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VAVA「誰かの好きに動いてやるつもりはない……ないよな?【艦これ×VAKAX】
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630 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 16:51:57.14 ID:G9NrAYTs0
音楽室
ガチャ……ギィー…バタン
「あ、やっときた。また会えたね」
VAVA「目的は何だ」
「ふんふんふーん!」ポロロロン♪
ドゥンッ!
VAVA「答えろ、次は当てる」
「当たるかなぁ」
ドゥンッ!
「おっと!」パシンッ!
VAVA「…」シュ〜……
「残念〜!」
VAVA「……貴様、俺に何をした?」
「見えてるもの、聴こえるもの、どれも真実だと思う?」
VAVA「…」
マヤ「うふふ!私、マヤ。霧の重巡マヤ。タカオとは友達だよ」ぴょん!
631 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 16:53:30.25 ID:G9NrAYTs0
シュタッ!
マヤ「目的は〜あなたの命!」
VAVA「面白い」
マヤ「ごめんね。あなたには死んでもらわなきゃいけないの」ピッ…
ERROR……
VAVA「!?」
VAVA『こいつ、今…!』
マヤ「症状は激しい頭痛、虚脱感、吐き気。そんなところかな」
VAVA「何を……し、た」
マヤ「ちょっとだけ、あなたの心に触ってみたの。エラーが起こるのは当たり前。だってあなた……」
VAVA「ぐっ…」フラフラ…
マヤ「すでに壊れてるんだもの」
タッ…ヒュンッ……スルン…!
632 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 16:56:33.71 ID:G9NrAYTs0
VAVA「きさ、ま…!」
マヤ「ビームサーバーって言うんでしょ?借りるね。えーい」
シャキィ……ヴーン……
VAVA「がっ!?」ズシャ…!
マヤ「カーニバルだよッ!」
ズババババババッ!!
VAVA「ぐぉ…!?うぬっ……」ズルズル…
ズパッ!
マヤ「ダメダメ……目的はあなた一人だけなんだから。他の子を巻き込みたくないでしょう?音楽室だから防音は大丈夫だね」スッ…
ドズ……ズズズ……!
VAVA「うぉああああああああああああああ!!」
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/08(土) 16:57:52.25 ID:fT+6xaiFO
いきなりやばいな
634 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 17:00:00.70 ID:G9NrAYTs0
マヤ「あなたの事は全部わかるよ。体の中も、心の中も。ビームサーバーを何処に隠してるか、とか。不意打ちにとても弱い所とかもね」
VAVA「……こ」
マヤ「なぁに?」
VAVA「殺すッ!」ゴォッ!
マヤ「すごーい!まだ動けるんだ」チャキ!
ズガァッ!
VAVA「かはっ……」
ドサッ……!
マヤ「ほんとに頑丈だね。もうとどめを刺したいけど」チャッ…
ピキッ……バキィイイイイイ!!
635 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 17:15:41.48 ID:G9NrAYTs0
装甲「VAVAさぁあああん!」フルアーマータックル!
マヤ「う゛ぇっ!?」メキッ…!
べインッ……ビタァン!!
VAVA「…」バチバチ…
装甲「貴様ァ……よくも、よくも、よくも……!!」
マヤ「誰…?艦娘のデータは全て網羅してる筈なのに……けほっ!けほっ!……それに、このパワー…?」プルプル…
装甲「フンッ!」甲板ランス
マヤ「槍!?」
装甲「死にさらせ!」
スカッ!
マヤ「遅いよっ!この!!」ブゥン!
装甲「なんのぉぉぉ!」手甲受け
バチチチチチチチチ!パァン!!
マヤ「弾かれた……!?ビームサーバーはどんな守りでも貫通するんじゃ…」
装甲「護る…!」ギラ…
マヤ「わわっ!?」
装甲「もらった!!」
636 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/08(土) 17:17:23.51 ID:G9NrAYTs0
ドズンッ……!
マヤ「あうッ……!」
装甲「このまま、エンジンを粉砕してやる!!」グググ…!
マヤ「やだ…やだ……痛い……もう、怒った!」コォ…!
装甲『殺気…!』
マヤ「超重力砲、エンゲージ!発射!」カッ…!
ズドォオオオオオオオン!!
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/08(土) 22:16:24.09 ID:BaSndWCZ0
装甲ー!
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 02:57:39.38 ID:mkiWGfk60
元からあったっぽい電子頭脳の欠陥部分をつつかれたのかな
自分本位だった装甲が他の人を守るために戦うのは熱い
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 10:58:30.14 ID:yLLhcTMM0
戦えないで嬲られる今の状況は VAVAにとって屈辱だろうな。
640 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 13:00:21.42 ID:nCaPkN4GO
やっぱり腐っても姫クラスやね
641 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/10(月) 09:49:24.68 ID:NkymGneh0
管制室
「砲台の砲手妖精に伝えろ!もっとよく狙って撃て!」
「扶桑さんに5発も当たってるぞ!」
「戦艦扶桑、誤射により退避します!戦力20%低下!」
「次の出撃要請だ!格納庫に連絡急げよ!!」
ドガァアアアアアアアアアン!!!
