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209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 18:28:18.27 ID:vUa3Suv5o
>>208
割りと最初からイチャラブしてる気もする
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:54:57.50 ID:jgPvU8IS0
ガヴリール「あぁ! もう分かったって! やりゃいんでしょ!」
天真「はい、ではやりましょう♪」
ガヴリール「チッ、全く……確か宿題のプリントは……」ガサゴソ
天真「出しておきました、あとワークも宿題でしたから一緒に出しておきました」
ガヴリール「いつの間に……まあ、さっさと終わらしましょうかね、私のネトゲの為にも」
――――
天真「ここはこの公式を当てはめてですね」
ガヴリ−ル「あーはいはい、これね」カキカキ
天真「正解です♪」ニコニコ
ガヴリール(宿題一つでテンション高いな……)
――――
ガヴリール「……」カキカキ
天真「あっ、ここ違いますよ」
ガヴリール「どこが?」
天真「ここです、途中式間違っています」
ガヴリール「確かに、消しゴムは……」
――――
――――――
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 00:02:26.61 ID:ISTSt1F60
ガヴリール「よし、宿題終了!」
天真「はい、よくできました♪」
ガヴリール「小学校の先生か……」
ガヴリール「とにかくだ、これでネトゲができる」カチカチ
天真「さてと、洗濯物を干しましょう♪」
ガヴリール「……」カチカチ
ガヴリール「なあ、一つ聞いていいか?」カチカチ
天真「はい、何でしょうか?」
ガヴリール「一昨日、私がこうやって分身た所にジブリエルがその分身を実体化させて成功したじゃん」カチカチ
天真「はい」
ガヴリール「そんな器用な事が出来たのになんで神足通はパンツだけ飛んで行ったという失敗をしたんだ?」カチカチ
天真「いえ……ちょっち言いにくいのですが……確か去年の春に歩くのがめんどくさいという理由でガヴリールが神足通で学校へ行こうとした時、パンツだけ飛んで行った事がありました」
ガヴリール「あったか?」カチカチ
天真「ありました! その印象が相当強くて……神足通をしようとした時そのイメージがチラついて……」
ガヴリール「で、パンツだけ飛んで行ったと?」カチカチ
天真「はい……」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 23:14:45.94 ID:ISTSt1F60
ガヴリール「ふ〜ん……」カチカチ
ガヴリール「お前にも意外とドジをするんだな」
天真「それはガヴリール自分自身の事も言っていますよ、天使学校にいた頃はドジをしても反省し糧にしましたよ」
ガヴリール「あぁ……確かにしたな」トオイメ
天真「昔を思いふけった顔をしないでください、まだ一年たっていませんよ」
ガヴリール「まあ、そうだな」カチカチ
ガヴリール「でもあの時のパンツ匂わなかったな、やっぱり私とお前は一緒だから匂いを感じられなかったのかな?」
天真「と、突然何を言っているんですか! それは忘れてください!」カアア
ガヴリール「忘れろと言われても忘れられないんだよなー、洗濯は?」
天真「あっと、忘れていました」タッタッタ
ガヴリール「……」
ガヴリール「よし、集中」カチカチ
――――
――――――
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 20:42:44.42 ID:tZtt+IP10
天真「ガヴリール、夕飯にしましょ♪」
ガヴリール「え? もうそんな時間? 時間経つの早いな」
ガヴリール「まあ、私は後から……」カチカチ
天真「♪」ニコニコ
ガヴリール「とはいかないな、これは……分かったよ」
天真「!」パアア
天真「今日も腕によりを掛けました! 食材も安い物を選びました!」
ガヴリール「ふ〜ん……」
ガヴリール「なあ、聞いていいか?」
天真「はい!」
ガヴリール「なんで今日も煎った豆があるんだ?」
天真「美味しいですよね、煎った豆」ニコニコ
ガヴリール「はぁ……まあいいか、いただきます」
天真「いただきます♪」
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/11(日) 21:49:49.93 ID:Mly+bE4W0
ガヴリール「ズズズ……」ミソシルノミ
ガヴリール(ん? 何だこれ?)
ガヴリール(豆?)
ガヴリール(そういえば……ご飯に……豆入っている)
ガヴリール(サラダにも……豆が)
ガヴリール「ねえ、ジブリエル」
天真「何でしょうか?」モグモグ
ガヴリール「何かさ……豆、多くない?」
天真「?」
ガヴリール「だからさ、豆全部入っているよね?」
天真「美味しいですよね♪」ニコッ
ガヴリール「うん、言いたいことは分かるけどさ……サラダに豆はまだわかる、味噌汁に豆はまだ許せる……ご飯に豆って何?」
ガヴリール「私ってこんなに豆好きだったの?」
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/11(日) 22:52:27.08 ID:Mly+bE4W0
天真「豆ってなんにでも会いますよね♪」
ガヴリール「いやいや、限度というか無理があるでしょ?」
天真「?」
ガヴリール「なんでも豆を入れたら良しじゃないよ」
天真「むぅ〜……料理って難しいですね」
ガヴリール「普通に作ってくれてらいいから」
天真「そうだ、では明日の晩御飯はガヴリールが料理を作って下さい! 私ガヴリールの料理食べてみたいです♪」ルンルン
ガヴリール「え!? 私が!? 私の方が絶対下手だよ、ジブリエルのほうが形になっているし」
天真「まだ明日のこの時間まで練習できます♪」ニコッ
ガヴリール「……どうなっても知らんぞ」
天真「楽しみにしていますね!」ワクワク
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 02:31:58.40 ID:W9rmVFw60
ずっと読んでいたい
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/12(月) 23:00:15.78 ID:g///4P2D0
………………
ガヴリール「ごちそうさまー」
天真「お粗末様でした」
ガヴリール「さてとっと……」カチカチ
天真「ガヴリー」
ガヴリール「一緒に風呂は嫌だぞ、狭い上にあんな羞恥プレイは二度と御免だ」カチカチ
天真「お風呂は毎日入らないといけませんよ、入りましょうよ♪」
ガヴリール「入らなくても死なないよ」カチカチ
天真「死ぬとか……そんな悲しい事言わないでください」シュン
ガヴリール「あーもぅ分かった分かった! これが最後だからな」
天真「やった♪」キャッキャ
ガヴリール「……ねえ、さっきの演技? このころの私って小賢しかったの?」
天真「いえ、演技ではありませんよ、本当に悲しかったのですから」
ガヴリール「まあ、兎にも角にも一緒に風呂は最後だからな」ハァ
ガヴリール(イベント進める時間が……)
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/13(火) 23:53:34.55 ID:zcxtcSzk0
ガヴリール「そうだ」ゴソゴソ
天真「何しているのですか?」
ガヴリール「風呂場にパソコン持っていけばいい話じゃん」ガサガサ
天真「どうしたのですか? パソコンを袋に入れて」
ガヴリール「どうだ! これで風呂場でもゲームができる!」
天真「さすがに無理があるかと……」
ガヴリール「うん、だよね」
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 00:13:59.84 ID:07w3b2Zw0
………………
ガヴリール「お風呂、狭い」ブクブク
天真「でもこの狭さ、好きですよ♪」
ガヴリール「私には分からないよ、その感覚」
天真「さて、身体を洗いましょ、ガヴリール」
ガヴリール「ジブリエル、今回はお前に洗わせないよ」
天真「そんなこと言って、身体洗わないつとかではないですよね?」
天真「前にも言ったと思いますが、心の汚れを取るにはまず体からと」
ガヴリール「私はジブリエルの汚れた部分からできた、つまりこの汚れは落としては駄目という事、私が保てなくなる」
天真「そんな言い訳して駄目です! さあ、身体洗いましょう♪」ヒザポンポン
ガヴリール「……あのさ、入る前に言ったよね? そんな羞恥プレイは二度と御免だって」
天真「?」
ガヴリール「だから膝の上に直接乗るのは恥ずかしいって」
天真「そんな逃げの言い訳を言っても駄目ですよ、身体洗いましょう♪」ヒザポンポン
ガヴリール「いやいや、言い訳じゃなくマジなんだけど……」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:30:13.69 ID:07w3b2Zw0
天真「むぅ〜……ではどうしたら洗わせてくれますか?」
ガヴリール「だからさ、ジブリエルが洗う事前提で進めないでよ、自分で洗うからさ」
天真「本当にですか?」
ガヴリール「だったら今洗うよ、そこどいて」
天真「では私は体の隅々まで洗っているか監視しますね」
ガヴリール「はぁ?」
天真「ですからガヴリールがしっかりと身体を洗っているか見ます!」
ガヴリール「じっと見られながら洗うのも恥ずかしいから見ないでよ」
天真「私が見ないとガヴリールが洗ったと証明できないじゃないできませんよね」
ガヴリール「もうそれでいいよ……いいからそこ交代」ザパー
天真「はい♪」
ガヴリール「よいしょっと」イスニスワリ
天真「ではこっちを向いてください」
ガヴリール「……」
ガヴリール「は?」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:43:02.43 ID:07w3b2Zw0
ライフェル宅――
ラフィエル「さてと、本日のやることはほとんど終わりましたので……あとは日課のサターニャさんを……」
ラフィエル(そういえば、ヴィーネさんも千里眼を習得したがっていましたよね)
ラフィエル(ガヴちゃんとジブちゃんの『裸で向かい合って身体を使って親睦を深める』の真相)
ラフィエル(……)ウズッ
ライフェル(こちらも面白そうですね……)
ラフィエル(今お風呂に入っているかどうかわかりませんが覗いちゃいまーす♪)
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:55:45.50 ID:07w3b2Zw0
千里眼発動……
ライフェル(あら? 部屋には誰も居ませんね……)
ラフィエル(出かけているのでしょうか?)
