【ダンガンロンパ】天海「旅立ちの前の青春2」【安価】

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104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 10:01:07.47 ID:QEbZ64Rro
王馬
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 10:01:23.86 ID:P/9Pe4lKO
王馬
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 10:01:43.87 ID:ScC3XLTCO
茶柱
107 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/14(日) 11:33:49.42 ID:OFzmWm2K0
入間ちゃんいるー!夢野ちゃん片想い確定ですやん!切ない!茶柱ちゃんもコンマかけたい!


夢野 「う、ウチは、お、おらん…ぞ?」

入間 「お、オレ様も…い、いねーよ?」

百田 「だったらなんで、そんな吃るんだよ。明らかにいる反応じゃねーか」

夢野 「ななななんで解るんじゃあ?! さ、さてはお主、心を読む魔法を使ったんじゃな?!」赤面

入間 「て、テメー! テキトーなこと言ってんじゃねーぞ!! 改造すんぞ!!」赤面

百田 「改造ってなんだよ?! コエーよ!!」

キーボ 「百田君、改造人間にされてしまうんですか?」

キーボ 「気になる人物がいるかを尋ねただけで、こんなに焦るモノなのですね。ふむふむ」

天海 (入間さん、気になる人がいるんすね…誰なんすかね……気になるっす)

天海 (モヤモヤしてきたっす…! これじゃあダメっすよね! 切り換えるっす!)

天海 「俺はいますよ」

最原 「あ、あっさり答えるんだね。天海君…」

天海 「別にやましいことじゃないっすから、変に隠すことはないことだと思いますよ?」

天海 「さすがに、相手が誰とは答えないっすけどね」

最原 「そっか…そうだよね。うん。僕もいるよ」

百田 「終一もいんのかよ!」

最原 「僕も誰かとは言わないけどね」

百田 「ははっ、オレは昨日告ってOKもらったからな」

「えっ?!」

入間 「はっ?! テメー、誰に告ったんだよ?! 吐け! ゲロッと吐きやがれ!!」

夢野 「く、詳しく話さんか!!」

キーボ 「その情報をボクにもください!」

百田 「いや、女ってこういうの隠したいモンだろうから、オレから勝手にはベラベラ話せねーよ」

最原 「あ、そういう気遣いできるんだ…」

百田 「おい、終一、今スゲー失礼なこと言ったろ?」

最原 「思わず口に…!」

天海 (ふたりのことだから、隠せないでしょうけどね。周りがすぐ気付くヤツっす)

天海 (切り換えるつもりなのに、やっぱり気になってしまう…)

天海 (でも、ここで焦ったって、なんにもならないっすよね)

天海 (ちゃんと心の準備をしてから、入間さんに打ち明けるんすから)


―――――――――


ガチャッ

天海 「おはようございます」


天海の挨拶に答えた人物を安価下2
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 11:35:19.76 ID:yGphOZ8Io
王馬
109 : ◆AZbDPlV/MM [sage]:2017/05/14(日) 11:35:34.48 ID:OFzmWm2K0
あ、V3のみ、朝食メンバー除外を忘れてました。
この下安価で
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 11:57:39.58 ID:E5KtdTo3O
茶柱さん
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 12:09:21.19 ID:QhhAmT85O
夢野ちゃんはこっから王馬くんを惚れさせばええんやで
112 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/14(日) 14:44:14.14 ID:OFzmWm2K0


茶柱 「おはようございます! 天海さん!」

天海 「今日も元気いっぱいっすね、茶柱さん」

茶柱 「それはもう! 転子から元気は切り離せませんよ!」

茶柱 「元気のない転子は転子じゃなくなっちゃいます!」

天海 「なら、元気をなくした茶柱さんは、いったいなにになるんすか?」

茶柱 「むむむっ…か、考えたことありませんでした…」

茶柱 「元気のない転子はいったい、なにになってしまうのでしょうか……?」

天海 (本気で悩んで、答えを求める目を向けられてるっす)

天海 「ちょっとした冗談っす。元気がなくても茶柱さんは変わらず茶柱っすよ」

天海 「他のなにかにはなったりしたりしないんで、安心してください」

茶柱 「天海さん…天海さんは他の男死に比べたら、まだ見込みのある男死だと思っていたのに…」わなわな

天海 「あ」

茶柱 「転子を惑わすとは、あなたもやはりそこらの下賤な男死と変わらなかったようです…っ!!」ギンッ

天海 「ちょっとまっ…!」しゅるっ

茶柱 「キエエエエエエッ!!」ぐっ

ズダンッ!


―――――――――


天海 (茶柱さんに投げられて、腰打って、痛くて授業どころじゃなかったっす…)

天海 (自由時間っすね…ちょっと歩き回るのはツライっすね…)


天海の行動を安価下2 (V3のみで人物名も併記)
1.声をかける
2.声をかけられる
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 17:52:39.30 ID:0jlh0A68O
2入間
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 17:56:35.06 ID:LmBF3WsMO
115 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/14(日) 18:52:26.01 ID:OFzmWm2K0


入間 「おうっ、ドジ太郎!」

天海 「入間さん…! 入間さんから話かけてくるなんて、珍しいっすねっ!」

入間 「な、なんだよ…テンション高ぇな…」

入間 「ケケッ! そんなにオレ様に声掛けられて嬉しいかよ?」

天海 「はい。今まで避けられてるんだと思ってたんで、スゴく嬉しいっす」にへっ

入間 「そんなにかよ…な、なんか恥ずかしくなるから、そのデロデロに溶けたアイスみてーな顔やめろ!!」

天海 「デロデロに溶けたアイスみたいな顔ってどんな顔っすか?!」がびーん

入間 「そうそう、そういうバカっぽい顔してる方が数倍マシだぜ!」

天海 「笑うなってことっすか?! さり気なくヒドい!!」


自由時間中の話題を安価下2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 20:26:04.34 ID:6oXOqVEi0
発明系の才能の人たちについてどう思ってるの?
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 21:13:19.61 ID:q1NSNADio
発明品を見せてほしい(できれば二人っきりで)
118 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 08:11:30.37 ID:DCHFtunS0
天海 「前に、年齢を操作する装置の実験体になりましたけど、あれ以外の発明品って、どんなのがあるんすか?」

入間 「あー? 他か? 何人と経験したか解る装置とか、どこが1番感じる場所か解る装置とか、エロい妄想を映像化できる装置とか…」

天海 「なんでそんな方向にばっか突き抜けてるんすかっ?!」

入間 「あぁっ?! オレ様の発明品にイチャモンつける気かよ!!」

天海 「イチャモンというか…いや、イチャモンっすね…もっと他に作るべきものがあると思うんすけど…というか、ありますよね?」

入間 「そりゃあ、あるぜ」

天海 「なぜそっちの紹介をしないんすかね、キミは…」

天海 「そういう発明品を、もっと見てみたいんすけど、ダメっすか?」

入間 「……別に…いいけどよ…」

天海 「あ…ムリだったら…大丈夫なんで…」

入間 「だったら、放課後にまた研究室連れてってやるよ」

天海 「ぜひ、よろしくお願いします!」輝

入間 「なんなんだよぉ…なんなんだよぉ…こいつの反応、いちいち調子狂うんだよなぁ…なんなんだよぉ……っ」苦悩

天海 「な、なんか、大丈夫ですか?」

入間 「うるせーッ! 今、オレ様に話しかけんな!!」

天海 「えぇ…ご、ごめんなさい…?」

天海 (嫌われてる方に寄ってるのかと思ってたんすけど、そんなことなさそうで、安心したっす)


119 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 08:12:05.15 ID:DCHFtunS0


天海 (お昼っすね)

天海 (腰の痛みもなんとかおさまったし、ぼちぼちと学食に向かいますか)


