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ガヴリールが2人
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135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/21(日) 21:43:46.58 ID:mmg2lnSj0
ガヴリール「サターニャ、『ばらす』っていう事は何かしていたんだよな、何をしていたんだ?」
サターニャ「ガヴリール達の跡をつけて弱みを握ってやろうだとかそんな事じゃないのだからね!」
ガヴリール「ほぅ……私たちの弱みを握ろうとしていたのか……」
サターニャ「何を言ってい……あっ……」
サターニャ「で、でも、ラフィエルも一緒だったのよ! なんであいつは何も言わないのよ!」
ガヴリール「どうせ面白そうだとかという理由だろ、ラフィエル」
ラフィエル「はい、大正解ですよガヴちゃ〜ん」ギュム
ガヴリール「抱き着くなよ」ムムム
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/21(日) 22:49:12.93 ID:mmg2lnSj0
ヴィーネ「では早速準備にかかるからね」
ガヴリール「なら私は家で待機する担当だね」ソソクサ
ヴィーネ「何言っているのよガヴ、あなたは食器を出すのよ、分かる?」ヤリダシ
ガヴリール「じょ、冗談だから、そのやりしまおうよ、な?」
サターニャ「私は調理するわ、腕が鳴るわね」
ヴィーネ「変な物入れないでよ」
ラフィエル「私も調理担当になりまーす♪」ニコニコ
ヴィーネ「本当に変な物入れないでよ!」
天真「……」ソワソワ
天真「ヴィーネ、私は何を手伝ったらいいのでしょうか……」
ヴィーネ「主役に手伝わせるなんてとんでもないわよ、少しそこで待っていてくれないかしら」
天真「あ、はい」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/21(日) 23:06:31.93 ID:mmg2lnSj0
――――――
――――
ヴィーネ「という事で、ジブリエル歓迎パーティーを開催しまーす♪」
天真・ラフィ・サターニャ「ワー」パチパチパチ
ヴィーネ(見事にメロンパンだらけね……これは予想していなかったわ、もはやサターニャの何かに変わってしまった気がするわ)
ガヴリール「早速飯を食わせて!」
ヴィーネ「開口一番がそれか……」
サターニャ「これは私のメロンパンだからね! 食べないでよ!」
ラフィエル「ではこのメロンパンを食べてください、サターニャさん♪」ニコニコ
サターニャ「え? まあいいわよ」
ラフィエル(このメロンパンには『ですそーす』というとてつもなく辛い物が含まれています、さすのサターニャさんでもリアクションは取るはず)
サターニャ「モグモグ」
サターニャ「このメロンパンは普通においしいわ、なかなかじゃない、ラフィエルが作ったの?」
ラフィエル(なんですと!? はぁ、これも駄目でしたか)ガックリ
ヴィーネ「ねえラフィエル、今サターニャが食べている物に何が入っているか聞いてもいいかしら?」
ラフィエル「な、何にも入っていませんよヴィーネさん」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/21(日) 23:46:51.43 ID:mmg2lnSj0
天真「ではこのメロンパン、頂きますね」
ガヴリール「んじゃ、私もそのメロンパン食べてみるか……」
天真・ガヴリール「あむ」パク
ラフィエル(確かのそ中身が無駄に赤いメロンパンはサターニャさんさんが先ほど食べた『ですそーす』が入ったメロンパンですね)
ラフィエル「……」
ラフィエル「あっ」
天真「!!?!!?!?」ガタッ
ガヴリール「ふぃふぇぁ!!!」ガタッ
ダッダッダ ジャー ゴクゴク
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ねえ、ラフィエル……私正直に話してほしんのだけどな……」ツノニョキ
ヴィーネ「この中身が真っ赤っかなメロンパン……何が入っているのかな? 私、知りたいのよ……」ヤリダシ
ヴィーネ「ね♪」ニコッ
ラフィエル「あはは……」
ラフィエル(非常に大切な事を忘れていました)
ラフィエル(ヴィーネさんはイベント狂だったことをです)
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 09:35:22.68 ID:piLdTmCI0
――――――
――――
ガヴリール「何だあのメロンパン、辛い通り越して痛かったぞ……何だったんだ」
天真「う〜、まだひりひりする……」
ガヴリール「……で」
ラフィエル「っー!! っーー!!!」ジタバタ
天真「ラフィエルはなんで縛られているのでしょうか……」
ヴィーネ「さて、歓迎会楽しみましょう♪」ニコッ
ガヴリール「お、おぅ……」
サターニャ「……」モグモグ
サターニャ「ねえジブリエル、ラフィエルの弱点ってカエル以外なにかあるの? あとガヴリールの弱点も教えてくれないかしら」ヒソヒソ
天真「へ? 弱点ですか……すみませんがそれは教えらません……たとえ知っていてもです」
サターニャ「そこを何とかできないの?」
ヴィーネ「ほらラフィ、自分で作ったこのメロンパン、自分で食べなさいね♪」グイグイ
ラフィエル「ほへほひぃ!!!!!!」ジタバタ
ヴィーネ「ふふっ、ラフィったら美味しいという表現を体をくねらせて表現しているのね♪」グイグイ
ガヴリール「……」
ガヴリール「もはやカオスだな」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 17:22:44.71 ID:piLdTmCI0
――――――
――――
天真「おなかいっぱいです」
ヴィーネ「満足してくれて何よりね!」
ガヴリール「満足満足♪」
ラフィエル「カライ……カライ……カライ……」ブツブツ
サターニャ「ラフィエル、どうしたのよ?」
天真「本日は私の為に……」
ガヴリール「そんな硬い事言わなくて大丈夫だよ」
ヴィーネ「そうよ、私たち友達でしょ?」
ラフィエル「ほうへふよ、ひうひゃん」
サターニャ「ラフィエル、本当に大丈夫? ヴィネット、ちょっとやり過ぎじゃないの?」
ヴィーネ「うん、そこはちょっと反省」
ガヴリール「ちょっとなのかよ」
天真「皆さん……ありがとうございます」ペコリ
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 19:15:05.67 ID:piLdTmCI0
ヴィーネ「さて、片づけるわよ」
ガヴリール「よし、私は部屋でゴロゴロする係だな」
ヴィーネ「ガヴは食器の片づけをするのよ」
ガヴリール「は〜い」
ラフィエル「はうひゃん、へふはいはふよ♪(ガヴちゃん、手伝いますよ)」
ガヴリール「いや、ラフィエルは休んでいてもいいと……さすがに何かあれだ」
天真「お水、ついできます」
ラフィエル「あひあおうおあいまふ(ありがとうございます)」
ヴィーネ「サターニャは私と食器洗って」
サターニャ「仕方がないわね」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 21:40:51.70 ID:piLdTmCI0
ラフィエル「ゴクゴク」
ラフィエル「ぷはー、助かりましたジブちゃん」
天真「大丈夫ですか?」
ラフィエル「はいご心配なく♪」
ラフィエル「しかし、こうしていると天界の学校にいた頃を思い出しますね」
ラフィエル「ガヴちゃんには失礼だと思いますが、ジブ……ではなく今はガヴちゃんと呼びますね」
天真「い、いえ、気にしないでください」
ラフィエル「いえ、気にします……なんといえばいいのでしょうかね……少し寂しかったです」
天真「?」
ラフィエル「覚えていますか? あちらのガヴちゃんが言った言葉」
天真「ええと……いつ言った言葉なのでしょうか?」
ラフィエル「皆でヴィーネさんの家で夏休みの宿題をしていた時、『あの時の自分は偽り』と言った事です」
ラフィエル「今でもどちらのガヴちゃんも素敵だと思います、ですがその言葉を聞いた時心の奥底で穴が開いたような感覚がしました」
ラフィエル「自分が一番知っている、長い付き合いをしている『ガヴちゃん』が『偽り』で終わらされる……」
ラフィエル「宿題会が終わらせて家に帰って……その言葉をふと思い出した時非常に悲しくなりました……」
ラフィエル「ですから……」ギュッ
天真「……ラフィエル」
ラフィエル「皆が向こうで手伝っている間、向こうに行っている間、こうさせてください」ギュッ
天真「……ふふっ」
天真(ラフィエルってば私の前では寂しがり屋なのは昔から変わってないですね)ナデナデ
天真「大丈夫ですよラフィエル、ガヴリールもあんなことは言いましたが天界にいた頃の根っこは確りとまだまだ残っていますよ」ナデナデ
ラフィエル「……」ギュッ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 21:57:52.85 ID:piLdTmCI0
ガヴリール「……」
ヴィーネ「ガヴ、ここの洗った食器を棚に片付けて」
ガヴリール「はいはい」
サターニャ「この食器も片づけなさい!」
ガヴリール「自分で片付けろ」
サターニャ「私だけ!?」
ヴィーネ「ガヴリール!」
ガヴリール「分かったよ」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:40:13.41 ID:piLdTmCI0
――――――
――――
ガヴリール「片づけ終わった〜だる〜」
ヴィーネ「お疲れ様」
ラフィエル「お疲れです、ガヴちゃん♪」
サターニャ「もうこんな時間なの、早いわね」
天真「それほど楽しかったという証拠です」
ガヴリール「さて、そろそろ帰りましょうかね」
サターニャ「そうね、魔界通販を見ないといけないわ」
ラフィエル「そこまで見る必要があるのでしょうか……私も帰りますね」
天真「ではヴィーネさんお疲れ様です」
ヴィーネ「皆お疲れ、ジブもお疲れ」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/22(月) 23:19:57.64 ID:piLdTmCI0
サターニャ「じゃあ、お先に失礼するわ」
ガヴリール「ラフィエル、ちょっといいかな」
ラフィエル「あら? 何ですかガヴちゃん?」
ガヴリール「お前も先に帰っていて」
天真「は、はい」
――――――
ラフィエル「ガヴちゃん、何でしょうか?」
ガブリール「何というか……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「……すまなかった」
ラフィエル「え?」
ガヴリール「夏休み、ヴィーネの所に集まって勉強会した時の事に私が行った言葉」
ラフィエル「……ジブちゃんとの話、聞かれていたのですね」
ガヴリール「ごめん……」
ラフィエル「大丈夫ですよ、ガヴちゃん……確かに寂しかったのですが……今は大丈夫です♪」
ラフィエル「ですから気に……」
ガヴリール「……」ダキッ
ラフィエル「……ガヴちゃん?」
ガヴリール「ラフィエルに寂しい思いさせてしまったな……」ナデナデ
ガヴリール「だからせめてもの償いだ、こうさせてくれ」ナデナデ
ラフィエル「ガヴちゃん……」
ラフィエル(『根っこは確りとまだまだ残っていますよ』……確かに確りと残っていますね)
ラフィエル(この感覚、こちらのガヴちゃんもあちらのガヴちゃんも一緒……同じ……優しい感じ……)
モノカゲ
天真「よかったですね♪」ニコニコ
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/23(火) 21:31:57.37 ID:jgaAnDNY0
――――――
――――
ガヴリール自宅――
天真「お帰りなさい♪」ニコニコ
ガヴリール「どうした? なんかすごくうれしそうだな、自販機で100円入手したのか?」
天真「違いますよ♪」ニコニコ
ガヴリール「ふ〜ん……まあ、どうでもいいわ、ネトゲネトゲっと」トテトテ
天真「その前に掃除ですよ」
ガヴリール「いや、見てみろって、もう掃除する所ないじゃん!」
天真「まだまだです、ベッド下の隅っこ、テレビ裏の埃、シンクの汚れ……まだまだ掃除しがいがありますね」
ガヴリール「じゃあ、頑張ってー」カチカチ
天真「もう、一緒にしましょうよー」ユサユサ
ガヴリール「あーもう、子供か……仕方がないな、特別だぞ」
天真「やった♪」ピョンピョン
ガヴリール(全く、ほんと子供みたいだな)
ガヴリール「……」
ガヴリール(ちょっとまった、こいつがこんなんという事は実は私も潜在的にはこうなのか!?)
