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【ガルパン】沙織「わ、私の同志は手強いんだから!」
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132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/10(月) 23:02:55.21 ID:lfvR4kysO
乙です。
133 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:13:23.71 ID:71j1PDti0
いきます
134 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:14:25.98 ID:71j1PDti0
アズミ「隊長が動き始めたわ、私たちもいくわよ!」
メグミ「いつもどおりの……」
ルミ「バミューダアタック!」
135 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:15:16.10 ID:71j1PDti0
アンチョビ「気をつけろ、センチュリオンが南正門から進入してきたぞ!」
136 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:18:22.70 ID:71j1PDti0
T28 ズオオオオ
ペパロニ「ドゥーチェ、あの重戦車どうするッスか?」
アンチョビ「あの装甲は厚すぎる、まともにやりあったら勝負にならんぞ」
カルパッチョ「背後から攻めたいところですが……」
アンチョビ「護衛がいる……か」
ドオン ドオン!
アンチョビ「まずいな、動きは遅いが止まらない」
カルパッチョ「後、装甲の薄いところといったら上か下ですけど……」
アンチョビ「機銃じゃ勝負にならんし」
ペペロニ「……ドゥーチェ、いい考えがあるッス」
アンチョビ「お前の考えはろくなのがないからいい」
ペパロニ「まあまあそう言わずに」
ブロロロロ
アンチョビ「ちょっと待て、何をする気だ!」
カルパッチョ「まさか……」
ペパロニ「アンツィオはノリと勢いッス!」
アンチョビ「ちょっま……」
ブロロロロロ ピョーン
ペパロニ「ヒャッホー!」
アンチョビ「あ゛ーーー!お゛ち゛る゛ー!!」
ドゴーーン! シュポ シュポ
カルパッチョ「」ブクブク
アンチョビ「危ないからやっちゃ駄目っていったろー!一歩間違えたら大怪我だぞ」
ペパロニ「でもいい仕事したッスよね」
アンチョビ「……そうだな」
137 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:19:17.46 ID:71j1PDti0
「T28がやられたぞ」
「これ以上はまずいね……」
「!あそこ、見て!」
ブロロロロ
「見つけたぞ、後輩!」
ドオン ドオン!
まほ「あの洗練された動きは先輩か?」
まほ「あれをほっとくわけにはいかない。ここで食い止めるぞ」
まほ(だが向こうもこちらの手の内は知り尽くしている、数で攻めたいが味方が九七式では分が悪すぎる……)
138 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:21:00.68 ID:71j1PDti0
みほ「あのパーシングは危険です、私たちで倒しましょう」
139 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:23:54.82 ID:71j1PDti0
まほ「みほ!?」
みほ「確かに相手は強敵です…けど、決して倒せない相手じゃあない」
みほ「戦術と腕があれば強敵とだってやりあえるはず!」
みほ「敵は二両、私とお姉ちゃんで一両を相手します。細見さんには残りの一両をお願いします」
まほ「な、正気か、相手は先輩だぞ!」
細見「私は……囮でもかまいません、みんなの敵をとってください!」
細見(本当は突撃をしたいが……いいや、だめだ。このままむざむざやられては福田に顔向けできん)
みほ「細見さん、作戦を伝えます。この勝負に勝てるかどうかはあなたにかかってます」
140 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:25:34.87 ID:71j1PDti0
ブロロロロ
まほ「いくぞ、先輩!」
黒森OB1「ん?九七式がこっちに突っ込んできた、やぶれかぶれの特攻か?」
黒森OB2「ちょっと待ってて、すぐに片付けるから」
黒森OB1「了解!」
(みほ「まず相手をかわして下さい」)
ギャギャギャ
黒森OB2「な、突撃じゃない?」
ブロロロロ
黒森OB2「今度こそ!」
ギャギャギャ
黒森OB2「また!?」
黒森OB2「……そうか、時間稼ぎだな。セコイ手を」
ブロロロロ
黒森OB2「そうとわかれば……」
141 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:26:24.98 ID:71j1PDti0
まほ「残念ながら、みほの覚悟はそんな甘いものではない」
142 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:27:32.35 ID:71j1PDti0
二度にわたる変化は布石、これは相手に突撃以外の攻撃を意識させるため
選択肢が増えるから迷いが生まれ後手になる……
今度はいける
143 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:28:10.37 ID:71j1PDti0
細見「突撃ー!」
ガシャアン!
