北方「イコ! チェイス!」チェイス「ああ」貴虎「2スレ目だ」

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1 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/23(火) 11:55:56.22 ID:lETm05lZ0
前スレ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442316855/



あらすじ


大体蛮野のせい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495508156
2 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/23(火) 11:56:38.38 ID:lETm05lZ0
書き溜め出来次第投下します、待っててね
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 02:50:59.69 ID:x59FnLixO
前スレでの斬月の新形態は『メロンアームズorメロンエナジーアームズのイメージを盛り込んだカチドキアームズ』的な解釈でいいのかな?
4 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/28(日) 15:35:39.85 ID:HST5EnyS0
>>3さん 大体合ってます、メロンEがカチドキっぽくなりつつエナジーのパイプが金色になってたり、前立てが変わってたりくらいかな

必要ないだろうけどやりたかった登場人物紹介



チェイス

 主人公であり仮面ライダーチェイサー変身者。蛮野打倒に大きく貢献しその功績を認められ生き残り、全国を旅していた。その途中で北方棲姫を拾い、成り行きで彼女の保護者に。慣れない子育てや海軍とのゴタゴタを乗り越え、人類を護るため深海棲艦と戦うことを決意、呉鎮守府に正式に所属した。

 が、ボディを敵に破壊されて死にかけ、一時期2頭身になったりしたが親友達や凌馬たちの協力で新たな体と力を得て何とか復帰。己の心のうちにある闇とも対話を果たし、人類と北方棲姫を護りきると覚悟を決め最終決戦に臨む。





北方棲姫


 ヒロイン。蛮野に利用され捨てられて、どこかの海岸に流れ着いたところをチェイスに拾われる。捨てられた際ショックで記憶をなくし深海棲艦としての力すらもなくしていたが、

自身の心の拠り所であるチェイスのピンチに凌馬の作ったオモチャ、DXホッポガンナーをガチの艤装へと変化させ、彼のバイラルコアたちとともにチェイスのピンチを救う。それ以来少しずつ深海の力と記憶を取り戻し、チェイスと自分の家である鎮守府を護るため鎮守府の防衛につく。




呉島貴虎


 呉鎮守府提督兼最強のアーマードライダー。ユグドラシルの残党狩など撒いた種をなんとか処理し終わった直後、その実力を認められ海軍にスカウトされ提督となる。ゴタゴタの反省を生かし、色々と苦心しつつも呉鎮守府を海軍でも指折りの実力をもつ鎮守府へと育て上げた。

同じ仮面ライダーであるチェイスの実力を認め、正式に軍属するよう働きかけた。北方棲姫を匿うことを容認したり、やらかした天龍を食事抜きで済ませるなど身内に甘いのは治っていないが、部下には恵まれたようでそれが仇となったことはない。最終決戦では自ら戦線に立ち、現場で指示を出しながら着々と轟沈数を稼いでいるホントに人間かコイツ




戦極 凌馬


 いわずと知れたMr「大体こいつのせい」。メガヘクス事件のとき貴虎にトドメを差されたが、バックアップを残しており懲りずにまた復活。復活後妖精さんの技術に興味を示し、妖精さんボディを作り紛れ込む。そして技術を学ぼうとしたところ工廠長と呼ばれるベテラン妖精さんにシバきゲフンゲフン根性を叩きなおされ、ちょっとだけ性格がマシになった。

以来艦娘を娘のように想う心が芽生え、ブラ鎮の殲滅に乗り出す。貴虎たちと和解後ブラ鎮を壊滅させ、開いた各鎮守府提督の席に仮面ライダーを斡旋する、艦娘のための新技術開発など割と頑張っている。現在「大体こいつのせい」後輩である蛮野と交戦中。



5 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/28(日) 15:41:41.76 ID:HST5EnyS0



天龍


 天龍型1番艦娘。なかなか出撃させてもらえずストレスがたまり、貴虎の命令を無視してチェイスにケンカを売る、貴虎にケンカを売るなど色々荒れていたが、敗北を知り自分の力の程を知る。沢芽市を訪れた際謎のバナry青年に助言をもらい、熟していない果実を託される。

レ級襲撃の際自らの心と仲間を護りたいという思いが爆発、果実をドラゴンフルーツロックシードに成熟させ新たなるアーマードライダー「仮面ライダー龍月」に覚醒する。ライダー達との特訓のかいあってか現在では第一部隊に所属できるほどになった。現在貴虎の供回りとして隣で轟沈数を稼ぎまくっている




愛宕鈴谷龍驤


重巡洋艦娘とまないry軽空母の大中小3人組(身長←重要)。普段はチェイス不在時北方棲姫のお守りなどをしているが、その実呉鎮守府トップ3をはる実力者達。北方棲姫が仮に暴走した際に止める役割を担っている。龍驤の関西弁が若干キツイのは鎮守府のある県が関西圏だから。……たぶん




バイラルコアs

チェイスの武装バイラルコアであるスパイダー、バット、コブラが凌馬の予備ボディ改造品に入った姿。見た目がなんかどっかの蒼いクンカーとかエヘ顔Wピースとか超オールマイティとかに似ているが、全部凌馬の趣味のせい。丁度いい塩梅でにぎやかしてくれるので重宝するキャラ。



港湾棲姫(?)


