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【安価】シークレットゲーム【コンマ】
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211 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 01:02:57.00 ID:iqLxn50k0
お疲れ様でした。
次のゲームは明日から始めたいとおもいます。
>>209
PDAは主人公作成時のコンマを用いて完全ランダムに配布しており、調整等は行っておりません。
今回は特に配布先が厳しかったため、クリアするのは非常に難しかったかと思います。
>>210
ゲームをやってて改めて感じましたが、9の解除条件が厳しすぎるため条件を変えようと思います。
自分以外の全参加者の死亡。手段は問わない。
??2日と23時間時点で自分以外の解除条件を満たしていない全参加者の死亡。
この条件にすることで、詰みを防止すると共に殺しか協力を選択できるため、面白い立ち回りがでにるかとおもいます。
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 01:17:54.46 ID:PO2wSt4L0
>>211
ああうん。調整とかは疑ってはないよ(AとQが両方ゲーマスとかいう組織何考えてんだ、な配布だし)
9になったのに、3と4っていう早期に解除可能な番号が、人殺しを躊躇わない&実力がある2人に割り当てられてたのが不運すぎるな、と思っただけ
9って超絶鬼畜条件だけど皆殺しってデスゲームのお約束っぽくて好きだからチョイ残念
213 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:29:36.59 ID:iqLxn50k0
いまから新しくゲームを開始したいと思います。
まずは主人公設定から決めていきます。
・性別
>>214
>>215
※
>>215
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>214
51〜99
>>215
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:30:42.20 ID:PO2wSt4L0
男
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:31:32.22 ID:pMBqfGPnO
女
216 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:35:21.69 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢
>>217
>>218
※
>>218
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>217
51〜99
>>218
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:36:10.13 ID:C0H7yGiIo
18
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:37:14.58 ID:srVPn+tDO
42
219 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:39:05.00 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前
>>220
>>221
※
>>221
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>220
51〜99
>>221
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:41:55.83 ID:vqaB5SLT0
緒方健介 (おがた、けんすけ)
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:42:08.90 ID:PO2wSt4L0
マイケル
222 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:43:46.28 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格
>>223
>>224
※
>>224
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>223
51〜99
>>224
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:44:26.46 ID:C0H7yGiIo
まじめ一徹
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:45:47.00 ID:NWqvDfw0O
明るいと見せかけて腹黒
225 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:47:55.28 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業
>>226
>>227
※
>>227
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>226
51〜99
>>227
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:48:09.82 ID:bblknLc90
探偵
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:50:33.28 ID:vqaB5SLT0
ガソリンスタンドの店長
228 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:52:41.16 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所
>>229
>>230
※
>>230
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>229
51〜99
>>230
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:53:11.39 ID:PO2wSt4L0
銃器の取り扱いが得意
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:53:27.13 ID:vqaB5SLT0
人当たりが良い優しいおじさん
231 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:55:29.12 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所
>>232
>>233
※
>>233
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>232
51〜99
>>233
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:55:55.59 ID:vqaB5SLT0
女の子の涙にに弱い
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:56:19.61 ID:C0H7yGiIo
せっかちで落ち着きがない
234 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 19:57:45.94 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所 せっかちで落ち着きがない