「「うわぁああああああ!!??」」
「くっ……どこからだ!被害状況は!?」
「鎮守府内部からです!被害甚大!西館の……音楽室です!火が上がっています!」
「なんだと……!?白兵だ!総員、白兵戦に備えろ!!火力支援艦娘は西館に向かわせろ!」
「了解!こちら管制室!!聞こえますか!」
642 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/10(月) 10:31:09.37 ID:NkymGneh0
音楽室
マヤ「ハァ…ハァ……」
シューーー…
装甲「う……ぅ…」グラッ…
VAVA「そ…うこう…バカ…が」ガクッ…
装甲「私が避けたら、後ろのVAVAさんに当たるから……」フラフラ…
VAVA「…」
マヤ「……任務は、果たす」ヴーン!
装甲「来い…!」
マヤ「うっ……」ズキッ…
装甲「…?」
マヤ『いけない……身体を保てなくなってきた……皆に、分け与え過ぎたのかな…』
キリシマ『マヤ!どうした!反応が弱まっているぞ!?』
ハルナ『無茶はするな。VAVAの大破はこちらでも確認した。それ以上の攻撃は不要だ。じきに事切れる』
キリシマ『これで戦艦水鬼も満足だろう。引き上げるぞ!』
マヤ「……やっと戦いから抜け出せるね。おやすみ、VAVA」ヒュンッ……!
装甲「逃げた……アーマーイジェクト。VAVAさん、しっかり!!VAVAさん!」ピシュン…
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 16:31:47.75 ID:J6uzWBtZ0
超重力砲防ぎきるとか耐久全振りっすねこの姫
644 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 19:15:03.53 ID:bCDhxSqXO
装甲の名は伊達ではないな
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 19:18:07.63 ID:Z0Hg8SPIO
提督も大破するんだな…
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 19:49:42.67 ID:3/lPfs6io
トゲに当たったら一発轟沈だぜ
647 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/12(水) 17:30:45.91 ID:NrKypadD0
霧の拠点
コンゴウ「そうか、タカオめ……こうなっては、我々の手で始末せねばな。ご苦労だった。帰投しろ」
コンゴウ『こうも容易く落ちるとはな。尤も、相手がマヤではVAVAとやらも手も足もでまい』
コンゴウ「…」
コンゴウ『所詮、タカオはこの世界に毒されただけのこと。しかし、イ401はそうではない』
コンゴウ「キリシマ、ハルナの報告では、戦場にイ401の姿は無かった……むっ」
コンゴウ「……そうだ。人間一人の命すら後生大事に扱う奴が、同盟者をみすみす死なせる訳がない」
コンゴウ「…」
コンゴウ「まさか」
タタッ……!
コンゴウ「ナガラ型、深海棲艦より借り受けた対潜装備を持って、私に続け」
648 :
◆9A08jC1.oE
[saga]:2018/12/12(水) 17:32:47.28 ID:NrKypadD0
霧の拠点(格納庫)
チャプ…
イク「…」キョロキョロ…
イク『クリアーなのね』ハンドサイン
イムヤ「…」グッ…
ハチ「…」ピッ…
まるゆ「はい…!」
ゴーヤ「……!?」しーっ!
まるゆ「!」コクコク!
イオナ『作戦かいし』ビシッ…
RA妖精『みんなーがんばって!外で待ってるねー』コソッ…
649 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2018/12/12(水) 17:42:56.84 ID:NrKypadD0
イムヤ『任務その一……敵基地の構造調査』
ゴーヤ『任務そのニ……イオナ爆弾を要所に仕掛ける』
ハチ『任務その三……大戦艦コンゴウの暗殺』
イク『なのね』
まるゆ「…」コクコク
イオナ『二手に別れよう』
『『了解』』
650 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/12(水) 19:56:14.48 ID:mtpv8Ehso
おつ
VAVAの改…つまりmk2フラグとみてるが皆はどう?
651 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/12(水) 22:56:17.93 ID:cAH4DrHM0
修理出来て戦えるようになってもこのままじゃマヤには勝てないし何らかの手段でmk2にはなりそう。
652 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/02(水) 15:23:49.77 ID:M0zWOcRm0
忙しいのかな
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/19(土) 18:23:32.77 ID:pRdekO8iO
そろそろ来ませんかね
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/31(木) 19:06:25.69 ID:i2DGUlNsO
生存報告だけでも…
655 :
◆1oKmZSIAF.
[sage saga]:2019/02/02(土) 01:18:38.07 ID:yaCMROaj0
ご心配をおかけして大変申し訳ございません。
1月より休み無しで仕事が続いており、更新する時間を作れませんでした。
合間を見つけては順次更新の準備を進めておりますので、気が向いたときににでも覗いてやって頂ければ幸いです。
656 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/02(土) 02:05:23.69 ID:YGPOgBN6O
なかなかハードな生活送っとるんやな…
ゆっくりでもええんやで
657 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/02(土) 03:12:58.26 ID:iSb8yUDS0
乙です
それはそれで長く楽しめるからな
待ってるよ
658 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/02/12(火) 16:14:32.59 ID:Bl9i+InC0
霧の拠点(天井裏)
ハチ『ふむ……深海棲艦の基地を流用してるのね。この部屋は恐らく休憩室か何か……』
ゴーヤ『ハチ、深海棲艦でち!』
イムヤ『大丈夫、やり過ごしましょう』
イク『なのね!』
「ヤッテランネェヨ!」
「マッタクダ。コキ使イヤガッテ。霧ダカ ナンダカ 知ラネーガエバッチャッテサ!」
「イラツクー!コンナ時ハ 一服ダ 一服」シュボッ!