必ず一緒に食事をする人物を指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
夜長
入間
キーボ
獄原
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 08:56:34.92 ID:aetgHkxMO
ゴン太
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 09:04:35.03 ID:kE6S3oXb0
キーボ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 09:18:39.34 ID:5XZ7Wle3O
アンジー
123 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 09:21:53.28 ID:DCHFtunS0
シリーズ問わず人物指定を一名ずつ
>>124
>>125
>>126
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 09:27:33.20 ID:DU5odIXOO
苗木
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 09:32:38.52 ID:ueLf9/AIO
九頭龍
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 12:38:41.21 ID:GjccHYWFO
春川
127 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 15:35:43.00 ID:mLltkP+UO


九頭龍 「オメー、孤児院育ちなんだってな」

春川 「そうだけど…それがなに?」

九頭龍 「いや。幼馴染と似た空気を感じるから、気になっただけだ」

九頭龍 「理由は解ったぜ」

春川 「あんたのその幼馴染も、孤児院育ちなの?」

九頭龍 「いや…拾い子だ」

春川 「ふぅん…そいつは幸せそう?」

九頭龍 「さぁな…それに関しては怖くて訊いたことねぇな」

春川 「極道のクセに、幸せかどうか訊くのが怖いの? 変なヤツ」

九頭龍 「そうだな。言えてらぁ」

天海 (な、なんだか湿っぽい雰囲気で、声をかけていいのか躊躇してしまうっす…)

九頭龍 「おう、天海じゃねぇか」

天海 「どうも。おふたりは食堂に向かうところっすか?」

春川 「そうだけど…あんたも?」

天海 「はい。ご一緒してもいいっすか?」

九頭龍 「いいぜ。来いよ」

九頭龍 「というか、いちいち許可とんな。一緒に食いたきゃ、勝手に着いてこいよ」

天海 「いいんすか? だったら、次からはそうします」

春川 「あんたら、意外と仲いいんだね」

天海 「意外となんすよ」

九頭龍 「過程はどうあれ、そうだな」

天海 「九頭龍君が認めてくれるの、嬉しいっす」

九頭龍 「そうかよ…」

春川 「照れてんの?」

九頭龍 「るせーっ! もういいだろ! 行くぞ!」

春川 「極道っぽくないね、あいつ」

天海 「怒られそうっすけど、俺もそう思います」


128 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 15:36:18.21 ID:mLltkP+UO


夜長 「誠ー、こんどモデルやってよー」

苗木 「えっ?! ボクがモデルを?!」

夜長 「神さまが、誠をモデルにしたいって、指名してるからねー!」

苗木 「ボクなんかで務まるのかな?」

夜長 「神さまが選んだんだから、間違いないよー、だいじょうぶだよー」ゆらゆら

キーボ 「普段イケニエにならないと、制作風景が見られないようですから、イケニエにならずに、その様子がみられるチャンスですよ、苗木クン」

苗木 「あ、それもそうだね。どんな風に作品がつくられるのか、見学させてもらえるのなら、引き受けようかな」

夜長 「うんうん! 誠はいいこだねーって、神さまが褒めてるよー!」

九頭龍 「盛り上がってるところ、もうしワケねぇが、ここいいか?」

キーボ 「九頭龍クンに、天海クン、春川さん」

苗木 「もちろんかまわないよ」

夜長 「おー、みんなおいでおいでー」

天海 「苗木君、絵のモデルやるんすか?」

苗木 「本当にボクでいいのかな…って、思うんだけど…」

キーボ 「そこは絵のテーマにもよると思いますが」

春川 「夜長本人からのご指名でしょ? だったら問題ないじゃん」

夜長 「アンジーじゃないよ、魔姫! 神さまだよー!」

春川 「神さまね……」

天海 (そういえば、アンジーさんの作品をみたことないっすね)

天海 (どんな作品なんすかね?)


食事中の話題を安価下2
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 17:54:29.37 ID:RPw1FqfdO
3俺も作品見たいっす
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 18:37:26.58 ID:UWmDRjIiO
131 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 22:58:00.78 ID:DCHFtunS0


天海 「これまで、アンジーさんの作品を見たことなかったんすけど、見せてもらうことってできるんすか?」

夜長 「イケニエにならずにってことー? それは難しいかなー」

キーボ 「だったら、苗木さんのように、モデルになってみては?」

夜長 「神さまが蘭太郎は別にいいってー」

春川 「確か血がいるんだっけ? 血が必要って、どれくらい必要なもんなの?」

夜長 「んー? どばーってなるくらいいるよー?」

九頭龍 「アバウトだが、なんとなく想像できんな…なにに使うんだよ…んなモン」

夜長 「もっちー! 神さまに捧げるんだよー! にゃははー」

キーボ 「その後の処理が非常に気になるのですが…」

天海 「やっぱり、イケニエが条件なんすね…うーん」

天海 「なってみましょうか。イケニエ」

「えっ?!」

夜長 「ホントー! イケニエになってくれるのー!」

キーボ 「具体的になにも解ってないんですよ?!」

春川 「あんた…本気?」

苗木 「大丈夫なの?! 天海クン!?」

天海 「アンジーさんが作品を作るとき、神さまが降りてくるんすよね? どんな神さまかも知れるチャンスだなと思って」

九頭龍 「度胸あんな、オメー。九頭龍組くるか?」

天海 「それはちょっとお断りしますね」

夜長 「えー、いついつー? 誠と一緒に今日にするー?」

天海 「今日は予定があるので、明日に」

夜長 「やったねー! イケニエゲットー! 嬉しいなー! 楽しいなー!」きゃっきゃっ

苗木 「スゴい喜びようだね…」

キーボ 「おそらく、ここに来て、はじめてのイケニエを確保できたからではないでしょうか」

九頭龍 「好き好んで血を抜かれたいヤツはいねーだろうからな。まぁ、エンコ詰めるよかマシか?」

天海 「とにかく、死なない量であることを祈るっす」

夜長 「んふふーっ♪ にゃははーっ♫」

苗木 「無邪気なのはいいんだけど…」

キーボ 「怖いですね…」


132 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/15(月) 22:59:42.34 ID:DCHFtunS0


天海 (放課後っす)

天海 (どうしたらいいっすかね? なんかこちらから声をかけない方がいい気もするんすよね)

入間 「おい、ドジ太郎。いくぞ」

天海 (あ、待ってて正解だったっすね。良かった)

天海 「はいっ」


―――――――――


入間 「ここまで来たんだから、ただでは帰さねぇからな!」

入間 「しっかりと俺様の奴隷として働けよ!!」

天海 「つまりは、前のように実験体になれってことっすね」

天海 「解りました。それで、今回はどんなモノを見せてくれるんすか?」

入間 「あー…そうだな」


下3まで入間が紹介する発明品。コンマが高いモノを天海に試します。
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:03:46.76 ID:Ll/PvJnS0
本能の叫び
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:06:23.96 ID:Yb4tomKAO
魂を入れ替える機械
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 23:28:25.91 ID:jcQkSASfo
服だけ溶かす液体
136 : ◆AZbDPlV/MM [sage]:2017/05/15(月) 23:56:07.33 ID:DCHFtunS0
>>135
ジンキかな?まだ続いてるのかな…エクステンドしてから4巻までしか読んでない。JINKI時代の絵と内容が好きだった。JINKI時代の女の子達の身体のラインが超好き。
137 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:33:00.16 ID:S4M584rs0


入間 「こいつが、そいつの腹ん中溜め込んでるもんを吐き出させる装置だろ」

入間 「んで、こっちが魂を入れ替える装置で」

入間 「これが、服だけをどろっどろに溶かしちまう液体だ」

天海 「なぜ服だけなんすかね…」

入間 「最近読んだ漫画で、服だけ溶かす液体が出てきてたから、つくれねぇかと思って、つくってみたんだよ」

天海 「用途がまったくの不明なんすけど……」

天海 「なんか…どれも試したくないっす…特に最後」

入間 「あー? 帰さねぇっつってんだろーが!!」

ガチンッ

天海 「ちょっ…!? これ、魂が入れ替わる装置っすよね?!」

入間 「ケケッ! この腕輪を着けた者同士の魂は入れ替わる!!」

入間 「つまり!」

ガチンッ

入間 「今、テメーとオレ様の魂が入れ替わるぜ!!」

天海 「もっと心の準備をさせて欲しかった……っ!!」

ぐらっ

天海 「っ…?!」ふらっ

入間 「っ…ぅあ…」ふらっ

天海 (頭が重い…液体を流し込まれているような…ぐるぐるとゆっくり掻き回されて…気持ち悪いっす…)ぐらぐら

入間 「うぐぅ…きもちわりぃ…」がくん

天海 「! いるまさん…だいじょう…」がくん

天海 (意識が…引き剥がされていくような…)


138 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:35:01.38 ID:S4M584rs0


天:入間 「…ぅ…頭…ぐらぐらするっす…うわっ?!」ぎょっ

天:入間 「俺が目の前に転がって……あ、そうか」

天:入間 (魂が入れ替わる装置で今、俺は入間さんの体で、入間さんが俺の体に入ってんすね)

天:入間 (ややこしい!)