・好きなこと(もの、人)
>>235
>>236
※
>>236
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>235
51〜99
>>236
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 19:59:13.27 ID:vqaB5SLT0
死んだ奥さんの若い姿が八幡麗佳にそっくりである、(死んだ妻)
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:05:59.40 ID:PFJHzgScO
酒とタバコ
237 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 20:08:18.56 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所 せっかちで落ち着きがない
・好きなこと(もの、人) 死別した妻(麗佳似)
・嫌いなこと(もの、人)
>>238
>>239
※
>>239
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>238
51〜99
>>239
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:09:02.22 ID:vqaB5SLT0
奥さんを侮辱するもの
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/06/03(土) 20:13:48.83 ID:NWqvDfw0O
死ぬ事
240 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 20:17:13.04 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所 せっかちで落ち着きがない
・好きなこと(もの、人) 死別した妻(麗佳似)
・嫌いなこと(もの、人) 死ぬこと
・その他設定(自由枠)
>>241
>>242
※
>>242
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>241
51〜99
>>242
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:17:18.53 ID:vqaB5SLT0
貴方18歳の頃このゲームに強制参加させられた事ある、その当時の首輪の解除条件は最悪の自分以外のゲーム参加者皆殺し
貴方自身も5人プレイヤー殺害して何とか生還した、最もこの当時は今回のような屋内ではなく、シークレットゲーム2見られるような
村が舞台であったが、
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/06/03(土) 20:21:37.11 ID:mEJbg+tW0
安価↑
243 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 20:29:01.48 ID:iqLxn50k0
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所 せっかちで落ち着きがない
・好きなこと(もの、人) 死別した妻(麗佳似)
・嫌いなこと(もの、人) 死ぬこと
・その他設定(自由枠) 過去に似たゲームに参加したことがある(殺害経験あり)
・JOKERの解除条件
※解除条件は、JOKERの機能を用いる必要があるものや殺人が含まれているもの、またはそれらに近しい難易度のものでなければ無効となります。
今回のゲームに合いそうなもの解除条件を安価の内容を基に作成します。
>>244
>>245
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:30:28.93 ID:PO2wSt4L0
解除条件が未達成なPDAを3個以上自分で破壊する。
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:37:35.56 ID:vqaB5SLT0
首輪を五個集める
246 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 20:47:08.23 ID:iqLxn50k0
【主人公設定】
・性別 男
・年齢 42歳
・名前 マイケル
・性格 真面目一徹
・職業 探偵
・長所 銃器の取扱いが得意
・短所 せっかちで落ち着きがない
・好きなこと(もの、人) 死別した妻(麗佳似)
・嫌いなこと(もの、人) 死ぬこと
・その他設定(自由枠) 過去に似たゲームに参加したことがある(殺害経験あり)
【JOKERの解除条件】
"開始から6時間後に6時間以上行動を共にした解除条件未達成者のPDAを自分の手で3台以上破壊する。破壊したPDAのカウントは1人につき1個まで。"
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 20:55:47.62 ID:w4Or7OVho
ジョーカーの条件難しいな今回
248 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 20:59:07.93 ID:iqLxn50k0
以上の主人公設定、JOKERの解除条件でゲームを開始します。
※原作設定からの変更点について
・解除条件の変更
9の解除条件は"2日と23時間時点で自分以外の解除条件を満たしていない全参加者の死亡。"とします。
・ルール取得の緩和
ゲーム開始から1時間経過ごとにルール(5〜9)を各参加者にランダムで配布することにします。
(他参加者と接触しなくても5時間時点で全てのルールが揃います)
【注意事項】
※PDAはランダムに配布されているため、キャラクターが原作通りに動かない可能性があります。
※視点は主人公のみであるため、他のプレイヤーの動きも考えながら行動することをオススメします。
※多少の主人公補正はありますが、案外簡単に主人公は死にます。
少し休憩した後に開始いたします。
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 21:03:06.54 ID:NWqvDfw0O
ある程度行動を共にしても油断できないね、これ
それこそ御剣や文香くらいしか安心できない
250 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 21:53:15.13 ID:iqLxn50k0
『裏切り者が――』
『やめろ! やめてく――』
『あなたを……信じて、いたのに――』
『やだ、死にたく、ないよぉ――』
『バケ、モノ……人、ゴロシ――――』
【01:00】
「――――ッ!!」
俺は目を大きく見開き、咄嗟に身体を起こした。
(久しぶりに、見たな……)
しばらく見ていなかった悪夢のせいか、気が動転してなかなか息を落ち着かせることができなかった。
「……どこだ、ここは」
ようやく落ち着きを取り戻したとき、俺は見たこともない部屋にいることに気が付いた。
コンクリートの壁と天井、そしていくつか散らばっている木製の家具と鉄製の扉――
『――――』
突然、部屋に聞き覚えのある電子音が鳴り響く。
俺は一瞬身体を凍りつかせ、その音源を探すように自分の所持品を探る。
「嘘、だろ……」
ポケットにあった音源を取り出した瞬間に、一番当てって欲しくない予想が当たってしまった。
いま置かれている状況と覚えがないPDA――決して忘れることができないあのときと同じだ。
俺は震えた手で、手元にあるPDAの画面に触れる――
「は……はは……」
認めたくなくない現実を目の当たりにして、思わず笑いが込み上げた。
PDAの画面に映ったのはあのときと同じ――トランプの絵柄だった。
"JOKER"という全く同じ番号を見て、吐き気を催す――
(ありえない……こんなことが、こんなことが――ッ)
俺は必死になってPDAの内容を確認し始めた……。
俺がランダムで取得していたルールは?
