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【安価】魔法学校の不良生徒を更生させろ!
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209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 21:01:07.47 ID:2x0a1F1I0
>>207
210 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/02(金) 21:14:50.62 ID:J4RiRtmN0
フリックス「いいぜ…なら俺はアンタに正式な決闘を申し込む!」
ハルトマン「え、デュエルですか?すみません、先生カードゲームはあまり…」
フリックス「違ぇよ!決闘だよ、けっ・と・う!」
ハルトマン「嫌だなぁ、そんなに怒らなくてもいいじゃないですか。ほんの冗談ですよ、冗談」
フリックス「もう相手すんの疲れてきた…」
ハルトマン「それで、肝心の決闘の時間と場所はどうするんですか?先生は別に今ここでも構いませんが…」
二人の決闘の時間と場所は…
↓2
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 21:15:48.68 ID:5hxWzRcyO
個人的には生徒側の行動は作者に決めてもらいたいところだけど…
安価なら↓
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 21:21:29.33 ID:+ajsIGnT0
他の4組生徒も見守る中、放課後の校庭
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 21:21:33.85 ID:2x0a1F1I0
明日、この場所(屋上)で。
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 21:21:51.93 ID:t4z11an70
明日の朝、学校の施設の決闘場にて。
215 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/02(金) 21:53:11.48 ID:J4RiRtmN0
フリックス「やっぱギャラリーがいないと盛り上がらねーからな。放課後、他の4組の連中も呼んで校庭で…ってのはどうよ?」
ハルトマン「放課後…つまり夕暮れの校庭で決闘ですか。いやはや、26歳にしてまだこんな青臭い真似が出来るとは夢にも思いませんでしたよ」
フリックス「ハッ!青臭いじゃなくて青ざめた顔にしてやるよ。俺の実力をたっぷりと見せつけてな!」
フリックス「じゃあ俺は行くぜ。せいぜい決闘までに準備を整えておくんだな!」スタスタ
ハルトマン「ええ、ではお言葉に甘えて色々対策を考えさせていただきますよ」
不良A「…おい…俺ら完全に忘れられてね?」ボソッ
不良B「ああ…でもあの先公、今度はフリックスと決闘するらしいぜ。こいつは面白ぇことになりそうだな…!」ボソッ
216 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/02(金) 22:56:37.85 ID:J4RiRtmN0
〜放課後・校庭〜
ハルトマン「…確か決闘に立ち会うのは4組の皆さんだけのはずでしたよね?」
フリックス「…そーだな」
ハルトマン「えーと…それがどうして、他のクラスの皆さんや先生方まで集まっているのでしょうか…?」
フリックス「知らねぇよ。どっかの馬鹿が噂流して回ったんじゃねーの?」
ハルトマン「困りましたねぇ…後でまたリツカ先生にお小言を言われなければいいのですが…」
リツカ「…」ギロリ
ハルトマン「…どうやらそれも無理そうですねぇ」
217 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/02(金) 23:37:01.38 ID:J4RiRtmN0
フェリシア「な、何だか大変なことになっちゃったね…」
エルフィール「ええ。まさかバックスに続いて今度はフリックスだなんて」
フジワラ「男と男の真剣勝負…燃えるでござるな!」
ナシム「ああ…先生とフリックスが僕をめぐって戦おうとしている!やめて!僕のために争わないで!」
ロキ「誰かこの変態を隔離しておけ…」
フリックス「よぉバックス、今から俺がお前の仇を取ってやるからよ!期待していいぜ!」
バックス「フン…そんなもん誰も頼んでねぇよ!」
フリックス「…あれ?そういやアベイトの奴はどうした?」
エルフィール「それが誘おうとしたんだけど、その時にはもう姿がなくて…」
フリックス「はぁ!?マジかよ!俺の超絶かっこいい戦い見ねぇとか、終わってんなアイツ」
ロキ「だがあいつのことだ。俺たちと一緒というのが煩わしいと感じただけで、この決闘自体はどこかから見ているのかもしれんぞ」
フリックス「ふーん…じゃ、とりあえずそーいうことにしときますかね」
フリックス「…さてと、ギャラリーも待たせてることだしいい加減始めようぜ、先生?」
ハルトマン「ええ、そうですね。ではいざ尋常に…」
ハルトマン、フリックス『勝負ッ!!』
218 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/02(金) 23:38:23.61 ID:J4RiRtmN0
ハルトマンとフリックスの決闘が始まったところですが、今回はここまで
ようやく不良を更正させる話が書けて何よりです
次回は日曜か月曜あたりを予定しています
それでは、また次回お会いしましょう
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 23:42:09.67 ID:mp5iFq/8o
乙
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 23:45:54.05 ID:2x0a1F1I0
乙
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 23:46:19.41 ID:GBEcm1I2O
乙なのです
そういえばエルフィールやフジワラが授業出てないのはどういう理由なんだろう
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 23:57:57.33 ID:+ajsIGnT0
乙
エルフィールは確かに疑問だが、フジワラは多分授業より刀振ったりの鍛錬とかしちゃってるんだろうなぁ…
ハルトマンの呪術の汎用性高すぎてフリックスどうなってしまうやら
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 00:13:33.06 ID:48ZQp8upO
乙ー。フリックス井の中蛙って扱いだけど、多分同クラスのフェリシアと戦ってても負けてたかもな(一応高位魔法使える教頭半殺しにしてるし)
それはそれで真面目に授業受けた者とそうでない者の差を教えられそうだけど
エルフィールもまともそうなのになんで授業でないんだろ?
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 22:01:11.43 ID:OvTEhzF5O
今日は更新ないかー…
ところで四組の生徒の主戦術魔法って
バックス→肉体強化魔法+錬金装備魔法
ナシム→魅了魔法
ロキ→絵や音の具現化魔法
アベイト→精神系魔法
フジワラ→物理攻撃
フェリシア→同時魔法+反撃魔法
エルフィール→回復魔法+強化魔法
フリックス→???
でフリックスだけ明示されてないよね?
他の皆は綺麗に系統分かれてるし、被らないように安価決定かな?
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 13:31:49.62 ID:hdvmxDFA0
>>226
>>26
で「天才肌のため大体の魔法は並み以上に扱う事ができるが、強いて言うならば風魔法が得意」って設定加わってる
要はまんべんなくステの高いオールラウンダータイプやね。そこそこ名が売れればいいというフリックスらしい
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 13:33:26.49 ID:hdvmxDFA0
安価先間違えた。
>>224
あてね
227 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 21:38:23.19 ID:guTFQQlm0
こんばんは
そして今回も予定した日時通りに更新することが出来ず、すみませんでした
今回もまずは皆さんのコメントに対して、お返事をさせていただこうと思います
>>221-223
誤解させてしまったかもしれませんが、エルフィールは毎回授業に出ていないというわけではありません
彼女も真面目な性格なので、フェリシアほどではないにしても授業にはちゃんと出席しています
では授業に出ていない時は何をしているのか?
きっとしっかり者の彼女のことですから、授業に出ない他の面々を説得したり自己研鑽に励んでいるのではないでしょうか?
