【ガルパン】沙織「わ、私の同志は手強いんだから!」

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50 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:21:28.55 ID:xVyYwbVh0

愛里寿『敵はお前たちの後輩だ、無様な戦いだけはするな』


ボソボソ

「ガキの癖にえっらそうに……」

「自分は命令するだけ、ミスがあったらそいつに責任を押し付ければいい。隊長様はなーんにも悪くない」

「むっかつく……自分だけは特別ってさ」

「でも……実力は本物だし……」

「はいはい、おりこうさんですね。せいぜい隊長と仲良くやって頂戴」ハア
51 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:22:09.63 ID:xVyYwbVh0

アズミ(やっぱりだけど、隊長の陰口を叩いてるやつらがいるわね……)

メグミ(隊長の実力を認めようとしないで文句ばっかり、隊長の足元にも及ばないくせに外見しか見ようとしない)

アズミ(私たちがしっかり部隊をコントロールしないとね)

愛里寿「………」

ルミ「あの……隊長?」

愛里寿「大丈夫だ。言わせておけばいい、力の差を見せ続ければいずれ黙る」

ルミ(ばれてる!?)

愛里寿「私のことを快く思ってないやつらがいる。私では皆を引っ張るのは難しい……」

メグミ「そんな事……」

愛里寿「ルミたちのことは信用している。中隊のことは頼んだぞ」
52 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:22:59.78 ID:xVyYwbVh0


-南正門


まほ「どうやらこっちの4両はは囮みたいだな」

みほ「どうする?」

まほ「それを判断するのはお前だ」

みほ「……やっつけましょう、エリカさんお願いします」

エリカ「ったく、あんたの指示で動くなんて……」

まほ「頼む、エリカ」

エリカ「はいっっっ!」パア

ブロロロロ

ドオン! ドオン! カカン!

エリカ(ここで攻撃を受け流して……)

ギャギャギャ

エリカ「えっ?」
53 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:23:51.33 ID:xVyYwbVh0






黒森OB1「大学選抜に黒森峰のOBがいるとは考えなかったの?」





54 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:24:59.79 ID:xVyYwbVh0


まほ「な!……しまった!」

黒森OB2「うかつだったな、西住流の戦い方は把握している!」

ドオン! ドオン!

エリカ「うわぁぁぁ!」

みほ「ああ!……」オロオロ

まほ「ちっ、みほ!エリカの援護だ!」

黒森OB1「そうはさせるか!」

ドオン! ドオン!

まほ「くっそおぉぉぉぉ!」

エリカ「……せめて1両だけでも」

ブロロロ スイッ

エリカ「ああ……」

黒森OB1「だれがあなたたちを指導したと思ってるの?」

ドオン! シュポ

「大洗女子学園、ティーガーU走行不能!」

黒森OB1「ここはもういい、撤退するぞ」

ブロロロロ

みほ「………」
55 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/06/28(水) 08:31:53.49 ID:xVyYwbVh0

ちょっと短いけどここまで

OBとOGで迷ったけど私の中ではOBだったのでこっちにしました

とりあえず大学選抜は愛里寿とミミミだけじゃない!


職場でも人目を気にしすぎと言われた、わかってはいるけど難しい……

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 10:54:48.36 ID:5cAu3zJbo
ひとまず最後まで書いて文句言われたら
数ヶ月か数年おいて再構成版を投稿すればいいよ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 12:37:28.70 ID:wglmym/dO
自分語りさえやめれば、叩かれないと思う
58 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:37:36.86 ID:XFfSs76l0
ちょっとだけ行きます
59 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:39:04.48 ID:XFfSs76l0


-西裏門


ドオン! ドオン! シュポ シュポ

絹代「あ痛ー!」

玉田「おのれえぇぇぇ!」

「大洗女子学園、九七式中戦車2両走行不能!」

絹代「すみません、西裏門突破されました。面目次第もございません」

福田「西隊長!私を庇ったせいで……」

絹代「細見、福田を頼む」

細見「了解しました!」

ブロロロロ



玉田「う〜ん大丈夫だろうか?福田がちょっと不安だな」

絹代「……なあ玉田、何故私が福田をこの戦いに参加させたか分かるか?」

絹代「福田より二年生の方が実力が上であるにもかかわらず…だ」

玉田「う〜ん私の頭では皆目見当もつきません」

絹代「確かに副田の成績はそこまで優秀ではない。だが、あいつは誰よりも真面目で勤勉で努力家で一番伸び代を感じるんだ」

絹代「今現在、高校戦車道は戦術などもどんどん変わり進化している。我々知波単も変わるべきなんだと思う……」

絹代「けれども、突撃が染み付いてしまっている私たちは、いまさら他の戦い方など出来ない」

絹代「だが、まだ一年で知波単に染まりきってない福田なら、私たちとは違う新しい知波単の戦い方が出来るかもしれないんだ」

玉田「な……そこまで考えて」

絹代「頼んだぞ、福田……」
60 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:39:42.84 ID:XFfSs76l0



ブロロロロ

細見「いいか福田、敵を見つけたら全力で突撃だ!」

福田「………」

細見「……どうした?」

福田「恐れながら申し上げます。いたずらに突撃してやられてしまっては、それこそ知波単の面目が保てないのでは?」

細見「何ぃ!福田ぁ、貴様伝統を蔑ろにするきか!」

細見「突撃もしない上に敵に背を向けて逃げるだと!?」

細見「これ以上生き恥をさらす気か!」
61 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:40:34.75 ID:XFfSs76l0

