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ハリーポッターと機関銃
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11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 13:24:43.58 ID:5UhrV9aX0
魔法使い対現代兵器なら現代兵器の圧勝らしい
ソースは海外のハリポタサイト
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 19:23:31.47 ID:wZaSyXUgo
そらヴォルテモートくらいの使い手じゃないと杖ブンまわさないと魔法でないし……
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:42:27.48 ID:rCg1qJraO
外出先から携帯で書いてるのでID変わってます
>>1
です
コメントついてて嬉しいです
>>10
たぶん読んだことあります
fateとのクロスも面白いですよね
>>11
そのようなサイトがあったとは
ファンタスティックビースト見る限り忘却術やらに対して現代兵器は苦戦しそうです
電子危機は魔法界で確か使えないはずなので化学兵器などは有効そう
>>12
一部の魔法使いが強いだけで数の多さ的にマグルの方が戦ったら勝ちそうですよね
でもゲリラ戦とかやられたら大変そう
コメントありがとうございました
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 00:02:45.39 ID:ptndGMKxo
うわぁ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/30(火) 23:48:51.75 ID:v8lepwtm0
ひとつ訂正が
原作1巻の開始は1991年なので前回の冒頭の1992年の年号は間違っています
1991年8月に訂正です
では
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/30(火) 23:49:40.32 ID:v8lepwtm0
Case01 come into contact with him
魔法学校への交通手段が汽車というのは如何なものなのだろうか
ホグワーツ特急と呼ばれた蒸気機関車のコンパートメント内でやたらと重いトランクの中身を確認しながらエスペランサ・ルックウッドはそんなことを思う
イギリスがまだ科学技術において世界一を誇っていた時代に開発された科学技術を代表とする蒸気機関を科学とは無縁の魔法界が使用しているのは妙に現実的だ
長期保存のためにトランク内に収められた黒光りする物に油を染み込ませ終え、エスペランサは一息つく
魔法界に身を投ずるにあたり魔法界に関する知識は一通り網羅してきたが、今まで自分が居た環境とは全く違う環境に戸惑いを隠せないのもまた事実であった
入学用品を買いにダイアゴン横丁を訪れた際も魔法の世界に驚いたものだ
だが、それ以上に驚いたのはこの世界の平和さである
非魔法族(マグル)の世界では連日、湾岸戦争に関するニュースが報じられているというのにこっちの世界では戦争のセの文字もない
物騒な事件が起きたとしてもせいぜい銀行破りやドラゴンの密売くらいだ
銀行強盗なんてマグルの世界では日常茶飯事だし、密売はもっと多い
「平和だな。こっちは………」
エスペランサは脱力して呟く
イラクのクウェート侵攻をきっかけにはじまった戦争は湾岸戦争(ガルフウォー)と名づけられた
米国を中心とした多国籍軍による「砂漠の盾作戦」によって3日でクウェートは奪還された
巡航ミサイルや戦略爆撃機を使った一方的な戦闘に地上のイラク軍はなす術もない
多国籍軍の戦闘による死亡者はわずか300であったのに対し、イラク軍は8000人以上の死者を出した
そして、兵器の性能差が現代戦闘においていかに重要かを、世界中がメディアを通すことによって知ることとなる
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/30(火) 23:50:21.00 ID:v8lepwtm0
1991年2月にはイラク軍はクウェートから撤退した。
久々に訪れた平和を味わっていたエスペランサたちであったが、敗走したイラク軍の一部生き残りで編成された非公式の武装組織が“あの日”、突如として襲い掛かってきたのだ
目的は略奪ー
非公式の武装組織といえど、充実した武器を持ち、部隊編成もしっかりとされている
平和を謳歌していた一般市民はあっけなく殺されてしまった
湾岸戦争前に傭兵であったエスペランサをはじめとした若干名の人間が立ち向かったが焼け石に水だった
市民もともに戦った仲間も全員蜂の巣に………
そんな中で彼はダンブルドアと出会ったのである
自分の故郷を、生活を奪った理不尽な暴力に復讐するために魔法を学ぶ
それが彼の魔法界に来た理由だった
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/05/30(火) 23:51:04.25 ID:v8lepwtm0
少し感傷的になった時にエスペランサのいるコンパートメントの扉が開いた
???「ここ空いてるかい?」
見れば青白い顔をしたブロンドの髪の少年が立っている
その後ろには、ブロンドのボディガードのようにしてゴリラを人間にしたような少年が二人立っていた
エスペランサ「ああ。いいよ」
ゴリラを二匹入れたらコンパートメントがだいぶ狭くなりそうだったが、とりあえず了承することにした
全員が座ってから自己紹介をはじめる
エスペランサ「俺はエスペランサ・ルックウッド。国籍は英国だけど訳あって中東のほうにいた。特技は銃の分解結合」
???「?? 僕はドラコ・マルフォイ。マルフォイ家と言えば君もわかるだろう?聖28家に記された正当な血統の」
エスペランサ「ああ。こっちじゃ血統を重んじる風潮があるんだったな。オッケー。覚えた。マルフォイだな」
教養がないとやっていけないと思い、彼は英国魔法界の風潮などについて予習をしていた
マルフォイ「こっちがクラッブとゴイルだ」
「「………………」」
(無口なゴリラ1号と2号か。重戦車みたいだ)
マルフォイ「ルックウッド家と聞いてすぐわかったよ。ルックウッド家と言えば由緒正しい血統だ」
エスペランサ「たぶん人違いだ。親についての記憶は曖昧だが、俺は魔法とは縁のないところに居たからな。まあ、実際のところマグル出身か魔法族出身かも不明だ」
エスペランサ(こいつ、俺がマグル出身かもしれない可能性を提示したとたんに侮蔑したような表情をしやがった。しかし、このブロンドの目から感情を読み取ることは出来ない。心を閉ざしているのか?)