たとえ授業に出なくてもちゃんと努力しているのであれば、ハルトマンもそこまでうるさく言わないんじゃないかと思います
>>224
既に
>>225
の方が答えてくれていますが、フリックスのキャラを考えてくれた方が
>>26
で風魔法が得意という設定を追加されています
キャラまとめの際にその設定も追記しておくべきでしたね。すみませんでした
以上。
では始めたいと思います
228 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 21:39:37.51 ID:guTFQQlm0
エリザリーナ「という訳で始まりました!ハルトマンVSフリックス、教師と生徒による宿命の師弟対決!」
エリザリーナ「実況は私、エリザリーナ!解説は当魔法学校きっての武闘派お二人にお願い致しました!」
リカルド「はっはっはっ!リカルドです、よろしくお願いします!」
ガオン「…どうも」
ハルトマン「って、何やってるんですかエリザリーナさん…先生方まで巻き込んで」
エリザリーナ「だって、あんた達のむさ苦しい戦いをただ見せられてもつまらないでしょ?だから私の実況で華を添えてやろうと思ったわけよ!」
ハルトマン「誰もそんなことは頼んでないのですが…お二人共、ご迷惑をおかけしてすみません」
リカルド「自分は全然構いませんよ!ハルトマン先生の戦いには大いに興味がありますからね!」
ガオン「…同じく」
エリザリーナ「ほら!二人だってこう言ってるんだから、ちゃっちゃと戦いなさいよ!」
フリックス「そうだそうだ!尋常に勝負とか言っといて、いつまでもお喋りしてたらカッコつかねーだろ!?」
ハルトマン「やれやれ…では先手は君にお譲りしますよ、フリックス君」
フリックス「フン…余裕かましやがって。俺に先手を与えたこと、たっぷり後悔させてやるよ!」
エリザリーナ「おおーっと!フリックス、そう言って早くも詠唱を開始しましたが…!?」
ガオン「この魔法は…」
リカルド「もしや、あの上級風魔法では!?」
上級風魔法の名前↓2
どんな効果か↓3
詠唱のセリフ↓4
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 21:43:51.01 ID:TXgwrDeq0
呪縛の風槍(ディスペル・ウィンドランス)
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 21:46:22.46 ID:fE+V4GkAO
上
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 21:53:41.06 ID:RniboqT+0
風の槍を飛ばす魔法の一つ。
単純な威力も高い上、突き刺さると魔法を妨害するつむじ風になって相手を包み込む二段構えの魔法。
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:01:10.30 ID:g0Dxv5UYO
風神の力をここに。我は風の代行者にして厄災の槍を振るう者。
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:01:53.49 ID:uCVAftp10
無言呪文
234 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 22:22:27.38 ID:guTFQQlm0
フリックス「風神の力をここに。我は風の代行者にして厄災の槍を振るう者…呪縛の風槍(ディスペル・ウィンドランス)!」
エリザリーナ「な、何とぉぉぉぉぉ!?フリックス、いきなり上級魔法をぶっ放してきました!」
校長「ほほう、まさか学生であの魔法を使える者がいたとは…やりますねぇ、彼」
アキ「そうですね。ですがウチの弟だって…!」
リツカ「アキ先生、少し静かにしてください」ギロリ
アキ「あ、ハイ」
オーレント「いやぁ、若い者同士の戦いを見ていると血が滾りますなぁ。わしも負けては…」グキッ
オーレント「あいたたたた!?こ、腰が…!」
リサ「お、オーレント先生!大丈夫ですか!?」
エリザリーナ「な、何だかあっちの方が大変なことになってるけど、こっちはもっと大変なことになってるわよ!」
ハルトマン「くっ…完全に油断していましたよ。まさか君がこんな上級魔法まで習得していたとは…」
エリザリーナ「ハルトマン、フリックスの呪縛の風槍(ディスペル・ウィンドランス)をモロに受けてしまったぁ!これはいきなり大ダメージだ!」
フリックス「確かにこの魔法は威力も高いが重要なのはそこじゃねぇ。こいつが突き刺さると、魔法を妨害するつむじ風になって相手を包み込むんだ」
フリックス「さーて、どうする先生?お得意の呪術はこれで使えねーぜ?」
ハルトマン「そうですねぇ…どうしましょうか?」
ハルトマンの行動↓2
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:24:07.84 ID:WEBWmZYc0
バックスの時のような訓練ではなく正式な決闘のため、本当の全力発揮
フリックスに呪いはかけず、ハルトマン自身に祝福重ねがけして全能力を最大限高めてまさかの肉弾戦
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:24:59.51 ID:TXgwrDeq0
上
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:31:04.86 ID:WEBWmZYc0
あ、補足すると風に覆われて外への呪い飛ばしなどは発動できないが、風の内部のハルトマン自身への祝福は風の妨害の対象外ってことで一つ
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:45:38.94 ID:y4M/B8U7o
どんな感じになるか
239 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 22:47:24.79 ID:guTFQQlm0
ハルトマン「確かに、これで君に呪いをかけることはできなくなってしまいましたねぇ」
ハルトマン「ですが、私自身に対してだったらどうでしょう?」
フリックス「はぁ?まさか自分で自分に呪いをかける気かよ。もう勝てっこねーからって、ヤケ起こしたのか?」
ハルトマン「君こそ忘れたんですか?私の呪術は呪いだけではなく、祝福の効果も存在するということを」
フリックス「何?ま、まさか…!?」
ハルトマン「ええ、そのまさかですよ…!」
エリザリーナ「おおっと!ハルトマン、自分に対して祝福の術を重ねがけしている!こ、これはもしや…!?」
ガオン「自身の能力を高めて、肉弾戦に持ち込むつもりか…!?」
ハルトマン「まあ、このぐらいで良いでしょう。…では行きますよ」ヒュンッ
リカルド「何と!?」
エリザリーナ「こ、これは速い!ハルトマン、いつもののほほんとした態度からは想像も出来ないほど凄まじいスピードです!」
フリックス(や、やべぇ!とりあえず、こっちも速度上昇の魔法を使って距離を取らねーと…!)
速度上昇魔法の名前↓2
詠唱のセリフ↓3
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:51:24.92 ID:TXgwrDeq0
疾風の祝福(エンチャント・ゲイル)
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:52:11.27 ID:NyJmXZKKo
上
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 22:53:39.95 ID:U8uj9doIO
無詠唱で使える
(使うなら「疾風の加護よ」)
243 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 23:06:04.09 ID:guTFQQlm0
フリックス「疾風の加護よ…疾風の祝福(エンチャント・ゲイル)!」
エリザリーナ「フリックス、ハルトマンのスピードに対抗するため速度上昇魔法、疾風の祝福(エンチャント・ゲイル)を発動しました!」
フリックス「やれやれ、この時ほど自分が風魔法得意で良かったと思ったことはないぜ…!」
フリックス「ほらほら、追いつけるもんなら追いついてみろよ先生よぉ!」
ハルトマンはフリックスに追いつける?↓2
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 23:08:17.11 ID:y4M/B8U7o
ドラゴンボールみたいなことになってそう
安価ならコンマ奇数で追いつける、偶然で追いつけない
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 23:09:40.06 ID:COtm5XxQO
経験の差
楽々追いついて顔面粉砕パンチでお仕置き
246 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 23:26:36.32 ID:guTFQQlm0
ハルトマン「はい、追いつきましたよ」
フリックス「なっ…何だとぉぉぉぉぉ!?」
エリザリーナ「ふ、フリックス、疾風の祝福(エンチャント・ゲイル)の効果も空しく、あっという間に追いつかれてしました!!」
ハルトマン「初めに決闘を申し込んだのは君です。当然こうなる覚悟も出来ていますよ…ねぇッ!」
ドゴォッ!