玉田「しかしあの福田に出来るでしょうか?いっては何ですが、なんだか頼りなさそうに見えるのですが……」

絹代「ふっ、分かってないな玉田。ああ見えても福田は練習の厳しい知波単戦車道で車長の座を勝ち取ったんだぞ」




絹代「芯の強さは私たちにだって負けてない」



62 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:41:29.35 ID:XFfSs76l0



福田「いいではないですか……」



細見「なにぃ!」

福田「生き恥をさらす?いいではありませんか」

福田「それで大洗が勝てるのなら恥の一つや二ついくらでもかきましょう!」

福田「私たちの負っている使命はそんな甘いものではありません!」

細見「なっ……」

福田「私は大洗がなくなるのはいやであります」ジワ

福田「もう一度みんなで一緒に合宿をしたいであります!」ポロポロ

細見「福田……」

福田「私は……私は……」エグッエグッ

細見「……よし、今からお前が指揮を執れ。私はそれに従う」

福田「な、先輩殿に指示を出すなど、私なんかが恐れ多い」

細見「いまさら私には突撃以外の戦い方などできん」

細見「大洗を助けたいんだろ」

福田「………」

細見「大学の連中に一泡吹かせてやれ、福田!」

福田「はいであります!」
63 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:41:55.71 ID:XFfSs76l0

大洗

ティーガーII(エリカ)×
九七式中戦車(旧砲塔)(西)×
九七式中戦車(新砲塔)(玉田)×

残り19両


大学選抜

走行不能無し

残り24両

64 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:42:27.96 ID:XFfSs76l0

-東通用門


ダージリン「!ローズヒップ、戻りなさい!」

ドオン! ゴン!

ローズヒップ「あわわわわわ……」

オレンジペコ「あれはT28重戦車ですね」

アンチョビ「T28!これは間違いなくこっちが主力だぞ」

65 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:44:26.17 ID:XFfSs76l0

-中央広場


沙織「西裏門と東通用門から敵が侵入、南正門が囮だって。えっと敵の主力は東通用門の方に集まってるみたい」

優花里「私たちはどうします?」

沙織「私たちも東通用門の援軍に行こう!」

カチューシャ「………」

沙織「……ほらカッちゃん」グイッ

カチューシャ「ち、ちょっと何するのよ?」

沙織「戦車の中にずっといたら気分悪くなっちゃうよ?ほら、外を見てごらんいい景色だよ」

カチューシャ「いい景色って今は試合中……」

カチューシャ(この人、私を元気付けようと……)

沙織「……カッちゃんともう一度同じ戦車に乗れて、私はうれしいな」

沙織「だって、こんなこともう二度とないと思ってたんだもん」

カチューシャ「ごめん……思い出せなくて」

カチューシャ(けど、なんか落ち着く……)


ブロロロ

沙織「私、今隊長やってるんだよ。ここからカッちゃんと同じ景色を見てるの」

沙織「隊長って大変だよね、私じゃなかなかうまくいかなくてさ。練習でも失敗ばっかりしちゃってさ」

沙織「………」ブルブル

カチューシャ(?……震えてる)

沙織「本当は怖くて仕方ないの」

沙織「だって相手は大学生、私なんかよりずっとずっと強い人達なんだもん。勝てる保障なんて何処にもない……」

沙織「でも、負けたらみんなバラバラになっちゃう……そんなの…やだよ」

沙織「私、みんなと離れたくない。ずっと一緒にいたい」ギュッ!

カチューシャ「あなた……」

沙織「……さあ行くよ。みんな、準備はいい!」

華「はい」

優花里「はいであります」

麻子「問題ない」

沙織「よーし、パンツァーフォー!」
66 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:45:34.64 ID:XFfSs76l0

ブロロロロ

沙織「あ、正面パーシング!」

麻子「来るぞ!」

ドオン!

沙織(勝たなくちゃ……)ドキドキ

麻子「どうした沙織、早く指示をだせ」

沙織「う、うん」

ドオン ドオン!

W号戦車 オロオロ

優花里(武部殿、緊張でうまく指示が出せてない)

華(隊長になって初の戦闘、絶対に負けられない勝負。無理もないですが……)

麻子「しっかりしろ沙織、カチューシャさんの変わりに大洗を守るんじゃなかったのか?」

沙織「わ…分かってるけど……」アワアワ

沙織(これが実戦……全然模擬戦と違う。何も見えない、何も聞こえない……こんな中でカッちゃんは戦ってたの?)ドキドキ
67 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:46:30.98 ID:XFfSs76l0

カチューシャ「ちょっとあなた大丈夫なの?」ヒョコ

沙織「………」ハアハア

カチューシャ(完全にテンパッてるわね、こんなんじゃ隊長なんて勤まるわけないじゃない)

カチューシャ(やっぱり私がいないと全然駄目じゃない…って何言ってるの私は?)

