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【ガルパン】沙織「わ、私の同志は手強いんだから!」
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12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/03(土) 08:39:42.53 ID:S85nc0NG0
カチューシャ「ほっほっほっ」タッタッタッ
「カチューシャ様、ランニングですか?」
カチューシャ「そうよ。やらないとなんか落ち着かないのよね、何でだろ?」
カチューシャ(以前だったらこの時間はお昼ねしてるはずなんだけど全然眠くならない……記憶を失ってる間いったい何をしてたのかしら……)ムキ
カチューシャ「………」ヒョイヒョイ
ニーナ「カチューシャ様砲弾でお手玉してる〜!」
カチューシャ「う〜ん、何か思い出せそうなんだけど……」ヒョイヒョイ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/03(土) 08:40:28.18 ID:S85nc0NG0
-夜
カチューシャ「………」スヤスヤ
…………
???「へい彼女!」
カチューシャ(……誰?)
???「カッちゃんでいいよね!」
カチューシャ(カッちゃん、何よそれ?カチューシャを馬鹿にしてるの?)
???「ひゃほぉぉぉぉぉうさいっこうだぜぇぇぇぇぇ!」
カチューシャ(うるさいな……)
カチューシャ?「戦術だったら私に任せて!反撃開始よ!」
カチューシャ(あれは……私?)
14 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:42:05.83 ID:S85nc0NG0
カチューシャ(昨日のは夢?それにしては妙にリアルだったなあ……)
「カチューシャ様おはようございます!」
カチューシャ「ん、おはよう」
(「カッちゃん!」)
カチューシャ(カッちゃん……か)
15 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:42:59.44 ID:S85nc0NG0
-決戦前夜
ヒュウウ
沙織(風が冷たいな……)
杏「ここに居たんだ武部ちゃん」
沙織「会長……」
杏「厳しい戦いになるね」
杏「無謀だったかもしれないけどさ、残りの時間、泣いて過ごすより希望を持ちたかったんだよ」
沙織「大丈夫ですよ。今までだって何とかなってきたし、それに……」
ゾロゾロ
優花里「いたいた、武部殿〜!」
沙織「みんながいますから」
杏「そうだね……絶対勝とうね」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/03(土) 08:44:36.34 ID:S85nc0NG0
ダージリン「秋の日の ヴィオロンの ためいきの ひたぶるに 身にしみて うら悲し 北の地にて 飲み交わすべし」
17 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:48:06.01 ID:S85nc0NG0
-試合会場
大学選抜ズラ-
沙織「あんなにたくさん……」
沙織(カッちゃんの作戦を元に戦術とか考えたけど、今度ばかりは無理かも……)
亜美「それでは、これより大学選抜対、大洗女子学園の試合を開始す……」
「 待 っ た ー ! 」
ズラー
絹代「昨日の友は今日の盟友、勇敢なる鉄獅子22両推参であります!」
沙織「えっ、西さん?」
絹代「短期転校の手続きは取ってあります、我々もこの戦い参戦させてもらう!」
亜美「増援を認めるかどうかは相手チーム隊長に権利があります」
亜美(あれ、増援って全部知波単だったっけ?)
愛里寿「別にかまいません」
辻「………」マアイッカ
亜美「それではこれより……」
「 ま゛ っ だ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ー ! ! ! ! 」
まほ「………」ハアハアハアハア
カチューシャ「………」ビキビキ
ケイ「………」ムカムカ
ダージリン「あんたたちの所は6両っていっだでしょおぉぉぉ!何勝手に突撃してgdfんvヶいろ、dxcmvd!!」
杏「キレてるダージリンって始めて見たけど……」
柚子「優雅さの欠片もありませんね」
桃「まったくテンパってだらしの無い、しっかりせんか?」
柚子「桃ちゃんがそれを言う?」
アンチョビ「こらー、ドゥーチェアンチョビを無視するなー!」
カルパッチョ「たかちゃーん、来たわよー!」
カエサル「ひなちゃーん!」
ミカ「……帰っていいかな?」
アキ「まあまあ、せっかく来たんだし」
18 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:49:09.46 ID:S85nc0NG0
-作戦会議
沙織「……ごめんなさい」
まほ「いや、無理も無い。隊長経験のない君たちにいきなり30対30の指揮を執るのは酷というものだ」
ノンナ「ここは優勝経験もあるまほさんに指揮を執ってもらうのはどうでしょう?」
ケイ「いいんじゃないかしら?」
ケイ(本当はカチューシャがとればいいんだろうけど、記憶を失ってるせいか本調子じゃないのよね……)
ケイ(この前やった模擬戦も、結果は五分五分。戦術に全国大会の時のようなキレが無かったし)
カチューシャ「むー」
ノンナ「大隊長、やりたいんですか?」
カチューシャ「あったりまえじゃない!大隊長って言うのはカチューシャみたいなのが相応し……」
まほ「………」ギロ!
カチューシャ「ぴぃ!」
まほ(お前の記憶さえ戻っていればこんなにもめなかったというのに……)
19 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:50:03.90 ID:S85nc0NG0
ダージリン「で、作戦名はどうするの、沙織さん?」
沙織「え、え〜と?」
ワイワイ フィッシュアンド グリューワイン フライドチキン ボコボコサクセン!