黒森OB2「何ぃ、しまったぁ!」
みほ「知波単ならいつでも倒せるという油断、それがあなたの敗因です」
ドオン! シュポ
「大学選抜、パーシング走行不能!」
144 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:28:51.40 ID:71j1PDti0
黒森OB1「えっ…な、うそでしょう?」
ギャギャギャ
まほ「戦いの最中に余所見ですか?」
黒森OB1「……おみごと」
ドオン! シュポ
145 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:29:19.29 ID:71j1PDti0
まほ「見事な指揮だったぞ、みほ」
みほ「先輩たちは私たちのことは警戒してるはずだったから……」
まほ「逆に知波単なら勝てるとふんだわけか……」
まほ(弱い戦車を囮ではなく切り札にするとは……私には思いつかない戦術だ。西住流とはまるで違うがな)フフ
146 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:30:10.38 ID:71j1PDti0
大洗
CV33(アンチョビ)×
残り10両
大学選抜
パーシング×2×
T28×
残り6両
147 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:30:57.75 ID:71j1PDti0
-ジェットコースター
「見つけたからせっかく登ってきたのに、あいつら落ちやがったぞ……」
「まあいいか、今度はこっちが同じ手を使わせてもらう」
「えーっと、敵はどこにいるかなっと……」
ファイアフライ ジー
「げ、ヤバイ!」
ドオン! シュポ
ナオミ「ヒット、次行くぞ」
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、ファイアフライ走行不能!」
ファイアフライ操縦手「な、何が起こった!」
ファイアフライ装填手「地雷、なわけないよね……」
ブロロロロ
ナオミ「くっ、センチュリオンだ。そっちへ向かったぞ、気をつけろ!」
148 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:32:31.84 ID:71j1PDti0
ローズヒップ「チャーフィー、いざ尋常に勝負!」
ブロロロロ
ドオン ドオン!
ローズヒップ「リミッター外しちゃいますわよー!」
ギュオオオオ!
「は、早い!」
ローズヒップ「ぶっちぎってやりましたわー!おほほほほほほ……」
ズルッ グルグルグルグル!
ローズヒップ「ほおぉぉぉぉぉ!」
ドカーン! シュポ
「自滅してるわあいつら、あははははは!」
「ちょっと前!」
-壁-
ドカーン! シュポ
「はぎゃあぁぁぁ!」
ねこにゃー「なんだったんだにゃー?」
ももがー「前方不注意もも…」
センチュリオン ブロロロロ
ねこにゃー「センチュリオン発見、いくにゃー!」
149 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:33:30.62 ID:71j1PDti0
愛里寿「敵を排除しつつ前進、中隊長と合流する」
150 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:34:13.03 ID:71j1PDti0
グイッ バキン!
ももがー「しまったもんがー」
グルグルグル ドオン! シュポ
ブロロロロ
典子「超根性ー!!」
愛里寿「……あまい」
ギュルン ドオン! シュポ
[hambarger]
エルヴィン「マスターアームオン!」
ドオン! シュポ
エルヴィン「うわぁ、完璧だったはずなのに何故バレた!」
愛里寿「……字が違う」
×hambarger→hamburger
151 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:35:32.95 ID:71j1PDti0
大洗
V突(草薙)×
89式(アヒルさん)×
三式(アリクイさん)×
クルセイダー Mk-V(ローズヒップ)×
シャーマン ファイアフライ(ナオミ)×
残り5両
大学選抜
チャーフィー×2×
残り4両
152 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/13(木) 23:39:36.16 ID:71j1PDti0
とりあえずここまで
>>150
の看板のくだりはSSは文字だけなのでなのであえてあのような表現にしてみました
無理があると思う方は原作どおり後ろを蕎麦屋に脳内変換してください
ガルパンアプリは小梅が手に入らなかったorz
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/16(日) 14:16:33.38 ID:fAAFYBX1O
乙乙
154 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:44:35.57 ID:qE5eoQ360
最近ちょっと忙しかった…
いきます
155 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:46:36.11 ID:qE5eoQ360
〜〜〜〜〜〜
愛里寿「大学選抜の隊長になった島田愛里寿です、宜しくお願いします」ペコ
ザワザワ ザワ ザワ
「小さいね……」
「あんなのに従わないといけないの?」
「かわいいね」
「ガキじゃん」
愛里寿(みんな納得してない…やっぱり私に隊長なんて……)
アズミ「静まりなさい!」
シ-ン
アズミ「納得いってないみたいね」
「当たり前です!私たちは厳しい競争を勝ち抜いてここまで来たんです」
「それが、こんな突然現れた中学生なんかに隊長の座を奪われるなんて納得できません!」
「私たちにだってプライドがあるのよ……」
愛里寿「………」ジワ
メグミ「島田愛里寿の指揮能力は私たちの中でも群を抜いている、それだけのこと…」
メグミ「なんだったら試してみる?」
156 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:47:11.41 ID:qE5eoQ360
ルミ「愛里寿ちゃ〜ん、はいこれ!」
愛里寿「ボコだー!」パア
アズミ「ルミは愛里寿と仲がいいね」
メグミ「妹が欲しかったんじゃない?」
愛里寿「ルミさんありがと〜」ギュ
ルミ(ああ……これがお姉さんなのね)イケナイハナジガ