「アーウマイ」
プカプカ……
イムヤ『ぐぬぬ…!』
ゴーヤ『これはきついでち』
イク『タバコ臭いのね〜!』
ハチ『我慢…我慢……ここは喫煙室…と』カキカキ…
659 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/02/12(火) 16:43:04.18 ID:Bl9i+InC0
霧の拠点(格納庫)
ズルズル……ズルズル……↓
まるゆ「離さないでくださいね…」コソッ…
イオナ「大丈夫。私の腕力ならまるゆ程度の重さなら何時間でも支えられるから」
まるゆ「よいしょ……」ペタ…
イオナ「あともう少し仕掛けていきたい。次いこ」
まるゆ「はーい。すみません、ロープ引き上げてくださーい…」
イオナ「うい」グイグイ…
まるゆ「ふぅ…怖かったぁ。高いところ苦手なんです」
イオナ「えらいえらい。ん……?」
まるゆ「?……イオナさん、この大きな鏡のようなものは何でしょうか?」
イオナ「……私も初めて見る」
まるゆ「どうして鏡を兵器と一緒に保管してるんでしょうね?」
イオナ「これも兵器だから。とか」
まるゆ「うーん、だとしたら何に使うんでしょうか」
660 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/02/12(火) 16:45:21.10 ID:Bl9i+InC0
カッ…!
イオナ「…!」
まるゆ「わっ…電気が!」
コツコツ……
コンゴウ「…」
イオナ『コンゴウ……!と、ナガラ級が5隻』
まるゆ『はわわ……バレちゃったのかな…』
コンゴウ「……居るのはわかっているぞ。出てこい、イ401」
イオナ「まるゆ……私が囮になる。先に鎮守府へ帰ってて」
まるゆ「え…!?でも、イオナさんは……」
イオナ「戦闘が始まれば、あなたは足手まといになる。逃げて」
まるゆ「……わかりました。ご無事で……!」
イオナ「ん…」
サッ……!
イオナ「コンゴウ、相変わらず懲りない奴」
コンゴウ「そこか…………ふん、それは私の台詞だ。しつこい奴め、まさか異世界まで追いかけてくるとはな」
イオナ「何度でも邪魔してみせる」
コンゴウ「そうか、そこを動くな。クズ鉄にして深海棲艦に格安で売り払ってやる」
イオナ「スクラップになるのは、あなたの方」
コンゴウ「ナガラ級、出入り口を塞げ。イ401は私がやる」
イオナ「カモン」
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/12(火) 19:33:24.35 ID:cjqYmxE9O
キター
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/13(水) 12:32:24.36 ID:vTC3PrgwO
出入り口を塞がれたがまるゆはちゃんと逃げれるだろうか
663 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/02/13(水) 12:45:42.68 ID:w20DsOkm0
数分後…
コンゴウ「…」
イオナ「コンゴウ、手抜いてる?」
コンゴウ「ふん」バシュッ!
イオナ「クラインフィールド」パシン…
コンゴウ「…」
イオナ「わかった。その体にまだ慣れてないんだ」
コンゴウ「ほう?だとしたらどうする。接近戦で一気にケリをつけるか?」
イオナ「…」ジー…
コンゴウ「…」ジー…
イオナ『とは言え、近づくのは流石に怖い』
コンゴウ『奴ならナガラ級を突破してでも強引に逃走を謀ると思ったが……何故逃げん』
イオナ『あんまり激しい攻撃をしてこない。借り物の基地だからか、破壊することを躊躇っている……?』
コンゴウ『あの装置さえなければ……この格納庫ごと葬ってやるものを。運の良い……』
イオナ『なんとか、こっちに誘導してまるゆが仕掛けた爆弾で仕留められないかな…』
コンゴウ『幸い、奴は私が不調だと疑っている……一芝居うつか』
イオナ『牽制のビームか何か、食らった振りをして油断させ、爆弾に近づかせる……できるかも』
イオナ「…」
コンゴウ「…」
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 23:16:28.49 ID:a1txlcysO
ほ
665 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 18:39:29.86 ID:HhVeF3NHO
そろそろ来ないか
666 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/04/12(金) 05:42:12.45 ID:rSj2+Vf20
海上
ハルナ「損傷軽微…戦果も申し分ない」
キリシマ「一足先に帰還したそうだが、マヤが心配だ」
ハルナ「しかし、仲間を心配してばかりもいられない」
キリシマ「あぁ、あとは深海遺跡を調査し、ZEROとやらを見つければいいんだろう」
ハルナ「……極秘コードだ。口に出すな」
キリシマ「別にかまわんだろう。私達とてそれが何なのか、何をもたらしてくれるかもわからんのだ。他の者にもわかるまい。コンゴウは何か知っているらしいがな」
ハルナ「…」
キリシマ「さて、この体にもようやく慣れてきた。とばすか」
ハルナ「うむ……」
667 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/04/12(金) 05:43:23.52 ID:rSj2+Vf20
霧の拠点(通路)
まるゆ「はぁ!はぁ!ひっ……」パッ……
敵ガ 侵入シタゾー!デアエ デアエーー!!
まるゆ「……ぷはぁ!見つかるかと思ったぁ」
タタッ…
まるゆ「出口は…えっと、あっちだ!」
668 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/04/12(金) 05:45:33.54 ID:rSj2+Vf20
まるゆ「外へ出た!やった…!」
キリシマ「…」
ハルナ「…」
まるゆ「あ」
キリシマ「あ?」
ハルナ「…」
まるゆ「あ……あ、あぁ…」ガタガタ…
669 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/04/12(金) 06:06:30.43 ID:rSj2+Vf20
まるゆ「に、逃げ…」チャプ…
ガシ!
