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【安価】姫「勇者なんて待ってらんねぇですわ!」
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/10(水) 22:26:50.08 ID:SNnSWmd60
姫「ふふっ! 今日から私の大冒険の始まりですわ!」
姫「感謝しますわよ魔王。体よくあの息苦しい城から抜け出させてくれたのですから」
姫「この借りは私の民を蹂躙してくれたことも含めて、キッチリ返させていただきますことよ」
姫「私の愛読書『勇者冒険譚』によると、冒険に出て初めにすることは……」
1、装備を整える
2、仲間を見つける
3、情報を集める
4、自由安価
>>4
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 22:27:58.26 ID:AxO5Okfa0
4庶民のお店でご飯を食べる
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 22:28:18.81 ID:QHW5s5GZO
1
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 22:28:21.71 ID:oetcrVXd0
2
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/10(水) 22:44:18.97 ID:SNnSWmd60
【武具屋】
姫「突然の訪問失礼しますわ!」
店主「へい、いらっしゃ……ひ、ひひひひ姫様!? は、ははーーっ!」
姫「頭を下げなくてもよろしくてよ店主。私はお客なのだから」
店主「ひ、姫様がお客様? その、どういったご用件で……」
姫「武具屋に要件など決まっているでしょう。武具を整えにきたんですわ」
店主「う、うちみたいな三流商店に姫様に相応しい武具など置いては……」
姫「いいからさっさと見せなさい! 間に合わなくなっても知りませんよ!」
店主「は、はいいいいい!」
姫「ふふっ……じっくり選ばせてもらいますわ」
【武器を選んでください】
1、銅の剣
2、木の杖
3、茨の鞭
4、その他
>>8
7 :
◆zhwnm/TC26
:2017/05/10(水) 22:46:09.47 ID:SNnSWmd60
あ、ごめん間違えた
8 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/10(水) 22:48:58.01 ID:SNnSWmd60
安価間違ったと思ったけど大丈夫だった
安価
>>9
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 22:49:34.84 ID:AxO5Okfa0
3
10 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/10(水) 23:01:20.68 ID:SNnSWmd60
姫「ふふっ、『茨の鞭』。なかなかいいものが置いてありますのね」
店主「ですが姫様。『茨の鞭』は扱いが難しく装備できる者が限らr」
姫「私に装備できないものなどありませんわ!」パァン!
店主「あひぃぃぃぃぃ!!!!」
姫「この調子で防具も一つだけ揃えていきますわ!」
【防具を選んでください】
1、おなべの蓋
2、皮の帽子
3、旅人の服
4、その他
>>12
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:02:16.94 ID:NFs+DWvFo
無難に3
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/10(水) 23:02:27.65 ID:Cj2f5Q/20
3
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:02:32.56 ID:JyXndnY3O
ビキニアーマー
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:04:38.77 ID:ZNpkNmtCo
安価↓にすれば間違えないよ
15 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/10(水) 23:26:43.12 ID:SNnSWmd60
>>14
そうしよう……
姫「『旅人の服』……いいですわね。俄然冒険の雰囲気が出てきましたわ!」
姫「ここで装備していきますわ。試着室はありまして?」
店主「へ、へぇこちらに。ですが姫様、そんなもの装備しなくても……」
姫「なかなか着心地いいですわね」
店主「早ッ!?」
姫「代金ですけど、前のドレスで立て替えということでお願いしますわ!」
店主「ええっ!? ちょっ、困ります姫!」
姫「前の装備を売り払い、新たな装備を手に入れる……! これぞ冒険の嗜みですわ――!」
店主「『光のドレス』なんて受け取れませんってば姫ぇぇぇぇぇ――――!!」
【次の行動】
1、冒険に出る
2、仲間を集める
3、情報を集める
4、その他
↓2
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:31:27.67 ID:ZNpkNmtCo
2
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:31:32.49 ID:BcMAOsWS0
1
18 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/10(水) 23:56:40.70 ID:SNnSWmd60
【平野】
姫「ここが城の外の世界……凄い! 凄いですわ!」
姫「何処までも広がる空! 何処までも続く大地!」
姫「ああ……私はどれだけ小さい世界で生きていたことか」
姫「……勝てる」
姫「例え敵が魔王であろうと神であろうと、今の私の敵ではありませわ!」
姫「いざ、出陣!」
?「……」
19 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/10(水) 23:59:20.29 ID:SNnSWmd60
【平野・夜】
姫「しくじりましたわ」
姫「まさかこの私としたことが……道に迷ってしまうだなんて……」
姫「いったい魔王はどこいるんですの!?」
姫「私自らが赴くんですから迎えの一つでも寄越すのが礼儀なのではなくて!?」
姫「覚えてらっしゃい魔王……! この屈辱は忘れませんわよ!」
