助けてくれーーーー!!」
めぐみん「さようなら安楽少女。ゆんゆんに『友達になって』とか言う方が悪いんですよ」
安楽少女「誰かーーーーーーーー!!!!」
ゆんゆん「〜♪」
C 終わり
8 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:01:07.81 ID:XxZKGPHl0
Dバニル「……ほう」ウィズ「……」
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「どうやら遊びに来たのはいいが『仕事中にいきなり訪ねたりしたら迷惑かも。で、でも、この前、いつでも遊びに来てほしいってお願いされちゃったし、友達にお願いされちゃった事だから叶えたいし……。友達からのお願いかーえへへ』とか考えて店前をウロウロしておるようだ」
ウィズ「先ほどお釣りを間違えて1万エリスほど多めに渡した方が、返しに来てくれたのかと思ったんですけど、ゆんゆんさんだったんですね」
バニル「今、なんと言った……?」
ウィズ「と、とりあえず、ゆんゆんさんを迎えに行ってきますね」
バニル「おい! その前に今の話を!」
ウィズ「ゆんゆんさん!遊びに来てくれたんですか?嬉しいです。今日もいっぱい二人でお喋りしましょうね」
ゆんゆん「は、はい!」
バニル「我輩の話を聞け!!」
D 終わり
9 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:02:49.05 ID:XxZKGPHl0
Eダスト(カズマと一緒によくサキュバスの店に行く悪友)「ちくしょおおおおお!なんで美女が裸で歩かないんだよおおおおお!」ゆんゆん「……」
ダスト「世の中間違ってるぜ!全裸で歩いたら捕まるとかおかしいだろ!美女だけは全裸で歩いていい法律を作るべきだ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ああ……どこかにたゆんたゆんな美女が歩いてないかな。こうたゆんたゆんな」
ゆんゆん「……」
ダスト「ん?なんだ?さっきから俺の顔を見て……ま、まさか俺に惚れ……」
ゆんゆん「近寄らないで、変態」
ダスト「ちょ、ちょっと待ってくれ!お前にそれを言われるのは意外と答えるんだよ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ちょっと待ってくれ!その目をやめろ!そんな目で俺を見るなああああ!」
E 終わり
ゆんゆん「反省しました?」
ダスト「ああ、だからあっちにいる美女にパンツを下さいってお願いしてくれないか?なあ、頼むよ親友」
ゆんゆん「全然反省してないじゃないですか!!」
10 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:04:05.12 ID:XxZKGPHl0
F ゆんゆん「バーベキューをするわよ!めぐみん!」めぐみん人形「……」
ゆんゆん「あっ、お肉が焼けたわ。え?食べたいの?仕方ないわね。どうぞ先に食べていいわよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「まったく、めぐみんはお肉ばかり食べるんだから、野菜も食べないと育たないわよ……その色々と……」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「謝るから、そんなに怒らないでってば。ほら、今日はお肉屋さんで高いお肉を奮発したんだから」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「もうっ、めぐみんったら、そんなに食べて……。何を言ってるかわからないじゃない。ちゃんと飲み込んでから喋ってよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「え?ご馳走様?美味しかった?えへへ。お粗末様でした」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「さて、片づけ、お片付け…………………………ぇ」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「ゆ、ゆんゆん、あなた……」
ゆんゆん「ヤァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
ダダダダダダ
めぐみん「ゆんゆん!?どこに行くのですか!?」
ゆんゆん「違うの!これは違うの!これは違うのーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
F 終わり
11 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:05:30.11 ID:XxZKGPHl0
Gめぐみん「一日一爆裂にいきますよ!」ゆんゆん「う、うん」
「『エクスプロージョン』−−−−ッッッッ!」
\ドカーーーーン/
めぐみん「ふぅー、すっきりしました。では、さっさと帰りましょう」
ゆんゆん「もうっ!なんでおぶられるめぐみんがそんなに偉そうなの!?」
* * *
めぐみん(実は今日はゆんゆんの誕生日)
めぐみん(最近のゆんゆんは、ぼっちをこじらせすぎというわけで、私が盛大な誕生日会を企画しました!今日はとことんまで祝ってあげますよ!)