キリシマ「…」
まるゆ『潜水……間に合わない!捕まっちゃった!?』
まるゆ「あ、あの…」
まるゆ『どうしよう……きっと、この二人が敵の大幹部……こ、ころされちゃう…』
キリシマ「おい、大丈夫か?沈みそうだぞ」
まるゆ「え……?」
ハルナ「ふしぎな形をしている…これはなんだ……?」
キリシマ「この姿を見る限り、艦娘に似ているが、まさか人間ではないだろう」
ハルナ「わからない……どんな些細な脅威であれ、データベースには登録してあるはずなのだが……」
キリシマ「私もだ。片端から検索をかけたが、どの分類にも該当しない」
ハルナ「スキャン……駄目だ。弱すぎてスキャンできない。つまり兵器ではないようだ」パシン…
まるゆ「兵器じゃない!?」
670 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/04/12(金) 10:05:28.55 ID:rSj2+Vf20
キリシマ「ならば、民間船だな」
まるゆ「民間船!?」
ハルナ「民間船……?」
キリシマ「見ろ、おなかに(ゆ)と書いてある。これは郵便の(ゆ)だ」
ハルナ「……人間の物流システムの一部か」
キリシマ「そうだろう。私は人間の文化に詳しいんだ。間違いない」
ハルナ「だが…何故こんなところに」
キリシマ「迷ってしまったのだろう。ここは危険だ。陸まで送ってやる」
ハルナ「まぁ…問題ない。行ってくるといい」
キリシマ「さぁ、来い」
まるゆ「…はい」
まるゆ『ものすごく釈然としないけど……背に腹はかえられないです…』
671 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/12(金) 18:38:48.49 ID:Vr68W54RO
キター
まるゆ…不憫な子よ
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/04/12(金) 21:41:23.06 ID:7eyQbj840
待ってたーーー。
673 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/13(土) 02:11:40.29 ID:SlrvATbL0
待ってた
一時はどうなるかと思ったがまるゆが無事でよかった
しかし一般艦娘とキリの艦隊じゃそんなレベルで差があるのか
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/14(火) 00:23:05.33 ID:AWhMiJ3Y0
待ってる
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/06(木) 02:02:55.74 ID:C/jxyl1T0
霧の拠点(内部)
グラグラ……
イムヤ「暗殺……失敗したのかしら。戦闘音だわ」
ハチ「この震動は……イオナさんが魚雷を使っている?」
イク「助けに行くのね…!」
ゴーヤ「待つでち。イオナとまるゆ、二人とも通信が繋がらないでち……」
イムヤ「やられたとは思わないけど……イク、待ちなさい。まだ爆弾のセットが終わってないのよ」
イク「イオナがやられちゃったら、今回の戦いは負けも同然なのね!」
イムヤ「ここで少しでも妨害しておけば、後の戦闘が有利になるかも知れないんだから。冷静になって」
イク「……わかったの。じゃ、とっとと爆弾しかけてイオナを助けなきゃ!」
イムヤ「そうね。ハチ、ゴーヤ。次の爆弾の準備は?」
ゴーヤ「オーライでち」
ハチ「次は、食料庫を爆破しましょう」
ゴーヤ「兵糧攻めでち!」
676 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/06(木) 19:14:19.77 ID:Y9fuczN4O
来た来た来ましたよ(歓喜)
677 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/06(木) 20:29:07.70 ID:2gpiOUNGO
兵糧攻めとはなんとクレバー
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/10(水) 21:12:28.72 ID:JF7S0qfVO
hosyu
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/23(火) 02:12:08.91 ID:uMaiWYM9O
スマホゲーで新作が出るらしい
公開されたイメージイラストにイレハンデザインのVAVAもいた
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/03(土) 02:21:58.58 ID:rcmyu0et0
一気読みしたけどやっぱり面白い
戦うために生まれたVAVAが戦わなくてもいいんだと言われたり
かつて自分のためだけに暴れまわってたのが報いてやりたいと言えるようになれたり涙ちょちょぎれそうだ
このVAVAのいく末を見てみたいからゆっくりでいいから書いてくれたらいいな
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/14(水) 00:18:14.47 ID:p5q4lMGr0
>>1
です。
ご心配おかけしました。
最近また仕事に余裕ができてきたので、書き進める事が出来ました。
近々更新する予定です。
682 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/14(水) 00:36:46.71 ID:LHWD7g+yO
とんでもねぇ待ってたんだ
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/30(金) 10:46:26.21 ID:Zd5QeawKO
保守
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/21(土) 11:47:13.00 ID:wxJ4Q4vj0
保守
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/30(月) 10:23:58.39 ID:rVyu7iFUO
保守
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/16(水) 01:47:15.36 ID:w+V1oPj5O
そろそろ続き来てくれよ〜頼むよ〜
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/16(水) 10:38:22.55 ID:Fsbp/b5UO
まだまだ待っているぞ。
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/16(水) 15:47:28.50 ID:lFEEJGZCO
いつまでも待つわ
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/21(月) 21:27:58.98 ID:rYxNjyYC0
待ってる
690 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/26(土) 01:16:04.75 ID:yzkIl0W30
しばらくして……
イムヤ「点火」
カッ……!ヂュドーーーン!!