ルール5 00〜19
ルール6 20〜39
ルール7 40〜59
ルール8 60〜79
ルール9 80〜99
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 21:53:42.23 ID:nA6DGjxpo
あ
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 21:58:34.54 ID:PO2wSt4L0
よりにもよってジョーカーかい
253 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 22:19:01.13 ID:iqLxn50k0
PDAの内容を全て見終わったころには、落ち着きを取り戻していた。
取りあえず理解できたことは、俺は以前参加した"あれと似たゲームに参加させられている、ということだ。
現段階で分かっているルールは初期配布の1〜4と追加で入手した6だった。
ルールは9個あり、それがすべて揃うまでは迂闊な行動を取らない方が良いだろう。
(なぜ、よりによって俺が……)
俺は部屋に設置されている監視カメラをじっと睨みつけるが、当然"向こう"から反応はなにも無かった。
(それにしても、またJOKERか……)
解除条件については、前回のように"殺人"は明記されていないが、結局のところ他の参加者を死に追いやるものだった。
(他の参加者を探すか――)
ここで考え込んでいても埒が明かないと判断し、俺は部屋を後にする。
俺はこのあと……
00〜07 陸島と出会う
08〜14 御剣と出会う
15〜22 葉月と出会う
23〜30 綺堂と出会う
31〜38 長沢と出会う
39〜46 姫萩と出会う
47〜54 色条と出会う
55〜62 矢幡と出会う
63〜70 高山と出会う
71〜78 手塚と出会う
79〜86 漆山と出会う
87〜94 北条と出会う
95〜99 郷田と出会う
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 22:20:06.70 ID:srVPn+tDO
は
255 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/03(土) 22:28:13.44 ID:iqLxn50k0
すみません、急用が入ったので今日はこれまでとします。
質問や意見、感想等あればお願いいたします。
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 22:37:14.24 ID:PO2wSt4L0
乙ー
普通に騙して破壊してくか、殺戮系のPDAのプレイヤーと組んでグループで安心感を持たせたところで、時間達成と同時に協力して殺していくか、くらいしか思いつかんな
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 00:09:16.66 ID:IHbGRtF50
1、この主人公が銃器の扱い上手いのは、以前ゲームに参加した時の経験のおかげと言う事になるでしょうか?
258 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/04(日) 16:55:48.51 ID:QEh6hZJl0
>>257
主人公は元々某国生まれで子供のころに銃器を取り扱った経験があり、才能があった。という設定とします
申し訳ありませんが、本日は更新することができません。
259 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 20:59:07.67 ID:rP7XVihv0
【02:00】
俺はしばらく廊下を移動し続け、高山という男と出会った。
運良く互いに持っているルールが被らなかったため、早くもルール1〜9の全てを揃えることができた。
ルール8によりゲーム開始から6時間以内は全面戦闘禁止エリアであるため、
参加者同士は安全に接触可能ということは分かった。
そうなると時間内にできるだけ他の参加者と出会い、一緒に行動しやすい人物を探すことが得策だろうと考えた。
ルールの確認を行い、軽く雑談を終えたところで、次の行動を選択する流れがやってきた。
俺は……
1.高山に同行を呼びかける
2.別々に行動する
3.高山にどうするか尋ねる
4.その他
>>260
>>261
※
>>261
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>260
51〜99
>>261
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 21:00:54.18 ID:GYQPk1tPo
3
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 21:01:58.66 ID:18ap6lWqO
3
262 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 21:17:09.71 ID:rP7XVihv0
「なあ、高山さん。これからどうする? 一緒に行動するか、別々に行動するか」
俺は高山の意見を聞いてからどうするかを考えることにした。
「いまなら一緒に行動する方が良いだろう。複数人のほうが他の参加者との接触もしやすいはずだからな」
なんとなく別々に行動すると言い出すと思っていたが、素直に同行することを提案してきた。
この異質な空間で冷静に利害を考えたうえで行動を決定できるだけの余裕が彼にはあるようだ。
「よし、それなら捜索といこう」
俺たちは他の参加者を探すべく、宛ての無い迷路を歩き始めた。
俺たちはこのあと……
00〜30 葉月たちと出会う
31〜60 姫萩たちと出会う
61〜90 北条たちと出会う
91〜99 誰とも出会わない
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 21:18:10.50 ID:GYQPk1tPo