???「ん、あいつはもしかしてカチューシャか?」ヒョコ

カチューシャ「あ!」ビクッ

???「どうりで動きが鈍いわけだ、こいつは楽勝だな」

沙織「な、なんなのあの人達は」

カチューシャ「プラウダの……OB…」ギュッ カタカタ

沙織「あれが…カッちゃんをいじめてたやつ」ピク
68 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:48:08.30 ID:XFfSs76l0

先輩「ほらほらどうしたカチューシャ、かかってこいよ?」

カチューシャ「うあぁぁぁぁぁ……」ガタガタ

先輩「あははは、四強を差し置いてそんなゴミが率いたチームが優勝?高校戦車道も地に堕ちたわね!」

優花里「どういう意味でしょうか?」ピク

華「今の発言、さすがに聞き捨てなりません」

麻子「ここまで驕ったやつはアリ……高校戦車道にもいなかったぞ」

優花里華沙織(アリサさん……)ホロリ




沙織「……こんなやつら、カッちゃんが出るまでもない……」




ギュッ

カチューシャ「!?」

沙織「大丈夫だよカッちゃん。あんなやつら私たちがあっという間にやっつけちゃうんだから!」

カチューシャ(何だろうこの感じ……とっても安心できる。以前もどこかで……)

先輩「誰が誰をやっつけるって?この弱小高校風情がっ、これでも食らえ!」

先輩「холодный смерч!(冷たい竜巻)」

ブロロロロ!

優花里「む?」

麻子「こ、これは!?」

華「………」

沙織「ええっ?」

先輩「はははは、これで終わりだ!」
69 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:48:53.05 ID:XFfSs76l0


先輩チームの敗因は




 グ ラ ン ゾ ー ト チ ー ム を 本 気 に さ せ た こ と 




カチューシャがいなくなった後、沙織を車長として練習を繰り返してきたグランゾートチームはもはや並みのチームでは相手にならないくらいのレベルに成長していた

70 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:49:39.01 ID:XFfSs76l0





麻子優花里華沙織「 何 だ 、 こ の 程 度 か 」ハァ




71 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:50:17.90 ID:XFfSs76l0

ギャギャギャギャ

先輩「へっ?消え……」

ドオン! シュポ

「大学選抜、パーシング走行不能!」

優花里「やりました!」

華「大学選抜というからもっと強いものと思ってたのですが……」

麻子「それで突撃のつもりか?知波単の足元にも及ばない……他のやつらもお前と同じくらいなら楽なんだがな」

沙織「きっとこの中で一番弱いんじゃないの、あんたたち?」

沙織「私たちだって成長してるんだからね、あまり舐めるんじゃないわよ!」
72 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:51:16.04 ID:XFfSs76l0

沙織(そうだ、私は今大洗を守るためにここにいるんだ。しっかりしろ武部沙織!)パン!

沙織(なんのためにいっぱい練習したんだ、この時のためだろ!)

沙織(……震えが…止まってる)

沙織「よし……」

沙織「流れは私たちで引き寄せるんだ、このまま終わらせるものか!」
73 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:53:37.37 ID:XFfSs76l0

沙織(カッちゃんの隣でずっと見てきたんだ、いっぱい練習だってしたんだ……やってやる!)

沙織(味方の位置…敵の場所、ここなら……)

沙織「ウサギさんの位置を基点にグレートキャノン!」

梓「了解!」

ドオン! シュポ

「しまった!」



「見つけたぞ、相手は89式だ追え追えー!」

沙織「アヒルさんチーム敵を誘導して下さい、ディザルブスパイア!」

典子「任せてください!」

「よしっ追い詰めたぞ…ってあれ?ヤバイっ」

ドオン ドオン! シュポ シュポ

典子「よしっ大成功!」
74 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 09:55:39.00 ID:XFfSs76l0


大洗

走行不能無し

残り19両


大学選抜

M26パーシング×4×

残り20両

75 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/01(土) 10:02:25.51 ID:XFfSs76l0

ここまで

大洗は原作でも天才集団だったから隊長抜きでも結構戦えると思うのです

ベサオはアマチュア無線二級とっちゃうし…

だがなによりも、怒らせたら怖いんです

なめて油断している大学生とぶちきれてるW号とではさすがに勝負になりません

さあ、ここから反撃開始!


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 10:52:15.01 ID:W1NlPdTkO
乙乙
77 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:48:47.02 ID:2z4Ho8a20
エキシビジョンをやってないせいで突撃しかできず活躍できない知波単、頑張れ!

短いけどいきます
78 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:50:56.75 ID:2z4Ho8a20



見誤っていた……大洗の実力は数の少なさを補うための奇策がメインだと思っていた、トリックプレーが肝だと思っていた

だが違ったこいつらの本当の強み……これは練習量だ


メグミ「何やってるの、油断しすぎよ!」

アズミ「まったく、隊長にも言われたでしょ!このままじゃ後輩に舐められるわよ」

「すみません。確かに、ちょっと油断してたね」

「そうね、見せてやりましょうか、大学生の実力を」

「大学選抜は高校戦車道の隊長経験者がごろごろいるのよ。得意なのは統率のとれた集団戦だけじゃないって所を見せてあげる」



だったらそれを力で粉砕してくれる



沙織「ファイヤークローラー用意!」

「あまい!」

ドオン! シュポ

そど子「そんな、すみませんやられました!」



「正面防御!」

ドオン! カン

あゆみ「くっ跳ね返されちゃう…あっ」

ギュオ ドオン! シュポ


ブロロロ

桃「ひいぃ〜柚子ちゃーん!」

柚子「おっかけっこは固定砲塔不利よね……」

ドオン! シュポ

杏「うわぁ、やーらーれーたー」


「大洗女子学園、ルノーB1、M3リー、ヘッツァー走行不能!」


沙織「そ、そんな!」
79 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:51:55.31 ID:2z4Ho8a20
-東通用門


ドオン! ドオン!