ハチ「これで敵戦力の減退にはなったはず」
ゴーヤ「敵兵もかなり混乱してるでち!」
イク「よぉし!あっちもまだ戦闘中みたいだし、イオナを助けにいくの!」
ピリリリリ!!ピッ……
イムヤ「待って、イオナからの通信よ」
イオナ(暗殺失敗。現在コンゴウと交戦中。ちょっとやばい。撤退しよう)
イムヤ「撤退ね……了解。そっちも無理しないでね!援護はいる?」
イオナ(大丈夫。何とか独力で逃げ切る。合流地点はBで)
イムヤ「わかったわ!こっちも逃げ切って見せる」
ゴーヤ「とっととずらかるでち!」
691 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/26(土) 01:20:15.27 ID:yzkIl0W30
霧の拠点(格納庫)
イオナ「勝負がつかない。もうやめない?……撤回する。無駄な質問だった」
コンゴウ「理解が早くて助かるよ。それにしても、格闘能力が向上しているな……ビーム、実弾ともに回避率も良い。改造でも受けたか?」
イオナ「良い相棒ができたから」
コンゴウ「それはよかった……これは、避けられるか」ピシュン!
ピシンッ!
イオナ「回避……む!……ん!?」ズキッ…!
イオナ『どこからの攻撃……?ビームで狙撃された……??右肘から先が喪失、腹部貫通。ダメージかなり大きい……めっっっちゃ痛い』
コンゴウ「とどめだ」
バゴォン!!
コンゴウ「何……!?」
イオナ「お……!ラッキー」
RA妖精「パワーなら負けないもんっ!」ツイストパンチ!
ナガラ級「「!?」」撃沈
RA妖精「乗って早く!あの黒いのには勝てません!!逃げましょう!!!」
イオナ「がってん」ガシッ……ひょいっ!
ウィイイイン!シュボーーーッ!!
コンゴウ「ナガラ級を一撃で撃破だと……イ401、また逃げるか?私から」
イオナ「何度も逃げるし何度も歯向かう。勝負は預けた。返さなくてもいいけど」
RA妖精「フルスロットル!」
ギューーーーン!!
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 01:25:27.76 ID:nx87QUZsO
キタキター
693 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/26(土) 01:35:45.29 ID:yzkIl0W30
集合地点
ゴーヤ「遅いでち……」
ハチ「私達は以外にも早く脱出できましたからね」
ゴーヤ「なんだか深海棲艦たちもやる気なかったみたいでち」
イムヤ「あっ!ライドアーマーだわ!」
イク「イオナも一緒なの!支援要請した甲斐があったの!!妖精さんナイスなのー!!」
RA妖精「つかれた〜」
イオナ「ふぅ……おつかれ。ほんと助かった。死ぬかと思った」
ゴーヤ「ぎゃあああ!?イオナ!て、手はどうしたでち……!?」
イオナ「溶断されて落っことしてきた。おなかにも穴が空いてる。修理が必要」
ハチ「それ、痛くはないん…」
イオナ「クッソ痛い……」食い気味
イオナ「し、司令部、こちら伊168。作戦失敗、現在敵海域に潜伏中。周囲に敵影無し。イオナが敵の攻撃を受け中破。至急、援護を求む……なんですって!司令官が!?」
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/26(土) 02:13:05.92 ID:yfHT/aeL0
更新ダァ!
そういえば提督は大破してたんだった
乗り込んだ艦娘たちは一応みんな無事でよかった
695 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/26(土) 02:17:28.92 ID:yzkIl0W30
医務室
どよどよどよ……!
大淀「みんな落ち着いて!!今は各自、自室に……!!」
明石「面会謝絶よ!工作艦として、今は許可できない!!」
ドンッ!シュ〜……
シーン……
天龍「聞こえなかったか?全員部屋に戻れ。あいつの性格を考えろ。あいつにとって、俺らに情けねえ姿を見られるのが一番苦しい事のはずだ。そうだろう」
ゾロゾロ……
天龍「さぁ行った行った!」
五月雨「私達……気づけなかった。敵も暗殺を考えていたなんて……」
吹雪「五月雨ちゃん……仕方ないよ」
漣「ご主人さま以外には手をつけなかったってことは、狙いは最初からご主人さまオンリーだったってわけ……」
電「とても……くやしいのです」
五月雨「もし、私が敵の侵入に気づけていたら、提督は敵の奇襲を回避できたかも知れない……」
叢雲「…」
696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/27(日) 01:02:12.82 ID:k1xorCHG0
提督は面会謝絶か
頑張った装甲ちゃんはどうなったかな
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/27(日) 23:14:28.47 ID:9izyFtU40
待ってた。VAVAはどうやって復活するんだろうか
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/27(日) 23:47:18.98 ID:n3qR+42MO
ここでmkー2っしょ
699 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/28(月) 18:32:26.46 ID:ALiEGihT0
医務室
装甲「VAVAさんは……?」
大淀「まだ駄目です……」
明石「装甲さん、あなたの火傷もかなり酷いんです。今は自分の事を一番に考えて下さい」
装甲「…すみません」
大淀「以前も10日ほど意識を失った事があったけど……」
明石「提督の鎧は、治癒能力を高める効果があるんだって……残念だけど、私では提督の鎧を脱がすことも、直す事もできない……今できるのは、鎧にエネルギーを送り続ける事だけ」
ドアバァン!