うりゃ
264 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 21:36:41.83 ID:rP7XVihv0
【03:00】
俺たちは道中でGPS機能と地図拡張機能のツールボックスを手に入れた。
前回の経験上、便利な道具などはいやらしいところに隠されていることは想定していたため、
すんなりと見つけることができた。
そんな感じで順調にゲームへの準備を進めていた俺たちは、姫萩という高校生と出会った。
俺たちの顔を見たときは酷く怯えた顔をしていたが、首輪やPDAなど同じ境遇であるということを伝え、
なんとか落ち着かせることができた。
目が覚めたばかりで状況が全く理解できていない彼女に対して、俺たちはゆっくりと説明を行っていた。
「――と、まあこんなところだ。理解できたか?」
「はい……その、理解はできました」
姫萩は目を伏せながらそう答える。
突然、殺し合いを行うふざけたゲームに参加させられということに対して、頭がまだ追いついていないといった感じだろうか。
「まあ、あと3時間くらいは安全だからな。それまでに気持ちを整理したほうがいいぞ」
俺は淡々と姫萩に励ましの言葉を伝えた。
ゲームを進めていくうえで情をかけることはしないほうが良いことは分かっている。
信じられるのは誰でもない自分ただ1人だけなのだから――
このあと俺たちは……
00〜30 葉月たちと出会う
31〜60 色条たちと出会う
61〜90 矢幡たちと出会う
91〜99 誰とも出会わない
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 21:36:55.08 ID:4HPtmRlSo
あ
266 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 21:57:17.43 ID:rP7XVihv0
【04:00】
俺たちは葉月、綺堂、漆山の3人と出会った。
葉月はどこにでもいそうな普通のサラリーマン、漆山は初対面のイメージがあまりよくない爺さん、
そして綺堂はマイペースで絡みづらい女だった。
「マイケル君って探偵なんだ! すご〜い!」
「俺のことはマイクって呼んでくれ」
「分かりました! マイクくん……う〜ん呼びづらいからマイ君で!」
「……勝手にしてくれ」
俺が溜め息をついているにも関わらず、綺堂は楽しそうにしていた。
「あれ〜? 高山君、どうしたの〜?」
綺堂は俺の背後にいる高山のほうを不思議そうな顔で見ていた。
「そろそろ俺は別行動を取ろうと思う。大体顔合わせはできたしな」
「そんな〜一緒にいようよ〜!」
高山は綺堂の呼び止めに聞く耳を持たず、そのまま移動を始めていた。
俺は……
1.高山についていく
2.高山を見届ける
3.高山を引きとめる
4.その他
>>267
>>268
※
>>268
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>267
51〜99
>>268
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:00:53.88 ID:4HPtmRlSo
3
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:01:24.33 ID:18ap6lWqO
2
269 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 22:26:17.00 ID:rP7XVihv0
俺は高山の方へ振り返り、口を開く。
「高山、別れるには早すぎないか? まだ2時間あるぞ?」
高山は足を止めてこちらに顔だけ振り向かせて返答する。
「戦闘解禁に向けて準備をする必要があるだろう。解禁時点でなにも手に持っていない、というのは危険だからな」
高山はそれ以上なにも言わずに去っていった。
(なるほど、お前もさっさと準備しろよってことか……。俺だってそうしたいに決まってるだろ)
高山のあの言葉は、単なる返答だけでなく俺に対する警告も含まれていることが分かった。
単独行動が許される条件であれば高山と同様にこの段階で単独行動を選択していたが、JOKERという鎖がそれを許してくれないのだ。
「ふう……あの青年は目付きが鋭くて恐ろしかったわい」
漆山は能天気に高山が去ったことにせいせいしているようだった。
(さて、どうするか……)
いまこの場にいるのは綺堂、葉月、漆山、姫萩であり、いざ戦闘となると心もとないメンツである。
俺は……
1.一緒に行動することを提案する
2.4人と別れる
3.みんなにこれからどうするか聞く
4.その他
>>270
>>271
※
>>271
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>270
51〜99
>>271
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:27:24.50 ID:8TdYJGADO
3
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:31:53.93 ID:1Je/1d+2O
3
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/06/05(月) 22:32:54.56 ID:1RpLposv0
4,綺堂君は運営側の人間か?、20年くらい前なんだが俺もこのゲーム参加した事があるんだよ
その時に君みたいなタイプ人間が居たんだ、普段はボーとしてるくせにいざと言う時は素早く行動するタイプが
273 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 22:46:28.85 ID:rP7XVihv0
「さて、こうして緊張感が漂ってきたわけだが……皆はこれからどうする? 本格的にゲームが開始するまで、あと2時間だ」
俺は沈黙をかき消すかのように言葉を連ねる。