147 :
◆XFSTnckfcE
[sage]:2017/05/23(火) 22:15:31.28 ID:GgasPH3Z0
(*´Д`)ハァハァ
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/23(火) 22:44:23.89 ID:jgaAnDNY0
――――――
――――
ガヴリール「もういいだろ」クタクタ
天真「ふぅ、そうですね、十分綺麗になりました♪」
ガヴリール「元から十分綺麗だったがな……」
天真「あの……」
ガヴリール「ん? 何?」
天真「今日もお風呂一緒に入りませんか?」
ガヴリール「ネトゲしたいからいいや」カチカチ
天真「一緒に入りましょうよー!」ユサユサ
ガヴリール「昨日一緒に入って狭かったじゃん、だからいい」カタカタ
天真「このままでいたら絶対にお風呂入らないですよね?」
ガヴリール「いや、そんなことはないよー」カチカチ
天真「それに掃除して汗もかきましたし、お風呂入ったほうがさっぱりしますよ」
ガヴリール「……」カタカタ
天真「むむむ……」ジー
ガヴリール「……そんなに睨むなって……分かったよ……入るよ」
天真「はい、では一緒に入りましょう♪」ルンルン
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/23(火) 23:24:42.15 ID:jgaAnDNY0
浴室――
ガヴリール「やっぱ狭い」
天真「ほらわがまま言わないの、洗ってあげますよ♪」
ガヴリール「ヴィーネ以上に世話好きだな」
天真「お褒めに頂き光栄です」
ガヴリール「褒めてないぞー、あと私みたいな駄天使に褒められて光栄なのかよ」ザパァ
天真「あなたと私は一緒ってガヴリールが言ったじゃないですか、つまり天使学校主席のあなたが私を褒めたのですよ♪ さあこちらにどうぞ♪」ヒザポンポン
ガヴリール「それならどちらも天使学校主席だろ……まあ、それはいいけどさ」
ガヴリール「……」
ガヴリール「膝をポンポンして何をしようとしているの?」
天真「え?」キョトン
ガヴリール「え? じゃないよ、膝の上に直接座れってか!?」
天真「はい、そうですが……こっちほうが洗いやすいのかなと思いまして……何かおかしな点でもありましたか?」
ガヴリール「いやいや、少しは羞恥心持とうよ……」
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 23:55:28.67 ID:Ds5nJRudo
お褒めにいただき…?
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 07:20:32.91 ID:BIw5h85cO
お褒めいただき か お褒めに預かり のどっちかだな
日本語難しい
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 21:52:03.73 ID:u1b1ZhOF0
指摘ありがとうございます、日本語難しいなぁ!
まあ再開します
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 21:52:39.25 ID:u1b1ZhOF0
ガヴリール「私たちは女同士、さらには元は同じだけど、こうやって別々になっているじゃん」
天真「?」
ガヴリール「だからさ、別々の天使という事で最低限の恥じらいは持とうよ」
天真「??」
ガヴリール「その風呂場というところ裸でいる所で肌を密着させるとかさ……」
天真「???」
ガヴリール「あのー、何か私間違ていますかね……その『一体何を言っているのでしょうか』みたいな表情に見えるのだが……」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 22:03:32.55 ID:u1b1ZhOF0
天真「う〜ん……」
天真「……あっ、そういう事ですね」
天真「ではどうぞ♪」イスユズリ
ガヴリール「分かればいいんだよ……全く……」イススワリ
天真「こうですね♪」ヒザニスワリ
ガヴリール「……」
天真「……」
ガヴリール「ななな何流れるように膝の上に座っているの!?」カアア
ガヴリール「しかもっ……向かい合って」カアア
天真「私の膝の上に座ることが恥ずかしいから代わりにガヴリールの膝の上に私が座れば万事解決です!」ドヤッ
ガヴリール「何も解決してないよ!」
ガヴリール「もういいよ……さっさと終わらせて……」カアア
天真「はい♪」ニコニコワシャワシャ
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 22:44:56.72 ID:u1b1ZhOF0
――――――
――――
天真「すっきり、さっぱりしましたね!」
ガヴリール「昨日の10倍疲れた」クタクタ
ガヴリール「疲れたし……ネトゲするか」カチカチ
天真「おやすみにならないのですか?」
ガヴリール「昨日ろくにできなかった分、今日取り戻すだから寝ないつもりでいる」カチカチ
天真「もう……駄目ですよ確りと寝ないと」
ガヴリール「今日だけは勘弁してもらえないかな?」カチカチ
天真「……」
天真「はぁ……仕方がないですね……私はベッドをなるべく半分空けて寝ますからガヴリールも眠たくなったらベッドで寝てくださいね」
ガヴリール「へーい」カチカチ
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 23:27:01.23 ID:u1b1ZhOF0
天真「……」
天真「一つ聞いてもいいでしょうか」
ガヴリール「何?」カチカチ
天真「今日私を呼ぶときにずっと『お前』と呼んで『ジブリエル』と呼んでくれませんでしたよね」
ガヴリール「うん」カチカチ
天真「ガヴリールが私に付けてくださった名前『ジブリエル』……素敵だと思います」
天真「なぜ『ジブリエル』と呼んでくれないのでしょうか?」
ガヴリール「……」
ガヴリール「その『ジブリエル』というのは学校に行くための仮名だぞ、お前は私、つまり『天真=ガヴリール=ホワイト』だろ?」
ガヴリール「私でもあるお前に他人行儀に『ジブリエル』と呼べるわけないじゃん」
ガヴリール「たとえ私が決めた名前でもだ」
ガヴリール「それに私の名前を言うのも少し恥ずかしいし……」
ガヴリール「そういうこと」カチカチ
天真「やっぱり、色々考えているんですね♪」アスナロダキ
ガヴリール「事あるごとに密着するなって、操作し辛い」カチカチ
天真「大丈夫ですよ、『ジブリエル』、私は気に入っています」
天真「私はガヴリールにジブリエルと呼ばれても全く凹みません、寧ろガヴリールがそう呼んだら元気になります」
天真「ですから……これからは『ジブリエル』と呼んでください……ね」
ガヴリール「……」
ガヴリール「分かったよ……ジブリエル」カチカチ
天真「!」パアア
天真「ガヴリールぅー!」ホッペドウシスリスリ
ガヴリール「だから密着するなって! 操作しにくい! 顔が近いって!」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 00:11:09.69 ID:ozhahmjo0
ガヴリール「もう、寝ろって」
天真「はい♪」
天真「ではおやすみなさい」ゴソゴソ
ガヴリール「まったく……」カチカチ
ガヴリール「……」カチカチ
ガヴリール「おやすみ、ジブリエル……」カチカチ
――――
――――――
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 01:05:42.72 ID:ozhahmjo0
――――――
――――
ガヴリール「……」スウスウ
ガヴリール「……んぁ……」パチクリ
ガヴリ−ル「ん……寝落ちしてしまったのか……」
ガヴリール「ベッドの上……」
ガヴリール「ジブリエルが運んでくれたのか……」
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 23:38:58.46 ID:ozhahmjo0
ガヴリール「今何時だ……」
時計 9:30
ガヴリール「まだ午前じゃん……もうひと眠りしよ」ゴソゴソ
天真「駄目ですよ、もうおきましょう!」フトンガバッ
ガヴリール「やだ! 私は再び眠りにつくんだ!」
天真「朝ごはんにしましょうよ、せっかっく作ったのに冷めてしまいます」
ガヴリール「作っていたのか? そもそも食材は無かったと思ったが……」
天真「朝買い物に行きました、食材が少しでも安いところを探すの苦労しましたよ」
ガヴリール「もう……しゃーない、食うか」
天真「はい♪」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 23:50:55.50 ID:ozhahmjo0
ガヴリール「ご飯、目玉焼き、味噌汁……」
ガヴリール「で、煎った豆」
ガヴリール(この組み合わせに煎った豆は浮いてるな)
天真「味の好みは変わっていないと思いますので、私好みで調整しましたが……どうでしょうか?」
ガヴリール「んじゃ……」パク
天真「……」
ガヴリール「……凄くうまい」パクパク
天真「やった♪」
ピンポン
天真「あら? どちらさでしょうか、私が出ますね」タッタ
ガヴリール「あいよー」パク
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 00:03:41.88 ID:CKF+prkn0
ガチャ
天真「はい、どちら様でしょうか?」
ヴィーネ「あっ、えっとこっちはジブ?」
天真「はい、そうですか」
ヴィーネ「ボサボサ髪の丁寧な感じもなんだか新鮮ね」
天真「え? あっヤダ、私ったらこんな姿で格好で買い物に……」
ヴィーネ「?」
天真「あの……何の用事でこちらに?」