特徴、金髪、金の角、通常よりも小さい、どっかの天才オニギリババロアスキーみたいな割と盛りすぎな気もする存在。凌馬が解析したものの、凌馬が助走つけて全力さじをブン投げるほどわけがわからない存在。正体は水ポチャしたあと行方不明になっていたライノスーパーバイラルだった。現在ボディが破壊されてしまったためバイラルコアとして北方棲姫のホッポガンナーに装てんされ、北方棲姫の力となっている


6 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/28(日) 15:44:05.57 ID:HST5EnyS0


詩島 剛


 チェイスの親友兼追跡撲滅いずれもマッハなライダー。イッテイーヨした後はアメリカでハーレー博士の助手として深海棲艦と戦いながら彼女達を調査していた。そのとき島風と出会い懐かれる。とりあえず島風をチェイスの就職先に連れて行こうとしたら今度は出会った卯月に懐かれる。

両手にロリぶら下げながらもチェイスを戦闘でもメンタルでも助けた。現在チェイス達と共に最前線でシグナルをスポットライトにしつつ蛮野をバッカンバッカン耕している



島風


 島風型駆逐艦。史上最速の艦娘。ドロップ艦としてその辺をフラフラしていたら深海棲艦に襲われ、やられそうになったところを剛に助けられた。以来剛を師匠として慕い、一緒に鍛えたり戦ったりしている。

ハーレー博士の(魔)改造によってネクストシステム化された艤装を使い、剛たちと共に追いつかせないマッハなスピードで戦場をかき回す。



卯月


 駆逐艦睦月型4番艦。あ^〜心がぴょんぴょんry。島風と同じくドロップ艦としてフラフラしていたら、からかいがいのありそうな剛と遭遇しそのままついてきた。剛をロリコンと呼んだり、剛にイタズラしたりとイタズラのベクトルは主に剛に向かっている。だがレ級遭遇時に一矢報い、さらに生き残るというしれっと快挙も成し遂げている。

現在剛たちと共に未だ未体験のショック(イタズラ)を蛮野たちにブチかましまくっている




呉島光実


 貴虎の弟で同じくアーマードライダーで、兄と同じく色々と整理し終わった後研究機関で深海棲艦について調査していた。沢芽市海岸に現れたツ級をザックと共に撃退、ツ級の中から出てきた艦娘龍田を呉鎮守府に連れてきたが、実は龍田は蛮野が差し向けたスパイだった。

蛮野の洗脳で正気を失い暴れる龍田を撃退し必ず助けると誓い、現在龍田を連れて聖都大学附属病院にいる


龍田


天龍型2番艦娘。蛮野の洗脳と改造を受け沢芽市海岸を単騎で襲撃したが、光実とザックに退けられ正気を取り戻し呉鎮守府へつれて来られる。が、蛮野の意思が心の奥にインストールされており、目的はスパイとして鎮守府にもぐりこむことだった。だが龍田本人の心が命令に抵抗、ロクに成果が出せないと見限られ鎮守府内でひたすら暴れるようにツ級へと強制変身させられ暴れた。

 が、龍玄が彼女を止め、現在心の奥に棲み付く蛮野ウィルスを取り除くため聖都大学附属病院に入院している



7 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/05/28(日) 15:45:42.05 ID:HST5EnyS0
大体この辺りかな、アニキとか3色パンツはまた今度ってことで本当に申し訳ない
8 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/09(金) 22:06:38.10 ID:JoppRrl+0
明日投下します。今までちょこちょこ出てらした方たちとかが出撃するようです。
9 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:24:31.88 ID:TajjnWIp0
トウカ!スルーヨ!
10 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:30:24.96 ID:TajjnWIp0





「へぇ〜え、いいじゃないのこのデカい剣。なぜかスゲーしっくりくる。なんつーか、これ担いで化け物相手に戦って……ウッ、アタマガイタイ」

「メダジャリバーを伊達さん用に改良したものです。従来品と同じようにセルメダルを込めることで瞬間的に凄まじいパワーを発揮できます。あと、コレも。
改良型のバースドライバーです。そのメダジャリバー主軸として戦うこと前提で調整されているので、使える武装はバースバスターとブレストキャノンのみに絞られてます」