ケイ「バラバラになんてさせないわよ!」

メグミ「あなたが守備隊長かしら?悪いけど後輩にはまだまだ負けられないわよ!」

ギャギャギャ ドオン! シュポ

ケイ「くっ、なんて動きなの……」

アリサ「た、隊長。こんのおぉー!」

ドオン!

「何処を見ている?あんたの相手は私だ」

ドオン! シュポ

アリサ「!?しまった」

ケイ「ナオミ、あんただけでも逃げなさい!」

ナオミ「なっ……く、Yes,ma'am」

メグミ「よし、敵は分散した。このまま各個撃破しなさい」


アンチョビ「まずい、ケイたちがやられたぞ、みんなバラバラになる!」

80 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:52:52.31 ID:2z4Ho8a20


大洗

ヘッツァー(カメさん)×
M3リー(うさぎさん)×
ルノーB1(かもさん)×
M4シャーマン(ケイ)×
M4A1シャーマン(アリサ)×

残り14両


大学選抜

走行不能無し

残り20両

81 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:53:26.97 ID:2z4Ho8a20


ブロロロロ

アッサム「データの上ではかなり厳しい状態です」

ダージリン「部隊は崩壊、まずいわね……なんとか流れを引き戻さないと」

ドオン!

ダージリン「!!……停止!」

アッサム「どうやら私たちを狙っているようです」

ダージリン「そのようね、お相手いたしましょう」
82 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:54:27.44 ID:2z4Ho8a20


ドオン! ドオン!

アッサム(この動き……読まれてる?)

オレンジペコ「さすが大学生ですね、動きに無駄がありません」

ダージリン「おやりになるわね……」

ダージリン(無駄のない動きだけど、いや……それだけじゃない。これは……もしや)

???「気づかれちゃったかな?さすがはダージリンね」

ダージリン「アールグレイ様!」

アールグレイ「さあ見せて頂戴、聖グロリアーナの隊長の実力を!」
83 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:58:18.94 ID:2z4Ho8a20



ワーニゲロー ウワッコッチニモイル マチブセダ

ウテウテ- ダメダテッタイダ!

沙織「あああ……」ガタガタ

沙織「このままじゃ全滅しちゃう、みんな集まって!」アワアワ

沙織「どうしようどうしよう?」ポロポロ

カチューシャ(何やってるのよ、隊長がそんなんでどうするの?)

優花里「もうどうにもならないであります〜」ワァァン

華「優花里さん落ち着いて下さい」

麻子「くそっ」

カチューシャ(何か…何かとても大事なことを忘れてる気がする……)

沙織「まだだ、まだ諦めない……」

沙織(カッちゃんはどんな時だって絶対諦めなかった)ググッ

沙織「私の……」

沙織(カッちゃんは言ってた……)
84 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 08:58:44.61 ID:2z4Ho8a20





沙織「 私 の 同 志 は 手 強 い ん だ か ら あ ぁ ぁ ぁ ! 」




85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 09:01:17.41 ID:ZtRV9M4SO
どんなにくるしくても
とんふぁーもって
きっくしたらかてるよ
      ハハ
    ┣((゚∀゚∩┫
    ┃ \  〈┃
       ヽヽ_)
86 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/02(日) 09:01:44.18 ID:2z4Ho8a20

ここまで

とりあえずタイトル回収までやりました

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 07:52:28.37 ID:G6KHUkvDO
乙乙
88 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:02:11.70 ID:+GzVrXHC0

いきます、パンツァーフォー!


89 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:02:51.83 ID:+GzVrXHC0

カチューシャ「!!」

センシャドウヤッテイイノ?

カチューシャ「……」

ハンゲキシテハンゲキ-

カチューシャ「……」

ホウトウノセンカイガ

カチューシャ「……」

サンダースデスカ

カチューシャ「これは……」

ツカマエタッテイッタノヨ

カチューシャ「……」

ワタシノドゥーチェニテヲダスナー

カチューシャ「戦いの記憶(おもいで)……」

セイセイドウソウヤリマショウ

カチューシャ「……」

イッセイホウゲキヨウイ!

カチューシャ「そうだ……」

コレガワタシノセンシャドウデス

カチューシャ「……」

ワタシノドウシハテゴワイッテ

カチューシャ「確かに私はここにいた……」
90 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:04:29.39 ID:+GzVrXHC0



(沙織「カッちゃん」)

(優花里「カチューシャ殿」)

(華「カチューシャさん」)

(麻子「カチューシャさん」)

91 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:04:57.19 ID:+GzVrXHC0


カチューシャ「大洗の皆……優花里、華、麻子」

カチューシャ「沙織……」

92 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:05:36.69 ID:+GzVrXHC0





カチューシャ「…… 思 い 出 し た ……」




93 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:06:41.38 ID:+GzVrXHC0

ドオン ドオン!