ラフィエル(ですが入口に靴はありますね)
ラフィエル(……それにしても、変貌したみたいに相当部屋が綺麗に……まるで建てて間もないみたいですね)
ラフィエル(それはそうとガヴちゃん達は……あっもしかしてお風呂♪)
ラフィエル(これは絶好のタイミングで来ちゃいましたね♪)
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 15:04:24.02 ID:07w3b2Zw0
ラフィエル(ではお風呂をのぞいちゃいま〜す♪)
ラフィエル(……えっと……これはこれは♪)
ラフィエル(髪が濡れて癖が無くなってどちらがどちらか分かりませんが……)
ライフェル(ガヴちゃん同士が向かい合っていますね……)
ラフィエル(湯船に入っているガヴちゃんがもう片方のガヴちゃんの身体を洗っている所を食い入るように見ていますね)
ラフィエル(洗っているガヴちゃんの顔も赤いですし……)
ラフィエル(……)
ラフィエル(私、ものすごい現場を目撃しちゃいました)ドキドキ
ラフィエル(まさに裸で向かい合って身体を使って親睦を深めていますね)ドキドキ
ラフィエル(ヴィーネさん、いま貴方が想像しているようなガヴちゃんのお風呂場で発生していますよ)ドキドキ
天真「……」ジー
ラフィエル(あら? 湯船のガヴちゃんが此方を……)
ラフィエル「!」センリガンカイジョ
ラフィエル「ばれちゃいましたかね……」ドキドキ
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 17:31:11.69 ID:07w3b2Zw0
あっ、ライフェルになっている
ラフィエルです
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 17:33:11.46 ID:07w3b2Zw0
ラフィエル「ですが……あれは言い訳ができませんよガヴちゃん、ジブちゃん」
ラフィエル「……」
ラフィエル「二人の空間とはいえ大胆でした」ドキドキ
ラフィエル(あの後どうなるかすごく気になりますが……これ以上見るのはイケナイような気がします……)
ラフィエル「取りあえずサターニャさんを観察しましょう♪」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 19:27:42.75 ID:uUWl+5s0o
とりあえずで観察されるサターニャwwww
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 21:08:25.80 ID:07w3b2Zw0
ガヴリール宅――
天真「……」ジー
ガヴリール(ジブリエルがよそ見をしている間に)ゴシゴシザパー
ガヴリール「はい、体洗った、私は出るから」
天真「あっ、まだ肩まで浸かって100をしていませんよ」
ガヴリール「昨日しなかったよね!」
天真「いいから肩まで浸かって100数数えましょう、交代です」
ガヴリール「はぁ……わかったよ、んじゃ交代な」
天真「はい♪」ザパァ
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 21:10:57.48 ID:LvtC27vMO
ヴィーネ以上に欲望に忠実過ぎやしませんかねぇラフィさん
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 00:07:44.70 ID:gyQ+gwV50
天真「♪」ゴシゴシ
ガヴリール「……」ブクブク
天真「そういえば」
ガヴリール「?」
天真「ガヴリールは身体だけで髪は洗っていませんでしたね」
ガヴリール(げっ、いらない事をまた……)
天真「ですから、私が身体洗い終わったらガヴリールの髪洗ってあげますね♪」
ガヴリール「だからいくらなんでも子供ではないからそれぐらいはできるよ」
天真「駄目です、洗ってあげます」
ガヴリール(世話好き通り越して過保護だよ、私ってもともとこんなに過保護だったの?)
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:05:32.69 ID:gyQ+gwV50
ガヴリール「ねえ、なんでそこまで私に過保護なの?」
天真「?」
ガヴリール「だからなんで私にだけベタベタするの?」
天真「あっ、すみません……迷惑でしたか?」
ガヴリール「うん、正直迷惑」
ガヴリール「で、何でなの?」
天真「……私の意識がガヴリールの中に半年以上いたことはわかっていますよね」
ガヴリール「うん」
天真「その間外はどのようなことになっているのか、ガヴリールの目を通して見ていました」
天真「ですが外の情報はその『視覚』からしか得られませんでした、つまり五感で視覚以外に無かったのです」
天真「ですから……人肌が恋しかったと言いますか……すごく寂しかったと言いますか……」
天真「ラフィエルやヴィーネ、サターニャにすると迷惑が掛かりますので……」
天真「そこで私自身……つまりガヴリールだったらと思いまして……」
天真「すみません迷惑をかけてしまい、もうしませんので」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:11:19.79 ID:gyQ+gwV50
ガヴリール「……」
ガヴリール「あーあ、髪洗うのめんどくさいなー」
天真「!」
ガヴリール「私髪長いから手動かすのしんどいわー、ほんと誰か洗ってくれないかなー」
天真「ガヴリール……」
ガヴリール「私の気が変わらない内にさ……ほら早くしなよ」ボソッ
天真「……」
天真「はい!」パアア
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:16:52.14 ID:gyQ+gwV50
ラフィエル宅――
ラフィエル「さてさて、本日のサターニャさんは♪」センリガン
ラフィエル「……あら? サターニャさんの家にヴィーネさんもいますね……何か話し合っているように見えますね」ムムム
ラフィエル「千里眼は遠くを見るだけですから音を聞けないのが欠点ですね……」
ラフィエル「今度天界に戻った時遠くの音が聞こえる術が無いか調べてみましょうかね」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 23:01:07.72 ID:gyQ+gwV50
サターニャ宅――
ヴィーネ「ラジコン型超小型カメラとかもってない?」
サターニャ「ヴィネット、いきなり来て何言い出すのよ……持っているけど……」
ヴィーネ「私はある一つの真実を知りたいのよ」
ヴィーネ「ガヴとジブが言っていた『裸で向かい合って身体を使って親睦を深める』という真実をね」
サターニャ「それを知ろうとするのはいけない事だと思うわ」
ヴィーネ「もしかしたらガヴリールの弱点も見つかるのかもしれないわよ」
サターニャ「その話、乗るわ」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 11:14:54.88 ID:RsSfyyaJo
ガヴがマトモに思えてくる不思議
これが相対性理論か
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/16(金) 18:06:00.43 ID:iztY1Whw0
世話焼き役をジブに取られた分暴走キャラとして存在感アピールしてるのかね
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 18:42:35.03 ID:K9MfxIoko
>>235
うるせぇsageろks
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/16(金) 23:58:17.98 ID:2s2Xsuqm0
サターニャ「これがそのカメラよ、このリモコンで操作できるわ、飛行することも可能で操作可能範囲は5キロよ」
ヴィーネ「5kmならガヴの家まで十分ね」
サターニャ「これがカメラの映像を映すモニター、電源は……あった」ポチ
ヴィーネ「しっかり映っているわね……音は?」
サターニャ「音は残念だけど拾えないわ」
ヴィーネ「まあ、仕方ないわねそれは、じゃあガヴの家に飛ばすわよ」
サターニャ「ヴィネット、それ私のだから私に操作させなさいよ」
ヴィーネ「仕方が無いわね、はい」
サターニャ「今からガヴの弱点を暴くわよ、震え待っていなさい!」
ヴィーネ(ガヴとジブで何を咲き乱れさせているか、楽しみだわ!)ハアハア
ラフィエル宅――
ラフィエル「あぁ、何かすごくサターニャさんが楽しそうですね♪」
ラフィエル「出したモニターの映像は……これはさっきの機械からの映像でしょうか……」
ラフィエル「私も行きたいのですが今のヴィーネさんを見る限りちょっとめんどくさそうですので、ここは千里眼で見続けるしかありませんね」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:02:59.54 ID:JqUnOsVM0
ミス
サターニャ「今からガヴの弱点を暴くわよ、震え待っていなさい!」
↓
サターニャ「今からガヴリールの弱点を暴くわよ、震え待っていなさい!」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 00:12:25.25 ID:JqUnOsVM0
サターニャ宅――
サターニャ「ガヴリールの家に着いたけど……どう入るの?」
ヴィーネ「何処か隙間は無い? 窓の隙間とか換気扇とか」
サターニャ「うーん……あっ、ベランダの窓に隙間発見、じゃあ入るわよ」
サターニャ「……誰もいないわね」
ヴィーネ「玄関に行ってみて」
サターニャ「分かったわ……」
ヴィーネ「靴はある……外に出ていないとなると……トイレかお風呂」
ヴィーネ「取りあえずお風呂に行くわよ」
サターニャ「……さすがにお風呂を覗くのはやばくない?」
ヴィーネ「とにかく行くのよ」
サターニャ「……分かったわ」
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/17(土) 23:56:33.32 ID:JqUnOsVM0
サターニャ「さて、お風呂の扉も少し開いているわ、これなら中に入れるわね」