姫「……お腹すきましたわね」
ガサッ
姫「あらっ? いま向こうの茂みが」
ガサガサッ
姫「っ!? 誰ですの!」
1、魔物
2、盗賊団
3、旅人
3、自由安価
↓2
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 00:01:10.76 ID:leA3SdxJo
kskst
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 00:02:42.85 ID:iOFK/CbK0
2
22 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 00:52:53.95 ID:p1rlGgZa0
盗賊「おいおいおい! マジでこんなとこに女がいるじゃねぇの!」
姫「な、なんなんですの貴方達……!」
盗賊「みて分からねぇか? へへっ、盗賊様だよ!」
したっぱA「見張りの言った通りでしたねェ兄貴ィ!」
したっぱB「えらくべっぴんな娘が城下町を一人で飛び出しったって聞いたときは眉唾もんでしたが……」
したっぱC「早く頂いちゃいましょうぜ兄貴ィ!」
盗賊「おいおいおい慌てんなって! まずは俺様が味見してやるからよ!」
姫「なんだか良く分かりませんが……とりあえず!」
1、先制攻撃
2、逃げる
3、話し合う
4、その他
↓2
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 00:56:57.07 ID:+0NDUDUXo
3
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 00:57:20.19 ID:Hg0mrsD60
4王女の威圧で従わせる
25 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 04:14:35.68 ID:p1rlGgZa0
盗賊「つーわけだ嬢ちゃん。大人しくしとけば……怪我……しないです……!?」
姫「大人しくしとけば……なんですの?」ゴゴゴゴゴゴ……
盗賊「お、おいおいおい! 俺に逆らうってのか!?」
したっぱA「女ぁ! 兄貴にガンたれてんじゃブヘッ!?」パァン!
したっぱB「ぶべらっ!? む、鞭!?」
したっぱC「ぎゃぁあああああああ!!!」
盗賊「て、てめぇら!?」
姫「図が高いですわよ! この私を前にして無礼を働くなどいい度胸してますわね!」グイッ
盗賊「ひっ!?」
姫「いいですこと!? 盗賊様だろうが魔王様だろうが私に従わないものはぬっころしますわ!」
盗賊「お、おおおおめぇは一体!?」
姫「私は正統なる王家の血を引く者。さぁ選びなさい。 従順か、ぬっころ死か」ゴゴゴゴゴゴ……
盗賊「あばばばばばば……」
26 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 04:20:03.30 ID:p1rlGgZa0
姫「椅子。少しでも揺らしたら即ぬっころしますわよ」
盗賊「ぐぎぎぎぎぎ……」プルプル
したっぱA「あれ本当に一国の姫なんか?」ボソボソ
したっぱB「違うとしてもただもんじゃねぇって。逆らったら死ぬって」ボソボソ
したっぱC「兄貴ィ……ちょっと羨ましいっす」ボソボソ
姫「私、魔王をぬっころす旅をしていますの。どこにいるのかご存知なくて?」
盗賊「けっ! 金持ちの旅道楽だろ下らぎゃふん!?」パァン
姫「何か言いまして?」ゲシッ
盗賊「言ってません!」
したっぱA「魔王っていったら……瘴気の海を漂う島にいるとか」
したっぱB「地底深くに潜んでいるとか」
したっぱC「天空に浮かぶ城から地上を支配しようとしてるとか言われてやすけど」
姫「結局どこにいるんですの!」ゲシッ
盗賊「誰も分からねぇって事だよちくしょう!」
27 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 04:24:58.97 ID:p1rlGgZa0
姫「まぁよろしいですわ。その内見つけ出しますもの」
盗賊「けっ。ご苦労なこって」
姫「私の下僕達が」
盗賊「おいおいおい! まさか俺たちがかよ!?」
姫「光栄にお思いなさい。私が魔王をぬっころす為の名誉ある任務ですわ」
盗賊「ざけんな! 名誉なんかの為に危ない橋渡れるか!」
姫「勘違いしてんじゃねぇですわ。名誉ではなく私自身の為に橋を渡るんですもの」
盗賊「なおさら嫌だわ!」
姫「さぁ私の下僕達。この椅子が惜しければ、魔王の根城の情報をかき集めてきなさい!」
したっぱ「「「「 う、うっす! 」」」
盗賊「人質かよ俺ぇ!?」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 04:31:00.52 ID:89q6M94go
強い
29 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 04:31:25.67 ID:p1rlGgZa0
【平野・早朝】
盗賊「……抜け足差し足忍び足」
姫「逃げたら足の必要のない座椅子にしてさしあげますわよ」
盗賊「ちっ! なんでこんな朝早く起きてんだんだよ!」
姫「王族たるもの、民の誰よりも早く朝日を浴びるものでしてよ」
盗賊「てめぇみたいなのが本当に王族なら俺は盗賊やってて心底良かったって思うね!」
姫「あなたが何者であろうと私の椅子である運命は変わりませんわ」
盗賊「ぐへっ!?」
姫「ああ……朝日が眩しいですわ……」
盗賊「てめ! こら! 降りやがぶへっ!」
姫「道案内も出来た事ですし、さっさと先に進みますわよ!」
【行動安価】
1、次の町へ (どんな町か内容記述)
2、占いの塔へ
3、その他 (魔王の城等は現状不可)
↓2
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 04:31:59.13 ID:PPHD647o0
2
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 04:35:44.68 ID:89q6M94go
2
32 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 05:22:12.18 ID:p1rlGgZa0
【占いの塔】
姫「占いの塔……。ここにくれば魔王の居場所が分かりますの?」
盗賊「知るかよ。ただ、塔の最上階に住む占い師は何でも見通す力を持ってるって噂だ」
姫「あら、そんな凄い方ならお城にお招きましましたのに」
盗賊「けっ。てめぇみたいなやつがいる城とか全力でお断りだぶべっ!」パァン!