沙織「駄目だ、頑張って練習したけど私の戦術は所詮付け焼刃、ベテラン相手にいつまでも通用しない……」オロオロ


まほ「大学生達が私たちの戦術の通用しないフィールドに作り変えた……」クッ

みほ「そんな……」


沙織(経験と頭脳の勝負)

沙織(これだけは絶対に大学生にはかなわない)

沙織(私たちは…ここまでなの?……)ガクッ
94 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:07:31.97 ID:+GzVrXHC0






カチューシャ「 ベ サ オ 、 状 況 の 報 告 ! 」






95 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:07:58.05 ID:+GzVrXHC0


沙織「えっ?」

優花里「今ベサオと……」

華「まさか……」





カチューシャ「待たせたわね、ちょっと昼寝が長かったみたい。やっと目が覚めたわ!」





麻子「おお!」



カチューシャ「みんなよく頑張ったわね、後は私に任せなさい!」

96 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:08:35.34 ID:+GzVrXHC0


優花里「カチューシャ殿復活であります〜!」

沙織(自分たちで何とかしようと思ってたけど……やっぱり最後はカッちゃんに頼っちゃうんだよね)

沙織「あ……そうだ、はいこれ!」つ戦車帽

沙織「やっぱりこれはカッちゃんが一番にあうよ!」

カチューシャ「……ありがとう」

沙織「でも大丈夫?こっちはだいぶやっられちゃってかなり厳しい状態だよ……」

カチューシャ「忘れちゃったの?」カポッ

カチューシャ「あなたたちに出来ないことでも……」
97 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:09:07.50 ID:+GzVrXHC0






カチューシャ「 カ チュ ー シャ に は 出 来 る ん だ か ら ! 」ドン!





98 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:09:46.41 ID:+GzVrXHC0

カチューシャ「みんな、聞こえる!」

まほ「今の声は!」

ねこにゃー「カッちゃん!」

福田「カチューシャ殿!」

カチューシャ「数では負けてるけどそこまでの差じゃあないわ……さあ…」
99 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:10:42.62 ID:+GzVrXHC0






カチューシャ「 反 撃 開 始 よ ! 」





100 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:12:59.49 ID:+GzVrXHC0


ダージリン「受け止めなさい!」

ドオン! バキイン!

アッサム「このっ!」

ドオン! スカッ

オレンジペコ「駄目です、当たらない……」

アールグレイ「聖グロリアーナはいかなるときも優雅じゃなかったのかしら?まるで稚拙なダンスを見てるみたい」

ガシャァァン!

ダージリン「きゃあ!」バシャ

アールグレイ「これ以上あなたの無様な姿を見るのは忍びないわね……そろそろけりをつけてあげましょう」

ダージリン「今よ!」

アールグレイ「!!」

ドオン! ボコォン

アールグレイ「!あれは、マチルダU!」

ルクリリ「ちっ、おしい!」

ブロロロ

ローズヒップ「こっちも来ましたでございますわー!」

アールグレイ「……騎士道精神は何処へいったのかしら?」

アールグレイ「数にものを言わせるなんて、ずいぶん下品な戦い方をするようになったわね」

ダージリン「今の私は大洗の一員として戦っていますので……それに」
101 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:13:48.20 ID:+GzVrXHC0






ダージリン「All is fair in love and war.イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない」





102 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:14:30.92 ID:+GzVrXHC0


『大洗のチームは一箇所に集まろうとしてるようです』

愛里寿「ならば望みどおりにさせてやれ」

『はいっ』

103 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:16:01.37 ID:+GzVrXHC0


アキ「みんな頑張ってる、反撃開始だね!」

ミカ「頑張ればいいってもんじゃない……」

アキ「もう、どうしてそういうこと言うの?」

ミカ「よく見てごらん」

アキ「あれ?、これってひょっとして……」

104 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:17:38.04 ID:+GzVrXHC0


ドオン! ドオン!

ブロロロロ

「よし、うまくいってる。このまま包囲に移るぞ」

「結構頑張ってたけど所詮は高校生、ここら辺が限界ね。一気に方をつけるわよ!」

アンチョビ「これは……YO地点に誘導されてるぞ!」

アンチョビ「このままじゃ包囲される!」
105 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:18:03.23 ID:+GzVrXHC0





アンチョビ「…… 予 定 通 り だ な 」ニッ




106 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:18:34.59 ID:+GzVrXHC0


ドオン ドオン!

まほ「撃てー、包囲網の完成を阻止しろ!」

細見「いくぞ福田!」

福田「はいであります!」

※福田はまほと合流しました

107 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:19:30.58 ID:+GzVrXHC0


「伏兵です、攻撃を受けました!」


「YO地点、包囲網突破されました!」


「相手は丘の上に逃げたぞ、追えー!」

108 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:20:03.92 ID:+GzVrXHC0


カチューシャ(こっちだってプラウダにいた時にひたすら戦術の研究をしてるのよ)

カチューシャ(もちろん、島田流もね!)

カチューシャ「変幻自在の戦術だろうとそう簡単にはやられないわよ!」

109 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:21:02.71 ID:+GzVrXHC0

ブロロロ

ねこにゃー「カッちゃん!」

典子「隊長!」

カエサル「カッちゃん隊長!」

ナカジマ「カッちゃん思い出したんだね!」

カチューシャ「みんな、待たせたわね」

カチューシャ「いい?勝負はまだまだこれからよ」

カチューシャ「ここには大洗だけじゃない、聖グロにサンダース、黒森峰に知波単、そして……」
110 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:21:55.41 ID:+GzVrXHC0





カチューシャ「 私 が い る !」ドン!