フリックス「ぐわあああああーッ!!」
エリザリーナ「おおっと!ハルトマン、フリックスの顔面に容赦なく鉄拳制裁だ!」
リカルド「祝福の効果でパワーも増強されていますからな…これは痛いなんてものではないですよ!」
フリックス「く、くそぉ…俺の顔が…!」
ハルトマン「…さてフリックス君、先生もあまり手荒なことはしたくありません。大人しく降参してくれませんか?」
フリックス「ざけんなぁッ!誰が降参なんかするかよ!!」
ハルトマン「そうですか…では仕方ないですね」
ハルトマンの行動↓2
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 23:29:14.94 ID:WEBWmZYc0
井の中蛙の現実を叩きつける
フリックスの攻撃魔法は全て片手でなぎ払い、肉弾戦は顔を重点的に責める(イケメン故に精神ダメージ)
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 23:30:40.51 ID:OKlHDfYXo
バフ完了
鉄壁になってるので思う存分打ち込ませ、効いてないのを見せつける
249 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/08(木) 23:53:08.58 ID:guTFQQlm0
フリックス「オラァァァァァ!!」
エリザリーナ「フリックス、さっきから風魔法を連発していますが…」
ガオン「…まるで効いていないな」
フリックス「はぁ…はぁ…ち、畜生…!」
ハルトマン「ずいぶん息が上がってますねぇ、フリックス君。タバコなんか吸ってるから体力が低下するんですよ」
フリックス「く、クソが…!俺は前の学校じゃ誰にも負けたことなんか無かったんだぞ…!」
フリックス「先公だってそうだ…ムカつく先公がいたから俺の魔法で半殺しにしてやって、それでここに来ることになって…」
フリックス「なのに、その俺が負けるってのかよ!?こんなヤツなんかに!!」
ハルトマン「フリックス君…」
フリックスに何と声をかける?↓2
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 00:06:50.95 ID:h1cjC5NmO
フェリシアさんしか参加してくれませんでしたが、私は前の授業で、今の私のような相手に対する有効な反撃手段も教えていたのですよ?
それでもまだ、すべての授業に価値がないと思いますか?
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 00:07:36.20 ID:zOTqOP6uo
↑
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 00:16:34.69 ID:h1cjC5NmO
ごめん
「授業後、ちゃんとフェリシアさんは今の私の魔法を破っていますよ」
を追加で。ちゃんと授業に出てれば、フリックスにも勝機はあったかもしれないということを伝える
(なお破ったのはここまでガチガチの祝福ではないことは伏せておく)
253 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/09(金) 00:36:56.22 ID:2ynn+vRs0
>>250
+
>>252
了解
ですが今回はここまで
もうフリックス編もクライマックスなので、近いうちに一気に書ききってしまいたいと思います
少なくとも今週末には完結させたいところ
それでは、また次回お会いしましょう
254 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:25:14.68 ID:a8KUmtmr0
ハルトマン「フェリシアさんしか参加してくれませんでしたが、私は前の授業で、今の私のような相手に対する有効な反撃手段も教えていたのですよ?」
フリックス「ま、マジかよ…!?」
エルフィール「えっ…そうなの?フェリシア」
フェリシア「うん…」
エルフィール「そうなんだ…私も出ておけば良かったなぁ」
フェリシア「仕方ないよ…エルフィールはあの時、ちゃんと授業に出るようにってみんなを説得してくれてたじゃない」
フェリシア「本当なら私も協力しなきゃいけないのに…ごめんね、エルフィール」
エルフィール「フェリシアが謝ることなんかないわよ!あの時はギリギリまで粘ったけど、結局みんな授業には出てくれなくて…これじゃ私もサボってたのと変わらないわね」
フェリシア「エルフィール…」
ハルトマン「ちなみに授業後、ちゃんとフェリシアさんは今の私の魔法を破っていますよ。もし君がちゃんと授業に出ていたら、勝機はあったかもしれませんねぇ」
ハルトマン(まあ、さすがにここまで重ねがけしてはいないのですが…それは秘密にしておきましょう)
ハルトマン「さてフリックス君、それでもまだすべての授業に価値がないと思いますか?」
フリックス「…だ」
ハルトマン「はい?」
フリックス「俺の…負けだ…」
ドサッ!
エリザリーナ「き、決まったぁぁぁぁぁ!教師と生徒、二人の魔導師による熱き決闘についに終止符が打たれました!」
エリザリーナ「勝者、ハルトマン!皆様、盛大な拍手をお願いします!」
パチパチパチパチ!
ハルトマン「やれやれ…大げさですねぇ、エリザリーナさんは…」
255 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:27:52.25 ID:a8KUmtmr0
ハルトマン「さて…今の気分はどうですか、フリックス君?」
フリックス「負けたヤツに気分聞くとか、あんたマジで性格悪ぃな…いや、でも…」
ハルトマン「はい?」
フリックス「正直、そんなに悪い気分じゃねぇっつーか…負けたのに何か清々しい気分っつーか…」
ハルトマン「ほう、負けたのに清々しい気分とは…さては君、Mですね?」
フリックス「ちげーよ!ただ、なんつーか…負けたおかげで大事なモンに気付けた気がすんだよ」
ハルトマン「フフ…そうですか」
フリックス「…そうだ先生、これ預かっといてくれ」
ハルトマン「おや、これは君が吸っていたタバコではないですか」
フリックス「もう俺には必要ねぇから、やるよ」
ハルトマン「ですが、私はタバコは吸わない主義でして…」
ゼル「で、では私が預かっておきましょう」
ハルトマン「ゼル先生!?いつからそこに…」
ゼル「い、いつだって良いではないですか…と、とにかくハルトマン先生が預からないと言うのなら、私が預かっておきます」
ゼル(よーしよしよし…!これでタダでタバコが手に入ったぜ!)