ヴィーネ「うん、昨日確か仕送り早々危ないと言っていたから今日はガヴ達はどうしているのかなと思ってね」
天真「その件ですね、まあ立ち話もあれですし中へどうぞ♪」
ヴィーネ「ありがとう」
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 00:43:24.83 ID:CKF+prkn0
ヴィーネ「お邪魔しま……うそ……部屋が磨かれたぐらい綺麗になっているじゃない……」
ガヴリール「おかげで居づらいよ」パクパク
ヴィーネ「この状態を保ちなさいよ」
ヴィーネ「その料理は……」
ガヴリール「これ? ジブリエルが作ってくれたんだ」
ヴィーネ「ジブが?」
天真「はい、私が作りました♪」
ヴィーネ「いい香りじゃない」
天真「あ、先ほどの件については、今月ガヴリールの課金を前提に生活も最低限切り詰めたら計算上では何とかなりますので安心してください♪」
ヴィーネ「そうなの、安心した」
ガヴリール「ちょっとまった、課金なしって私に死ねってか?」
天真「それは過大解釈し過ぎですよ、1か月の辛抱です」
ガヴリール「外せないイベ走れない……」ガックリ
ヴィーネ「ガヴ、これを機にネトゲをやめたら?」
ガヴリール「私からネトゲを取ったら何が残るんだよ!」
ヴィーネ「えぇ……」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 01:03:34.28 ID:CKF+prkn0
ガヴリール「バイトを増やすか、でもめんどくさいし、天使らしく善行を積むっていっても反映されるのは来月の仕送りだし……」ブツブツ
天真「ガヴリール、ご飯冷めてしまいますよ」
ヴィーネ「まあ、ガヴはどんなになっても平常運転って事ね」
ピンポン
天真「また、誰でしょうか?」
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンドンドン
サターニャ「ガヴリール! 今日は学校休みだからあれを返しなさい!」
ガヴリール「朝っぱらから……サターニャか、うるさいな」ガサゴソ
天真「私が出ますね」
ガヴリール「いや、私が出るよ、どうせこれが目的だろう」スチャ
ヴィーネ「確かそれは……あっ『分身弾』が入った銃ね、くれるのね、ありがとう」
ガヴリール「何言ってるんだよサターニャに返すんだよ、あとヴィーネが変になるトリガーって文字通りこの銃なけ?」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 22:21:41.65 ID:CKF+prkn0
ガチャ
ガヴリール「サターニャ、朝からうるさい、静かにできないのか」
サターニャ「何よ! 私から取った物を返しなさいよ!」
ガヴリール「……仕方がないな」
ガヴリール「はい」
パァン
サターニャ「にぎゃ!!」バタン
ガヴリール「返えす」ジュウポイ
ガヴリール「幸い弾も1発だったしよかったな」
サターニャ「いたた……何が良かったのよ! またいきなり撃ったわね!」
ガヴリール「いい加減学習しろよ」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 22:42:17.14 ID:CKF+prkn0
天真「さっきの音、何がおこったのでしょうか?」
ヴィーネ「また何をしたの?」
ガヴリール「いや、ただその銃を返しただけだ、弾と別々にな」
サターニャ「値段高かったから1発しか買わなかったのに何してくれるのよ!」
ガヴリール「私にやましい事をしようとした罰だ、悔い改めろ」
ヴィーネ「ねえ、その銃から出ている硝煙が1か所に固まっているけど……」
天真「確かにそうですが、ガヴリール、そんな事してはダメです! ちゃんとサターニャに謝って下さい!」
ガヴリール「段々と人の形になって……」
ヴィーネ「というか、サターニャにそっくりに固まって……」
サターニャ「私が打たれたからね……」
サターニャ(裸)「……」
ガヴリール「は、裸!?」
天真「はわわ」カアア
ヴィーネ「ちょっと何なのよ!」
ラフィエル「やっぱりサターニャさんはこれをガヴちゃんに撃って性奴隷にしようとしたのですね♪」
天真「サターニャ……」
サターニャ「ラフィエル、またでたらめを……というかいつの間に……じゃなくてガヴリール、ぼさっとしてないで早くこれを部屋に入れさせてよ!」
ガヴリール「しょうがないな」ダキカカエ
ガヴリール「……」
ガヴリール「重い」ポイ
サターニャ「ちょっと! 何しているのよ! 私だと思って丁重に扱いなさいよ!」
ガヴリール「うるさいなぁ……おいサターニャ、部屋に入れ」
サターニャ(裸)「分かりました、ガヴリール様」スタスタ
ガヴリール「おぅ、命令したらマジで動いたぞ」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ねえ、その弾の商品番号ってわかる? ガヴに撃ちたいの」キラキラ
サターニャ「何言っているのよ!?」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 23:19:05.19 ID:CKF+prkn0
ガヴリール「さてと、部屋に連れてきたわけだが……」
サターニャ(裸)「……」
ガヴリール「お前ってやっぱでかいな、柔らかかったし」
サターニャ「まじまじ見てないで服着させなさいよ! というか柔らかかったって何よ!」カアア
ガヴリール「持とうとした時に手に当たったんだあよ、それと、お前に会う服を私がが持ち合わせていると思うか?」
ラフィエル「こういう事もあろうかとサターニャさんの部屋から服一式をくすねてきました♪」ニコニコ
サターニャ「ちょっと」
天真「裸……見ちゃった」マッカッカ
ガヴリール「私の裸さんざん見て何今更顔真っ赤にしてんだよ……」
ラフィエル「あら♪ あらら♪♪ お二方は早くもそういう関係に♪」ニコニコ
ヴィーネ「ガヴとガヴが交わったの!? 今度は3P行けまモガッ!」
サターニャ「ヴィーネは着させるの手伝って」クチオサエ
ガヴリール(しまった、口を滑らしてしまった)
ガヴリール「ちょっと誤解を招く言い方したが……」
天真「誤解じゃないでしょガヴリール、昨日裸で向かい合って身体を使って親睦を深めましたよね」
ガヴリール「ちょっと! 言い方!」
ラフィエル「あっ……これは……すみません、イケナイ事を聞いてしまって……」カァァ
サターニャ「私は何も聞いていないからね……安心しなさいよ」カァァ
ガヴリール「がっつり聞いているじゃん! そのやさしさがかえって傷つくよ!」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 23:35:44.42 ID:CKF+prkn0
ガヴリール「ちょっと……この格好ははずかしいよ……」
天真「ふふっ♪ そんなこと言っちゃって……でも」クチュ
ガヴリール「んっ!」ピク
天真「こんなに濡れちゃってるじゃないですか……」ミミモヨボソボソ クチュクチュ
ガヴリール「あっ……しょこ……ダメぇ、ぅ……」ピクピク
天真「ほら、ガヴリールだけ感じてないで……」テトリ
ガヴリール「あっ……ジブリールも……すごく濡れてる」クチュリ
天真「私もんっ……気持ちよくしてよぉ……」ピクピク
――――――――――
ヴィーネ(上記妄想中)
ヴィーネ(……)
ヴィーネ「イけるわ!」グッ
ガヴリール「何が!?」
サターニャ(着衣)「……」
ガヴリール「あっ服着させたんだ」
ラフィエル「本当にそこまで聞くつもりは無かったんです……許してくれますか?」
ガヴリール「だから誤解だって! ジブリエル! いい方気を付けろ!」ゲンコツ
天真「あいたっ!」ゴン
サターニャ「でも何があったのよ? 『裸』『身体』『使って』という単語が……」
ガヴリール「もうおしまい! この話はもうおしまい!」
天真「うぅ……殴られました……」ジンジン
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 23:49:25.30 ID:CKF+prkn0
天真「こちらのサターニャはいつまでこの状態のままなのでしょうか?」
サターニャ(着衣)「ガヴリール様の仰せのままに……」ニコッ
サターニャ「この説明書によるとおよそ2時間ってところね」
ラフィエル「……最初に出てきた状態は裸でしたよね……」
ガヴリール「で、分身は打った本人しかいう事を聞かなくなる」
ガヴリール「まさか本当に性奴隷にしようと……であれば今後のサターニャとの付き合いを改めないといけないな……サターニャ、近づくなよ」
天真「サターニャ……」
サターニャ「それは誤解よ! 何より打って出てきた分身が裸になるなんて知らなかったわよ」
ヴィーネ「私は一向にかまわないわ、混ざれるのであれば」
ガヴリール「ちょっと戻って」ハラパン
ヴィーネ「グボァ!」ドゴォ
ガヴリール「まあ、本当に知らなかったんだな……」
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 06:13:03.85 ID:01HCTagdo
ガヴがもっとも警戒するべきはヴィーネではないかと
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 19:22:11.61 ID:U4oN/cCL0
ガヴリール「というか、よくよく考えたら分身したこの銃弾で撃った人物の服までコピーができるとかそんな都合のいい事ないよな」
サターニャ「あんたたちが分身した時は服まで一緒に分身してたじゃないの!」
ガヴリール「そりゃ当たり前だろ」
天真「分身して裸っていうのはすごく恥ずかしいので私頑張りましたよ♪」
サターニャ「本当に天使って何でもありね」
ラフィエル「魔界通販も相当何でもありだと思いますよ♪」ニコニコ
ガヴリール「……」
ガヴリール「つまり」
天真「?」
