【ガルパン】逸見肛門抄

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71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/04(日) 12:27:55.20 ID:qU5SbSHnO
エリカ(──!!)

エリカ(間違いない、出てる……出してもらえてる! 師範の、お乳──!!)

エリカ(もっと欲しい──もっと……飲みたい!!)


 ──ぎゅむぅ! ぎゅむぅ! ぎゅむぅ!

 ──じわぁ……じわぁ……じわぁ……


エリカ(あぁ──師範の命の味──おいしいかどうかは、分からない──でも……嬉しい!)

エリカ(この人の身体からつくられた、子供を生かすための液体……私、今、それを与えてもらえている──!!!)

エリカ(嬉しい、嬉しい……嬉しい……!!!!!!)

エリカ(私は、今──この人の娘──)

エリカ「……んく、んく、ちゅっ……お母、さんっ……んくっ……」

しほ「……っ、はあぁあ……はぁあぁっ……エリカ……っ」



 ──────────。


















 ──翌日・午前──

 ──長野県茅野市・八ヶ岳稜線『二十三叉峰』──



 ざっ、ざっ、ざっ、ざっ、


しほ「エリカ、午前のうちに、赤岳を越えるわよ」

エリカ「はいっ」


 ざっ、ざっ、ざっ、ざっ、


しほ「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……」

エリカ「はっ、はっ、はっ、はっ……」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/04(日) 12:28:39.33 ID:qU5SbSHnO
 ──ひゅうぅう


エリカ(冷たい風が心地よい。それに……青空、とてもきれい……)


しほ「気持ちいいわね」

エリカ「ええ、本当に」


エリカ(……師範、すごく満たされたような顔をしてる……)

エリカ(……よかった……)



 ──……。



エリカ(──尿意と共に目覚めた今日の朝──)

エリカ(私が目を覚ました時、師範はすでに起きていて、ウェアに着替えていた──窓の外、遠くの山並みをジッと眺めて──)

エリカ(私は師範に「おはようございます」を言って、自分も服を着て、トイレにいった──それから二人で朝食をとり、そして山小屋を出た)

エリカ(昨晩の話は……一切無かった。)

エリカ(……。)

エリカ(それでいい。一夜の夢は、もう、終わったのだもの)

エリカ(こうして、前を歩く師範のお尻を、ウェアの上からながめているだけで……今はもう、十分)


エリカ(私の心は、昨日まで比較にならないほどに晴れている。)


エリカ(明日か明後日か、私は大洗でみほに会う。)

エリカ(あの子に言ってやろう。たまには、熊本に帰ってこい。師範に、あなたのお母様に、顔をみせてやれと──)

エリカ(ついでに、少しだけお節介を言ってやろう。アンタが寛容になってあげなさい、と。あんたのお母様は、あんたやまほさんに似て……すごく、不器用なんだから──)


エリカ(段差を昇る師範のお尻を見つめながら、ぼんやりとそんな事を考える)

エリカ(──次の瞬間、突然、師範の体が大きく揺れた)




 ──ガラっ!!、





しほ「あ!?」

エリカ「!!??」


エリカ(──師範が、浮石を踏んで──)
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/04(日) 12:30:43.23 ID:qU5SbSHnO


 ぐらっ──


エリカ(師範の身体が、バランスを崩し──)


しほ「っ──!!!」

エリカ(危ない、師範が、私の方に倒れ──)

エリカ「──師範!!!」



 ──がしっ!



エリカ(……っふぅぅぅ……危なかった……。私がとっさに、両手で師範のお尻を支えて……)


エリカ「師範、大丈夫ですか」

しほ「え、ええ……はぁぁ……今のは肝が冷えた。……ありがとう。エリカは命の恩人ね」

エリカ「あはは……それは、少し大げさですよ。……多分」

しほ「急な岩場でなくてよかったけれど……でも、打ちどころが悪ければ骨折くらいはしていたかもしれない」

エリカ「……そうですね……気を付けないと。えと、師範、お尻、もう手を放しても大丈夫ですか?」

しほ「あぁ、もう大丈夫よ、ありがとう」

エリカ「はい、では──」



エリカ(──その時、私はふと気が付いた──」


エリカ「……。」


エリカ(師範のお尻を、下から突き上げるように支える私の手)

エリカ(その親指のすぐそばに──師範の肛門がある──)

エリカ(だって、私にはもう、ウェアの上からでも手にとるようにわかる……師範の──肛門の場所が──」


エリカ(──だめよ、止めなさい──)


エリカ(と、心の中で呟くのと同時──私の親指は、吸い込まれるように──)