111 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:23:06.83 ID:+GzVrXHC0

カチューシャ「勝負どころで手を出さない隊長は無能……」

カチューシャ「今、向こうは私たちがなんとか包囲網を脱出して逃げまどってるように見えてるはず。この状況を黙って見過ごすはずがない」

カチューシャ(隊長車が出てくる前にできるだけ数を減らす)

カチューシャ「各車へ、今から制圧行動へ移行する!」

ブロロロロ ザザザザザ

「な、散り散りに!?」

カチューシャ(目の前の目標が突然分散すれば当然狙いを絞れなくなり混乱する)

カチューシャ「いくわよ!」
112 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:26:19.19 ID:+GzVrXHC0

カチューシャ「サラマンダー!」

ナカジマ「いくよ、ホシノ!」

麻子「五十鈴さん、いくぞ!」

キキッ ドオン! ドオン! ガッシャアアン!!

「なっ、何が!?」

「た、大変です!正面に観覧車、こっちに向かってきます!」

「ゲェー、か…回避ー!」

ゴン ガン ゴロゴロゴロ ゴワーン

ガツン ゴツン

「み、味方が邪魔で…うわぁー!」

ドカン ガシャン シュポ シュポ

カチューシャ「落ち着く暇は与えない、ベサオ!」

沙織「大丈夫、遊園地のマップは全部頭に入ってる!」

カチューシャ(敵は今混乱している、この機に乗じて一気に叩き潰す!)

カチューシャ「いくわよ、パンツァーフォー!」
113 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/06(木) 22:28:32.20 ID:+GzVrXHC0
ここまで

>>112グランゾートとエルディカイザーで観覧車先輩を撃ってます

ここから反撃開始です!

114 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:23:19.94 ID:bQPKLQcB0
いきます
115 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:27:06.95 ID:bQPKLQcB0



「何とか逃げ切ったか……」



まほ「逃げるのに夢中で周りの状況まで把握できなかったみたいだな」



ドオン! シュポ

「しまった!」

まほ(……みほの動きがぎこちないな)

まほ「どうした?私に遠慮する必要はない、もっと積極的に行動してみろ」

みほ「う……うん」

まほ「お前は黒森峰の代表としてここにいるんだぞ、しっかりしろ」

まほ(やはり、私がそばにいるとやり辛いのか?)

細見「うーむ、さすがは黒森峰。あっという間にパーシングを倒してしまった」

福田「凄いであります」

福田(それに比べて私は……)

福田「…ん?今向こうで何か動いたような」

みほ「………」

ブロロロ

「隙あり、ティーガーもらったぁ!」

みほ「あ!」

福田「西住殿ー!!」

ドオン! シュポ

「大洗女子学園、九五式、走行不能!」

細見「福田ぁ!おんのれぇぇぇー!」

ガシャアン!

まほ「そのまま離れるな、ウィークポイントを狙い撃て!」

ドオン! シュポ

「大学選抜、パーシング走行不能!」
116 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:28:14.64 ID:bQPKLQcB0


大洗

九五式軽戦車(福田)×

残り13両


大学選抜

パーシング×4×

残り16両

117 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:29:40.13 ID:bQPKLQcB0


福田「私はここまでであります」

みほ「福田さん、何で私を!」

福田「私は自分の出来ることをやっただけであります」

みほ「そんな、私なんて……」

福田「この中で一番弱い私より、あなたが生き残ったほうがほうが勝算があるからであります!」

福田「……細見殿、私は見つけたであります私の突撃を」

福田「潔く散だけが突撃にあらず」

福田「たとえ戦車が弱くとも、後ろにいる大切な者たちを守るために命を賭けて敵に立ち向かう。これこそが真(まこと)の突撃であります!」

みほ(……守るための突撃!)ドクン

福田「西住みほ殿、後を、大洗のことをお頼み申します」ペコ

まほ「みほ、ここまで言われてまだお前は縮こまっているつもりか」

みほ「……分かりました」

みほ「福田さん、あなたのおかげで見つけられそうです」





みほ「 私 の 戦 車 道 」





細見「福田、お前の突撃魂しっかりと受け継いだ。あとは任せろ!」

福田「はいであります!」

みほ「小隊の指揮は私が執ります、いきます……」

まほ(……目覚めたな、みほ)

みほ「パンツァーフォー!」
118 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:30:24.62 ID:bQPKLQcB0




ルクリリ「この!」

ドオン!

ローズヒップ「くらいやがれですわ!」

ドオン!

ギュルルル スイッ スイッ

アールグレイ「3両がかりでこの程度?」

ダージリン(3両を相手に、まるで踊っているみたいに……)

ドオン! シュポ

ルクリリ「うわああ!」

「大洗女子学園、マチルダU走行不能!」

オレンジペコ「ああ!マチルダが……」

アールグレイ「さあ、残り2両……」

ダージリン「ペコ装填時間を短縮して!」

オレンジペコ「はいっ!」

ダージリン(優雅なんてそんな余裕はない。死に物狂いで食らいつかなければ……私の全てをぶつけなくてはこの人には勝てない)

アールグレイ「来る!……最後の攻撃か?」

ダージリンアールグレイ「 撃 て ! 」

ドオン! シュポ

「大洗女子学園、チャーチル走行不能!」

アールグレイ「……惜しかったわね。けど……」
119 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:30:50.83 ID:bQPKLQcB0