ヴィーネ「二人の天使の柔肌が露わに……」ゴクリ
サターニャ「夏休みの海とか温泉旅行とかで見たでしょ」
ヴィーネ「それとこれとは違うの、それに今回はジブがいるのよ、花が咲き乱れているに違いないわ」ハアハア
サターニャ「……まあ、私は弱点さえわかればいいだけだし」
ブツッ
サターニャ「あれ? モニター通信が途絶えた?」
ヴィーネ「そんなぁ……」ガックリ
サターニャ「壊れたとかありえないでしょ! 今度苦情を言ってやるわ!」プンスコ
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ァぁああああああ゙ア゙ア゙」ガクガク
サタ―ニャ「!? どうしたのヴィネット!?」
ヴィーネ「勝った! 自力で内側に勝ったわ!」
サターニャ「え? 内側?」
ヴィーネ「いえ、何でもないわ」
ヴィーネ「ふぅ、ごめんねサターニャ、迷惑かけてしまって……ごめん、私帰るね」
サターニャ「え、えぇ……じゃあね、ヴィネット」
バタン
サターニャ「……」
サターニャ「片づけよう」ガサゴソ
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/18(日) 00:08:51.63 ID:HRxJrS/c0
ラフィエル宅――
ラフィエル「あらら、カメラ壊れちゃいましたね」
ラフィエル「映像が途切れる前にすごく光っていましたので、多分ガヴちゃんの弓でしょうか……それがカメラに命中したのではないのでしょうかね」
ラフィエル「……」
ラフィエル「では私がのぞいた時見られていたのはやっぱり気づかれていたのでしょうか」
ラフィエル「それで警戒したガヴちゃんが……という感じでしょうか……」
ラフィエル「……」
ラフィエル「まあ、私もお風呂にしましょう♪」
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/18(日) 00:14:48.64 ID:HRxJrS/c0
ガヴリール宅――
天真「……」
ガヴリール「ジ、ジブリエル……いきなりどうした……弓を構えて」
天真「いえ、何でもないですよガヴリール♪」ユミモドシ
ガヴリール「……」
ガヴリール「まあいっか」
天真「では髪お湯で流しますよ♪」ザパー
ガヴリール「サンキュー、ジブリエル、じゃあ私先に出るわ」
天真「では、私も出ますね」
ガヴリール「肩から100は?」
天真「あっ忘れてました」テヘッ
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/18(日) 00:25:07.24 ID:HRxJrS/c0
………………
ガヴリール「ふぅ、すっきりした」
天真「気持ちよかったですね♪」
ガヴリール「さてとっと」カチカチ
天真「そのままでは風邪ひいてしまいますよ、髪乾かしましょう」
ガヴリール「……」
ガヴリール「ヘイヘイ」
天真「♪」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/18(日) 23:15:58.49 ID:HRxJrS/c0
天真「痒いところはありませんか♪」ブォォ
ガヴリール「それ髪洗う時に聞く事だろ」
天真「綺麗な髪ですね♪」ブォォ
ガヴリール「お前も一緒だろ」
天真「♪」ブォォ
ガヴリール「ねえ、楽しいか?」
天真「はい、楽しいです♪」ブォォ
ガヴリール「……そっか」
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 15:18:01.68 ID:EiePpVOr0
天真「はい、おしまいです」
ガヴリール「サンキュー」
天真「……」
天真「あの、ガヴリール」
ガヴリール「何?」
天真「私の髪も……してほしいな……なんて」
ガヴリール「……」
ガヴリール「はぁ、しょうがないな……全く」
天真「♪」
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 19:13:02.06 ID:EiePpVOr0
ガヴリール「どうですかー」ブォォ
天真「はぁ〜、きもちいいです〜」
ガヴリール「その声どうやって出した……」ブォォ
天真「え? 私変なこといいました?」
ガヴリール「いままで聞いたことない声だったぞ」ブォォ
天真「そうですかそうですか♪」
ガヴリール「おい、そこ無視か」ブォォ
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 19:20:29.77 ID:EiePpVOr0
ガヴリール「……」ブォォ
天真「♪」
ガヴリール「……」ブォォ
天真「♪」
ガヴリール「……やっぱ長い、切ろうか」ブォォ
天真「え!? 切るって私の髪をですか!?」
ガヴリール「いやいや、ジブリエルじゃなくて私のだよ」ブォォ
ガヴリール「こうドライヤー当てていて思ったんだよ」ブォォ
ガヴリール「……めんどくせぇ」ブォォ
天真「駄目です! 切るなんてもったいないです!」
天真「ガヴリールの髪も普段セットすれば今みたいに綺麗になるのにもったいないです!」
ガヴリール「いやぁ……じょ冗談だって」ブォォ
天真「むぅ……本当に冗談ですか?」
ガヴリール「本当だって、本当」ブォォ
天真「……ならば良しです♪」
ガヴリール「ほら、あっち向いてて、髪乾かせないよ」ブォォ
天真「はい♪」クルリ
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 19:44:44.89 ID:EiePpVOr0
ガヴリール「はい、終わったよ」
天真「ありがとう、ガヴリール」ニコッ
ガヴリール「へいへい、ではでは」カチカチ
天真「……」
天真「私、意識あった少ししか触りませんでしたし、ガヴリールの中から見る事ぐらいしかできなかったのですが、ゲームって本当に面白いのでしょうか?」
ガヴリール「ん〜、面白いのは面白いね」カチカチ
ガヴリール「でも本腰入れてやりこむなら義務的にしないといけないな」カチカチ
天真「へー」
天真「少し私もやってみたいな……なんて」
ガヴリール「大丈夫なの? また私が増えるのはごめんだぞ」カチカチ
天真「そこは大丈夫だと、ガヴリールからある意味生まれて間もないのでため込んでいるものも相当少ない……いえ、無いはずです」
天真「ですから、大丈夫ですよ♪」
ガヴリール「……そこまで言うのなら」
ガヴリール「でもイベントもあるから少しだけだぞ」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 21:06:05.42 ID:EiePpVOr0
ガヴリール「んじゃ、このデーターで……」
ガヴリール「このフィールドなら初心者でも余裕だな」
ガヴリール「じゃあ、はい、コレで準備できたぞ」
天真「ありがとうございます♪」
天真「では早速……」カチ カチ
ガヴリール「……」
ガヴリール「それにタゲとって、うんマウスに合わせてクリック……そうそう」
ガヴリール「……」
ガヴリール「そこでスキルを……」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 21:38:27.18 ID:EiePpVOr0
………………
ガヴリール「そろそろだな、ジブリエルそろそろ終わりだぞ」
天真「ったくなんだよ、もう少しやらせろって」
ガヴリール「え……」
天真「おぉ、攻撃〜♪」フンフン
ガヴリール「ジブリエル……お前……」
ガヴリール「嘘だろ……」
天真「なんだよ、今までさんざん閉じ込めていたんだから少しぐらい自由にさせろよな」
ガヴリール「……」
ガヴリール「こんなの……嘘ダ……」ガタガタ
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/19(月) 21:43:53.26 ID:EiePpVOr0
天真「ふふっ、なんて冗談ですよ♪ はいどうぞ♪」
ガヴリール「バカ!!」
天真「!」
ガヴリール「冗談でも……そんな事言わないで……」
天真「……」
ガヴリール「心配させないで……」
天真「ごめんなさい……」
ガヴリール「本当に思っているんだろうな」
天真「はい……すみません」
ガヴリール「……」
ガヴリール「もういい」カチカチ
天真「……すみません」
ガヴリール「そんなに謝るんだったらさ、何か飲み物持ってきてくれない?」カチカチ
ガヴリール「2人暮らしなのにしんみりしたら居づらくなるだろ……」
天真「……はい」シュン
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 21:53:20.76 ID:EiePpVOr0
………………
天真「ガヴリール、では私は先に寝ますね……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「じゃ、私も寝ますか」パタン
天真「でも、ネトゲが……」
ガヴリール「課金もできないから突っ走れないし、今回のイベントは捨てるわ、だから一緒に寝る」
天真「……すみません」シュン
ガヴリール「そんなに気にするなって……まあ、お金が無いのはある意味私のせいだしな」
ガヴリール「とにかく寄れ、私もベッド使う」
天真「あっ、はい」ゴソゴソ
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/19(月) 23:21:19.88 ID:EiePpVOr0
ガヴリール「んじゃ、寝るよ」
天真「……ガヴリール」
ガヴリール「何?」
天真「ごめんなさい」
ガヴリール「もういいって、お前は怒られ馴れてないだけだからそんなに深刻になるなって」
天真「でも……」
ガヴリール「今日も私を抱き枕にして寝るのか?」
天真「へ?」
ガヴリール「あれ? 気づいてないんだ……分かれてからの初日で私を抱き枕にして寝ていたよ」
天真「そうなんですか?」
ガヴリール「意外だったよ、寂しがりやかって思ったけど……まあ、なんつうか……」
ガヴリール「本当に寂しかったんだなって思って……」
ガヴリール「だから今日も特別だ、私を抱き枕にさせてあげる権利を与えよう!」
天真「いえ、そんな事……」
ガヴリール「いいから遠慮するなって、今日を逃したらもうないかもしれないぞ」
天真「すみません」
天真「では……」ギュッ
ガヴリール「……お前はそれでいいんだよ、こんな私でも甘えれる所では甘えたらいいんだよ」
