VAVA「誰かの好きに動いてやるつもりはない……ないよな?【艦これ×VAKAX】

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531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 14:09:43.55 ID:zlS3Rx4oO
どさくさに紛れて大淀がVAVAの尻を!
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/25(水) 14:29:25.71 ID:bxzocodZ0
運動性を考慮してか、腰から膝まではスパッツのみだからケツは弱点
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 15:08:18.12 ID:7CyC0qoAO
人間だったら艦娘に尻をつねられて死ぬという
不名誉な最期を遂げるところだった
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 16:51:21.39 ID:5MLPZylg0
いわばケツだな
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 18:10:34.00 ID:GEZb+epwO
サスガダァ…
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/26(木) 23:19:42.99 ID:pOmb9os40
タカオは昔のVAVAならエラー起こしてもおかしくない位の感情を伝えてきたな。
>>530
タカオと違ってイオナは好きや愛といった感情を理解するのに時間が掛かるだろうし、理解したらタカオほどではないけど今より積極的になるんじゃないかな。
537 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 15:58:34.62 ID:6uLgwXEM0


それからしばしの月日が経過した…



大型ショッピングモール



大淀「あれも(洋服)、これも(万年筆)、それも(バッグ)です」ピッピッピ!



VAVA「はいよ……」ひょいひょい…



ズッシリ…



VAVA「なぁ、まだ何か買うのか?」



大淀「いけませんか」



VAVA「聞いてみただけだ」



大淀「そうですか。新しい靴とか眼鏡とか欲しいんですけど?」



VAVA「わかった……」



大淀「提督が力持ちで助かります」



VAVA『最近、仕事を押し付けてばかりだったからな……こんなもので労えるなら安いものだ』ズシッ…



大淀「せっかくの休日です。ちゃんとエスコートしてくださいね」スッ…



VAVA「あぁ」スッ…



きゅ…



ガシュンガシュン……コツコツ…

538 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 15:59:58.59 ID:6uLgwXEM0

レストラン



VAVA「…」



VAVA『こんなに買って全部着られるのか?靴だって何足もいらんだろう?』



VAVA『と言うと怒るな、大淀は。黙っておこう……』



大淀「提督?」



VAVA「何でもない。うまいか?」



大淀「はい。提督は、コーヒーだけでよろしいのですか?」



VAVA「腹は減ってない。帰ったら間宮の夕食もあるしな。なぁ、大淀」



大淀「ふぁい?」もぐもぐ…



VAVA「今日は楽しかったか?」



大淀「勿論ですよ。でも、まさか提督の方から誘ってくれるなんて、驚きました」



VAVA「……楽しかったのならいいんだ」



大淀「ふふ、ありがとうございます。最近色々とストレス溜まってたので、どう発散しようかと困ってましたから。これでまたしばらく頑張れそうです」



VAVA「すまん……」



大淀「許してあげましょう。今日の買い物で私の事も大事に思ってくれている事が再確認できましたからね」



VAVA「…」



大淀「でも……長続きはしないので、また近い内にどこかへ連れ出してくださいね」



VAVA「了解だ」

539 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:01:30.54 ID:6uLgwXEM0



ガシュンガシュン…コツコツ……



大淀「早いですねーもう夕方ですよ」



VAVA「そうだな」



大淀「……提督、ちょっとそこのベンチに座ってください」



VAVA「あ?あぁ、なんだ?」ストン…



大淀「せっかくお出かけしたので思い出に一枚撮っておきたくて。鎮守府SNSにアップしちゃいます」



VAVA「好きにしてくれ…」



大淀「ではでは……あら?」ゴソゴソ…



VAVA「どうした?」



大淀「ケータイが無くて……あっ、もしかしてブティックの試着室に忘れてきちゃったかも…」



VAVA「取りに行くか」



大淀「いいえ、荷物もありますし、提督はこのまま少し休んでいてください。すぐ戻ります」タッ…



VAVA「待て、急ぐな。ヒールで走ると足を痛める」



大淀「わかりました」ニコッ!



コツコツ…


540 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:04:35.28 ID:6uLgwXEM0



VAVA「…」



〜〜〜〜〜〜♪



VAVA「?」



ポロロン…♪



VAVA「ピアノ……か」



マヤ「ふんふ〜ん……♪」



VAVA『真っ赤なドレスの少女が展示品のピアノを奏でている……派手だな。俺も人の事は言えないが』



ざわざわ……



「すごーい」


「お上手ねぇ」


「プロかな?」


「さすがだぁ…」



マヤ「…」パッ!



ジャンジャーーーン♪



パチパチパチパチ!



マヤ「ご静聴ありがとうございました〜」ペコリ…

541 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:05:57.52 ID:6uLgwXEM0



てくてく…



マヤ「ねぇねぇ」



VAVA「…」



マヤ「ねぇってば!」



VAVA「俺か……?何か用か?」



マヤ「うん!貴方が一番最初に気付いてくれたよね。貴方もピアノ、弾けるんでしょう?」



VAVA「お嬢さんほど上手じゃあない」



マヤ「私、上手だった?」



VAVA「良い演奏だった」



マヤ「えっへへー!そっかそっかー!!」



VAVA「ただ…」


542 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:07:06.66 ID:6uLgwXEM0


マヤ「ん?」



VAVA「少し、譜面に忠実過ぎる」



マヤ「ふぇー?」



VAVA「まるで機械のようだ。もっと遊びがあってもいいかも知れないな」



マヤ「もっと、遊ぶ。つまり、カーニバル」



VAVA「余り気にするな。ただの感想だ」



マヤ「教えてくれて、ありがとうございました。また会えるといいね!」つつっ…ペコリ(お嬢様お辞儀)