サンシュノピザ スキヤキ ニュルンベルクノ ギャーギャー サクセンメイナンテコノタタカイニヒツヨウナノカイ
じゃんけんであんこう干し芋ハマグリ作戦になりました。やだもー
20 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:50:56.55 ID:S85nc0NG0
カチューシャ「は……どういうこと?」
ノンナ「あなたは大洗の生徒なのです、プラウダではありません」つ大洗学園名簿
カチューシャ「……本当だ、カチューシャが大洗に在籍している……じゃあ全国大会の優勝って?」
ノンナ「はい、あなたが隊長として大洗を優勝に導いたのです」
カチューシャ「なによ、急にそんなこと言われても……」
21 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:53:24.62 ID:S85nc0NG0
-W号戦車
カチューシャ「………」
(ノンナ「カチューシャのこと宜しくお願いします」ペコ)
沙織「……カッちゃん」
優花里「お久しぶりですカチューシャ殿」
麻子「プラウダは寒かったろう、風引かなかったか?」
華「カチューシャさん、またお会いできてうれしいです」
カチューシャ「ごめん……何も…思い出せない」
カチューシャ(ボロくて弱そうな戦車…だけどどこか懐かしい気がする……)
カチューシャ(こんなのに本当に私は乗っていたの?)
22 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:54:15.85 ID:S85nc0NG0
沙織「よし、じゃあカッちゃんが慣れるまでは私が隊長をやるよ!」
華「少し不安ですがお願いしますね」
麻子「変な指示だしていきなりやられたりするなよ」
優花里「お二人とも……」
沙織「何よー、私だって頑張ってるんだからね!」
23 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:55:38.11 ID:S85nc0NG0
「それではこれより大洗女子学園対、大学選抜の試合を始める!」
大洗チーム
☆あんこう中隊
大隊長:西住まほ
副中隊長:ダージリン
W号H型仕様(グランゾート)
89式(アヒルさん)
ルノーB1(かもさん)
ポルシェティーガー(エルディカイザー)
チャーチル(ダージリン)
マチルダU(ルクリリ)
クルセイダー Mk-V(ローズヒップ)
CV33(アンチョビ)
BT-42(ミカ)
ティーガーI(まほ)
☆干し芋中隊
中隊長:ノンナ
副中隊長:沙織
W号H型仕様(グランゾート)
ヘッツァー(カメさん)
V突(草薙)
ティーガーI(みほ)
ティーガーII(エリカ)
パンターG型(小梅)
T-34/85(カチューシャ→代理)
T-34/85(クラーラ)
IS-2(ノンナ)
KV-2(ニーナ)
☆ハマグリ中隊
中隊長:ケイ
副中隊長:絹代
M3リー(うさぎさん)
M4シャーマン(ケイ)
M4A1シャーマン(アリサ)
シャーマン ファイアフライ(ナオミ)
九七式中戦車(旧砲塔)(西)
九七式中戦車(旧砲塔)(池田)
九七式中戦車(旧砲塔)(細見)
九七式中戦車(新砲塔)(名倉)
九七式中戦車(新砲塔)(玉田)
九五式軽戦車(福田)
24 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:56:05.59 ID:S85nc0NG0
沙織「……あんこう干し芋ハマグリ作戦いきます。パンツァーフォー!」ヤダモー
25 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:57:18.01 ID:S85nc0NG0
ドカーン! ドカーン!
クラーラ「カチューシャ様、お先にどうぞ」
ドカーン! シュポ
カチューシャ「クラーラー!」
ニーナ「街道上の怪物をなめるなよー!」
バコォン!
カチューシャ「ああ!」
ノンナ「あなたはウラル山脈よりも高い理想と、バイカル湖のように深い思慮を秘めている!ですから早く、撤退を!」
カチューシャ「ノンナまで失うわけにはいかない!」
エリカ「何をしているの、カチューシャ!」
沙織「カッちゃん!……撤退……するわよ!」
カチューシャ「うわあぁぁぁ、ノンナ、ノンナー!」ボロボロ
沙織「カッちゃん危ない」ギュッ
ブロロロロ
カチューシャ「いやだー、戻ってー!」ジタバタ
沙織「………」グッ
カチューシャ「命令よ、戻りなさい!」
優花里「………」フルフル
カチューシャ「戻って、戻ってー!」ヒグッ
華「………」ギリ
カチューシャ「お願いだから……戻って…よ……」ヒックヒック
麻子「………」
ノンナ「カチューシャ、今のあなたには心強い仲間がいる。私たちがいなくても必ず、勝利しますよ……」
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、IS-2走行不能!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 08:57:49.52 ID:g8BUkjySO
>>23
まほだけ大隊長?
27 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 08:58:06.15 ID:S85nc0NG0
大洗
T-34/85(代理)×
T-34/85(クラーラ)×
IS-2(ノンナ)×
KV-2(ニーナ)×
パンターG型(小梅)×
BT-42(ミカ)×
九七式中戦車(旧砲塔)(池田)×
九七式中戦車(新砲塔)(名倉)×
残り22両
大学選抜
パーシング×5×
カール×
24両
28 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/03(土) 09:10:01.75 ID:S85nc0NG0
ここまで
203高地はどうやっても原作をなぞる形になってしまうので省略しました
いろんなSSを見てきたけどだるいと感じるパターンの一つなんですよね原作をなぞってるだけの話って
後、原作との差別化として大学生の強さを変更してます
まず、愛里寿はあんなに強くないです。実力者が相手だと3対1で負けちゃうくらいの強さです
原作で言うと鵯越で福田に止めを刺されるレベルです
反対に大学生たちはだいぶ強くしてます。イメージとしては
高校選抜の上位互換みたいな感じです。だって……ねえ、自分たちの先輩なのに
各自で判断するのが苦手とかないでしょって思って
愛里寿無双は原作でやってるからこっちは集団戦をメインにしようと思いました
なので一人だけ跳び抜けすぎてるのはなくてもいいかなって事でこうなりました
さらに、カッちゃんがいないため大洗はエキシビジョンをやってません
この意味わかるかな?これが原因でさらに大洗は不利になってます
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/03(土) 09:28:23.72 ID:g8BUkjySO
>この意味わかるかな?