ガヴリール「これからは『服』を買わなくていい、という事にもなるかもな……」
天真「え?」キョトン
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 20:12:56.78 ID:U4oN/cCL0
ガヴリール「とりあえずサターニャ、パンツ脱いでよ」
サターニャ「はぁ? 馬鹿じゃないの?」
サターニャ(着衣)「了解しました、ガヴリール様」スルスル
サターニャ「なにあんたは脱いでるのよ!」
サターニャ(着衣)「私はガヴリール様の所有物よ! 奴隷よ! あんたの様な何でも反抗する悪魔とは訳が違うのよ!」
サターニャ「ムキー! 私の分身のくせにー!! 私の声でそんなこと言うな!!」
サターニャ(着衣)「私がいられるのもあと2時間何のそんなに焦るなんて、ほんと、本体はみっともないわね」プークスクス
サターニャ(着衣)「それともガヴリール様を独占されてやきもちを焼いているのかしらね」クスクス
サターニャ「私のくせに相当性格悪いわね!」
サターニャ(着衣)「はぁ? あんたの方がひねくれてるわよ!」
ギャーギャー
ガヴリール「……」
ガヴリール「どんなに表面を上品に取り繕ってもすぐ中身が出てしまっている辺りやっぱりサターニャはサターニャだな」
ラフィエル「サターニャさん二人がくんずほくれつ……眼福ですね♪」パシャッパシャッ
天真「ちょっと、二人とも、喧嘩はやめてください」アセアセ
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 23:11:41.76 ID:U4oN/cCL0
ガヴリール「あいつらはほっておいて話を戻そう、服を買わなくて済むという事についてだが」
ガヴリール「分身で服まで分身して実体化出来た、という事を応用して服だけ分身と実体化出来ないかなと思って」
天真「駄目です! 天使の術を悪用してはいけません!」
ガヴリール「悪用じゃなくて有効活用だよ、使わない技術は腐り廃れていくだけだ」
天真「だとしても駄目です! どんな理由があろうと非常事態以外は使ってはいけません! また仕送りを減らしたいのですか!」
ガヴリール「うぐっ……でもバレなきゃ犯罪とは言わないじゃん」
天真「バレなくても犯罪は犯罪です、駄目なものは駄目です!」
ガヴリール「……」
ガヴリール「はぁ、分かったよ」
天真「分かったのであればいいのですよ♪」
ラフィエル「ガヴちゃんはジブちゃんにあまり反抗できないのですね♪」ニコニコ
ガヴリール「うっせ」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 02:12:30.48 ID:ZRN9sIW70
ヴィーネ「うぅん……あれ? サターニャたちが喧嘩?」
ガヴリール「お? 起きたか」
天真「ヴィーネ、おなか大丈夫でしょうか? 痛くははありませんか?」
ヴィーネ「え? えぇ、大丈夫よ、ありがとうジブ」
ラフィエル「意味都合のいい(悪い)記憶を消す腹パン……ある意味凄いですね」
サターニャ(着衣)「ガヴリール様、あちらのサターニャ様が、私にひどい事をするの!」
サターニャ「だからそれ気持ち悪いって! やめなさいよ!」
サターニャ(着衣)「誰があんたに言われてやめるものですか! この馬鹿!」
サターニャ(着衣)「あとこれ、ガヴリール様が言っていたパンツです」アタマノウエニオキ
ガヴリール「は?」
サターニャ「ちょっと待ちなさい、まさかあなた今パンツ履いていないの!?」
サターニャ(ノーパン)「そうですけど何か? 我が主ガヴリール様の為ですもの! 私の身体はガヴリール様の物だから! なーっはっはっはっは!」
サターニャ「いい加減にしなさいよ!!」
ガヴリール「……」
ガヴリール「うるささが倍増……頭が痛い……」
天真「あと一時間の我慢ですガヴリール」
ラフィエル「私もサターニャさんから『私の身体はラフィエル様の物』と言われてみたいですね♪」ニコニコ
ヴィーネ「あんたが言うと何かとてつもない事を想像できるわ……」
ガヴリール(争いは同じレベルの者同士でしか発生しない、を正に体現しているな……)
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 02:28:37.26 ID:ZRN9sIW70
1時間後――
サターニャ「ふざけんじゃないわよ! あんたに私の何がわかるのよ!」
サターニャ(ノーパン)「あなたは私の分身だからわかっちゃうのよねー」
サターニャ「私より馬鹿みたいな顔して」
サターニャ(ノーパン)「馬鹿って何よ!」
ギャーギャー
ガヴリール「……」
ガヴリール「いや、マジで1時間ぶっ通しで喧嘩してるよ」
ラフィエル「よく飽きないものですね」
ヴィーネ「飽きる?」
天真「あっ、見て下さい分身側を」
ガヴリール「ん? 少し煙が出ているな……」
ヴィーネ「もしかして分身が解けるのでは」
サターニャ(ノーパン)「ちょっと何よこれ! 私はまだ戦い終わってないのに! こんなことありなの!!!」
サターニャ「あ〜ら残念ねぇ……負け逃げっていう物かしらね、ほんとみっともない……哀れねぇ」ニヤニヤ
サターニャ(ノーパン)「」ブチィ
サターニャ(ノーパン)「調子のっているその喉笛かみ砕い ブフォン
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 02:35:04.36 ID:ZRN9sIW70
サターニャ「……」
サターニャ「勝った」ドヤァ!
ラフィエル「あちらのサターニャさん、最後にサターニャさんらしくない剣幕でサターニャさんらしくないセリフをサターニャさんらしくないトーンで言ったような……」
ガヴリール「喉笛をかみ砕く……私たちはサターニャの闇を覗いてしまったなみたいだな」
サターニャ「ちょっと何言っているのよ、私があんな危害を加えるような事言うと思うの?」
ヴィーネ「まあ……言いそうにないわね、日ごろのサターニャを見ていると」
天真「まあここは一件落着ということで……」
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 11:34:21.43 ID:8payRFYuo
血生臭い事が起こりそう
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 17:49:59.44 ID:ZRN9sIW70
ラフィエル「この取扱説明書によると……『忠誠心が行き過ぎてた故に撃った本人以外にはやや暴力的な面がでる分身が出てくる不具合ありますが、本商品購入者であれば何とかなるでしょう、またそれにより発生したあらゆる事件・事故について当社は一切の責任を負いません』と書いています」
ガヴリール「見事に丸投げだな」
ヴィーネ「丸投げというか欠陥を改善しようとすらしていない様に見えるわね」
天真「ですが、サターニャがあのような闇を抱えているなんて私は知らなかったです……でも安心して下さい、いつかその闇を晴らせるように私努力しますからね!」
サターニャ「ジブリエルはさっきの説明書の話聞いてた?」
ガヴリール「そもそも私に関してではなく口喧嘩から発展したしある意味サターニャの闇かもな」
ガヴリール「そして、あの発言したサターニャはノーパンだったんだよな……なんせ脱ぎたてのパンツが私の頭に置かれたからな」
ヴィーネ「なんというか……肝心なところで抜けているというか締まらないよね、まさにサターニャだわ」
ラフィエル「そんなサターニャさんも素敵ですよ♪」ニコニコ
サターニャ「さっきから言いたい放題ね」
天真「大丈夫です、私が絶対に導いてあげます」
サターニャ「あんたはこの説明書のここをよく読みなさい……」
天真「?」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 22:56:36.18 ID:ZRN9sIW70
――――――
――――
天真「サターニャさんすみません……恥ずかしい間違いしてしまいました」
サターニャ「別にいいのよ、勘違いは誰にだってあるから」
ガヴリール「お前はいつも勘違いしているからな」
サターニャ「それひどくない?」
ヴィーネ「まあまあ……そういえばそろそろお昼の時間ね、みんなでどこかに行かない?」
ラフィエル「賛成です♪」
天真「いいですね♪」
ガヴリール「しゃーないから行くか」
サターニャ「皆が行くなら私も行くわ」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/30(火) 23:30:44.67 ID:aFPIPq550
――――――
――――
ラフィエル「という事で、こちらのお店でーす♪」
ヴィーネ「あっこのお店はシューが美味しかったわね」
サターニャ「ここのは悔しいけどおいしかったわ……」
ヴィーネ(普通の味覚では辛くて食べられない物でしたが……)
ガヴリール「悔しいってなんだよ、というか私だけ皆と行ってないんだけど……はぶられているの」シュン
天真「ガヴリールにはどんなに見放されても私が絶対についています」
ヴィーネ「そういう事じゃなくて、あまりラフィと話してない頃に親睦を深めたいなと思ってこの店に寄ったのよ」
ラフィエル「そうですよガヴちゃん、サターニャさんもここをたまたま通りがかっただけで決してガヴちゃんをのけ者にしようとは思っていませんよ」
ガヴリール「ふーん」プイ
天真「ガヴリール、皆はこう言っていますしすねないでください」
サターニャ「とにかく入るわよ、ガヴリールもさっさと入るわよ」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/31(水) 23:06:08.68 ID:H6Pco5pF0
ガチャ
サターニャ「あいている席は……ここね」
天真「ガヴリール、ここに座りましょ? ね?」
