【ミリオンライブ!】第7話 家族の応援

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:01:32.82 ID:DAB8Ndgz0
(1)
(事務所)

バーン(雷)

社長「し、しかし」

謎の男「残念ながら彼にはそうしてもらうしかないのです。」

社長「私たちにはまだ彼の力が必要なんだ!」

謎の男「これ以上言うと765プロがどうなっても知りませんよ。」

社長「そ、それだけは!」

謎の男「では失礼します。くれぐれもごまかそうとは考えないように。」バタン

社長「くっ」

・・・


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494680492
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:03:14.07 ID:DAB8Ndgz0
(翌日、事務所)
ガチャ
p「おはようございます。」

ひなた「あ、おはよ、プロデューサー。」

p「おお、ひなたおはよう!どうしたんだい?今日はオフの日だろう?」

ひなた「田舎のおじいちゃんがね、私に野菜をたーくさん送ってきてくれたんだ。だから今日はおすそ分けしようと思ってね。」

p「そうか、ひなたは仲間思いだなぁ。」

小鳥「プロデューサーさん、おはようございます。社長がお呼びですよ。」

p「社長が?今日は特に話をすることあったかな?」ガチャ

小鳥「プロデューサーさん・・・。」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:06:04.79 ID:DAB8Ndgz0
(社長室)
p「失礼します。」

社長「ああ君、いきなりすまないね。」

p「はい、どうかしましたか?」

社長「まぁ座りたまえ。」

p「失礼します。」

社長「この頃どうかね?」

p「シアター初ライブも終えて少しずつ色々な人に知ってもらえるようになったのではと思っています。今ならば新しい仕事も入りそうですので営業を頑張っています。」

社長「そうか・・・。」

p「一体どうしたんですか?」

社長「実はとても言いにくいことなんだが・・・。」

p「な、何かアイドル達の身に何かあったのですか?それとも事務所の経営が・・・」。

社長「いや、君のことだ。」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:07:19.42 ID:DAB8Ndgz0
p「私のこと?・・・ま、まさか!待って下さい、私はまだ彼女たちのためにやるべきことがあるんです!」

社長「わかっている。君の熱い思いにはいつも感謝している。しかし765プロのためには仕方ないことなんだ。」

p「ど、どういうことなんですか!」

社長「すまない、しかしこれは命令なのだ。」

p「社長!お願いします!それだけは!」

社長「君!」

p「どうか!」


ガチャ
ひなた「社長、プロデューサー、お茶が入ったよ。」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:08:10.01 ID:DAB8Ndgz0
社長「有給をとり給え!」
p「くびだけは勘弁してください」




p・社長「・・・・・・」

p・社長「はい?」

ひなた「?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:09:39.11 ID:DAB8Ndgz0
オープニング
Dreaming! (〜1:35)
https://www.youtube.com/watch?v=mv1UDSZI6kM

本作品はアニメ版『THE IDOLM@STER』の世界を想定しています。
時系列では、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』へ以降となっております。
よければご覧下さい。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:12:37.35 ID:DAB8Ndgz0
<前回まで>
【ミリオンライブ!】第1話 Welcome!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491055230/

【ミリオンライブ!】第2話 自然体の笑顔
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491742966/

【ミリオンライブ!】第3話 目指せガーリー!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492261284/

【ミリオンライブ!】第4話 全力パフォーマンス!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492866038/

【ミリオンライブ!】第5話 通じ合う心
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493805656/

【ミリオンライブ!】第6話 いつかのために
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494250343/
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:14:36.97 ID:DAB8Ndgz0
(2)
p「まさか有休を取れ、という話だったとは・・・。」