めぐみん(ふふふふふ。ゆんゆんが泣いて驚く姿が楽しみですね)
12 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:06:44.82 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「家の前に着いたわよ」
めぐみん「では、そのまま自室まで運んでください」
ゆんゆん「はいはい」
ガチャ
ゆんゆん「お邪魔します」
\パーンパーン/
\パーンパーン/
\お誕生日おめでとうー/
ゆんゆん「え?え?え?誰の誕生日なの?私プレゼント用意してなくて……。もうっ、めぐみんったらちゃんと教えてよね」
めぐみん「え?」
ゆんゆん「ん?どうかしたの?目を点にさせて……口をお魚みたいにパクパクさせて……?」
めぐみん「あっ、いえ……。その……あれ?ゆんゆんの誕生日っていつでしたっけ?」
ゆんゆん「え?私?私は四ヶ月前だけど?」
めぐみん「そ、そうですか。あっ、私は急用を思い出したので失礼しますね」
カズマ「おい」
13 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:07:52.18 ID:XxZKGPHl0
* * *
ダスト「なんだよ。せっかくプレゼント用意したのに違うのかよ」
ゆんゆん「え?あのダストさんがプレゼントを!?あのダストさんが!?」
ダスト「お前……俺を何だと思ってるんだ?プレゼントくらい用意するぞ。まぁ、いいや。どうせ俺には無用なものだし、ほらくれてやるよ」
ゆんゆん「え?あっ……ありがとうございます!さ、さっそく開けてみてもいいですか!?」
ダスト「ああ、絶対に喜ぶと思うぜ」
パカッ
ゆんゆん「……」
ダスト「どうだ?サイズはあってると思うんだが」
ゆんゆん「ばばばばばばばば、バッカじゃないんですか!なんですかこれ!!」
ダスト「え?ブラジャーだが……あっ、まさかサイズ違ったか!? それとも赤は嫌いか?」
ゆんゆん「そういう問題じゃありません!頭おかしいんじゃないですか!一体これをどうしろって言うんですか!」
ダスト「な、なんでそんなに怒ってるか知らねーが。プレゼントだし、普通に付ければいいだろ?」
ゆんゆん「ま、ま、ままままままま、まさか、これを付けて見せろって言いたいんですか!?」
ダスト「顔真っ赤にして何言ってんだよ!!クソガキの下着姿なんて興味ねーよ!」
ゆんゆん「またクソガキって言った! 信じられない! 今日という今日は許しませんよ!」
ダスト「おう!かかってこいや!クソガキが!全力で手加減しろよ!それが大人への対応ってもんだぞ!ゴラァ!!!!!」
14 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:08:54.22 ID:XxZKGPHl0
* * *
ウィズ「ゆんゆんさん!ほらこのケーキ美味しいですよ」
ゆんゆん「あっ、美味しい。本当に美味しいです!」
ウィズ「このケーキはカズマさんが作ったらしいですよ。さすがですね」モグモグ
ゆんゆん「さすがカズマさん、カズマさんの料理はレベルが高いですね」モグモグ
バニル「汝達は小僧に料理で負けて悲しくならんのか?」
ウィズ「失礼ですね!!別に料理が女性の全てではありません!冒険者は肉さえ焼ければそれでいいんです!ね?ゆんゆんさん!」
ゆんゆん「あっ、私は料理ができますよ」
ウィズ「ゆんゆんさん!?」
15 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:09:27.61 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「あ、あの……今日は、私の為にわざわざすいません。お二人はお店で忙しいのに」
ウィズ「大丈夫ですよ。友達の為です。一日店を開けたくらいでどうって事はありません」
ゆんゆん「あ、ありがとうございます」
バニル「……」
ゆんゆん「……そ、それで……えーと」
バニル「フ、フハハハハハハハハハハ。先ほどから何をそわそわしているかと思えば。そうかそうか。誕生日プレゼントが欲しいのだな?」
ゆんゆん「え?い、いえ、私は別に。というか、今日は誕生日じゃありませんし」
ウィズ「ゆんゆんさん、ごめんなさい、遅くなって。はい。私とバニルさんから誕生日プレゼントです」
ゆんゆん「え?い、いいんですか?」