ガヴリール「ふん」イススワリ
ヴィーネ「子供かよ」
ラフィエル「すねちゃってるガヴちゃんも可愛いですよ♪」ニコニコ
ヴィーネ「そんなこと言ってないでラフィもガヴの機嫌をとりなさいよ……それにしてもジブが子育て奮闘中の初心者ママさんに見えるわね……」
天真「そんな、私がお母さんだなんて」テレッ
ラフィエル「褒めたと受け取られましたね♪」
ヴィーネ「寧ろ私がガヴ、ジブの子供になりたいわ」クワッ
ラフィエル「発作、始まっちゃいました? ガヴちゃーん、機嫌直してくださーい♪」ニコニコ
サターニャ「あんた子供産んでるの!?」
ガヴリール「はぁ?」ジロリ
サターニャ「うっ……冗談よ、ガヴリールの事はのけ者にしようとは思ってないから機嫌直しなさいよ、ほらメニューよ」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 21:39:33.55 ID:XO4ZBO8p0
ガヴリール「……ヴィーネ、ちょっと来て」
ヴィーネ「どうしたの、ガブリール」ハアハア
ガヴリール「ふん!」ハラパン
ヴィーネ「グボァ!」ガクッ
ガヴリール「気が付くまで壁側にもたれさせておこう」
ラフィエル「ヴィーネさんには容赦ないのですね」
ガヴリール「ふぅ、すっきりしたし注文しよ?」
サターニャ「ヴィーネを殴ってすっきりとか……やるわね、ガヴリール」
天真「あの……ヴィーネは大丈夫なのでしょうか?」
ライフェル「確かに心配ですが、自分の身の心配をした方がいいと思いますよ♪」
天真「?」
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 21:55:35.50 ID:XO4ZBO8p0
委員長「あら、ガヴリール達じゃない」
田中「ガヴガヴだ〜」
上野「ジブジブこんにちはー!」
ガヴリール「うゎ、テンション高い集団だ……」
天真「まち子さん、田中さん、上野さん、こんにちは」ニコッ
委員長「ジブリエルさん」ブワッ
天真「えっ!? どどうしましたか、まち子さん?」オドオド
委員長「いえ、久しぶりに下の名前で呼ばれて感激しちゃっただけ……」フキフキ
ラフィエル「いつぐらいから下の名前で呼ばれていないですか?」
委員長「確か……2か月近くかな……最近は家族にまで『委員長』と呼ばれているのよ」
田中「委員長は委員長だからねー」
上野「そうだよ!」
ガヴリール「うむ、間違いない」
委員長「ちょっと!?」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 22:01:17.42 ID:XO4ZBO8p0
サターニャ「あんたたち注文まだなの? 早くしゃべってないで選びなさいよ」
天真「そうだ、ここであったのも何かの縁、一緒に昼食どうでしょうか?」
委員長「いえそれは……」
上野「いいねいいね!」
田中「昼食食べよ〜う♪」
ラフィエル「では、私は少し詰めますね♪」
上野「見た目通りいい人でだね!」
委員長「まったく……なら私も失礼……」
委員長「……」
委員長「一ついいかしら」
ガヴリール「何?」
委員長「そこで持たれかかって寝ているのは……月野瀬さん?」
ガヴリール「ああ、そうだ」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 22:33:02.04 ID:XO4ZBO8p0
委員長「どうしたの?」
ガヴリール「私の子守歌(物理)をかましてやったらこの通りぐっすりさ」
委員長(子守歌をかます?)
委員長「え、えぇ、そうなの……」
委員長「取りあえず、となり失礼するわよ、胡桃沢さん」
サターニャ「ん? 別にいいわよ」
ラフィエル「はい、メニューです♪」
天真「ありがとうございますラフィエル♪」
上野「ラフィエル……まるで天使みたいな名前だね♪」
天使&悪魔「!!」
田中「確かに天使みたいな名前だ、ガヴリールもジブリエルも天使っぽいよね、もしかして家族にラファエルとかいちゃったりしてね♪」
ラフィエル「そんな名前の人いるわねないじゃない」
田中「だよね〜」
上野「いたら奇跡だよ」
ガヴ・天真・ラフィ(ほっ……)
委員長(ほっとした様に……)
委員長(まさか本当にラファエルという名前の人が家族に!?)
委員長(だとしたら失礼ですが痛い家族わね……)
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/01(木) 22:36:50.23 ID:b23xS8Xeo
そうわね
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/01(木) 23:06:00.81 ID:XO4ZBO8p0
ガヴリール「とりあえず、皆どれにするか決まった? ちなみに私はこれだ」
天真「あっ、私はこのランチで」
サターニャ「私は最初からこれに決めていたわ!」
ヴィーネ「私はこれにするわね」
ガヴリール「ヴィーネ起きていたんだ」
ヴィーネ「いつの間にか席に座っていたわ……ちょっと恐ろしいわね」
委員長「……じゃあ私はこれ」
田中「私もそれにする!」
上野「私はこれです!」
ラフィエル「では注文しますね♪」
ピンポン
店員「はーい、いらっしゃいませご注文は何になさいますか?」
ラフィエル「これとこれとこれ……あと、これとこれ、でこれとこれを2つで」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」テクテク
委員長「さすが隣のクラス成績上位、あれだけの量を一発で覚えるなんてすごいわ」
ガヴリール・天真「ラフィエルだからね」
田中「さすが双子、はもってるね!」
ラフィエル「あっ、ちょっと失礼します」
上野「?」
ラフィエル「すみません店員さん、追加で……ゴニョゴニョ……食後にお願いします♪」ニコニコ
店員「かしこまりました」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/02(金) 22:49:00.36 ID:kKxA/5cl0
――――――
――――
天真「ごちそうさまです♪」
サターニャ「なかなかおいしかったわ」
委員長「ごちそうさまでした」
ガヴリール「くったくった……」
ラフィエル「みなさん、これからですよ♪」ニコニコ
ラフィエル「すみませーん、デザートお願いしまーす」
店員「少々お待ちください」
ガヴリール「何注文したのか分からないが、待たせてばっかだな」
ヴィーネ「……ラフィエル、まさかアレを……」
ラフィエル「もちろんです!」
ラフィエル「しかも今回はガヴちゃんジブちゃん、委員長さん達がいます!」
ラフィエル「この機を逃したらこうやって集まる事は二度と無いと思います!」
サターニャ(ラフィエルの人をいじりたい衝動はヴィーネのイベント実行力に匹敵するんじゃないのかしらね……)
サターニャ(まさに悪魔ね!)
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/02(金) 23:07:40.87 ID:kKxA/5cl0
天真「ラフィエル、一体何を頼んだのでしょうか?」
ラフィエル「ふっふっふ、それは……」
店員「お待たせしました」
店員「イチゴホイップシュー3個、カスタードシュー3個、激辛わさびシュー2個です」
ラフィエル「これですよコレ♪」パアア
上野「もしかして、これでロシアンルーレット?」
田中「いいね〜面白い、受けて立つぅ!」
委員長「この激辛わさびシューって食べたら翌日お尻が痛くなるとい噂が……」
ヴィーネ「ラフィエル、これサターニャが食べてもリアクションなかったんじゃ……」
ラフィエル「いえ……今回はぜひジブちゃんや委員長に食べてもらいたいです♪」ニコニコ
ラフィエル「だってあの真面目なジブちゃんや委員長が私が注文した激辛わさびシューを食べてどのように顔を歪ま……表情が変わるか……」
ラフィエル「想像するだけで背徳的……」ウットリ
ラフィエル「楽しみでたまりませんね♪」テカテカ
ヴィーネ「ねえラフィ、堕ちていない?」
ラフィエル「大丈夫です、心配無用ですよヴィーネさん♪」
ヴィーネ(昨日のメロンパンの件……多分忘れているわね……)
サターニャ「ねえラフィエル、前に私が食べたのってどれなの?」
ラフィエル「……」
ラフィエル「秘密でーす♪」ニコニコ
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/02(金) 23:44:10.48 ID:kKxA/5cl0
ガヴリール「また辛い物系食わないとイケナイの? パスで」
ラフィエル「……?」
ガヴリール「昨日激辛のメロンパン、あれラフィエルが作ったやつでしょ?」
ラフィエル「あっ……」
ガヴリール「だから私とジブリエルはパスな、それかはずれじゃない奴食わせろ」
ラフィエル「む〜参加してくださいよ〜」
ガヴリール「二日連続罰ゲームみたいな辛い物を食うのはごめんだ」
ラフィエル「お願いしますお願いします〜」
ラフィエル「あっ、そういえば今月はピンチでしたよね? 参加してくれたらこれだけ私から差し上げますので何とか」
ガヴリール「仕方がない、するか、お前も参加だぞジブリエル」
天真「あの……私の意思……」
上野「これは……買収ですね!」
田中「金銭のやり取りを今、目撃ぃ!」
委員長「あまり金銭のやり取りは好ましくないと……」
ガヴリール「今月は本当にやばいんだ! だから今回だけは見逃してくれ!」
委員長「たしか、ガヴリールさんって一人暮らしよね……なら、今月危ないのであれば仕方がないね」
ガヴリール「委員長さすが!」
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/02(金) 23:54:19.21 ID:kKxA/5cl0
ラフィエル「ではこの中に一緒に入れて……では、私から」