天:入間 「入間さん、入間さん! 起きてください!」ゆさゆさ

入:天海 「んん…うぇえ…ぎも゛ぢわ゛る゛…」ふらふら

入: 天海「おおっ! 目の前に今世紀最大の美女がいやがるじゃねーか!」

天:入間 「隙のない自画自賛、さすがっすね」

入:天海 「どうやら成功したみてーだな!」 完璧なオレ様になれた気分はどうよ?

天:入間 「うーん…自分が入間さんになってる自覚はないんすけど、目の前の自分に、入間さんが入ってるってのは、さすがに違和感があるっす」

入:天海 「オレ様は目の前の超絶にエロカワ美少女が喋る度に萌えがとまらずに勃…」照

天:入間 「あー! 俺の体でそういうこと言わないで欲しいっす!!」

入: 天海「いちいちうるせぇ野郎だな!」

天:入間 「いちいち言わせるようなことをしてるのは、入間さんっすよ…」

入:天海 「なぁ、今日はこのままにしとかねぇか?」

天:入間 「イヤっすよ! 色んな人にセクハラして回る気ですよねっ!? 断固拒否っす!」

入:天海 「なんだよテメー…エスパーかよ…」

天:入間 「いや、誰もが想像つきますからねッ?!」

入:天海 「それもあるけどよ…」

天:入間 「それもあるけど…?」

入:天海 「男の快楽ってどんな感じか気になんじゃん?」照

天:入間 「俺の前で言うのやめてください!! 試さないでください!!」

入:天海 「テメーも同じようにしていいからぁ…いいじゃん、ちょっとくらいよぉ…」

天:入間 「俺は入間さんにそんなことしません。したくないっす」

入:天海 「はぁっ?! テメー、このオレ様の溢れんばかりのエロスを湛えた完熟ボディに欲情しねーとか言わねーだろうな?!」

天:入間 「したとしても、手を出したりしないっす」

入:天海 「頭おかしいんじゃねーか?」

天:入間 「おかしくないっすよ。普通です」

入:天海 「……もういいわ。テメーに構う時間がもったいねーからな」

天:入間 「! 待ってください!」がしっ

入:天海 「離せよっ!」ぐぐっ

天:入間 「離してなるものかっす!!」ぐぐぐっ

入:天海 「ケケッ」

天:入間 「?」

入:天海 「なぁ、オレ様は今、テメーの体なんだぜ?」グイッ

天:入間 「え? うわ…っ?!」

ドサッ

入:天海 「つーまーりーッ! 力の差は逆転してんだよッ!! ひゃーっひゃっひゃっ!!」

天: 入間(なんであるのか解らない、診察台に押し倒された?!)
139 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:35:51.40 ID:S4M584rs0
天:入間 「う…っ」ぐぐっ

天:入間 (マジっすか?! 肩を押さえつけられて、力を入れても動かない…!)ぐぐっ

天:入間 (こんなに差があるもんなんすか…)ぐっ

入:天海 「どうせなら、こんまま試してみっか?」

天:入間 「は? え?」

入:天海 「なんか体が違うだけで、なにしてもいい気がしてくんぜ!」

入:天海 「オレ様が女の快楽を教えてやるからぁ…オレ様にも男の快楽を味わわせてくれよぉ…なぁ?」ぺろっ

天:入間 (怖っ! 俺、そんな悪い顔できるんすね?!)

天:入間 (って、今はそれどころじゃないっす!)

天:入間 「俺の体でかってなことしないでください。入間さんが自分で自分を傷つけることを良しとしてても、どんな形であっても、俺が入間さんに危害を加えたりしたくないっす」

入:天海 「あー? 言ってる意味がよく解んねーんだが…?」

天:入間 「解らなくてもいいっす…でも…俺が入間さんのことを考えているんだってことくらいは、理解して欲しいっす」

入:天海 「……」

 俺の言葉の意味を引き出そうとしているのか、入間さんは難しい顔をしながら唸ってから、俺と目を合わせる。

入:天海 「なぁ…前々から気になってたんだけどよ…訊いて…いいか?」

 瞳が落ち着きなく揺れて、声は緊張によるものか、たどたどしい。

天:入間 「いいっすよ。なんですか?」

 俺が答えると、入間さんは決心がついていないのか、また唸りだす。

入:天海 「あああ…間違ってたら恥かくだけじゃねぇかよぉ…でも気になんだよ……」

天:入間 「大丈夫です。ここには俺と入間さんしかいないですし」

天:入間 「笑ったりしないんで、訊いてください」

入:天海 「う……」

 俺が笑いかけると、入間さんはしばし黙り込んでからようやく、口を開く。
140 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:36:51.42 ID:S4M584rs0





入:天海 「テメー…オレ様のこと好きなのか?」





 自分から伝えないといけなかった言葉が、入間さんから質問として投げかけられる。
 こうなってしまったのなら、早いか遅いかの違いでしかない。だったら、隠す必要もない。




天:入間 「好きですよ」




141 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:38:31.99 ID:S4M584rs0
入:天海 「ひぅうっ?! はぁああっ?!」

 顔を真っ赤にして奇妙な声をあげながら、入間さんは俺から飛び退く。

入:天海 「オレ様にやたらと絡んでくるなと、思ってたんだよ!! だいたいのヤツは近寄ろうともしねーのに!!」

入:天海 「最初はなんか企んでんだと思ってたんだ…けど、テメーはなにもしてこねー!! だったらなんだって考えて…」

入:天海 「す、スキとか…意味解んねぇッ!!」

天:入間 「混乱してますか?」

 入間さんが飛び退いたことで、自由になった体を起こす。

入:天海 「う、動くな!!」

 あれだけ強気だった威勢は消えて、怯えているのか、体を震わせながら後退る。

天:入間 「大丈夫です。言いましたよね。どんな形でも、入間さんに危害は加えません」

入:天海 「う、うるせぇうるせぇうるせぇ!! 好きなんて言われても解んねぇんだよ!!!」

入:天海 「言われたことねぇからぁ!!」

 それはきっと、自分の弱さを覆い隠して、大きくみせるための虚勢を張り続けたことで、周りが彼女に近寄り難くなってしまったためなのだろう。
 自覚しながらも、周りが自分を理解できないからなのだと、いいきかせないと折れてしまうから、後に引けなくなってしまったのかもしれない。彼女のプライド故に。

入:天海 「アタシをそんな…そんなまっすぐにみんなよぉぉ…」

天:入間 (今にも泣き出しそうな入間さんを落ち着かせるには、俺がこの部屋から出た方が良さそうっすね)