VAVA「…」



マヤ「ばいばーい!」ノシ



VAVA「…」ノシ



コツコツ…



大淀「提督ー、遅くなりました。ブティックじゃなくて、さっきのレストランに忘れていたみたいです」



VAVA「見つかって良かったな。帰るぞ」



大淀「はい」

543 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:17:32.77 ID:6uLgwXEM0


帰路



ブロロロロ…



VAVA「…」



大淀「それにしても、最近ちょっぴり暇ですね」



VAVA「そうだな。イオナからは油断するなと釘を刺されているが、この頃は出撃回数も減ってきている」



大淀「霧の艦隊、深海棲艦ともに目立った動きはありません。せいぜい、こちらの攻撃を迎撃してくる程度です」



VAVA「やつらにも充電が必要なのかもな」



大淀「だとしたら可愛げがありますけれど」



VAVA「そう甘くはないだろうな」



大淀「あー……横須賀鎮守府の為に尽くしたい気持ちはありますが、こう穏やかな日々を送っていると、忙しい日々に戻りたくないなー」



VAVA「ほぅ?大淀もそんなことを考えるのか」



大淀「やだなー、私だってそこまで堅物じゃないもん」



VAVA「そうかぁ?」



大淀「ひどーい!なんですかその言い方!!馬鹿にしてるでしょー!」



VAVA「クッハハハハ!」



大淀「笑うなー!」

544 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:31:31.61 ID:6uLgwXEM0


執務室



大淀「じゃあ……提督、今日はありがとうございました」



VAVA「あぁ、また明日な」



大淀「はい、また明日…」



パタム…



イオナ「…」つんつん(肘でつつく)



VAVA「なんだよ」



イオナ「ひゅう」



VAVA「あ?」



イオナ「こちらは1日異常無し。そっちは特に何も無かった?」キリッ!



VAVA「極々平和な1日だったな……買い物をして食事をした。その後……」



VAVA『ん?その後、何かあった……のか?…………何も無かったな』


545 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/04/28(土) 16:32:07.84 ID:6uLgwXEM0



VAVA「…」



イオナ「どうしたの?」



VAVA「いや、それぐらいだ。怪しいことは何も無かった」



イオナ「そう、よかった。じゃあ私も寝る」



VAVA「留守番ご苦労だった」



イオナ「はーい……あ、そうそう」



VAVA「?」



イオナ「タカオが、親鳥を見失った雛のように、提督どこー!?と喚き散らしてた。明日はケアに回ることをすいしょーする」



VAVA「わかった……」



イオナ「おやすみ」



バタム…

546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 17:13:58.93 ID:OREwxOkv0
苦労かけた後のアフターケアも完璧だな。
マヤのデータと模擬戦してるから気付くかと思ったけど、出会ったことすら忘れてるみたいだし何かされてるんだろうな。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 18:49:42.07 ID:6ETlERZ50
ほんとに人間くさいロボだな
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 21:42:42.09 ID:C6Kj1jDTO
その人間臭いロボがのちのち本当に人間にちかくなるんだよなあ
549 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/02(水) 12:34:12.50 ID:3gRsaLFn0
翌朝



食堂



じ〜〜〜……(複数の視線)



タカオ「提督の為に早起きして作ったのよ。はい、あーん」スッ…



VAVA「…」もぐもぐ…



タカオ「美味しい?」



VAVA「あぁ、いける」



タカオ「良かった!今日が提督にとって、素敵な1日になりますように♡」



VAVA「タカオにとっても、良い1日になるといいな」



タカオ「ありがとう。あ、もう。ゆっくり食べなきゃダメじゃない。兜汚れてるぞっ」フキフキ…



VAVA「むむ……」



タカオ「そういえば、昨日はどこに行っていたの?丸1日探しても会えなかったわ」



VAVA「内地にな」



タカオ「何しに?」



VAVA「買い物だよ」



タカオ「……誰と?」



VAVA「大淀と」



タカオ「2人きりで?」



VAVA「あぁ」



タカオ「……私も連れてって」

550 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/02(水) 12:36:47.80 ID:3gRsaLFn0
VAVA「どこに行きたい?」



タカオ「提督と一緒なら……どこでもいいよ」



VAVA「わかった。連日の外出は流石にまずい。2週間程待て」



タカオ「連れてってくれるのね!ありがとう提督。その……わ?」



VAVA「なんだ?」



タカオ「だからぁ……耳貸して」ぼそぼそ



VAVA「?」



タカオ「愛してる……わ」ぼそっ…



VAVA「…」



タカオ「言っちゃった……!恥ずかしいけど、この感じ癖になりそうよ…」ぽかぽか…



VAVA「好意を示してくれることは、俺にとっても喜ばしいことではあるんだが……その感情はもう少し抑えてくれないか」



タカオ「えぇ!?私に提督の事を嫌いになれって言うの!?今更そんなことできないわ……」おろおろ…!



VAVA「違う、そうじゃない。好きでも嫌いでも構わないが、もっと自重してくれ。この鎮守府にいるのは俺とお前だけじゃないんだぞ」



タカオ「他の子も大事な仲間だけど、それとこれとは別よ。この感情、あなたが教えてくれたのよ。絶対に譲らないわ」



VAVA「ぐぅ…」



VAVA『まさか、短期間でこんな変貌を遂げるとは……命令には忠実なタカオだが、少々扱いづらい……求められて悪い気はしないが』



タカオ「私は提督の物。私の物も提督の物。提督が私の物になってくれたら……嬉しいなぁ♡」ぎゅー!



VAVA「だぁー……」はぁ〜……



イオナ「アルティメット乙女プラグイン。実装済み」もっきゅもっきゅ



VAVA「解除する方法は?」



イオナ「無い。観念して究極の愛を享受してね」にぱ〜!