ガヴリール「だが、私もその分甘えるからな」
天真「……」
天真「はい♪」ギュッ
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/20(火) 02:38:27.06 ID:nvFlf/RXo
分身の堕落に拒否反応を示すとは
昔の自分に愛着があるんだね
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/20(火) 03:00:22.62 ID:MkSGIypCo
昔の自分ってよりはジブリエルに愛着が湧いたんじゃないかな
ニヤニヤするわこんなん
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:26:58.36 ID:T8IOeyvt0
ガヴリール「あと、一つ」
天真「?」
ガヴリール「人前で甘えるなよ、時と場所ぐらいは考えろて」
天真「私何かしましたか?」
ガヴリール「……昼飯を食べた所とか人が多い所で私に付いたクリームを舐めるような恥ずかしい事はしないでよ」
天真「へぇ……」
天真「人前で……ですか」
天真「ふふっ♪」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:36:56.29 ID:T8IOeyvt0
ガヴリール「あんな恥ずかしい行為、人前でよくできるな……恥ずかし過ぎて頭が回らなかったぞ」
天真「それについては本当にすみません」
ガヴリール「絶対に人前でするなよ」
天真「……」
天真「ですが、『人前で』ではですよね♪」
天真「『人前で』なければ……どうです?」ゴソゴソ
ガヴリール「は? お前何を言って……
チュッ
天真「んっ……」
ガヴリール「……」
天真「てへ♪」
ガヴリール「……」
天真「おやすみなさい、ガヴリール」ギュッ
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:38:20.06 ID:T8IOeyvt0
ガヴリール「……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「え?」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:44:01.55 ID:T8IOeyvt0
ラフィエル宅――
ラフィエル「ふぅ……」
ラフィエル「本日分のサタニウム、補充完了です♪」ツヤツヤ
ラフィエル「10時……寝るにはまだ少し時間がありますね」
ラフィエル「……」
ラフィエル「あの時気づいたのはガヴちゃんではなく多分ジブちゃんでしょうね」
ラフィエル「ジブちゃんは……もう寝ていますでしょうか……」
ラフィエル「いえ、真面目なジブリエルですし多分寝ているでしょう」
ラフィエル「……」
ラフィエル「覗いちゃいましょう♪」センリガンハツドウ
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:49:54.10 ID:T8IOeyvt0
ラフィエル(あら? ガヴちゃんの部屋が暗いですね……という事は)
ラフィエル(やっぱりガヴちゃんとジブちゃんがベッドで寝ています)
ラフィエル(……)
ラフィエル(まあまあ♪ とても微笑ましい光景ですね♪)
ラフィエル(どちらも髪がきれいに整っていて分かりませんが、片方のガヴちゃんがもう片方のガヴちゃんに抱かれて寝ています♪)
ラフィエル(何か話しているように見えますが……暗くてよくわかりませんね)
ラフィエル(やはり次天界に戻った時、遠くの音を聞ける術が無いか本格的に調べないと千里眼だけでは不便ですね……)
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 21:58:57.03 ID:T8IOeyvt0
ラフィエル(……)
ラフィエル(話しているという事は起きているという事ですね)
ラフィエル(これってつまりバレていたりしていませんよね)
ラフィエル(……)
ラフィエル(確かお風呂場の時はこちらを見つめられていましたので、今はまだ大丈夫ですね)
ラフィエル(……)
ラフィエル(大丈夫でしょうね?)
ラフィエル(いえ、不安になってはバレない物もバレてしまいます)
ラフィエル(大丈夫です、大丈夫)
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 22:15:32.42 ID:T8IOeyvt0
ラフィエル(あら、抱き着いていたガヴちゃんがもう片方のガヴちゃんの上に乗って……)
チュッ
ラフィエル(!!?)センリガンカイジョ
ラフィエル「……」ドキドキ
ラフィエル「と、とんでもない所を見てしまいました……」ドキドキ
ラフィエル「もしかしてあれは……今から……その……ハジめるのでしょうか」カアア
ラフィエル「ガヴちゃんとジブちゃんとが……」ドキドキ
ラフィエル「……」ドキドキ
ラフィエル「今日が……ハジめてなのでしょうか」ドキドキ
ラフィエル「……」
ラフィエル「そういえば……お風呂場のアレも……そういうプレイ……という事なのですかね」ドキドキ
ラフィエル「……」ドキドキ
ラフィエル「とにかく寝ましょうか……ええ、寝ましょう……そうしましょう」ドキドキ
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 22:23:54.76 ID:T8IOeyvt0
――――――
――――
翌朝
ガヴリール「……」
ガヴリール(全然寝れなかった……)
天真「すう……すう……」ギュ
ガヴリール「……」
ガヴリール(ダメダ……昨晩の事で寝れない)
天真「……んっ」ゴソゴソ
天真「ん〜」セノビ
天真「ふぅ……いい朝、ですね♪」
ガヴリール「……」
ガヴリール(今起きたのか……6時!? 日曜の学校休みに6時起き!? ありえないでしょ!)
ガヴリール(とにかく私はもう少し寝る努力をする)
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/20(火) 22:41:44.28 ID:T8IOeyvt0
天真「ガヴリールは……まだ寝ていますね」
ガヴリール(ずっと起きてたけどな)
天真「起こさない様に……」ゴソゴソ
テクテク
ガヴリール(ベッドから出たか……)
ジャーバシャバシャ シャカシャカ
ガヴリール(……)
ガヴリール(ベッド一人になったし寝よう)
ガヴリール(寝れるのであればだけど……)
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/21(水) 22:35:50.27 ID:OYMo1Pof0
………………
天真「ガヴリール、起きましょう、朝ごはんですよ♪」
ガヴリール「あぁ、今何時?」
天真「もう9時ですよ」
ガヴリール「まだ9時じゃん、おやすみ」
天真「もう、全く」
天真「起きないのでしたら……」スッ
ガヴリール「!」ガバッ
ガヴリール「分かったから! 起きるから!」
天真「?」
ガヴリール(こいつ、またキスしようとしたんじゃ)ドキドキ
天真(お鍋をお玉で叩いて音で起こそうとしたのですが……よっぽど嫌だったのでしょうか?)
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/21(水) 23:02:42.37 ID:OYMo1Pof0
ガヴリール「で、今日はどうなの? 豆尽くし?」
天真「いえ、昨日のガヴリールの要望で今日は豆は入れていません」
ガヴリール「ふーん……」
ガヴリール(でも煎った豆は相変わらず出すんだ)
ガヴリール(まあ、他の料理に豆は入っていないが)
ガヴリール「じゃあ、いただきます……」
天真「いただきます♪」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/22(木) 00:18:21.95 ID:Oe7ayLks0
………………
ガヴリール「ふう、今回はまともだった」
天真「今晩の料理、楽しみにしていますからね♪」
ガヴリール「……」
ガヴリール「そういえばさ……」
ガヴリール「なんで昨晩、あんなことをしたの?」
天真「あんなこととは……何でしょうか?」
ガヴリール「とぼけないでよ……キス、だよ……寝る前にしたよね」カアア
天真「そのことですか♪ いつもハニエルにしていたじゃないですか♪」
ガヴリール「はい?」
天真「おやすみなさいのキス、ハニエルにしていましたよね?」
ガヴリール「あ、あぁ、よくハニエルがせがんできてそのたびにしていたな」
ガヴリール「もしかして、それ?」
天真「はいそうです♪」ニコッ
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/22(木) 10:58:26.47 ID:Oe7ayLks0
天真「ラフィエルやヴィーネ、サターニャさんにそういうことをするのは迷惑が掛かりますので」
天真「ですが、甘えさしてくれるガヴリールなら、と思いまして」
ガヴリール「ちょっとまって」
ガヴリール「つまり私はジブリエルから見れば妹って感じなの?」
天真「えっと……世話がかかるが甘えられる妹、という感じですね……」
天真「でも安心してください、キスはガヴリール以外の人にはしませんから♪」ニコッ
ガヴリール「その発言、私以外の人が聞いたらすごく勘違いするからやめてよね」
ガヴリール「あと、私が『世話がかかるが甘えられる妹』ってなんだよ」
ガヴリール「私ってそんなに妹キャラか?」
天真「う〜ん……あっ、私がガヴリールの真似を」
ガヴリール「それ却下」キッパリ
天真「それ以外で証明する方法は……」
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンドンドン
サターニャ「ガヴリール! 開けなさい! 勝負するわよ!」
ガヴリール「今日もまたあいつか……めんどくせ」
天真「……」
天真「いいじゃないですか、あげましょうよ♪」タッタッタ
ガヴリール「おいちょっと!」
ガチャ ダッダッダ
サターニャ「この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルが勝負しに来たわ! 感謝なさい!」ドンッ!