「ん〜私は皆と一緒にいたいな〜」
「ワシも渚さんと同じだ。人数が多い方が良いに越したことは無いだろう」
「私も、一緒の方が良いと思います」
「……葉月さんは?」
皆が続けて返答するなか、葉月はなにか考えている様子をみせていた。
なにか疚しいことがあるのか、実は高山と同様に単独行動を取りたいのか――恐らくは前者だろうが――
「僕も、一緒に行動したい……」
葉月の返答はどこかしら弱々しさを感じさせられるものだった。
俺は彼の反応を見て……
1.ここでは何も言わないでおく
2.なにか問題があるのか、と聞く
3.その他
>>274
>>275
※
>>275
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>274
51〜99
>>275
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:49:40.31 ID:4HPtmRlSo
1
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 22:51:11.83 ID:18ap6lWqO
1
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/06/05(月) 22:51:23.77 ID:1RpLposv0
1
277 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/05(月) 23:20:39.18 ID:rP7XVihv0
「……分かった。俺も一緒に行動したいと思っている。ということで全会一致だ」
葉月のことが気になるが、敢えてここで言及する必要は無いと考え、問いただすことは控えた。
これだけ大人数で行動することとなると、十分に注意していく必要があるだろう。
「あ〜そうだ〜! 良いこと思いつきました〜!」
綺堂が手を合わせて主張を上げる。
「これから一緒に行動するんだし、皆のPDAの番号を教え合って協力していこうよ〜!」
突然の提案に俺が制止する暇もなくPDAの話題を挙げられてしまった。
天然なのか策士なのかは知らないが、こちらとしてはいい迷惑である。
「おぉ、確かにそうだな! 協力すれば条件も満たしやすいだろうからな」
綺堂にぞっこんの漆山はその言葉を意味することを考えずに同調していた。
(これは厄介なことになったな……)
俺のPDA――JOKERは1時間の制限つきで自由に番号を変えて騙ることができるが、
相手の番号を把握していない状態で教え合うとなると、博打となってしまう。
自分が騙った番号がこの4人の誰かと被ってしまった場合、確実に俺と被った人物は疑いの目をかけられてしまうのだ。
幸い、高山を含む5人のなかに"2"のPDAはいないことは確認しているため、間抜けにJOKERを晒すことはないのだが――
「咲実ちゃんはどうかな〜?」
「はい、私も渚さんの意見に賛成です」
いまの時点で綺堂、漆山、姫萩の3人は比較的平和な解除条件であることは分かった。
(比較的平和といえば……チェックポイント通過の5、JOKER機能を5回作動させる6、死者を除く全員との遭遇の7、
24時間以上行動を共にした人物が2日と23時間で生存のJ、そして2日と23時間の生存のQあたりか?)
「マイ君は〜?」
俺が思考を巡らせている間に、いつの間にか時間が来ていたようだ。
俺は……
1.賛成する
2.JOKERの危険性を述べ、反対する
3.その他
>>278
>>279
>>280
※
>>280
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜33
>>278
34〜66
>>279
67〜99
>>280
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 23:25:57.80 ID:1Je/1d+2O
2番に偽装して1
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 23:38:21.90 ID:4F+kSjOY0
>>278
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/06(火) 12:54:09.34 ID:pYjSAUe/0
3.一か八か、その場から逃走を試みる。
281 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/09(金) 23:21:53.20 ID:V10GUE+30
最近忙しかったため更新できませんでした。
明日から更新を再開します。
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 23:41:33.07 ID:f+FomN8R0
よかった
待ってる
283 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 11:44:04.27 ID:owTDaUoj0
「俺も賛成だ。相手の番号を把握せずに一緒に行動するのは不安だからな」
俺はPDAの番号を表示させる操作をする振りをして、"2"に偽装した。
いまの状況で最もリスクがない選択――確実に被らない番号を選んだのだ。
ただし、今後本当の2のPDAの持ち主と番号を公開し合うことになると、即座に偽りがばれてしまうが――
「葉月さんは〜?」
俺が答えたあとに、綺堂は間髪入れずに葉月へ問いかける。
「僕は……僕も賛成したいところだが、JOKERがあるだろう? お互いに公開しても、その番号が本当かどうか分からないと思うんだが……」
「た、確かにそうじゃの……」
葉月は番号を公開することに対して慎重な対応を取りたいようだが――
「いや、その心配な無い」
「ん〜? マイ君、どういうこと〜?」
俺は葉月の懸念を打ち消すように、自分のPDAの画面を見せた。
「俺のPDAは"2"――つまり、JOKERのPDAの機能を無効化することができる。これで、葉月さんが懸念していることは解決だ」