天:入間 「出て行きますから、とりあえず、体を戻してください」

入:天海 「ぅう…赤いボタンで戻る…」

 弱々しく、説明すると、自らのボタンを押してみせる。

天:入間 「……こんな形で告白することになるなんて、思わなかったっす」

 教えられたボタンを押しつつ、無念の心境を吐露する。もっとしっかりとした形で、伝えたかった。

天:入間 「今、ムリに答えは求めません…」

天:入間 「入間さんが、俺をどう思ってくれているのかを考えてから、答えをください」

入:天海 「答え……? 答えなんか…」

 戸惑う入間さんの呟きをきくと、再び、意識がぐるぐると掻き回されているような気持ち悪さに襲われて、耐えきれなくなると、俺の意識は途絶えた。


142 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:43:36.35 ID:S4M584rs0


天海 「う…」

天海 「良かった…ちゃんと戻ってますね…」

天海 (入間さんは…いた…まだ意識を失ったままっすね)

天海 (床の上はさすがに痛いっすね。診察台に移動させましょうか)

天海 (なんだか、おかしなことになったっすね…まいったっす……)

天海 (どうしたものか……)

入間 「んん……」

天海 「困らせてすみませんでした。失礼します」


―――――――――
 

天海 (入間さんを困らせてしまって気が重い…でも、夕飯は食べないとっす…)

天海 (問われたら答える以外にどうしたら良かったのか…)

天海 (というか、あの状態の入間さんに、直ぐにではないとはいえ、答えを求めるようなことを言ったのは酷だったっす…最悪だ…)
 
天海 (はぁ…)溜息


必ず一緒に食事をする人物を指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
茶柱
春川
東条
王馬
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 21:46:49.44 ID:+BYQdOWKo
王馬
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 21:48:40.73 ID:v/XyPemMO
茶柱
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 21:50:17.73 ID:iDjCem3Zo
王馬
146 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/16(火) 21:53:18.79 ID:S4M584rs0
シリーズ問わず人物指定を一名ずつ
>>147
>>148
>>149
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 21:59:29.58 ID:rw+b3eeNO
日向
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 22:00:30.10 ID:3rp8/XxUo
カムクラ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 22:02:32.06 ID:+BYQdOWKo
良平
150 : ◆AZbDPlV/MM [sage]:2017/05/16(火) 22:11:16.60 ID:S4M584rs0
>>149
範囲は1.2 V3のみです
残り1名を安価下
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 22:11:56.32 ID:DlCpXvgAO
百田
152 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/17(水) 09:48:53.82 ID:eEDB+ZwqO


日向 「よおっ! 天海!」

天海 「あ…日向君…」

日向 「イズルもいるぞ」

カム 「どうも」

天海 「どうも…」

日向 「かなり沈んでるみたいだけど、どうしたんだよ?」

天海 「そんなに顔に出てますか?」

日向 「イズルが俺の出番だ、声かけろって、俺に促すくらいには酷いと思うぞ」

天海 「カムクラ君が…?」

カム 「……」

日向 「いいじゃないか…睨むなよ…」

日向 「俺でよければ、話聴くぞ?」

天海 「ありがとうございます」

天海 「もし、いつかは伝えようとしていたことを、相手から質問として問われてしまったら、どうします?」

日・カ 「……」

カム 「好きかと問われましたか」

日向 「それに好きだって答えたのか」

天海 「さすが双子、みごとなコンビネーション…解りますか?」

日向 「ははっ、やっぱりな」

日向 「でも、わざわざ質問されたんなら、相手もお前をそれなりに気にしてるんだと思うぞ?」

天海 「そうなんすかね…正直に答えたら、好意を向けられることに不得手なようで、相手が動揺…というよりは怯えてしまって…」

天海 「どうすれば良かったのかって、悔やんでます」

日向 「“好きかどうか”って質問で、有耶無耶にするのは不誠実だろうしな」

日向 「難しいな。それでこれから相手が避けるかどうかにもよるな」

日向 「避けるようなら、ムリに距離を詰めないように配慮しないといけないけど、そうでないなら、安心していいと思う」

天海 「前者の確率が高いんすよねぇ…」

日向 「希望を捨てるなよ。後者であることを祈ろうぜ」

天海 「そうですね…」

日向 「なにかあれば声かけろよ。できる限りでだけど、相談にのるからさ」

天海 「ありがとうございます。もしかしたら、お世話になるかも知れません」


153 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/17(水) 09:49:46.35 ID:eEDB+ZwqO


茶柱 「風の噂にききましたが、百田さん、どなたかとお付き合いすることになったのですか?」

王馬 「オレも気になってたんだよねー! マジなの?」

百田 「おう、マジだぜ。わざわざ嘘ついたりしねーよ。王馬じゃねんだから」

王馬 「ヒドイよ百田ちゃん! まるでオレが嘘つきみたいに!!」

百田 「いや、テメーは立派な嘘つきだろ」

王馬 「そんなに褒めないでよ! 照れるじゃん!」

茶柱 「投げ飛ばしたい! その笑顔!」

茶柱 「それよりも! 相手は男死ですか?! 女子ですか?!」

百田 「なんで男も候補に入ってんだよ…女に決まってんだろ…」

茶柱 「キエエエエエエ!! この女子に仇なす不埒者ぉ! 成敗ッ!!」ガタッ

王馬 「いいぞー! 茶柱ちゃん! 百田ちゃんを粉砕だー!!」

百田 「うおおおっ!? 相手が了承してんのに、なんでボコられなきゃなんねーんだよ!! 理不尽だろっ?!?!」

日向 「賑やかだな」

天海 「はは…メンバーがメンバーっすからね」

百田 「お! 蘭太郎たち! こっちくっか?」

天海 「こちらから声をかける手間が省けました。お邪魔します」

日向 「ありがとな」

カム 「失礼します」

茶柱 「あううあああっ!!」ガタガタ

王馬 「うわっ! 茶柱ちゃんが今にも白目剥いて倒れそうなくらい顔、真っ青!!」

茶柱 「だ、男死の中に転子ひとり…わ、罠にハメられてしまいました…」ガクブル

カム 「茶柱 転子」

茶柱 「ななななんですか?! カムクラさんっ?! 投げ飛ばしていいですか?! そういうことですね?!」

カム 「落ち着いてください」指パチン

茶柱 「……おや? 転子はなぜ、あんなにも取り乱していたのでしょうか?」

天海 「催眠術っすか?」

カム 「はい」

百田 「あんなあっさりと…さすが完璧。スゲーな」


食事中の話題を安価下2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 12:09:18.64 ID:I3JLH7ZSO
踏み台
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 12:19:08.71 ID:lY0tUQrX0
王馬を褒めたおしてからかう
156 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/17(水) 20:47:05.68 ID:bjNVoBGH0