VAVA「…」
551 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/02(水) 12:38:36.66 ID:3gRsaLFn0


キャッキャッ……



翔鶴「あんなに密着して…」



長門「天龍、あの重巡を斬れ」



天龍「勘弁してくださいよ」



北上「天龍はさぁ、あれ見てなんとも思わないわけ?」



天龍「別に。あいつ堅物だからな。大丈夫だろ」



足柄「憎らしいわ、恨めしいわ、妬ましいわ……あの位置は私のポジションだったのに……!」メラメラ…



初春「嫉妬など、みっともないのう。男一人に対して女がこの数じゃ。この状況は自然なこと。提督を信じているのなら、静観していられるはずじゃ」



扶桑「そうね。提督なら……心配いらないわ」



青葉「なるほど、なるほど。皆さんそれなりに意識しちゃってるわけですね。かく言う私も提督と出会った初めての重巡としては少しジェラシーです」パシャパシャ!



扶桑「私も……提督の初めての戦艦」



長門「ぐぬぬ…」



翔鶴「私も、空母では初でしたね」



五月雨「私、一番最初の艦娘ですもん……初秘書艦だもん」ぷくー…!

552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 18:40:10.24 ID:L6qPf7yx0
従順タカオ
553 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/02(水) 20:54:37.24 ID:3gRsaLFn0

潜水艦専用会議室(水深50mプール)



イオナ「不穏」



イムヤ「私たちが日夜、海中から眼を光らせているからいいものの」



ハチ「以前と比較して、霧が大人し過ぎるよね。まるで、時間稼ぎでもしているような」



まるゆ「時間稼ぎですかぁ?」



イク「これはイクのカンだけど」



潜水艦一同「「「む?」」」



イク「霧の艦隊は、深海棲艦と結託して、地上を焼き尽くす最終兵器を造ってるのね!!」



ゴーヤ「あはは、そんなまさかでち」



イオナ「ありえる」



イムヤ「そうね……ここまで大人しいのが不気味なくらいだし。何かを企んでいるのは確かね」



イオナ「幸い、ナガラ級以外まともな対潜装備をもった霧はいない」

554 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/02(水) 20:58:50.13 ID:3gRsaLFn0


ハチ「とするとここは、私たちの得意分野。潜入と暗殺の出番だと思います。うん」



イク「不意討ちは得意なのね!」



イオナ「タカオが味方になってくれたおかげで、ここの守りも堅い。私も出られる。潜水艦のみの編成……あり」



ゴーヤ「タカオ?あぁ、あのデレデレ重巡でちね」



イムヤ「とりあえず、意見はまとまったようね。ハチ、作戦計画書を書いて」



ハチ「ヤー。ターゲットは?」



イオナ「大戦艦コンゴウ。彼女を沈められれば、霧との戦いはしゅーけつする」



ハチ「コンゴウの暗殺…と」



ゴーヤ「……その大戦艦コンゴウってどんな戦艦でち?」



イオナ「硬派、策士、残忍、火力、紅茶。そんなところ」



ゴーヤ「こーちゃ……?」

555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 23:10:38.59 ID:ltNd2/fz0
タカオの暴走が止まる時は来るんだろうか。潜水艦勢の得意分野が物騒だけど潜水艦らしい戦い方ではあるのかな。
556 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/14(月) 03:21:11.01 ID:Ar5aG4/q0

大浴場



タカオ「ふー…艦娘として働くのも楽しいわね。いい気持ち……」



赤城「お隣。よろしいでしょうか?」



タカオ「ええどうぞ。皆のお風呂ですものね」



赤城「どうも」



チャプ…



赤城「…」ドン…ッ!



タカオ『……でかい。いや、私だって負けてないはず。そうよ、私だってこんなに大きいんだし』



赤城「あら、加賀さん」



加賀「赤城さん、奇遇ですね。タカオさん…だったわね。お隣、いいかしら?」



タカオ「え、ええどうぞ」



加賀「ふぅ…」バン…ッ!



タカオ「さらにでかい!?いや、空母だしね。私は重巡だし……」ぶつぶつ…



鳥海「あ、タカオさん。お疲れ様です」



タカオ「え!?お、お、お疲れ様。鳥海さん」



鳥海「今日も疲れましたね」デン…ッ!



タカオ「かっ……り、立派な胸部装甲ですこと」



鳥海「えっ……?大したことないですよ。姉に比べれば、私の装甲なんてまだまだです」



タカオ「ふーん……こっちの高雄はそんなに大きいんだ…?」



タカオ『これより大きい…?それもう下見えないわよね。死角よね』

557 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/05/14(月) 03:27:49.79 ID:Ar5aG4/q0


漣「よいではないかー!」タオルぐるぐるー



潮「あーれー」ブルンッ!



タカオ「!?」



天龍「おら、転んだら怪我するぞ。風呂場で遊ぶな」ユサッ…



はーい



龍田「まってー天龍ちゃーん」ぷるーん



タカオ「軽巡と駆逐にしてはちょっとでか過ぎるんじゃ…」



ザッパァー!



タカオ「きゃあ!」



武蔵「おっとすまん。ゆっくり入ったつもりだったんだが。いつも湯が溢れてしまうな」ザババー…



タカオ「でかすぎるわ!わびもさびもあったもんじゃないわ!」



武蔵「おもしろい新入りだな」



天龍「イオナといい、最近は変なやつばっか来るな……」

558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 15:19:40.20 ID:xP48tZ4K0
この光景を胸部装甲が小さい組はどんな気持ちで見てるんだろうか。VAVAも男だし少しは興味あったりするのかな。
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 16:32:12.37 ID:pD11dGPJ0
性欲そのものがまず無いぞ
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 21:09:37.82 ID:2iqqIWP60
この服の下の胸部装甲が大きくても小さくても俺達には大差ない
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 10:33:03.55 ID:2snxi+g30
春の食材集めも終わったし続きが気になるな。
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 13:44:12.36 ID:orjd63ER0
楽しみにしながら続きを待ってる
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 14:01:20.54 ID:EgxfaqqD0
読み返しながら待ってる
564 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/23(土) 10:13:59.32 ID:yo1wq82h0