157 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:48:06.35 ID:qE5eoQ360
愛里寿「……わ、私についてきて!」
ルミ「ちが〜う!そこは私について来い!」
愛里寿「…私について来い!」
ルミ「よく出来ました!」パチパチ
アズミ「あれは何をやってるの?」
メグミ「周りに舐められないようにしゃべり方の特訓だって」
アズミ「ルミもお姉ちゃんが板についてきたじゃない」
ルミ「へっ!?わ、私は隊長としての心構えを……」アセアセ
メグミ「はいはい、そう言う事にしときましょうか?」
〜〜〜〜〜〜
158 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:48:45.86 ID:qE5eoQ360
メグミ「まさか、ここまで追い詰められるとは……」
アズミ「これ以上はやらせない、二人とも準備はいい?」
ルミ「うん」
ルミ(……どんなにすごくっても隊長はまだ子供なんだ、私が守ってあげないと)
159 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:49:18.66 ID:qE5eoQ360
カチューシャ『残りは副隊長とセンチュリオン。合流させちゃだめよ、体当たりしてでも阻止して!』
みほ(センチュリオンが合流したら私たちに勝ち目はない)
みほ「……副隊長の相手は私たちが引き受けます」
みほ「行こうお姉ちゃん、私たちでくいとめよう!」
まほ「みほ……分かった」
細見「私もお供します!」
160 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:49:54.52 ID:qE5eoQ360
ブロロロロ
アズミ「隊長と合流して一気にカタをつけるわよ……あれはティーガーT、西住姉妹か!」
メグミ「と、九七式、知波単か?」
ルミ「数の上では互角かもしれないけど、あいにく突撃だけの猪に私たちは倒せないよ!」
161 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:50:24.46 ID:qE5eoQ360
過酷な戦いは短時間で人を成長させる。知波単とてそれは例外ではない
細見の中に、新しい何かが芽生えていた
細見(知波単の…いや、ともに戦った仲間たちから託されているんだ、大洗の未来を)
細見「………」
162 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:50:59.93 ID:qE5eoQ360
それで大洗が勝てるのなら恥の一つや二ついくらでもかきましょう!
163 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:51:32.06 ID:qE5eoQ360
細見(さっきのパーシングも私が突撃すると思ってた、なら……)
細見(こいつらにも知波単の突撃は刻まれているはず!)
ススッ
アズミ「え、突撃じゃない?」
164 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:52:11.10 ID:qE5eoQ360
名倉「なっ、細見のやつなぜ突撃をしない!」
玉田「知波単魂を忘れたか!」
絹代「むう、これは……」
福田「細見殿……」
165 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:52:51.13 ID:qE5eoQ360
アズミ「ちいっ、このお!」
ドオン! バキイン
細見「うわあぁぁ!」
細見(裏をかいたのに当ててきた!)
※側面をかすっただけなので旗は出てません
細見(……駄目だ。すれ違った瞬間に感じた圧倒的な格の違い、今の私には逆立ちしてもかなわない)
ギャギャギャ
アズミ「第二ラウンドいくわよ!」
166 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:54:29.68 ID:qE5eoQ360
まほ「来るぞ、みほ!」
みほ「うん!」
ブロロロロ
アズミ「見せてあげる、私たちのとっておき!」
まほ「な……これは!」
みほ「ええっ!」
ギャギャギャ
三姉妹による息のあったコンビネーション
残像による目くらましは、さすがのまほでも初見で対応できるものでは無かった
まほ(駄目だ、反応が遅れて……)
みほ「お姉ちゃん!」
まほ(ここまでか……)
167 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:55:03.05 ID:qE5eoQ360
アズミたちの連携は完璧だった
まともにやりあえば、いかに西住流とて無事ではすまない、それほどの力を秘めていた
彼女たちの犯したミスは唯一つ
168 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:55:40.85 ID:qE5eoQ360
知 波 単 を 侮 っ た こ と
169 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:57:51.68 ID:qE5eoQ360
やつらは所詮突撃しかできない。この場においてただの数合わせ、多少ほっといても問題ないと思っていた
だが違った……
知波単の本当の強さは突撃ではない
あくなき鍛錬による基礎技術の高さ。そして、何者をも恐れない折れない心
突撃はその成果の一つに過ぎないのだ
170 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:58:35.46 ID:qE5eoQ360
〜〜〜〜〜〜
いいか、突撃とは戦術の事を指すのではない。心構えだ!
目的への道を見つけたら、険しいのか、向いているのか、可能なのか?そんなものはどうでもいい。ただ進め!
少なくとも私たち知波単の先人たちは、皆そうしてきた
才能が足りないならひたすらに努力しろ
泥にまみれ周りから嘲笑されようと決して歩みを止めない、本来誰もが持っている熱い感情(きもち)
それが突撃だ!
〜〜〜〜〜〜〜
171 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:59:30.18 ID:qE5eoQ360
目の前には敵の三姉妹と西住姉妹……
細見(私が生き残ってもおそらくあいつらには敵わない。けど、西住姉妹が生き残ればあいつらを倒せるかもしれない)
……今私のすべきことは
細見(自ら盾となり、西住姉妹を守ること。少しでも敵の攻撃を遅らせ西住姉妹を有利にすること)
ドウッ!