天海 「ははは、王馬君、可愛いっすね、ははは」なでくり

王馬 「うわっ! いきなり何さ?! 気持ち悪っ!!」べしっ

天海 「江ノ島さんも言ってましたけど、抱き枕にならないっすか? 今日だけでいいんで。ははは」ぐりぐり

王馬 「ぐあーっ! 離せよっ!」ぐぐっ

百田 「本当にどうした、蘭太郎?!」

茶柱 「あ、天海さんが壊れてしまいました! 今朝、転子が投げ飛ばしてしまったから、どこか打ち所が悪くて…?」おろおろ

王馬 「茶柱ちゃんのせいなの? ねぇ、男子を軽々しく投げ飛ばさないでくんない?」

王馬 「こんなんが増えたら堪ったもんじゃないよ!」

日向 「天海の現実逃避がヤバいな…さっきの催眠術かけてやれよ」

カム 「拒否します」

天海 「頭はキレますし、ゲームも強いし」

王馬 「またそういうの? ウザいからやめて欲しいんだけど」

天海 「いざという時は、正義感もあることを知ってますよ」

王馬 「ワンパターンで芸がないよね。オレをイジリたいなら、もっとバラエティに富んだことして欲しいんだけど」

茶柱 「王馬さんに正義感……? 似合わない言葉ですね」

王馬 「正義感とかなんの話だよ! オレは悪の総統だから、正義感なんて真逆のモン、持ち合わせてないよ!」

百田 「そうか? むしろ、溺れて意識ない蘭太郎を助けた時点で、充分持ち合わせてんだろ」

日向 「天海、お前溺れたのか?」

天海 「恥ずかしながら…」

カム 「確かに、正義感とはまた違いますね。自分のポリシーに沿っただけなのでしょう」

百田 「そのポリシーで動いたってんなら、そのポリシーも正義感の一端だろ? 何が違うってんだよ」

百田 「オレは王馬は、蘭太郎が言うように、いざとなればダチを助ける! そういうヤツだって信じてるぜ!」

王馬 「百田ちゃんまで変なこと言い出したじゃん! てか、天海ちゃんとオレって、友達だったっけ」

王馬 「ていうか、天海ちゃんって、案外意地悪だよね」

王馬 「オレ、他人から意地悪されんの大っ嫌いなんだよね!」

天海 「褒めないでください。照れるじゃないっすか」

王馬 「オレのマネしてくるとか、最ッ高にウザいね!」

王馬 「抱き枕になってやろうか? 覚悟しとけよ!」

天海 「暴力反対っす。遠慮します」

百・日 「仲良いなお前ら」

天海 「ありがとうございます」

王馬 「あっははっ! 嬉しくねぇ!! これ本気だからね!!」

茶柱 「王馬さんが負かされるところ、はじめて見ました」


157 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/17(水) 20:47:50.37 ID:bjNVoBGH0


天海 (王馬君には申し訳ないことしちゃったっす…でも、ちょっと気が紛れたのも事実)

天海 (こんどお詫びに甘いモノを奢るんで、許してください)

天海 (お風呂に入って、早いところ寝てしまう方がいいっすよね…)


天海の行動を安価下
1.自室のシャワー
2.大浴場
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 21:01:25.18 ID:lQ4EyM2zo
159 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/17(水) 21:27:56.84 ID:bjNVoBGH0


天海 (また誰かに迷惑かけるかも知れないし…部屋のシャワーにしとくっす)

天海 (……あああ…自己嫌悪がとまらないっす…!)


天海の妹として登場する人物を安価下2 (シリーズ問わず女子のみ。朝日奈、江ノ島、夢野除外)
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 21:28:23.30 ID:QPqFIJNaO
白銀
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 21:32:39.63 ID:JDqpQJBmo
つみき
162 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 09:15:18.23 ID:RGcC44nA0


ひんやり

天海 「ん…?」ぱちっ

罪木 「あ…起こしちゃいましたかぁ…? ご、ごめんなさぁい!」

天海 「罪木さん?」

罪木 「つ、積木…? 積木がどうかしましたか?」

天海 「いえ…あ…れ…? なんだか頭がふわふわする…?」

罪木 「熱がひいていないからですよぉ。お水、いりますか?」

天海 「え? 熱?」

罪木 「お兄ちゃん、昨日から熱で寝込んでたじゃないですか…も、もしかして、ね、熱のせいで記憶が…っ?!」

天海 「あ、いえ…そうじゃないっす。大丈夫です」

天海 (お兄ちゃんって呼んでるし、やっぱり夢なんすね)

天海 (夢の中でこんなに怠いのは勘弁してほしいっす…)ぜぇぜぇ

罪木 「お水、どうぞ」

天海 「ありがとうございます」

天海 (罪木さんの顔色が優れない気がするっす)

天海 「もしかして、ずっと俺に着いてます?」

罪木 「はい…お兄ちゃんに、早くよくなってほしいから…」

天海 「ちゃんと休んでください。自分の身を削ってまで他人の看病をするのは、相手を不安にさせます。自分も労わらないと本末転倒っすよ」

罪木 「で、でもぉ…うゆぅ…」

天海 「ここまで手を尽くしてくれているんです。これ以上悪くはならないっすよ」

罪木 「……ご、ごめんなさい……わ、私…最低です…」

天海 「え? な、何がっすか?」

罪木 「私、みんなのように、お兄ちゃんに甘えることができなくて…いつも羨ましいなと、思うばかりでした…だから…」

罪木 「こうして、誰にも邪魔をされずに、お兄ちゃんを独り占めできていることが嬉しくて…お兄ちゃんは苦しいのに…私はそれが嬉しいんです…」

天海 「なるほど」

罪木 「うぅっ…こ、こんな醜い妹でごめんなさい!!」

天海 (ちょっと歪んではいますけど、慕ってくれてるってことっすよね。兄として、妹に甘えたいと思われるのは、悪くないっす)

天海 「醜いなんてこと、ないっすよ。独占したいという気持ちは、誰もが持ってる感情です」

天海 「それと、キミはいろんことを我慢しながら頑張りすぎです。無理をする妹をみているのは辛いです」

天海 「甘えるなら、俺が元気になってから、みんなと一緒にめいっぱい甘えにきて欲しいっす」

罪木 「お兄ちゃん…ありがとうございますぅ…」

天海 「俺は大丈夫です。休んでください」

罪木 「解りました。少しお休みしてきますね」

天海 「おやすみなさい」

罪木 「おやすみなさい、お兄ちゃん」にこっ


163 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 09:16:17.79 ID:RGcC44nA0


天海 「……」

天海 (良かった。これで目覚めたら、実際に熱があったらどうしようかと思ったっす)

天海 (いや、その方が……入間さんの反応をみるのが怖いっす…)

天海 (百田君に相談してみるっす)


164 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 09:17:28.26 ID:RGcC44nA0


天海 「おはようございます、百田君」

百田 「どうした、蘭太郎? なんか昨日から変だよな?」

天海 「昨日、入間さんとちょっとありまして…」

百田 「おいおい、もしかして喧嘩か?」

天海 「喧嘩…喧嘩なんすかね…でも、顔はまともに合わせてくれなくなるかも知れないっす」

百田 「とりあえず、詳しく話してみろ」

天海 「入間さんの発明品を見せてもらいに、研究室に行ったんすよ」

天海 「そうしたら一悶着ありまして、入間さんに、自分のことが好きなのかって訊かれたんすよ」

百田 「一悶着の内容はどうした?」

天海 (体が入れ替わったとはいえ、入間さんに襲われそうになったなんて恥ずかしくて言えない…)

天海 「そこは省いても問題ないんで、気にしないでください」

百田 「まあいいか…入間から質問されちまったのか」

天海 「だから、変に有耶無耶にしたり、否定するのは後々も考えて失礼だろうと思って、正直に好きなことを打ち明けました」

百田 「テメーの落ち込み具合からして、振られちまったのか?」

天海 「怯えさせてしまいました」

百田 「ん? なんかしたのか?」

天海 「いいえ。“好きですよ”って、答えただけっす」

百田 「は? それでなんで怯えるんだよ? おかしくねーか?」

天海 「他人から好意を向けられることに慣れていなくて、俺の好意は怖いみたいです」

百田 「好きだって言われてそんなことあんのか…? ワケが解んねーな」

天海 「おそらく、入間さん自身も、誰かを好きになったことがないから、不安になるんだと思います。芽生えていない知らない気持ちを他人といきなり共感、共有するのって、難しいことですもんね」

百田 「そうか…ひとつも知らないなら、共感のしようがねーもんな」

百田 「怖いってのは、先の見えねー洞窟に装備なしで挑むような感覚か」

天海 「そうだと思います」

百田 「んー……けどよ、少なくとも、テメーが自分に好意があることに思いあたって、質問するぐれーなら、全く知らねーワケでもねーってことだろ?」

天海 「ああ、そういうことになるんすかね」

百田 「本当に怖いなら、気づいた時点でテメーから逃げるはずなんだよな。入間だし」

天海 「……確かに」
165 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 09:18:08.45 ID:RGcC44nA0
百田 「つまりだ! テメーが気落ちするほど、深刻じゃねーってことだ!!」