ウィズ「ええ、貰ってくれると嬉しいです」
ゆんゆん「ありがとうございます!」
バニル「さあ、開けるが吉。開ければきっとびっくりすることであろう」
ゆんゆん「は、はい」
パカッ
ゆんゆん「こ、これは……バニルさんと同じ仮面!?」
16 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:09:53.61 ID:XxZKGPHl0
バニル「フハハハハハハハ!今日だけは幸運な娘よ!当店で大人気のバニル仮面をプレゼントしよう!」
ウィズ「私も同じものを持ってます。ふふっ。これで3人お揃いですね。今度3人で仮面パーティーをしましょう」
ゆんゆん「お、お揃い……お揃いかぁ……お揃い……えへへ」
ウィズ「あ、あの、やっぱり微妙でしたか?そ、そうですよね!冷静になって考えたら、仮面を誕生日プレゼントに選ぶとか変でしたよね!?」
ゆんゆん「嬉しいです!友達とお揃いとか初めてで!本当に嬉しいです!」
バニル「フハハハハハハハハハハハハハハ!さすが我輩の友人!その仮面の魅力がわかったようだな!」
ウィズ「喜んでくれて私も嬉しいです」
バニル「ちなみに仮面パーティーは近日中に取り行うとしよう。その時は沢山の食料を頼むぞ」
ウィズ「バニルさん!?」
ゆんゆん「はい!お揃いの仮面をつけて……。で、でも、傷がついたり汚れたら持ったないから、この仮面は飾ったほうが……せっかくのお揃いだし」
バニル「そんな事をいちいち考えるな!壊れたら新しい物を用意してやるから、犬のように喜んで仮面をつけておけ」
ゆんゆん「わ、わかりました。その……あの……」
ウィズ「ん?どうしました?」
ゆんゆん「素敵なプレゼントありがとうございます。絶対に大切にしますね」
ウィズ「はい、大切にしてくださいね♪」
バニル「……」ニヤリ
あーバニルさんがちょっと照れてる!見て下さい!ゆんゆんさん!貴重ですよ!バニルさんの照れなんて!
え?え?え!?あのバニルさんが!?
照れてなぞおらん!
バニルさん!もう一回今の顔を見せてください!私もっとバニルさんの顔が見たいです!
うるさい!それ以上言うとバニル式殺人光線を披露することになるぞ!
−−−−−−!!!!
−−−−!!!
−−!
\チュドーーン/
17 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:10:30.33 ID:XxZKGPHl0
* * *
ダクネス「間違えて悪かったな。誕生日は今日だとめぐみんから聞いていて……いや、言い訳は良くないな。本当に悪かった」
ゆんゆん「いえ、気にしないでください。そんな事より、私の為なんかに皆さん集まってくれて本当に嬉しいです!本当に夢みたい……」
カズマ「今日は夢じゃないからな、ほら料理も沢山作ったし、たっぷり楽しんでくれよ」
アクア「ほらほらほら、ゆんゆん。じゃじゃーん。プレゼントよ!」
ゆんゆん「そ、そんな!受け取れません!今日は誕生日会まで開いてもらったのに」
ダクネス「いや、よかったら受け取ってくれないか?」
カズマ「もしかしたら、嬉しくない物かもしれないけどさ、みんなで考えたんだ」
アクア「企画はカズマ!作ったのは私ね!ほらほら開けてみて!」
ダクネス「ちょっと待て!?それでは私はまるで何もやってないみたいじゃないか!」
アクア「え?何かしたっけ?」
ダクネス「企画は私も一緒に考えた……まぁ、案は何も思いつかなかったが。そ、そうだ!アクアが一人で作っていたから食事当番を変わったじゃないか!」
アクア「え?それって何かしたことになるの?」
きゃーきゃーわーわー
ゆんゆん(羨ましいなぁ……。私もあんなに騒いだりはしゃいだりできたら……)
ゆんゆん(……)
ゆんゆん(めぐみんと同じ時期に冒険者になったのに……)
ゆんゆん(どこで差がついちゃったんだろう……)
ゆんゆん(めぐみんが羨ましいなぁ……)
18 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:11:34.24 ID:XxZKGPHl0
アクア「ほらほら、早く開けなさいって。絶対にびっくりするから」
ゆんゆん「は、はい」
パカッ
ゆんゆん「入場券?」
カズマ「ああ。うちの入場券だ」
ダクネス「365枚あるぞ」
アクア「この入場券があれば、うちに無断で遊びに来て大丈夫!」
カズマ「しかも有効期限は1年だ」
アクア「そう!毎日遊びに来ないと損ってわけ。だから毎日遊びに来ちゃいなさいな」