彼は長い間特殊な環境に身を置いていたため目からその人間の感情を読み取るのが得意となっていた
ダンブルドア曰く開心術というらしい
目から読み取れる感情の変化から敵兵の動きを予測し、生き抜いてきた過去もある
マルフォイ「君もホグワーツに入校するのなら家柄と血統については知っておくべきだ。もっとも、マグル出身は入校するべきではないと思うがね。マグル出身の入学を許すダンブルドアには父上も閉口しているよ」
エスペランサ「父上?」
マルフォイ「ああ。僕の父上はホグワーツの理事長をしていてね。魔法省でも発言権を持っている。あのコーネリウス・ファッジでさえ………」
それから十数分間、エスペランサはマルフォイ少年の自慢話に行き合わされる羽目になった
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/05/30(火) 23:51:56.97 ID:v8lepwtm0
エスペランサ(さっきから父親の自慢とクィディッチとやらの話ばかりだ。だが、このマルフォイという奴は父親の自慢話はしても自分の自慢話はあまりしないように見える)
マルフォイ「それで純血が………」
エスペランサ「純血……ねえ」
マルフォイ「なんだ?」
エスペランサ「さっきから血の話ばっかしてるからさ。思い出したんだよ。俺も数多くの血を見てきた」
マルフォイ「???」
エスペランサ「敵も味方も、血を噴出して死んでいくんだ。それで、それでな。どいつもこいつも同じ色をしてやがる。肌の色に関係なく………血は赤かった。あんたは血統について誇りに思っているようだが、血統なんてものは下らない考えだよ」
エスペランサの言葉をマルフォイがどこまで理解したかはわからない
しかし、彼の話は11歳の少年を恐怖させるには十分だったようだ
「ハリーポッターを探しに行く」と一言残してマルフォイと2人の重戦車はコンパートメントから逃げるように去っていった
エスペランサ「ハリーポッター?」
ハリーポッターという名前には聞き覚えがあった
ダイアゴン横丁でも、キングスクロス駅でも嫌というほど耳にした名前だ
それに、魔法界入りする前に教養として身に着けた知識の中にも彼の名前は確かにあった
エスペランサ「確か………闇の魔法使いをぶっ潰したんだっけか?」
今の魔法界の平穏を作り出した人間
それがハリーポッターであるようだ
近代魔法史という書籍にそのようなことが書いてあったと記憶する
エスペランサ(ハリーポッターか。少し興味がある。会いに行ってみるか)
そう言って彼はコンパートメントを後にした
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/05/30(火) 23:52:31.26 ID:v8lepwtm0
<ハリー視点>
ハリーポッターにとってドラコマルフォイとの2回目の出会いは大変不快なものであった
それは初めてで来た友人であるロンウィーズリーをマルフォイに侮辱されたことが原因であった
マルフォイと2人の重戦車が去った後に訪れた新たな訪問者への対応がぶっきらぼうになったのは、その不快さが残っていたからに他ならない
エスペランサ「えーと。そっちの黒髪がハリーポッターであってるかな?」
ハリー「うんそうだよ。君も僕に家柄を教えに来たの?」
エスペランサ「ああ?あーあいつが先に来てたんだったな。いや、俺はそんな下らない事を教えに来たんじゃない。有名人に会いたいっていう野次馬根性だよ」
ハリー「えっと………」
エスペランサ「俺はエスペランサ・ルックウッド」
ハリー「僕はハリーポッター。こっちが」
ロン「ロンウィーズリー。よろしく」
そういってハリーはエスペランサと言う少年に握手を求める
彼の印象は『大人』であった
身長や見た目は子供である
しかし、話し方も雰囲気も11歳とは思えないものだ
そして、どこか哀しそうな眼をしていた
エスペランサ「俺もポッターと一緒で魔法界ははじめてなんだ。色々知らないことがあるから大変でさ」
そう言って彼はロンの横に座る
先ほどのドラコマルフォイと違って親しみやすい性格をしている
だがどこかその性格が偽物のように思えてしまうハリーであった
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga ]:2017/05/30(火) 23:53:48.27 ID:v8lepwtm0
今日はここまで
賢者の石の段階ではあまり兵器出せそうにない………
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