 ……くにっ



しほ「きゃっ──!?」

エリカ「──!!」


エリカ(師範の、らしくない可愛い声が、二千数百メートルの空に広がっていく)

エリカ(師範が、振り返って、ぎろりと私を睨む。私はひっしに首を振って、違うんです、わざとじゃないんです、と、うそぶく)


しほ「……。」

エリカ(師範は不満そうな視線をぬぐい切れぬまま、けれど私を許し、そうして再び、前に向かって歩きを始める)

エリカ(青空へ向かう長い長い稜線──私は師範のお尻を目指して、一歩一歩、師範の後を追いかけていく──)
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/04(日) 12:31:15.61 ID:qU5SbSHnO
しほ「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ」

エリカ「は、は、は、は、」


エリカ(たとえ二度と口にすることが無くとも、誰にも話すことができないのだとしても──私はこの旅の出来事を一生忘れない)

エリカ(十八歳の秋──故郷からと遠くは離れた、遥か彼方の空の下)

エリカ(私は──あの人の肛門に触れた──)




ガールズ&パンツァー 〜逸見肛門抄〜

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 12:35:44.11 ID:qU5SbSHnO
ありがとうございました。

肛門が見たかったのか、あるいは屁をこく姿がみたかったのか、
本当の願望はいったいどちらなのだろうかと、今だに自分の真意を図りかねています。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 14:57:08.43 ID:I6osypm8O
乙です
>>70の「身代わに」はその時の呂律をイメージしたんだろうけど、笑っちゃいけないシーンなのにクスッとなってしまった(エリカ=ワニのイメージがまだ残っているのですよ)
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 17:40:17.26 ID:LXnm0lbO0
乙です
力作にして怪作、登場人物の選択と内容がえらくマッチしてる
共に気位が高く似たもの同士のしほとエリカが、穴があったら入りたい程の恥ずかしい経験を経て心の深奥を曝け出していく様が秀逸
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 19:16:13.94 ID:alvgafWNO
何だこの言い得ぬ読了感乙
しほ本探してまうやろ!既に探したわ!
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 21:33:40.58 ID:/VT9X14eo
山では変わったことが起きるんだなあ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 05:56:10.05 ID:DeLPDi0UO
マタニティ・ウォー書いてた人か
他に過去作ってあるのかな?
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 09:13:43.79 ID:tLltU7oD0
ほぉうこれは面白かった
正直なところエリカの肛門目当てで開いたけど良い意味で期待を裏切られて大満足
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 10:01:40.10 ID:isbk6CXa0
しゅごい…
読み進めるほどに満たされて、でもどこか乾いて足らなくなっていくような…そんな心理描写と官能の絶妙な匙加減でした
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 21:37:14.16 ID:28bisL1m0
乙です
>>1さんは登山好きなの?
地蔵尾根からの赤岳だけなら登ったことあるけど、硫黄岳からの岩稜って難しいの?
84 :1 [sage]:2017/06/05(月) 22:36:43.02 ID:/O6Y8UMCO
コメントありがとうございます。
なんだこの糞SSはっつって酷評されるか、あるいははまったく感想がつかないんじゃないか、と心配をしていたので、ほっとしました。


>>80
他の作品は、ごめんなさい、紹介するほどには面白くないです。

>>83
登山好きです。ただ、[ピザ]ってからは足が遠のいてます。

<硫黄岳〜地蔵尾根の間の岩稜帯について。>
その一帯はいわゆる「横岳」と呼ばれるエリアなのですが、アップダウンが連続する険しい岩場です。
とは言え、経験の浅いジジ様ババ様も普通に通過してますので、赤岳に登れた方でしたら問題無いはずです。何かしらの登攀テクニックだとか、そういうスキルを要求されるような場所ではありません。しぽりんやエリカなら余裕です。
85 :1 [sage]:2017/06/05(月) 22:45:57.27 ID:/O6Y8UMCO
それとすみません、硫黄岳山荘の描写は正確ではありません。>>1は硫黄岳山荘には入ったことがありません。

食堂から景色が見えるのが間違いないのは『赤岳天望荘』と『赤岳頂上山荘』
五右衛門風呂があるのは『赤岳天望荘』です。
また、布団が一体型なのは『赤岳天望荘』の二人部屋です。三人部屋はちゃんとベッドが三つあります。というか大抵の小屋は二人部屋でもちゃんと布団が分かれてます。『天望荘』がレアケースだと思います。でも天望荘の毛布はとっても肌ざわりがいいです。しぽりんの肌くらいすべすべしてます。正直勃起します。
86 :以下、名無しのかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 05:23:28.72 ID:Q/Eycam70
乙!面白かった
エリカはしほにされたこと全部やり返してるなww
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