ダクネス「まぁ、クエストに行ってる間とかもあるから、厳密に毎日は無理かもしれないが。有効期限もあるから出来るだけ使ってくれると嬉しい」
ゆんゆん「え?え?え!?」
カズマ「せっかくアクアが作ったんだ。使わないとこいつ泣くからさ。できれば毎日遊びに来てくれよ」
アクア「めぐみんから聞いたわよ!ゆんゆんってボードゲームとか得意なんでしょ!?奇遇ね!私もなの!だから、たっくさん勝負しましょうね!ゆんゆん」
ダクネス「む、無理にとは言わないぞ。ま、まぁ、よかったら遊びに来てくれないか?その……なんだ、私も友達が少ないから友達になってくれると嬉しい」
19 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:12:06.89 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「あ、あああ、ありがとうございます!わ、私なんかでいいなら、毎日!え?本当に毎日いいんですか!?毎日遊びに来ちゃっても!?」
カズマ「ああ、ゆんゆんみたいな常識人なら大歓迎さ」
アクア「そうそう、うちは私以外みんな常識がないから、ゆんゆんみたいな常識人が来てくれると助かるわ」
ダクネス「ちょ、ちょっと待て!お前達が常識人を語るのは無理があると思うぞ」
カズマ・アクア「いやいやいやいや、あんたが言うな」
ダクネス「うぅっ//」
ゆんゆん「あははははは」
アクア「え?ゆんゆんが笑った?」
ゆんゆん「ありがとうございます。是非遊びに来ちゃいますね」
カズマ「ああ、是非頼むよ」
20 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:13:34.96 ID:XxZKGPHl0
* * *
めぐみん「うぅ……あんなに怒らなくてもいいのに……というかまさか私が泣いて驚く羽目になるとは……」
ゆんゆん「めぐみん」
めぐみん「?」
ゆんゆん「今日はありがとう」
めぐみん「……でも、誕生日は四ヶ月も前だったのでしょう?」
ゆんゆん「ううん。四ヶ月前の一人で祝ったパーティーより、ずっとずっと素敵だった」
めぐみん「…………まさか一人で祝っていたとは」
ゆんゆん「ち、違う!本当はサボテンとかマリモとかアサガオとか安楽少女達がいたから!って、それは今はいいの。それより、その……あの……」
めぐみん「まったくあなたは相変わらずモジモジして。言いたいことがあるのなら、はっきり言ってください」
ゆんゆん「じゃ、じゃあ、一度だけ言うからちゃんと聞いててよね」
めぐみん「はいはい。ほら、早く言ってください」
ゆんゆん「とっても素敵な誕生日会をありがとう、めぐみん。私今日という人を絶対に忘れないから」
めぐみん「…………ふふっ、喜んでくれたなら、私も嬉しい限りです。では、私から一つお願いごとを」
ゆんゆん「?」
めぐみん「あなたは私のライバルなんでしょう?でしたら私の誕生日は、今日以上の素敵な誕生日会をお願いしますね」
ゆんゆん「わかったわ。覚悟しなさいよ!めぐみん!絶対に素敵な誕生日会を開催してあげるんだから!」
めぐみん「はい。楽しみにしてます♪」
そして私達は、これから続くであろう素晴らしい誕生日会に祝福をした−−−−!
終わり
21 :
◆xW69XHZIXl2A
[saga]:2017/05/31(水) 03:14:17.92 ID:XxZKGPHl0
これにて終わりになります。
読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございました!
また、機会があればよろしくおねがいします!
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/31(水) 03:45:10.80 ID:DgjqT5vN0
ファンタスティック!
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 12:08:05.65 ID:k7gGK1BPo
ゆんゆん可愛いよゆんゆん
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/07/08(日) 17:43:48.66 ID:PO5j1ffc0
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