百田 「むしろ、他人より意識されてるってことだぜ? 良かったじゃねーか!!」

天海 「そんなに楽観視して大丈夫っすか? ダメな方に意識されてるかも知れないっすよ」

百田 「ははっ! それならそれでしゃーねーな!!」

天海 「バッサリ切った!!」

百田 「まぁ、そのうち入間から答えが返ってくるだろ」

天海 「そう思います? 俺、緊張状態の入間さんに、いずれ答えを出してくれって言っちゃったんすよね…馬鹿野郎です」

百田 「答えは返ってくる! あいつ、自分の中で溜め込み続けられるタイプじゃねーからな!」

百田 「答えが出たら、テメーにブチまけずにいられないぜ、絶対!」

天海 「なんか、百田君のその前向きさ、本当に救われます」

天海 「でも、今日は絶対避けられるとは思うんで、覚悟はしときます」

百田 「確かに。昨日の今日でテメーに関わろうとはしねーかもな」

天海 「話して良かったです。聴いてくれて、ありがとうございます」

百田 「助手の悩みを解決するのもボスの役目だからな!」

天海 「相談相手に、キミを選んで正解でした」


ランニング中の話題を安価下2
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 09:20:27.65 ID:4qCja3OTO
入間の発明品
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 10:14:18.62 ID:05UATXsW0
168 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 12:55:06.22 ID:RGcC44nA0


百田 「入間の発明品って、なにをみたんだ?」

天海 「えっと、自分の溜め込んだ感情を吐き出させる装置に、魂が入れ替わる装置、服だけを溶かす液体っす」

百田 「どれもあんま使いたくねーな…1番最初のはまぁ、使い道を間違えなければ、良さそうだけどな」

天海 「ストレス社会ですからね。吐き出せなくて苦しい思いをしてる人に使いたいっすね」

百田 「魂を入れ替えるって、漫画みてーだな! 信頼してるヤツとなら、ちょっと試してみてーな!!」

天海 「確実に悪用するだろって相手とは、したくないっすよね」

百田 「服だけを溶かす液体って、使い道あるか?」

天海 「あんまり想像できないっすよね。漫画の影響らしいっすけど」

百田 「どんな漫画だよ…」

百田 「前みてーになんか試したんだろ? どれを試したんだ?」

天海 「魂が入れ替わるのを無理矢理…」

百田 「ああ、だから一悶着か! 悪さしに行こうとする入間をとめたりしたんだろ?」

天海 「そのとおりです」

百田 「入間になった感想は?」

天海 「いや、それは自分の体の時と変わりがなかったんで、なんとも言えないんすよね」

天海 「ただ、目の前に入間さんの口調で喋る自分には、違和感増し増しだったっすけど」

百田 「入間の口調で話す蘭太郎か……嫌だな」

天海 「俺の姿で変なこというんで、ものスゴく複雑な気持ちになりましたよ」

天海 「後、俺ってそんな顔してるの?! っていう悪どい表情するんで、周りから俺はどう見えているのか、不安になりました」

百田 「いや、それは中身が入間だからだろ? 穏やかそうなヤツにしか見えねーから、安心しろ」

天海 「なら、安心しました…」


169 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 12:55:55.43 ID:RGcC44nA0


天海 (百田君のおかげで、余裕がでてきました)

天海 (やってしまったモノはしかたないですし、もう落ち込まないっす!)


必ず一緒に食事をする人物を指定
安価下2で一名、その下1でもう一名
入間
獄原

春川
東条
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 12:57:22.96 ID:OI4n/BLpO
踏み台
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:02:02.21 ID:BkbL6fJEO
春川
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:05:36.36 ID:vxfScacJ0
ゴン太
173 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 13:14:33.07 ID:RGcC44nA0
シリーズ問わず人物指定を一名ずつ
>>174
>>175
>>176
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:16:30.13 ID:fdgrJgGEO
王馬
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:18:16.44 ID:DLg/6CfBO
夢野
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:19:22.76 ID:BkbL6fJEO
九頭竜
177 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 14:40:59.14 ID:RGcC44nA0
>>176
申し訳ありませんが連取扱いになります。もう一名を安価下
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 15:12:05.70 ID:ZtPvUITZO
セレス
179 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 17:07:33.17 ID:RGcC44nA0


獄原 「セレスさん! もし、迷惑でなかったらなんだけど、ゴン太にチェスを教えてくれないかな?」

セレス 「よろしいですわ。あなたがチェスを学ぶ理由は、だいたい想像できてしまいますわね」

春川 「まあ、獄原が常日頃から主張しているからね」

獄原 「あはは、解っちゃうかな? さすがはセレスさんと春川さんだね!」

セレス 「紳士の嗜みとして、ですわね」

獄原 「そうなんだ! セレスさんのような人と、一緒に指せたら素敵だろうなって思ったから」

セレス 「ふふっ、お上手ですわね。では、本日の放課後でも?」

獄原 「大丈夫だよ! よろしくお願いします!」

春川 「……セレスより2組の十神とか、七海とかの方がよさそうだけどね」

天海 (春川さんの意見に同意っす。ゴン太君がルールを覚えたら、カモにされないかが心配っす)

天海 「おはようございます、ゴン太君、春川さん、セレスさん」

獄原 「おはようございます! 天海君!」

春川 「おはよう」

セレス 「おはようございます」

獄原 「天海君はチェスってする?」

天海 「ほんの少しですけど、しますよ」

獄原 「そっかぁ…ゴン太もうまくなるように頑張ろう!」

セレス 「わたくしと張り合えるくらいには、成長してほしいですわね」にこり

天海 (これ、やっぱりいずれカモられるヤツっす! 怖っ! ゴン太君逃げて!!)


180 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 17:09:22.85 ID:RGcC44nA0


夢野 「王馬よ、そんなにウチをイジメるのは楽しいか?」

王馬 「楽しいよー? 夢野ちゃんは学園内でもいいリアクションしてくれるトップ3に入ってるからね!」

夢野 「ウチはもう、お主のそういうお遊びに疲れた…」

王馬 「えー? なに? オレがガチで夢野ちゃんをイジメてるみたいじゃーん」

夢野 「ウチはお主の言葉でたくさん傷ついとる。充分にイジメじゃ」

王馬 「じゃあ、夢野ちゃんには絡まないようにするね」

夢野 「んあ…?」

王馬 「だって、辛いんでしょ? 気づかなくってゴメンね?」

王馬 「でも、もう夢野ちゃんが傷つくようなことはないから、安心しなよ!」

夢野 「え? ええっ?」おろおろ

王馬 「なんで困ってんの? むしろ喜ぶべきじゃない? 変な夢野ちゃん!」

天海 (今の会話って…もしかして、夢野さん…)

獄原 「ゆ、夢野さんは王馬君がキライなの? それを察した王馬君が夢野さんとは関わらないって言っているのかな?」

天海 (いや、むしろ夢野さんは王馬君のことを…王馬君、解っててやってますね)

天海 (これまでの言動からして、彼も好意を向けられるのは苦手らしいっすから…本当に天邪鬼っすね)

セレス 「随分と酷なことをなさいますわね。王馬君」

天海 「ですね……」

春川 「あいつ、そこまでどうしようもないヤツだったんだね


セレス 「獄原君は紳士として、まだまだ未熟ですわね」

獄原 「うう…」しゅん

天海 (夢野さんの困惑具合がみてられないっす)

天海 「夢野さん、おはようございます」

夢野 「んあ…? あ、天海か…」

王馬 「ちょっと天海ちゃん、オレもいるんですけど?」

天海 「夢野さんを困らせるような天邪鬼は知りませんね」

王馬 「なんか怒ってんの? 理由は思い当たることが多すぎるくらいだけど、喧嘩なら全部買うよ?」

夢野 「な、なんじゃなんじゃ?! 顔を合わせたかと思えば喧嘩か?! ウチを挟んで喧嘩をするなっ!!」

夢野 「するなら他所でやらんかー!!」

春川 「とりあえずは夢野も持ち直せたかな」

セレス 「女心は複雑ですのよ? 獄原君」

獄原 「う、うん! 覚えておくね!!」


食事中の話題を安価下2
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 17:37:58.28 ID:yv8K2w2C0
秘密子を癒す会
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 17:42:26.30 ID:DoI5rH4lO
夢野のが近々マジカルショーを開催するとのこと
183 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 21:26:56.25 ID:RGcC44nA0