細見が指示を出すより早く隊員は突撃を開始していた
以心伝心なのかそれとも、ただ単に堪えきれなかっただけなのかは分からない
しかし、状況は細見に理想的な形で味方した
172 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/29(土) 23:59:59.08 ID:qE5eoQ360
戦場は変化していく……
死ぬ気で一秒の時間を稼ぎに行った細見と、細見などはなから眼中になかった三姉妹
必然、細見の気迫の方が三姉妹のそれを上回る
なにより細見の全身全霊を込めた一撃は、たとえ大学生といえど容易にかわせる代物ではなかった
173 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:00:35.19 ID:QanVqbLV0
吶 喊 !
174 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:01:20.54 ID:QanVqbLV0
アズミ「え!?キャァ!」ガシャアン!
細見(見ているか福田、これが私の……)
細見( 守 る た め の 突 撃 だ ! )ドン!
175 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:04:24.60 ID:QanVqbLV0
メグミ「くっ、このお!」
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、九七式、走行不能!」
まほ「この隙は逃さん!」
メグミ「しまった!」
ドオン! シュポ
メグミ「早いっ!?やられた……けど」
ギャギャギャ
まほ「!?後ろから……」
メグミ(……あなたたちが姉妹の絆で繋がっているのなら、私たちは信念で繋がっている)
メグミ(強さは絶対だって……)
メグミ(西住まほ……私とあなたじゃ才能の差がある。もろとも相討ちなら、それは私たちにとって得なのよ)
メグミ(頼んだわよ……アズミ!)
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、ティーガーT走行不能!」
まほ「くっ!」
アズミ「メグミ、仇はとったわよ!残るは妹のほう……あれ?」
アズミ(いない……どこ?)
ズシャアァァァ!
ルミ「なっ、反対側から!……まさか、姉を囮に!」
まほ「私の後ろをついて歩いていた時のみほはもういない、これが黒森峰副隊長西住みほだ!」
まほ「まあ、ここまで大胆な戦い方をするとは思わなかったがな……」
ドオン! シュポ
「大学選抜、パーシング走行不能!」
みほ「よしっ、後一両!」
アズミ「そ、そんな!」
ルミ「!!」
176 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:05:01.93 ID:QanVqbLV0
〜〜〜〜〜〜
子供の癖に生意気な……
ああいうやつって大抵調子に乗って失敗するんだよね
家元だか何だか知らないけどガキに隊長なんか勤まるわけないじゃない
自分が特別だと思い込んで自惚れやがって
家元の娘はいいですね、私たちと違って最初から隊長の席が約束されてるんですから
いい気になるなよ。誰がお前なんか認めるものか!
〜〜〜〜〜〜
177 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:05:35.21 ID:QanVqbLV0
飛び級なんて決していいものではない
周りとは年も会話も合わず孤立してしまうし、何より嫉妬の対象になってしまう
私は知っている。隊長が陰口を叩かれていたことを……
強がって弱みを見せないようにしてるけど、一人で泣いていたことを……
どんなに実力があってもあの子はまだ子供なんだ、誰かが守ってやらなきゃいけないんだ……
助けを必要としてるんだ……
だから決めたんだ、私たちだけは隊長を裏切らないって、絶対に守ってやるって……
せっかく社会人チームに勝って隊員たちに隊長の力を認めさせたのに、ここで負けたら全てが水の泡になってしまう
178 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:06:31.80 ID:QanVqbLV0
(愛里寿「………」シクシク)
ルミ「……隊長」
ルミ(隊長の泣く姿はもう見たくない……)
ルミ(誰だ、隊長を泣かせるのやつは!)
ルミ(愛里寿を守る、そのためには)
179 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:06:58.63 ID:QanVqbLV0
ルミ「勝つ、たとえ誰が西住流だろうと!」カッ!
ルミ「たとえ相手が西住流だろうが何だろうが関係ない、隊長の前に立ちふさがるな!」
ルミ「格上だろうがなんだろうがそんなの知ったことか!」ギリ
ルミ「負けるわけにはいかないんだぁぁぁぁ!」ゴウッ
みほ「!!何、この感じ……」ゾク
ルミ「うおぉぉぉぉぉ!」
みほ「撃……」
180 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:07:41.72 ID:QanVqbLV0
ルミ「撃てぇぇぇぇ!」
181 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:08:49.39 ID:QanVqbLV0
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、ティーガーT走行不能!」
ルミ「待ってて下さい隊長、今行きます!」ハアハア
ブロロロロ
182 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:09:47.17 ID:QanVqbLV0
みほ「………」
まほ「気迫の差だな……」
まほ「事実戦術、勢いではお前のほうが勝っていた。だが、絶対に負けられないという強い気持ちにみほは気おされたんだ」
みほ「……うん。あの時相手の戦車からすごい殺気みたいなのを感じて、指示が一瞬遅れちゃった……」
まほ「強かった、さすが大学生だ、私たちもまだまだな」
183 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:10:57.08 ID:QanVqbLV0
大洗
九七式中戦車(旧砲塔)(細見)×
ティーガーI(まほ)×
ティーガーI(みほ)×
残り2両
大学選抜
パーシング×2×
残り2両
184 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:11:43.98 ID:QanVqbLV0
細見「たいして役に立てずすみませんでした!」
まほ「何を言っている?あの突撃がなければ私たちは何もできずにやられていた」
みほ「ありがとうございます、おかげで助かりました」
細見「私の突撃は役に立ったのですか?」
まほ「あの時仲間を守るために放った一撃、あれは後に続く者に勇気を与える一撃だ……」
まほ「あのような芸当は知波単にしかできない」
まほ(私たちも知波単に対する認識を改める必要があるな……)
185 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:12:16.69 ID:QanVqbLV0
細見「………」
細見(西隊長、見つけました私の戦車道)
細見(私の突撃!)