ハルトマン「やれやれ…まあゼル先生には教頭先生の時の借りもありますし、良しとしておきますか」
256 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:30:34.18 ID:a8KUmtmr0
フジワラ「熱い戦いでござったな…!拙者、もう感動で涙と鼻水が止まらないでござる!」チーン
ロキ「やめろぉぉぉぉぉ!俺のフードで鼻をかむなぁぁぁぁぁ!」
ナシム「大丈夫だよロキ、後で僕が洗濯してあげるから!と、いうわけで…さあ、服を脱いで!」
ロキ「おい待て!フードを洗濯するのに何故ズボンを脱がせようとしているんだお前は!?」
エルフィール「何やってんだか…それよりフリックスは大丈夫かしら?」
フェリシア「うん…やっぱり心配だよね。早く保健室に連れて行ってあげないと…」
バックス「フン…あの野郎、あんだけ大口叩いといてダセぇ負け方しやがって」
エルフィール「そんなこと言わないの!ほら、行くわよみんな!」
フジワラ「御意でござる!」
ナシム「うん、分かったよ(チッ、あともう少しで脱がせられるところだったのに…)」
ロキ「お、俺のフードが…」
257 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:33:11.31 ID:a8KUmtmr0
エリザリーナ「おおーっと!4組生徒達が続々とフリックスの下に集まってきました!感動のシーンですねぇ!」
ハルトマン「あのー、エリザリーナさん?決闘は終わったことですし、もう実況をする必要は無いのでは…」
エリザリーナ「うるさいわね!せっかく久しぶりの出番なんだから、もうちょっと喋らせなさいよ!」
ハルトマン「は、はぁ…」
ナシム「あわわわ…フリックスの顔がボロボロだよぉ。せっかくのイケメンが…」
フジワラ「容赦ないでござるな、あの先生も…フリックス殿、大丈夫でござるか?」
フリックス「ああ…何とかな…」
バックス「フン…正直テメェが負けてくれて安心したぜ」
エルフィール「ちょっとバックス、いきなり何を言い出すのよ!?」
バックス「あのモヤシを先に倒すのは俺だ。テメェみてぇな、才能にあぐらをかいただけの野郎に倒されてたまるかよ」
フリックス「ははっ…手厳しいねぇ。けど、マジその通りだわ」
フリックス「結局俺はあいつにじゃなくて、自分自身に負けたってことだよな。あーあ、超ダセぇ…」
フェリシア「ね、ねえ、それより早く保健室に行った方が…」
エルフィール「そうよ!ほら男子、早くフリックスを保健室まで運んであげて!」
フリックス「いや、待ってくれ。最後に先生に話がある」
ハルトマン「はい?話ですか?」
フリックス「大事なことを気付かせてくれた礼に、俺からも一ついいことを教えてやるよ。…ちょっと耳貸してくれ」
ハルトマン「ふむ、こうでしょうか?それで話とは…」
フリックス「アベイトには気をつけろ」
258 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:36:09.98 ID:a8KUmtmr0
ハルトマン「…ほう?」
フリックス「アンタももう知ってんだろ?今までの俺らの担任が全員一週間も経たねぇ内に辞めてるって話。…ありゃ全部、アベイトの教師イジメが原因だ」
ハルトマン「教師イジメ…ですか」
フリックス「何でか分かんねーけど、あいつは教師をすげぇ憎んでる。まあ今までの連中は全員ムカつく奴らばっかだったし、俺らもせいせいしてたんだけどさ…」
フリックス「まあ、なんつーかアンタは他の先公とちょっと違うみたいだし?少し忠告してやろうと思ったってわけだ」
ハルトマン「そうですか…肝に銘じておきましょう」
フリックス「ああ。あいつ何考えてんのか分かんねーし、おまけに精神に干渉するようなエグい魔法まで使うからな…せいぜい用心しとけよ」
エルフィール「ねえ、さっきから二人で何をコソコソ話してるのよ?」
ナシム「男同士で内緒話…きっと、あんなことやこんなことを話してるに違いないよ!」
フリックス「ちげーよ!いいからさっさと保健室に連れてけっての!」
ハルトマン「…」
エリザリーナ「ちょっと、どうしたのよハルトマン?ボーッとしちゃってさ」
ハルトマン「ああ、いえ…ちょっと考え事をしていまして」
エリザリーナ「ふーん…まあ、いいけど。じゃあ私は先に戻らせてもらうわよ?」
ハルトマン「ええ、どうぞご自由に」
エリザリーナ「言っとくけど、私はまだまだ喋り足りないんだからね!帰ったら最近構ってくれなかった分、たっぷり話し相手になってもらうんだから!」
ハルトマン「はいはい、分かってますよ。どんな話でも付き合いますから」
ハルトマン「…」
ハルトマン(アベイト君…ですか)
259 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:39:46.58 ID:a8KUmtmr0
〜屋上〜
アベイト「まったく…フリックスも意外と単純だよね。あんな安っぽい展開に流されちゃうなんてさぁ…」
アベイト「けど、この茶番もそれなりに有益ではあったかな。おかげでヤツの戦いをじっくり観察することが出来た」
アベイト「ハルトマン…やはり僕の思った通りだ。間違いない、あいつは…」
アベイト「クク…クックック…やばいやばい、どんな冗談だよコレ!?まさかあんなヤツが4組(ぼくたち)の担任やってるなんてさぁ!」
アベイト「この事実を公表したら、学校は間違いなく大騒ぎになるだろうねぇ…でもダメダメ、楽しみは最後まで取っておかなきゃ」
アベイト「アンタが僕以外の全ての生徒を手懐けた時…その最高のタイミングで一気に絶望に叩き落としてあげるよ」
アベイト「楽しみに待ってるんだね…センセイ?」
フリックス編・END
260 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:41:49.60 ID:a8KUmtmr0
はい、フリックス編もこれにて無事終了となりました。次回からは別の生徒のエピソードが始まります
残る生徒は6人。それでは下記のリストの中からキャラをお選びください(プロフィールは
>>81
を参照)
(アベイトは最後に回したいのでリストからは外しています)
1:フジワラ
2:バックス
3:ナシム
4:エルフィール
5:ロキ
↓1
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 20:43:14.39 ID:XYkVoYpno
5
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 20:43:42.65 ID:lS5AX+6sO
4
263 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/10(土) 20:46:17.75 ID:a8KUmtmr0
ロキですね。これは意外な男が選ばれました
では後日、彼のエピソードの導入部を書いて投下します
次回は正直いつになるか分かりませんが、なるべく早く書くように心がけます
それでは、また次回お会いしましょう
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 20:47:38.08 ID:O++2zOsao
おつおつ
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 20:59:42.22 ID:SxdtQsue0
乙乙。
ある程度攻略終わったら番外編として生徒同士の絡みみたいかも。秀才ロキと天才フリックスの絡みとかバックスとフェリシアとか。