小鳥「昨日労○から人が来たんですよ。この頃厳しいんですよね、この前の○通の件があってから特にです。」

p「そうだったんですか・・・。まぁ今日はレッスンを見るだけだったので、他の先生にお願いしましょう。」

小鳥「せっかくの休みなんでちゃんとリフレッシュして下さいね!」

p「あれ?じゃあPさんや律子はどうしたんですか?あの2人は今日も仕事のはずですが・・・。」

小鳥「律子さんはああ見えても休みを取っているんですよ。未成年ですからね。」

p「Pさんは?」

小鳥「今年から管理職になったので問題ありません。」

p「oh・・・。」

ひなた「んで、結局何があったんだい?」

p「まぁ簡単に言うと今日はお休みを取りなさい、って言われたんだよ。」

ひなた「ふぅん、そうなんだ。確かにプロデューサーはいつもたーくさん私たちのために動いているから、たまには休んでもらった方がいいべさ。」

p「ひなた・・・(涙)。」

小鳥「天使ですね。」

p「はい・・・。あ、音無さんは大丈夫なんですか?」

小鳥「あ、はい。社長から私は大丈夫だと言われているので・・・。」

p「え、なんで小鳥さんは?」

ひなた「きっと仕事中によく別のことをしているからじゃないかな?」

小鳥「グサー!!」

p「純粋って怖い・・・。」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:17:06.36 ID:DAB8Ndgz0
p「でもな、急に休みって言われてもすることがないんだよな。」

ひなた「好きなことをすればいいんじゃないんかい?」

p「ひなたは今日この後どうするんだい?」

ひなた「うーん・・・、私もこの後は特に予定はないんよ・・・。」

p「お互い暇だな。」ハハハハ

ひなた「そうだね。」ハハハハ

ドタドタドタドタ・・・

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:19:06.84 ID:DAB8Ndgz0
バン!
響「遅刻だー!プロデューサーごめん!」

ひなた「響さん、おはよ。」

p「どうしたんだいそんなに慌てて?」

響「ひなたに、新しい方のプロデューサー!いや自分今日収録が入っていたのを忘れてて・・・。」

小鳥「響ちゃん、今日の仕事はキャンセルになったのよ。連絡していなかったかしら?」

響「え、そうなのか⁉」

p「確か、あずささんがアメリカに行ってしまった関係で、今日のあずささんとの収録が一週間延びたんじゃなかったけ?」

響「そ、そうだったのか!助かったぞー・・・。」

ひなた「響さんは案外おっちょこちょいさんなんだね。」

響「そ、そんなことないぞ!今日は偶然なだけ!本当は自分、完璧だからな!」

小鳥「強がる響ちゃんもかわいいわ・・・。」

p「また何か変な妄想していませんか?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:21:02.82 ID:DAB8Ndgz0
響「自分今日暇になったな・・・。でもどうしよう・・・、特にすることもないし・・・。」

ひなた「響さんも私たちと同じだねぇ。」

響「ん?ひなたも今日は暇なのか?」

ひなた「そうなんだ、私はもともとオフで、プロデューサーも今日はお休みになったんだよ。」

響「プロデューサーもなのか!」

p「有給を取れって社長に言われてな。」

響「へー。でもそうだな、ピヨ子と違っていつもサボらずに忙しそうだからな!」

小鳥「ガハッ!」バタ

p「小鳥さん、強く生きて・・・。」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:24:58.42 ID:DAB8Ndgz0
響「あっ!じゃあさ、今日みんなで一緒に遊びに行こうよ!」

p「え、一緒に?僕もかい?」

響「そうさー!せっかくの休みなんだから、みんなで過ごした方が楽しいぞ!」

ひなた「うわー、いい考えだねぇ。あたし響さんと一緒に遊ぶなんて初めてだからなんまらたのしみだよぉ。」

響「喜んでもらえて嬉しいさ!じゃあひなたはどこか行きたいところあるか?」

ひなた「あたしが選んでいいんかい?」

響「ああ!自分、先輩だから後輩の意見を尊重するんだぞ!」エヘン!

ひなた「そうだね・・・、じゃあ新宿や渋谷に行ってみたいなぁ。」

響「し、新宿?渋谷?」パチパチ

ひなた「うん、あたしね、上京したばかりでまだ全然東京を知らないんだ。響さんに色々と教えてほしいべさ。」

p「なるほどね。僕も長い間日本にいなかったから案内してほしいな。」

ひなた「いいかい、響さん?」

響「も、もちろんだぞ!自分に任せるさー!」

p「・・・、本当に大丈夫?」

響「う・・・、じ、実は自分もまだ人がたくさんいる所が好きじゃないから、都心はあまり詳しくないんだ・・・。」

ひなた「そう・・・。気を遣わせてしまってごめんね・・・。」

響「で、でも!東京のラーメン屋ならば詳しいぞ。特に二十郎は全部行ったことあるんだ!」

p「へー、響があんなラーメンが好きなんて意外だな。」

響「自分も本当はあんなに行く気はなかったんだぞ・・・。」(遠い目)