霧の拠点



キリシマ「驚いた……まさかあんな方法でVAVAに接近するとは」



ハルナ「至近距離によるスキャンで、スペックや体の構造も明らかとなった」



キリシマ「やはり人間でも艦娘でも、深海棲艦でもなかった。やつの実態は、恐るべき高性能ロボットだ……明らかに、この世界の技術水準を逸脱している」



コンゴウ「そんなこと、改めて説明せずとも既に理解している。マヤ、さすがだ。よくやってくれた」



マヤ「人間の街、とっても楽しかったなー!」



キリシマ「しかし、VAVAとイオナが協力関係にいる今、我々の存在はすぐに察知されてしまうのではないか?」



コンゴウ「その点は心配ない。マヤ」



マヤ「うん」キッ…



キリシマ「消えた……?どこだ、マヤ!?」

565 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/23(土) 11:32:05.92 ID:yo1wq82h0
ハルナ「これは……」



コンゴウ「深海棲艦から獲得した技術を応用したものだ。行使すればたちまち対象の認識能力を歪めてしまう。マヤの能力をもってすれば、この程度再現することは造作も無い」



ハルナ「キリシマは幻を見せられているのか…?」



マヤ「こんなこともできるよ」キッ…



キリシマ「ん……?タカオ!無事だったのか!!」



コンゴウ「マヤ、遊びすぎだぞ?」



マヤ「はい」パッ…



キリシマ「はっ…タカオが消えた!?あれ、マヤ。そこにいたか。おかしい…………私は、一体何を見ていたんだ??」



コンゴウ「素晴らしい技術だろう」



ハルナ「深海棲艦……同盟を結んで正解だった」



コンゴウ「その深海棲艦が大事に守っているあの遺跡……深海の膨大な記録と技術を持ち帰れば、我等のチカラはより強大なものとなる」



キリシマ「……よくわからんが。次の手は考えてあるんだろうな?」



マヤ「とーぜん。VAVAの弱点だってわかっちゃったもんねー」



コンゴウ「マヤ、そのまま作戦を続けてくれ」



マヤ「はーい!」

566 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/23(土) 11:33:23.11 ID:yo1wq82h0

コンゴウ「キリシマ、お前は深海棲艦の援護に出撃してもらう」



キリシマ「了解だ。艦娘ごとき蹴散らしてやる」



コンゴウ「ハルナ、お前も別の任務に就いてもらう」



ハルナ「了解……所で、例の装置は?」



コンゴウ「未完成ではあるが、実戦投入可能な状態だ。完成までは、もう少しかかるだろう」



ハルナ「使わずに済めばいいが」



コンゴウ「そうだな」

567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 12:23:33.82 ID:URi86iqIo
味方より先に敵にバレてしまったか…
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 12:34:44.42 ID:6qscAfj40
>弱点
ホーミングトーピードは卑怯だろ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 13:07:46.55 ID:GHBCpCbN0
正体も弱点もばれてしまったが一体どうなる
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 15:24:27.48 ID:Cy5iFwl/0
更新待ってました。性能はともかく弱点がバレたのは今後に影響がありそうだな。
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 17:59:17.06 ID:fo18DlRA0
あれ、キリシマがイオナのこと401じゃなくてイオナって呼んでいるけど、このSSではそうなんだっけ?
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 18:21:28.48 ID:CbUrevSxO
弱点がわかる…普通ならば最大のピンチだが…はてさて今後が楽しみだ
573 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/25(月) 17:46:49.60 ID:iY/ktVjp0
それからしばらく…



キィーーーン……!



タカオ「バイクで海沿いを走るのって、こんなに気持ちいいのね!」サイドカー



VAVA「いいもんだろ」



タカオ「大丈夫?潮風でVAVA、錆びたりしない??」



VAVA「錆びいるようなヤワな金属じゃない」



タカオ「そう。よかった」



VAVA「お前や、イオナの眼はごまかせんようだな……俺の体の事は、あいつらに話さないでくれ」



タカオ「やっぱり、なんかおかしいと思った。皆あなたの事を普通の人間だと思い込んでるもの」



VAVA「元はと言えば俺が悪いんだが」



タカオ「安心して。VAVAの秘密は誰にも喋らないわ。約束する」



VAVA「恩に着る…」



タカオ「どういたしまして。それで、どこに連れて行ってくれるの?」



VAVA「銃砲店だ」


574 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/25(月) 18:16:42.60 ID:iY/ktVjp0

銃砲店



ガチャ…



VAVA「邪魔するぜ」



タカオ「ふーん。個性的なデザインね。人間の頭骨をデフォルメしたものかしら」



「お、客か……いらっしゃい。どうぞごゆっくりー」新聞



VAVA『ロントは留守か……この怪しげな白髪の色眼鏡男が、かのお兄様というやつか?』



「ん?うぉ……!なんだ、変な客だな……まるであの青い野郎みたいな…」ボソボソ…



VAVA「…………今、青と言ったか?」ゴゴゴゴゴ…ッ!



「あぁいや!なんでも……本日はどういった用件で?」



VAVA「ここのメカニックに、機動兵器の製造を依頼した者だ」



「なんだ!あんたがVAVAさんか。そうならそうと言ってくれればいいのに。妹から聞いてるぜ。あんたは上客だ」



VAVA「そういうあんたは?」



ゼルティー「俺はトロ……ロントとボンボンの兄貴でな。ゼルティーってんだ。よろしくな、お客さん。そっちのべっぴんさんは?」



タカオ「この人の秘書よ」



VAVA「タカオだ。共々、よろしく頼む。あんたの妹は素晴らしいメカニックだな」



ゼルティー「ほぉー!あんた見る目があるねぇ。我が妹ながら、世界一の腕さ」



VAVA「依頼した物がどれだけ進んだのか見たいんだが」



ゼルティー「いいとも。裏のガレージにある。ついてきな」



タカオ「なんだかうさんくさいわね」



VAVA「少しな」
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 18:46:26.68 ID:/0U5FyybO
お兄様きた!
576 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/26(火) 05:46:59.39 ID:EhmZuWt00
ガレージ



ゼルティー「どうだい。今のところ注文通りだろ?」



VAVA「まだ骨組み程度だが、よくできてる。これは期待できそうだ」



ゼルティー「そいつぁ結構。待っててくれ、妹を呼んでくる」



タカオ「これは……ライドアーマー?」



VAVA「新型だ」



タカオ「現行機と比べると一回り大きいわね」



VAVA「かつて俺が戦った南方棲戦姫のパワーを参考にした。姫と真っ向から殴り合えるほど頑丈にな。コードネームは、ブラウンベア」



タカオ「いい名前ね」



ひょこひょこ!