くっさ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 09:35:20.93 ID:9Su8fukpO
乙乙
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 12:08:51.17 ID:GnqHO26tO
黒森峰が助けに来た理由はなんでしょうか?
接点ありませんが
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 14:39:35.39 ID:QK4qaw57o
それもまた戦車道だね
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 16:08:53.53 ID:QAVPs/ISO
戦車道と言えば許されると思ってるコミュニケーション障害の姉特有の言動?
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 17:34:18.94 ID:VinRvACto
ss以外のことを長く書くと荒れる原因になる
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 09:58:31.61 ID:TBxxsCgIO
乙です。
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/06(火) 00:12:43.68 ID:jfMBIM950
>>26
原作で大隊長はみほさん一人なのでもんだいないかと
>>31
正直なところあまり意識してませんでした
原作同様ダー様が手紙を送ればみんなホイホイやってくるでいいかなって感じで深く考えずに書いてました
実際特に接点のない継続もやってきてるし、それでいいかって……
ガルパンは設定とかけっこうがばがばなところが多いからと気楽に書きすぎたのがまずかったようです
しかし、せっかくのチャンスなので後付っぽいですが書き足しておきます
>>29
ちょっと調子に乗ってましたスミマセン
37 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/06(火) 00:14:31.15 ID:jfMBIM950
>>16
の次でお願いします
アリサ「調べたところによるとメグミ先輩もいるみたいですよ?」
ケイ「ほんとに〜?これはHeavyな戦いになりそうね」
アリサ「ったく、この借りは高くつくわよ」
ナオミ「楽しいパーティーになりそうじゃないか、ぜひ成長した私たちの姿を見てもらいたいね」
ノンナ「ありがとうございます、同志カチューシャ」
カチューシャ「まあ私は心が広いからね、大洗くらい助けてあげるわ!」モグモグ
カチューシャ(う〜ん、それに何でか分からないけどほっとけないのよね…)
カチューシャ(何か、あそこには大切な物があったような…そんな気がする)ズキ…
ノンナ(大洗…カチューシャの大切な場所。必ず守ってみせる……)
エリカ「……熱い紅茶ですね、しかし、何故私たちが?」
まほ「大洗が廃校になれば来年、黒森峰が叩き潰すことが出来なくなる」
まほ「私たちの最強を証明するためにも大洗には存続してもらわなくては困る。違うか?」
エリカ「はっ、はい、そのとおりです!」
まほ(……それだけではない)
まほ(島田流……西住流に並ぶ戦車道二大流派の一つ)
まほ(ここで大洗が負けるようなことがあれば、それは結果的に西住流の敗北も意味する)
まほ(これ以上西住流の名を貶めるわけにはいかないんだ……)
ブロロロ
カルパッチョ「たかちゃーん、今行くわよー!」
ペパロニ「カルパッチョのやつすごく気合入ってるッスね〜」
アンチョビ「まあな、親友のピンチなんだ。安心しろ、全部このドゥーチェにどーんと任せろ!」
カルパッチョ「ドゥーチェ……」
ペパロニ「さすが姉さんッス」
アンチョビ(ふふふ、アンツィオのすごさを全国に轟かせてやる!)
絹代「紅茶って飲んだことないんだよな……」
ミカ「刹那主義には賛同できないね……」
38 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/06(火) 00:17:02.96 ID:jfMBIM950
もともとこれを書いたきっかけはシリーズにカチューシャが出てこなかったからです
なら、せっかくだし自分で書いてみようかなと思い挑戦してみました
SS作家のアドバイスどおり5年間ROMってたし、どんなのがNG かは多少わかったので、そろそろいってもいいかなと思い挑戦してみました
しかし“これが私の戦車道”は、変なの書くとコメでめちゃくちゃ怒られます
初投稿で不安なのもありあえてタイトルを変えました、実際毎回ハラハラしながら投稿してます
貴重なアドバイスはぜひ参考にさせてもらいます
拙い部分もこれからも出てくると思いますがよろしくお願いします
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/06(火) 00:30:44.01 ID:w7jXuGrjO
乙乙
続き楽しみにしてる
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/06(火) 00:43:02.36 ID:2MEg2JPOo
わざわざまとめサイトのコメントを見る必要はあるのだろうか
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/06(火) 02:17:53.82 ID:w23KApPno
まあ書いてる側からしたら気になるもんだろ
SS速報って基本便所の落書き垂れ流すところだしほんとに感想ほしいなら外部サイト見るしかないわな
42 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:09:00.94 ID:xVyYwbVh0
どうも私のメンタルは思った以上にダメだったみたいです
この先、大学生の実力を原作より強いイメージにしたため、展開にムリを感じるかもしれない…
また叩かれるかな?どうしよう
そんなことを考えてたら投稿できなくなってしまいました。スミマセン
43 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:10:09.96 ID:xVyYwbVh0
メンタル持ち直したのでそろそろいってみようと思います