186 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/30(日) 00:15:22.90 ID:QanVqbLV0
ここまで
原作では存在しなかった西住流VSミミミに挑戦してみました
みほさんは覚醒しつつあるけど、まだまだ発展途上大学生の意地と気迫が勝ったってところです
勝負もいよいよ大詰めです
ちなみに明日大洗に行ってみようと思います
面白いところあるといいな
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 00:22:29.71 ID:KXGUK3I70
乙
188 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/31(月) 08:21:39.54 ID:9/jS7csb0
人の集まってるところにいけばいいって言われたからそうしようと思ったら
誰もいなかった
看板くらいしかお目にかかれなかったです
マリンパークでイルカショー見て明太子おにぎり食べて帰った
バスが5:40で終わってたから驚いたよ
189 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:51:13.60 ID:KgqSWucR0
いきます
190 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:52:32.94 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「相手はセンチュリオン、最強の相手……」
カチューシャ「けど、私たちだって負けてない」
沙織「あと少しで……」
華「花を活ける時のように集中して……」
優花里「装填の速度は緩めません」
麻子「大学生が有利になるように仕組んだ勝負で負けたら恥ずかしいな」
カチューシャ「 勝 つ ! 」ドン!
191 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:53:10.68 ID:KgqSWucR0
ルミ「ああっ、もう!西住流とやり合ったせいで履帯が、早く直さないと」ガチャガチャ
ルミ「こんなことやってる場合じゃないのに……」
ルミ「隊長、無事でいてください……」
192 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:53:50.78 ID:KgqSWucR0
ノンナ「互いに残りの車両はわずか」
クラーラ「カチューシャ……」
梓「隊長、私たちの分も頑張って下さい!」
あや「ファイト!」
紗希「ちょうちょ……」
193 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:54:43.43 ID:KgqSWucR0
-中央広場
ブロロロロ
優花里「来ました、センチュリオンです!」
沙織「あれが……」
ピタ…
カチューシャ「?」
194 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:55:17.78 ID:KgqSWucR0
愛里寿「やってやる、やってやる、やあぁってやるーぜ、いーやなあーいつをボーコボコにー……」♪
カチューシャ「へっ!?」
優花里「歌ってるであります?」
みほ「ボコだー!」
まほ「み、みほ?」
華「彼女なりの集中の仕方なのでしょうか?」
カチューシャ「……けるか」
沙織「ん?なんか言った、カッちゃん?」
カチューシャ「負けるかー!!」
沙織「はい!?」
カチューシャ「グラーンゾートー、僕のここーろがー、グラーンゾートー!まほーにかーわるーのさー……」♪
愛里寿「!!」
カチューシャ「………」ニィ
福田「西隊長、歌で戦ってるであります!」
絹代「ああ、馬鹿だ!」
典子(この人達に馬鹿呼ばわりされるとか……)
195 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:55:59.94 ID:KgqSWucR0
愛里寿「けーんかはうーるもーの、どーどーとー……」♪
カチューシャ「せかーいまで、みーちえーの、くーかーんつーくるーのさー……」♪
センチュリオン砲手「………」カチ
沙織「華…お願い」カチ
ドオン! ドオン!
愛里寿「かーたでかーぜ、きるぶるあぁぁぁ!」ガタァァン!
カチューシャ「だーいぎーんがーの、こーのあばがあぁぁぁぁい!」ボコォォン!
センチュリオン砲手「隊長、歌っている場合ではありません!」イライラ
沙織「カッちゃん戦闘中なんだよ、ふざけないで!」ビキビキ
愛里寿「す…すまない」
カチューシャ「……スミマセン」
※お互い空気を読んで足元を撃ってます
196 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:56:57.62 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「来る!」
ドオン!
カチューシャ「撃て!」
愛里寿「旋回!」
カチューシャ「直進!」
愛里寿「回り込んで!」
ブロロロロ ドオン!
ギャギャギャ ドオン!
ガコォン!
ドオン ドオン!
197 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:57:36.83 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「やっぱり半端無いわね、一つ一つの動きが洗練されてる。一瞬でも隙を見せたらやられる!」
ドオンドオン!
愛里寿(おかしい、戦車も技術もこっちが上のはずなのになぜ?)