ガヴリール「ちょっと待ってラフィエル」
ガヴリール「ジブリエル、ラフィエルが不正してないか見張ってて」
天真「あっはい」
ヴィーネ「ラフィ、あなた最初にあれで見て絶対安全なものを選ぼうとしているんじゃないでしょうね……」
ラフィエル「あはは……」
ラフィエル(ばれちゃいましたか)
サターニャ「遅いわよ私から先行くね」ガバッ
ラフィエル「あっそれは……」
ラフィエル(それは私が見た安全なシュー……でもサターニャさんですからはずれを引いても変わりないからある意味あたりですね)
サターニャ「何よ、早い者勝ちでしょ? つまり私は勝者! あなたたちは敗者って事ね!」
ガヴリール「どうでもいい、次私ね」
――――
――――――
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/03(土) 00:04:20.20 ID:eWoOFuNN0
――――――
――――
上野「じゃあ私はコレ!」
ガヴリール「最後に余ったやつ、ラフィエルが食べる奴な」
ラフィエル「はい」
ラフィエル「……」
ラフィエル(これ既に中のわさびのような緑色のクリームが生地の底についています……つまりはずれですね)
ラフィエル「では皆さん一斉に食べましょうね♪」
ラフィエル(いえ、一切口にしたくないです、これをほかの人が食べリアクションを取る所を私は見たいのに)
ラフィエル「……」
ガヴリール「なあ、さっきからどうしたんだ、固まって?」ニヤニヤ
ラフィエル「!」
ラフィエル(まさか最初からガヴちゃん図っていましたのでしょうか……だとしたら、ガヴちゃんにしてはやりますね)
ガヴリール「ちょっと失礼な事考えてなかったか?」
ラフィエル「いえ、何でもないですよ♪」アセアセ
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/03(土) 22:04:57.14 ID:eWoOFuNN0
ラフィエル「で、では一緒に頂きます♪」
ラフィエル(なぜ私なのですか! 私に当たっても面白くない! でも取ってしまったし……)
天真「あのラフィエル……それ、交換しましょうか?」
ラフィエル「え?」
天真「いえ、何か食べ辛そうな感じに見えましたので……」
ラフィエル「いいのですか?」
天真「シューの中身が分からないので、ある意味どれも同じです♪」
ラフィエル「ありがとうございます」
ガヴリール「おいジブリエル、余計な事すんなって」
天真「ガヴリールも周りに気を配らないとだめですよ」
ガヴリール「え? 私が悪いの?」
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/03(土) 22:39:27.36 ID:eWoOFuNN0
天真「では頂きます」パクリ
天真「!」ガタ
天真「お水くだしあ!」
ヴィーネ「はいどうぞ」
天真「」ゴクゴク
天真「ふぅ……何とかなりました……けど、何とかして食べなくては……」
委員長「からいぃ!!」
上野「あはは、委員長もあたりだね」
田中「ジブジブも全部食べるし委員長もファトだよ!」
ガヴリール(友達がこの状態でこの反応って鬼だな……)
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/03(土) 23:20:30.85 ID:eWoOFuNN0
サターニャ「なーっはっはっはっは! この勝負私の勝ね、ジブルエル!」
ヴィーネ「お店の中だから静かにして、サターニャ」
サターニャ「うぅ……とにかく私の勝ね!」
天真「いえ、勝負していないので勝ち負けは無いです」ヌヌヌ
ヴィーネ「激辛からしシューをどう処理するか格闘中だから、相手にされていないっぽいね」
サターニャ「勝負しなさいよー!」
ガヴリール「勝負狂かよ……」
サターニャ「……」ムゥー
サターニャ「」ヒョイ
天真「あっ」
サターニャ「あむ」パク
ヴィーネ「!!」
サターニャ「何が辛いのよ、普通に美味しいじゃない、よって私の2勝ね!」
上野「関節キッス、見ちゃった……」
田中「胡桃沢さん平然としてるね〜♪」
サターニャ「」ヒョイ
委員長「えっ」
サターニャ「あむ」パク
ラフィエル「あら、また食べちゃいましたね♪ 結局こうなってしまったのだ残念ですが委員長さんの普段見えない姿が見れてよかったです♪」ニコニコ
ヴィーネ(!! 人間と悪魔と天使の唾液的な粘液がサターニャの口内でケミカル!!)ハアハア
ガヴリール「ヴィーネ大丈夫? もう一発子守歌食らっとく?」
ヴィーネ「はっ……いえ、大丈夫よ、心配ないわ」
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 14:25:34.27 ID:N0/Niaxho
ヴィーネはガヴキチかと思ったら誰でもいい変態さんなのでした
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/04(日) 23:55:01.85 ID:NVBHZ7AZ0
サターニャ「なーっはっはっはっは! これで委員長とも1勝ね!」
委員長「うん、ありがとう」
委員長(私じゃ食べれなかったし……にしても間接キッス……)ポー
サターニャ「何言ってるのよ、悔しがりなさいよ!」
天真「私じゃ食べきれない辛さでしたから、ありがとうサターニャ」ニコッ
田中「でもまたまたやっちゃったね〜」
上野「天然っぽくやっちゃうのがすごいよね」
ラフィエル「まあ、これがサターニャさんの面白い所でもありますからね♪」
ヴィーネ「しにても大胆ね、私にはできないわ」
ラフィエル「トリップした時のヴィーネさんはもっと危ない方向に大胆に行ってしまっちゃっていると思いますよ♪」
ヴィーネ「?」
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/05(月) 00:09:04.80 ID:MUvhQuoW0
天真「あっガヴリール、クリームが付いていますよ?」
ガヴリール「ん? どこ?」
天真「唇の縁です、取ってあげますね♪」ズイッ
天真「ペロ」
6人「!!?」
天真「チュー」
天真「ペロ……チュップッ」
天真「はい、取れました♪」ニコッ
ガヴリール「……///」ポケー
天真「ガヴリ−ル? どうしましたか?」
上野「すごいの見ちゃいました……」カアア
田中「これは……」
ラフィエル「これは大胆にせめて行きましたね……」マッカッカ
サターニャ「な……ちょ……何やってるのよ……」
委員長(これはほぼキスじゃないの)カアア
ヴィーネ「すごっ……」マッカッカ
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/05(月) 22:45:37.51 ID:MUvhQuoW0
天真「ガヴリール、こっちにも付いていますよ」チュ ペロ
ガヴリール「」
――――――――――
ヴィーネ(上記妄想中)
ヴィーネ「おっしゃバッチコーイ!」
店員「他のお客様の迷惑になりますので店内での大声はご遠慮いたします」
ヴィーネ「はっ……あっ私ですか?」
店員「はい」
ヴィーネ「すみません……」
店員「……」スタスタ
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/05(月) 22:46:51.33 ID:MUvhQuoW0
>>198
思いっきり途中送信してしまった……
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/05(月) 22:53:03.64 ID:MUvhQuoW0
>>198
天真「ガヴリール、こっちにも付いていますよ」チュ ペロ
ガヴリール「やめぇ……」
上野「……ねぇ、私たちもしてみる?」
田中「うん……委員長も」
委員長「え!? 私も、ちょっ」チュー
サターニャ「何してんのよあんたたち……」
ラフィエル「あの……サターニャさん」
サターニャ「何よ?」
ラフィエル「……」メツムリ
サターニャ「はぁ、仕方がないわね」チュ
ラフィエル「サターニャさんっ!」オシタオシ
ヴィーネ「何よコレ……」
天真「ヴィーネ……」
ガヴリール「ヴィーネも……混ざる?」
――――――――――
ヴィーネ(上記妄想中)
ヴィーネ「おっしゃバッチコーイ!」ハアハア
店員「他のお客様の迷惑になりますので店内での大声はご遠慮いたします」
ヴィーネ「はっ……あっ私ですか?」
店員「はい」
ヴィーネ「すみません……」シュン
店員「……」スタスタ
ラフィエル「発作から戻ってよかったです♪」
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 23:04:26.23 ID:ljpaoNrNo
百合厨ヴィーネ(自分含む)
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 00:36:20.45 ID:kOVPU++10
サターニャ「ちょっとあんたたち大胆過ぎない? 場所分かっているの?」
天真「?」
ラフィエル「サターニャさんが正論を言っている……」キョウガク
ヴィーネ「ガヴ、ちょっと固まってないで、しっかりして」ユサユサ
上野「ガヴ〜? ガヴ〜?」ツンツン
田中「しっかりしろー死ぬなー」
委員長「キス……いやあれは間接キスだから……結局キスじゃない」
ガヴリール「……」
ガヴリール「はっ」
ヴィーネ「よかった、我に返ったみたいね」
ガヴリール「ジジジブリエル!? さっき何をした!?」カアア
天真「口の縁についていたクリームを取っただけですが?」
ガヴリール「その取り方が問題なの」カアア
ガヴリール「舐め取るとか何? 人前でしないでよ!」カアア
ラフィエル「まあまあガヴちゃん、ジブちゃんも悪気があってしているわけではないと思いますので♪」ニコニコ