44 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:11:53.70 ID:xVyYwbVh0
優花里「何とかカールを倒したけど、こっちも結構な被害が出てます」
まほ「定石道理やりすぎた、すまない」
まほ「カチューシャはどうした?」
沙織「それがプラウダのみんながやられちゃったのがショックだったみたいで……」
カチューシャ「………」グスグス
絹代「西住隊長、このたびは命令を聞かず突撃をしてしまいすみませんでした!」
まほ「まったくだ」イライラ
まほ「むやみやたらな突撃は極力控えてくれ、戦いはこれからもっと厳しいものになる。1両でも多くの戦力が必要なんだ」
45 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:13:33.68 ID:xVyYwbVh0
※オリジナルのみぽりんも30両の部隊は率いた事無いので、しかたなく西住流の戦い方をしたと聞きました。そのため同じ結果になってます
46 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:16:16.98 ID:xVyYwbVh0
まほ「……みほ、お前が決めてくれ」
みほ「ええ!で、でも私なんかが……」
まほ「見くびるな、私の目は節穴ではない。みほはマニュアルにとらわれなず臨機応変に対処できる力がある、西住流とはまるで違う戦い方ができる」
まほ「来年からは黒森峰の隊長になるんだ……自信を持て、大丈夫、みほなら出来る」
みほ「……分かりました。今から私が部隊の指揮を執ります。皆さん宜しくお願いします」
ケイ「OK、あなたに従うわ!」
絹代「こちらこそ宜しくお願いします。誠心誠意努力します!」
ダージリン「宜しくねみほさん」
アンチョビ「しっかり頼むぞ!」
みほ「……チームを再編成してあそこを目指します。あそこなら遭遇戦がやりやすくなります」
まほ(だが背水の陣になるな……)
みほ「それではいきます……」
みほ「パンツァーフォー!」
47 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:17:03.22 ID:xVyYwbVh0
-遊園地跡
沙織「南正門、西裏門、東通用門、中央広場、全チーム配置完了です!」
48 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:17:58.04 ID:xVyYwbVh0
-コースター
アンチョビ「GPS役はまかせろ!」
カルパッチョ「見つかったら逃げ場ありませんけどね」
49 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:18:58.07 ID:xVyYwbVh0
アンチョビ「しまった、あれは陽動だ!」
50 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:21:28.55 ID:xVyYwbVh0
愛里寿『敵はお前たちの後輩だ、無様な戦いだけはするな』
ボソボソ
「ガキの癖にえっらそうに……」
「自分は命令するだけ、ミスがあったらそいつに責任を押し付ければいい。隊長様はなーんにも悪くない」
「むっかつく……自分だけは特別ってさ」
「でも……実力は本物だし……」
「はいはい、おりこうさんですね。せいぜい隊長と仲良くやって頂戴」ハア
51 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:22:09.63 ID:xVyYwbVh0
アズミ(やっぱりだけど、隊長の陰口を叩いてるやつらがいるわね……)
メグミ(隊長の実力を認めようとしないで文句ばっかり、隊長の足元にも及ばないくせに外見しか見ようとしない)
アズミ(私たちがしっかり部隊をコントロールしないとね)
愛里寿「………」
ルミ「あの……隊長?」
愛里寿「大丈夫だ。言わせておけばいい、力の差を見せ続ければいずれ黙る」
ルミ(ばれてる!?)
愛里寿「私のことを快く思ってないやつらがいる。私では皆を引っ張るのは難しい……」
メグミ「そんな事……」
愛里寿「ルミたちのことは信用している。中隊のことは頼んだぞ」
52 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:22:59.78 ID:xVyYwbVh0
-南正門
まほ「どうやらこっちの4両はは囮みたいだな」
みほ「どうする?」
まほ「それを判断するのはお前だ」
みほ「……やっつけましょう、エリカさんお願いします」
エリカ「ったく、あんたの指示で動くなんて……」
まほ「頼む、エリカ」
エリカ「はいっっっ!」パア
ブロロロロ
ドオン! ドオン! カカン!
エリカ(ここで攻撃を受け流して……)
ギャギャギャ
エリカ「えっ?」
53 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:23:51.33 ID:xVyYwbVh0
黒森OB1「大学選抜に黒森峰のOBがいるとは考えなかったの?」
54 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:24:59.79 ID:xVyYwbVh0
まほ「な!……しまった!」
黒森OB2「うかつだったな、西住流の戦い方は把握している!」
ドオン! ドオン!
エリカ「うわぁぁぁ!」
みほ「ああ!……」オロオロ
まほ「ちっ、みほ!エリカの援護だ!」
黒森OB1「そうはさせるか!」
ドオン! ドオン!
まほ「くっそおぉぉぉぉ!」
エリカ「……せめて1両だけでも」
ブロロロ スイッ
エリカ「ああ……」
黒森OB1「だれがあなたたちを指導したと思ってるの?」
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、ティーガーU走行不能!」
黒森OB1「ここはもういい、撤退するぞ」
ブロロロロ
みほ「………」
55 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/06/28(水) 08:31:53.49 ID:xVyYwbVh0
ちょっと短いけどここまで
OBとOGで迷ったけど私の中ではOBだったのでこっちにしました
とりあえず大学選抜は愛里寿とミミミだけじゃない!