春川 「夢野、近いうちにマジックショーをするんだって?」

夢野 「マジックショーではない! マジカルショーじゃ!!」

セレス 「あくまでも魔法だと言い張りますのね」

王馬 「セレスちゃんの自称する経歴くらい胡散臭いよね!」

セレス 「なにを仰っているのかしら? わたくしの経歴に嘘偽りなんてありませんわ」

獄原 「夢野さんの魔法がみられるってことだよね? それは楽しみだね!」

天海 「いつするんです?」

夢野 「今月中の予定じゃ」

王馬 「ふーん。オレが行くと、夢野ちゃんがイライラしてステージを失敗に追い込みかねないから、観に行けないけど、みんながオレの分も楽しんでよね!」

獄原 「王馬君は観ないの? 夢野さんのステージ」

王馬 「いかないよー。だから、ゴン太がしっかり観といてよ!」

夢野 「お、王馬も来い!」

王馬 「ありゃ? 夢野ちゃんはオレのことキライなんじゃないのー?」

夢野 「う、うううるさいわい!! ウチがいいと言っとるんじゃ!! おとなしく観に来んか!!」

王馬 「んー! 大好きな夢野ちゃんに誘われちゃったら、行くっきゃないよねー!」

夢野 「んんん…んあーっ!!」

獄原 「わっ?! 夢野さん?! 頭を抱えてどうしたのっ?!」
184 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 21:27:35.60 ID:RGcC44nA0
夢野 「もうイヤじゃ!! なんでウチは…なんでウチはよりにもよって、こんな意地悪なヤツを…!! んああああっ!!」

王馬 「ほらね? 取り乱しちゃうみたいだから」

春川 「王馬」

天海 「王馬君」

王馬 「なに? ふたりして怖い顔しちゃって!」

天・春 「正座」

獄原 「え? え?」

王馬 「はぁ? なんでオレが正座しなきゃなんないのさ」

春川 「少しはマシなヤツかと思い直してたのに、とんだ間違いだったよ」

春川 「あんたはクソヤローだ」ギロッ

王馬 「うわぁお! まるで暗殺者みたいな目ぇしてんね!」

春川 「……うるさい」

王馬 「ヤバそうだから逃げる!! ごちそーさま!!」ガタンッ

春川 「……ったく…」溜息

夢野 「お、お主ら…も、もしかして…う、うう、ウチ、ウチの気持ちに…」

セレス 「うふふ。解り易いお人ですわね」にこり

夢野 「んああっ!? んああああっ!!」赤面大混乱

天海 「なんかすみません…」

夢野 「んああ! は、恥ずかしい!! う、ウチももういい!!」ガタンッ

夢野 「んあーっ!!」どべちっ

獄原 「こ、転んだ!? ゆ、夢野さん!? 大丈夫?!」

夢野 「かまうな!!」赤面涙目

獄原 「ご、ごめんなさい…」

春川 「あいつのなにがいいんだろう。私には理解できない」

天海 「でも、心が選んでしまったのなら、しかたないですし」

春川 「……あんた、よく平気で恥ずかしいこと言えるよね」

天海 「ぐはっ!!」ぐさー

セレス 「ふふふっ。恋する乙女は可憐にして、儚いですわね」


185 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/18(木) 21:28:03.90 ID:RGcC44nA0


天海 (夢野さん、あんな調子で大丈夫なんすかね?)

天海 (心配っす)

ガチャッ

天海 「おはようございます」


天海の挨拶に答えた人物を安価下2 (V3のみ、朝食メンバー除外)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 21:29:08.23 ID:pqjvRClJo
夢野かわいい
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 21:34:25.95 ID:05UATXsW0
188 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 09:56:05.29 ID:sdMVIKfW0


星 「おう。天海か」

天海 「あ、星君。夢野さんは来てますか?」

星 「夢野か? 夢野なら、随分と落ち込んだ様子で教室に入って来て、先に来ていた茶柱が飛びつく勢いで駆け寄って、ずっと夢野を励ましてるぜ」

天海 (夢野さんが力なく机に突っ伏して、その横で茶柱さんが一生懸命に声をかけてるっす)

星 「なんだ? 夢野がいつも以上に覇気がない原因を知っているのか?」

天海 「その場にいましたからね…」

星 「なにがあったのかは解らねぇが、無気力な夢野が輪をかけて無気力なのは、ちと心配だな」

星 「茶柱も、あの調子で夢野を励まし続けていたら、疲れちまうだろうし」

天海 「優しいですね。星君」

星 「そんなんじゃねぇさ」

星 「それを言うなら、茶柱やお前さんだろ?」

天海 「俺もですか?」

星 「そうやって夢野を気にかけてんだろ」

天海 「俺は事情を知ってますし」

星 「知っていたとしても、なるべく関わりあうのを避けると思うがね。教室に入るなり、俺に夢野が来てるか尋ねた時点で、片脚は突っ込んでんだ」

星 「充分だろ」

天海 「そんな風に言われるとは思わなかったっす」

星 「今は茶柱に任せとけ。夢野に近づいたら、茶柱に投げ飛ばされかねねぇからな」

天海 「……そうっすね」

天海 (俺もなにができるワケではないっすけど、茶柱さんに任せるっす)


189 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 09:57:12.99 ID:sdMVIKfW0


天海 (あれから、茶柱さんも夢野さんにつられて、元気を失くしてしまったっす……)

天海 (負の連鎖がはじまってるっす…)

天海 (今日は才能の日なんすよね…自由時間に声をかけようとおもったら、探さないといけない…)

天海 (時間内にみつかるといいんすけど)


―――――――――


天海 (自由時間っすね)

天海 (どうしたものか…)


天海の行動を安価下2
1.夢野を探す
2.王馬を見かける
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 11:56:33.81 ID:OShfRU64O
2
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 11:57:57.12 ID:W23Eh2xTo
192 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 17:27:59.75 ID:sdMVIKfW0


天海 (夢野さんを探してみるっす)

天海 (自分が入間さんで悩んでるからっすかね…なんか放っておけないんすよね)


193 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 17:29:16.70 ID:sdMVIKfW0


天海 「いた! 夢野さん!」

夢野 「んあ……天海か……」どんより

天海 「大丈夫…じゃあなさそうっすね」

夢野 「天海は気づいとるんじゃったな…」

天海 「はい。王馬君のこと、好きなんですよね?」

夢野 「めんどい…王馬のことを考えてしまうことに…ウチはもう疲れた…」

夢野 「“嘘だよ!”と笑いながら言われる度に、怒りと落胆と、一緒に、ドキドキしてしまうんじゃ」

夢野 「酷いヤツじゃって、思っていながら、それでも、楽しそうにするあやつをみてはソワソワしてしまうんじゃ」

夢野 「ツラい! 苦しい! しんどい! めんどい!!」

夢野 「考えたくない! 想いたくない! 気づきとうなかった!」

夢野 「ウチはウチ自身のことすら、もう解らんようになってしまった!!」ポロポロ

夢野 「どうしたらいい? 天海よ…」ポロポロ

天海 「夢野さん…」

天海 「本当に酷いヤツですよね、王馬君は」

天海 「夢野さんの気持ちを知っていながら、それを弄ぶんすから」

夢野 「んあ?」

天海 「え?」

夢野 「お、王馬はウチの気持ちに……?」

天海 「えええっ?! 俺たちが気づくぐらいなんすから、王馬君が気づかないワケがないっすよ?!」

夢野 「んああああっ!! 王馬めぇえええ!!」

夢野 「ウチの純真で純情な乙女心を弄びおってええええっ!!」むきーっ

天海 「自分で言っちゃうんすね」

夢野 「MPが足りておったら、あらゆる魔法の限りを尽くしてギタギタにしてやるのにぃ!!」むぎゃーっ

天海 「さすがに暴力は反対っすけど…」

天海 「女性に涙を流させるのは、さすがに見過ごせない悪戯っす」

夢野 「じょ、女性とな…?」照

天海 「なんで照れてるんすか?」

夢野 「ふだん、周りから子供あつかいされておるから、ふ、不慣れだったもんじゃから…」照照

天海 「ああ、なるほど……うん。なんなら、王馬君に仕返ししちゃいましょうか?」

夢野 「仕返し? どうするんじゃ?」
194 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 17:30:35.09 ID:sdMVIKfW0
天海 「王馬君、好意的な感情や言葉を向けられるのが苦手みたいなんすよね」