ガヴリール「勝負しようと一言も言っていないよね? じゃあさよなら」
サターニャ「ちょっと! 勝負しなさいよ!」
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/22(木) 12:23:32.04 ID:Oe7ayLks0
天真「……」
天真「まあまあ、落ち着いてください、お茶出しますね」トコトコ
サターニャ「ありがとう、まったくガヴリールは気遣いはできないのかしらね」スワリ
ガヴリール「ああ、できないぞ」
サターニャ「そこはきっぱりいう所じゃないでしょう……」
天真「すみません、お茶が無いので少し買いに出ます、ガヴリール行きましょう♪」ニコッ
ガヴリール「お金が無いのに買いに行けるのか? そもそもそこまでしなくてもいいでしょ」
天真「いいから行きましょう、サターニャさん5分位で戻りますので」
サターニャ「そこまで慌てなくてもいいわよ、時間はまだたっぷりあるわ」
天真「では少しお待ちくださいね、行ってきます」
ガヴリール「だから引っ張るなって!」
バタン
サターニャ「……」
サターニャ「あれはどこかしら!」ガバッ
サターニャ「昨日突如壊れたあのカメラはっ!」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/22(木) 16:46:17.16 ID:Oe7ayLks0
サターニャ「確か脱衣所で映像が切れたから……多分そこにあるのかしら」テクテク
サターニャ「帰ってくる前に探し出さないと……」ゴソゴソ
サターニャ「……」ゴソゴソ
サターニャ「見つからないわね……困ったわ」
天真「これ、でしょうか?」カメラサシダシ
サターニャ「ん? これよコレ! ようやく見つかったわ!」
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/22(木) 23:47:48.96 ID:Oe7ayLks0
サターニャ「……え?」
天真「♪」ニコニコ
サターニャ「えーっと……あんたお茶を買いに行ったんじゃないの?」
天真「サターニャさん♪」ニコニコ
サターニャ「ゔっ……な、なによ……」
天真「これで何をしようとしていたのですか?」ニコニコ
サターニャ「な、なんでも無いわよ、あんたには関係ないわ」
天真「私とガヴリールがお風呂に入っているタイミングでこれが侵入しようとしていたのですが……さすがに関係ない事は無いですよね」ニコッ
サターニャ「な、何が言いたいのよ……」
272 :
sage
:2017/06/23(金) 03:10:17.14 ID:iEwyNkfY0
ジブ小悪魔すぎるw
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 06:04:02.68 ID:PTxz1imWo
意外とウブい反応を見せるラフィもなんとなくそれっぽいな
>>272
sageはメール欄に書くのだよ
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 22:03:23.68 ID:KABgurRWo
公式もこのネタやるべき
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:54:14.83 ID:+i/llFmA0
天真「私が言っていては推測の域から出ません」
天真「ですからサターニャさんの口から真実を言ってほしいなと思いまして♪」
天真「このカメラで何をしようと思っていたのか……ですね」
天真「もし嘘をついているのあれば」
天真「……」
天真「(嘘をつけないよう、真実を話すように正しい方向へ)導いちゃうかもしれません♪」ニコッ
サターニャ「うぐっ!」ゾクッ
天真「さて、サターニャさん、そのカメラで何をしようとしていたのでしょうか? 教えてください♪」ニコニコ
サターニャ(ジブリエル、思った以上にラフィエル的な性格を持っているわね……ちょっと相手が悪かったかも……)
天真「嘘をつかず正直に仰っていただければ……『真か偽』については何もしませんよ♪」ニコニコ
サターニャ(そもそもやっぱり天使ってこんなのしかいないの? という事はタプリスも……)
――――――――――
タプリス「胡桃沢先輩って本当に面白いです! もっともっと導じっちゃいますよ! はい、メロンパンです、今から目の前で食べちゃいます!」キャッキャ
――――――――――
サターニャ「……」
サターニャ(ありえないわね)
天真「サターニャさん♪」
サターニャ「な、なによ……」
天真「早くそのカメラが何なのか仰ってください♪」ニコニコ
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 00:57:29.22 ID:E5JUDuHr0
ガヴリール「おーいいつまで人を待たせるんだよ」テクテク
サターニャ「ガヴリール!」
ガヴリール「いや、人じゃなく天使か?」
ガヴリール「で、何してんだ? こんなところで二人とも」
天真「いえ、これの真相を確かめるためサターニャと1対1の状態になって話したかったのですが……」
ガヴリール「何だこれ?」
天真「カメラです、これをで私たちを撮ってサターニャさんは……」
サターニャ「ちょっと待って、変な意味合いを含めたようなしないでよ!」
天真「では何なのです! このカメラで何をしようとしていたのですか!」
ガヴリール「二人とも落ち着けって」
ガヴリール「どうせサターニャは私の弱点を探ろうとこのカメラで私の弱点を見ようとしていたんだろ、下らないな」
サターニャ「むきー! なんでバレたのよ!」
ガヴリール「お? 当たったか、いつも単純だな」
天真「それでも駄目です!」
ガヴリール「ムキになるなって、確かに盗撮行為は犯罪だが、別に私たちの暮らしを見られても恥ずかしい事は無いだろ?」
天真「ええ、確かにそうですが」
ガヴリール「……」
ガヴリール「いや恥ずかしいこと……あったわ……」カアア
サターニャ「え? 何々? それ教えてよ!」
天真「ありましたか?」
ガヴリール「お前が原因だよ! あ〜、もういいからお茶買いに行くんだろ!」ガシッ
天真「あっちょっとそんなに引っ張らないでくださいよ」
バタン
サターニャ「……」
サターニャ「顔を赤くするほど恥ずかしい事……気になるわね!」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 01:16:09.20 ID:E5JUDuHr0
ラフィエル「確かに気になるかと思いますがお二人のプライベートです、あまり覗くのは野暮というものですよ♪」ニコニコ
サターニャ「……あんたいつ入ってきたのよ」
ラフィエル「サターニャさんのいる所ならどこでも湧きますよ♪」ニコニコ
サターニャ「ここ、ガヴリールの家なんだけど」
ラフィエル「ではサターニャさんのお家ならいつでも湧いてもいい、という事ですね♪」ニコニコ
サターニャ「なんでそうなるのよ、駄目よ!」
サターニャ「で、さっき言っていた恥ずかしい事、ラフィエルは知っているの?」
ラフィエル「あっ……いえ、そのー……その行為についてはあまり人前で言うのは駄目だと思いますので私からは何も……」
サターニャ「なるほど、『行為』なのね……さらに『人前では言えない恥ずかしい事』……」
ラフィエル「あっ、いえそれはそうではなくて……」
サターニャ「この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルの悪魔的頭脳<<デビルズブレイン>>を酷使し正確な答えを導き出すわよ!」
ラフィエル(そこは酷使ではないと……)
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 13:29:06.66 ID:E5JUDuHr0
ラフィエル「それ以上の踏み入るのは本当によろしくないかと……」
サターニャ「なら堂々と踏み入るわ! 悪魔的にね! なーっはっはっはっは!」
ラフィエル(何を言っても意味がない気が済ます)
ラフィエル(本当にお二人のプライベートに関することですので本当に踏み入ることはよした方がいいと)
ラフィエル(ですが……サターニャさんですので答えにはたどり着けない気がします♪)
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 15:48:53.88 ID:E5JUDuHr0
数分後――
ガチャ
ガヴリール「ただいまっと」
天真「お帰りなさい♪」
ガヴリール「あれ、ラフィエルも来てたんだ」
天真「いらっしゃい、ラフィエル」ニコッ
ラフィエル「あっいえ……その……さっき来たばっかりですよ♪」
ラフィエル(そういえば昨晩お二人でこの部屋で愛を確かめ合っていたんですよね)
ラフィエル(いざ本人目の前にしたらちょっと気まずいです……)
ラフィエル(激しかったのでしょうか、それとも優しくお互いリードしていたのでしょうか……)
天真「今お茶を用意しますね♪」テクテク
サターニャ「ジブリエル、昨日したガヴリールがした『人前では言えない恥ずかしい行為』について教えなさい!」