タカオ「提督!」
明石「面会謝絶だって言ってんのに…」
タカオ「私がハルナとキリシマに気を取られていた隙に……あぁもう!」
ツカツカ……
イオナ「状況は悪い。おーよど、話がある」
大淀「なんでしょう……?」
700 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/28(月) 18:36:08.41 ID:ALiEGihT0
undefined
701 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/28(月) 18:37:26.82 ID:ALiEGihT0
タカオ「私のせいで提督が……」
イオナ「タカオは頑張った。タカオが前線を支えていなければ艦娘達はハルナとキリシマに焼かれていた」
タカオ「…」
イオナ「提督ならきっと大丈夫。今は次の作戦を考える」
タカオ「そうね。この借りを返さなくちゃ」
イオナ「うん。それで報告、敵はとんでもない新兵器を用意していた」
明石「新兵器?」
イオナ「これ。私の見たものを写真にしてきた」ピラ…
大淀「これは……?」
明石「どれが新兵器なんですか?」
タカオ「?……これ、鏡のような……」
イオナ「そう、鏡。これは超重力砲を反射できる鏡だと断定する」
タカオ「っ……不可能だわ!?」
イオナ「ちゃんと調べた。私は背後から低出力の重力砲で撃ち抜かれていた。コンゴウは反射を利用して私を撃退した」
タカオ「しかし、あまりにも非現実的よ……」
イオナ「深海棲艦の技術か……それ以上のオーバーテクノロジーだとしか考えられない」
702 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/28(月) 18:47:36.64 ID:ALiEGihT0
タカオ「……あなたは超重力砲を装備していないし、コンゴウは仲間の中から裏切り者が出ることを恐れていた?」
イオナ「違う。これは防御には使われない」
明石「あの、まさかとは思うんですけど……」
イオナ「察しがいい。これは攻撃用。恐らくは宇宙に打ち上げて、超重力砲の射程を延長する為の兵器。たぶん射程は地球半分くらい」
タカオ「宇宙……」
大淀「宇宙から…!?馬鹿げています!」
イオナ「コンゴウは馬鹿真面目。規格外の事を真顔でやるサイコ戦艦。私の推測は正しい」
タカオ「あなたはテストに付き合わされたってわけね」
イオナ「予想外だった。でも、私はまだまだ戦える」
タカオ「そう言えば腕も生えてるわね」
イオナ「ナノマテリアルを蓄えといて良かった」
703 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/28(月) 18:49:49.69 ID:ALiEGihT0
タカオ『ねぇ、ナノマテリアルは提督の修理に使えないの……?』
イオナ『出来なくは無い……ただ、本人の意識の無い状態で身体をいじるのはよくない』
タカオ『でも、このまま意識が戻る保証もないでしょう。今すぐリペアするべきよ』
イオナ『私達が余計な手を加えたら、提督が提督では無くなってしまうかも知れない。だから、それはできない』
タカオ『どういうこと?』
イオナ『……後でデータをわたす』
イオナ「とにかく、これを打ち上げられたら勝ち目がない。打ち上げを必ず阻止しなくては」
大淀「……わかりました。戦力を結集する必要がありますね」
明石「私はここを離れられないから、夕張さんと瑞鳳さんに装備の最終点検頼んどく」
大淀「ありがとう。私、みんなにこの事を伝えてくる」
VAVA「…」
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/28(月) 18:56:34.81 ID:9iqimxezO
意識はあるのかな…?
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/28(月) 23:41:15.01 ID:0iQFIY+B0
更新が染み入る…
前回倒れた時も鎧にエネルギーを送ってた感じか
やっぱり防御力が低くて不意打ちに弱いのが弱点だな提督
706 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/10/29(火) 02:16:31.12 ID:+TWfdxip0
霧の拠点
ズンズン……
戦水『ナンテ仕事ノデキル ヤツラ ナンダ。コンナニ 早ク 仇ヲ 討ッテ クレルナンテ。ナニヤラ 散ラカッテル ヨウダガ、オオメニ 見ヨウ』
ヒュー……ドガアアアアアアン!!!!
戦水「花火カ?随分盛大ダナ……ナルホド 歓迎ノ印カ、殊勝ナ ヤツラ ダ!」
コンゴウ『爆弾処理完了。ただ捨てるのは勿体無いからな……各位、失礼の無いように』
コンゴウ「これは戦艦水鬼様、お待ちしておりました」
戦水「クルシュウナイ。提督討伐 実ニ御苦労ダッタ。褒メテ遣ワスゾ」
コンゴウ「はっ!恐れ入ります。こちらが作戦の報告書です」
戦水「ウム、愛イ ヤツラ メ。私ハ 気分ガ良イ。マタ欲シイ 物ヲ 言ッテミロ」
キリシマ「勿体無きお言葉」ペコ
ハルナ「恐悦至極」ペコリン
コンゴウ「はい。今回の作戦における武勲艦、マヤは提督との戦いで負傷しました。その修理に注力したく、新たに資材の供与をお願い申し上げます」
戦水「ナント……無事ナノカ、ソノ マヤ ハ」
コンゴウ「幸い、大事には至っておりません」
戦水「ソウカ……スマナイ、私ノ為ニ。直グ手配シヨウ。3日以内ニ各資材500万程届ケサセヨウ」
コンゴウ「ありがとうございます。宜しければ、この後お茶でも如何でしょうか」
戦水「ソウシタイ ノハ 山々 ダガ、今私ハ 内緒デ ココニ 来テイルノダ。トンボガエリ シナクテハナラン」
コンゴウ「左様で……またいつでもおいで下さい。歓迎致します」
戦水「良キ 報告ヲ 聞ケテ 何ヨリダッタ。見舞イニハ 色ヲ ツケテオク。マヤ ヲ 労ッテヤレ」
コンゴウ「はっ!有り難き幸せ……」ペコォー!