「あ〜なるほど! これで、みんなの番号は正しいってことになるね〜!」
俺のPDAを見た葉月は顔色を少し悪くしながら、口を開く。
「で、でもそのPDAが本当に"2"がどうか証明できないだろう! こんなことは言いたくないが、君のPDAがJOKERだという可能性もあるのだし……」
「確かにその可能性もある。だが、そんなことを言い始めたらいつまで経っても番号を明かす機会が訪れないだろう?」
「それは……そうだが……」
「葉月さん……アンタ、先程からどうしても番号を明かしたくない様子だが、なにか理由があるのか?」
「…………」
俺は葉月の番号が危険なものであるとほぼ確信しながらも、彼を追い詰めていく。
俺たちを取り囲む空気がだんだんと重くなり、沈黙が訪れる。
「悪い、少し言い過ぎたな。それで、結局のところ葉月さんはどっちなんだ? もし明かさないのであれば、一緒に行動することはできないな」
「え〜別にいいんじゃないかな〜? 葉月さんは悪い人じゃないよ〜?」
主導権を握っていたに対して綺堂が噛みついてきた。
俺は……
1.綺堂の意見を否定し、自分の意見を押し通す
2.綺堂の意見に賛同する
3.その他
>>284
>>285
※
>>285
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>284
51〜99
>>285
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 11:46:38.35 ID:oH0h5VLxo
2
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 11:50:28.32 ID:XYkVoYpno
2
286 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 12:33:31.86 ID:owTDaUoj0
「俺も葉月さんが悪い人ではないのは分かっている。ただ、1人だけ番号を明かさないという不平等さが気に食わないだけだ」
「うんうん、分かってるよ! 皆のことを考えてくれてるんだよね〜?」
俺は本心ではないが、綺堂の意見に賛同することにした。
経験上、殺害が含まれる条件を割り振られた者は、最終的に条件を履行するしかなくなるため、
早い段階で距離を離しておくほうが良いことは分かっている。
実際、前回の俺がそうだったのだから――
「まだ戦闘解禁まで時間はありますし、取りあえずそれまでは一緒に行動しても良いのでは?」
あまり口を開かなかった姫萩が、気を使った口調で意見を述べる。
「そうだな。葉月さん……あまり時間は無いが、戦闘が解禁した段階で答えを聞かせて貰っても良いか?」
「……ああ。ありがとう、皆」
葉月は震えた声で回答しながら深く頭を下げる。
「よ〜し、それじゃあマイク君の次は私の番号を教えるね――」
葉月を除く3人のPDAは予想通り、平和的な番号だった。
綺堂は"5"――館内の全チェックポイントの通過
漆山は"7"――開始から6時間以降に死者を除く全員との遭遇
姫萩は"J"――24時間以上行動を共にした参加者が2日と23時間の生存
「――今後は、綺堂の条件を達成するためにチェックポイントを通過しながら、他の参加者を探すってことで良いか?」
「はい、その流れでいいと思います。あとは、できるだけ他の方々に番号の公開を持ちかけ、JOKERのPDAを探すんですよね?」
「その通りだ。よし、それじゃ早速移動するか――」
俺の作戦の話をしっかりと聞き、理解が早いのは姫萩だった。
彼女は意外にも最初のイメージとは違い、芯が強い人物なのかもしれない――
俺は移動しながら……
1.綺堂と話をする
2.姫萩と話をする
3.漆山と話をする
4.葉月と話をする
5.誰とも話をしない
>>287
>>288
※
>>288
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>287
51〜99
>>288
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 12:34:55.17 ID:T/4ftnXc0
2
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 12:35:44.93 ID:6/GF3iADO
2
289 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 13:21:21.81 ID:owTDaUoj0
【05:00】
俺たちは綺堂のあとに続き、1Fのチェックポイントを目指していた。
綺堂の隣には漆山が立っており、その少し後ろに葉月がいると言った感じだ。
俺は必然的に姫萩と隣になり、何気ない会話をしていた。
「マイクさんは探偵をされてると言ってましたけど、仕事の内容ってどのようなものがあるんですか?」
「そうだな……大体が身元調査だな。よく小説やアニメで見る殺人現場で推理するとかは全くないな」
「そうなんですか……。幼い頃からそういうイメージが強くて、毎日事件を解決しているのかと思ってました」
「俺も最初はそう思ってたんだがな……。冷静に考えると、警察でもなんでもない民間人が事件現場に入れるわけないんだよな」
「ふふ、確かにそうですね」
俺たちは特に中身のない話をして少しだけ盛り上がっていた。
出会った当初より、姫萩の表情は随分と柔らかくなり余裕が見えてきた気がする。
「そういえば、出会った頃と比べてかなり明るくなったみたいだが、覚悟は決めたのか?」
「あのときは、目が覚めたばかりだったので軽くパニックになっていたんです。いまは……とても怖いですけど、大丈夫です」
「そうか。それなら、生き残るためにも頑張らないとな」
「はい!」
姫萩はこのゲームに対して向き合うと決めたようである。
まあ、既に俺のフィールド――JOKERという罠に掛かっていることに気が付いていない時点で、生存する確率は低いが――
俺たちはこのあと……
00〜24 御剣たちと出会う