天真「?」
ガヴリール「な、なんてことを知ろうとしているんだよ! このバカ!」カアア
サターニャ「バカとは何よ! いいから教えなさいよ!」
ガヴリール「お前の目的のカメラはもう回収したんだろ? ならここにいる必要が無いじゃん」
サターニャ「新しい目的が見つかったわ、ガヴリールの人前では言えない恥ずかしい行為についてを私は知るのよ!」
サターニャ「これを知ればガヴリールの弱点を知ったと同然! 震えていなさい!」
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 16:48:14.14 ID:E5JUDuHr0
ゼルエル「友達と言えど我が家族、妹の弱点を探ろうとは見過ごせないな」
サターニャ「だれよ……な゙っ!」
ガヴリール「姉さん! 突然どうしたのさ……」
天真「ラフィエル、サターニャ、お茶どうぞ……あっゼルエル姉さんどうしました?」
ゼルエル「実は少し頼みたいことがあってな……」
ハニエル「本当にガヴお姉ちゃんが二人だ!」テトテト
ガヴリール「うぉっと、ハニエル!? なんでここにいるの?」
ゼルエル「下界に修行してるガヴリールが二人になったと話したらハニエルがガヴリールの所に行きたいと言い出して聞かなくてな」
ゼルエル「今日の夕方までハニエルを見てやってくれないか? 学校は休みだろ?」
ガヴリール「えーめん
天真「はい、もちろんいいですよ! 長らくハニエルとも会っていなかったし……私も会えてうれしいですよ、ハニエル♪」ニコッ
ガヴリール「……」
ガヴリール「はぁ、しょうがないな、夕方までだからね、ハニエル」ニコッ
ハニエル「うん!」ニコニコ
サターニャ「あのガヴリールってこんな笑い方できたんだ……なんかキモイ」
ガヴリール「おい後からシメてやるからな」
ラフィエル「でも大丈夫なのでしょうか?」
ゼルエル「大丈夫だ、私の権限で許可を取ってきたからな」
ガヴリール「それ職権乱用じゃないの?」
ゼルエル「と、とにかくだ! ハニエルを頼んだぞ、ガヴリール」
天真「はい!」
ゼルエル「ハニエル、いい子にするんだぞ」ナデナデ
ハニエル「うん!」
ゼルエル「ではな」シュン
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 18:07:48.67 ID:E5JUDuHr0
ガヴリール「……」
ガヴリール「任せられたが、どうする?」
ハニエル「こっちがガヴお姉ちゃん!」
ガヴリール「お、おぅ……」
ハニエル「こっちもガヴお姉ちゃん!」キャッキャ
天真「はい♪」ニコッ
ラフィエル「ハニエルちゃん、お久しぶりですね♪」ニコニコ
ハニエル「ラフィエルお姉ちゃん、おはようございます!」
ラフィエル「はい、おはようございます♪」ナデナデ
ハニエル「えへへっ」ニコニコ
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 22:41:45.11 ID:E5JUDuHr0
サターニャ「……」ソワソワ
サターニャ「ほら、ハニエルだったっけ? こっちにきなさい」クイクイ
ハニエル「!」ササッ
サターニャ「ちょっと、なんで私だけ隠れるのよ!」
ハニエル「学校で天界以外で知らない人に声を掛けられたら逃げるようにって学んだ」
サターニャ「あぁ……そうなの……」シュン
ガヴリール「あははっ、知らない人と言われて悲しんだのか?」ケラケラ
サターニャ「何をー!」
天真「まあまあ……この人は友達の胡桃沢=サタニキア=マクドウェルさんです、大丈夫ですよ♪」ニコッ
ハニエル「ガヴお姉ちゃんの友達?」
天真「そうですよ♪」
ガヴリール「まあ……一応そうだ」
ハニエル「」トテトテ
ハニエル「初めまして、天真=ハニエル=ホワイトです」
ハニエル「えっと……」
ハニエル「胡桃沢お姉ちゃん、よろしくお願いします」ニコッ
サターニャ「!」パアア
サターニャ「いい子じゃないの! ガヴリールとは大違いね!」ナデナデ
ガヴリール「おまえハニエルが帰った後でマジでしめるからな……」ボソッ
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 23:02:38.60 ID:E5JUDuHr0
ハニエル「ガヴお姉ちゃん、あそぼ!」
天真「遊ぶと言われましても……どこで……」
ガヴリール「公園ぐらいなら大丈夫じゃない?」
天真「ではハニエル、羽根よ輪っか、しまえる?」
ハニエル「しまえるよ、ほら!」シュッ
ガヴリール「おぉ、よくできたな、今から公園に行くから外にいる時はその状態でいるんだぞ」
ハニエル「うん!」ニコニコ
ラフィエル「ハニエル、凄く喜んでいますね♪」ニコニコ
サターニャ「見る限り、大好きな姉が増えたから一層うれしいのかしらね」
ラフィエル「確かサターニャさんも弟がいると聞きましたが」
サターニャ「何処からの情報よ……まあ確かに弟はいるわ」
ラフィエル「という事は、ヴィーネさんだけ一人っ子という事でしょうかね」
サターニャ「アンタにも兄弟姉妹がいるの?」
ライフェル「えぇいますよ、可愛い妹が♪」ニコニコ
ラフィエル「あっ、そうだ♪」
ラフィエル「ガヴちゃんジブちゃん、ヴィーネさんの所にハニエルを連れて行きませんか?」
ガヴリール「確かに……それはいいかもしれないな、負担を分散してくれるという意味で」
天真「もう、そんな言い方しないの……ハニエル、公園に行く前にここにいないもう一人の友達の家に行きましょうね♪」
ハニエル「うん!」ニコニコ
ガヴリール「よし、ならば……」PCシマイ
サターニャ「こんな時までパソコン持っているの? あんたも飽きないわね」
ガヴリール「残念だがネトゲ目的ではないぞ」
サターニャ「?」
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 21:06:53.99 ID:cTx4HpU90
ラフィエル「言い出しが申し訳ありませんが、私は先に帰らしてもらいます」
ハニエル「ラフィエルお姉ちゃん帰っちゃうの?」
ラフィエル「ごめんなさいね、また天界に戻った時遊びましょうね」
ハニエル「うん! やくそくだよ!」ニコッ
ラフィエル(昨晩のガヴちゃんとジブちゃんを見てしまい気まずいので……とは口が裂けても言えませんね)
ラフィエル(ガヴちゃん達の様子は千里眼で見ましょう♪)
天真「ラフィエル、ではまた明日」
ラフィエル「ジブちゃん、また明日です♪」ニコニコ
ガチャ
ガヴリール「……なんでラフィエルって私の家に来たんだろうな」
天真「そういえば……なんででしょうね」
サターニャ「まあラフィエルだしいいんじゃない?」
ガヴリール「お前はいつもそれで済むからな」
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 21:18:38.59 ID:cTx4HpU90
ヴィーネ宅――
ヴィーネ「まっかなまっかなトマトをトントン♪」トントン
ピンポン
ヴィーネ「はーい、今出まーす」トテトテ
ガチャ
ヴィーネ「はい、どちらさまで……ってガヴとジブとサターニャ、どうしたの?」
ガヴリール「いや、実は用事がありまして」
ヴィーネ「宿題?」
ガヴリール「いや、それは昨日やった」
ヴィーネ「……明日はデモンズランスでも降るのかしら」
ガヴリール「何それ怖い」
サターニャ「ガヴリール、それことわざよ」
ガヴリール「魔界の諺か? 物騒だな」
天真「あはは……で、その用事はですね……」
ハニエル「……」ジー
ヴィーネ「……ねえ、そこの子供って誰なの?」
ヴィーネ「まさか誘拐!?」
ガヴリール「失礼だな、おい」
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 21:38:04.48 ID:cTx4HpU90
天真「ハニエル、挨拶は?」
ハニエル「えっと……天真=ハニエル=ホワイトです! よろしくお願いします!」ペコリ
ヴィーネ「天真……ホワイト……もしかして」
ガヴリール「私のかわいい妹だ!」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「なによ……」
ガヴリール「え?」
ヴィーネ「反則的な可愛さじゃない! 月乃瀬=ヴィネット=エイプリルよ、よろしくね、ハニエルちゃん」
ハニエル「うん! 月乃瀬お姉ちゃん!」
ヴィーネ「ぐふッ!」
ヴィーネ「……ねえ、ガヴリール」
ガヴリール「何?」
ヴィーネ「この子、天使ね」
ガヴリール「何言ってるの、当たり前じゃん」
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 21:40:04.00 ID:cTx4HpU90
今更ながら
>>283
の一部訂正
天真「ではハニエル、羽根よ輪っか、しまえる?」
↓
天真「ではハニエル、羽根と輪っか、しまえる?」
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 21:52:04.19 ID:cTx4HpU90
天真「で、用事というのはハニエルと一緒に遊ん欲しいのですが……」