「いいねぇ、キライじゃないよ、そういう尖った装備って言うの? 俺は後藤ちゃんみたいに色々使って戦うのは苦手だし」


 鴻上ファウンデーション社長秘書、里中から渡された身長ほどもありそうな巨大な剣を肩に担ぎ、仮面ライダーバース初代装着者伊達は笑った。話は数週間前に遡る







11 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:32:48.03 ID:TajjnWIp0







『やぁッッ!!! 元気そうだね伊達君ッッ!!!』


戦うドクター伊達明の耳朶を激しく打ちつけたのはいつものあの大声である。深海棲艦による攻撃の被災地をまわり、並んでいた最後の怪我人に治療を施し終わった後のこと、見計らったかのように自身の携帯が鳴り響いたのだ。電話に出たと思ったら耳元で全力で銅鑼を鳴らしたような声がしたわけだ



「久しぶり会長、んでもって声のボリューム下げて鼓膜破れる」

『おぉ、それはすまない! なんせ里中君が休暇中でね! いつものテレビ電話が出来なかったんだよ!!』

「おっかしいなぁ、深海棲艦の影響で国内除いて電話ってすごいかけづらい状況になって『それはそうとだねッッ!!!!』 」キーン


『君には新しい仕事をやってもらいたくて電話したのだよ。無論報酬は弾もう!! とりあえずそうだね……(ガシャガシャガシャ チーン!)円。手付金としてコレくらいでどうだね』

「詳しく聞きましょうか」


決して報酬に釣られたわけではない。決してだ










「さぁ〜て……避難状況と敵の位置はどうなってんの? 里中ちゃん」

「避難は9割方終了、敵は1分ほどでコンタクトです。どうやらあちこちに兵隊を仕込んだポッドのようなものをあらかじめ仕込んでいたようですね。感知次第バースのモニターに表示されます」

「オーライ、そんじゃ、久々この3人でやりますか! 後藤ちゃん、里中ちゃん!」

「はい、伊達さん!」







「変身!」ピーン パシッ ギイッギイッ カポン!

「変身!」ピン ギイイッ! カポン!

「(定時まであと数時間……やり仕舞いだから早く終わらないかなぁ)」ジャカコッ




『『『『『『『『『『人類、及び仮面ライダー発見、排除、開始』』』』』』』』』』





12 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:34:43.78 ID:TajjnWIp0
チェイスたちが居る場所とはまた別の海域






「火野提督、全部隊出撃準備完了しました」

「よし、それじゃ俺たちも出撃しようか」


水平線の向こうを見据えながら映司は未だ慣れない出撃命令を出す。抵抗はあったが、彼女達の強さを信じ命令を下す。腰に巻かれたオーズドライバーにはシャチ、ウナギ、タコメダルが装填されている。その両隣を腰にゲネシスドライバーを巻いた妙高と摩耶が固めている。と、摩耶がなにやら言いたげな雰囲気で映司を呼ぶ


「………おう提督」

「なにかな摩耶ちゃん」

「ちゃん付けはよせって。なんつーか、その……」

「?」

13 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:36:41.43 ID:TajjnWIp0

「(頑張って摩耶ちゃん)」クスクス

「……っだー! これからお前のこと、映司って呼ばせてもらうからな!! あと戦いが終わったら間宮おごれよ!」

「へ? あ、あぁうん。構わないけど」

「ッ! と、ともかく、そういうことだからな!!」///////

「えぇ……? なんで急に耳まで赤くなってるの? それにそっぽまで向かなくてもいいじゃない」

「あ、赤くなってねーよ!!」

「(この二人、中学生カップルみたいで可愛いですねぇ。片思いみたいですけど。最初はあれだけ反発してたのに、ねぇ)」クスクス

「ちょっと、私達差し置いてイイ雰囲気にならないでもらえるかしら?」スルッ ダキッ

「ヲ!」スルッ ダキッ



 摩耶との間にヲ級、妙高との間にメズール(ヲ級擬態)が割り込む。映司は両腕をガッチリ二人に絡め取られてしまった。摩耶の表情が目に見えて曇る



14 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:38:20.93 ID:TajjnWIp0



「出たなクラゲにシャウタ」

「弾ける波飛沫! キュアメズール!」

「華麗ニ舞ウ艦載機! キュアヲキュー!」

「「二人は海キュア!」」

「ナニイテンダフジャケルナ!」

「あー……のさ二人とも。これから出撃だから鎮守府に戻ってて欲しいんだけど」

「私達がいないうちにウワキされちゃ困るもの。ね、ヲーちゃん?」

「ヲ!」コクコク

「な、何言ってんだお前ら!! こ、この摩耶さまとえ、映司がそんな……」//////////

「あら、別にアナタのことを言ったわけじゃないけど。というかいつの間に坊やを呼び捨てに? これはもしかして、由々しき事態ってことかしら?」

「ヲ〜……」

「??」



 映司を挟んで会議を始める二人。間の映司は何がなにやらといった感じだ。鈍さは相変わらず治っていないらしい。なぜか映司の脳裏に知り合い全員からため息をつかれるビジョンが浮かんだ