姫「そうですわね。品のない家具のせいでご機嫌を悪くなさっては本末転倒」
姫「私から尋ねるのが筋というものですわ」
盗賊「ぐぎぎぎぎ……てめぇ後で覚えてやがれ……!」
姫「ではお邪魔しますわよ!」
盗賊「ば、馬鹿! 迂闊に扉開いてんじゃねぇ!」
【事象安価】
1、魔物が現れた (種類記述)
2、防犯装置作動 (内容記述)
3、なにも起こらなかった
4、その他
↓2
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 05:28:48.38 ID:89q6M94go
↓
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 05:38:15.44 ID:pJIBGmUA0
おみくじガチャが置いてあった
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 05:43:00.68 ID:pJIBGmUA0
安価の数字忘れてた
>>34
は4のその他です
36 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 18:34:13.93 ID:p1rlGgZa0
【占いの塔・1F】
姫「特になにもありませんでしたが、なにか問題でも?」
盗賊「無警戒すぎんだろ!もし魔物とか罠とかあったらどうすんだよ!」
姫「心疾しい賊の思考ですわね。椅子の分際で。それよりアレはなんですの?」
盗賊「ったく! ……おみくじガチャだよ見りゃ分かんだろ」
姫「説明になってませんわ。椅子に説明を求めた私が愚かでしたわね」ゲシッ
盗賊「レバー回すと運勢書かれた紙が出てくんだよ!」
姫「運勢占いという訳ですか。いいでしょう受けて立ちます!」
盗賊「けっ。そんなん引かなくても俺の運勢は分かり切ってら」
姫「いざ、参りますわ!」
ガチャガチャ
【コンマ判定】
00〜20 罠作動
21〜30 占い師出現
31〜50 魔物出現
51〜70 魔法・または特技を習得
71〜80 占い師出現
81〜99 宝箱出現
↓1
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 18:36:12.03 ID:Bik1hGUw0
ほい
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 18:36:24.48 ID:nELPjx22O
はい
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/11(木) 19:51:15.90 ID:p1rlGgZa0
ッポン【凶】
姫「……納得いきませんわ!」
盗賊「ざまみろ疫病神。どうやら俺の境遇の悪さはてめぇからぶほっ!?」パァン!
姫「まぁいいですわ、所詮は占い。こんなものに影響されるほど私は柔ではありませんもの」ゲシッゲシッゲシッ!
盗賊「てめっ! 明らかにっ! 俺へのっ! 対応にっ! 影響されぐはっ!!」
姫「そう、運命とは自らの手で切り開く……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
姫「なんですの?」
盗賊「なんですの? じゃねぇ! 俺の経験上こいつは……!!」
【罠作動安価】
1、落とし穴
2、水攻め
3、金ダライ
4、その他
↓2
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 19:53:28.05 ID:b3j8K1g00
テレポート
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 19:59:12.65 ID:fdZIY9JgO
天井が隙間なく落下
42 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 20:31:35.00 ID:p1rlGgZa0
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
姫「天井が!?」
盗賊「やっぱり罠かよ畜生! おい、ずらかるぞ!」
姫「屈辱を受けたままこのまま立ち去れと? 私、そんなの嫌でしてよ!」
盗賊「アホか!? ぐずぐずしてたら」
バタン!