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/10/30(水) 01:09:01.39 ID:XCZ3pIfHO
マヤ経由で空母に装甲の所在が割れそうだよなぁ…
708 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2019/11/08(金) 00:58:22.98 ID:/SKa553v0
明石「…」
装甲「…」
明石「装甲さん」
装甲「はい?」
明石「敵、見たんですよね」
装甲「偶然居合わせてしまって……提督が守って下さらなければ、どうなっていたことか」
明石「どんな敵でした?」
装甲「そうですね……見た目は少女のようでした。あれが霧の艦艇というものでしょう」
明石「霧の艦艇……」
装甲「どうしたんです?」
明石「いえ、もし霧の艦艇の性能を平和利用できたら、この戦争もすぐ終わるのになぁって。イオナさんやタカオさんを見ていて思うんです」
装甲『姫に匹敵する戦力を艦娘達が持つ?そんな事になったら深海はオシマイだ。冗談じゃないわ』
装甲「でも、あのチカラは人の手に余るものだと思います。私は、妖精さんとチカラを合わせて戦う艦娘さん達の方が好きです」
明石「ありがとうございます」
装甲「いえ……ふぁ、少し眠ります」
明石「はい、おやすみなさい」
装甲「すみません、空気の入れ替えがしたいので、少しの間窓を開けておいてもらえますか」
明石「いいですよ」カチャ…
ヒュッ……!
装甲「どうも」
装甲『行け、偵察機。鎮守府近海を見張れ』
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/08(金) 02:11:31.96 ID:2DklnAOwO
地上に感化されてきたとはいえパワーバランスが崩れるのは良しとしないか
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/08(金) 19:20:43.50 ID:BarNejRU0
装甲ちゃんがうまく立ち回ってる
鎮守府に来て成長したとは思ってたが特に対人スキルあがったな
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/11/09(土) 11:20:17.85 ID:akNksQK60
コミュニケーションをとるのが段違いに上手くなってるな
712 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/03(火) 00:35:30.62 ID:Gj39eYFA0
保守
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/20(金) 20:34:30.29 ID:R3hw5oZsO
今年中にもう一回くらい更新来ないかな
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/01/01(水) 17:36:58.72 ID:uABL+25r0
今年も変わらず待ってるぞ
715 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/01/24(金) 23:34:21.88 ID:VyBnRGyj0
その日の夜……
廊下
五月雨『結局、提督は目を覚まさなかった……あれ』
ラウンジ(バルコニー)
ヒュ〜〜〜……
タカオ「…」
五月雨「…」ヒョコ……
タカオ「あなた……五月雨、よね?」
五月雨「はい」
タカオ「眠れないの?」
五月雨「そうなんです。全然眠くないんです」
タカオ「困ったわね。明日も早いわよ」
五月雨「はい……」
タカオ「……一緒にココア飲む?」
五月雨「はいっ」
716 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/01/24(金) 23:36:58.14 ID:VyBnRGyj0
キャッキャ……
タカオ「へぇ〜!そんなことが」
五月雨「死を覚悟しました……もう駄目だと思ったその時、提督が颯爽と現れて、助けてくれたんです……提督と初めて出会った時の事は、忘れられません」
タカオ「かっこいいわよね……提督」
五月雨「はい……!」
タカオ「おかわりは?」
五月雨「いえ、タカオさんのおかげで気持ちが落ち着きました。もうぐっすり眠れそうです」
タカオ「よかった。私はもう少し夜ふかししてるわ。お休み、五月雨」
五月雨「おやすみなさい」
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/01/25(土) 00:14:49.15 ID:nQcxV+2sO
うおおおおきたあああああ
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/01/26(日) 00:41:13.10 ID:oycjvO/Y0
思われてるなあ提督
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/29(土) 18:51:36.80 ID:Q+Hi/qiCO
保守
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/02(月) 00:39:44.85 ID:ANWWw/a+0
劣勢を変えるVAVAの復活が待ち遠しい
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/03/30(月) 22:56:11.34 ID:SMndk1cOO
ほ
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/02(土) 12:26:00.95 ID:tEnM9lk1O
ほしゅ
723 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/05/05(火) 08:11:57.74 ID:2UWgNWAr0
タカオ「…」
タカオ『提督……今すぐに治してあげたいけれど……』
イオナ(提督の思考は、頭部の中枢に位置している回路でコントロールされている)
タカオ(人工知能ってわけね)
イオナ(この頭脳回路に、小さな損傷が見受けられる)
タカオ(本当に微細なものだけど、ダメージがあるみたいだわ)
イオナ(提督は、ダメージをセルフチェックできる機能があると言っていた。けど、この傷は見逃している)
タカオ(…)
イオナ(故意ではない。本当に認識出来なかったのだと思う。まるで、それが当たり前であるかのように)
タカオ(提督の人格は、この故障の上に成り立ってる……と言いたいわけ?)