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 21:45:45.58 ID:YkrTdilIo
エリザリーナ幽霊生活楽しんでるな
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 21:48:33.81 ID:dfmzBYKJ0
乙ー
超速で物理攻撃してくる奴に反撃なんて、受け流して硬い壁に突っ込ませるかタイミングあわせてカウンターぐらいしか思いつかない……と思ったらフェリシアの得意分野がカウンターだから確かに攻略できんのか
複数同時にカウンター魔法発動で数倍返し出来るとか考えるとかなり強力だな。フリックスにあわせると、風で受け流して壁にぶつける方かな
しかし内心これバックス悔しいだろうなぁ。重ねがけできる分、祝福の方が肉体強化魔法の上位互換っぽいし、授業出ない裏でこっそり修行とかしてそう
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 21:59:07.15 ID:+43M0jKQO
おつおつ
悩みの種無くなったフェリシー普通に優等生。エルフィールもまともそうでよかったよかった
……フジワラさーん!設定で真面目(だが馬鹿)なのに普通に授業でてないしロキのフード駄目にするし何やってんの
ロキの悩みはおそらくアキ絡みだろうが、これナシムも結構強敵そうだな。まず悩みがわからん
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 06:12:39.85 ID:0wK2z7dmO
とうとう一週間か……
書く時間とりにくいなら少し安価量減らしたらどうかな?他の人も言ってたが生徒の行動はそちらである程度決めてもらうとか
生徒や教師の設定みたいに予め生徒が使う魔法名や効果とかも募集かけとくとかすれば少しはスムーズになるかも
まあ一番大事なのはエタらないことだから無理のない程度に頑張ってほしい
270 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:09:20.04 ID:uV4DTaAv0
お久しぶりです
前回の更新から危うく二週間が経過するところでした。お待たせしてしまい申し訳ありません
それでは今回も、コメントをくれた皆さんへのお返事からスタートしたいと思います
>>265
生徒中心の話はいずれ書いてみたいですね
ただ問題はその時間があるかどうか…
>>266
エリザリーナさんは作者の推しキャラなので、ついついはっちゃけさせたくなりますね
>>267
確かにバックスはそういうタイプでしょうね
その辺りがフリックスとは違う感じかと
>>268
そういえば真面目って設定忘れてた…
ナシムの方はまあ、彼の性癖絡みの話になるんじゃないかと思います
>>269
お気遣い、ありがとうございます
これからも今回のようにお待たせすることが多々あると思いますが、エタらないように頑張ります
それとアイデアを出していただき、ありがとうございます
前向きに検討させてもらいますが、今はもう少しだけ自分のやり方でやらせてください
自分のやり方で書いていくことで、どういう所を改善していけばいいかを自分自身で体験して確かめたいので
以上
ではロキ編、スタートします
271 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:10:41.25 ID:uV4DTaAv0
〜放課後・校舎裏〜
ロキ「さて…指定された場所はここだな」
そう呟くロキの手には、一通の手紙が握られていた。
この手紙はロキの机の引き出しの中に入れられており、今朝ロキが登校してきた時に見つけたものだ。
手紙には一言、”話がある。放課後、校舎裏まで来い”とだけ記されており、ロキは怪しいと思いつつもこうして指定の場所までやって来たのだ。
ロキ「まあ大方果たし状の類だとは思うが、肝心の相手はまだ来ていないようだな」
ロキ「まったく人を呼び出しておいて自分は遅刻とは、一体どういう了見だ!…ん?」
不良女子「悪ぃ悪ぃ!ちょっと遅れちまったな!」
ロキ「お、女…!?」
不良女子「ああ?何言ってんだ、見りゃ分かんだろうが」
ロキ「あ、ああ、そうだな…だが例え女であろうと、勝負を受けた以上は…」
不良女子「勝負?さっきから何の話してんだお前。まさかあの手紙が果たし状だとでも思ってんじゃねぇだろうな?」
ロキ「違うのか!?」
不良女子「当たり前だろ!だいたい手紙にはちゃんと”話がある”って書いてあっただろうが!」
ロキ「た、確かに…だが、わざわざこんな人気の無い場所に場所に呼び出して、一体何の話をするというのだ?」
不良女子「野暮なこと聞くなよ…こんな場所で男と女がする話って言やぁ、普通一つしかねーだろ?」
ロキ「何!?ま、まさかそれは告…」
不良女子「その…実はあたし、好きなんだ」
ロキ(き、来た…!間違いない!この女は俺のことを…)
不良女子「アキ先生のことが」
ロキ「…は?」
272 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:30:28.44 ID:uV4DTaAv0
不良女子「ってわけで、こいつをお前から先生に渡してほしいんだ」
ロキ「ま、また手紙…しかも俺の引き出しに入っていたのとは比べ物にならないほど可愛らしい装飾がされている!
不良女子「当たり前だろ。こいつはあたしから先生へのラブレターなんだからさ」
不良女子「いやぁ、直接渡す勇気が無くて困ってたけど、同じ学校に弟が通っててくれて助かったぜ!」
ロキ「一応聞くが、お前は俺に告白するために呼び出したのでは…」
不良女子「は?何であたしがお前に告らなきゃなんねーんだよ。寝ぼけてんのか?」
ロキ「」
不良女子「ま、そーいうワケだ。じゃあ手紙、確かに渡したからな!」
ロキ「お、おい、ちょっと待っ…!」
不良女子「言っとくけど、もしすっぽかしたりしたら…どうなるか分かってるよな?」ギロリ
ロキ「あ、ハイ」
不良女子「おーし、いい返事だ!じゃあ頼んだぜ!」スタスタ
ロキ「…」
ロキ「ふ、フン…下らん!俺は別に告白などを期待していたわけではないんだからな!」
ロキ「だいたいあんな粗暴な女、告白されたとしてもこっちが願い下げだ!…それにそもそも、俺はモテないわけではないしな!」
ロキ「そうだ…あいつほどではないが、俺にだってファンの女子くらいいるんだ!」
ロキ「…やれやれ、仕方ないな!たまにはあいつらの前に顔を出してやるとするか!」
ロキ「べ、別にあいつらにチヤホヤされることで慰められたいとか、そういうことを考えているわけではないんだからな!」
273 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:33:50.63 ID:uV4DTaAv0
〜廊下〜
ロキ「おっと、噂をすれば何とやらだ。早速見つけたぞ」
ロキ「いつもは俺の姿を見ただけで勝手に群がってくるような連中だが、たまには俺の方から声をかけてやるのも悪くないか」
ロキ「おい、お前た…」
ロキファンだった女子A「ねぇねぇ、アキ先生ってマジカッコいいよねー!」
ロキ「!?」
ロキファンだった女子B「イケメンだし、優しいし、魔導師としても優秀だし、マジ完璧だよねー!」
ロキファンだった女子A「ロキもいいけどさぁ、やっぱアキ先生には敵わないっていうかー…」
ロキファンだった女子B「だよねー…やっぱさぁ、兄より優れた弟など存在しない!的な?」
ロキ(そ、そんな…まさか、あいつらまで…)
ロキ(…もう帰ろう。これ以上ここにいても憂鬱な気分になるだけだ)トボトボ
ドンッ!