盗賊「ほれ見ろ扉閉じちまったろーがっ!! このままじゃぺしゃんこだ!」
姫「上等ですわ! これは塔の主が私を試しているということ」
姫「売られた勝負は国家予算を使い果たしてでも受けて立つ。それが王族の嗜みですわ!」
盗賊「んな嗜みあってたまるか!」
【行動安価】
1、床を調べる
2、閉じた扉を調べる
3、その他
↓2
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 20:35:10.02 ID:m9p44FlY0
2
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 20:35:54.37 ID:6YgEQslM0
天井を調べる
45 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 22:32:27.10 ID:p1rlGgZa0
盗賊「天井なんて支えきれる筈ねぇ。ここで終いかよ畜生!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
姫「私の頭上にあってよろしいのは数多の星と日輪のみ」
姫「決してこんな汚らしい天井などではなくってよ!」
盗賊「けっ! 天井にガン垂れて何になるってんだ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
姫「……! 椅子、天井の隅の辺りをよく見てみなさい!」
盗賊「ああん!? ……偽装しちゃあいるが四角系に質感の違うところがあるな。……まさか」
姫「あそこに抜け道がある。 そう考えるのが自然ではなくて?」
盗賊「この際自然でも不自然でもいい! 時間がねぇ!」
46 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 22:36:04.87 ID:p1rlGgZa0
盗賊「材質の継ぎ目にナイフを差し込めれば……!」ザシュ
ゴトッ
姫「ビンゴですわね! 梯子伝いに上にいけるようですわ!」
盗賊「さっさと登れ! もうギリギリだ!」
姫「登ってる途中に上みたらぬっころしますわよ!」
盗賊「おまえ別にスカートじゃねぇだろ!」
姫「それでもですわ。淑女を下から眺めるなど万死に値します!」
盗賊「てめぇのどこが淑女だぶほっ!? こんな時まで蹴んな!」
47 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 22:38:15.06 ID:p1rlGgZa0
【占いの塔・2F】
盗賊「し、死ぬかと思ったぜ……」
姫「情けない。この程度で壊れかけては私の椅子は務まりませんわよ」
盗賊「務めたくねぇよんなもん! てか当たり前のように座んな!」
姫「占い師はこの階にいらっしゃるのでしょうか」
姫「いろいろ問い詰めたいことがありましてよ!」
【事象安価】
1、占い師出現
2、魔物出現
3、その他
↓2
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 22:39:13.76 ID:PVVgH+Jg0
1但し実体はない
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 22:42:19.20 ID:RWj2vikM0
1
50 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/11(木) 23:30:39.27 ID:p1rlGgZa0
ズズズズズズズ
姫「なにやら空気が変わりましたわね」
盗賊「空間が歪んでやがる。お出ましだ」
ズズズズズズズズ……
占い師「……」
姫「あなたがかの有名な占い師、ということでよろしいですわね」
盗賊「間違いねぇだろうよ」
姫「いろいろと尋ねたい事がありますの。お時間はよろしくて?」ゴゴゴゴ……
占い師「……」
【人物安価】
性別:必須
性格:必須
備考:必要であれば
↓2
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 23:32:14.74 ID:pJIBGmUA0
↓
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 23:34:30.29 ID:iOFK/CbK0
性別:女
性格:性悪
備考:ロリババア
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 23:34:31.19 ID:1z8GRxXqO
性別 女
性格 怠け者
備考 ロリBBA
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 00:41:03.57 ID:CmgPAppRo
どうやら盗賊君の周りにはろくでもない女しか現れないらしい
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 01:38:40.02 ID:ZKpE0iXao
お前らロリババア好きだなwwwwww
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 09:29:06.45 ID:oamW25T60
この姫様多分死なない
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 07:27:19.17 ID:fTENODZ1O
ロリババアに草
58 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 17:28:42.26 ID:9BTVO20L0
占い師「来ることは分かっておったぞ! 某国のじゃじゃ馬姫よ!」
姫「あら、人違いでしたか。私は失礼ながきんちょを訪ねに来た訳ではなくってよ!」
占い師「むむ! 儂だって節穴姫など招いた覚えはないぞ!」
姫「占い師をご存知かしら。さぞかし性悪そうな顔をした人物だと思うのですけど」
占い師「そうか! 鏡を見ればすぐ見つかりそうな顔じゃのう!」
姫「それでは女神しか見つかりませんわ。あなたが覘くと性悪が映るようですわね!」
占い師「なんじゃとー!」ゲシッ!
姫「なんですの!」ゲシッ!