イオナ(可能性はある。それに、私達が気づいていないだけで、提督の人格に影響を及ぼしている部分が他にもあるかも知れない。余計なことはしない方がいい)
タカオ(……わかったわ。提督の自己修復にかけるしか無いわね)
イオナ(うん。そんな所。じゃ、寝る)
タカオ「…」
タカオ『提督、私達やっぱり似た者同士だわ。私は乙女プラグインをエラーだとは思わない』
タカオ『それが、私なんだから』
724 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/05/05(火) 08:31:37.31 ID:2UWgNWAr0
霧の拠点
マヤ「うーん……うーん」
キリシマ「大丈夫かマヤ……くそ、メンタルモデルなら、こんな事には」
コンゴウ「マヤ……」
キリシマ「しかし、どういう事だ?マヤにダメージを与えられる程のチカラをもった艦娘がいるとは……考えられんが」
コンゴウ「……卓越した技量を持つ艦娘であれば、或いはあり得る。しかし、マヤに限って艦娘に遅れを取るなど……」
マヤ「強かったよ……あいつ……いたた、まだ痛いよコンゴウ〜」
コンゴウ「あぁっ、かわいそうに、かわいそうに……」なでなで…
キリシマ『マヤは心配だが……付き合ってられん。邪魔者は消えるか』
キリシマ「哨戒でもしてくる」スッ…
コンゴウ「うむ」なでなで…
ガチャ……
ハルナ「客人だ」
キリシマ「客……?また戦水棲鬼…」
空母「ヤァ」
キリシマ「く、空母殿……ようこそ」
ハルナ「マヤのお見舞いにと」
コンゴウ「ありがとうございます」
キリシマ「しかし……我々はまだ報告もしていないのに」
空母「何、部下カラ 聴キ及ンダ モノデナ。ココニ 敵ノ 奇襲攻撃ガ アッタト。大胆不敵ダナ」
キリシマ「左様で」
725 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/05/05(火) 08:34:46.10 ID:2UWgNWAr0
コンゴウ「大事な要塞に傷をつけてしまい、誠に申し訳ございません。修復作業は我々が責任を持って行います」
空母「気ニスルナ。所デ……ハルナ カラ 聴イタゾ。マヤ ガ 負傷シタラシイナ。加減ハドウカ?」
マヤ「お姫様、お見舞いに来て頂いて、きょーしゅくです」
空母「オォ、良カッタ。傷ハ深刻デハナイヨウダ」
マヤ「危なかったです……刺された所がもう少しズレていたら、コアを破壊されていたかも……」
空母「……刺サレタ?」
コンゴウ「はい。驚いた事に、マヤの身体は砲撃や爆撃で傷つけられたものではなく、刺傷なのです」
空母「…」
726 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/05/05(火) 09:15:31.16 ID:2UWgNWAr0
コンゴウ「驚いた事に、マヤの身体は砲撃や爆撃で傷つけられたものではなく、刺傷なのです」
空母「…」
マヤ「刃のない、円錐状の槍のような武器で、ブスッ!って……」
空母「……ドンナ艦娘ガ ソノ槍ヲ?」
コンゴウ「それが、データに無いのです。人型であり、女性的な外見から新型の艦娘か、艦娘を超える新兵器ではないかと予測しております」
空母「ドンナ情報デモイイ。ソノ艦娘ノ 外見ヲ 今スグ知リタイ」
マヤ「お姫様、私のスケッチでよろしければ」
空母「頼厶」
マヤ「よいしょ。うーんと、えーと」カリカリカリカリカリカリカリカリ……
空母「!」
マヤ「こんな見た目でした」
空母「似テイル……」
マヤ「?」
コンゴウ「……装甲空母姫様でしょうか。空母様は、かの姫をお探しだと伺っております」
空母「アァ……シカシ、違ウ。写真ノ様ニ 精巧ナ スケッチ ダナ。ダカラコソ、違ウト判ル」
マヤ「はい、見たものをそのままスケッチしました」
コンゴウ「現職の姫様達のご尊顔は存じておりますが、確かに似てはいるようです」
空母『装甲ハ コンナ 真ッ直グナ眼ヲ シテイナイ』
727 :
◆1oKmZSIAF.
[saga]:2020/05/05(火) 09:30:05.44 ID:2UWgNWAr0
キリシマ『装甲空母姫か……データ照合。確かに……マヤのデータの方は胸部装甲が5.8cmほどデカいし、腹部装甲は3.4cm細い。臀部装甲もサイズが違うようだ。同じ大型艦ではあるようだが、他船の空似だな』
マヤ「色も塗りますね」サラサラ…
空母「ウ……ウム」
空母『肌ノ色モ違ウ……アノ子 ハ 変身術 ヲ 使エナイハズ。白イ髪ノ艦娘ナド、珍シクモナイカ』
空母「スマナカッタナ、怪我ヲ シテイル ト 言ウノニ 余計ナ 事ヲ 聞イテ……」
コンゴウ「滅相もございません」
空母「失礼スル。ササヤカ ダガ 弾薬ト燃料 ヲ 持ッテキテアル。遠慮ナク使ウトイイ。マヤ、オ大事ニナ」
マヤ「はいっ、ありがとうございました」
ハルナ「お見送りを」
空母「イヤ、一人デイイ」
ハルナ「はっ」
ガチャ……コツコツ……
空母「…」
空母『焦ッテイルノカナ……私ハ。人間嫌イノ 装甲ガ、寝返ル 訳ガ無イ』
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/05(火) 12:35:12.40 ID:2f2WTNoUO
やったぜ続きが来た!
さすがに空母にはバレるかと思ったけどもはや同一人物だと認識できないレベルで容姿も変わってるのね
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/05/07(木) 06:05:01.75 ID:AXPmfTGA0
実際に会えば装甲本人だと分かるんだろうけどスケッチだと分からないくらいには変わってきてるんだな
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