15 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:39:37.76 ID:TajjnWIp0


「もうホラ二人とも。火野提督から離れてください。家を護り、夫の帰りを待つのも妻の役目では?」ボソッ

「「!!!!」」


妙高の言葉に、シャチとクラゲに電流が走る


「そ、そうね……私としたことが、初歩の初歩を失念していたわ…」

「ヲ!」

「そうと決まれば!」

「ヲ!!」


スルリと映司の腕の拘束を解き、今度は映司の手を握る二人


「私達は映司が帰ってくるまでココを護るわ。だから、ネ?」

「ヲ!」


メズールとヲ級がアイコンタクトする。ダイカイガンでもするのかな? と映司が思った瞬間手を下に強く引っ張られる。当然映司はバランスを崩して前傾姿勢になる。と




映司の両頬にマシュマロのような柔らかい感触が触れた。そして小さな小さな水音が耳に入る。


「「絶対に帰って来てね、旦那様♪」」



この言葉を皮切りに映司の周りは一気に騒がしくなった。いや出撃しろよお前ら後リア爆



16 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:42:07.42 ID:TajjnWIp0




「敵、現れたみたいだな」

「…………」


 腰に戦極ドライバーを付けた沢芽市防衛組のザックは城乃内からの通信を隣のペコに伝えた。ペコはといえば緊張した面持ちでマツボックリロックシードを強く握り締めている


「…………」

「……大丈夫か?」

「正直、不安だよ。俺、ザックや戒斗さんみたいに戦えるかな」

「やるしかないさ。大丈夫だ、ここにはたくさんの仲間がいる」

「……うん」


 最前線で戦い続けてきたザックの言葉は、常に戦うものの後ろに居ることしか出来なかったペコの心には響かなかった。彼の心に響く言葉を放てる人物は、もう少し後で参戦することになる。



17 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:45:45.48 ID:TajjnWIp0



「ヤツらが行動を開始したようだ」


黒いスーツの渋い男が回ってきた連絡をその部屋の全員に伝える。と、『二つの玉座』に座っていた片方の男が立ち上がる。座っているほうの男が立ち上がったほうの男を心配そうに見つめる


「……行くの?」

「ああ。俺たちの価値観から見ても、ヤツはこの世に居ていい存在ではない。必ず絶滅させる。お前はこの城を、民を護れ。お前達もだ」

「「「はっ!」」」

「……わかったよ、兄さん。気をつけて」


「貴様ら、誰に向かってモノを言っている?」

「U世」

「……フン」

 どこからか飛んできた血の様に赤いコウモリが吐き捨てるように言葉を放つが、立ち上がった男がコウモリを嗜める。と今度は金色のコウモリが飛んできて赤いコウモリを嗜めた


18 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:47:10.23 ID:TajjnWIp0


「家族として心配してるんだよ。俺も、ワタルも。安心しろって、もし父ちゃんが帰って来なかったら俺が責任を持ってカナコをシンデレラに」

「やかましいこのバカ息子が!! フミカさんをほっとく気か?!」ガン!

「いってぇ!! なにすんだこのアホ親父!! てかキレるポイントそこかよ?!」ゴン!


「「……はぁ」」


 低レベルな親子喧嘩を勃発するコウモリたちを見て二人のキングは嘆息する。



「おい、いつまでもじゃれてないで行くぞU世。侍女(ヴィレッタ)! サガーク!」


ダークキバの継承者、登 大牙が暗がりに向かって呼びかける。と、ベールの向こうから病的なまでに白い肌をした女性がゆらりと現れた。伴って円盤状の生物が女性の横へとついている。女性は優雅な動きで大牙へ近づき、頭をたれて跪く


「オ呼ビデショウカ、キング」

「俺の供回りをしろ。サガークと共に露払いを任せる」

「仰セノママニ、キング」


 優美な動きで女性は立ち上がると、その両頬にはステンドグラスのような模様が浮かんでいた。それに反応しサガークと呼ばれた円盤状の生物が彼女の腰に巻きつく。大牙の手元にはケンカを(強制的に)終わらせたキバットバットU世が掴まれている



19 :シグナルイロハ ◆3.K/vgceb. [ sage saga]:2017/06/10(土) 21:47:41.00 ID:TajjnWIp0



「征くぞ」

「ハイ」



「「変身!」」


ガブリッ! ヘン・シン!



窓を開け放ち、ファンガイアのキングと供回りは深紅の流星となって黄金の狂気を絶滅させに飛翔した





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