ひなた「プロデューサー、あたしもラーメンをたくさん食べれば、響さんみたいに上手く踊れるようになれるんかい?」

p「それだけはダメ。」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:27:09.18 ID:DAB8Ndgz0
p「でもそうなると案内してもらえる人がいないな・・・。」

響「そうだ!シアターメンバーで今日他に暇な人に案内してもらえばいいじゃないか!」

ひなた「いいね、響さんが言ったようにみーんなで遊んだほうが楽しいよ。」

ガチャ

のり子「すいません、書類を提出しに来ました。」

響「ちょうどいいところに一人来たぞ。」

p「あ、のり子!言っていた書類を提出していなかったな!」

のり子「ゴメンゴメン。すっかり忘れていたんだ。だから今日直接事務所に出しに来たんじゃん。それで勘弁してよ。」

p「やれやれ。」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:30:21.24 ID:DAB8Ndgz0
ひなた「ねぇのり子さん、今日何もないんかい?」

のり子「うん?まぁね。ちょっとバイクに乗ってどこか行こうかなって思ってはいるけど。」

響「なぁ、もしよければ自分たちと遊びに行かないか?」

ひなた「あたしと響さんとプロデューサーで今から遊びに行こうって話をしていたんだ。」

のり子「へぇー、響とか!響と遊びに行ける機会なんて滅多にないし、せっかくのチャンスだし行こうかな。」

響「よーし!これで都会に詳しい人間が加わったぞ!」

のり子「え?都会に詳しい?何の話?」

p「いや、今日ひなたのために新宿や渋谷に遊びに行こうって話をしていたんだけど、僕や響があまり詳しくないからさ。だから誰か詳しそうな人いないかなって思っていたんだ。ののり子「うーん、新宿や渋谷か・・・。アタシさ、バイクでツーリングすることが多いからさ、詳しいってわけではないんだよね・・・。遊びもスポーツすることが多いし。」

響「そうなのか?でも自分たちよりは詳しいと思うぞ。」

のり子「うーん、あまり期待されているほどのこと出来るかなぁ・・・。できれば他の人がいた方がいいかもね。」

p「うーん、そうなると・・・、」

響「新宿や渋谷に詳しくて・・・、」

のり子「都会の女性の遊び方を知っている・・・。」

ひなた「何だか、大人の女性って感じだねぇ。」


プルルルル
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:31:58.26 ID:DAB8Ndgz0
プルルルル
p「おや、誰からだろう。」ピッ

p「はい、もしもし。」

電話(?「プロデューサー君!聞いてよ!昨日の夜合コンが会ったのに誰も私を誘ってくれないのよ!今日せっかくオフにしていたのに、最悪よ!」)

p「あー、あのさ・・・(ゴニョゴニョゴニョ…)うんじゃあそこで待ち合わせで。うん、よろしく。」ピッ

p「人員、確保しました。」

ひなた・響・のり子「?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/13(土) 22:34:46.76 ID:DAB8Ndgz0
(3)
(事務所近くの駅)
莉緒「みんなー、こっちよー!」

のり子「おはよう莉緒姉。」

p「いきなり呼び出して悪いな。」

莉緒「いいのよ、いいのよ私も退屈していたんだから!」

ひなた「莉緒さんも今日は暇でよかったよぉ。」

p「あ、ひなたそれはパワーワード・・・。」

莉緒「・・・そうよ、本当は忙しい一日になるはずだったのよ!それなのに、それなのに!」

響「ま、まぁまぁ、今日は莉緒から大人の女性の休日の過ごし方を教えてもらうつもりなんだぞ!」

のり子「そ、そうそう、私たちじゃわからないことばかりだからさ!たくさん教えてほしいよ!」

莉緒「そ、そうなの?よーし!今日は私がみんなに恋のレッスン初級編を伝授しちゃうわよー!!みんな着いてきなさい!」

ひなた「はぁーい、みんな行くよぉ。」

のり子「大丈夫?なんか趣旨変わっていない?」

p「ま、まぁ莉緒のことだから何だかんだちゃんとやってくれるよ。」

響「自分、もう何だか不安だぞ・・・。」

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