ダージリン「相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している」






120 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:31:34.96 ID:bQPKLQcB0

ドオン! シュポ

アールグレイ「えっ!?」

「大学選抜、パーシング走行不能!」

アールグレイ「な、何処から?……ああ、あれは!」

ファイアフライ

ナオミ「ふん……」

アールグレイ「自らを囮に……ここにおびき出されていたのね……」
121 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:33:00.77 ID:bQPKLQcB0

アッサム「お疲れ様です、ダージリン」

ダージリン「さすがは先輩ね、結局私たちだけで倒すことは出来なかった……」

オレンジペコ「私たちはここまでですね」

ダージリン「ローズヒップ、聞こえる?」

ローズヒップ「はいですの、ダージリン様!」

ダージリン「戦いはまだ終わってないわ、大洗が勝つためにはあなたの力が必要よ」

ローズヒップ「わっかりましたわー!」

ブロロロロロ

ダージリン「カチューシャ頑張って、戦いは最後の5分間にあるのよ」
122 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:33:30.99 ID:bQPKLQcB0


大洗


チャーチル(ダージリン)×
マチルダU(ルクリリ)×

残り11両


大学選抜

パーシング×

残り15両

123 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:34:14.96 ID:bQPKLQcB0


ドオン ドオン!

ウワーマワリコマレタ

カチューシャ「タイミングをずらして挟み撃ちよ!」

イキドマリダー

カチューシャ「誘い込んで仕留めるわよ!」

エッ アッ ウワァァァ

カチューシャ「撃てー!」

ドオン!
124 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:34:46.51 ID:bQPKLQcB0

沙織「……すごい、カッちゃんが復活してから大洗の攻撃が回り始めた」

沙織「カッちゃんなら大学生に対抗できる、カッちゃんなら部隊の指揮を任せられる……」

沙織「その信頼があるから、みんなそれぞれの仕事を全力で足掻けるんだ!」
125 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:36:06.75 ID:bQPKLQcB0


ドオン ドオン!

優花里「カチューシャ殿の指揮で一つ一つのピースがかみ合っていく……」

優花里(フィールドに嵐が巻き起こる……)

優花里(これが……カチューシャ戦術!)
126 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:40:03.97 ID:bQPKLQcB0


ノンナ「ティーガーTにクルセイダーそして大洗のチーム……」

ノンナ(数×火力×連携=破壊力)

ノンナ(全てのカードが揃いカチューシャの戦術がフル回転し始めた)

ノンナ(いくら大学選抜といえ、もはやそう簡単にとめられるものではありません)
127 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:41:49.65 ID:bQPKLQcB0


ダージリン「大学生たちに見せてやりなさい」

ダージリン「上背はないけど、戦術だけなら誰にも負けない」

ダージリン「全国大会を優勝に導いた奇跡の軍神」

ダージリン「地吹雪の…」

ダージリン「カチューシャを!」
128 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:43:09.24 ID:bQPKLQcB0



ドオン! ブロロロロ ガシャアン! ワー ドカァ コッチカラモ!

タイチョウ、シジヲ! ドオン! ニゲロー!

愛里寿「こ……これは、いったい……何が起こっている?」

愛里寿(虫の息だった大洗が息を吹き返して、まるで別のチームみたいに……)

愛里寿「……どんなに叩いても決して諦めない、まるでボコを相手にしてるみたい……」

愛里寿「………」
129 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:43:46.38 ID:bQPKLQcB0







愛里寿「 セ ン チュ リ オ ン 、 行 く ぞ ! 」ドン!






130 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:45:43.55 ID:bQPKLQcB0


大洗

走行不能無し

残り11両


大学選抜

パーシング×5×

チャーフィー×

残り9両

131 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/10(月) 09:46:44.87 ID:bQPKLQcB0

ここまで

そろそろ愛里寿ちゃんが頑張ります

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 23:02:55.21 ID:lfvR4kysO
乙です。
133 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:13:23.71 ID:71j1PDti0
いきます
134 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:14:25.98 ID:71j1PDti0


アズミ「隊長が動き始めたわ、私たちもいくわよ!」

メグミ「いつもどおりの……」

ルミ「バミューダアタック!」
135 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:15:16.10 ID:71j1PDti0




アンチョビ「気をつけろ、センチュリオンが南正門から進入してきたぞ!」



136 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:18:22.70 ID:71j1PDti0


T28 ズオオオオ

ペパロニ「ドゥーチェ、あの重戦車どうするッスか?」

アンチョビ「あの装甲は厚すぎる、まともにやりあったら勝負にならんぞ」

カルパッチョ「背後から攻めたいところですが……」

アンチョビ「護衛がいる……か」

ドオン ドオン!

アンチョビ「まずいな、動きは遅いが止まらない」

カルパッチョ「後、装甲の薄いところといったら上か下ですけど……」

アンチョビ「機銃じゃ勝負にならんし」

ペペロニ「……ドゥーチェ、いい考えがあるッス」

アンチョビ「お前の考えはろくなのがないからいい」

ペパロニ「まあまあそう言わずに」

ブロロロロ

アンチョビ「ちょっと待て、何をする気だ!」

カルパッチョ「まさか……」

ペパロニ「アンツィオはノリと勢いッス!」

アンチョビ「ちょっま……」

ブロロロロロ ピョーン

ペパロニ「ヒャッホー!」

アンチョビ「あ゛ーーー!お゛ち゛る゛ー!!」

ドゴーーン! シュポ シュポ

カルパッチョ「」ブクブク

アンチョビ「危ないからやっちゃ駄目っていったろー!一歩間違えたら大怪我だぞ」

ペパロニ「でもいい仕事したッスよね」

アンチョビ「……そうだな」
137 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:19:17.46 ID:71j1PDti0

「T28がやられたぞ」

「これ以上はまずいね……」

「!あそこ、見て!」

ブロロロロ

「見つけたぞ、後輩!」

ドオン ドオン!