198 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:58:14.48 ID:KgqSWucR0
プラウダ時代から積み重ねてきた戦術研究、そして全国大会での強敵たちとの戦いで得た経験がセンチュリオンの攻撃予測を可能にする
強い絆で結ばれたグランゾートチームはカチューシャの指示を完璧にこなすことでギリギリ食らいついていた
199 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:58:59.31 ID:KgqSWucR0
麻子「これでどうだ!」
ギャギャギャ
愛里寿「!!旋回、受け止めろ!」
ギュル ドカァ!
麻子「旋回して車体ごとぶつけてきた!?」
麻子(私の切り札をこんな防ぎ方で)
カチューシャ「まだよ、まだまだ!」
200 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 07:59:57.74 ID:KgqSWucR0
ギャギャギャ
カチューシャ「撃て!」
ドオン ドオン!
愛里寿「………」
ブロロロロ ギャギャギャ
愛里寿「……ここか」
ギュル ドオン!
ナカジマ「うわっ!」キキッ!
ツチヤ「なっ、気づかれた?」
愛里寿(戦い方に作為的なものを感じた)
愛里寿(一見責めているように見えるが、実際には回避重視の動き……)
愛里寿「何かあると思うのは当然だ」
201 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:00:49.58 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「くっ、ポルシェティーガーの性能じゃ分が悪いわ、下がって!」
ナカジマ「………」
カチューシャ「何をしているの?早く下がりなさい!」
ナカジマ「それは…ちょっとできないかな?」
カチューシャ「ちょっと?」
ナカジマ「私たちって頼りないかな……」
ナカジマ「カッちゃんがプラウダに行ってからみんな必死に練習したんだ」
ナカジマ「カッちゃんがいなければ大洗は勝てないなんて言わせない」
ナカジマ「私たちだってできるんだって……」
ナカジマ「カッちゃんが戻ってきたとき、肩を並べられるようになろうって!」
202 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:01:47.34 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「……止まらないで動き続けて、止まった瞬間やられると思いなさい」
ナカジマ「カッちゃん!」
カチューシャ「いいわ、そこまで言ったのならしっかりやりなさい。あっさりやられたりしたら承知しないわよ!」
203 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:02:36.59 ID:KgqSWucR0
ブロロロロ ギャギャッ! ギュンギュン
愛里寿「決してスピードが速いわけじゃない。けど、巧みなドライブテクニックと無駄のない動きで早く見える…」
カチューシャ「これは才能じゃない、努力の、反復練習の賜…」
ツチヤ「ドリフトドリフト!」
麻子「当たり前だ、私の走りの師匠だぞ」
ナカジマ「冷泉さん、あれ、やってみよう」
麻子「分かった」
カチューシャ「あれって?」
麻子「一緒に練習してる時思いついた技だ」
カチューシャ「面白いじゃない、やってみなさい!」
ブロロロロ
愛里寿「来る…二両同時に突撃か?」
ナカジマ「行くよっ!」
ナカジマ麻子「 グ ラ ン ド ク ロ ス ! 」
204 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:03:23.80 ID:KgqSWucR0
シュパア!
愛里寿「目の前で交差した!?」
ナカジマ「どうだ、ターゲットを絞れまい!」
愛里寿「…行進間射撃は当たらない、移動しながら片方に的を絞れ」
ギュルン
ナカジマ「あれ?」
ドオン!
ナカジマ「うわー、危ない!」
麻子「あんまり効果無かったぞ?」
カチューシャ「構わないわ、どんどんやっちゃって。ともかく攻め続けるわよ!」
ナカジマ「……」
カチューシャ「どうしたの?」
麻子「そんなに幾つも技が思いつくわけないだろう?」
カチューシャ「へっ?」
ナカジマ「ごめんカッちゃん、ネタ切れ…」
センチュリオン ジー
ナカジマ「逃げろー!」
ドオン!
205 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:05:06.27 ID:KgqSWucR0
ブロロロロ
カチューシャ「まともにやりあったら向こうの方が上、何とかして隙を作らないと…」
愛里寿「固まらせると面倒だ、引き離すぞ…撃て」
ドオン! バカァン!
カチューシャ「うわっ!」
ガシャアン! ゴロゴロ
206 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:05:40.22 ID:KgqSWucR0
左衛門佐「あれは!」
エルヴィン「ツァーリタンク、いや……」
おりょう「パンジャンドラムぜよ!」
207 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:06:28.81 ID:KgqSWucR0
カチューシャ「しまった、分断された!」
愛里寿「もう一度だ」
ドオン! バカァン バラバラ
カチューシャ「うわっ、破片が!まずい、視界が…」
カチューシャ「!!…しまった!」
カチューシャ「エルディカイザー周囲警戒、センチュリオンに狙われるわよ!」
愛里寿「まずはお前からだ」
ツチヤ「何の、ドリフトォ!」
ギュン ズザアァ!
カチューシャ「いたっ、あそこ……!」
キーーン
カチューシャ(いまのイメージは……)
愛里寿「この動き……」
208 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:07:04.80 ID:KgqSWucR0
愛里寿(普通ならあり得ない、けどこのポルシェティーガーの操縦手なら……)
愛里寿「後方に標準、ドリフトで回り込んで来るぞ!」
ズザアァァァ!