コブン「どうぞ、お茶ですー!」コトッ



タカオ「わぁ、可愛い!見てVAVA。おもちゃのロボットみたい」ひょい!



コブン「ひゃあ〜!おろしてくださーい!!」



タカオ「喋ったわ!ちょこちょこしてるわ!」



コブン「ひぇ〜〜〜!」



VAVA「下ろしてやれ、怖がっているぞ……ん?」



タカオ「どうしたの。この子、知り合い?」ズイッ!



コブン「あの……なんでしょうか?そんなに見つめられるとボク…照れちゃいます〜///」



VAVA「お前、レプリロイドか……?」
577 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/26(火) 05:49:45.98 ID:EhmZuWt00


コブン「れぷりろいど……??ボクは4号って言います」



VAVA『同郷だと思ったが、違ったようだ』



VAVA「4号……?ということは、1号から3号もいるのか?」



コブン「もーっといますよ。ボクたちコブンは40号までいるんです〜」



タカオ「沢山いるのね。一人ぐらい売ってくれないかしら」



コブン「えぇ〜!?ボク、売り物じゃありませ〜ん!」



VAVA「そうか……変な質問をしてすまなかった。タカオ、いいかげんに下ろしてやれ」



タカオ「はーい」



コブン「ほっ…」ストッ



コツコツ…



ロント「いらっしゃい。待たせたわね」



VAVA「よう」

578 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/06/26(火) 05:53:21.54 ID:EhmZuWt00


ロント「その子が気に入ったの?4号は素直で可愛いけど、しょっちゅうおやつをつまみ食いしちゃう我慢弱い所がたまに傷ね」



コブン「きゃー!恥ずかしいです!!お客さんの前でーーー!」



VAVA「こいつもあんたが?」



ロント「そ。それぞれ個性があってとっても可愛い子達なんだから。言っとくけど、一人も売らないわよ」



タカオ「そう…」



ロント「でも、レンタルならOKよ。今、半分くらいの子達はアルバイトに出て貰ってるのよねー」



VAVA「鎮守府の妖精の様だ」



ロント「妖精にも引けをとらないわよ。この子達はなんでもできちゃうんだから」




コブン達「「「ほめてほめて〜〜〜」」」




VAVA「なるほど……こいつらを手足にライドアーマーを造っているのか」



ロント「小さくても凄腕揃いなの。完成までは、もう少し待ってね。あと半年もすれば、実戦で使えるようにしてあげる」

579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 07:48:51.92 ID:j4AkmCCHO
完成まで半年だと霧との戦いには間に合いそうにはないかな。
X3のVAVAはいつも弱点武器で倒してたからブラウンベアと戦ったことは殆どないけど、見た目はかなり好きだな。
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 20:00:08.46 ID:pyriA9Jso
コブンかわいい
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 13:09:42.66 ID:/8kbwTsAO
あの青い野郎もこっちにいるのか
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 14:29:05.36 ID:iEidG5H7o
青い人ヘルメットバージョンと出会って「エックス…ククク」状態にならなきゃいいが…
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 19:34:49.22 ID:DuaEW9yMO
仮に青い野郎がいたら彼女もセットだろうし凄腕のメカニックがもう一人増えるな。
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 09:28:58.25 ID:YmHiuCpB0
あれ? よく言われるシリーズ時系列って

 無印→X→DASH
     ↓
     ゼロ→ゼクス

でいいんだっけ?
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 06:09:07.25 ID:TZAISfRY0
続きが気になる。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 14:47:54.94 ID:dROqP0Oc0
めっちゃ暑いから作者さんも気を付けてね
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:42:36.54 ID:HMVQ/Vf90
この暑さにVAVA達も流石に参ってるんだろうか
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:44:19.12 ID:FRmlf6Y0o
というか>>1は大雨大丈夫だったのかな…
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 21:24:12.80 ID:nHKOb7bjo
割とマジで心配になってきた
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 21:38:41.73 ID:+fTax9XuO
豪雨の被害を受けたのかね…なんもなければいいが
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:01:20.15 ID:t9PmLQCw0
去年もこの位の時期に長い間更新がなかったんだっけ。
何事もなく無事でいてくれてればいいんだけど、時期が時期だから心配になってくる。
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 02:28:55.68 ID:zyULfqOf0
とりあえず無事を祈りながらのんびり待つわ
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/30(木) 20:44:04.28 ID:7jMl5K//0
そろそろ夏も終わる
594 : ◆1oKmZSIAF. [sage saga]:2018/09/02(日) 00:13:08.00 ID:mRrIrm6V0
見てくださっている方、ご心配をおかけし、申し訳ございませんでした。

この頃、仕事が忙しくなってしまいまして、いつも夏は暇なのが今年の夏は異常なほど多忙でした。

9月からは落ち着いて更新できそうです。

どうか暇なときにでも、覗いてやって下さい。
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 00:30:14.26 ID:zA+R+Jt50
心配してましたが何事もなくて良かったです。続きを楽しみに待ってます。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 00:30:24.35 ID:nYRPH3soo
よかったあ!生きててくれてよかったあ!
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 00:43:22.63 ID:cvNeOYjvo
とんでもねぇ、待ってたんだ
ホントよかった…
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 03:32:09.26 ID:H9yO3OQFo
天災で大事になってたとかじゃないなら安心した
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/03(月) 01:01:26.09 ID:HOCG5kNt0
無事だったのかよかった
これで心置きなく待てる
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/15(月) 06:26:59.22 ID:IQudMBLV0
ついに復旧したし続きが楽しみ。
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/15(月) 20:39:24.55 ID:p/XcdAl10
復旧しとる!
602 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 08:15:53.81 ID:LMX/DxPg0


ワイワイ!