まほ「あの洗練された動きは先輩か?」

まほ「あれをほっとくわけにはいかない。ここで食い止めるぞ」

まほ(だが向こうもこちらの手の内は知り尽くしている、数で攻めたいが味方が九七式では分が悪すぎる……)
138 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:21:00.68 ID:71j1PDti0





みほ「あのパーシングは危険です、私たちで倒しましょう」




139 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:23:54.82 ID:71j1PDti0

まほ「みほ!?」

みほ「確かに相手は強敵です…けど、決して倒せない相手じゃあない」

みほ「戦術と腕があれば強敵とだってやりあえるはず!」

みほ「敵は二両、私とお姉ちゃんで一両を相手します。細見さんには残りの一両をお願いします」

まほ「な、正気か、相手は先輩だぞ!」

細見「私は……囮でもかまいません、みんなの敵をとってください!」

細見(本当は突撃をしたいが……いいや、だめだ。このままむざむざやられては福田に顔向けできん)

みほ「細見さん、作戦を伝えます。この勝負に勝てるかどうかはあなたにかかってます」
140 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:25:34.87 ID:71j1PDti0


ブロロロロ

まほ「いくぞ、先輩!」

黒森OB1「ん?九七式がこっちに突っ込んできた、やぶれかぶれの特攻か?」

黒森OB2「ちょっと待ってて、すぐに片付けるから」

黒森OB1「了解!」

(みほ「まず相手をかわして下さい」)

ギャギャギャ

黒森OB2「な、突撃じゃない?」

ブロロロロ

黒森OB2「今度こそ!」

ギャギャギャ

黒森OB2「また!?」

黒森OB2「……そうか、時間稼ぎだな。セコイ手を」

ブロロロロ

黒森OB2「そうとわかれば……」
141 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:26:24.98 ID:71j1PDti0





まほ「残念ながら、みほの覚悟はそんな甘いものではない」




142 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:27:32.35 ID:71j1PDti0

二度にわたる変化は布石、これは相手に突撃以外の攻撃を意識させるため

選択肢が増えるから迷いが生まれ後手になる……

今度はいける
143 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:28:10.37 ID:71j1PDti0

細見「突撃ー!」

ガシャアン!

黒森OB2「何ぃ、しまったぁ!」

みほ「知波単ならいつでも倒せるという油断、それがあなたの敗因です」

ドオン! シュポ

「大学選抜、パーシング走行不能!」
144 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:28:51.40 ID:71j1PDti0

黒森OB1「えっ…な、うそでしょう?」

ギャギャギャ

まほ「戦いの最中に余所見ですか?」

黒森OB1「……おみごと」

ドオン! シュポ
145 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:29:19.29 ID:71j1PDti0



まほ「見事な指揮だったぞ、みほ」

みほ「先輩たちは私たちのことは警戒してるはずだったから……」

まほ「逆に知波単なら勝てるとふんだわけか……」

まほ(弱い戦車を囮ではなく切り札にするとは……私には思いつかない戦術だ。西住流とはまるで違うがな)フフ
146 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:30:10.38 ID:71j1PDti0


大洗

CV33(アンチョビ)×

残り10両


大学選抜

パーシング×2×

T28×

残り6両

147 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:30:57.75 ID:71j1PDti0

-ジェットコースター


「見つけたからせっかく登ってきたのに、あいつら落ちやがったぞ……」

「まあいいか、今度はこっちが同じ手を使わせてもらう」

「えーっと、敵はどこにいるかなっと……」


ファイアフライ ジー


「げ、ヤバイ!」

ドオン! シュポ

ナオミ「ヒット、次行くぞ」

ドオン! シュポ

「大洗女子学園、ファイアフライ走行不能!」

ファイアフライ操縦手「な、何が起こった!」

ファイアフライ装填手「地雷、なわけないよね……」

ブロロロロ

ナオミ「くっ、センチュリオンだ。そっちへ向かったぞ、気をつけろ!」
148 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:32:31.84 ID:71j1PDti0




ローズヒップ「チャーフィー、いざ尋常に勝負!」

ブロロロロ

ドオン ドオン!

ローズヒップ「リミッター外しちゃいますわよー!」

ギュオオオオ!

「は、早い!」

ローズヒップ「ぶっちぎってやりましたわー!おほほほほほほ……」

ズルッ グルグルグルグル!

ローズヒップ「ほおぉぉぉぉぉ!」

ドカーン! シュポ

「自滅してるわあいつら、あははははは!」

「ちょっと前!」

-壁-

ドカーン! シュポ

「はぎゃあぁぁぁ!」

ねこにゃー「なんだったんだにゃー?」

ももがー「前方不注意もも…」

センチュリオン ブロロロロ

ねこにゃー「センチュリオン発見、いくにゃー!」
149 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/07/13(木) 23:33:30.62 ID:71j1PDti0




愛里寿「敵を排除しつつ前進、中隊長と合流する」



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