ヴィーネ「もちろんよ! ……と言いたいんだけど、お昼ご飯をちょうど作っているのよ」
ガヴリール「この時間からお昼ご飯作るってどんだけ手間をかけているんだよ……」
ガヴリール「そうだ、ならハニエルも混ぜて一緒にお昼ご飯作らないか?」
ヴィーネ「ええいいわよ、なぜかは知らないけど今月の仕送りが増えたから余裕があるから」
ガヴリール「悪魔的な事したか?」
ヴィーネ「さぁ……」
ガヴリール「なら実質何もせず仕送りアップしたじゃん、いいなぁ魔界」
サターニャ(もしかしてヴィネットは昨日の事忘れているのかしら……でも、忘れたままのほうがいいわね)
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 22:03:47.67 ID:cTx4HpU90
ハニエル「う〜ん……」
天真「ハニエル、どうしたの?」
ハニエル「『ジブ』って誰?」
ガヴリール「そういえば説明してなかったな」
天真「『ジブ』って言うのは私の事ですよ、ジブリエルです」
天真「ほら、『ガヴお姉ちゃん』が2人いては少し紛らわしいよね?」
ハニエル「うん、とってもまぎらわしいね!」
天真「うん、だから分かりやすくするために私が『ジブリエル』と名乗っているんですよ♪」
天真「ハニエルも私の事を『ジブリエル』と呼んでくれたらうれしいな」
ハニエル「うん、分かった! ジブお姉ちゃん!」ニコッ
天真「はい、よくできました」ナデナデ
ハニエル「えへへ」ニコニコ
ガヴリール「ちなみに『ジブリエル』は私が名付けた!」
天真「はい、素敵な名前ありがとうございます♪」ナデナデ
ガヴリール「ちょっ! 撫でるなって……」ナデラレ
サターニャ「ジブルエル、ガヴリールを完全に手なずけているわね」
ヴィーネ「私もガヴを撫でたいわ、そうよねサターニャ」
サターニャ「何言っているのよヴィネット」
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 22:12:52.09 ID:cTx4HpU90
ガヴリール「じゃあ、手伝いますかね」
ヴィーネ「そういえばガヴリールが手伝いとか珍しいわね、全部ジブに任せるのかと思ったのだけど」
ガヴリール「実は今日の晩飯私が作ることになってさ、だから少しでも感覚を取り戻せたらと思ってね」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「……本当にデモンズランス降るかもね」
ガヴリール「ねえ、さっきからそれひどくない?」
サターニャ「でも安心してもいいわよ、魔界通販で『デモンズランス専用の傘』を買っているわ!」
ガヴリール「魔界って本当にデモンズランスが降る天気ってあるの!?」
ヴィーネ「無いわよ、ことわざよ」
サターニャ「無いの!?」
ヴィーネ「おい魔界出身」
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/25(日) 23:22:51.72 ID:cTx4HpU90
天真「そういう事でしたら……私はどうしたらいいのでしょうか?」
ハニエル「ジブお姉ちゃんも一緒に作ろう!」ニコッ
ガヴリール「だとさ、まあ一緒にやろうよ」
天真「はい!」パアア
ヴィーネ「ということで、班分けをしましょう!」キリッ
ヴィーネ「と言ってももともと私一人分の作るつもりだったから……この切ったトマトや野菜を使って何をしようかしら」ウーン
サターニャ「トマト……トマト……」
サターニャ「はっ、トマトの丸焼き!」ピコーン
ヴィーネ「『切った』と言ったわよね……」
ガヴリール「もう全部ぶち込んでミックスジュースでもいいんじゃないか?」
ヴィーネ「適当過ぎでしょ……」
天真「うーん……ちょうどトマトが輪切りになっているのでまずトマトに何か挟んではどうでしょうか」
ガヴリール「ハンバーガー的な感じ?」
ハニエル「ハンバーガー?」
ガヴリール「ハニエルは知らなくてもいい食べ物だ、食べたら後戻りできなくなるぞ」
サターニャ「それは流石に言い過ぎでしょ……」
ヴィーネ「とにかく考えていたって仕方が無いわ、何でも作るわよ!」
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 09:31:31.99 ID:aRbqFoGw0
サターニャ「ならケーキ作るわ! ハニエル、こっち来るのよ」
ヴィーネ「お昼ご飯って言ったわよね……」
ハニエル「ケーキ!」キラキラ
ガヴリール「まあ、刃物使わないからいいんじゃないのかなヴィーネ、ジブリエルもそう思うだろ?」
天真「ケーキ……」キラキラ
ガヴリール「おいそこの姉さん……あっ私も同じか」
ガヴリール「なら、ハニエルとジブリエルとサターニャがケーキ、私とヴィーネがまた別の作ろっか」
ヴィーネ「まあ、それでいいけど」
ヴィーネ(ガヴと二人で料理ね……)
ヴィーネ(もうこれは愛の共同作業ね! 小作りしたものと同定義ね! 私のハジメてをガヴに捧げたものと同じね!)ハアハア
ガヴリール「ヴィーネ、あんまりそっち側にならないでよね、ハニエルもいるんだからさ」
ヴィーネ「はっ、な何の事かしら?」
ヴィーネ(危ない危ない、抑えるのよ、抑え込むのよ私っ!)グッ
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 09:45:59.98 ID:aRbqFoGw0
天真「それにしてもサターニャはケーキ作れるのですか?」
サターニャ「舐めてもらっては困るわね、実家が洋菓子店をしているからケーキの1つや2つ作るのどうって事無いわ!」キリッ
ハニエル「胡桃沢お姉ちゃん! ケーキはやくつくろ! ケーキ!」キラキラ
サターニャ「そんなに慌てなくてもケーキは逃げないわよぉ」デレッ
天真(サターニャさん、顔がすごくだらしなくなっていますよ……)
天真「私も作ったことが無いので教えてくれませんか?」
サターニャ「いいわよ! 天使学校のトップが私に教えを乞う……これは天界を掌握したものと同じね!」
天真「では調理器具を準備しますね♪」
サターニャ「ちょっと、無視しないでよ!」
ハニエル「わたしもやる〜♪」トテトテ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 11:47:49.57 ID:aRbqFoGw0
ガヴリール「向こうも調理にかかったし私たちも何かしようかね」
ヴィーネ「じゃあ、サラダ以外にもう一つしよっか」
ガヴリール「さっきも言ったけど、私の練習も兼ねているからヴィーネは色々教えてくれないかな?」
ヴィーネ「ガヴ今日はえらくやる気ね、毎日そういう感じだったらいいわね」
ガヴリール「私が真面目を演じていた時やけに寂しそうにしていたんじゃなかったかな〜」ニヤニヤ
ヴィーネ「もう、茶化さないの!」
ガヴリール「まあちゃちゃっと作りますかね……」
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 15:45:53.54 ID:FfCoXS71o
デモンズランス
画面には悪魔的騎兵槍って書いてそう
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 18:25:51.07 ID:aRbqFoGw0
サターニャ「じゃあ早速作るわよ!」
ハニエル「はい! 先生!」
サターニャ「先生?」
ハニエル「あっ、さっきのはわすれて!」アセアセ
サターニャ「忘れてと言われたらねぇ……どうしても忘れられなくなるわねぇ」ニヤリ
ハニエル「もー胡桃沢お姉ちゃんのいじわる!」
天真「サターニャ、忘れてください♪」ニコニコ
サターニャ「うっ……じょ、冗談よ……」
ハニエル「むぅー」
サターニャ「冗談だからね、ほらケーキ作るわよ」
ハニエル「うん!」パアア
天真「では、ケーキを作りましょう♪」ニコニコ
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 22:32:43.09 ID:aRbqFoGw0
サターニャ「なら簡単にスポンジケーキを作ろうかしらね」
ハニエル「スポンジ? スポンジからケーキ作れるの?」
サターニャ「スポンジのようなケーキだからスポンジケーキなのよ、そのケーキの表面にクリームとか塗ってあの白いケーキが完成するのよ」
ハニエル「へーそうなんだ! 物知りだね、胡桃沢お姉ちゃん!」
サターニャ「当然よ!」ドヤッ
天真「ではどうやって作るのでしょうか?」
サターニャ「任せなさい! 私が手本見せるからその通りに作っていくのよ!」
天真・ハニエル「はい♪」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 22:48:00.27 ID:aRbqFoGw0
ヴィーネ「サターニャ、生き生きしているわね」
ガヴリール「そりゃここに来て頼られてなかったからじゃないの?」
ガヴリール「そのうえ得意な事、あいつでは洋菓子料理の教えを乞われた、サターニャの性格上生き生きするのは仕方がないんじゃない?」
