【モバマスSS】最愛の我が息子へ

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6 : ◆Q/Ox.g8wNA [sage saga]:2017/05/29(月) 01:25:17.59 ID:eAs1xsRQO
当時私は美しい看板娘が店番をする花屋の常連だった。

最初は社長の思い付きで部署ごとに花を飾る事になり、
上司に言われて渋々近所の花屋に花を買いに行ったのが切っ掛けだった。

一目見て彼女に惹かれた。 一目惚れだった。 

それが母さんだった。

決して愛想が良いわけでは無いが、その切れ長の瞳、美しい長い髪、全てが私の理想だった。

その後は用も無いのに花屋に通い続けた。

社長が花を飾る事に飽きて、他の部署から花が無くなっても私の部署だけには花が有り続けた。

私が通い詰めていたからだ。

その内、目ざとい同僚が私の花屋通いに気付いた。

彼はからかい半分に、私が花屋に通い詰めてる理由を言い当てて来た。

お前、あそこの看板娘が目当てだろう、と。

返答に窮する私に彼はにやけ顔で、彼女が元アイドルだと言う事、文字通りの高嶺の花だと言う事、を教えてくれた。

彼女が元アイドルだと言う事はその時に知った。

そう聞いても私は、
『彼女ほどの美人ならそう言う事もあるのだろうな』
と、ぼんやりと考えていた。

高嶺の花だと言う事は、同僚に言われるまでも無く百も承知だった。

元々、私が一方的に彼女に惚れ込んでるだけで、彼女とどうこう成りたいと思った事など一度も無かった。

それに、彼女ほどの非の打ち所が無い程の美女が私の様な男とつり合いが取れる訳もないではないか――

第一、同年代の男性と比べてもチビの部類に入る私は、身長ですら彼女に及ばないのだから――

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