盗賊「人踏みつけながら喧嘩してんじゃねぇよ!」
59 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 17:32:58.28 ID:9BTVO20L0
盗賊「ったく。 てめぇが占い師って事で間違いねぇんだな」
占い師「まさしくじゃ小童! 儂こそがこの塔の主、占い師じゃ!」
姫「そうですの。では失礼して」
占い師「む? な、なんじゃ?」
姫「私が受けた屈辱をそのままお返ししようかと思いまして」ゴゴゴゴゴ……
占い師「ひぃぃぃぃ!? ……なんて言うとでも思ったかばーか!」ポチッ
ゴーーーーーン!
姫「はわっ!?」
盗賊「おっ、金ダライッ!?」ゴーン!
占い師「ばーかばーか! じゃじゃ馬のやる事などお見通しじゃ!」
60 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 17:38:33.78 ID:9BTVO20L0
占い師「少しは反省するのじゃ! 儂から見たらお主らの方がよっぽど小童なのじゃぞ」
姫「やってくれましたわね……!」
盗賊「ってぇぇぇ……! なんで俺まで……!」
占い師「儂はもうかれこれ数百年は生きておる。敬うがよい!」
盗賊「ガキの癖にか? どんな化物だよ」
占い師「いろいろと事情があっての。知りたいかの〜? どうしようかの〜」
姫「そんな与太話に付き合うほどこっちは暇じゃねぇですわーーーっ!」グリグリグリグリ!
占い師「ふぎゃぁぁぁぁーーー!? た、たわけーーっ!」ポチッ
ゴーーーーーン!
姫「はわっ!?」
占い師「ふぎゃ!?」
盗賊「ってぇ!? またかよ! いい加減話進めろ!」
【占い師に尋ねる事】
1、魔王について
2、占い師について
3、その他
↓2
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 17:39:21.12 ID:ULYiBxHUo
1
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 17:40:15.01 ID:ORdhONmqo
↑
63 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 20:00:08.44 ID:9BTVO20L0
占い師「魔王のう。そんな事を訊いてどうするつもりじゃ」
姫「決まっています! 魔王をぬっころす為ですわ!」
占い師「『魔王』に対峙できるのは『勇者』のみ。『勇者冒険譚』を読んだことあるじゃろ」
盗賊「ガキの頃に読んだなそういや」
姫「ええ、私の愛読書ですもの。でもそれはあくまで伝説。知ったこっちゃないですわ!」
姫「私の所有物たるで民を苦しめられた。やられたらのならば私自らの手でやり返す! 倍返しですわ!」
盗賊「俺に対する振る舞いは倍返しどころじゃねぇんだが」
占い師「己の力量を過信しとるようにしか聞こえんがのー」
姫「伝説を妄信する方がどうかしてましてよ」
占い師「ふむ」
64 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 20:09:07.87 ID:9BTVO20L0
占い師「ま、別に占ってやらんこともない」
姫「ならさっさとお願いしますわ。先程も申した通り暇はありませんので」
占い師「ただしお高いぞ」
姫「結構。椅子の脚一本くらいならくれてやりましてよ」
盗賊「全然結構じゃねぇ!」
占い師「一応訊くが魔王の何について知りたい」
姫「居場所。もしくはどうすれば出会えるのか、といったところですわね」
占い師「よし、では占ってやろう! 感謝するのじゃぞー!」
盗賊「払わねぇからな! 絶対払わねぇからな!」
占い師「リーテラー! トバリター! ウルッスー!」
【魔王と出う為には?】
1、伝説の武具的なものを集める
2、四天王的な奴等を倒す
3、勇者と呼ばれる存在を探す
4、その他
↓2
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 20:11:04.93 ID:4hQ2qhy50
↑
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 20:15:43.23 ID:ORdhONmqo
1
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 20:17:13.59 ID:ULYiBxHUo
人助けをして様々な人から勇者と呼ばれることで、魔王が呼び寄せられるように現れる
68 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 22:19:19.32 ID:9BTVO20L0
占い師「伝説な武具的なものを集めよ! さすれば道は開かれるであろー!」
姫「なんなんですのその伝説の武具"的"っていうのは」
占い師「特に深い意味はない。なんとなくじゃ!」
盗賊「伝説の武具ねぇ。普通に考えりゃ魔王討伐に勇者が装備してた剣とか盾のことなんだろうが」
占い師「まぁ、そういうことになるのかのー」
姫「はっきりしませんわね」
占い師「数は四つくらいじゃな! ただ、どこに何があるかまでは霞がかかってて視えん」
姫「何でも見通せる占い師様が聞いて呆れますわね」
占い師「むぅ、言うでない。それに簡単に視通せるのならば魔王がそれを放っておく筈もあるまい」
占い師「勇者であれば視通す必要もなく、導かれるかの如くそれらを入手するぞ」
姫「伝説はお話の中だけで結構ですのに」
69 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 22:26:21.10 ID:9BTVO20L0
盗賊「おいおいおい。結局当てのない探し物が増えただじゃねぇか」
姫「そもそも存在するのかさえ怪しいですわね。魔王に会うだけでとんだまどろっこしさですわ!」
占い師「当てならあるじゃろ。『勇者冒険譚』じゃ」
姫「ですから私は」
占い師「ものは試しと言うじゃろ? 別に武具の在り処くらい参考にしても罰はあたらんのじゃー」
姫「……いいでしょう。でも決して鵜呑みにするわけではありませんわよ! 椅子!」
盗賊「ぐはっ!? て、てめぇなぁ! ってなんだよそのボロッちぃ本はぶへっ!?」パァン!