ナカジマ「ウサギチーム直伝、戦略大作戦!…えっ!?」
愛里寿「読み勝ったのは私だ…撃て!」
ブロロロロ
カチューシャ「させるかぁ!」
ドオン! バキイィン! ガシャン!
愛里寿「なっ、W号!?シュルツェンで受けた!」
愛里寿「!……ポルシェティーガーは?」
ザザザザ!
209 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:07:58.54 ID:KgqSWucR0
ケイ(W号がセンチュリオンの前に出て盾の役目を果たすと同時にブラインドになる)
アリサ(そうすれば視界を奪われたセンチュリオンは一瞬ポルシェティーガーを見失う)
ケイ(何よりもうセンチュリオンに反撃の術はない)
アリサ「……決まった、大洗の勝ちだ」
210 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:09:57.57 ID:KgqSWucR0
愛里寿(側面にポルシェティーガー!)
愛里寿(だめだ、反撃が間に合わない…)
愛里寿(ここまでか……)
211 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/07(月) 08:16:18.79 ID:KgqSWucR0
ここまで
このカッちゃんは原作と境遇が違うために粛清って言いません
>>208
劇場版の西部劇エリアのオマージュです
212 :
全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる
[sage saga]:2017/08/07(月) 08:33:27.96 ID:vEWaP2IS0
イケメン金髪王子須賀京太郎に処女膜捧げるスマホゲーム全部エラー出たスマホでGOOGLE検索できない
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/07(月) 12:42:59.49 ID:cCo2veRHo
乙
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/12(土) 09:43:53.80 ID:GOjGY/iRO
乙乙
215 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:10:23.64 ID:pJiWFYMO0
やっと完成した、行きます
216 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:11:20.69 ID:pJiWFYMO0
ブロロロロ
ルミ「隊長ー!」
愛里寿「ルミ!」
ドオン! ガッシャアァン! シュポ
ルミ「きゃあぁぁぁー!」
ズシャァァァー ドカーン! ガラガラ
217 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:12:18.87 ID:pJiWFYMO0
そど子「間一髪パーシングが間に入った!」
ゴモヨ「うわっ、横転しながらアトラクションに突っ込んだ!危ない」
パゾ美「瓦礫に挟まれてあれじゃあ試合が終わるまで外に出れそうもないね」
みほ「おしい、後ちょっとだったのに」
まほ「だが、大洗は千載一遇のチャンスを逃した」
218 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:13:06.80 ID:pJiWFYMO0
カチューシャ「まだパーシングが残ってたなんて」
沙織「どうする、カッちゃん?」
カチューシャ「勢いはこっちにある、このまま押し切るわよ!」
219 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:13:50.06 ID:pJiWFYMO0
愛里寿「ルミのためにも絶対に勝つ」
愛里寿「攻撃の起点はW号…やつから先に仕留める」
220 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:14:33.05 ID:pJiWFYMO0
ドオン ドオン ドオン!
カチューシャ「相手に反撃の隙を与えちゃダメ、とにかく攻め続けるわよ。削って削って削りまくってピロシキの中のお惣菜にしてやるわよ!」
ブロロロロ スッ
沙織「あっ、向こう側に隠れた」
カチューシャ「むっ、不意打ちなんてさせないわよ。エルディカイザーはそっちに行って、私たちはこっちよ」
カチューシャ「リスクを避けた戦い方ではいずれやられる、積極的にせめるわよ!」
221 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:15:43.44 ID:pJiWFYMO0
ブロロロロ
優花里「周りは障害物、一気に抜けましょう!」
ドクン!
麻子(………え?)
瞬間、麻子の意思とは無関係に手が動いていた……麻子には何が起こっているのか理解できない
“考えるより先に体が動いた”というやつである。いったい何故そのようなことが起こったのか?
これこそが知識だけでは決してたどり着けない、バレー部のようにひたすら努力し続けた者だけがたどり着ける境地
“勘”経験則とも言われている
本来なら今の麻子に出来る芸当ではないはずなのだが、負けられないという緊張感、張り詰めた空気、そして勝利への強い意思がそれを可能にしていた
W号の動きが遅くなる
ガシャァァン!
優花里「な、障害物を突き破って!?」
麻子「間に合えっ!」
ギュルル ドオン! バコオン!
沙織「か、かわした!」
優花里「あそこでスピードを出していたらおそらく今のはかわせなかったでしょう。さすが冷泉殿です、見事な判断です!」
麻子「あ……ああ」
麻子(何だったんだ、あの感覚は……)
麻子たちは己の神経が研ぎ澄まされ高まっていくのを感じていた
222 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:17:34.12 ID:pJiWFYMO0
愛里寿「なっ、かわされた!?」
愛里寿(何故だ、何故倒せない……)
実力はこちらが上なのに倒しきれないことにアリスは焦っていた
愛里寿「これが…これが本物のボコなの?」ハアハア
223 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:18:22.07 ID:pJiWFYMO0
ちょっとばかり才能があったところで所詮ガキ、隊長なんて務まるわけないじゃない
家元の娘だからって勘違いしてんのよ
愛里寿(……やめて)
子供らしく部屋に篭ってテレビでも見てりゃあいいのよ
生意気な…
224 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:19:41.45 ID:pJiWFYMO0
愛里寿( や め て ー ! )
225 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:20:20.13 ID:pJiWFYMO0
愛里寿「うわあぁぁー!」
ギュルルル
ナカジマ「なっ、さっきと動きが」
愛里寿「そんな目で私を見るなー!」
ガツン ガツン ドオン!