タカオ「…」じーっ…



ロント「だからねぇ、そこをこうすると整備性が悪くなるでしょ」



VAVA「いや、だったらここはこうしてしまえばいいだろ」



ロント「やだ……斬新。あなた、やっぱり良いセンスしてるわね」



VAVA「合理性を追求しただけの事だ」



ロント「じゃあ、ここはこんなのでどう?」



VAVA「わざわざ弱点を作るのか?不可解だ」



ロント「あなたってロマン無いのね〜これくらい遊びがあるほうがいいのよ」



VAVA「そうか…?」



ロント「時には敵の手に渡った時の事も考えなくちゃ」



VAVA「その時は自爆させる」



コブン達「「「ひぇ〜〜〜!」」」



603 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 08:20:27.13 ID:LMX/DxPg0

ロント「はぁ〜〜〜?……あなたのメカなのよ。愛着とかないわけ?」ムカッ!



VAVA「所詮、道具だ」



RA妖精(おとうさーん♪)もわんもわん…



VAVA「……いや、やっぱり自爆装置はやめよう。事情が変わった」ハッ…



ロント「その方がいいわよ。で、ここもっと低予算でできるんだけど」



VAVA「予算の上限は無しだと言ったはずだ。細部にも上質な部品をふんだんに使ってくれ」



ロント「はっ……そうだった。つい節約したくなっちゃうのよね〜」



VAVA「遠慮するな」



タカオ「…」じぃ〜…

604 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 08:27:45.79 ID:LMX/DxPg0


タカオ「ねぇ、VAVA。あれ買って」くいくい…



VAVA「なんだ?」



ロント「あら、お姉さん。お目が高いわ。その艦娘用ブローチは新製品」



タカオ「だって、買って買って。蒼いバラのブローチ」



VAVA「ブローチに艦娘用も何も……くっ」



VAVA『高いな』



ロント「女の子がお願いしてるんだから、そこは買ってあげなさいよね〜」



タカオ「つけると回避と対空が上がるんですって」



VAVA「なんだそれは」



ロント「やっぱり素人相手に商売しても儲からなくって。艦娘用の装備って高く売れるのよね」



VAVA「…わかった。これもつけといてくれ」



ロント「まいどあり〜」



コブン「今、包装しますね〜はい、どうぞ」テキパキ…



タカオ「わぁ……ありがとう提督。大事にするわ」



VAVA「あぁ、そうしろ。また見に来るぞ」



ロント「はいはい。また艦娘さんを連れてきてね〜」



VAVA「そのうちな」

605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/19(金) 08:42:59.34 ID:b0SJs3uTo
戻ってきた…おお電子の海から1が戻ってきたぞぉー!!!
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/19(金) 10:12:10.64 ID:ZZ76Fa0A0
PAPA…
607 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 18:47:59.85 ID:LMX/DxPg0


コブン達「「「またのおこしお〜〜〜!」」」



タカオ「ありがとー!」ノシ



VAVA「行くぞ、ちゃんとヘルメットかぶれよ」



タカオ「はい。必要ないけど、ルールだものね。提督は自前でいいわね」スポ



VAVA「だろう」コンコン



ブロロロロロ……



VAVA「ん?もうつけてるのか」



タカオ「うん、ブローチ。ねぇ、見て。似合う?キレイ?」



VAVA「あぁ、よく似合っている。キレイだぞ、タカオ」



タカオ「嬉しい……途中、私の事無視して、あのグルグルメガネの子とずーっと喋ってるんだもん。嫉妬しちゃうな」



VAVA「あいつとはあくまでビジネスの関係だ。タカオとは違う」



タカオ「どう違うの?私って提督の、VAVAの何なの?」



VAVA「また、哲学じみた言い方だな」



タカオ「知りたいの。この蒼いバラみたいじゃない。私たち」チャッ…キラン



VAVA「……つくりものか。確かに、その通りかも知れん」



タカオ「別にいいのよ。兵器として扱っても。私、それでもいいの。特攻しろって言うならする。コンゴウと刺し違えてもいいわ」



VAVA「…」



タカオ「……何か言って」


608 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 18:57:43.07 ID:LMX/DxPg0


VAVA「まず、死ぬな。死なんて何もいいこと無いぞ。特に死の間際はかなりキツイ」



タカオ「え…うん!」



VAVA「俺も、考え方を変えた。兵器と言えど大事にする。末永く使うことにした」



タカオ「末永く……」



VAVA「そばにいてくれるなら、感謝する。お前はとても頼りになるしな」



タカオ「ホント!?」



VAVA「今の責務を投げ出すつもりはないが、提督を辞めたらお前の艦長候補にしてもらうのもまた、アリk……」




タカオ「艦長ーーー!?うんうん!VAVA艦長!!良い響きじゃない。

もーう本気だしちゃうから私!(ふんすふんす!)この戦争即効で終結させて、人類と深海棲艦を和解させるの(ガッチリ平和)その後は!2人でどこかに旅にでましょう!どこがいい?私の世界に来てもいいし、なんなら提督……あっ!その時はもう提督じゃないよね。VAVAの元いた世界へ行きましょう。それって……本格的にVAVAのところへ嫁ぎに行くみたいじゃない?(お嫁さん!)キャー!気が早いかしら!もうちょっとお互いのことを知り合ってからでも遅くは……いいえ、VAVAが望むなら私、今すぐにでも構わない。お互い寿命って言うか?時間はたっぷりあるんだし、長所も短所も認め合っていこうね。あぁ〜もっともーっとVAVAと色んな場所に行きたいわ!世界って素晴らしい。そうだ!終戦後の、この世界の国。全部踏破してから別の世界に行くってのも悪くないわね。ねぇどうする!?そうする?むっはー♪とりあえず婚姻届にサインするぅ?(スチャ!)一度でいいから婚姻届に書きたかったの!サイン。ただ書きたかったんじゃなくて、愛する人が居ないと意味無いじゃない?