姫(読み返すまでもない! だって私は……!)ペラペラ
【伝説の武具の在り処−@】
1、古代の遺跡
2、迷いの森
3、竜の渓谷
4、その他
↓2
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 22:27:56.70 ID:t51/MbXPo
1
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 22:28:03.34 ID:45VNcj8J0
4毒の沼地
72 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/13(土) 23:12:19.11 ID:9BTVO20L0
姫「本によれば、彼は毒の沼地で伝説の武具の一つを手にしたとありますわね」
占い師「おおー! そういえばそうじゃったのー!」
盗賊「毒の沼地か。有名な所だとここから西に行ったところだが……」
姫「では行きますわよ椅子」
盗賊「勘弁してくれ! 近づくだけで死ぬって意味で有名なんだぞ!?」
姫「心配は無用です! 骨になってもあなたは私の椅子ですわ!」
盗賊「死んだ後の心配なんざしてねぇわ! てか死んだ後もか!」
占い師「あ、ちょっと待てじゃじゃ馬!」
姫「なんですのがきんちょ。私急いでますのよ!」
占い師「お主……」
【占い師のセリフ安価】
1、料金の支払いがまだじゃぞ!
2、儂も旅に連れてってみんか?
3、なんでもないのじゃ!
4、その他
↓2
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 23:14:23.80 ID:RjGHpQFIo
2
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 23:15:57.26 ID:PRxln3KU0
2
75 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/14(日) 02:21:13.72 ID:aADDO6AS0
占い師「儂も旅に連れてってみんか?」
盗賊「行きたくない! 絶対に行きたくグフッ!」パァン!
姫「却下ですわ。がきんちょを連れまわす趣味はありませんの」
盗賊「あばばばばばばばばば!!!」ズルズル
占い師「別にいいじゃろ。 減るもんでもあるまいし」
盗賊「あばばば減ってる! 顔すり減ってる!」ズルズル
姫「正直言って足手まといですわ」
盗賊「あ、足! 足が変な方向にまがぎゃああああーー!!」ボキッ
76 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/14(日) 02:27:28.73 ID:aADDO6AS0
占い師「実をいうと200年くらい外に出ておらんのじゃ! な、人助けだと思って!」
盗賊「助けてくれぇぇぇぇ誰かぁぁぁぁぁ!!!」
姫「だから駄目だと……ああもうさっきから五月蠅いですわよ!」ゲシッ
盗賊「ぐわばらっ!?」
占い師「連れっててくれないとこの階の天井もタライ並のスピードで落っことしてやるのじゃ!」ポチッ
盗賊「ふごぉっ!?」ゴーン!
姫「ああもう! 本当に高くついてしまったようですわね!」
占い師「うむ、それでよい! よろしく頼むぞじゃじゃ馬! それと小童もな!」
盗賊「」チーン
77 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/14(日) 02:38:27.11 ID:aADDO6AS0
【毒の沼地・付近】
姫「ごほっ……酷い悪臭ですわね。霧も紫がかっていますし」
占い師「毒の沼地のあるところ。そこは魔王の瘴気が吹き出すところと言われているんじゃ」
盗賊「引き返そうぜ! 本当に武具があるかも分からねぇんだしよ!」
姫「分からないからこそ確かめに行くんではなくて?」
盗賊「んな事言ってもこれ以上進んだら死んじまうって!」
姫「息を止めて走ればなんとかなりますわ!」
盗賊「息の根まで止まるわ!」
占い師「まぁそう急くでない。 まずはこの付近を調べてみてはどうじゃ」
姫「仕方ありませんわね」
【周囲詮索】
1、看板を見つけた!
2、【不思議な石像】を見つけた!
3、屍を見つけた!