ヴィーネ「結構前にした調理実習とか壊滅的だったけど……」
ガヴリール「多分洋菓子以外は壊滅的だと思うな」
ヴィーネ「そう……かしらね」
ヴィーネ「でもなんであそこまで味覚が壊滅的なのかしら」
ガヴリール「おおかた両親に色々試験的に作ったお菓子を食させられたからじゃないの?」
ヴィーネ「そうであればある意味悲惨ね」
ガヴリール「まあ、憶測はここまでとして……何作る」
ヴィーネ「むこうはケーキだから私たちはあっさり系でいいんじゃない?」
ガヴリール「あっさり系ね」PCカタカタ
ヴィーネ「もう、またネトゲを」
ガヴリール「違うって、あっさり系の料理をネットで探しているんだよ」
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 23:01:47.22 ID:aRbqFoGw0
ガヴリール「向こうはスイーツ作っているしこっちもスイーツ作る?」
ヴィーネ「えぇ、まあそれでいいんじゃない?」
ガヴリール「じゃあ、これとかどう?」
ヴィーネ「いいんじゃない」
ガヴリール「じゃあ、まずはものヴィーネが切ったトマトとかをミキサーで……」
ヴィーネ「ちょっと!?」
ガヴリール「ん? 何?」ミキサーウィーン
ヴィーネ「あぁ……もうそれでいいわ、ガヴがしたいようにして」
ガヴリール「変なヴィーネ、よしまずはミックスジュース出来上がりだ」
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 23:14:29.79 ID:aRbqFoGw0
………………
サターニャ「ひとまず、ここまで出来わね」
サターニャ「ちなみにこの段階でチョコチップを入れたらチョコチップ入りのケーキになるわ」
天真「なるほど……」カキカキ
ハニエル「ジブお姉ちゃん何しているの?」
天真「レシピをメモしているんですよ、家の戻っても作れるように」
ハニエル「!」パアア
ハニエル「帰った時一緒に作ろ!」ニコニコ
天真「はい、作りましょ♪」ニコニコ
天真「で、ここで色々折れても大丈夫と……」
サターニャ「ええそうよ」
天真「では早速……」サー
サターニャ「ヴィネットの家にチョコチップは無かったけど……何入れたのよ」
ハニエル「お豆だ!」キャッキャ
ヴィーネ(ハニエルのお豆っ!)ハアハア
ガヴリール「ヴィーネ、ちょっとお風呂場に来てくれない?」ポキポキ
サターニャ「豆って……」
天真「豆、美味しいですよね♪」
サターニャ「え、えぇ」
天真「何でも会いますよね♪」
サターニャ(えぇ……)
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 23:15:28.17 ID:aRbqFoGw0
ミス
天真「で、ここで色々折れても大丈夫と……」
↓
天真「で、ここで色々入れても大丈夫と……」
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/26(月) 23:23:29.41 ID:aRbqFoGw0
天真「あっハニエル、ほっぺたに生地が付いていますよ」
ハニエル「うーん? どこに? とってジブお姉ちゃん」
天真「じっとしていてくださいね」スッ
チュッペロ
天真「はい取れました♪」
ハニエル「ありがとう! ジブお姉ちゃん!」ニコッ
サターニャ(天界ってそう取るのが普通なの!?)
天真「さて、続きをしましょう!」
サターニャ「え、えぇ、じゃあ続きするわよ」
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/27(火) 23:28:19.58 ID:fk+CBHi70
………………
サターニャ「さて、これでオーブンで焼けばいいわね」
サターニャ「一応ここの電子レンジはオーブン機能もあるみたいだからいけるわ」
ハニエル「はい! 胡桃沢お姉ちゃん!」
サターニャ「もう周りと同じでサターニャでいいわよ、何か本当に他人行儀で困るから」
ハニエル「サターニャお姉ちゃん!」
サターニャ「何? ハニエル」
ハニエル「どれぐらいオーブンに入れたらできあがるの?」
サターニャ「今回作ったのは小さめだからより多分15分位でいけると思うわ」
天真「はい、準備できました!」
サターニャ「じゃあ、入れてセット……スタート」ピッ
サターニャ「これでしばらくしたら出来上がりね」
ハニエル「はわー」キラキラ
サターニャ「ガヴリールは何を作っているのかしらね」
サターニャ「……ってガヴリール、ヴィネットは?」
ガヴリール「あいつは風呂場で伸びているよ」
サターニャ「何してんのよ……」
ガチャ
ヴィーネ「うぅ……料理作ろうと思ったのに何でお風呂場にいるの……」
天真「ヴィーネ、大丈夫ですか?」
ヴィーネ「えぇ、大丈夫よ」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/27(火) 23:35:02.23 ID:fk+CBHi70
ガヴリール「ヴィーネ、こんな感じでいいかな?」
ヴィーネ「確か……何を作ろうとしていたんのだっけ?」
ガヴリール「クッキーだよ」
ヴィーネ「そうそうクッキーだったよね、生地はそれでいいんじゃない?」
ヴィーネ「ていうか一人でよくそこまで作れたわね、感心だわ」
ガヴリール「まあネットの力だよ」
ガヴリール「では次は……伸ばして冷蔵庫に入れるのか……」
サターニャ「じゃあ私たちはクリーム作りに移りましょう」
天真・ハニエル「はーい♪」
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/28(水) 22:38:13.11 ID:LBvP0BP90
………………
サターニャ「これでクリームは完成よ」
ピピッ
サターニャ「ちょうど出来たわね」
ハニエル「早く! 早く!」ワクワク
天真「ハニエル、ケーキは逃げないですよ」
サターニャ「この容器から出して……はい、これがスポンジケーキよ!」
ハニエル「わ〜」キラキラ
サターニャ「これから最後の作業よ、さっき作ったクリームをこのケーキの表面に塗るのよ」
サターニャ「ジブリエル、ハニエル、このヘラを使いなさい」
天真「よし……頑張ります!」
ハニエル「おー♪」
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/29(木) 00:12:05.61 ID:1rD4YLVG0
ヴィーネ「そっちは賑やかね」
ガヴリール「まあ、こっちは冷蔵庫で冷やしているからね、まあゆっくりしようよ」ベッドゴロゴロ
ヴィーネ「それもそうね」
ヴィーネ「……ねえ、ガヴ」
ガヴリール「何?」
ヴィーネ「ジブリエルってどうなの?」
ガヴリール「どうって何が?」
ヴィーネ「自身との性格の相性とか」
ガヴリール「あいつは私だぞ? 付き合い方はある程度分かるって」
ヴィーネ「ふーん……」
ヴィーネ「ねえガヴ、隣いいかしら?」
ガヴリール「別に、いいけど?」
ヴィーネ「ありがと」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/29(木) 19:49:46.70 ID:Z6zatDUF0
5月から書き始めて、ずっと続いているのはすごいな
ぜひ、完結してほしい
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/29(木) 20:39:17.96 ID:1rD4YLVG0
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ねえ、私って駄目なのかな」
ガヴリール「いきなりどうした?」
ヴィーネ「私はさんざんガヴに勉強をさせよう掃除をさせようとしていたのにしてくれなかった、だけどジブはそれをさせちゃったのよ」
ヴィーネ「私が時間を掛けてできなかったことをいとも簡単に……」
ヴィーネ「ジブの何がそうさせたの?」
ガヴリール「えっと……なんというか……」
ガヴリール「あいつの悲しい顔を見たくなくて……と言ったらいいのかな」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ねえ、もしかしてジブのこと好きなの?」
ガヴリール「なんでそう持っていった」
ヴィーネ「だって『悲しい顔を見たくない』って恋人同士の発言じゃないの」
ヴィーネ「はっ……」
ヴィーネ「もしかして昨日のお昼ご飯のアレもそういう関係だったからしたのかしら」ニヤニヤ
ガヴリール「それを思い出させるな!」カアア
ヴィーネ「ふふっ、顔が赤くなっている事はこの線が濃厚になって来たわね」
ガヴリール「濃くないよ!」
ヴィーネ「夜の二人っきりの時は何をしているのかしらね♪」
ガヴリール「な何もしていないよ! 何想像しているんだよ! この淫魔!」
ヴィーネ「ふふっ♪ もう慌てちゃって♪ 生地はもう冷蔵庫から出してもいいんじゃないかしら?」
ガヴリール「もう……確かに良い時間だけど……」
ガヴリール「本当にそんな関係じゃないからな」
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