はぅあ……この胸のトキメキ、緊張感、高揚感、幸福感……たまらないわ!うぃわぁーーー!エンゲージエンゲージ、エンゲージリングー!!(婚約指輪)」コォ…!




ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!




VAVA「うぉっ!?馬鹿!こんなところで超重力砲を撃つな!!」



タカオ「エッキサイティーン!!」ニッコリ!



VAVA『やはり、褒めすぎると暴走するタイプなのか…!』ブルッ…!

609 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 19:23:07.34 ID:LMX/DxPg0
数日後……



横須賀鎮守府



執務室



VAVA「ふむ、敵の本拠地に乗り込んでボスを暗殺か」ピラ…



イオナ「良い作戦だと思う」



VAVA「この作戦、俺のいつものやり方と同じじゃないか」



大淀「提督のは敵に見つかるのも構わず突進して敵将を討ち取る、極めて力任せな作戦……というか作戦じゃないでしょう。敵もワラワラ出てきますし」



VAVA「だったら全部ぶっ壊せばいいだろ」



大淀「そんなぁ…」



イオナ「とにかく、一刻も早くコンゴウを倒さないといけない」



VAVA「…よし、俺も行こう」



ガチャ…!



タカオ「やはり霧ね……いつ出発する?私も同行するわ」



イオナ「タカオ」



タカオ「コンゴウにお礼をしないとね」

610 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/19(金) 19:26:54.68 ID:LMX/DxPg0


イオナ「むーん……それだと鎮守府の守りが手薄になる」



大淀「私もそう思います。この状況で提督とタカオさん、イオナさんまで不在になるのは、少々危険過ぎます」



大井「まるで別の戦場みたいですね、北上さん。私達、もうお払い箱なのかしら」


北上「まぁ、しょうがないよね。あたしら深海棲艦専門だしぃ」しぶしぶ…



VAVA「ハチ、お前の意見が聞きたい」



ハチ「ヤー。私も、提督とタカオさんの同行には反対です。この作戦は、潜水艦のみで構成することに深い意味があるかと。はい」



VAVA「うむ……そうか、わかった。この作戦はイオナに任せる。タカオ、待機だ」



タカオ「わかったわ。提督がそういうなら」



イオナ「りょーかい。お任せー」



VAVA「まるゆにはライドアーマーを使わせろ。戦力増強及び、いざという時には全員を抱えて逃げることもできる」



まるゆ「は、はい!隊長!!らいどあーまーさんさえあれば、まるゆだって!!」



VAVA「その意気だ。期待しているぞ」



まるゆ「はい!がんばります!!」

611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/19(金) 19:27:57.43 ID:6zqUZ+NgO
>>1の帰還ヤッター!
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 01:03:42.39 ID:nffZrBCG0
待ってました。更新があって嬉しい。
タカオの艦長になろうとしたら艦娘達が全力で阻止してきそう
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 01:16:11.59 ID:XahNTg9Do
軽い花京院ネタにわらた
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 16:16:56.25 ID:WJwqqvag0
タカオの暴走は留まるところを知らない
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 21:38:10.23 ID:5xS6KNw40
待ってた!花京院ネタは笑う
616 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/28(日) 11:05:23.21 ID:AE5BGl5Y0



海底



ズン……ズン…



イムヤ「なるほど、楽でいいわね」



ハチ「スクリュー回すより静かですし、何より燃料を使わずに済みます」



イク「イクも乗ってみたいのね〜」



まるゆ「らいどあーまーさん!とってもチカラ持ちです!」



RA妖精「うんしょ、こらしょ」



ゴーヤ「…」



イオナ「このままこの方向へ引っ張ってってもらえば、コンゴウのいる場所へ着く」



イムヤ「ゴーヤ、どうしたの?」



ゴーヤ「いや、なんでもないでち」



ゴーヤ『……なんでち?何故か、胸騒ぎがするでち』


617 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/28(日) 12:06:18.65 ID:AE5BGl5Y0
横須賀鎮守府



執務室



タカオ「提督。私、明石たちに装備の改造頼まれたから、工廠に行ってくるわ」



VAVA「わかった。多少、オーバーテクノロジーを教えるのは構わんが、ほどほどにな」



タカオ「了解。またあとで」



バタン…



VAVA「……改造か。タカオとの撃ち合いでハッキリした」



VAVA『ナーバスゴーストは確かに強力な肩部兵装だ。俺が使ってきた物の中ではトップクラスといっても良い』


VAVA『しかし……超重力砲を切り札とする霧を相手にするには、火力が低すぎる。コンゴウとやら、恐らくタカオより強いのだろう』



VAVA「火力、か」チャキ…



VAVA「今霧相手に頼りになるのはこいつだけ……皮肉だな、シグマ」



VAVA「兵装を集めるだけでなく、俺も改造などしてみるか」

618 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/28(日) 12:07:52.19 ID:AE5BGl5Y0


トントン!



VAVA「誰だ?」



トントントン!



VAVA「?」



トントントントントン!