4、その他 ※伝説の武具以外
↓2
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 02:51:15.45 ID:89WFjskbo
4完全耐毒の指輪
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 02:52:17.61 ID:y65sEahA0
4鏡
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 11:09:56.21 ID:5BNpymVR0
某Tかと思ったらUになったでござる
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 15:06:12.89 ID:aPws1MCU0
>>80
なるほど、鏡の効果で占い師が歳相応の姿に……
82 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 03:03:16.33 ID:NGxA+MhU0
盗賊「お、あそこでなにか光って……こいつぁ……鏡、か?」
姫「あら、美しすぎますわね」
盗賊「確かにこんな所にあったにしちゃあ綺麗すぎんな。一点の曇りもねぇ。しかも」
姫「その微笑みはまさに天上の女神がごとく。いえ、それすらも凌駕してると言っても過言ではないですわ」
盗賊「美しいって自分がかよ!」
姫「他に何がありまして」
盗賊「だから鏡だ! なんかやけにキラキラしてると思わねぇか?」
姫「仕方がありませんわね。私を映しているんですもの」
盗賊「おい誰か神父連れてこい! 毒霧に頭やられたやつがぶはっ!?」パァン!
83 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 03:11:54.03 ID:NGxA+MhU0
占い師「おーい。何か見つけたかのー?」
姫「ええ、美しすぎた女神の微笑みを」
盗賊「ちげーだろ! 鏡だ鏡!」
占い師「おー! 真実を映し出す【ラーの鏡】ではないかー! 勇者も使用した由緒正しき品じゃ!」
姫「……これが? 伝説では真実を映した際、砕け散った筈ではなくて?」
占い師「自己修復機能搭載型だったんじゃ!」
姫「なんですのそれ!」
盗賊「こいつも伝説の縁の品か。さぞかし高く売れ……ってなんだ!? 鏡が光っ……!?」
【ラーの鏡】が真実を映し出す!
【映し出されたのは】
1、清き湖
2、占い師の真の姿
3、その他
↓2
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 03:16:00.19 ID:lg03eXdyo
1
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 03:19:38.52 ID:VkPGrPkA0
↑
86 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 09:19:52.43 ID:NGxA+MhU0
姫「あら、随分と綺麗なものが映りましたわね」
盗賊「だからお前はさっさと教会行って解毒をぶはっ!」パァン!
占い師「かつて、どこまでも清き湖があった」
占い師「その水に浸かればいかに穢れた身であっても清められ、精霊の祝福を得られた事もあったという」
姫「それがこの毒の沼地の真実の姿ですの? 見る影もありませんけど」
占い師「魔王が直接膨大な魔力を注ぎ込み、今日に至っても瘴気吹き出す毒の沼地に変貌させてしまったのじゃ」
姫「そんな話、本には書いてませんでしたわ」
占い師「勇者が現れるよりも前の話になるからの。その存在は歴史にすら忘れ去られた」
姫「どれだけ昔の話ですの、それ」
盗賊「俺も俺が自由であったことを忘れそうで怖いわ……」
『 だれ… そこ… ……の ……か 』
姫「あら……?」
87 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 09:25:57.31 ID:NGxA+MhU0
姫「今鏡から声が聞こえたような……?」
盗賊「そんなん気のせいだぶふっ!?」パァン!
姫「静かに! ……ほら、また!」
『 だれか そこに いるの ですか わたしの こえが きこえ ますか 』
姫「これは……」
占い師「真実は清き湖のことだけではない」
盗賊「な、なんだ!? 誰か映ってるのか!?」
姫「いえ、相変わらず湖が映っているだけ」
姫「ですが語りかけてくる“何か”がいる事は間違いないみたいですわね」
88 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 09:34:30.71 ID:NGxA+MhU0
『 もし だれか いるのなら きこえて いるのなら 』
『 このちから ふたたび あのかたの もとへ 』
姫「あなた何者ですの? いったい何が目的で」
占い師「無駄じゃ。こちらからの声は届くことはない」
姫「あらそうなんですの。ではこちらでお返事しましょうか」グッ
盗賊「ってなんで握り拳作ってんだ!? まさかそれ振り落とす気か!?」
姫「言葉が通じない相手との常套手段ですわ」
盗賊「んな事したら鏡割れんだろうが! 通じる通じない以前に声が届かないってこいつg」
姫「せいやぁ―――っ!!」ブゥン!
盗賊「おいィィィィ! 言葉通じてねぇのお前の方じゃねぇかっ!」
占い姫「せっかちじゃのー」
キィィィィィィィィィ―――!
89 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 09:43:22.24 ID:NGxA+MhU0
姫「くっ!?」ズブッ
盗賊「おいおいおい!? 拳が鏡に飲みこまれたぞ!?」
占い師「さっさとひっこ抜かんと腕がもってかれるかもしれんのー」
盗賊「マジかよ!?」
姫「上等ですわ! このまま鏡の奥にいる輩をぬっころ……あらっ?」
盗賊「どうした!? ま、まさかもう腕が……!」
姫「いえ、なにか変な感触が」
占い師「今じゃ! それを引っ張り出せ!」
盗賊「ええっ!? いいのかそんなことして!?」
90 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 09:53:19.43 ID:NGxA+MhU0
姫「っ! はぁ――――っ!」ズブズブッ!