職場でも人目を気にしすぎと言われた、わかってはいるけど難しい……
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/28(水) 10:54:48.36 ID:5cAu3zJbo
ひとまず最後まで書いて文句言われたら
数ヶ月か数年おいて再構成版を投稿すればいいよ
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/28(水) 12:37:28.70 ID:wglmym/dO
自分語りさえやめれば、叩かれないと思う
58 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:37:36.86 ID:XFfSs76l0
ちょっとだけ行きます
59 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:39:04.48 ID:XFfSs76l0
-西裏門
ドオン! ドオン! シュポ シュポ
絹代「あ痛ー!」
玉田「おのれえぇぇぇ!」
「大洗女子学園、九七式中戦車2両走行不能!」
絹代「すみません、西裏門突破されました。面目次第もございません」
福田「西隊長!私を庇ったせいで……」
絹代「細見、福田を頼む」
細見「了解しました!」
ブロロロロ
玉田「う〜ん大丈夫だろうか?福田がちょっと不安だな」
絹代「……なあ玉田、何故私が福田をこの戦いに参加させたか分かるか?」
絹代「福田より二年生の方が実力が上であるにもかかわらず…だ」
玉田「う〜ん私の頭では皆目見当もつきません」
絹代「確かに副田の成績はそこまで優秀ではない。だが、あいつは誰よりも真面目で勤勉で努力家で一番伸び代を感じるんだ」
絹代「今現在、高校戦車道は戦術などもどんどん変わり進化している。我々知波単も変わるべきなんだと思う……」
絹代「けれども、突撃が染み付いてしまっている私たちは、いまさら他の戦い方など出来ない」
絹代「だが、まだ一年で知波単に染まりきってない福田なら、私たちとは違う新しい知波単の戦い方が出来るかもしれないんだ」
玉田「な……そこまで考えて」
絹代「頼んだぞ、福田……」
60 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:39:42.84 ID:XFfSs76l0
ブロロロロ
細見「いいか福田、敵を見つけたら全力で突撃だ!」
福田「………」
細見「……どうした?」
福田「恐れながら申し上げます。いたずらに突撃してやられてしまっては、それこそ知波単の面目が保てないのでは?」
細見「何ぃ!福田ぁ、貴様伝統を蔑ろにするきか!」
細見「突撃もしない上に敵に背を向けて逃げるだと!?」
細見「これ以上生き恥をさらす気か!」
61 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:40:34.75 ID:XFfSs76l0
玉田「しかしあの福田に出来るでしょうか?いっては何ですが、なんだか頼りなさそうに見えるのですが……」
絹代「ふっ、分かってないな玉田。ああ見えても福田は練習の厳しい知波単戦車道で車長の座を勝ち取ったんだぞ」
絹代「芯の強さは私たちにだって負けてない」
62 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:41:29.35 ID:XFfSs76l0
福田「いいではないですか……」
細見「なにぃ!」
福田「生き恥をさらす?いいではありませんか」
福田「それで大洗が勝てるのなら恥の一つや二ついくらでもかきましょう!」
福田「私たちの負っている使命はそんな甘いものではありません!」
細見「なっ……」
福田「私は大洗がなくなるのはいやであります」ジワ
福田「もう一度みんなで一緒に合宿をしたいであります!」ポロポロ
細見「福田……」
福田「私は……私は……」エグッエグッ
細見「……よし、今からお前が指揮を執れ。私はそれに従う」
福田「な、先輩殿に指示を出すなど、私なんかが恐れ多い」
細見「いまさら私には突撃以外の戦い方などできん」
細見「大洗を助けたいんだろ」
福田「………」
細見「大学の連中に一泡吹かせてやれ、福田!」
福田「はいであります!」
63 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:41:55.71 ID:XFfSs76l0
大洗
ティーガーII(エリカ)×
九七式中戦車(旧砲塔)(西)×
九七式中戦車(新砲塔)(玉田)×
残り19両
大学選抜
走行不能無し
残り24両
64 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:42:27.96 ID:XFfSs76l0
-東通用門
ダージリン「!ローズヒップ、戻りなさい!」
ドオン! ゴン!
ローズヒップ「あわわわわわ……」
オレンジペコ「あれはT28重戦車ですね」
アンチョビ「T28!これは間違いなくこっちが主力だぞ」
65 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:44:26.17 ID:XFfSs76l0
-中央広場
沙織「西裏門と東通用門から敵が侵入、南正門が囮だって。えっと敵の主力は東通用門の方に集まってるみたい」
優花里「私たちはどうします?」
沙織「私たちも東通用門の援軍に行こう!」
カチューシャ「………」
沙織「……ほらカッちゃん」グイッ
カチューシャ「ち、ちょっと何するのよ?」
沙織「戦車の中にずっといたら気分悪くなっちゃうよ?ほら、外を見てごらんいい景色だよ」
カチューシャ「いい景色って今は試合中……」
カチューシャ(この人、私を元気付けようと……)
沙織「……カッちゃんともう一度同じ戦車に乗れて、私はうれしいな」
沙織「だって、こんなこともう二度とないと思ってたんだもん」
カチューシャ「ごめん……思い出せなくて」
カチューシャ(けど、なんか落ち着く……)
ブロロロ
沙織「私、今隊長やってるんだよ。ここからカッちゃんと同じ景色を見てるの」
沙織「隊長って大変だよね、私じゃなかなかうまくいかなくてさ。練習でも失敗ばっかりしちゃってさ」
沙織「………」ブルブル
カチューシャ(?……震えてる)
沙織「本当は怖くて仕方ないの」
沙織「だって相手は大学生、私なんかよりずっとずっと強い人達なんだもん。勝てる保障なんて何処にもない……」
沙織「でも、負けたらみんなバラバラになっちゃう……そんなの…やだよ」
沙織「私、みんなと離れたくない。ずっと一緒にいたい」ギュッ!
カチューシャ「あなた……」
沙織「……さあ行くよ。みんな、準備はいい!」
華「はい」
優花里「はいであります」
麻子「問題ない」
沙織「よーし、パンツァーフォー!」
66 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:45:34.64 ID:XFfSs76l0
ブロロロロ
沙織「あ、正面パーシング!」
麻子「来るぞ!」
ドオン!
沙織(勝たなくちゃ……)ドキドキ
麻子「どうした沙織、早く指示をだせ」
沙織「う、うん」
ドオン ドオン!
W号戦車 オロオロ
優花里(武部殿、緊張でうまく指示が出せてない)
華(隊長になって初の戦闘、絶対に負けられない勝負。無理もないですが……)
麻子「しっかりしろ沙織、カチューシャさんの変わりに大洗を守るんじゃなかったのか?」
沙織「わ…分かってるけど……」アワアワ
沙織(これが実戦……全然模擬戦と違う。何も見えない、何も聞こえない……こんな中でカッちゃんは戦ってたの?)ドキドキ
67 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:46:30.98 ID:XFfSs76l0
カチューシャ「ちょっとあなた大丈夫なの?」ヒョコ
沙織「………」ハアハア
カチューシャ(完全にテンパッてるわね、こんなんじゃ隊長なんて勤まるわけないじゃない)
カチューシャ(やっぱり私がいないと全然駄目じゃない…って何言ってるの私は?)