25〜49 陸島たちと出会う
50〜74 矢幡たちと出会う
75〜99 郷田たちと出会う
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 13:21:49.53 ID:XYkVoYpno
あ
291 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 13:43:35.68 ID:owTDaUoj0
【05:30】
俺たちは特に問題なくチェックポイントを通過していた。
1Fのチェックポイントはあと2時間余りで全て通過できる見込みである。
そんな俺たちの目の前を一瞬だけ女性が通過し、すぐに姿を消したのを確認した。
(そんな……いや、そんなはずが――ッ)
「マイクさん……?」
姫萩が立ち止まった俺に気が付き、後ろへ振り返る。
俺は姫萩の声に返答することもなく、"彼女"がいた方向へ走り出した。
「マ、マイク君!? どうしたの〜!?」
綺堂たちは"彼女"の姿を捉えることができていなかったようで、俺の唐突な行動に驚いていた。
「――――ッ!?」
俺の足音を聞きつけた彼女は、咄嗟に逃げはじめる。
「ま、待ってくれ!!」
俺は彼女の背中に向かって、声を上げた。
もうここにはいるはずがないのに、俺にはその人物が彼女にしか見えなかった――
少しずつ距離を縮めていくと、逃げ切れないと判断した彼女は足を止めてこちらに振り返った。
「はぁ……はぁ……な、なんなんですかアナタは!?」
「あ……」
俺が彼女の顔を確認した瞬間、それは人違いであることが分かった。
限りなく彼女――私の妻に似ている人物が、そこにいた――
292 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 13:53:52.15 ID:owTDaUoj0
「私は矢幡麗佳と言います。よろしくお願いします」
私の妻に似た人物は、矢幡麗佳という名前だった。
若い頃の妻の顔や性格が非常に似ており、見ているだけで愛おしい気持ちが湧いてくる。
「マイク君がいきなり走るから、びっくりしたよ〜!」
「ひー、ひー、息が苦しいわい……」
「あの、マイクさんと矢幡さんは知り合いなんですか? 追いかけているとき、知り合いに話しかける様な感じがしたんですけど」
突然、姫萩が鋭い質問を投げかけてきたため俺の心臓が大きく跳ね上がる。
俺は……
1.亡くなった妻に似ていたから、と答える
2.見失わないために走って追いかけた、と答える
3.特に理由はない、と答える
4.その他
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 13:56:01.14 ID:nT/LHHBAO
直下でいいのかな
1
294 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 13:59:29.03 ID:owTDaUoj0
すみません、指定入れ忘れてました
>>295
>>296
※
>>296
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>295
51〜99
>>296
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 14:00:56.50 ID:O52njhY40
1
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 14:01:28.53 ID:XYkVoYpno
1
297 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 14:24:09.65 ID:owTDaUoj0
「その……亡くなった、妻に似ていてな。それで、もういないと分かっていながらも、思わず追いかけてしまったんだ」
俺はポツリと声を漏らした。
「あの……ごめんなさい」
姫萩は申し訳なさそうな顔をして謝罪を口にした。
「いや、別にいいんだ。冷静さを欠いた俺の行動が招いたことだ……」
昔からせっかちな俺は、いまの歳になっても頭より身体が先に動いてしまうことがある。
こればかりはどうしても直しようがない性質であるため、反省をした。
「一先ず、あなたの行動の意図については理解しました」
矢幡は表情を変えることなく淡々と返答してきた。
「あ〜そういえばまだ皆さんの自己紹介がまだでしたね〜!」
綺堂は相変わらずマイペースに話を展開させていた。
俺はこの間に何をすべき?
>>298
>>299
>>300
※
>>300
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜33
>>298
34〜66
>>299
67〜99
>>300
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 14:26:29.36 ID:7c4mQpl+0
さりげなく麗佳の1m以内に近寄り、2かどうかをJOKERの状態で確認する
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 14:34:31.34 ID:2ePR52QXo
全員の表情を観察しておく
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 14:42:33.75 ID:frN34P77o
そんなことはどうでもいい。
別のグループと合流する
301 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 14:47:28.60 ID:owTDaUoj0
一旦休憩します。
【現状】
05:30
【体調】
・マイケル:普通
・綺堂:普通
・漆山:普通
・姫萩:普通
・葉月:普通
【武器】
・なし
【ソフトウェア】
・マイケル:GPS機能、地図拡張機能
・綺堂:チェックポイント位置、GPS機能
・姫萩:GPS機能、生存者数表示
・漆山:罠探知
・葉月:???