盗賊「うぉっ!? なんだそりゃ!?」
占い師「どうやらうまくいったようじゃのー」
姫「はぁっ…!はぁっ……! 私は一体何を引っ張り出して……」
占い師「見て分かるじゃろ。それこそが伝説の武具の一つじゃ」
姫「……これがですの!?」
【ラーの鏡から取り出した伝説の武具は】
1、勇者の剣
2、勇者の盾
3、勇者の鎧
4、勇者の印
5、勇者の鞭
6、その他 (武具、もしくは装飾品のみ)
↓2
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 10:08:13.66 ID:o7yVkC0c0
2
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 10:45:01.13 ID:lWxKAHsS0
4
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 10:45:05.79 ID:gJNNPZUY0
5
94 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/16(火) 23:17:58.66 ID:NGxA+MhU0
姫「どう見ても武具には見えませんわよ。武具というより印章……この印は……っ!?」
占い師「それぞ【勇者の印】。その昔勇者が精霊から認められ、その証として賜ったものじゃ」
姫「鏡から聞こえた声の正体は……精霊?」
盗賊「ってことはあれか? その精霊とやらにこいつが認められたってことか? 勇者でもねーのに」
占い師「どうじゃろーなー。いきなり殴られてガードが甘くなっただけかもしれんのー」
盗賊「それじゃ強奪じゃねぇか!?」
姫「人聞きの悪い。ちょっと借りてくだけですわ」
盗賊「いやいやいやいや! それじゃあまりにも人の道を外れて……ってなんで俺が人の道を説いてんだ!?」
姫「それより【ラーの鏡】はどうなりましたの? 伝説通りまた砕け散ってしまいまして?」
【ラーの鏡は……】
1、粉々に砕け散ってる
2、自己修復済み
3、どこにも見当たらなかった
4、その他
↓2
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 23:19:37.15 ID:VkPGrPkA0
↓
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 23:20:27.07 ID:HT7r6mRho
3
97 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/17(水) 22:01:11.68 ID:T2DR2bQf0
盗賊「……そういや見当たらなねぇな。ちょっと目を離しただけだってのに」
占い師「あれじゃな! じゃじゃ馬があのまま殴り飛ばしてしまったんじゃ!」
姫「殴った感触などありませんでしけど。あなたなら探せるのではなくて?」
占い師「どうじゃろーのー。アレも伝説に縁のある鏡じゃからのー」
姫「見るからに白々しいですわよ」
占い師「目的の物は入手したんじゃ。別にアレに拘る必要もないと思うがのー」
姫「……ま、それもそうですわね。探すならば残る武具のほうですわ」
姫「『勇者冒険譚』によると他の武具の在り処は……」
【伝説の武具の在り処−A】
1、古代の遺跡
2、迷いの森
3、竜の渓谷
4、その他
↓2
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 22:04:08.87 ID:YyQwBWhQ0
2
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 22:04:45.33 ID:+XOSXdI60
極寒の洞窟
100 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/17(水) 23:06:04.86 ID:T2DR2bQf0
姫「極寒の洞窟にてその一つを手に入れた、とありますわ」
盗賊「地元に帰らせていただきぐへっ!」パァン
姫「寝ぼけたことを言ってますのね。あなたは既に魂の拠り所に帰ってきてますわ。椅子としての」ゲシッ
盗賊「誰の魂が椅子だ! 俺は寒い所苦手なんだ! 死んでも行きたk」
姫「直ぐそこに毒の沼地がありましてよ」
盗賊「寒い所でいいです!」
姫「最初から素直になればよろしいですのに。がきんちょは別に帰っても……あら?」
占い師「騒がせたの」ボソッ
姫「なにをしてますの」
占い師「なんでもないのじゃ! 次の行先へレッツゴーじゃ!」タタッ
姫「まったく……。隠し事でしたらもっと隠してほしいものですわ」
『 たのみましたよ 』
101 :
◆zhwnm/TC26
[saga]:2017/05/17(水) 23:12:12.40 ID:T2DR2bQf0
姫「さ、出発しますわよ!」
盗賊「しかし極寒の洞窟か……。ここからだとちょっと遠いな」
占い師「なに、まっすぐ目指せば言うほどの事はない。途中で町を経由することも出来るがの」
姫「そうですの。それなら」
【行動安価】
1、真っ直ぐ極寒の洞窟を目指す
2、町を経由する
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