???「ん、あいつはもしかしてカチューシャか?」ヒョコ
カチューシャ「あ!」ビクッ
???「どうりで動きが鈍いわけだ、こいつは楽勝だな」
沙織「な、なんなのあの人達は」
カチューシャ「プラウダの……OB…」ギュッ カタカタ
沙織「あれが…カッちゃんをいじめてたやつ」ピク
68 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:48:08.30 ID:XFfSs76l0
先輩「ほらほらどうしたカチューシャ、かかってこいよ?」
カチューシャ「うあぁぁぁぁぁ……」ガタガタ
先輩「あははは、四強を差し置いてそんなゴミが率いたチームが優勝?高校戦車道も地に堕ちたわね!」
優花里「どういう意味でしょうか?」ピク
華「今の発言、さすがに聞き捨てなりません」
麻子「ここまで驕ったやつはアリ……高校戦車道にもいなかったぞ」
優花里華沙織(アリサさん……)ホロリ
沙織「……こんなやつら、カッちゃんが出るまでもない……」
ギュッ
カチューシャ「!?」
沙織「大丈夫だよカッちゃん。あんなやつら私たちがあっという間にやっつけちゃうんだから!」
カチューシャ(何だろうこの感じ……とっても安心できる。以前もどこかで……)
先輩「誰が誰をやっつけるって?この弱小高校風情がっ、これでも食らえ!」
先輩「холодный смерч!(冷たい竜巻)」
ブロロロロ!
優花里「む?」
麻子「こ、これは!?」
華「………」
沙織「ええっ?」
先輩「はははは、これで終わりだ!」
69 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:48:53.05 ID:XFfSs76l0
先輩チームの敗因は
グ ラ ン ゾ ー ト チ ー ム を 本 気 に さ せ た こ と
カチューシャがいなくなった後、沙織を車長として練習を繰り返してきたグランゾートチームはもはや並みのチームでは相手にならないくらいのレベルに成長していた
70 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:49:39.01 ID:XFfSs76l0
麻子優花里華沙織「 何 だ 、 こ の 程 度 か 」ハァ
71 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:50:17.90 ID:XFfSs76l0
ギャギャギャギャ
先輩「へっ?消え……」
ドオン! シュポ
「大学選抜、パーシング走行不能!」
優花里「やりました!」
華「大学選抜というからもっと強いものと思ってたのですが……」
麻子「それで突撃のつもりか?知波単の足元にも及ばない……他のやつらもお前と同じくらいなら楽なんだがな」
沙織「きっとこの中で一番弱いんじゃないの、あんたたち?」
沙織「私たちだって成長してるんだからね、あまり舐めるんじゃないわよ!」
72 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:51:16.04 ID:XFfSs76l0
沙織(そうだ、私は今大洗を守るためにここにいるんだ。しっかりしろ武部沙織!)パン!
沙織(なんのためにいっぱい練習したんだ、この時のためだろ!)
沙織(……震えが…止まってる)
沙織「よし……」
沙織「流れは私たちで引き寄せるんだ、このまま終わらせるものか!」
73 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:53:37.37 ID:XFfSs76l0
沙織(カッちゃんの隣でずっと見てきたんだ、いっぱい練習だってしたんだ……やってやる!)
沙織(味方の位置…敵の場所、ここなら……)
沙織「ウサギさんの位置を基点にグレートキャノン!」
梓「了解!」
ドオン! シュポ
「しまった!」
「見つけたぞ、相手は89式だ追え追えー!」
沙織「アヒルさんチーム敵を誘導して下さい、ディザルブスパイア!」
典子「任せてください!」
「よしっ追い詰めたぞ…ってあれ?ヤバイっ」
ドオン ドオン! シュポ シュポ
典子「よしっ大成功!」
74 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 09:55:39.00 ID:XFfSs76l0
大洗
走行不能無し
残り19両
大学選抜
M26パーシング×4×
残り20両
75 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/01(土) 10:02:25.51 ID:XFfSs76l0
ここまで
大洗は原作でも天才集団だったから隊長抜きでも結構戦えると思うのです
ベサオはアマチュア無線二級とっちゃうし…
だがなによりも、怒らせたら怖いんです
なめて油断している大学生とぶちきれてるW号とではさすがに勝負になりません
さあ、ここから反撃開始!
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/01(土) 10:52:15.01 ID:W1NlPdTkO
乙乙
77 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:48:47.02 ID:2z4Ho8a20
エキシビジョンをやってないせいで突撃しかできず活躍できない知波単、頑張れ!
短いけどいきます
78 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:50:56.75 ID:2z4Ho8a20
見誤っていた……大洗の実力は数の少なさを補うための奇策がメインだと思っていた、トリックプレーが肝だと思っていた
だが違ったこいつらの本当の強み……これは練習量だ
メグミ「何やってるの、油断しすぎよ!」
アズミ「まったく、隊長にも言われたでしょ!このままじゃ後輩に舐められるわよ」
「すみません。確かに、ちょっと油断してたね」
「そうね、見せてやりましょうか、大学生の実力を」
「大学選抜は高校戦車道の隊長経験者がごろごろいるのよ。得意なのは統率のとれた集団戦だけじゃないって所を見せてあげる」
だったらそれを力で粉砕してくれる
沙織「ファイヤークローラー用意!」
「あまい!」
ドオン! シュポ
そど子「そんな、すみませんやられました!」
「正面防御!」
ドオン! カン
あゆみ「くっ跳ね返されちゃう…あっ」
ギュオ ドオン! シュポ
ブロロロ
桃「ひいぃ〜柚子ちゃーん!」
柚子「おっかけっこは固定砲塔不利よね……」
ドオン! シュポ
杏「うわぁ、やーらーれーたー」
「大洗女子学園、ルノーB1、M3リー、ヘッツァー走行不能!」
沙織「そ、そんな!」
79 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:51:55.31 ID:2z4Ho8a20
-東通用門
ドオン! ドオン!
