他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
伊吹翼「太陽の彼女」
Check
Tweet
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:43:43.30 ID:CTHKjdCD0
オーディションに合格して、初めて事務所に集められた時のことだった。初顔合わせということで一人一人自己紹介をさせられていく――もちろん、37人もの人間を一目で覚えるのは難しいので、他のアイドルへ、というよりも、プロデューサーさんや社長へのアピールとしての役割も半分程度あるのだと安易に考えられた。
だから他の合格者も私もしっかりと、アピールできるように色々考えてきていたのだ。
『姫は徳川まつりと言うのです。わんだほーなアイドルを目指してるので、よろしくなのです!』
『瑞希、真壁瑞希と申します。よろしくお願いします。口下手なのでここで一つマジックを…………せいっ』
と、中々印象的な紹介を短い時間に収めるアイドルが多かった。オーディションに受かっただけのことはあって、そして全員が自分の魅力を活かそうとしていた。
だから、
「え、え? っと。他に何言えばいいですか? あっ、特技? 特技は……うーん? 何かな」
彼女のそのアピールは目立っていた。もちろん、悪目立ちという方向で。
初めて事務所に集められたという時点で今日何をするのかなんてことは予測がつきそうであり、ならば対策するのが普通なのに彼女はそれをしていないようだった。
「あっ、でも! 頑張ることは誰にも負けません! よろしくお願いします! ……あれ、これさっき言ったような」
そう言い残して彼女はそそくさと次の人へバトンタッチしてしまった。
今まで自己紹介してきた娘たちが皆、しっかりとアピールを決めていたから彼女の姿は、特別悪目立ちしていた。
62.40 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)