天海 「ここは思い切って、好きだって押していってみるってのはどうっすか?」

夢野 「んあっ?! それは、王馬に“好き”と言えということか?!」

夢野 「い、イヤじゃ!! は、恥ずかしい!! そんなことできん!!」赤面

天海 「まぁ…ですよね。すみません」

夢野 「……しかし…それであやつを困らせられるのじゃったら…ふっふっふっ……」

天海 「夢野さん? なんか悪い顔してますよ?」

夢野 「ウチは幾度と傷ついた! 同じだけ苦しめてやるわ!! みておれよ、王馬ー!!」

夢野 「かーっかっかぁ!!」ふんぞり

天海 「すっかり元気になりましたね。良かったっす」

夢野 「しかし天海よ、お主案外意地悪じゃな」

天海 「最近、王馬君相手だと割とこんな感じっす」

天海 「遠慮とかする気が起きなくなりました…なんか、麻痺してきてるみたいっす」

天海 「自分でも嫌なヤツだなと思います」

夢野 「……敵に回したくない男じゃな」

夢野 「しかし、おかげで王馬のヤツに仕返しできそうじゃ! めんどいなんて言ってはおれん!」

夢野 「礼を言うぞ! 天海よ!」

天海 「力になれたようで、なによりです」

天海 (夢野さんが元気になったんで、安心して授業を受けられるっす)

天海 (頑張って王馬君を困らせてください、夢野さん)笑顔


195 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/19(金) 17:32:04.68 ID:sdMVIKfW0


天海 (さて、お昼っすね)

天海 (軽めにするか、がっつりいくか…悩みどころっすね)

天海 (あ…放課後のことを考えて、がっつりいっとく方がいいかも知れないっす…)

天海 (貧血は…多分大丈夫だとは思いますけど)


入間、星、東条が一緒に食事します。
シリーズ問わず人物指定を一名ずつ
>>196
>>197
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 17:32:59.16 ID:4Y3d+zSe0
王馬
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 17:33:40.36 ID:DYgRRZSDO
左右田
198 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/20(土) 01:00:22.47 ID:7AV7q+610


天海 (あの後ろ姿は入間さん)

天海 (でも…今声をかけたら、確実に驚かせてしまいますよね)

天海 (……よし! いく!)

天海 「入間さん!」

入間 「ひぎぃっ?! あああ天海ぃいいっ?!」

天海 (う…やっぱりマズかったっすか…)

入間 「な、なんだよぉ…き、昨日の話かよぉ…?」

入間 「答えなんか出てねぇよぉ!」

天海 「いえ、そうではなくて、お昼を一緒にどうかと思いまして」

天海 「距離はとります。安心してください」

入間 「ううう……か、かってにしろよ……」

入間 「……」

入間 「うー…うぅうー…」そわそわきょどきょど

天海 「なんか…ごめんなさい…」

入間 「謝るぐれーなら、はじめっから声かけんな!!」

天海 「堪え性のない男ですみません…」

入間 「謝るなクソが!! ううう…っ」

天海 (俺、春川さんにクソヤローって言われてもしかたない、王馬君が夢野さんにしていることと、大差ないことしてますね)

天海 (でも、はっきりと言葉で拒絶されていないから…諦められないんすよね)

天海 (今、こうして一緒にいてくれるだけで、感謝しないといけないのに)

天海 (入間さんを苦しめて)

天海 (嫌なヤツ)

天海 (最低だ)

天海 (でも、少しでも側にはいたい)

天海 (考えるのが苦しい)

天海 (夢野さんが言うように、自分で自分が解らなくなる)

天海 (思ってたより重症っすね)

入間 「……嬉しくねぇのかよ」

天海 「え?」

入間 「オレ様といんのに、暗い顔してやがるから…」

天海 「少し考えごとをしてました。入間さんといられるのは嬉しいっすよ」

入間 「ふーん…そうかよ…ふーん…」

天海 「俺といて、大丈夫ですか?」

入間 「んん…まぁ…な…」

天海 「よかった」

入間 「〜〜〜〜っ」


199 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/20(土) 01:01:18.97 ID:7AV7q+610


王馬 「左右田ちゃんの歯って、なんでそんなにギザギザしてんの? 異種交配? 人間じゃない血でも混じってんの?」

左右田 「イヤイヤ、ふつうに人間だし! コエーこと言うなよ!」

星 「肉は食いやすそうだな。噛み切れずに歯痒い思いはしなさそうで羨ましいぜ」

東条 「舌を噛んでしまった時は出血してしまいそうだけれど」

王馬 「ちょっと舌を噛み切ってみてよ、左右田ちゃん!」

左右田 「やるワケねーだろ!! 死ねってかッ!!」

天海 (左右田君はツッコミ疲れで、若ハゲになったりしないか、将来が心配っす)

東条 「あら、天海君と入間さん。座れる席を探しているのかしら?」

天海 「そうなんすよ」

星 「このメンツで問題なけりゃ、ここに座ればいい」

王馬 「えー? 天海ちゃん来んのー?」

左右田 「なんだ? 仲悪りィの?」

天海 「ありがとうございます。お邪魔します」

入間 「……」

王馬 「ねー、なーんか入間ちゃんがおどおどしてない?」

入間 「し、してねーし!! どこをどうみたらそう見えんだよ!! テキトーなこと言ってんじゃねーぞ!!」びくっ

王馬 「天海ちゃんから距離とってるみたいだし?」ちらっ

天海 「……」

王馬 「天海ちゃんが入間ちゃんにナニかしたんじゃないのー? 無理矢理押し倒したりして、入間ちゃんのだいじなモノを奪っちゃったりさー!」

天海 「してませ…」

入間 「こんなヘタレにオレ様が押し倒されたりするかよ! オレ様が押し倒してやったんだ!!」

「えっ?!」

天海 「ちょっ?! なに言ってんすか入間さんっ?!」

左右田 「天海、オメェ…まぁ、入間みてぇな身体つきした女に迫られたら、なすがままになっちまうよなァ…」

天海 「違う! 違いますから!」

東条 「恋愛はふたりのことだから、言うことはないけれど…でも、学生でいる内は、軽はずみな行いは慎んだ方がいいと思うわ」

星 「問題を起こすなら、それなりの覚悟はしとけよ。俺のようになっちまうからな」

天海 「だから違うんです!」

王馬 「ふたりとも、卒業おめでとう! オレはふたりを祝福するよ!!」

天海 「やめて!」

入間 「お、オレ様は経験豊富だし! そ、卒業なんて、と、とっくの昔だし!!」

天海 「誰か俺を助けて!!」


食事中の話題を安価下2
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 01:07:29.15 ID:0py2Ji0x0
ksk
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 06:44:03.77 ID:spCLkTgPo
ここにいるメンバーの恋愛経験
202 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2017/05/20(土) 08:45:29.86 ID:7AV7q+610


左右田 「星は彼女いたんだっけか?」

星 「ああ」

左右田 「んじゃ、他のヤツってどうなんだ? つきあったりってしたことってあんのか?」


過去に恋人がいたかどうかコンマ判定
奇数でいた
偶数でいない
天海>>203
東条>>204
左右田>>205

話の展開上矛盾するので、入間ちゃんと王馬君は除外します。申し訳ありません
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 09:02:00.71 ID:NodNTNR0o
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