ケイ「バラバラになんてさせないわよ!」
メグミ「あなたが守備隊長かしら?悪いけど後輩にはまだまだ負けられないわよ!」
ギャギャギャ ドオン! シュポ
ケイ「くっ、なんて動きなの……」
アリサ「た、隊長。こんのおぉー!」
ドオン!
「何処を見ている?あんたの相手は私だ」
ドオン! シュポ
アリサ「!?しまった」
ケイ「ナオミ、あんただけでも逃げなさい!」
ナオミ「なっ……く、Yes,ma'am」
メグミ「よし、敵は分散した。このまま各個撃破しなさい」
アンチョビ「まずい、ケイたちがやられたぞ、みんなバラバラになる!」
80 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:52:52.31 ID:2z4Ho8a20
大洗
ヘッツァー(カメさん)×
M3リー(うさぎさん)×
ルノーB1(かもさん)×
M4シャーマン(ケイ)×
M4A1シャーマン(アリサ)×
残り14両
大学選抜
走行不能無し
残り20両
81 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:53:26.97 ID:2z4Ho8a20
ブロロロロ
アッサム「データの上ではかなり厳しい状態です」
ダージリン「部隊は崩壊、まずいわね……なんとか流れを引き戻さないと」
ドオン!
ダージリン「!!……停止!」
アッサム「どうやら私たちを狙っているようです」
ダージリン「そのようね、お相手いたしましょう」
82 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:54:27.44 ID:2z4Ho8a20
ドオン! ドオン!
アッサム(この動き……読まれてる?)
オレンジペコ「さすが大学生ですね、動きに無駄がありません」
ダージリン「おやりになるわね……」
ダージリン(無駄のない動きだけど、いや……それだけじゃない。これは……もしや)
???「気づかれちゃったかな?さすがはダージリンね」
ダージリン「アールグレイ様!」
アールグレイ「さあ見せて頂戴、聖グロリアーナの隊長の実力を!」
83 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:58:18.94 ID:2z4Ho8a20
ワーニゲロー ウワッコッチニモイル マチブセダ
ウテウテ- ダメダテッタイダ!
沙織「あああ……」ガタガタ
沙織「このままじゃ全滅しちゃう、みんな集まって!」アワアワ
沙織「どうしようどうしよう?」ポロポロ
カチューシャ(何やってるのよ、隊長がそんなんでどうするの?)
優花里「もうどうにもならないであります〜」ワァァン
華「優花里さん落ち着いて下さい」
麻子「くそっ」
カチューシャ(何か…何かとても大事なことを忘れてる気がする……)
沙織「まだだ、まだ諦めない……」
沙織(カッちゃんはどんな時だって絶対諦めなかった)ググッ
沙織「私の……」
沙織(カッちゃんは言ってた……)
84 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 08:58:44.61 ID:2z4Ho8a20
沙織「 私 の 同 志 は 手 強 い ん だ か ら あ ぁ ぁ ぁ ! 」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/02(日) 09:01:17.41 ID:ZtRV9M4SO
どんなにくるしくても
とんふぁーもって
きっくしたらかてるよ
ハハ
┣((゚∀゚∩┫
┃ \ 〈┃
ヽヽ_)
86 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/02(日) 09:01:44.18 ID:2z4Ho8a20
ここまで
とりあえずタイトル回収までやりました
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 07:52:28.37 ID:G6KHUkvDO
乙乙
88 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:02:11.70 ID:+GzVrXHC0
いきます、パンツァーフォー!
89 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:02:51.83 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「!!」
センシャドウヤッテイイノ?
カチューシャ「……」
ハンゲキシテハンゲキ-
カチューシャ「……」
ホウトウノセンカイガ
カチューシャ「……」
サンダースデスカ
カチューシャ「これは……」
ツカマエタッテイッタノヨ
カチューシャ「……」
ワタシノドゥーチェニテヲダスナー
カチューシャ「戦いの記憶(おもいで)……」
セイセイドウソウヤリマショウ
カチューシャ「……」
イッセイホウゲキヨウイ!
カチューシャ「そうだ……」
コレガワタシノセンシャドウデス
カチューシャ「……」
ワタシノドウシハテゴワイッテ
カチューシャ「確かに私はここにいた……」
90 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:04:29.39 ID:+GzVrXHC0
(沙織「カッちゃん」)
(優花里「カチューシャ殿」)
(華「カチューシャさん」)
(麻子「カチューシャさん」)
91 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:04:57.19 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「大洗の皆……優花里、華、麻子」
カチューシャ「沙織……」
92 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:05:36.69 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「…… 思 い 出 し た ……」
93 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:06:41.38 ID:+GzVrXHC0
ドオン ドオン!