カチューシャ「きゃあ!」ガン ガン
沙織「!カッちゃん危ないよ!」
カチューシャ「そんなのどうでもいい!」
沙織「……!」キッ
カチューシャ「うわっ!?」
グイッ スポッ
沙織「麻子、一旦距離をとって、エルディカイザーは援護!」
麻子「おう」
ギュギャギャ
ナカジマ「撃てー!」
ドオン!
愛里寿(私は勝たなきゃいけないんだ……)
愛里寿(勝たなきゃ、勝たなきゃ私には何の価値もないんだ!)
愛里寿「一人は…嫌だ…」ブルブル
愛里寿「撃てー!」
226 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:22:45.34 ID:pJiWFYMO0
カチューシャ「ちょっと、何するのよ!」
沙織「無茶をするのはやめてよ!ぶつかりそうになったじゃん?」
カチューシャ「敵の動きが激しいのよ、外に出て確認しないと戦えないわ」
カチューシャ「怪我が怖くて隊長は務まらな……」
沙織「やめてよ!」
カチューシャ「!?」
沙織「こんどは記憶だけじゃ済まないかもしれないんだよ!」ポロポロ
カチューシャ「で……でも」
沙織「私、もうカッちゃんと離れたくない……」
沙織「危ない真似…しないで…」ギュッ
カチューシャ「ベサオ……」
227 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:23:50.53 ID:pJiWFYMO0
ブロロロ
沙織「………」キッ
愛里寿「カチューシャさんじゃない?」
カチューシャ「ちょっとベサオ、何してるの。ふざけないで?」
沙織「ふざけてなんかいない。カッちゃんは少し休んでて」
沙織(カッちゃんを危険なめにあわせるくらいなら……)
沙織「グランゾートはカッちゃんだけじゃない。行くよ、麻子!」
麻子「おうよ!」
228 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:24:46.30 ID:pJiWFYMO0
愛里寿「誰が出てこようと関係ない、敵は全て打ち砕く」
ガガガ! ドオン!
沙織(くっ、すごいプレッシャー。カッちゃんはこんなのとやりあってたの?)
沙織(でも、カッちゃんがいない間、私たちだって必死に練習してきたんだ)
沙織「負けるかー!」
沙織「そこっ、停止っ、撃てっ!右っ」
ギュンギュン ドオン! キュキュッ
愛里寿「さっきより動きが良くなってる?」
カチューシャ「うそ、私が指示するよりはやい……」
優花里「きっと幼馴染だらこそ通じ合うものがあるんですよ」
華「いえ、それだけではありません。沙織さんはカチューシャさんの抜けた穴を埋めるために誰よりも努力していたんです」
カチューシャ「………」
229 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:26:04.79 ID:pJiWFYMO0
ブロロロロ ドオン!
ポタポタ
沙織「口から心臓が飛び出しそう…ウプッ」ハアハア
ギャギャギャ ドオン!
沙織「きゃあ!」
沙織(負けるものか、しっかりしろ武部沙織!)
沙織「勝って…みんなで大洗に帰るんだ!」
愛里寿「違う、お前たちを倒して…私が勝つ!」
ドオン ドオン!
沙織「………」ブルブル ガクガク
カチューシャ(ベサオ、足が震えてる……)
カチューシャ「………」キッ
カチューシャ「エルディカイザーは援護して!」
ナカジマ「了解!」
ドオン ズザザザ
愛里寿「ちっ」
カチューシャ「今よ、優花里!」
優花里「はいっ!」グイッ スポッ
沙織「きゃっ」ドサッ
沙織「何するのよカッちゃん!」ハアハア
カチューシャ「……ベサオ、交代よ」
沙織「何言ってるの?私はカッちゃんより頑丈なん……」ハアハア
カチューシャ「ごめん、心配かけた」ギュッ
カチューシャ(隊長は隊員にに迷惑をかけてはならない、私もまだまだね…)
沙織「カ…カッちゃん?」
230 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:26:34.31 ID:pJiWFYMO0
沙織のとった行動は、仲間に傷ついて欲しくないという純粋な優しさ
人としては立派だが、この場においてけして正しいとは言えない行為
だが、理屈に合わないことが理屈になる。そういう時もある
231 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/08/17(木) 09:27:02.43 ID:pJiWFYMO0
カチューシャ「 あ な た の 気 持 ち 、 し っ か り 伝 わ っ た わ 」
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