【PDA情報】
A
2
3
4
5 綺堂
6
7 漆山
8
9
10
J 姫萩
Q
K
JO マイケル
302 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/10(土) 17:56:39.33 ID:owTDaUoj0
すみません今日の更新はありません。
明日更新します。
303 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/12(月) 21:06:43.42 ID:zDYsTEo70
「あまりのんびりしている時間もなさそうだ。話は移動しながらで、可能な限り他の参加者を探そう」
俺は立ち話をしようとする皆へ釘を刺すことにした。
「麗佳ちゃんも一緒にいくよね〜?」
「はい、しばらくは同行しようと思います」
矢幡拒否することなくあっさりと同行することに同意した。
【06:00】
俺たちは軽く自己紹介をしたのち、他の参加者を探していた。
そして、ゲーム開始から6時間が経過を知らせるアラームが鳴り響く――
(戦闘解禁となったが、特に動き出す人物はいなさそうだな)
皆PDAの画面を確認して険しい顔をしているようだった。
「これからは身の安全が保障されないから慎重に行動するよう心がけよう」
俺が一言漏らすと、皆が無言で頷いた。
(しかし……厄介なことになったな)
俺は道中に自分のPDAの番号を確認したのだが、"2"ではなく"JOKER"となっていることに気が付いた。
つまり矢幡のPDAは"2"であるということであり、早速貧乏くじを引いてしまったことになる――
いまのところPDAの番号の話題は挙がっていないが、いつ綺堂が口に出すか分からない状況に緊張感が沸いてくる。
(ここで嘘がばれるのは非常に不味いが……矢幡を別行動させる理由もなにもない以上……くそっ、詰んでるな)
俺は前方にいる矢幡をチラリと覗き見るものの、特に単独行動を取る様子もなさそうだ。
(どのみち俺がJOKERが暴かれるのは時間の問題だ……できるだけ最前の行動を取らなくては――)
俺は……
1.葉月にPDA番号に対する回答を聞く
2.突然気が変わったといい、単独行動を取る
3.自分からは何も言わずにこのまま一緒に行動する
4.その他
>>304
>>305
※
>>305
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>304
51〜99
>>305
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 21:14:02.77 ID:wAU60cIgo
3
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 21:14:24.07 ID:wsnOPSUDO
1
306 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/12(月) 21:47:52.43 ID:zDYsTEo70
【06:30】
俺は自分からなにも言うことなく、そのまま行動することにした。
そして、心が落ち着かないまま移動していると、先頭を歩いていた綺堂を姫萩が足を止める――
「な、なにかなあれ〜?」
「え……? ひっ――」
2人の視線の先を追うと、そこには床に広がる"赤いなにか"があった。
(俺以上に気が早いやつがいるみたいだな……)
俺は動けないでいる姫萩たちの横を通り過ぎて、それに近付いて行った。
(戦闘解禁直後にやられたみたいだな……)
制服を着た男子生徒らしき人物の周りには血の池ができており、いまだに傷口から血が流れていた。
彼の顔を覗き込むと、驚愕した顔をしたまま息を引き取っていることが分かり、俺はゆっくりと目を閉じさせた。
「……手遅れのようね」
「ああ……」
少し遅れてやってきた矢幡は少し不快な顔をしながら俺の隣で死体を調べ始めた。
満遍なく彼の持ち物を調べたが彼のPDAを見つけることはできなかったことから、犯人が持って行った可能性が高いだろう。
「アナタ、偉く手馴れているわね?」
「まあ、一応探偵なんでな。こうした場に出くわしたことが何回かあるんだ」
俺は適当な嘘を混ぜながら矢幡に回答する。
「葉月さん、漆山さん、ちょいと運ぶのを手伝ってくれ」
「あ、あぁ……分かった」
「やっぱりゲームとやらは本当みたいじゃな……」
葉月と漆山は少し嫌な顔をしながらも、死体をベッドまで運ぶのを手伝ってくれた――
俺は死体を部屋に運び込んだあと……
1.綺堂と話をする
2.姫萩と話をする
3.葉月と話をする
4.漆山と話をする
5.矢幡と話をする
6.その他
>>307
>>308
※
>>308
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>307
51〜99
>>308
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 21:49:17.48 ID:wsnOPSUDO
2
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 21:54:11.95 ID:wAU60cIgo
3
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 22:03:34.32 ID:Afj9IcTDO
主人公死んどる…
310 :
◆WNrWKtkPz.
[saga]:2017/06/12(月) 22:20:09.61 ID:zDYsTEo70
【07:00】
再度死体の持ち物を念入りに調べると彼の財布が見つかり、その中に学生証を見つけることができた。
彼の名前は御剣総一――都内の高校に通う高校生ということが分かった。
姫萩は死体を見たショックで気を落としており、別の部屋で綺堂と矢幡が面倒を見ている。
漆山隣の部屋の隅でコーヒーを飲みながら考え込んでいるようだった。
そして俺と葉月は2人で休憩を取っているところである。
「やはり……このゲームは本当なんだね」
「そうだな。胸糞悪いが、受け入れるしかないだろう」
葉月はしばらく沈黙したあとになにかを決心したかのように手を握りしめ、口を開いた。
「マイク君、あのときの回答についてなんだが……僕は1人で行動しようと思う」
葉月は小声ながらも強い口調でそう答えた。
葉月からこの話題を出すとは思っていなかったが、御剣の死体を目の当たりにして決意が固まったのだろうか――
俺は……
1.分かった、と答えて葉月が去るのを見届ける
2.分かった、と答えて葉月が去った後に自分も単独行動を取る
3.別れるなら皆と話してからのほうが良い、という
4.俺も葉月についていく、という
5.その他
>>311
>>312
※
>>312
のコンマ下二桁によって安価を決定
00〜50
>>311
51〜99
>>312
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