ロキ「痛っ…おい貴様!どこを見て歩いている!?」
ハルトマン「ああ、これはすみません。大丈夫ですか、ロキ君?」
ロキ「は、ハルトマン…!」
274 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:37:35.04 ID:uV4DTaAv0
ハルトマン「いやぁ、残念でしたねロキ君。ぶつかった相手が食パンを咥えた女子学生ではなく私で」
ロキ「何が残念なんだ…まったく、いつもいつも変なことばかりほざきやがって!」
ハルトマン「おや、どうしました?今日はいつになく不機嫌じゃないですか」
ロキ「何でもない…それより何か落ちたぞ」
ロキ「なになに…”全幽霊女子必読!この夏のトレンドを押さえてあなたもモテカワゴーストガールに”…な、何だこれは!?」
ハルトマン「女性幽霊向けのファッション誌だそうです。エリザリーナさんに大急ぎで買ってこいとパシ…頼まれたんですよ」
ロキ「そんな物があるのか!?と言うか、そもそも幽霊なら着飾る必要などないだろうが!」
ハルトマン「私もそう言ったんですけどねぇ…女はむしろ死んでからが本番だと、訳の分からない理屈で押し切られてしまいまして」
ロキ「そ、そうか。大変だな、貴様も…」
ハルトマン「ええ。ですから先生は一刻も早く、この雑誌をエリザリーナさんに届けなければならないのです」
ハルトマン「そういうわけですのでロキ君、先生はこれで…」
ロキ「…ちょっと待て」
ハルトマン「はい?」
ロキ「今日は久々に誰かと話したい気分だ。特別に俺の話し相手になることを許可してやろう」
ハルトマン「あ、あのーロキ君、先生の話を聞いていましたか?先生はこの雑誌をエリザリーナさんに…」
ロキ「今朝俺が登校してくると、机の中に一通の手紙が…」
ハルトマン(これは困りましたねぇ…聞いてもいないのに勝手に語り始めましたよ…)
275 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 21:41:51.92 ID:uV4DTaAv0
ロキ「…と、まあそういうわけだ」
ハルトマン「…えーと、ずいぶん長々と語ってくれましたが要するに」
ハルトマン「イケメンでモテモテで魔導師としても優秀なお兄さんの存在が鬱陶しいと…そういうことですか?」
ロキ「フン…まあ貴様にしてはよく理解できた方だな。褒めてやるぞ」
ハルトマン「は、はぁ…それはどうも」
ロキ「そうだ…俺の今までの人生には常に兄貴の存在が付きまとってきた」
ロキ「俺の家はそれなりに高名な魔導師の家系でな。俺は兄貴と共に、ガキの頃から徹底した魔法の英才教育を施されてきた」
ロキ「…だが俺がどれだけ頑張っても、結局兄貴に勝つことは一度も出来なかった。それは魔導師としてだけではなく、様々な面においてもだ」
ロキ「俺はそんな兄貴に劣等感を感じ、いつしか距離を置くようになっていった。それから徐々に非行に走るようになって…」
ハルトマン「なるほど…それが君がここに来た理由ですか」
ロキ「フン…まさかヤツが俺を追いかけて、ここで教師を始めるとは思わなかったがな」
ハルトマン「きっとアキ先生はロキ君のことが心配で…」
ロキ「俺は心配してくれなんて頼んだ覚えはない!おかげで前と同じ、ヤツと比較される日常に逆戻りだ!」
ロキ「結局俺は、一生兄貴の影に隠れて生きていくしかないというのか…!」
ハルトマン「…」
ロキに何と声をかける?↓2
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:53:37.63 ID:WFqS9fwE0
ならば私の呪術を少し教えて差し上げましょうか?
アキ先生と違う方向へ進めば比べられることもないでしょう。
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:59:52.31 ID:x8lRbW7YO
上+アキ先生に今の自分の気持ちをきちんと伝えたんですか?
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 22:00:44.46 ID:QNaixanMO
ならば、アキ先生と勝負してみたらどうでしょう?
アキ先生は確かに優秀な魔道士ですが、君にも誰にも譲らない得意な魔法があるじゃないですか
如何な勝負方法であろうとも、アキ先生を打ち倒すことで君も自信を取り戻せるでしょうし、アキ先生も成長を認めて弟離れしてくれるかもしれませんよ
279 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 22:54:36.11 ID:uV4DTaAv0
ハルトマン「ならば私の呪術を少し教えて差し上げましょうか? アキ先生と違う方向へ進めば比べられることもないでしょう」
ロキ「ほ、本気で言っているのか…!?」
ハルトマン「ええ、私も君の気持ちは分からないわけではないですから」
ハルトマン「私の学生時代にも、アキ先生のようなイケメンでモテモテで魔導師としても優秀なクラスメイトがいましてね…何を隠そう、私が呪術を学ぼうと思ったのは、彼のようなリア充を一人残らず呪い殺してやろうと思ったからでして」
ロキ「そうだったのか!?」
ハルトマン「いいえ、もちろん冗談です」
ロキ「」
ハルトマン「ですが、君に呪術を教えるといったのはもちろん本気ですよ。見たところ、君には呪術の素養がありますからね」
ハルトマン「どうです、呪術を覚えてみる気はありませんか?」
ロキ「そ、そうだな…俺の芸術的な魔法とは対極の陰気な術だが、貴様がどうしてもと言うなら考えてやってもいいぞ!」
ハルトマン「分かりました。それとこれだけは聞いておきたいのですが、アキ先生に今の自分の気持ちをきちんと伝えたんですか?」
ロキ「それは…まだだが…」
ハルトマン「ではこれが終わったら、アキ先生に今の自分の素直な気持ちを伝えてみてください。きっと何かが変わるかもしれませんよ?」
ロキ「…」
ハルトマン「さて、それでは立ち話も何ですし、一旦私の部屋に行きましょうか。エリザリーナさんにこの雑誌も届けなくてはいけませんしね」
280 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/23(金) 23:23:56.41 ID:uV4DTaAv0
〜教員棟・ハルトマンの部屋〜
ハルトマン「エリザリーナさん、今帰りましたよ」
ガチャ…
エリザリーナ「遅いわよハルトマン!40秒で買ってきなさいって言ったでしょ!?」
ハルトマン「40秒じゃ支度もままなりませんよエリザリーナさん…とりあえずこれ、頼まれていた物です」
エリザリーナ「はい、ご苦労様。…にしてもずいぶん遅かったわね。何かあったの?」
ハルトマン「ええ、ちょっと彼と話し込んでいたもので」
ロキ「フン…邪魔するぞ」
エリザリーナ「あっ!あんたは確かハルトマンの教え子の…一番影の薄いヤツ!」
ロキ「ロキだロキ!覚えておけ!たった二文字だぞ!」
エリザリーナ「あー、はいはい。それで、そのロキ君は何しに来たのよ?…はっ!さては美人すぎる幽霊と評判のこの私に愛の告白を!?」
ロキ「ふざけるな。誰が幽霊なんかに…しかも200年以上もこの世を彷徨い続けているババアなんかに告白などするか」
エリザリーナ「おいクソガキィ!今何つったぁ!?」
ハルトマン「まあまあ、お二人共落ち着いて。実はロキ君に少し呪術を教えてあげようと思って連れてきたんですよ」
エリザリーナ「えっ、そうなの?」
ハルトマン「ええ。ですが教えるといっても、まずは何から始めればいいか…」
まずは何から始める?↓2
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 23:25:58.66 ID:Xas4hC2u0
ロキに軽い呪いをかけて、呪いに対する慣れを作る
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 23:46:38.71 ID:1M/n/iWj0
↑
283 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/24(土) 00:04:24.30 ID:VYNg0s/a0
ハルトマン「やはりまずは、呪いをかけることで呪いに対する慣れを作ることから始めるべきでしょうね」
ハルトマン「問題はどのような呪いをかけるかですが…」
エリザリーナ「いっそ不能にさせる呪いとかかけちゃいなさいよ!」
ロキ「そんなものまであるのか!?」
ハルトマン「さすがにそれは無いので安心してください。あったとしてもそんな下品な呪いを使うのは私のプライドが許しませんよ」