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 00:58:56.90 ID:kOVPU++10
サターニャ「でも『裸で向かい合って身体を使って親睦を深めた』というだけあって、やることは大胆ね」
人間's「!!!??」
ガヴリール「誤解のある言い方やめて!」
天真「でもそれは真実」
ガヴリール「余計なこと言わない!」
委員長「そ、そこまで進んでいるのね……双子は」
上野「双子という事で体の相性ばっちりかもね」
田中「衝撃の事実!」
ガヴリール「あぁもう……それは昨日風呂に一緒に入っていただけだよ」
ヴィーネ「え? たったそれだけなの?」キョトン
ラフィエル「それはそれは……それでは確かにジブちゃんの表現方法は誤解を招いてしまいますね」
サターニャ「ふーん、そうなのね」ナットク
ガヴリール「それ以上の他意は本当にないからな」
ラフィエル「念を押しすぎるとかえって怪しまれますよ、ガヴちゃん♪」ニコニコ
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 01:03:34.85 ID:kOVPU++10
ガヴリール「はい、もうお終い! 料理ももう無いしさっさと会計してかえ……」
ガヴリール「そういえば……ジブリエル財布は?」
天真「ちゃんと持ってきています♪」フフン
ガヴリール「……中身は?」
天真「……」
天真「無い……です……どうしましょう……」
ヴィーネ「仕方がないわね、ガヴ達の分は私が払うわ」
天真「本当に申し訳ありません」ペコリ
ヴィーネ「いいのよ、いつものことだしね」
天真「いつもの事だかこそです」
ガヴリール「まあ気にしなくもいいと言っているしいいんじゃない、さっさと帰ろうよ」
ヴィーネ「あなたは少しぐらい気にしなさい」
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/06(火) 22:40:40.99 ID:kOVPU++10
ガチャ アザッシター
委員長「じゃあガヴリール、さようなら」
ガヴリール「んじゃ」
田中「またね!」
上野「また学校でね!」
天真「はい、また学校で」ニコッ
ガヴリ−ル「では私たちも帰りますかね、ネトゲのイベントやらないといけないからな」
ラフィエル「では私たちもいったん解散という事で♪」
サターニャ「まだ昼間だけどね」
天真「では皆さん、お疲れさまです」
ヴィーネ「ガヴはジブがいるから大丈夫だと思うけど宿題忘れないでね」
ガヴリール「まだ土曜だろ? 平気平気」ヘラヘラ
天真「では帰って宿題を済ませましょう」
ガヴリール「だから今日は土曜だって、気が早いよ」
天真「済ませましょう」
ガヴリ−ル「……」
ガヴリール「はいはい、分かったよ」
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 00:13:22.26 ID:jgPvU8IS0
天真「早く早く、帰りましょう♪」ルンルン
ガヴリール「お前……宿題がどれだけ楽しみなんだよ……普通ありえないだろ」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「ねえ、ラフィ」
ラフィエル「何でしょうか、ヴィーネさん」
ヴィーネ「千里眼、教えてくれない?」
ラフィエル「え……突然どうしましたか?」
ヴィーネ「ガヴとジブがいう『裸で向かい合って身体を使って親睦を深める』の本当の意味を知りたいのよ」
ヴィーネ「家に帰ったらきっと保健体育実技の予習をしているのよ、全く、うらやましい限りだわ……」
ラフィエル「そもそもヴィーネさんは天使ではありませんので思えられませんよ♪」
ヴィーネ「……マジで?」
ラフィエル「マジです♪」
サターニャ「ヴィネット、何か色々大丈夫? 今日様子変よ?」
ヴィーネ「いたって正常、頭はすっきりとしているわ、心配無いわ」
サターニャ「本当に?」
ラフィエル(色々めんどくさい事になる前に帰りましょうかね)
ラフィエル「では、私も先に帰りますね♪」ニコニコ
――――
――――――
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 10:08:57.17 ID:jgPvU8IS0
ガヴリール自宅――
ガヴリール「で、マジでやんの?」
天真「そうですよ、早くすませばそれだけ自由な時間も取れますし一石二鳥です♪」
ガヴリール「一石二鳥とは少し違うような」
天真「早くしましょう♪」ニコニコ
ガヴリール「……ちょっと待って」
天真「何でしょうか?」
ガヴリール「そもそも昨日が転校初日のお前に宿題は出てなかったと思うぞ」
天真「……」
天真「早とちりしてしまいました♪」テヘ
ガヴリール「なら私はネトゲするね〜」カチカチ
天真「ちょっと、私が教えますから早く済ませましょうよ」ユサユサ
ガヴリール「ならジブリエルがやっといてー」カチカチ
天真「それではガヴリ−ルのためになりません、やりましょうよー」ユサユサ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 12:15:33.96 ID:yZGxpfsnO
どこでジブのガヴLOVEスイッチが入ったんだ…
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 18:28:18.27 ID:vUa3Suv5o
>>208
割りと最初からイチャラブしてる気もする
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 21:54:57.50 ID:jgPvU8IS0
ガヴリール「あぁ! もう分かったって! やりゃいんでしょ!」
天真「はい、ではやりましょう♪」
ガヴリール「チッ、全く……確か宿題のプリントは……」ガサゴソ
天真「出しておきました、あとワークも宿題でしたから一緒に出しておきました」
ガヴリール「いつの間に……まあ、さっさと終わらしましょうかね、私のネトゲの為にも」
――――
天真「ここはこの公式を当てはめてですね」
ガヴリ−ル「あーはいはい、これね」カキカキ
天真「正解です♪」ニコニコ
ガヴリール(宿題一つでテンション高いな……)
――――
ガヴリール「……」カキカキ
天真「あっ、ここ違いますよ」
ガヴリール「どこが?」
天真「ここです、途中式間違っています」
ガヴリール「確かに、消しゴムは……」
――――
――――――
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 00:02:26.61 ID:ISTSt1F60
ガヴリール「よし、宿題終了!」
天真「はい、よくできました♪」
ガヴリール「小学校の先生か……」
ガヴリール「とにかくだ、これでネトゲができる」カチカチ
天真「さてと、洗濯物を干しましょう♪」
ガヴリール「……」カチカチ
ガヴリール「なあ、一つ聞いていいか?」カチカチ
天真「はい、何でしょうか?」
ガヴリール「一昨日、私がこうやって分身た所にジブリエルがその分身を実体化させて成功したじゃん」カチカチ
天真「はい」
ガヴリール「そんな器用な事が出来たのになんで神足通はパンツだけ飛んで行ったという失敗をしたんだ?」カチカチ
天真「いえ……ちょっち言いにくいのですが……確か去年の春に歩くのがめんどくさいという理由でガヴリールが神足通で学校へ行こうとした時、パンツだけ飛んで行った事がありました」
ガヴリール「あったか?」カチカチ
天真「ありました! その印象が相当強くて……神足通をしようとした時そのイメージがチラついて……」
ガヴリール「で、パンツだけ飛んで行ったと?」カチカチ
天真「はい……」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/09(金) 23:14:45.94 ID:ISTSt1F60
ガヴリール「ふ〜ん……」カチカチ
ガヴリール「お前にも意外とドジをするんだな」
天真「それはガヴリール自分自身の事も言っていますよ、天使学校にいた頃はドジをしても反省し糧にしましたよ」
ガヴリール「あぁ……確かにしたな」トオイメ
天真「昔を思いふけった顔をしないでください、まだ一年たっていませんよ」
ガヴリール「まあ、そうだな」カチカチ
ガヴリール「でもあの時のパンツ匂わなかったな、やっぱり私とお前は一緒だから匂いを感じられなかったのかな?」
天真「と、突然何を言っているんですか! それは忘れてください!」カアア
ガヴリール「忘れろと言われても忘れられないんだよなー、洗濯は?」
天真「あっと、忘れていました」タッタッタ
ガヴリール「……」
ガヴリール「よし、集中」カチカチ
――――
――――――
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 20:42:44.42 ID:tZtt+IP10
天真「ガヴリール、夕飯にしましょ♪」
ガヴリール「え? もうそんな時間? 時間経つの早いな」
ガヴリール「まあ、私は後から……」カチカチ
天真「♪」ニコニコ
ガヴリール「とはいかないな、これは……分かったよ」
天真「!」パアア
天真「今日も腕によりを掛けました! 食材も安い物を選びました!」
ガヴリール「ふ〜ん……」
ガヴリール「なあ、聞いていいか?」
天真「はい!」
ガヴリール「なんで今日も煎った豆があるんだ?」
天真「美味しいですよね、煎った豆」ニコニコ
ガヴリール「はぁ……まあいいか、いただきます」
天真「いただきます♪」
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/11(日) 21:49:49.93 ID:Mly+bE4W0
ガヴリール「ズズズ……」ミソシルノミ
ガヴリール(ん? 何だこれ?)
ガヴリール(豆?)