沙織「駄目だ、頑張って練習したけど私の戦術は所詮付け焼刃、ベテラン相手にいつまでも通用しない……」オロオロ
まほ「大学生達が私たちの戦術の通用しないフィールドに作り変えた……」クッ
みほ「そんな……」
沙織(経験と頭脳の勝負)
沙織(これだけは絶対に大学生にはかなわない)
沙織(私たちは…ここまでなの?……)ガクッ
94 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:07:31.97 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「 ベ サ オ 、 状 況 の 報 告 ! 」
95 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:07:58.05 ID:+GzVrXHC0
沙織「えっ?」
優花里「今ベサオと……」
華「まさか……」
カチューシャ「待たせたわね、ちょっと昼寝が長かったみたい。やっと目が覚めたわ!」
麻子「おお!」
カチューシャ「みんなよく頑張ったわね、後は私に任せなさい!」
96 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:08:35.34 ID:+GzVrXHC0
優花里「カチューシャ殿復活であります〜!」
沙織(自分たちで何とかしようと思ってたけど……やっぱり最後はカッちゃんに頼っちゃうんだよね)
沙織「あ……そうだ、はいこれ!」つ戦車帽
沙織「やっぱりこれはカッちゃんが一番にあうよ!」
カチューシャ「……ありがとう」
沙織「でも大丈夫?こっちはだいぶやっられちゃってかなり厳しい状態だよ……」
カチューシャ「忘れちゃったの?」カポッ
カチューシャ「あなたたちに出来ないことでも……」
97 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:09:07.50 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「 カ チュ ー シャ に は 出 来 る ん だ か ら ! 」ドン!
98 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:09:46.41 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「みんな、聞こえる!」
まほ「今の声は!」
ねこにゃー「カッちゃん!」
福田「カチューシャ殿!」
カチューシャ「数では負けてるけどそこまでの差じゃあないわ……さあ…」
99 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:10:42.62 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「 反 撃 開 始 よ ! 」
100 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:12:59.49 ID:+GzVrXHC0
ダージリン「受け止めなさい!」
ドオン! バキイン!
アッサム「このっ!」
ドオン! スカッ
オレンジペコ「駄目です、当たらない……」
アールグレイ「聖グロリアーナはいかなるときも優雅じゃなかったのかしら?まるで稚拙なダンスを見てるみたい」
ガシャァァン!
ダージリン「きゃあ!」バシャ
アールグレイ「これ以上あなたの無様な姿を見るのは忍びないわね……そろそろけりをつけてあげましょう」
ダージリン「今よ!」
アールグレイ「!!」
ドオン! ボコォン
アールグレイ「!あれは、マチルダU!」
ルクリリ「ちっ、おしい!」
ブロロロ
ローズヒップ「こっちも来ましたでございますわー!」
アールグレイ「……騎士道精神は何処へいったのかしら?」
アールグレイ「数にものを言わせるなんて、ずいぶん下品な戦い方をするようになったわね」
ダージリン「今の私は大洗の一員として戦っていますので……それに」
101 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:13:48.20 ID:+GzVrXHC0
ダージリン「All is fair in love and war.イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない」
102 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:14:30.92 ID:+GzVrXHC0
『大洗のチームは一箇所に集まろうとしてるようです』
愛里寿「ならば望みどおりにさせてやれ」
『はいっ』
103 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:16:01.37 ID:+GzVrXHC0
アキ「みんな頑張ってる、反撃開始だね!」
ミカ「頑張ればいいってもんじゃない……」
アキ「もう、どうしてそういうこと言うの?」
ミカ「よく見てごらん」
アキ「あれ?、これってひょっとして……」
104 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:17:38.04 ID:+GzVrXHC0
ドオン! ドオン!
ブロロロロ
「よし、うまくいってる。このまま包囲に移るぞ」
「結構頑張ってたけど所詮は高校生、ここら辺が限界ね。一気に方をつけるわよ!」
アンチョビ「これは……YO地点に誘導されてるぞ!」
アンチョビ「このままじゃ包囲される!」
105 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:18:03.23 ID:+GzVrXHC0
アンチョビ「…… 予 定 通 り だ な 」ニッ
106 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:18:34.59 ID:+GzVrXHC0
ドオン ドオン!
まほ「撃てー、包囲網の完成を阻止しろ!」
細見「いくぞ福田!」
福田「はいであります!」
※福田はまほと合流しました
107 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:19:30.58 ID:+GzVrXHC0
「伏兵です、攻撃を受けました!」
「YO地点、包囲網突破されました!」
「相手は丘の上に逃げたぞ、追えー!」
108 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:20:03.92 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ(こっちだってプラウダにいた時にひたすら戦術の研究をしてるのよ)
カチューシャ(もちろん、島田流もね!)
カチューシャ「変幻自在の戦術だろうとそう簡単にはやられないわよ!」
109 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:21:02.71 ID:+GzVrXHC0
ブロロロ
ねこにゃー「カッちゃん!」
典子「隊長!」
カエサル「カッちゃん隊長!」
ナカジマ「カッちゃん思い出したんだね!」
カチューシャ「みんな、待たせたわね」
カチューシャ「いい?勝負はまだまだこれからよ」
カチューシャ「ここには大洗だけじゃない、聖グロにサンダース、黒森峰に知波単、そして……」
110 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:21:55.41 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「 私 が い る !」ドン!
111 :
◆UYlhnKrxEE
[saga]:2017/07/06(木) 22:23:06.83 ID:+GzVrXHC0
カチューシャ「勝負どころで手を出さない隊長は無能……」
カチューシャ「今、向こうは私たちがなんとか包囲網を脱出して逃げまどってるように見えてるはず。この状況を黙って見過ごすはずがない」
カチューシャ(隊長車が出てくる前にできるだけ数を減らす)
カチューシャ「各車へ、今から制圧行動へ移行する!」
ブロロロロ ザザザザザ
「な、散り散りに!?」
カチューシャ(目の前の目標が突然分散すれば当然狙いを絞れなくなり混乱する)
カチューシャ「いくわよ!」
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