どのような呪いをかける?↓2
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 00:05:56.24 ID:JNq+gTHc0
千里眼(弱)
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 00:28:50.28 ID:K7n7TPnN0
小動物に集られる
実は音楽系魔法の初歩に同様の効果の魔法があり、それで対処可能。
286 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/24(土) 00:36:33.80 ID:VYNg0s/a0
>>285
了解。ですが今回はここまで
しかし久しぶりに来ると何だか緊張しますね…病気で何日も休んだ後に登校した時のあの感覚を久々に味わいました
次回も正直いつになるか未定ですが、今回より遅くならないように頑張ります
それでは、また次回お会いしましょう
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 01:22:19.87 ID:hAG1TiuQo
乙乙
エリザリーナいいキャラしてる
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 14:26:44.78 ID:Po932fAD0
おつおつ、無事でなにより。まあ焦らずのんびり行こう。ロキが思った以上にツンデレタイプかつエリザリーナもアグレッシブで笑える
個人的な推しキャラはバックスかな。ザ・不良って見た目に性格に魔法だし、どうやって更生するか楽しみ
そんなバックスが庇ってたフェリシアも好きだな。この後も更生するも授業出てなくてついてけない四組の仲間に綺麗に纏められたノート見せてくれそうな気がする
289 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:14:53.59 ID:dA/9nsuT0
こんばんは
思ったより早く時間が出来たので更新していきたいと思います
その前に、まずはコメントを下さった方へのお返事を
>>287
今回もエリザリーナさんが大活躍?しますのでお楽しみに
>>288
いつもコメントしていただき、ありがとうございます(たぶん
>>267
や
>>269
と同じ方だと思うのですが、間違っていたらごめんなさい)
あの二人は作者としても気に入ってますね
バックスがフェリシーを庇うのはクラスメイトとしてか、単に教頭が気に入らなかったからか、それとも…
以上
では再開します
290 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:15:37.90 ID:dA/9nsuT0
ハルトマン「では、こんな呪いなどいかがでしょう?…はあっ!」
ロキ「…特に何も起きないようだが。一体どんな呪いをかけたんだ?」
エリザリーナ「きっと足の小指をぶつけやすくなる呪いね!あんた、これから教室や自分の部屋にいる時は気をつけなさいよ!」
ロキ「何だその地味に嫌な呪いは!?」
ハルトマン「そんな陰湿な呪いはかけませんから安心してください。ロキ君にかけたのは、もっとほのぼのとした呪いですよ」
エリザリーナ「ほ、ほのぼのとした呪い…?全然イメージ湧かないんだけど…」
ハルトマン「まあ、とりあえず外に出てみれば分かると思いますよ」
ロキ「外にだと?フン…これで何も起きなかったら承知しないからな!」
291 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:17:43.74 ID:dA/9nsuT0
〜校庭〜
ロキ「で、貴様の言う通り外に出てやったが…これで本当に俺にかけられた呪いが何なのか分かるんだろうな?」
ハルトマン「ええ。おそらく、もうそろそろかと…」
ドドドド…!
エリザリーナ「ん?何の音かしら…って、きゃあああああ!?」
ロキ「な、何だあれは!?小動物の群れがこちらを目掛けて走って来るぞ!ま、まさか…」
ハルトマン「ええ、そのまさかです。君には小動物に集られるという呪いをかけさせてもらいました」
エリザリーナ「小動物って…もはや何でもアリね」
ロキ「お、おい!暢気に見てないで何とかしろ!こいつら、さっきから俺のフードを引っ張りやがって…!」
ハルトマン「何を言ってるんですかロキ君、これは君が呪いに慣れるための修行なんですよ?」
ハルトマン「何とかしてほしいなら、自分の力で何とかしてください。…君は既に、その方法を知っているはずですよ?」
ロキ(何だと?…いや待て、確か初歩の音魔法にも動物を操るものがあったような…)
エリザリーナ「ん?あんた、笛なんか出して何やってんのよ?」
ロキ「〜♪」
エリザリーナ「あら?何だか動物達の様子が…」
ロキ「フン…これでどうだ」
ハルトマン「ほほう、さすがですねぇロキ君。あれだけの動物を一瞬で大人しくさせるとは」
エリザリーナ「う、うん…でもさ、これ大人しくさせるって言うよりは…」
ハルトマン「ええ…見事に懐かれてますねぇ」
ロキ「しまった…少し強く魔法をかけすぎたか…」
292 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:20:34.04 ID:dA/9nsuT0
ロキ「あれから数時間が経過して、ようやく動物から解放されたと思ったが…」
エリザリーナ「このハムスターだけロキの傍を一向に離れようとしないわね。ずいぶん懐かれたみたい」
ハルトマン「良かったじゃないですかロキ君。動物にはモテモテですよ!」
ロキ「貴様、ケンカを売っているのか!?」
エリザリーナ「まあまあ…でもここまで懐いてるのに追い返すのも可哀想だし、いっそ飼ってあげたらどう?」
ハルトマン「いいかもしれませんね。動物を使い魔として使役する魔導師もいますから、基本的にここで動物を飼うことは禁止されてはいませんし」
ハルトマン「何より、この子をロキ君の音魔法で操れば色々と戦略の幅が広がるかもしれませんよ?」
ロキ「フン…俺には使い魔など必要ない。こんなネズミ、さっさと追い返して…」
ハムスター「キュッ?」ウルウル
ロキ「…ま、まあ、貴様らがそこまで言うのなら飼ってやるか!たまには動物と触れ合うのも悪くないしな!」
ハルトマン「チョロいですねぇ…」ボソッ
エリザリーナ「ええ…いつか絶対変な絵とか壺とか買わされるタイプよ、この子…」ボソッ
293 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:23:52.45 ID:dA/9nsuT0
エリザリーナ「さて、そうと決まれば名前を付けてあげないとね」
ロキ「フッ…名前なら既に決めてある。今日からお前はハムノスケだ!」
ハルトマン、エリザリーナ「」
ロキ「おい!何だその残念な物を見るような目は!?」
エリザリーナ「ねえ…あんた本当に色んな意味で大丈夫?私200年以上もこの世を彷徨ってるけど、こんなネーミングセンス最悪なヤツ初めて見たわよ…」
ロキ「だ、だったら貴様が名前を付けてみろ!そこまで言うからには俺を超えるネーミングセンスを持っているんだろうな!?」
エリザリーナ「上等よ!付けてやろうじゃない!…え、えーっと…」
エリザリーナ「…ああああ?」
ロキ「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!貴様、それでよく人のことをネーミングセンス最悪だの何だのと言えたな!?俺の方がよっぽどマシではないか!」
エリザリーナ「う、うるさいわね!命名イベント時のお約束ってものが分からないの!?」
ハルトマン「えー…どちらも壊滅的に酷いので、ここは私が代わりに名前を付けたいと思います」
ハムスターの名前↓2
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 21:36:21.62 ID:/VEZNH4W0
ウートガルザ
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 21:42:42.45 ID:07YZFikJ0
コルク
296 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 21:55:09.34 ID:dA/9nsuT0
ハルトマン「では、コルクというのはどうでしょう?」
エリザリーナ「あら可愛いじゃない。あんたのことだから、もっとひねった名前でも付けるかと思ったのに」
ロキ「俺はどう考えてもハムノスケの方がいいと思うが…まあ、ここは貴様の案を採用してやるとするか。感謝するんだな」