VAVA「文月か?悪いな。今は遊んでやれないんだ」



(うふっ)



VAVA「!?」



VAVA『誰だ…!?どの艦娘の声でもない。俺の知らない声……いや、俺はこの声を知っている!』



VAVA「はっ……!知っているはずだ。この声は……」



VAVA『わからない』



VAVA「絶対に聞いているはずなんだ。だが、わからん……何故だ?」



タッタッタッタッタ……!



VAVA「はっ!……待て!!」



ガチャ!



VAVA「いない、こっちか!」
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 12:14:14.96 ID:kcjqtnNA0
mk-2 になる時も近いかな。
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 13:54:26.83 ID:Qu4vq5dJO
まさか単身乗り込んできたのか?
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 03:06:03.86 ID:991GrnOFo
ブラウンベアもくるかな?
622 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/29(月) 12:22:41.62 ID:jVme+6Rh0


横須賀鎮守府



訓練場



キリキリキリ……!



瑞鶴「はっ!ていっ!ふん!ずぃやっ!」シュシュシュッ!



シュババババーーーッ!ブゥーーーーーン!!!



瑞鶴「…………今よ!投下!!」



「「「了解っ!」」」



ヒューーーン……ドガァーン!!



瑞鶴「標的撃破!」



装甲「なかなかいいじゃない」パチパチ



瑞鶴「ほんとですか!いやったぁ!」



装甲「調子に乗るなぃ」



瑞鶴「へーい」



ビー!ビー!


623 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/29(月) 12:28:23.57 ID:jVme+6Rh0



(緊急警報!鎮守府近海に、霧の艦艇接近中!総員、至急配置について下さい…!!)



装甲「…!」



瑞鶴「また霧の艦艇が!?装甲さん、私行ってきます!!」



装甲「気をつけなさいよ。絶対死んだりするなよ!」



瑞鶴「わかってますって!もう無敵ですから、私」



装甲「馬鹿……がんばれー!」



瑞鶴「はーい!」



タッタッタッタッタ……



装甲『あの馬鹿、本当にどうしようもない。だけど、放っておけない。可愛いやつ』



装甲「……いざというときは、私が護れ、か。あの蒼いチビ」



装甲『護ってやろうじゃないのよ』

624 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/29(月) 12:50:48.21 ID:jVme+6Rh0

鎮守府近海




ドンドン…!ドドドドドドドッ!!




キリシマ「流石にイ401が加担しているだけある。攻撃がかなり激しい」



ハルナ「…」



大和「はぁっ!」ガォン!



キリシマ「新手かっ…!こ、このパワー!?」



武蔵「受け取れ!」ガガンッ!



キリシマ「くぅ!艦娘のくせに!!」



ハルナ「大和型……か。パワーが増している」



赤城「足元がお留守ですよ」



バシューーーッ!



キリシマ「雷撃っ……!?しまっ」



ズドォオオオオン!



キリシマ「きぃ…正規空母か……潰す!」バシュ!



赤城「くぬっ」サッ!



バジューー……パシィン!!

625 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/29(月) 12:52:38.94 ID:jVme+6Rh0


赤城「ふぅ」



キリシマ「なんだ!?」



ハルナ「全員に……特殊な塗装が施してあるようだ」



キリシマ「ビーム対策か、ええい小賢しい…」



瑞鶴「うるせぇ!おかげで全身ベッタベタよ!!爆撃開始!!!」



キリシマ「あとどれほど耐えればいい!?思いのほか手こずるぞ!」



ハルナ「マヤ次第だ」



キリシマ「失敗したとはいえ、私はいつもこんな役回りばっかりだ!!」ドンドンッ!



長門「撃て撃てー!やつらに超重力砲を使わせるな!!砲身が焼け付くまで撃ち続けろ!!」



陸奥「任せて!」



ドンドンドンドンドン!!!!!


626 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/10/29(月) 13:08:16.03 ID:jVme+6Rh0


キリシマ「少しくらい数を減らしておくか…!そこだ!!」ドンッ!



長門「あ、ヤバ」



陸奥「長門!旋回して……間に合わない!」



シュバーッ!ガインッ!!



タカオ「させないっ!」



長門「すまん!タカオ!!」



タカオ「下がって!遠くから援護して頂戴!!」



長門「わかった!」ダダッ!



キリシマ「タカオ…!?」



ハルナ「タカオ……やはり、寝返っていたのか」



タカオ「引きなさい!さもなくば、容赦はしない!」



キリシマ「何を馬鹿な!戻って来いタカオ!!今なら、軽い処分で済むよう、コンゴウに掛け合ってやる」



タカオ「今更戻る気なんて無いわ!私は、愛に生きると決めた!私の艦生は、やっと始まったのよ!!」



キリシマ「愛……だと?」



ハルナ「ふざけたことを……」



キリシマ「…いいだろう!仲間だと思っていたが……お前はもう敵だ!ナガラ級!超重力砲用意!!」



ナガラ級「「「…」」」ヴーン…!


627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 19:17:29.75 ID:nTfmy3nzO
これは装甲参戦フラグ立ったか
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/30(火) 00:28:10.85 ID:xe797q120
VAVAだけを誘き出して何が狙いなんだろうか
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/25(日) 09:11:14.70 ID:mwca8Pch0
忙しいんだろうか。続きが気になる
630 : ◆1oKmZSIAF. [saga]:2018/12/08(土) 16:51:57.14 ID:G9NrAYTs0
音楽室


ガチャ……ギィー…バタン



「あ、やっときた。また会えたね」


VAVA「目的は何だ」


「ふんふんふーん!」ポロロロン♪


ドゥンッ!


VAVA「答えろ、次は当てる」


「当たるかなぁ」


ドゥンッ!


「おっと!」パシンッ!


VAVA「…」シュ〜……


「残念〜!」


VAVA「……貴様、俺に何をした?」


「見えてるもの、聴こえるもの、どれも真実だと思う?」


VAVA「…」


マヤ「うふふ!私、マヤ。霧の重巡マヤ。タカオとは友達だよ」ぴょん!
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