ガヴリール(そういえば……ご飯に……豆入っている)
ガヴリール(サラダにも……豆が)
ガヴリール「ねえ、ジブリエル」
天真「何でしょうか?」モグモグ
ガヴリール「何かさ……豆、多くない?」
天真「?」
ガヴリール「だからさ、豆全部入っているよね?」
天真「美味しいですよね♪」ニコッ
ガヴリール「うん、言いたいことは分かるけどさ……サラダに豆はまだわかる、味噌汁に豆はまだ許せる……ご飯に豆って何?」
ガヴリール「私ってこんなに豆好きだったの?」
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/11(日) 22:52:27.08 ID:Mly+bE4W0
天真「豆ってなんにでも会いますよね♪」
ガヴリール「いやいや、限度というか無理があるでしょ?」
天真「?」
ガヴリール「なんでも豆を入れたら良しじゃないよ」
天真「むぅ〜……料理って難しいですね」
ガヴリール「普通に作ってくれてらいいから」
天真「そうだ、では明日の晩御飯はガヴリールが料理を作って下さい! 私ガヴリールの料理食べてみたいです♪」ルンルン
ガヴリール「え!? 私が!? 私の方が絶対下手だよ、ジブリエルのほうが形になっているし」
天真「まだ明日のこの時間まで練習できます♪」ニコッ
ガヴリール「……どうなっても知らんぞ」
天真「楽しみにしていますね!」ワクワク
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 02:31:58.40 ID:W9rmVFw60
ずっと読んでいたい
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/12(月) 23:00:15.78 ID:g///4P2D0
………………
ガヴリール「ごちそうさまー」
天真「お粗末様でした」
ガヴリール「さてとっと……」カチカチ
天真「ガヴリー」
ガヴリール「一緒に風呂は嫌だぞ、狭い上にあんな羞恥プレイは二度と御免だ」カチカチ
天真「お風呂は毎日入らないといけませんよ、入りましょうよ♪」
ガヴリール「入らなくても死なないよ」カチカチ
天真「死ぬとか……そんな悲しい事言わないでください」シュン
ガヴリール「あーもぅ分かった分かった! これが最後だからな」
天真「やった♪」キャッキャ
ガヴリール「……ねえ、さっきの演技? このころの私って小賢しかったの?」
天真「いえ、演技ではありませんよ、本当に悲しかったのですから」
ガヴリール「まあ、兎にも角にも一緒に風呂は最後だからな」ハァ
ガヴリール(イベント進める時間が……)
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/13(火) 23:53:34.55 ID:zcxtcSzk0
ガヴリール「そうだ」ゴソゴソ
天真「何しているのですか?」
ガヴリール「風呂場にパソコン持っていけばいい話じゃん」ガサガサ
天真「どうしたのですか? パソコンを袋に入れて」
ガヴリール「どうだ! これで風呂場でもゲームができる!」
天真「さすがに無理があるかと……」
ガヴリール「うん、だよね」
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 00:13:59.84 ID:07w3b2Zw0
………………
ガヴリール「お風呂、狭い」ブクブク
天真「でもこの狭さ、好きですよ♪」
ガヴリール「私には分からないよ、その感覚」
天真「さて、身体を洗いましょ、ガヴリール」
ガヴリール「ジブリエル、今回はお前に洗わせないよ」
天真「そんなこと言って、身体洗わないつとかではないですよね?」
天真「前にも言ったと思いますが、心の汚れを取るにはまず体からと」
ガヴリール「私はジブリエルの汚れた部分からできた、つまりこの汚れは落としては駄目という事、私が保てなくなる」
天真「そんな言い訳して駄目です! さあ、身体洗いましょう♪」ヒザポンポン
ガヴリール「……あのさ、入る前に言ったよね? そんな羞恥プレイは二度と御免だって」
天真「?」
ガヴリール「だから膝の上に直接乗るのは恥ずかしいって」
天真「そんな逃げの言い訳を言っても駄目ですよ、身体洗いましょう♪」ヒザポンポン
ガヴリール「いやいや、言い訳じゃなくマジなんだけど……」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:30:13.69 ID:07w3b2Zw0
天真「むぅ〜……ではどうしたら洗わせてくれますか?」
ガヴリール「だからさ、ジブリエルが洗う事前提で進めないでよ、自分で洗うからさ」
天真「本当にですか?」
ガヴリール「だったら今洗うよ、そこどいて」
天真「では私は体の隅々まで洗っているか監視しますね」
ガヴリール「はぁ?」
天真「ですからガヴリールがしっかりと身体を洗っているか見ます!」
ガヴリール「じっと見られながら洗うのも恥ずかしいから見ないでよ」
天真「私が見ないとガヴリールが洗ったと証明できないじゃないできませんよね」
ガヴリール「もうそれでいいよ……いいからそこ交代」ザパー
天真「はい♪」
ガヴリール「よいしょっと」イスニスワリ
天真「ではこっちを向いてください」
ガヴリール「……」
ガヴリール「は?」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:43:02.43 ID:07w3b2Zw0
ライフェル宅――
ラフィエル「さてと、本日のやることはほとんど終わりましたので……あとは日課のサターニャさんを……」
ラフィエル(そういえば、ヴィーネさんも千里眼を習得したがっていましたよね)
ラフィエル(ガヴちゃんとジブちゃんの『裸で向かい合って身体を使って親睦を深める』の真相)
ラフィエル(……)ウズッ
ライフェル(こちらも面白そうですね……)
ラフィエル(今お風呂に入っているかどうかわかりませんが覗いちゃいまーす♪)
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 10:55:45.50 ID:07w3b2Zw0
千里眼発動……
ライフェル(あら? 部屋には誰も居ませんね……)
ラフィエル(出かけているのでしょうか?)
ラフィエル(ですが入口に靴はありますね)
ラフィエル(……それにしても、変貌したみたいに相当部屋が綺麗に……まるで建てて間もないみたいですね)
ラフィエル(それはそうとガヴちゃん達は……あっもしかしてお風呂♪)
ラフィエル(これは絶好のタイミングで来ちゃいましたね♪)
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 15:04:24.02 ID:07w3b2Zw0
ラフィエル(ではお風呂をのぞいちゃいま〜す♪)
ラフィエル(……えっと……これはこれは♪)
ラフィエル(髪が濡れて癖が無くなってどちらがどちらか分かりませんが……)
ライフェル(ガヴちゃん同士が向かい合っていますね……)
ラフィエル(湯船に入っているガヴちゃんがもう片方のガヴちゃんの身体を洗っている所を食い入るように見ていますね)
ラフィエル(洗っているガヴちゃんの顔も赤いですし……)
ラフィエル(……)
ラフィエル(私、ものすごい現場を目撃しちゃいました)ドキドキ
ラフィエル(まさに裸で向かい合って身体を使って親睦を深めていますね)ドキドキ
ラフィエル(ヴィーネさん、いま貴方が想像しているようなガヴちゃんのお風呂場で発生していますよ)ドキドキ
天真「……」ジー
ラフィエル(あら? 湯船のガヴちゃんが此方を……)
ラフィエル「!」センリガンカイジョ
ラフィエル「ばれちゃいましたかね……」ドキドキ
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 17:31:11.69 ID:07w3b2Zw0
あっ、ライフェルになっている
ラフィエルです
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 17:33:11.46 ID:07w3b2Zw0
ラフィエル「ですが……あれは言い訳ができませんよガヴちゃん、ジブちゃん」
ラフィエル「……」
ラフィエル「二人の空間とはいえ大胆でした」ドキドキ
ラフィエル(あの後どうなるかすごく気になりますが……これ以上見るのはイケナイような気がします……)
ラフィエル「取りあえずサターニャさんを観察しましょう♪」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 19:27:42.75 ID:uUWl+5s0o
とりあえずで観察されるサターニャwwww
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/14(水) 21:08:25.80 ID:07w3b2Zw0
ガヴリール宅――
天真「……」ジー
ガヴリール(ジブリエルがよそ見をしている間に)ゴシゴシザパー
ガヴリール「はい、体洗った、私は出るから」
天真「あっ、まだ肩まで浸かって100をしていませんよ」
ガヴリール「昨日しなかったよね!」
天真「いいから肩まで浸かって100数数えましょう、交代です」
ガヴリール「はぁ……わかったよ、んじゃ交代な」
天真「はい♪」ザパァ
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 21:10:57.48 ID:LvtC27vMO
ヴィーネ以上に欲望に忠実過ぎやしませんかねぇラフィさん
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 00:07:44.70 ID:gyQ+gwV50
天真「♪」ゴシゴシ
ガヴリール「……」ブクブク
天真「そういえば」
ガヴリール「?」
天真「ガヴリールは身体だけで髪は洗っていませんでしたね」
ガヴリール(げっ、いらない事をまた……)
天真「ですから、私が身体洗い終わったらガヴリールの髪洗ってあげますね♪」
ガヴリール「だからいくらなんでも子供ではないからそれぐらいはできるよ」
天真「駄目です、洗ってあげます」
ガヴリール(世話好き通り越して過保護だよ、私ってもともとこんなに過保護だったの?)
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:05:32.69 ID:gyQ+gwV50
ガヴリール「ねえ、なんでそこまで私に過保護なの?」
天真「?」
ガヴリール「だからなんで私にだけベタベタするの?」
天真「あっ、すみません……迷惑でしたか?」
ガヴリール「うん、正直迷惑」
ガヴリール「で、何でなの?」
天真「……私の意識がガヴリールの中に半年以上いたことはわかっていますよね」
ガヴリール「うん」
天真「その間外はどのようなことになっているのか、ガヴリールの目を通して見ていました」
天真「ですが外の情報はその『視覚』からしか得られませんでした、つまり五感で視覚以外に無かったのです」
天真「ですから……人肌が恋しかったと言いますか……すごく寂しかったと言いますか……」
天真「ラフィエルやヴィーネ、サターニャにすると迷惑が掛かりますので……」
天真「そこで私自身……つまりガヴリールだったらと思いまして……」
天真「すみません迷惑をかけてしまい、もうしませんので」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:11:19.79 ID:gyQ+gwV50
ガヴリール「……」
ガヴリール「あーあ、髪洗うのめんどくさいなー」
天真「!」
ガヴリール「私髪長いから手動かすのしんどいわー、ほんと誰か洗ってくれないかなー」
天真「ガヴリール……」
ガヴリール「私の気が変わらない内にさ……ほら早くしなよ」ボソッ
天真「……」
天真「はい!」パアア
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 22:16:52.14 ID:gyQ+gwV50
ラフィエル宅――
ラフィエル「さてさて、本日のサターニャさんは♪」センリガン
ラフィエル「……あら? サターニャさんの家にヴィーネさんもいますね……何か話し合っているように見えますね」ムムム
ラフィエル「千里眼は遠くを見るだけですから音を聞けないのが欠点ですね……」
ラフィエル「今度天界に戻った時遠くの音が聞こえる術が無いか調べてみましょうかね」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/15(木) 23:01:07.72 ID:gyQ+gwV50
サターニャ宅――
ヴィーネ「ラジコン型超小型カメラとかもってない?」
サターニャ「ヴィネット、いきなり来て何言い出すのよ……持っているけど……」
ヴィーネ「私はある一つの真実を知りたいのよ」
ヴィーネ「ガヴとジブが言っていた『裸で向かい合って身体を使って親睦を深める』という真実をね」
サターニャ「それを知ろうとするのはいけない事だと思うわ」
ヴィーネ「もしかしたらガヴリールの弱点も見つかるのかもしれないわよ」
サターニャ「その話、乗るわ」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 11:14:54.88 ID:RsSfyyaJo
ガヴがマトモに思えてくる不思議
これが相対性理論か
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