ハルトマン(この二人、ネーミングセンス最悪のくせに、どうしてこんなに偉そうなんでしょうか…)
ロキ「で、次は何をすればいいんだ?俺が呪術を使えるようになるための特訓は、まだ続いているんだろう?」
ハルトマン「そうですねぇ、では…」
次の特訓の内容↓1
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 22:07:54.38 ID:78+a6T+J0
相性の良い呪術の系統を調べてみる
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 22:07:54.53 ID:N0UI5xLgO
呪術の原理を考える座学(音魔法にも応用できたり代用できたり)
299 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 22:24:55.69 ID:dA/9nsuT0
ハルトマン「では、ロキ君と相性の良い呪術の系統を調べてみましょう」
ロキ「ほう、一体どうやって調べるというのだ?」
ハルトマン「これを使うんですよ!」
エリザリーナ「何よこれ、眼鏡?」
ハルトマン「ただの眼鏡じゃありませんよ、エリザリーナさん。何とこの眼鏡、かけるだけでその人に向いている呪術の系統が分かってしまうという素晴らしいマジックアイテムなんです!」
エリザリーナ「まあ素敵!でもお高いんでしょう!?」
ロキ「おい!茶番はいいから早くやれ!」
ハルトマン「やれやれ…せっかちですねぇ、ロキ君は」
エリザリーナ「そうよ。いくらイケメンでもノリの悪い男はモテないわよ?」
ロキ「いいから早くやれと言ってるんだ!」
ハルトマン「わ、分かりましたよ。それでは…」スチャ
ロキと相性の良い呪術の系統は…↓1
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 22:36:28.03 ID:07YZFikJ0
筋力低下などのデバフ系
301 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 23:09:27.94 ID:dA/9nsuT0
ハルトマン「なるほど…分かりましたよ。ロキ君と相性の良い呪術の系統は、筋力低下などのステータス低下を引き起こすもののようです」
エリザリーナ「あー、分かる分かる!この子そういうネチネチした戦い方好きそうだもん!」
ロキ「悪かったな…」
ハルトマン「そう馬鹿にしたものでもありませんよ、エリザリーナさん。相手のステータスを大幅に下げることが出来れば、こちらにとっては大きなアドバンテージとなりますからね」
ハルトマン「さて、相性の良い系統も分かりましたし、いよいよ本格的に呪術を…と言いたいところですが、今日はもう遅い。明日の放課後にまた特訓を再開することにしましょう」
エリザリーナ「そうね〜…夜ふかしは美容の天敵だし」
ロキ「幽霊に美容も何もないだろ…寝言は寝て言えババア」ボソッ
エリザリーナ「ん?何か言った?」
ロキ「別に。早く帰ってこいつが暮らす環境を整えてやらないとなと思っただけだ」
コルク「キュ?」
ハルトマン「ああ、そうでしたね。ではロキ君、また明日。…特訓だけでなく、授業にもちゃんと出てくださいね?」
ロキ「フン…そいつはこの特訓の成果次第だ。行くぞコルク!」
コルク「キュ〜!」
302 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 23:20:48.90 ID:dA/9nsuT0
〜次の日・放課後〜
ハルトマン「さて、それではいよいよ本格的に呪術の特訓に移りますが、覚悟はいいですか?」
ロキ「フン…当然だ」
ロキ「それで、俺と相性がいいのはステータス低下の呪術という話だったが、一体どうやってその特訓をするというんだ?」
特訓の内容↓1
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 23:31:24.74 ID:InGdJ54F0
まずは呪術や動物の身体の知識の勉強で特別補習
304 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/06/26(月) 23:38:27.10 ID:dA/9nsuT0
>>303
了解。ですが今回はここまで
次の更新は木曜か週末あたりを予定しています
それでは、また次回お会いしましょう
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 12:02:41.14 ID:hYYh1nqmO
乙ー。今回は思ったより更新はやかったね
しかしエリザリーナをからかうためとはいえ、最初カルボナーラ呼ばわりした先生もネーミングセンス怪し(ry
とりあえずロキはちょロキのあだ名つけてやろう
306 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/07/01(土) 19:35:38.02 ID:fQ9TSPGC0
こんばんは
何とか予定通り更新することが出来ました
本当は木曜に更新できるのが一番良かったんですけどね
>>305
毎回あれぐらいのペースで更新できればいいんですけどね
それにしてもちょロキとは…お上手です
カルボナーラネタも今となっては懐かしい…
では、再開したいと思います
307 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/07/01(土) 19:37:09.93 ID:fQ9TSPGC0
ハルトマン「その前に、まずは呪術や動物の身体の知識の勉強で特別補習といきましょうか」
ロキ「特別補習だと?そんなことをやっている暇はない!いいから本題に…」
ハルトマン「まあまあ、自分の使う術について詳しく知っておくのはとても大切なことですよ」
ハルトマン「君だって大事な場面で、知識不足が原因でピンチに…なんてことにはなりたくないでしょう?」
エリザリーナ「つまりこういうことね!初体験前にしっかり準備をしておくのと、しておかないのとでは全然ちが…」
ロキ「ばッ…き、貴様!何て下品な例え方をするんだ!」
エリザリーナ「あれれ〜?私は初体験って言っただけで、何の初体験かとは言ってないんですけど〜?」
ロキ「なっ…!?」
エリザリーナ「それなのに下品だなんて、ロキ君ってば一体何を想像したのかしらぁ〜?」
ロキ「…///」
ハルトマン「まあまあエリザリーナさん、ロキ君いじりはそのくらいで。でないと、いつまで経っても特別補習が始められないじゃないですか」
エリザリーナ「はーい」
ハルトマン「それでは特別補習を始めますよ。ロキ君、いつまでも顔を真っ赤にしていないでちゃんと付いてきてくださいね」
ロキ「だ、誰も真っ赤になどしていない!いいからさっさと特別補習とやらを始めろ!」
308 :
◆GSgzzneRLc
[saga]:2017/07/01(土) 19:39:36.95 ID:fQ9TSPGC0
こうしてハルトマンによる特別補習が始まった
その中には難解な内容だったり専門的な用語も数多く出てきたが、ハルトマンはその度に分かりやすく説明を行うのだった
そして時は過ぎ…
ハルトマン「ふむ…まあ、こんな所でしょうか。どうですロキ君、分かりましたか?」
ロキ(…こいつの授業、なにげに初めて受けたが、まさかこんなに分かりやすく教えられるヤツだったとはな)
ロキ(こんなことなら、もっと早く授業に出ておけば…)
ハルトマン「ロキ君、どうかしましたか?」
ロキ「な、何でもない!…まあ、それなりには分かりやすかった。褒めてやるぞ」
ハルトマン「フフ…そうですか」
エリザリーナ「ZZZ…ん?終わった?」
ロキ「貴様…人が補習を受けている時に暢気に居眠りとは、いいご身分だな」
エリザリーナ「だって、そもそも私には関係ないし〜、もう死んでるから勉強なんかしなくてもいいし〜」
ハルトマン「そうかも知れませんが、そういうナメきった言動と態度はいただけませんね、エリザリーナさん」
ハルトマン「罰として、今日から私の部屋に除霊グッズを置かせていただきます。聖水、十字架、清めの塩と色々取り揃えてありますが、どれがいいですか?」
エリザリーナ「いやあああああ!?ごめんなさいごめんなさい!私まだ成仏したくないのぉぉぉぉぉ!」
ロキ「200年以上も幽霊やってて、まだ飽きないのかこいつは…。それで?次は何をすればいいんだ?」
次の特訓の内容↓1
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